ツチグリ(土栗)
Since 2003/11/16



 
別名ツチガキ(土柿)。木の実のように見えますが、実は腹菌類のキノコです。山の中の道ばたや崖の、露出した裸土の上などに生えます。同じ和名の多年草がバラ科にあります。

 若いうちは直径3cmぐらいの黒褐色の堅い球体ですが、成熟すると厚い外皮が星形に裂けて反り返り、薄い皮に包まれた球状の袋が現れます。星形の外皮は、湿っているときは開いていますが、乾くと再び閉じて球状になります。そのとき内部の袋を押しつぶし、袋の中の胞子を飛散させます。球状になると風に吹かれて地上を転がって移動します。そして別の場所で湿気を帯びると、再び星形に開くのです。

 晴れた日に移動することから、「晴天の旅行者」とも呼ばれるそうです(平凡社の「世界大百科事典」による)。 英名の「Astraeus hygrometricus」 は、「星形の湿度計」という意味だそうです。

 写真は、実家(相生市)の庭で採集したものです(2003年11月14日に採集&撮影)。 天下台山(相生市)では、岩屋谷側登山道の某所で見られます。 

(写真はクリックすると大きくなります。)


「花便り」に戻る     「天下台山の植物」に戻る

メールはこちらへ
tonbiiwa@gmail.com

since 2005/05/11 31186

5137197