通過新幹線「ひかり」の効能
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そんな新幹線でも、我が家には、思わぬ効用があります。我が家はささやかながら稲作をしていますが、その水田が新幹線の高架のすぐそば(南側)にあります。JR相生駅からは約1km離れています。刈り取りを間近に控えた水田の大敵はスズメです。結構賢くて、少々の「オドシ」では効果がありません。しかし「ひかり」は別格です。衝撃音を残して通過するたびに、スズメはあわてて逃げます。「ひかり」の通過が5〜10分間隔と、「のべつ」ではないのがよけいに効くようです。「こだま」は相生駅に停車するため、減速していて、効果がありません。 見方を変えて、新幹線のすぐ近くにお住まいの人々の身になれば、新幹線の衝撃音は、大変な苦痛だろうと推測します。仮に農業を断念しても、この水田を『宅地』に変えるということだけは、避けたいと思っています。 私が小学生のころ(約50年前)は新幹線も無く、水田から在来線(山陽本線)がよく見えました。そのころは特急列車が時計代わりでした。昼(弁当)の合図は、下り特急の「かもめ」。ちょうど正午ごろに通り、最後尾に連結された展望車が目印でした。相生駅はもちろん通過。東海道の花形が「つばめ」で、コメが「配給」だった時代のお話です。 |
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