
不思議なことに今まであまり慣れていなかったハムスターが急に慣れてくれてどうしたんだろうと思っていたら急に亡くなったという話を何回か聞いたことがあります。私はこれは彼らなりにどうもありがとうという気持ちを表してくれたのかなと思っています。
こんなに小さなハムスターですが、ハムスターにも情があるのではないかと思えたことがありました。
我が家の葉菜ちゃんですが、骨折したり、子宮の病気になったり、それは大変でした。葉菜ちゃんは怪我や病気を患った割に長生きで2年半生きてくれました。それからも他のハムスターを飼っていますが、我が家で一番のハムと言えば葉奈ちゃんといえる位の存在です。
その葉菜ちゃん2年目に入るとぐっと老け込みました。毛並みも悪いし背骨もちょっと曲がっている感じです。以前に骨折している脚をもう一方の脚がカバーしていたのですが筋肉が衰えたのか前ほどすばやく動くことができません。少しの段差も大変そうでした。それでも私達と遊んで欲しくて出口でガリガリと音を立てたりしていました。出してあげても前のように自由に動きまわることはなく私や母の側にちょんといることが多く、手を出してあげるとそのまま手の中ですぅすぅ眠ってしまったりで、葉菜ちゃんもおばあちゃんになっちゃったんだねとつくづく思いました。
そんな葉菜ちゃんのどこにそんな力が残っていたのかプラスチックの出口を自力でこじ開け脱走をしたのです。そして行った先は、少し頭痛がして昼寝をしていた母の枕元でした。寝ている顔にサワサワと毛の触る感じがして目を覚ますと目の前に葉菜ちゃんがちょこんといたそうです。一瞬夢かなと思ったそうですが、本物の葉菜ちゃんでした。「葉菜どうしたの」といって手に乗せてあげるとおとなしくしていて今まで一度も脱走したことがなかったので、本当にどうして脱走なんかしたのかなと不思議がったものでした。
その2、3日後夕べのキャベツがあまり減っていないなあとケージをみるとまあるくなって眠るように堅くなっている葉菜がいました。寝ているときと同じ顔をして安らかな顔でした。葉菜と私の母は本当に仲良しでしたから、ああ葉菜は最後の力を振り絞り脱走して挨拶にやってきたんだなぁ、そんな風に思えて仕方がありませんでした。ハムスターにも情があるそんな風に思えませんか?
葉菜ちゃんは大好きなひまわりと一緒に眠っています。残念だったのは葉菜ちゃんに子供がいなかったことです。もう一度葉菜ちゃんのようなおてんばさんに会ってみたかったです。
★脱走した日の葉菜ちゃん。このころは寒かったのでいつも手袋をして触っていました。


★年をとってから手袋をして手に乗せるとおとなしくなりいつしか眠ってしまうことが多くなりました。




