タカサゴユリ(高砂百合)
Since 2002/08/24
Last updated on 2006/11/14


 実家の庭のあちこちに、誰が植えたわけでもないのに、白っぽいユリが毎年咲きます。今年はそれがいつになく見事なので、デジカメに収めました。花の直径は10〜15cm、ラッパの長さは20〜25cmもあります。今夏の天候(酷暑)が生育に適していたのかも知れません。撮影は2002年8月21日です。

 図鑑や検索エンジンで調べて、「タカサゴユリ」と判定しました。台湾の山地に広く野生するユリで、日本へ種子が入ったのが大正12年。旺盛な繁殖力のために、今では西日本を中心に広く野生化しているようです。当地(兵庫県相生市)でも、空き地などに自然に生えている姿を時々見かけます。

 テッポウユリに似ていますが、テッポウユリと比べて、葉が細い、花が細長い、花の外側が淡い紫褐色を帯びている、花期(8月)が少し遅い(テッポウユリの自然開花は6〜7月)などの違いがあります。テッポウユリとの交雑で、両者の長所を併せ持つ「新テッポウユリ」という品種も作られているそうです(週刊朝日百科『世界の植物99』より)。

(写真はクリックすると大きくなります。)

 

【追記】2006/11/14

 タカサゴユリは種子で繁殖します。花が終わると1輪につき1本、長さ10aほどの細長い莢(さや)が出来ます。莢の中は6列に分かれていて、1列につき100〜200個の種子がぎっしりと詰まっています。晩秋になると莢がはじけて種子が放出されます。種子はポテトチップスのような形で、風で運ばれます。

 地面に落ちた種子は翌春に芽を出しますが、その年は花を付けません。翌年から花が咲き、年を追って1本の茎に咲く花の数が増えます。

 下の写真は私が畑で栽培しているものです。花の終わった茎は、種子採取用の1〜2本を残して、頂部を切り取るように心がけています。放置すると猛烈に繁殖するからです。
      


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