| 飯豊山の登山口である天狗平は自宅から約350キロ、週末山行ではかなり辛い距離であるが、関越道も中条まで延びたため時間的には約4時間強である。埼玉の自宅を3時過ぎに出発、小国街道のコンビニに立ち寄り朝食と行動食を調達して天狗平に7時半頃到着、既に車はあるが人の気配は全くない、急いで準備したが御前8時前で遅い出発である。林道を歩き、大きな砂防ダムを越えると徐々に悪路になってきた。沢のトラバースやアップダウンで担いでいるスキーの板が小枝に引っかかり回避しながらの歩行である。さらに、岩場の下りではテールが引っかかりバランスを崩して危ない。途中、サルの集団に遭遇、小猿の居る集団で、登山道に沿って新芽を食べている。近づくと、ボスサルから威嚇されてしまった。この状態では、全く進むことが不可能で、食事が終わるまでしばらく立ち往生してしまった。想定外のタイムロスにより2時間半でようやく滝沢上流の雪渓に到着した。睡眠不足と小枝やサルに妨害されペース配分がうまくいかず全身疲労感でいっぱいである。ここは標高が約750m、梅花皮小屋まで標高差1100mの登りである。シールを忘れきたので、雪渓上も板はザックと一緒に背負わなければならない。足下が不安定ですぐにアイゼン歩行に切り替えローペースで淡々進んだ。遙か雪渓上部に登山者が小さく見える。しばらくすると雪渓を下ってくる集団があり、それを見送りながら最後の稜線直下の急登だ。勾配は徐々にきつくなり、高度感がある。ちょっと緊張するが距離は短くすぐに小屋が見えてきた。最後の草付きの登山道を登ると小屋に着いた。稜線の視界は利かないが、お花畑が満開で、初夏の様相である。疲労をとるため小屋の中でしばらく休憩、既に午後2時近くになっていたため滑降準備を整え。中之島左岸からダイレクトにショートターンで滑降開始、上部の雪面は比較的フラットであったが高度を落とすと共に雪面がスプーンカット状態となり、中腹では大きな土砂崩れによる落石が多く、ソールを痛めないよう避けながら滑降した。その後の樹林帯は暑く辛い下りで、天狗平には午後4時40分頃に到着した。のんびりと荷物を整理していると、早川さんと児玉さんが車で到着し声をかけられた。 |
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左がこれから登る石転び沢、右は門内沢 |
石転び沢の登りにて |
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最後の急登、アイゼンが良くきく |
稜線直下になると勾配もきつくなり高度感もある |
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稜線は既に初夏である、視界はきかない |
梅花皮小屋から石転び雪渓上部、雲に覆われた北俣岳 |
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靴を脱いで梅花皮小屋で休憩、宿泊予定者も数名いた。 |
最初の滑り出しの急斜面をショートターンでこなす。雪面の縦波もこの時期としては小さく滑りやすい。右上に中之島が小さく見えるがやはり今年は雪が多いのか |
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急斜面の滑降も終わり振り返ると稜線はきれいな青空だった。 |
雪渓を滑り終わって一息、これから暑くてつらい樹林帯の下りである |
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偶然の出会い 6月上旬の早朝、立山黒部アルペンルートの扇沢駐車場で準備をしていたところ新潟ナンバーの車が入って来た。、今日の予定などを話していると、どこかで見た記憶がある。話をしているうちに先週の白馬雪渓で記念写真のシャッターを押してあげたスキーヤーであった。新潟県から来た早川さんである。お互い偶然の再会にびっくり仰天、そのとき山スキーメーリングリストのHPを紹介した関係で、ここ飯豊の天狗平で三度目の再会となったわけです。私は24日に石転び雪渓を往復し天狗平に戻ると二人に遭遇、その夜は温泉に浸かり早川さんと児玉さんの3人で飯豊山荘に宿泊、山スキーの話題で楽しい一時を過ごすことが出来ました。翌朝はスキーの予定を急遽登山に変えて早川さんと児玉さんは石転び雪渓から山頂を目指しました。 |
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25日翌朝、新潟の早川さんと.児玉さんを見送り登山口まで同行、右上は出発準備をしている二人、手前が児玉さん、奥が早川さんです。昨晩は色々とご馳走になり感謝いたいします。 |
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樽口峠から翌朝の飯豊山、中央の雪渓が石転び雪渓、稜線はあいにく雲が巻いている。
帰路はのんびり一般道で会津経由で帰宅、途中会津田島の食堂でのソースカツ丼の美味しさとボリュームには驚きました。 |