御坊山(ごんぼやま)
Since 2005/12/02
Last updated on 2006/05/04



■ まえがき

 御坊山は野瀬奥山から西に延びる御坊尾根の最先端のピークで、標高は約160mです。相生港埋立地から見ると、相生(おう)の街並みの奥にそびえる衝立のようです(写真A)。

 かつてこの山の西斜面には相生市章をかたどった植栽(刈り込み?)があり、相生港や皆勤橋からよく見えました。相生市議会の議事録によると、近年そこにモミジを植え、秋には全山を真っ赤に染めようと活動しておられる人があるとか。また、御坊山から尾根伝いに野瀬奥山に至る縦走路が開かれたとのうわさも聞きました。

 相生市議会々議録の関連部分はこちら → 市有山林の管理について(相生市議会会議録より)

 そこで、紅葉の盛りの2005年11月25日、御坊山から入り、相生市とたつの市(旧揖保川町)の境界まで、御坊尾根を歩いてみました。

(写真はクリックすると大きくなります。)


A 相生港埋立地から


B ここから入る


C 登山口の標識


D 御坊尾根から

■ ルート

 古池から野瀬へ山越えの道を走ると、遠見山トンネル手前(北)のカーブの内側に、手すりを備え、コンクリートで舗装されたスロープが見えます(写真B)。ここから山に入ります。車は300bほど手前(古池寄り)の水子地蔵参詣者用駐車場に停めます。

 コンクリートスロープの上は段々畑になっています。そのふちに沿って急な山道を50bほど登ると道は左に折れ、水平(トラバース道)になります。この道は水子地蔵の上流部に続いているようです。トラバース道を20bほど進んだ右手(山側)に、「御坊山登山口」の小さな標識があります(写真C)。ここからが本格的な山歩きです。

 標識の脇から尾根にとりつき、ひたすら東へ進みます。途中に野瀬(南)側へ下るルートの分岐点が数カ所ありますが、今回は相生市とたつの市の境界まで、尾根伝いに進みます。道はよく整備されていて通行に支障はありません。見晴らしの良い場所には展望のためのスペースも設けられています。写真Dは、標高209bのピークの手前(西)付近から天下台山方向を見た眺望です。

 たつの市との境界にはダイセルが設けた有刺鉄線柵があります。そこで左折して馬場坂の切り通しへ下ります。切り通しから先は渓流沿いの馬場坂(西)を下ります。詳細は文末の地図を見てください。

■ 所要時間

 駐車場から209bのピークまでが約40分。そこからたつの市との境界までがさらに40分でした。帰路は、たつの市との境界に突き当たってから切り通しに下り、駐車場に帰り着くまでが約50分。全行程合計で約2時間10分でした。

■ 感想  

 モミジの植栽の件は「期待はずれ」。トラバース道の周辺にそれらしきモミジの木が何本かありましたが、ほとんどが未だ1bほどの苗木。紅葉の盛りだというのに、捜さなければ見つけられない状態でした。写真Cに一部が写り込んでいます。周辺には成長力旺盛な自然の草木が生えています。このまま放置すれば、それらに埋もれてしまうでしょう。

 御坊尾根の縦走路は、整備状態は悪くありませんが、ルートに曲がりが多く、結構時間がかかるという印象です。しかしこの道を使えば、五六見山 → 雄鷹台山 → 野瀬奥山 → 御坊山 → 遠見山と、野瀬を起点に一周することができます。一度試みてみたいと思います。

 馬場坂(西)は、切り通しが「通り抜け」出来るように開かれ、渓流に面して崩れかけていた廃屋が解体整理されるなど、かなり整備が進んでいます。数年前までコシダや笹をかき分けて歩いていた部分もきれいに草刈りされていました。久しぶりに歩いて、何となく嬉しくなりました。

■ 地図 


■ 追記(2006/05/04)

 2006年5月4日、このページの内容に関して次のようなメールが届きました。読者各位のご参考に、私の返信と併せてご紹介します。

【届いたメール】

 こんばんわ。始めまして、神谷ともうします。

 ウエブサイトで御坊山を検索して相生市の御坊山のページを発見いたしました。2002年より紅葉の植樹を開始いたしました。水子地蔵の御坊渓谷から登山口標識まで一年掛かりで道を作りました。登山口から頂上まで道を作りました。また道を作りながら、紅葉を植樹しているのでまだまだ苗木のいきを脱しません。貴方の感想文を見てメールを送る事にしました。

 紅葉の植栽の件は「期待はずれ」・・当たり前です。植裁初めて丸四年苗木で当たり前ではないでしょうか。三十年後を目指して、目下の所一人で植樹しております。少しずつ輪を広げ、町の人達にも植樹や紅葉苗木を集めて貰う運動を地道にしております。

 「このまま放置すれば、それらに埋もれてしまうでしょう。」とおっしゃる所が少し気にかかりました。この文章の後に「気がついた人は埋もれないように、紅葉に力を与えて下さい」と付け加えて頂ければ貴方はとても素晴らしい人だと思います。私も定期的に見回り埋もれないようにしております。またこの山は水気のない山で苗木を育てるのが大変な山なのです。

 それ以上に気になるのは、本サイトを見てか噂話を聞いて登って来られる人が徐々にではありますがふえております。とっても嬉しいことです。しかし、有機物は肥料になるので良いのですが、ウイスキーのビンを捨てたり、お菓子類の包み紙を捨てたり、マナーもよくありません。又、折角作った道も通った後、石が崩れても直して通られる人は余りおられないようです。御坊山はとても急な山なので気配りが必要です。あまり気配りがされないようでしたら、標識は撤去させていただきます。

 三十年後は「炎の山」御坊山を目指しております。勇気付ける感想文を書いて頂きたいものです。お願い致します。

 失礼致しました。

【管理者の返信】

 神谷様 メールありがとうございます。

 御坊山の紅葉植林の件、お一人で自発的に活動しておられる行動力(実行力)には敬服致しますが、その内容については次の2点から、必ずしも賛同致しません。私の「感想」は、その前提で書かれたものとご理解下さい。

 (1) 全山をモミジで一杯にするということは、自然の植生を否定する「自然破壊」ではないか。その必要性はどこにあるのか?

 (2) 相生市議会議事録(2005/06/15)によると、企画管理部長は月岡議員への答弁の中で、「当該行為(御坊山へのモミジの植林)について、作業中の個人に対して将来的な計画も含めて申請していただくように指導したが、その後、個人の方からは申請等もなく今日に至っております」と述べています。ということは、現状では、市役所の認可は得ておらず、公有地を勝手に開墾してモミジを植林している(私物化している)ということになるのではないか?

 「標識の撤去」については、元々無かったものです。設置者ご自身の判断と責任でご随意にどうぞ。

 「登山者のマナー云々」に関しては、いただいたご意見(メール)をホームページで紹介するという形で対応(反映)させていただきます。

 

『相生市内』に戻る

メールはこちらへ
tonbiiwa@gmail.com

5297

5328834