ジンチョウゲ(沈丁花)
Since 2002/03/13


 姿を見るより先に、その芳香で存在が分かる花です。芳香が遠くに及ぶことは、秋のキンモクセイと双璧だと思います。中国原産で日本へ入ったのは室町時代といわれています。中国名は瑞香(ずいこう)です。「沈丁花」は日本で付けられた名前で、沈香(じんこう)と丁字(ちょうじ)の香りを併せ持つ花というところから来ています(週刊朝日百科「世界の植物(33)」による)。

 下の写真は2002年3月8日に、私の生家(兵庫県相生市)で撮ったものです。この木は40年以上前、私が小学6年生のときに、親戚で貰った枝を挿し木して育てたものです。父に買ってもらった「挿し木接ぎ木の新技術」という本で「団子挿し」の知識を仕入れ、そのやり方で30本ほど挿し、全部活着させたのが自慢でした。トイレの周辺を中心に家のあちこちに植えました。年月を経るうちに突然枯死したり、大きくなりすぎて「邪魔になる」と切られた株も多いのですが、今でも5〜6本は花を付けます。なお「団子挿し」というのは、挿し穂の切り口に赤土をこねて作った団子を付けて挿し木する方法です。赤土の殺菌力(還元殺菌)が、切り口の腐敗を防ぐのです。

 今年買った「春まきホウレンソウ」の種子の袋に、「播きどきはジンチョウゲの咲く頃」と書いてありました。「なるほど」と、さっそく3月10日に播きました。

(写真はクリックすると大きくなります。)


「花便り」に戻る

メールはこちらへ
tonbiiwa@gmail.com

since 2005/05/11 40803

5330289