富士山-吉田大沢

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 5月に2度チャレンジした富士山の吉田大沢は低温と強風のため、2回共に途中で撤退でした。今回3度目にしてようやく稜線からの滑降を実現しました。終日快晴無風でポカポカの気温で、暑さと3500m以上の薄い空気に苦しめられ辛い登りでした。最高峰の剣ケ峰は時間的にも体力的にあきらめて3756mの白山岳に登頂しました。そして山頂付近から滑降しようと試みましたが、崖に阻まれ滑降ポイントを見つけることが出来ませんでした。結局3710mの鞍部に戻って滑降を開始しましたが、滑り出しは比較的緩い斜面です。しかし、上から見下ろす吉田大沢の広さと高度感には終始感激しました。雪質については気温が高く理想的なザラメ雪で、稜線から標高約2700mまでの標高差で約1000m強の滑降はラストランに相応しい素晴らしいフィナーレとなりました。

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スバルラインにて朝焼けの富士山、黒いラインが概略の滑降コースです。滑降フィナーレから雪溝からの脱出が足場が悪く大変でしたが、写真を見ると最後まで下れば溝は無くなっているようですね。


登りの途中から吉田大沢上部


御来光館(3745m)の横にて、外国人の登山者が多く記念撮影をしてくれた。気圧が低く?体が膨らんでいる。


吉田大沢の反対側にも須走口に向けて素晴らしい斜面が広がっていた。


7時間を越える悪戦苦闘の末、稜線に到着。暖かい日差しの休憩所はコミュニケーションの場と化していた。左端は昨年以来北アルプスで何度も遭遇している東京の多摩市から来た古屋さん、年齢は67歳、ここまで5時間代で登り切った強靱な体力の持主です。

 


 吉田大沢の滑降ポイントに向かう途中から最高峰の剣ケ峰とお釜。


正面の鞍部が吉田大沢の滑降ポイント、バックのピークは剣ケ峰の次に高い3756mの白山岳


吉田大沢をから見下ろすと標高差1000mの斜面が続く


滑った吉田大沢を振り返る、快適なザラメ雪です。


広大な吉田大沢、


 吉田大沢下部は雪渓を登山道寄りに詰めていきましたが、途中砂防ダムを過ぎると急激に細くなり凹んで谷状になってきました。脱出しようと様子を伺っていましたが、溝のサイドは傾斜がきつく、しかもザラザラの砂でスタンスはすぐに崩れてなかなか這い上がることが出来ませんでした。

 標高2600mでようやく登山道にもどれましたが、暑さと疲労でバテバテ状態で5合目迄の登山道を下っていると、大勢の観光客が歩いていました。突然、一人の熟年男性が、板を背負った私を見て、「どこを滑ったんですが」と聞かれたので、「山頂から滑ってきました。」と答えたところ、「エー、そんなことが出来るのですか?」と信じられない様子でした。それほど、庶民には理解出来ない趣味のようですね。