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龍泉洞訪問

2008年 4月28日、東北・北海道方面を旅行しながら、岩手県岩泉町の観光鍾乳洞である龍泉洞を訪れました。

龍泉洞の駐車場に車を入れたのがだいたい15時半。先に松尾鉱山の廃墟を訪れていたのですが、そこからの移動に2時間半。いやぁ、岩手は広いです…。県内各所に魅惑的な廃墟や洞窟が点在する岩手県。今回の旅行の前半は、いきあたりばったりでルートを決めたのですが、こうしたポイントを効率的に回ろうとすると、もう少し綿密に予定を組まないと駄目ですねぇ。

そんなこんなで、龍泉洞に隣接する町営駐車場に車を停めて入洞券売り場へ。

券売り場には立て看板が。見ると、昨今は水脈の流量が多く、地下湖の透明度が落ちており、洞内も水が落ちている箇所が多いとのこと。

まぁ、こんなこともあろうかと雨具は持参で来ましたし、カメラは防滴のE-3と防水のμ725なので水濡れもあまり心配しなくて大丈夫。ってことで、レインウェアを装備して洞内に突入です。

入洞直後の第一印象は、思ったよりも広く、天井が高い、ということ。

観光用の通路はウッドデッキになっていて、水濡れで少々滑りますが、なかなか歩きやすくなっています。

各所に照明も設けられていますが、やはり写真撮影には少々厳しい明るさ。かと言ってフラッシュを焚くと、コントラストの強いイメージぶち壊しの画像が撮れてしまう可能性が高いので、高感度撮影でシャッター速度を稼ぎつつ、手すりなどを使って手ブレを抑えるように努力しました。

通路脇を流れる水の流量はかなりのもの。雪解けによる増水の影響もあるんでしょうか?

洞内は、所々天井から雨のように滴が落ちてきます。滴の多い場所は透明のトタン板で雨(?)除けが作ってありますが、レンズ交換の時には結構気を遣いました。

ポンチョを着て来ればベストなんでしょうけど、洞内は通路が狭くなっている場所も多く、バタバタした服装だと引っかけてしまう可能性が高そうですし…。

洞窟の奥に至ると、数十メートルの深さを持つ地底湖群にまみえることができます。

透明度が落ちているとは言っても、水は神秘的な深い碧色で、数メートル下の岩の様子も十分に伺えます。今でこれだけということは、ベストな時期に来られればもっと凄いのかぁ…。

第三地底湖からは、そのまま折り返すルートと、階段で高度を稼いで、洞窟の割れ目から地底湖を見下ろす展望台に至るルートに分かれます。

この展望台に至るルートは、傾斜が急で階段の段数も多く、身をかがめて鍾乳石をかわさないと前進できないような場所もあり、体力に自身のない人にはなかなか辛いルートです。かくいう私も、結構な重量のカメラ機材を抱えていたので後半はバテバテ。

しかし、展望台から見える光景は素晴らしいものがあります。…こりゃあ、確かに、洞窟の奥に龍神が潜んでいると言われても信じちゃうような光景ですよ…。

いやぁ、凄いところです龍泉洞。決して交通の便が良いところとは言えませんが、岩手に来たのなら見に行く価値がありますよ。

ちなみに、龍泉洞からさらに山に入ったところに氷渡探検洞という鍾乳洞もあって、こっちは観光洞とは違い、自然の鍾乳洞そのままの場所をヘルメットにヘッドライトで巡るそうで…。これは行ってみたいぞ…。

龍泉洞から抜け出ると、少し小腹が空いてきたので入り口近くにある龍泉洞レストハウスへ。ええと、食事は…と見てみると、どうも店じまいにかかっている様子。落胆して出ようとすると、売店のおばちゃんが「食事? メニューによってはまだ大丈夫だよ」と声をかけてくれました。

「是非お願いします!」ってことでひっつみ汁を頼みました。私が注文を待っている間に、おばちゃんたちは一度は片づけた食堂の椅子を、全部元に位置に下ろして営業状態にしてくれました。もう、嬉しいやら申し訳ないやら。

ひっつみ汁は、洞窟内で冷えた身体に、とても暖かくしみわたる味でした。美味しかったですよ〜。岩手県、本当に良いところです。是非ともまた行きたいものです。