Military

艦艇一般公開(21日、横須賀)

10月21日、観艦式にともなう艦艇一般公開を見学するために横須賀を訪れました。

で、レポートを書くにあたって、あらためて画像を見返してみたんですが、細部のアップ画像とかは多いのですが、以外と艦の全景を撮っていないことに気が付いてみたり。

艦艇の画像を撮るときは、なるべく全景と細部の両方を押さえるように心懸けているのですが、今回は長期旅行の疲労故か、それとも観艦式の高揚感に呑まれたのか、あまり判りやすいとは言えない画像が多くなってしまいました。ご了承ください。

ミサイル護衛艦「ちょうかい」

まずは、ミサイル護衛艦「ちょうかい」に乗艦させてもらいました。

一般には、護衛艦と言うよりもイージス艦と呼んだ方が通りが良い艦ですが、それだけに一般公開の人出も多い艦で、私はあまり「こんごう」型護衛艦の艦内を見学したことはありません。艦橋や操縦室といった、他の艦では定番の場所を見せて頂いたのは今回が初めてでした。

操縦室でも少し乗員の方とお話させて頂いたのですが、「ちょうかい」のガスタービンは4基同じ型式なので、特定の個体を巡航機とブースト機に割り当てることをせず、使用時間に応じて切り替えているとのこと。

そういえば、先日、訓練支援艦「くろべ」を見学したときに気が付いた、フェーズドアレイ・レーダーのアンテナ面の注意書き。気になって、「ちょうかい」でも探してみましたよ。

お〜、あります、あります。八角形のSPY-1Dのパネルの上辺と下辺に「DO NOT PAINT THIS SURFACE」と書かれています。こっちの注意書きは「くろべ」のそれと違って英語。やっぱり、洋モノですねぇ。

護衛艦「たかなみ」

続いて、最新鋭の汎用護衛艦である「たかなみ」へ。

前部甲板の127mm砲が印象的な「たかなみ」です。今回、艦上では主にE-17-14mm F4.0の組み合わせで撮影したのですが、前玉の突出が大きいレンズですので、逆光気味になるとゴーストが結構出ます。

逆光耐性という点では11-22mm F2.8-3.5の方が優れていると思いますし、薄暗い艦内では明るい11-22mmの方が有利。ですが、やはり35mm版換算で14mmの画角は圧倒的。流石に広角系のレンズを2本持ち歩く訳にもいきませんし、なかなか悩ましいところです。

艦橋と操縦室を見学して、後部のヘリ格納庫に回ってみると、新型哨戒ヘリのSH60Kが! 一護群の5隻のDDは改装を終えて、搭載機を換装済みとのこと。「しらね」は現在定期検査中ですが、部隊に復帰すれば搭載機が変更されるのでしょうね。

SH-60JとKは同系列の機体ですが、データリンクや火器(60Kはヘルファイア対艦ミサイルの運用が可能)などに相違があるので、「載せるだけ」ならともかく、「運用する」ためには、艦側にもそれなりの改修が必要だそうです。

なお、この日の「たかなみ」は、ヘリを格納庫に入れていたので、翌日、ヘリを甲板に引き出した画像も掲載しておきます。

着艦拘束装置のレールを2条備えて、ヘリの複数機運用に本格的に対応した「なみ」型護衛艦ですが、こうしてみると格納庫のサイズにはほとんど余裕がないのがわかります。

インド洋に派遣されている艦は、冗長性を確保するために2機のヘリを持って行っているとのことですが、きっと運用にも苦労があるんでしょうねぇ…。

ミサイル艇「くまたか」

ミサイル艇も一般公開されていました。この日は「くまたか」。

桟橋の護衛艦にめざしで着けていたのですが、流石に乾舷の高さが違うので、舷梯は護衛艦の上甲板からミサイル艇の01甲板に架けてありました。

ミサイル艇の艦橋を見学させてもらうのは初めて。

普通の護衛艦の艦橋の場合、椅子が用意されているのは艦長や司令だけなのですけど、ミサイル艇は着座での操艇が基本のようです。高速艇ですし、立っての作業は危険なんでしょうね。椅子にも四点式のごっついシートベルトが用意されていました。

艇のサイズのためか、速度優先の船形のためか、波が穏やかな港内だというのに見学中も随分と揺れを感じました。乗員の方も「酔い止めは欠かせません」と言っておられたので、荒天のときや高速発揮時はすごいんでしょうねぇ。「掃海艇経験者は、割と強いですよ」ということなんですが。

そんなハードな環境のミサイル艇ですが、海図台の暗幕が密かな萌えポイントでした。錨の刺繍がお洒落です(笑)。

ミサイル艇ということで、主武装は対艦ミサイルのSSM-1B。後部甲板に3基が搭載されていました。

発射筒の外側の表記を見ると、「飛しょう体 667kg」「発射筒本体 350kg」という表記が。やはり、弾頭重量が大きく、射程の長い大型ミサイルだけに、かなりの重量があります(ミサイル本体の半分なんで、以外と発射筒も重いですね)。コレって、ミサイルのジェット燃料込みの質量なのかな? 発射筒にも燃料注入口があるんで、艦艇に据え付け後に燃料を入れるのではないかと思うのですが、ちょっと気になりました。

そんな対艦ミサイル発射筒の裏側に温度計が装備(?)されていました。乗員の方は「温度が上がりすぎるとミサイルに良くないんで」って言ってましたが、チェックはこんな温度計で良いんでしょうか?(笑)

ステルス対策艇ということで、船体形状や76mm砲のシールドといった部分が角張った形状になっている「はやぶさ」型ミサイル艇ですが、ハンドレールまで断面は四角形で、面が垂直線から45度の角度になるように取り付けられています。多分、コレもステルス対策なんでしょうねぇ。

5隻目のイージス艦

観艦式ということで多数の艦艇が在泊していた横須賀港ですが、そんな中でとりわけ注目を浴びていたのが、海上自衛隊が密かに建造していた5隻目のイージス艦。そう、佐世保で建造中の「あたご」は実は6隻目のイージスなのです!

…とまぁ、戯れ言はここまでにして、当日、小さなお子様方に人気だった「ちびしま」。コレが本当のミニ・イージス艦ですな。建造(?)は横須賀地方総監部あたりでしょうか? デフォルメされたスタイルがお見事。私は見なかったのだけど、主砲の砲身も可動するそうで。プロペラガードまで再現されていたり、艦番号が「1.74」だったり(本家のイージス艦「きりしま」は「174」)、良い仕事してます。

で、その良い仕事をした皆様に謝罪を。最初にこの艦を見たとき、思わず「掃海艇のデフォルメですか?」とか聞いてしまったのは私です…。いや、名前が「○○しま」だったし、観艦式には「きりしま」は参加しないしで、すっかり頭から抜け落ちていて…。やっぱり疲れていたんだな、きっと…。