ネキリムシ(根切虫)
Since 2005/07/10
Last updated on 2011/06/06


 プランターに播いたキカラスウリが6月末ごろから芽を出し始めました。ところが本葉2〜3枚まで育つと次々としおれて枯れます。つまみ上げてみると、どれも株元から下(根)が見事にありません。

 「ネキリムシの仕業に違いない」と、被害株の根元を細身の移植ゴテで掘り返したところ、案の定、深さ5cm近辺から、下の写真のような幼虫が出てきました。コガネムシ類の幼虫のようです。撮影は2005年7月9日。方眼紙は1目盛1mmです。

 なお「ネキリムシ」は、コガネムシ類やカブラヤガ、タマナヤガなど、土中にいて農作物の根を食害する幼虫たちの総称(俗称)です(平凡社「世界大百科事典」による)。




【増補】2011/06/06
    カブラヤガの幼虫

 畑で太さ1a程度に育っているニンジンの中の1本が、葉を落として丸坊主になっていました。主だった葉が葉柄の根元で切り取られて周囲に散乱していました。近くの土を掘り返したところ、被害株から10aほど離れた深さ約5aの土中から下の写真のような芋虫が出てきました。予想通り、カブラヤガの幼虫の仕業だったようです。

 カブラヤガの幼虫はネキリムシの本家とされていますが、実際には根ではなく、茎の根元(地際)や葉柄の付け根(茎際)を食害することが多いようです。地際を食われた茎を見ると、根の部分が切り離されて無くなっているのでネキリムシと呼ばれるのでしょうが、根を食べるわけではないので、個人的には、ネキリムシよりもヨトウムシ(夜盗虫)の仲間に入れた方が分かりやすいのではないかと思っています。


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