LUX K-05 破壊しました!



ようやく記事にしようと思います。
過去にない痛手でした!
貴重な財産を食い潰しました。
ラックスさまスイマセン。


箱入りで購入しましたが・・・、
天板は錆びていて、前ユーザーが長い間放置。
やはり何か理由が?

そこそこ高い値段で購入。
ラックスのカセットって、本当のところどうなの?



まずコイツが逝ってました。
オーマイガッド。
片チャンネルが全く聞こえません。
コイルの断線です。
でも何でそんなことに?

それはデスね・・・
自動の消磁装置が付いてるから。
電源をONすると毎回5秒程度,
ヘッドに高い電流を流すのじゃ。
これが何回も繰り返されてアウト。
故障回路を内蔵した変態カセットですな。



どうしたらよいか?


まあ、こんな感じでしょうか?
TEACのV6030のヘッドがサイズ的に合いました。
ただし、
ラックスのヘッドは手合わせです。
再生ヘッドと録音ヘッドの位置を合わせから固定されます。
大変手間がかかっていますね。ドコーダー製でしょうか。
ヘッド自体の性能はTEACの方が良いと思いますが・・。



取り付け穴の位置が違います。
ポン付けは無理です。
やすりで丁寧に削ります。

問題はパンツです。

これがスッポリ嵌りません。
薄く加工して何とか収まるようにしました。
しかしパンツって本当に意味があるんですか?
ハーフに対してきちっと当たらないと厳しい!




こんな感じで移植手術をしました。
ラックスのシールも貼り換えて置きました。
インチキです






ていでにメカも見ましょう

非常にシンプルです。
故障は少ないでしょう。
でもアジマスはズレそうです。
リールは、早送り・巻き戻しがギア駆動。
再生だけローラー駆動です。これは合理的です。




キャプスタンはDDドライブ。
リール駆動、メカ駆動用には、2個モーターを搭載しています。
シャーシは剛性が高そうです。





さてこれで再生できるようになりました。

でもまだ変ですよ。

メーターが壊れてる。
オリジナルのモノなど何処にもありません。
こうなったら作るしかありません。
変体メーター作成へ

似たようなモノを買ってきました。
左下が、壊れたラックスのメーターです。
横長ですね。
さあ、変体化できるでしょうか?




表面だけバラします。
買ったメーター裏のプラスチックをちぎります。


合体化。


カバーを取り付けて完了


こんなかんぢで完成。

良く見ると針の長さが違いますねえ。
変体メーターですからしょうがありません!



ここらで回路を追っていきましょう。
まずは一番知りたい、再生AMP。
金属のシールドに入ってます。
初段はFETの差動入力です。
オフセット調整があります。
2段目もトランジスタの差動ですね。
ここらは手抜かりがありません。

しかし高域の調整ボリュームが見当たりませんが。。


実はスイッチの組合わせで高域の減衰を決めていきます。
CR式なのでしょうか。ボリュームを嫌ったのでしょう。
しかし元のヘッドとTEACヘッドで高域がかなり違います。
TEACの方が断然高域特性が良いでのです


お次はドルビー回路。
これだけで1枚の基板になっています。
集積度は低そうです
レベル合わせ等のボリュームがあります。



ここまできて、
録音がうまくいかないことに気づきました。
さてっ、
何処が悪いか?
回路を1つづつたどっていきます。
なんと変なICのところで音が途切れています。



カセットの録音イコライザ等をワンパッケージ化したICです。
ALPINEカーステレオとかに使われているようようです。
もちろん高級機なので一部の機能のみしか使っていません。
最初はIC自体を疑ったのですが、
フィルムコンがパンクしてました。
この種のコンデンサが壊れているのは2回目です。
もしかすると電解よりも寿命が短いかも>?



以上で、録音・再生は完了です。
音質はこれといって文句はありません。
ただ高域がどうしてもTEAC調です。
ヘッドがパチモンだから。
うん残念!



そして、最後の不具合、
自動バイアス・イコライザ・レベル機能がうまく働きません。
エラーを出して停止。
ここは素人では修理できません。
なんとなればデジタル回路で組んであります。
ところが、
海外のサイトにサービスマニュアルが落ちてました。
2000円程度でしたのでエイやxとポチってしまいました。
英文ですので解読が難しい。
ドルビーレベル、録音レベル、オート機能、その他全てを調整しました。
これで1週間。
もうダメ。
でもダメ。
やはりダメ。
ギブアップです。


こんな基板も付いてます。
何をするものでしょう?
メタル・クローム・ノーマルそれぞれの
1・7・15KHzレベル合わせする回路。
ヘッドとテープの個体差を無くすため。
こんなこともしてたんですね、ラックスさん。
無駄な努力と思いますが・・。



だんだん苦戦模様になってきました。
自暴自棄というやつですか。
電源基板の下にデジタル回路が入っています。
オート機能をつかさどる心臓部。
これをいじった後、電源基板さし間違えました。
こんなコネクタなのでどの位置でも入っちゃうんですよね。




一気に昇天しました。
さようなら。
デザインは素晴らしくカッコ良かった。
音もまずまず。
メカも良し。
オート機能だけダメ。
今は全てダメ。
忘れないよ、君と一緒に楽しんだことは。
1ヶ月以上も。


カセットの原理や調整方法を
色々と勉強させてもらいました。
合掌。

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