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会津若松へドライブ

2011年の5月4日、福島県の会津方面へドライブに行ってきました!

磐越自動車道の会津若松インターチェンジを降りたのは午前9時前。既に市内は結構な数の車が。ここでちょっと悩んだ末に、先に市内の鶴ヶ城(若松城)を目指すことにしました。

鶴ヶ城の市営駐車場には、既に車の列が。何とか車を止めると、カメラを持って城内へ。

城内は桜吹雪が。

桜は散り始めていましたが、風があったこともあって、城内は桜吹雪ですごいことになっていました。

新潟県人には定番の修学旅行先である会津若松ですので、鶴ヶ城には何度か訪問したことがあるのですが、今回は瓦を葺き替えるリニューアルを行ったばかりということで、天守閣のイメージが一新されていました。

瓦を葺き替えられた鶴ヶ城の天守閣

天守閣は、それまでの黒い瓦から赤褐色の瓦へ。これは、文献や発掘調査から判明した落城当時の瓦を再現したものだそうで。赤い瓦は鉄分を多く含んだ釉薬をかけたもので、築城当時の黒瓦より水分が浸透しにくく、凍結での瓦の破損を防止できたとのことです。

せっかくなんで、入場券を買って天守閣の中へ。城内の散策は無料ですが、天守閣への入場のみ券が必要です。

天守閣への入り口

戊辰戦争で破損、開城。後に解体された天守閣は、現在は鉄筋コンクリートで外観のみ再建されており、建物の内部は博物館となっております。もちろん、史料の撮影は禁止なので、館内の写真はありません。悪しからず。

内部は一方通行で、階段もかなり急ですので、なるべく身軽な格好で入った方が良いです。

天守閣最上階より飯盛山を望む

階段を登っていった五層の天守閣の最上階からは、市内が一望できました。

画像中央に紅白の鉄塔が建っているのが判るでしょうか? その向こうが白虎隊十九士の自刃の地として知られる飯盛山です。

天守閣を抜けた先では土産物の売店があったりしますが、城内散策前に荷物を増やしたくなかったので、スルー。小学校の時は、男子は揃いも揃って木刀買ってたりしましたが、今も並んでいるところを見ると、それなりに売れ筋なんでしょうね。やっぱり、男の子は血が騒ぐんでしょうか?(笑)

天守閣見学後は、しばし城内を散策。天気も良いし、連休だしで結構な賑わいでした。

なんだかんだで、鶴ヶ城を出たのはお昼過ぎ。あわよくばレンタルサイクルで市内を回ろうかとも思っていたのですが、天守閣見学で思った以上に時間を喰ってしまったようです。

次なる目的地は、宿場町の様子を現代まで残す大内宿。ここはまだ一度も立ち寄った事がないので是非とも訪問してみたかったのですが、晴天に恵まれたせいもあってか、大内宿へ向かう一本道は大変な渋滞…。

駐車場も混雑しているようで、なかなか入れそうもなく。やむなくここは諦めてさらに奥地の戸赤へ山桜見物に向かいました。

…しかし、残念ながら、山桜も満開には少し早すぎたようで。

やはり春先の気温が少し低かったのでしょうか。残念ですが、なにぶん気まぐれな自然が相手では仕方がありません。

陽も傾いてきましたし、帰途につこうと再び会津若松方面へ。途中、前日にネット検索中に知った左下(さくだり)観音堂へ寄ってきました。

入り口にあった案内板によると、観音堂は道路からおよそ800メートル。車参道もあり、ある程度は車で入れるようですが、細くて急な参道に愛車を乗り入れるのも気が引けて、その程度ならと歩いて向かうことに。しかし、これが結構な急坂でして。…車で行けば良かったなぁ…。

左下観音への参道

車参道で登った先に10台程度駐車可能なスペースがありますが、その先は完全な徒歩道。

あまり整備された道ではないので、ハイヒールやサンダルは避けた方が無難です。

急な斜面を登ること10分ほど。そろそろ息が切れてきた頃にそれは姿を見せました。

左下観音堂

感嘆の声が漏れました。

凄い。岩場に半ば組み込まれるようなかたちで、三層の観音堂が建てられています。…よくこんな山の中に、こんなものを建てたよなぁ…。

先人達の情熱や技術、努力には、本当に驚かされます…。

観音堂の前には案内の看板が設置されています。

向かって右手側から観音堂を撮影。

三層目は完全に岩に食い込むように建てられているのが判ります。

お堂の左側にはスロープがあり、入り口にアクセスできるようになっています。

スロープの途中から。三層構造になっているのがよく判ると思います。

スロープから入り口には、木製の桟橋が架けられています。桟橋は橋桁代わりに岩が使われており、石垣部分とお堂を繋いでいます。

それでは、桟橋部分からお堂に入らせてもらいます。

左下観音堂

お堂に入って、まず感嘆したのがこの風景。

会津盆地を遠望する絶景です。うわ〜、登るのに苦労しただけあって、これは凄い。この景色を見るためだけでも、訪問する価値のある場所だと思います。

さすがにお堂の中はさほど広くありません。また、床板は少々頼りないので、体格の良い人は恐いかも。

お堂の三層目に接している背後の岩山には、小さな洞窟(手掘りのトンネル?)があり、中には小さな石積みのお地蔵さんが沢山…。正直、これはちょっと恐い…。

ちなみにこの洞窟、U字型にカーブしていて、お堂の回廊部分に繋がっています。

ただ、岩場の方の足場が悪そうなので、飛び移るには勇気が要るかも。

中を見学しながら、階段を下りていきます。

階段はかなり急で、岩場を踊り場代わりに使っていたり、かなりアクロバティックな動きを強いられる場所もあります。呉々も怪我をしないように、慎重に。

私の場合、スロープの方から入って階段で下りましたが、一層目から階段で上がってスロープ側から出る方が楽に見学できるのではないかと思います。

一層目から天井(二層目の床板の裏側)を撮影。

柱は根継ぎで修理をしたようです。岩山の隣ですから、雨が降れば水を被りそうですしねぇ。

そうこうしているうちに、時間も17時を回ってしまいました。

お腹も空いてきましたし、帰り道も考えれば、そろそろ引き上げなければなりません。後ろ髪を引かれる思いで、左下観音堂を後にしました。

この後は会津若松市内に取って返し、「とんかつ番番」さんで、ソースカツ丼を堪能。サクサクの衣に、柔らかいお肉で、とても美味しい夕食でした。

磐越自動車道会津若松インターチェンジから、新潟へ帰ります。

ドライブに出発する前は、風評の影響で会津若松もあまり混雑していないのではないかと思っていたのですが、少なくとも市内はかなりの賑わいで、ゴールデンウィークということもあるでしょうし、積極的なPRが効いているという面もあるのでしょう。

福島第一原発をはじめ、海岸近くの地域は、未だに震災の影響が大きいのではないかと思います。被害の少なかった会津方面から、少しでも地域を活性化していってほしいと思いました。