Military

「マッキャンベル」新潟入港

2008年7月11日、米海軍のアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦マッキャンベルUSS McCampbell DDG-85)が新潟県聖籠町の新潟東港に入港。14日まで寄港しました。

11日の入港は仕事の都合で見に行けませんでしたので、14日の出港の様子を撮影してきました。

例によって朝の出港でしょうから(実際に9時でした)、前日夜に新潟市まで移動して、新潟東港近くの道の駅・豊栄で仮眠。

朝5時に起床して、朝食を済ませると艦の着岸位置を確認するために移動を開始します。

南埠頭付近から見渡すと、東埠頭のあたりにアーレイ・バーク級の特徴的なマストを発見。そちら側に回ってみると、案の定多数の立て看板が。曰く、「米艦の一般公開は行っていません」「関係者以外立ち入り禁止」「左折できません」etc.etc.…。

しばらく思案した後に、やはり西側の中央水路岸壁から撮影することにしました。工業港である新潟東港は周囲にプラントが多く、立ち入りが(物理的に)規制されている所ばかりでなかなか撮影が思うようにいかないのが辛いところです。

移動途中、福島潟放水路の仮設橋上から対岸のマッキャンベルを撮影。

曇りで光量が少ない上に、前日夜から続いた雨で湿度が高く、遠距離の撮影はコントラストが低くなりがちなのが厳しいです(画像は、後処理でコントラストを上げています)。

午前7時前に撮影予定地に到着。少し仮眠を取った後に三脚を展開。準備を開始します。

天候は曇り時々雨で、時として雨あしがかなり強くなる時間もありました。こういうときは、Eシステムの耐候性の高さが本当に有り難いです。

7時半を回ったあたりで、海上保安庁の巡視艇と、県警の警備艇が相次いで到着。上空ではヘリの哨戒も始まりました。

午前8時過ぎにタグボートが姿を現します。

私のいる位置からだと、岸壁の施設に視界を遮られて、艦をほとんど見ることができません。

午前8時半過ぎ、ようやく艦が全容を見せました。

舷側には乗員が整列しています。

艦首甲板右舷側に、2基のシールド付き単装機銃が確認できました。

タグが離れ、面舵を取って中央水路を直進してきます。

雨あしが強くなってくる中、マッキャンベルが近づいてきます。

等倍画像で確認すると、艦首甲板で左舷に向いている機銃座はやはり2基ですが、艦首先端にある銃座はほぼ中心線付近にあるようで、配置は左右非対称になっているようです。

また、艦橋基部にある銃座はシールド形状が他と異なっているのが確認できます。以前、カーティス・ウィルバーの時に見たように、艦橋基部の銃座は2丁の銃をマウント可能なようになっているのかも。

船体中央部をクローズアップで。

25mm機銃座や、短魚雷発射管はカバーが掛けられていました。

後部にのみ、CIWSが搭載されています。光学照準システムを持つバルカンファランクスのBlock1Bのようです。

最近の米海軍のミサイル駆逐艦は船体後部側のみCIWSを搭載しているようですが、あるいは対空目標よりも自爆ボートなどの水上目標への対処(1)が念頭におかれているのかもしれません。

艦尾のヘリ甲板には、艦首部同様にシールド付きの単装機銃が配置されています。

格納庫近くの左右両舷に各1基、中心線からやや右寄りの艦尾に1基の、計3基が装備されていました。

午前9時、予定通りに「マッキャンベル」は出港していきました。

この直後、雷を伴って、雨が激しく降り始めました。ギリギリ、出港まで天気が(許容範囲の雨で)持ってくれたのは、ある意味幸運だったと言えそうです。

今回も何カ所か当たってみましたが、新潟東港はなかなか撮影に適した場所がないのが悩みどころです。今回の東埠頭は、少し奥まった位置にあるので、なおのことアングルの確保に苦労しました。

…ひょっとして、米海軍の艦艇が何度も入港してるのって、埠頭によってどういう警備体制を取らなければいけないか、というデータ取りの意味もあるのかもしれませんねぇ。

1:水上目標への対処

マッキャンベルの大口径火器の配置は、艦首に主砲、両舷に25mm機銃となっており艦尾側に指向可能な火器がありません。

後部のファランクスBlock1Bは、艦尾側の対水上火力を補填する意味があるのではないかと推定するのですが、実際どうなんでしょう?