Cross Talk

布引電気鉄道遺構訪探

2006年4月15日、臼田宇宙空間観測所を見学した後に長野県小諸市の布引電気鉄道の遺構を訪ねました。

布引電気鉄道(ぬのびきでんきてつどう)は、大正から昭和にかけて長野県小諸市の小諸駅から北佐久郡北御牧村(現東御市)の島川原駅までの7.4kmを結ぶ鉄道路線を運営していた鉄道会社である。

「安易な計画が祟って数年で挫折した私鉄」として、雑誌などの記事でもしばしば引き合いに出される鉄道であり、鉄道趣味者における知名度は、現在においても意外に高い。

布引電気鉄道Wikipediaより。

私たちが訪ねたのは、千曲川にかかる鉄橋の遺構。

鉄橋そのものは残っていませんが、石造りの橋脚と橋台が当時を偲ばせてくれます。

まだ立っている橋脚は1本だけですが、流れの中には倒壊した脚の残骸を見ることができます。

川原にも橋脚の基部を確認できます。当時の写真を見ると橋脚は4本あったようで、結構キツめのカーブを描いて千曲川を越えていたようです。

川原に残された基部の断面は、小石混じりのコンクリート。

茶色に錆びた鉄骨は、よく見るとレールを転用したようです。

鉄道関連の建築物は、柵やホームの支柱に古いレールを転用しているのを見ることができますが、こんなものにもレールを活用(?)していたんですねぇ…。

千曲川沿いに走る対岸の道路の交通量はそれなりにあるようですが、電気鉄道の遺構の周囲にはほとんど人家もなく、非常に寂しい風景。鉄道会社の経営が、数年で頓挫したのも判る気がします。

やっぱり、事前のリサーチは大事ですよねぇ…。