仏ヶ仙(岡山県/鳥取県)
Since 2005/08/31



 「ほとけがせん」と読みます。岡山県と鳥取県の県境にある743.5mの山です。地元ハンターの間では、三角点名の「半甲山」の方が通りが良いそうです。1999年12月11日の朝日新聞(ふるさと山自慢)に、蒜山体協山岳部長の上島敬一氏が次のように書いておられるのを見て、機会があれば一度登ってみたいと思っていました。

 「山高きが故に貴からず。格言を地でゆくのがこの仏ヶ仙である。
 三角点の最高位である一等三角点本点を頂上に置き、その頂上を日本中央分水嶺が走り、かつ都道府県境でもある。この3条件を満たす山は、全国でもこの仏ヶ仙を加えても8座しかないのだ。だからこそ、登山家としても知られた人類学者の故・今西錦司さんは、すぐ西方にそびえる蒜山(ひるぜん)三山よりも先に、この山に登ったとうかがっている。(後略)」

 2005年8月28日、蒜山高原から関金温泉へ向かう途中に立ち寄ってみました。国道313号の犬挟(いぬばさり)トンネル南口から東側の村道を3〜4km行くと八束村と中和村の境界の峠に出ます。その峠の左手に登山口(次の写真)があります。夏の盛りで草葉が茂っていましたが、登山口は何とか見つかりました。村道は四輪同士が交差できる幅員のアスファルト舗装された道でした。文末に詳しい地図を添付しています。 

  

 草の中に、半分壊れた標識があり、その足元から、間伐材を利用して作ったと思われる小さなステップ(階段)が始まっていました。
 

 

 登山口から約25分で頂上に着きました。頂上は3つの峰に分かれており、三角点はその最奥にありました。三角点の脇に「仏ヶ仙 県境の山 中央分水嶺の山 一等三角点本点の山 全国13個所の三冠王」と朱書された表示板がありました。前掲の上島氏の記事では「三冠王」の数は8座でした。どちらが正しいのかは分かりません。
 

 

 三角点の標石は、見慣れた天下台山(二等三角点)のものより一回り大きく苔むしていて、歴史と風格を感じさせました。

 

 期待していた眺望は、あいにくのモヤで霞んでいました。下の写真は中央峰(三角点の手前の峰)から見た蒜山高原方向です。 

 

 上島氏の記事(前述)によると、「この山は春がよい。サンカヨウ、イワナシ、イワウチワ、ヒゴスミレなど、隣の蒜山とはひと味違う花たちが迎えてくれる。初夏には、ササユリやヤマツツジが全山を甘く包む」そうです。私が登ったとき(8月28日)には、花の姿はまったく見かけませんでした。この次行くとしたら5月かな。

【地図】
 


「他府県」に戻る

メールはこちらへ
tonbiiwa@gmail.com

6011

5288968