懐かしの

新潟交通西 弥彦駅前〜麓〜石湊

弥彦駅前(西蒲原郡弥彦村)〜観音寺温泉〜観音寺〜麓〜長崎〜石湊(西蒲原郡分水町)

※2005年10月1日 路線廃止※


路線の概要

 JR弥彦線の終点・弥彦駅から、弥彦・観音寺の温泉街を通って南へ下り、弥彦〜国上山系の東麓の集落を縫って弥彦村南部の麓へ、さらに南下して、大河津分水北岸の旧分水町石湊(集落は石「港」)まで行くローカル線。かつてはJR越後線・吉田駅からの運行もあったが、2002年10月の新補助制度施行によって廃止された。最末期では、弥彦駅前〜麓間には平休日とも5往復、その先石湊までは平日(祝日除く月〜金)のみ2往復が運行されていた。
 石湊バス停そばの土手の上に、越後交通県央観光(当時)が運行する、東三条〜寺泊間を走るバスの「石港」バス停があって、乗り継げる時間帯もあった。

 この路線は、弥彦山などの山麓に連なる集落の中を縫うように走っていた。観音寺〜麓間は、かつては北国街道だったという、集落の中の屈曲した非常に狭い道を延々と走っていた。普通車同士でも、ここでのすれ違いはかなり苦労するが、そこをバスが走るのだから驚かされる。麓折り返しのバスがある関係で、鴨原〜麓間はループ状へなっていて、バイパスに出て折り返す形になっていた。また、末端の石湊付近も、若干だが狭隘路があった。

 同線は、かつては大型バスが入ったらしい。しかし1980年代半ばの小型バス導入以来は、小型車での運行となり、100%大型が入ることはありえなくなった。最末期の段階では、新潟交通グループでは最後となった、北村ボディの小型バス『スニーカー』(いすゞMR)が最後の活躍を見せていた他、観光格下げ車・兼用車や元・北方文化博物館急行用の車が入っていた。


アルバム

 石湊を出たバスは、集落の中から国上山麓の

田園地帯へ出て、程なく県道へ出る。

(2004・4・30撮影)

 鴨原〜麓間。折り返しの関係上、同区間はルー

プ状になっており、往復で通る道が違う。画像は

麓行き。

(2004・4・29撮影)

 鴨原〜麓一区間。弥彦〜国上山麓の集落を

行く道は、狭く曲がりくねっている上に、意外と

アップダウンがある。

(2004・4・30撮影)

 麓一区〜弥彦学園前間。昔からの集落を行く

道は趣深いが、すれ違うとなると一苦労。相手が

一応バスだから、大騒ぎになる。

(2004・4・30撮影)

 弥彦学園前付近。沿線の家は塀垣が意外と多く、

狭さにより拍車をかけている。このバスでも、道幅

に余裕が感じられない。

(2004・4・29撮影)

 麓二区〜観音寺間。山裾に連なる集落は緑が多

く、見ている分には長閑で良いのだが……。

(2004・4・30撮影)

画像はすべて管理人撮影。


現在

 現在は弥彦村はそのままで、分水町が燕市と合併し、同市の市域になった。
 弥彦村内は以前から村内巡回バスが走っており、2005年10月からは巡回バスが弥彦村直営から新潟交通西の受託による運行に切り替わった。弥彦〜麓線代替の系統が新設され、新潟交通のバス停を使って平日のみ走るほか、週3日は他の路線が運行され、比較的本数が多くなる(運賃無料)。従って、一般のマイクロバスながら、バスが狭隘路を行く風景は健在。雰囲気も変わらない。
 また、分水町内でも、町内巡回バスの試行運行が始まり、燕市合併後は巡回バスが本格運行となった。路線は同路線の町内部分とかぶる部分もあり、分水市街地方面へアクセスする。当初は越後交通県央観光が受託したが、本格運行になってからは越佐観光バス(長岡市・旧寺泊町)が受託している。


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