Military

「鹿屋航空基地資料館」見学

2010年4月30日、ゴールデンウィークの九州旅行の途上、海上自衛隊鹿屋航空基地資料館を訪問しました。

内之浦のロケット基地を見学してお昼ご飯を食べた後、国見トンネルを通っておよそ一時間の行程でした。やっぱりカーナビがあると楽ですね〜。

駐車場に車を止めると、早速資料館へ。周囲には多数の航空機が展示されているのですが、開館時間の制約もありますし、まずは館内を優先して見ることに。

資料館は茶色のタイル張りの落ち着いた外観の建物です。自衛隊関連の資料館ですので、もちろん入館料などは必要ありません。ありがたく見学させて頂きました。

まずは旧軍時代の資料を中心に展示している2階へ。こちらは特攻隊関連の資料も少なくなく、基本的に館内は撮影禁止。館内中央部にある零戦のみ撮影可能ということで、これを撮らせてもらいました。

平成4年に海底から引き上げられた2機の零戦をニコイチにして復元された機体です。長銃身の九九式二号20ミリ機銃を装備する零戦五二甲型として復元されています。

三菱重工の技術支援を得て復元された機体は、非常に美しく仕上がっています。

機体の傍らでは、「栄」発動機も展示されています。

こちらも機体に劣らず、美しい仕上がりです。

機体を後方から。超広角レンズを使っているので、遠近感が強調されているのはご容赦ください。

資料館の中は決して広くはないので、広角レンズは必須です。

尾輪まわりを撮影。着艦フックもきちんと復元されています。

機体の横には階段が設けられていて、コクピット内を見学することができるようになっています。

コクピット内に7.7ミリ機銃の尾部が突出しているのに注目。

零戦の復元機は何機か見てきましたが、仕上がりの美しさや、維持管理の良さは特筆すべき機体だと思います。

資料館一階は、海上自衛隊航空部隊に関する展示がメイン。

実際に使われた機材も多数展示されていて、こちらもなかなか見応えがあります。

ロビーで一服すると、次は屋外の展示機へ。ただ、撮っているときは自覚がなかったのですが、やはり朝からの行動で疲労が蓄積していたのか、画像を見返すと機械的に撮りすぎている気が。

時間的にも陽が傾き始めており、機体の数も多かったために急ぎ足で回ってしまったのは反省点。

次の機会があれば、館内も含めてもう少し時間をかけて見学したいものです。

US-1A救難飛行艇。何と言っても大型機ですし、後述する二式大艇と共に目立つ機体です。

P-2J対潜哨戒機。P-3Cが就役するまで、海上自衛隊の主力哨戒機だった機材です。

アメリカ製のロッキードP2V-7を母体に改良された機体ですが、生産された全機が、退役まで1機の喪失機もなく無事に任務を全うしました。素晴らしい。

で、P-2Jの原形であるロッキードP2V-7

メインの発動機は空冷星形のレシプロエンジンであるR-3350なので、カウリングの形状がP-2Jとは大きく異なっています。

グラマンS2F-1対潜哨戒機。空母艦載機として開発されたコンパクトな機体です。

そして、資料館と道路を挟んで向かい合う位置には、東京の「船の科学館」から移設された二式飛行艇が。

やはり、こうして見ると大きな機体だということが実感できます。

気になるのは、相変わらず屋外での展示だということで。

予算的な逼迫は重々承知してはいるのですが、やはり歴史的にも貴重な機体です。台風の襲来もあるでしょうし、何とか建家を設けての屋内展示を実現して欲しいものだと思わずにはおれません。

時間的な都合もあって駆け足気味での見学となってしまいましたが、展示の質、量ともに刮目すべきものがあります。

九州を訪れたら、是非とも立ち寄って欲しい施設のひとつです。

駐車場脇には休憩所もあり、各種のお土産品や自衛隊グッズが販売されています。また、私が訪れたときは営業時間が終わっていたのですが、食堂では海軍航空カレーなるメニューもある様子。

次は是非とも、航空祭のときなどに訪問してみたいと思いました。