omiai 家族を増やそう

    1.繁殖をさせるために前提知識

    ハムスターは寿命が2〜3年です。その短い一生のうちで多くの子孫を残すため大変繁殖力が旺盛です。一度に4〜10匹の子供を年に4回から6回位、18〜21日ほどで出産します。オスメスを一緒にしておくとまさしくネズミ算式にどんどん増えていきます。多くのハムスターを飼育することができるか、(1ケージ1匹が基本のためたくさんのケージを置くことができるか)またはもらってくれる人(里親)がいるかを確認してから繁殖をさせてください。生まれてから里親を探すのでは遅すぎます。最近野良ハムや捨てハムなるものが増えているそうです。ペットショップにひきとってもらえばいいや!そう思っているかた、大概のペットショップはひきとってくれません。その点も気をつけてください。

    ハムスターは2ヶ月から2ヶ月半で繁殖が可能となりますが、できれば3ヶ月になってからの方が良いようです。(2ヶ月では小中学生が妊娠するようなもの) 発情するための一定条件を満たしていれば1年中繁殖は可能ですが、子育てのことを考えると、真夏や真冬の繁殖はさせないほうがよいでしょう。

    発情の条件はホルモンの分泌によりますが、環境(気温や日照時間、栄養状況)にも関係します。具体的には気温は20〜22℃位、日照時間12時間以上(昼と夜がはっきりしている)、バランスのとれた食事です。肥満すぎるとできません。一生を通じての繁殖に適した期間はオスは2年弱、メスは1年です。メスは1年を超えてからの出産は死産や流産、自分自身の命にもかかわるのでやめさせたほうがよいでしょう。高年齢出産は大変なのです。


    2.オスとメスの見分け方

    まず、オスとメスが見分けられないとペアリングはできませんので、簡単に説明しておきましょう。最初のうちは見分けがつかないかもしれませんが、慣れればわかるようになります。またオスメスの見分け方は成長するにしたがって判別しやすくなります。生後3〜4ヶ月になればほぼ間違いなく判別できます。

    osumesu オスかメスかは生殖器で判別します。オスは肛門と生殖器の間がメスに比べて離れています。図参照 また3〜4ヶ月になるとオスは体のわりに大きな生殖器を持っていますのでおしりを見ればよくわかります。メスのおしりは丸みをおびているのに対し、オスは足の間になにやら余計なもの(TAMA TAMA)があるためとがったおしり(実はおしりじゃなくてTAMA TAMAなんだけど)に見えます。このとがったおしりのため、ウチのオス達はおしりの形が悪くてかわいくないなどと言われています。かわいそう!


    3.お見合いをさせよう

    お見合いハムスターにも好みがありますから(誰でもいいわけではないのだ)まずはお見合いをさせて二匹の相性を確かめてみましょう。ケージ越しに相手に会わせます。お互いのにおい、存在に慣れさせておきます。威嚇をすごくしたり喧嘩になるようだったら、あんまり相性がよくないかもしれません。うまくいけば運命のいたずらで離れ離れになった恋人同士にように身悶えして「ああっ!あなた!待っていたのよ」とばかり相手にアピールします。(ちょっとおおげさですが)ちょっといい感じになったら更に近づけてお互い触れる距離にすると仲良くチュッチュッなんて姿がみられてしまいます。こうなればお見合いは成功となります。

    メスは4日周期で発情しますが、発情は12時間程だそうです。陰部が赤くふくらみ膣の入り口が緩みます。発情したメスはロードシスという行動をみせます。(背中を反らせてしっぽを上げ、足を不自然に開き固まる。) オスは発情すると落ち着きなく動き回り、ガリガリとケージを噛んだりします。発情はメスのにおいが刺激になっているようでお腹の臭腺から出る分泌物をあちこちマーキングします。この分泌液はメスを誘う役目もありお腹(おへそのあたり)が濡れていることがわかります。臭腺について参照

    お見合いを続け2〜3日様子をみたら、(メスが発情していることがわかると一番いいのですが・・・)メスをオスのケージに入れます。ハムスターはメスの方が強いので立場の弱いオスのケージで一緒にしてあげるほうが良いのだそうです。最初はすこし喧嘩(噛み付いたり、ぢぢっと鳴いたり)しますが、しばらくすると仲良くなることもありますのであせらずにすこし見守ります。一緒にしていきなり仲良くなるということはほとんどないようです。オスがメスを追いかけまわし近づくオスにメスが怒ったりします。一般的にはメスがオスをだんだんと受け入れるようになります。あまりひどい喧嘩になるときには引き離したほうがよいのですが、2匹とも興奮していますから必ず厚手の手袋をして触りましょう。

    本気でかじるような喧嘩がなければしばらく様子を見守ります。できるだけ静かにしてあげます。交尾は1時間ほどです。やがて、メスがオスを嫌がって喧嘩をはじめたり他のことを始めたりすれば交尾は終了です。交尾後はオスとメスはまた別々のケージに戻します。オスがまたメスを追い回すと流産することがあるからです。交尾後には24時間後にメスの陰部に膣栓というものができるそうですが、素人にはわからないようです。

    最初我が家ではゴンちゃんがオスでハナとチビがメスでした。メス二匹ともゴンちゃんがお気に入りで何度かゴンちゃんとお見合いをさせられましたが、ゴンちゃんはハナに対してはいそいそと近ずきちょっと興奮ぎみでしたが、チビに対しては知らん顔でゴンちゃんゴンちゃんとケージをつかんで離さないチビがかわいそうでした。結局ゴンちゃんとハナをペアリングすることにしました。かわいそうなチビちゃん!


    4.妊娠中の注意

    約10日以降からお腹が少し大きくなりもたもたと歩くようになります。少し気が強くなるので噛まれたりすることもあります。さてワクワクして赤ちゃんの誕生を待ちわびている間に準備をしておいてあげましょう!まず静かな環境を作ってあげましょう。金網ケージの場合子ハムが隙間から落ちないように下3分の1位ダンボールかプラスチック版で周りを覆ってあげます。巣作りを始めますので巣材を多めに入れてあげます。飼育ケージは静かで落ちつた場所に移動します。ケージを布等で覆ってあげて暗い場所にしてあげます。母ハムは神経質になっているので静かで落ち着いた環境と適温(22〜24℃)に心がけて餌や水をあげる以外は近づかないようにしたあげます。

    妊娠中は通常より高蛋白質、低脂肪の食事にしてあげます。ひまわりの種やナッツは控えめにしペレット以外に鳩の餌、ゆで卵を少々、ドライタイプのドックフードなどをあげてもいいです。にんじん、かぼちゃ、さつまいもなどの緑黄色野菜、にぼし(ペット用かだし汁をとった後のもの)、ミルワームをあげます。一度にあげると偏食するので少量ずつあげます。


    5.出産

    出産前は落ち着きがなくなり少々出血がみられることがありますが、胎盤が形成されている証拠なので異常ではないそうです。出産はほとんど夜中から明け方に人目につかないように行われます。ハムスターはほとんど安産なので心配せず、覗いたりしないようにしましょう。おかあさんに任せましょう! ミーミーみたいな鳴き声が聞こえたら子供たちが誕生しています。


    6.子育て中の注意

    生まれた赤ちゃんを見てみたいと思う気持ちはぐっと我慢してください。母ハムはとても神経質になっています。赤ちゃんに人間のにおいがついたり、巣にさわられたりすると赤ちゃんを食べちゃったり、育児放棄してしまいます。生後1週間は掃除も避けてください。

    生後1週間もすると子ハムは巣からでたり母親のおっぱいにぶらさがったまま巣の外にでたまま帰れなくなることがあります。たいていは母ハムが口にくわえて巣へ運びますが忘れられてしまった場合手で絶対に触らないでください。割り箸の先にティッシュを巻き、できればティッシュにおしっこのにおいをつけたもので触ります。

    出産後の餌も気をつかいます。通常よりも餌を多めにします。妊娠期と同様のメニューに加えおっぱいをたくさん出すためにチーズやミルク(牛乳でなく市販のネコ用のものがよい)餌は手からあげるのではなく母ハムがとりやすい場所に置いてあげます。


    7.子ハムの成長過程

    ★生まれてすぐ★
    赤裸で目も見えず、耳もきこえません。たいへん未熟な状態で生まれます。じっとしないでうにゃうにゃ動きまわっています。体を寄せ合い温めあっています。おっぱいを飲みます。
    ★生後3〜7日★
    3日位から皮膚が黒っぽくなります。7〜10日目位には目も開き毛も生えはじめます。
    ★生後10〜13日★
    10日位から柔らかいものなら自分で食べるようになります。(小さく切ったキャベツなど)まだおっぱいも飲んでいます。13日位から自分でケージの隅に排泄排便をするようになります。
    ★生後20〜25日★
    ますます活発に動きまわります。このころだいたい離乳します。子ハム用にニッパイのハムスターフードソフトタイプを入れてあげましたら、かじっていました。キャベツ、小松菜、鳩の餌などを喜んで食べます。
    以降は親離れの時期は?参照


    8.母親が子育て放棄したら

    育児放棄の原因は@子ハムが巣からはみ出た、A人間に触られた、B餌が足りないか偏っていた、C子ハムの数が多すぎたなどがあります。育児放棄された子供の人工保育は生後1週間以内の場合はまず無理でしょう。それ以降でも離乳していない子は難しいです。どうしてもという場合、小動物用かなければ猫用のミルクを33〜35℃に温め、スポイト等で与え(牛乳は成分が違うためダメです)保育箱で生後2週間までは30℃位の温度にし、以降は25℃位にと暖かくしてあげます。また、同じ時期に出産した別の母ハムに育ててもらうという方法もありますが、この場合里親のにおいをたっぷりつけてから側におきます。しかしこれも成功する可能性は少ないです。人工保育は難しいので最後まで母ハムに面倒をみてもらえるように環境を整えておくことが最善のようです。


    9.親離れさせる時期は?

    生後約1ヶ月で母ハムと子ハムを離します。大きさや相性により3〜5匹に分けます。小さい子にも十分餌が食べられるようにしてあげてください。急に一人ぼっちになると体温を維持するのがたいへんなので保温に気をつけてください。子ハムをもらってもらうならばこの時期がベストです。

    生後2ヶ月になる前に子ハムは一匹ずつ別ケージにします。子ハムは子供のころから一緒にいると仲良く育ちますが、性成熟がくると喧嘩をするようになります。また、知らないあいだに妊娠し子供を産んでしまうことがあります。ハムスターは1ケージ1匹を基本にしてください。ひとりじゃ寂しそうなんですが・・参照


hanachan目次へ戻ります。 gonchaホームページに戻ります。