あなたの傷は、いったいいつ出来たのでしょうね。
あなたの気付かないうちに? それとも何かがきっかけで?
もしかしたら、たくさんの後悔を背負っているかも知れないあなたも、
そうでない、言い様のない寂しさを背負っているあなたも、希望を捨てないで下さい。
もし、希望をあなたが失ったとしたら、あなたの先にあるものはなんですか?
逆に、あなたの欲しかったモノはなんですか?
あなたの望む、希望とはなんですか?私にも、希望を失った頃がありました。
未来などいらないと、思ったことがありました。
その瞬間、毎日訪れる朝は、意味のない時間の繰り返しで、
なぜ、私がそこに居るのかさえわからずに、
朝も、昼も夜も、時間の流れなど、意識するに値しないものになりました。傍らを通り過ぎる人々を、私とは住む世界が違う人間なのだと思い、
神などという存在を、信じてもいないのに恨むことしか出来ず、
不平不満だけは、人一倍言える力がありました。何か楽しいことがないかな。
何か、いいことが起こらないかな。
もぉ、どおだっていいけど。なんて思いながら、本当は、うらやましかった。
笑顔で過ごす人々が、悩みなく見える人々が、うらやましかった。
毎日を、笑って過ごせる、悩みなどないと思いながら過ごせる時間が、
本当は、欲しかった。そんな自分でないことが、嫌でたまらなかった。
存在価値などないと思うのは、自分にいいことなんて何もないと思ったから。
「どうして自分だけ」なんて、悲観的に思ったこともあった。そう、それこそ、自らの命を絶つことなんて、
当たり前のように解決策のひとつだと思っていた。だけどね。
そんなことはないのだと、今は思える。私にラッキーが訪れたのではない。
誰かが与えてくれたのでもない。
その頃の私と、今の私には、何も変わりがナイと言えばナイ。
だけど、今は笑って毎日を過ごす私がいる。
毎日を楽しいと思える私がいる。
生きることを望み、しあわせを感じて時間を過ごすことが出来る。
それは、何ひとつ変わらない私の中で、何かを変える事が出来たから。
あなたにだって、出来るよ。
もし、あなたが、こころに傷を背負っているなら、
もし、あなたが、その傷に付ける薬を探しているなら、
その薬の在りかを教えましょうか。
あなたの迷っている道の出口を教えましょうか。まず、あなたはナゼ哀しいのですか?
ナゼ、悩むのですか?
原因や、材料は、あなたの外にあるかもしれません。
だけど、それは、あなたを傷つけるきっかけです。
傷ついているのは、他の誰でもない、あなたの心。
誰かのきっかけによって、痛みを感じている、他の誰でもない
あなた自身の心です。あなたが、痛いと感じて、いつまでも傷を放置して、
あなたの望む幻の薬が見つかるまで、血を流し続けている以上は、
心は癒されません。だから、薬が欲しいのだと、あなたは言うかも知れません。
あなたにとっての薬とは、なんですか?
どうすれば、癒されるのですか?
薬は、どこかに落ちているものでも、誰かから購入するものでもありません。
あなたの傷は、誰よりも、あなたが一番痛くて、
あなた以外に、その傷の痛みを理解できる人などいないのです。だから、他の誰かに、それを癒すための薬など、作れるわけがないのです。
誰かの傷と比較して、上だ下だと自慢しあってもキリがありません。
それぞれの傷の痛みは、その本人にしかわからないのです。
あなたの痛みを一部始終、誰かに語ったところで、理解したようなことを言われて
なおさら虚しい思いをするのはあなたでしょう。
毒を吐き出して一時の痛みを除いても、傷はふさがりませんよ。無理矢理に、痛い傷に薬を塗らなくても、自然に治ることもあります。
手の届かない、幻の良薬を求めなくとも、手に入る良薬で充分かも知れません。肝心なのは、早く、治療を開始すること。
少しでも、早く痛みを取り除くこと。では、ありませんか?
あなたが、こころが痛いと言うことを、誰も望んではいないでしょう。
もちろん、顔も、名前も知らない私だって、そう、思います。
誰よりも、あなた自身が望んでいないはずです。
早く、笑って青空を仰ぎたいと…。誰かを、恨むことより。
何かを、悔やむことより。
手に入らない何かに執着するより。
自暴自棄になるより。
傷を、そのままにしているよりは、少しづつ、何かを初めて欲しいのです。あなたが、自分の人生を楽しいと思える状況は、どんなものですか?
ほんのささいな夢でいい、大きすぎる夢でもいい、
なにか、あなたの望むものを見つけてください。
望むことで、苦しくなるような事は、考えないでください。
少しでも、今の状況よりは、あなたが楽しいと感じられるものを望んでください。
小さな小さなことでかまわないから、何か、一歩を踏み出してください。
こころの傷を眺めるよりは、少し、視線をそらしてください。
道端に咲く、草花を見つけられるくらいの速度で歩いてみてください。
今日の雲は、どんな形をしているのか、
今日の夕陽はどんな色をしているのか、
窓を開けて、新しい空気を取り込んで、
あなたの体の中にも、大きく息を吸い込んでみてください。見逃した、あの映画を見てください、
気になっていた、あの本を読んでみてください、
無邪気に遊ぶ子供に、昔の幼い夢を思い出してください。今のあなたに、あなたは満足していますか?
満足していないと言うでしょう。
私だってそうです、笑っている毎日にも満足しないほど、
もっともっと、向上心を忘れないあなたでいて欲しいのです。あなたのこころは、あなたにしか見えません、
あなたですら見失うこころを、まわりの誰かに変えることなど出来ません。
出口は、あなたの中にあります。
あなたが、出口までの道を選ぶのです。ゆっくり、ゆっくり、遠回りして、みちくさをしてもかまいません。
少し強引に、最短距離で走っていってもかまいません。
あなたが楽しいと思えることが、出口への第一歩だと思います。
少しづつでいいから、歩き出しませんか?
こころが、痛いと感じなくなるその出口まで、
少しでも近づきませんか?あなたが、一番望んでいるのは、
あなたが毎日を楽しんで生きることではありませんか?あなたが楽しいと思うことは、あなたにしかわかりません。
あなたが苦しいと思うことも、あなたにしかわかりません。
あなたの笑顔は、あなたが作るのです。
いくらまわりがくすぐったって、あなたが笑う気持ちじゃなければ
笑顔にはつながらないのです。笑って下さいね。
1日に、ほんの少しでも、あなたの目が、その傷からそれることを望みます。
1日に、ほんの少しでも、あなたの顔がほころぶことを私は願っています。
いつの日か、あなたのこころにやさしさや、強さがみなぎることを、
あなたが、自ら素敵な出来事に気付けることを、どこかの同じ空の下で、
私は祈っています。
どこの誰かは知らなくとも、あなたの傷を知らなくとも、
きっと、祈り続けています。
いつかの私のように、あなたが出口を見つけられるようにと…。ここに載せた私の言葉が、少しでも、あなたのこころの地図に役立てばいいと思っています。
どうか、希望を捨てないで。