成田空港への着陸便の飛行高度変更に伴う騒音測定結果について
一レイクス付近での一部航空機の着陸高度引き下げ一


平成18年11月2日
成田国際空港株式会社


1.目的
 レイクス高度変更に伴う航空機騒音の影響の変化を把握するため高度変更前、後の騒音調査を実施した。

2.調査内容
(1)期間高度変更開始前:平成18年5月19日-5月25日 高度変更開始後:平成18年7月15日-7月22日(7月19日は悪天候のため未実施)(2)調査方法環境庁(現環境省)が定めた測定基準に基づいて原則運航時問帯の6:00-23:00まで航空機騒音測定を実施した。
(3)調査地点1・資料A


3.調査結果
(1)空港北側から着陸する便のうち6,000フィート以上を4,000フィート以上として運航した時間帯の状況
 資料Bの「時間帯別の着陸高度引き下げの状況」に示されるとおり、午前は7時台と8時台、午後は1時台、2時台及び3時台に集中した。


(2)着陸便の一部の飛行高度の変更前1週間と変更後1週問の騒音測定結果について
 資料Aに示すとおり、着陸便の平均騒音値については、大きな変化はみられなかった。
(3)変更前1週間、変更後1週間の飛行コースの状況について
 資料Cに変更前1週間、資料Dに変更後1週間の飛行コース状況を示す。

 変更前はレイクス付近から6,000フィート未満に高度を引き下げていたが、変更後は一部の航空機がその手前から6,000フィート未満に高度を引き下げている状況がみられる。飛行コースの面的運用については、変更前と後ではその分散の状況について、特に変化はみられなかった。



成田国際空港株式会社との一問一答

会社「高度変更実施前よりも実施後の方が騒音値が高くなったのは前の測定期間の方が風が強かったためと考えられる。周りにある固定局の測定値も調べてみたら、同じ傾向だった。そこで、『大きな変化は見られなかった。』とした。」

岩田「実際に変化があったかどうかは、今回の測定のみでは判断できないのではないか。継続していかないと分からないと思う。」

会社「理論的には大きくなるはず。測定点で測定中におおよそ『真上』(目視で仰角60度以上程度)を通過した航空機の騒音を比べてみると、実施後の方が高くなっている。」

岩田「我々も出来る範囲で比較をしてみたいので、測定データを見せて欲しい。」

会社「それは出来ない。気象条件などを差し引いた騒音の比較は難しい。」

岩田「確かにそうだが、真上近くを通過した航空機同士を比較する事は出来るし、無駄ではないと思う。」

会社「飛行コースが分からなければしょうがないではないか。」

岩田「相談センターで航跡図を丹念に拾えば分かるはず。」

会社「いや、あのデータは1ヶ月で破棄される取り決めになっているので、もう分からない。」

岩田「初めて聞くが、どこの取り決めなのか。データはどこかには残っているはずだ。」

会社「国土交通省との約束ではないか。データはどこにも残らないと聞いている。」

岩田「『真上』のデータは残っているのか。残っているのなら見せて欲しい。」

会社「あるが、出せない。」

岩田「どうして。」

会社「データが一人歩きしては困る。」

岩田「データ自体はものを言わないし、歩かない。改竄されなければ、問題はないはず。今後はどうするのか。」

会社「固定局のデータを監視していく。住民から『うるさい。』との指摘があれば、1週間測定も検討するが、1カ所100万円もかかる。」

岩田「共生の担当者が金儲けの事を考えるのはおかしいのではないか。お金がかかっても、やるべき事はやると言う姿勢が必要だ。」

会社「住民からは『うるさくなった。』との苦情は来ていない。どうして、問題にするのか。」

岩田「レイクスポイント付近で現状が70dB程度としても、2dB・3dBであっても大きくなれば、睡眠など人体への影響はある。だから、自治体での騒音迷惑防止条例などは昼間65dB、夜間60dBが規制基準になっている事が多い。」

岩田「4000フィートの利用率についての統計はこれからも取るのか。とるのなら、公表するのか。」

会社「統計は取り、公表する。」

以上

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