(『2003年秋 関西・中部の旅』おまけ-2)
特別編
山陽電鉄バス 垂水1系統 歌敷山循環線
垂水駅前→霞ヶ丘交番所前→東霞ヶ丘→歌敷山→霞ヶ丘交番所前→垂水駅前
(全区間、兵庫県神戸市垂水区)
兵庫県神戸市垂水区の、JR山陽本線(JR神戸線)・山陽電鉄垂水駅から、その西側、西隣の舞子駅(山陽は2つ先の舞子公園駅)との間の北側斜面に位置する霞ヶ丘・歌敷山地区の住宅街を回る、ラケット状の循環線。この路線は、他のバスサイトやバスファンからの紹介で知った。山陽電鉄の鉄道線は、神戸市内と姫路を結ぶ本線と、飾磨〜山陽網干間の支線を持ち、神戸高速鉄道を介して阪神電鉄経由大阪梅田〜姫路間の「直通特急」も走らせている。しかし、バスは神戸市の垂水区がエリアのほとんどとなっている。この路線は、上記順路によるラケット状の1方向循環で、日中は基本的に15分間隔の運行。平日は67便、休日は61便が運行されている。1周の所要時間は15〜16分程度で、後払い200円の均一運賃。『スルッとKANSAI』対応カードを利用できる。
車両は、97年に投入されたワンステップ中型車(いすゞLR)の限定。この車が入る以前までは、9メートル大型車であるいすゞLTが使用されていたが、この路線沿線は垂水区内でも屈指の狭隘道路のため、車掌が乗務していたという。今は中型車・バックカメラ装備のため、ワンマン運行になっている。
JRの垂水駅は、山側にある山陽電鉄の山陽垂水駅と一体になっていて、バス乗り場はその山陽電鉄駅の姫路側に広がっている。JR駅からそのまま山陽駅に入り、『スルッとKANSAI』対応の、山陽電鉄のカード(エスコートカード)を購入。『鉄道の日』が近いため、チョロQも販売する特設ブースが出ていて、そこで購入した。
山陽駅の玄関目の前にある横断歩道を渡り、バスターミナルへ。ターミナルは最近整備されたようで、舗装や上屋が新しい。その線路側、姫路側にあるバースから、垂水1系統は出る。時刻表を見ると、基本的に15分間隔の運行で、平日の夕方は10分、逆に早朝や深夜は30分くらいに運転間隔が開いている。
発車時間ちょっと前に、「1 歌敷中経由垂水駅」と書いた、いすゞLRが登場。すると、バス停の椅子に座っていた人々が総立ちになって、乗車口に並んだ。ドアが開いてすぐ、私は一番前に乗ったが、バスの中にぞろぞろとお客さんが入ってくること。あっという間に、バスは通路まで人でいっぱいになった。この路線は、斜面に広がる住宅地の足となっているようで、駅から続く坂を敬遠してバスに乗る人が多いようだ。実際、上の方へ行くと、バスはかなり空いてきた。
垂水駅のターミナルを出ると、北へ延びる2車線の道路へ。そこで垂水駅に戻ってきた1系統のバスとすれ違ったが、次の瞬間、いきなり左に延びる狭い坂道へ。ターミナルからここまで、200メートルも無いだろう。この合流点に戻るまで、以後この路線はまともな道を走ることは無い。
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垂水駅〜五色山口間。垂水駅前広場を出てまも なく、左にそれる狭い坂道に入ったのがこれ。道幅 は極端に狭くないが、対向車や歩行者が多いので、 交わすのが大変である。 |
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山の上に上がった、東歌敷付近か。この辺は、明 石海峡を望む斜面に、閑静な住宅街が広がってい る。一方通行であるが、こんな道を走り分け入る路 線である。 |
三条市内循環バスDコースも真っ青なくらいの狭隘路線に唖然とさせられた後、五色山口バス停で下車。今度は、沿線での撮影を試みた。
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一番上の画像と同じ辺りを、外から撮影。 (一番上の画像の、正面奥突き当たりの木の辺り) 後方のミルクココア色のビルが垂水駅前の スーパーで、ダイヤや遅れ具合によっては、 この狭い坂でバス同士の離合が……。 ちなみに、このバスも通路までぎっしりである。 |
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路線の一番西側、歌敷山付近。この辺だと JR舞子駅まで、歩いてもさほど掛からない。 この下り坂も一方通行。ここまで来ると、バ スもだいぶ空いてくる。 |
歌敷山で撮影した後、舞子駅の方が近かったので、そのまま舞子駅まで歩いて出た。山陽電鉄の踏切を渡って、10分ほどで着いてしまった。
とにかく、この路線は、97年という遅い時期まで車掌がいたのが分かる、とんでもない狭隘路線だった。中型バスが、一方通行とはいえどう見ても住宅地の小路とは思えない狭い道同士を右左折し、縫っていくのには、ただ唖然とするばかりだった。また、都市部の、傾斜地に広がる住宅地を結ぶ路線ということで、乗客が桁違いに多いのも、田舎の狭隘路線ばかり見ている私には新鮮だった。ただ、高齢者が多めなのは、どこも同じだと思った。
メモ:この路線の時刻表、路線図、バス停間距離などは、山陽電鉄HPで確認できる。運賃清算は、『スルッとKANSAI』加盟の各鉄道・バス事業者が発行する対応カードなら、どれでもできるので便利。
なお、垂水駅の乗り場は、JR側の駅南側ではなく、山陽電鉄側の北側で駅の西側(ここ)になる。乗る場合は、姫路側の階段からホームを出た方が便利か。一応バス乗り場の方向表示は出ている。垂水駅には、反対側に「垂水西口」というバス停があって、そこ始発着の路線もあるので、間違わないように!!
なお、他にも、垂水区内には狭隘路線がある模様。山陽電鉄のエリアは坂が多く、大型の高出力タイプのバスが多用されるため、路線によってはなかなか迫力ある狭隘路線を楽しめるかもしれない。
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