旅立ち
ホーム 上へ 旅立ち 大川の滝 高千穂峡 熊本城 長崎市内巡り ハウステンボス

感想をお聞かせください。ゲストブックはこちら

1998年夏、待ちに待っていた夏休みがやってきた。いよいよ念願の九州旅行に出発だ。

計画

 6月初旬に旅行会社に出かけ、まずは名古屋→鹿児島、長崎→名古屋の航空券だけを予約した。旅行期間は一週間。この間にどこに出かけようか迷いに迷った。
 妻の希望は「何が何でも屋久島!縄文杉!」である。一方、僕の希望は「長崎観光とハウステンボス、それと高千穂峡にも行きたい!」である。二人の希望を足して、前半は屋久島、後半は長崎・ハウステンボスと割り振ることにした。
 屋久島で縄文杉を見るとなると、二日間は覚悟が必要。九州本土から屋久島までの交通の便を考えると、三日間はないと難しい。ということで、まずは前半三日間のスケジュールはほぼ決まった。あとは後半の四日間である。
 長崎市内とハウステンボスの間は近いように思えて、実は結構ある。”同じ長崎県内だから”と安直に考えていたが、よくよく調べてみると、移動に2時間近くかかってしまう。となると、十分満喫するためには、長崎一泊、ハウステンボス一泊が妥当なところ。これで後半二日間も決まってしまった。残るは中二日である。
 天遜降臨伝説の残る高千穂には是非行ってみたいと前々から思っていたが、いざ地図を開いてみると、これが交通の便がよくない(だから”秘境”なのだろうが・・・)。宮崎から高千穂までは列車を乗り継げばたどり着けるが、問題はそのあとだ。高千穂から長崎に入ろうとすると、列車で行くのであれば、九州北部をぐるっと回って行くしかない。高千穂から熊本へ抜ける列車がないのだ(正確には”高千穂から阿蘇に抜ける列車がない”のである)。悩みに悩んだ末、高千穂から阿蘇までレンタカーを利用することにした。ついでに阿蘇で一泊することに。
 屋久島から高千穂までのルートであるが、これは宮崎から延岡経由で高千穂に入る汽車の旅を選んだ時点で、宮崎一泊に決定。ただし、宮崎はまさに”泊まるだけ”である。できれば高千穂では夜神楽見物もしたかったが、夜神楽見物どころか宮崎観光の時間すらとれなかった。霧島や鹿児島、指宿、高千穂の夜神楽見物はまた今度の機会にすることにした。
 屋久島・鹿児島間のフェリーが行きも帰りも満員で取れなかったりと、多少とまどうこともあったが、結局次のような行程となった。

第一日 名古屋空港−(ANA)→鹿児島空港−(日本エアコミュータ)→屋久島空港〜宮之浦岳淀川登山口泊
第二日 宮之浦岳登山〜屋久島グリーンホテル泊
第三日 安房港−(ジェットフォイル)→宮崎港〜宮崎観光ホテル泊
第四日 JR宮崎駅−(JR日豊本線)→JR延岡−(高千穂鉄道)→高千穂峡−(駅レンタカー)→阿蘇観光ホテル泊
第五日 阿蘇観光ホテル−(駅レンタカー)→阿蘇山火口−(駅レンタカー)→JR熊本駅−(バス)→熊本港−(高速船)→茂木港−(バス)→長崎観光ホテル秀明館泊
第六日 長崎市内観光−(市電)→JR長崎駅−(JR大村線シーサイドライナー)→JRハウステンボス〜ホテル日航ハウステンボス泊
第七日 ハウステンボス−(バス)→長崎空港−(ANA)→名古屋空港

屋久島空港まで

 出発日当日の名古屋の天気は曇り。でも今にも雨が降ってきそうな空であった。
 名古屋空港には予定よりも早く到着。空港ロビーには人があふれていた。これだけの人が帰省・旅行に出かけていく。いったいどのあたりが不況なのだろう、等とくだらないことを考えているうちに出発の時間になった。
 飛行機の窓から瀬戸内・九州が見えるかと期待していたが、外は一面の雲海。しかし、雲海も初めてみることができ、結構嬉しかったりする。
 鹿児島空港までは1時間20分の旅。天候不良のため、到着がやや遅れた。このところ全国的に天候が安定していない。7月の終わりだというのにまだ梅雨が明けていないのだから。
 鹿児島空港から屋久島行きの便の出発が遅れる、というアナウンスが入った。屋久島行きの便に乗り継げる他の便の到着が遅れているからだそうだ。鹿児島発奄美大島行きの便などは「天候不良のため、場合によっては鹿児島空港に戻ってくることもあります」などとアナウンスが入っている。屋久島行きの便は大丈夫なのかと心配してしまったが、確認してみたところ、問題ないとのこと。”ついている!”と一人ほくそ笑んでしまった。
 しばらくすると、屋久島行きの便のキャンセル待ちの案内が入った。”あれ?飛行機を乗り継ぐ場合、搭乗手続きっていらないの?”と妻に聞いたところ、”聞いてくる”と小走りにカウンターの方に走っていった。すぐに妻が戻ってきた。”非常席でよければ大丈夫だって”。危うく屋久島に渡りそびれるところだった。
 しかし、実際には”非常席”と言っても通常のシートと何ら変わりはなかった。ただ単にシートが非常口の隣にあると言うだけ。”非常席”なんて言うから、どんなところか心配してしまった(貨物部屋の中だったらどうしようか、等と、ちょっとだけ心配した)。
 ちょっとしたハプニングはあったが、無事屋久島空港に到着。空港にはあらかじめ予約しておいたレンタカー会社の方が迎えに来ていてくれた。迎えに来てくれていた女性の車に乗ってレンタカー会社の事務所まで運んでもらう。事務所の中で手続きをしながら、屋久島についていろいろ話を聞かせてもらった。話を聞いているうちに、「これからすぐに登り始めれば、今日中に縄文杉までたどり着けるのではないか?」という気がしてきた。計画では縄文杉を諦め、二日目に九州一高い宮之浦岳を往復しようということになっていたが、急遽予定変更。宮之浦岳往復をやめ、白谷雲水峡から縄文杉を目指すことになった。縄文杉見物登山に関しては、こちら
 ところでこのレンタカー会社(”Navi”という社名)、従業員はいったい何人いるんだろう。いつ電話してもこの女性が出るし、事務所にも他には誰もいない。しかし、屋久島の観光スポットについていろいろ紹介してくれたり、帰りも車は安房港で乗り捨てOKだったりと、至れり尽くせり。料金も他の大手レンタカー会社に比べ割安らしく、大変サービスが良かった。

九州ぐるり一周 目次に戻る大川の滝へ