カラスビシャク(烏柄杓)
Since 2005/05/30
Last updated on 2006/05/10
どこからやってきたのか、実家(兵庫県相生市)の庭先に、高さ30cm弱で仏炎苞を持った見かけない植物が1本生えていました。図鑑で調べてカラスビシャクと分かりましました。私にとっては初見ですが、珍しい植物ではなく、日本各地に広く分布する畑地の雑草のようです。葉柄の中間と小葉の基部に「むかご」が出来て盛んに栄養繁殖するので、除草がやっかいであるとして、「百姓泣かせ」と呼ぶ地方もあるとか。 夏に球茎を掘り取り、外皮を除いて乾燥したものが漢方薬の「半夏(はんげ)」で、吐き気を鎮めたり、咳止め、痰切りなどの効果があります。別名のハンゲはここからきています。(堀田満: 週刊朝日百科「世界の植物90」より) 掘り上げて鉢で育ててみるつもりです。増えすぎて泣くことになりはせぬかと、ちょっと不安。 【追記】2006/05/10 鉢植え1年後の写真(右側2枚)を追加しました。そこそこ増えましたが、泣くほどではありませんでした。 |
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