権現山と磐座神社
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Last updated on 2004/05/21



  権現山は兵庫県相生市矢野町森にあります。JR相生駅から播磨科学公園都市(北)に向かって播磨テクノラインを走ると、森集落のカーブで、右側前方、大ムクノキ越しに見えてくる山です。頂上直下に三角形の大きな岩(天狗岩)があります。

  権現山の登山情報はこちらにあります。 → 高巖山と権現山に登る

 
大ムクノキと権現山

  権現山の麓に、この山をご神体とする磐座(いわくら)神社があります。この神社は巨石を対象とした民間信仰が、仏教や神道の影響を受けながら、当初の姿をとどめている典型的な例です。現在の本殿は天和2年(1682年)に造られたもので、相生市内では年代が確定できる唯一の17世紀の神社建築です。詳しくは、「相生市史」の第1巻第2章第2節と、第4巻第6章第2節を見て下さい。

 
磐座神社と権現山

 

 磐座神社は相生市内では知られた紅葉の名所です。次の2枚の写真は2000年12月4日に撮影したものです。(2000年12月9日:写真更新)




 

 磐座神社の境内には県指定天然記念物のコヤスノキがあります。コヤスノキは、国内では兵庫県の南西部から岡山県の南東部にかけてのごく狭い範囲でのみ見られる珍しい木です。詳しくはこちらのページをご覧ください。   → コヤスノキ(子安木)

(これらの画像はクリックすると大きくなります)


コヤスノキの花


コヤスノキの果実

 

 権現山の南隣の一段低いピークを龍王山といい、頂上に大岩(名前は?)があります。この大岩の東側の陰に磐座神社の奥の院があります。同じ岩の南西側には龍王社があります。奥の院には、阿弥陀三尊像と十一面観音像が祀られています。これらの仏像は廃寺になった円応寺のものと伝えられ、明治政府の神仏分離令までは磐座神社内に祀られていました。円応寺は、赤松則祐が、感状山城を築いたとき、祈願寺として建立した禅寺で、赤松氏の衰微や浄土真宗の普及に伴って衰え、廃寺となったようです。龍王社は磐座神社の末社で、頭上に龍をいただいた少童命(わたつみのかみ)が安置されています。雨乞いの神様です。「相生市史」第4巻第2章第4節には、磐座神社の神仏分離令への対応が詳しく書いてあります。


龍王社


奥の院


奥の院の内部

  権現山へ登る道は、磐座神社の社殿の左手(北の端)から裏山に入り、龍王山を経由して尾根伝いに頂上に達しています。頂上から北側には、高巌山の巨岩が見えます。

  こちらに高巖山関連写真があります。 →高巖山写真集


龍王山から見た権現山頂上


権現山頂上から見た磐座神社叢林


権現山から見た高巖山

 

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