セイタカアワダチソウ(背高泡立草)
Since 2001/10/13


 北アメリカ原産の多年草です。戦後、西日本から急激に広がり、一時は悪名を関東にまでとどろかせましたが、現在は鎮静化しているようです。朝日新聞(2001/10/12)の「花おりおり」によると、原因は根から分泌される cis-DME と呼ばれる化学物質で、周囲の植物の成長を抑えますが、この種だけになると自家中毒を起こして自分が衰えるのだそうです。但し私自身は、この説に疑いを抱いています。というのも、一番下に写真を示した休耕田は毎年、秋になると一面この花に覆われ、そのような状態が10年以上続いているのに、未だ衰える気配が見えないのですから。

 戦後、進駐軍が持ってきた植物ではなく、戦前から、一部で観賞用に栽培されていたようです。また養蜂業者は、晩秋の花の少ない時期の「蜜源」として利用しています。北九州では「閉山草」とか「ベトナム草」とも呼ばれます。炭坑の閉山が続いた時期や、ベトナム戦争のころに目立つようになったためと思われます。

 原産地のアメリカではゴールデンロッド(金の鞭)といい、アラバマ州などの州花になっています。アメリカには花粉症患者が多く、早くから研究されていますが、セイタカアワダチソウは花粉症の原因とは考えられていません。花粉症の原因になるブタクサやクワモドキは、いずれも風媒花で、とげの低い球形の花粉が風に乗って飛びますが、セイタカアワダチソウは虫媒花で、花粉は金平糖のような多くのとげがあって、虫にくっついて広がり、風ではあまり飛ばないのです。(週刊朝日百科「世界の植物2」による。)

 (写真はクリックすると大きくなります。)

アップで見ると小宇宙のようで、結構綺麗です。

2001/10/11 家畜改良センター兵庫牧場西側の道路端にて

合成写真ではありません。カメラを構えたところへ
偶然、蝶がやってきました。昼間の撮影です。
背景が暗いのは、深い農業用水路だからです。
ストロボも使っていません。
撮影年月日と場所は上と同じ。

上の写真の蝶が羽を広げたところです。

秋空に向かって伸びるセイタカアワダチソウ

撮影年月日と場所は上と同じ。

空き家の庭に茂るセイタカアワダチソウ
まだ新しい門柱や門扉が気になります。

2001/10/12 相生市古池本町にて

休耕田を覆い尽くすセイタカアワダチソウ
遠くの水田は昔ながらのやり方で、
稲をハザ(だて足)に架けています。

2001/10/12 相生市池之内の豆谷橋付近にて


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