Military

陸上自衛隊広報センター スプリングフェア

陸上自衛隊広報センターに展示されている90式戦車の試作車

2009年2月15日、東京都と埼玉県の境にある陸上自衛隊広報センターを訪問しました。

2月の14、15日とスプリングフェアが開催されるとのことで、普段、あまり陸上自衛隊のイベントには行かないので、広報センターも訪れたことがなく。折角の機会ですし、行ってみることにしました。

広報センターの最寄り駅は、東武東上線の和光市駅。事前の経路検索の結果、新幹線を大宮で降りて、JR埼京線、JR武蔵野線、東武東上線と乗り継ぐことに。ううむ、ややこしい。

和光市駅で降りた後も10分やそこら歩かなくてはいけませんし(しかも、最寄り駅からの案内の看板もほとんどない)、広報センターの立地としてこの交通の便の悪さは少々拙いのでは…。別に都心の一等地に建てろとは言いませんが、もう少し利便性の良い場所を選ぶべきだとは思います。

ようやく辿り着いた広報センター、玄関ではイラク派遣仕様と思わしき、軽装甲機動車が出迎えてくれます。

広報センターでゲートガードとなっている軽装甲機動車

さて、開館まではあと30分ほどありますので、時間をつぶそうと周囲を見ていると献血車が来ています。

例年だと、年に1回くらいのペースで献血しているのですが、去年はいろいろとタイミングが悪くて献血してないんですよねぇ。聞けば、献血すると、今日のフェアの体験喫食券(豚汁)を貰えるとのこと。これぞ一石二鳥ということで400cc献血して券をゲットした後、広報センターに入館しました。

広報センターは鉄筋2階建て。メインの展示スペースは2階までの吹き抜けになっていて、回廊で上から見下ろせるようになっています。

AH-1S対戦車ヘリコプター

屋内の展示ゾーンのメインは、90式戦車の試作車と、AH-1S対戦車ヘリコプターでしょうか。

他にゲーム感覚の射撃シミュレータやフライトシミュレータなどもあって、子供たちが順番待ちの行列を作っていました。

展示は全般的に文章量を最小限におさえて、ビジュアルや体験を重視する方向にふられているようです。

これはこれで判りやすいのですけど、やはり個人的には少々物足りなさを感じるのも事実でして。部隊の沿革やら、装備品の運用方法の変化やら、解説するスペースがあっても良いのではないかとも思いました。

  • 戦車砲弾の展示
  • 90式戦車用砲手用照準潜望鏡
  • 各種銃器の展示
  • 戦闘装具の展示。ちなみに、真ん中のモデルは「中の人」入りでして。たまに動いてドッキリ係をやっていました。

展示スペースを抜けた中庭では、豚汁の体験喫食ということで、折りたたみ式のテーブルも多数出されて皆さん食事の真っ最中。

早速、私も配給の列に並んで豚汁を頂きました。

陸上自衛隊仕様の豚汁

自衛隊の食事を頂くのは中越沖地震直後の炊き出し以来。

美味しく頂けましたのですが、事前におにぎりか何かを買ってこなかったのは完全に私のミス。やっぱり、お汁だけじゃ物足りないので、ご飯も食べたかったというのが本音です(笑)。

この食事場所で、何よりも目立っていたのがこのパンダ君。BC兵器対応なのか、ガスマスクを付けているあたりがお茶目です。陸上自衛隊が極秘裏に開発中の生物兵器、とかではない、筈(笑)。

子供たちにパンフレットを配ったり、頭をなでたり、カメラを向ければポーズをキメたりと大活躍でした。

BC兵器対応パンダ?

この他、中庭では化学防護車のデモンストレーションや、トラックの体験試乗などが行われていました。

化学防護車のマニピュレータは、ペットボトルのキャップをつまんでいました。サンプル採取のための装備だとされていますので、なかなか細かい作業ができるようになっているようです。

  • 化学防護車
  • 化学防護車のマニピュレータ。「タマゴつまめます」ならぬ「キャップつまめます」?

そして、庭の片隅には多数の戦闘車両の展示が。

74式戦車75式自走155mm榴弾砲96式装輪装甲車といったメジャーどころから、89式装甲戦闘車87式自走高射機関砲、果ては94式水際地雷敷設装置なんてレアな装備の展示までしてあり、色んな意味で楽しめました。

こうした車両の配備状況とか、後継車の開発状況に関しても説明が欲しいって要求は、ちょっとブラックですかねぇ…。うふふ。

  • 74式戦車
  • 75式自走155mm榴弾砲
  • 96式装輪装甲車
  • 89式装甲戦闘車
  • 87式自走高射機関砲
  • 94式水際地雷敷設装置

そんなこんなで、お昼過ぎまでの3時間あまり楽しませてもらいました。

やっぱり、解説のパネルなどが少なく、私みたいな半端なマニアには少々物足りない施設でしたが、展示品の細部にまで目の行くコアなマニアの人は、もっと違う楽しみ方ができるんでしょうね。

次に来る時までは、もう少し陸上自衛隊のことも勉強してから来ようと思いました。

来場者の数も多く盛況なイベントでしたが、何よりも、来場者に笑顔で対応している自衛官の皆さんの姿が印象的でした。