コウヤボウキ(高野箒)
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Last updated on 2003/10/29
その昔、和歌山県の高野山には竹、梨、胡桃、桃などの竹木がありませんでした。利潤を得る行為を戒めるという意味で、商品作物の栽培が禁じられていたのです。それで竹箒が作れず、代わりにこの木の枝を束ねて箒を作ったことから「高野箒」の名が付いたといわれています(週刊朝日百科「世界の植物(2)」より)。
草のように見えますが小低木です。山地の日当たりの良いところでよく見られます。下の写真は2003年10月19日に、天下台山(兵庫県相生市)の頂上北側で撮ったものです。
(写真はクリックすると大きくなります。)
【2003/10/29増補】
1975年11月発行の週刊朝日百科『世界の植物(2)』によると、京都伏見の酒倉では、酒桶(さかおけ)についた「にごり」の泡をふきとるのにコウヤボウキを使うそうです。ふたつかみほどのコウヤボウキの枝に、竹の小枝を2、3本入れて束ね、先を少し切って50センチほどの箒にすると、弾力が適度で、箒についた泡を払えばすぐとれるの便利だとのことです。
古くは、コウヤボウキの枝を束ねて、玉で飾った箒を「玉箒(たまぼうき)」といいました。正倉院御物の「子日目利箒(ねのひのめとぎほうき)」がこれにあたります。当サイトと相互リンクしている「Nature Walker」さんは、この「子日目利箒」の複製を試みておられます。その写真がこちらのページにあります。 →コウヤボウキ(高野箒)
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