市有山林の管理について(相生市議会会議録より)
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 相生市の公式ホームページで市議会の会議録を見ていたら、月岡定康議員が平成17年 第4回定例会(6月15日)で「市有山林の管理について」と題して質している記録が出てきました。

 内容は、(1)天下台山の道づくり、(2)御坊山のもみじ植林、(3)三濃山の荒廃、の現状を市としてどうとらえるかというものです。当サイトのホームグラウンドである天下台山が含まれていることもあり、関連部分を抜粋して下欄にご紹介します。

 市側の答弁については特に異論はありませんが、月岡議員には、ついでに、水戸大神や水子地蔵など、市有山林内に(勝手に?)築造されている構造物についても言及して欲しかった。天下台山の東部墓園側ハイキングコースの脇には、数年前に作られたと思われるペットの墓のようなものもある。

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 月岡定康議員の質問 

 5番、市有山林の管理についてであります。

 (1)個人による天下台山道づくりについてであります。奇特な方がおられて、かつてこの天下台は我々が登山道としては、そんなにたくさんあるとは思ってなかったんですが、既に7、8本のコースができておるようでありまして、その上、また個人的に自分の便利なように登山道をつくりつつあるとか、そういう方もいらっしゃるということを聞きましたので、市としてこの現状をどのようにとらえられるか、そして今後どのように対応されるかですね、お尋ねしたい。

 (2)は、同じく個人による御坊山西斜面の植林についてであります。これも奇特な方が、かつてこの西斜面は相生市章を、相生市のマークを刈り込んでですね、そして相生市のマークが、この皆勤橋あたりから見ると見事に御坊山に描かれておると、そういう景観が一時期あったわけですけども、その方はそのイメージが残っておるらしく、あの御坊山の西斜面をもみじで真っ黄色にしてみたいと、こういうことで既にその植林を始めておられます。そこで、この奇特な行為はよしとしましてですね、相生市はこの状態をどのように受けとめられるか、今後、どのように対応されるか、お尋ねします。

 それから、(3)として三濃山についてでありますが、三濃山が荒廃しておるということで、この現状をどう考えておられるか。私も、この秋に一緒に行ってくださいと言われておるんですが、行くにはちょっと体力訓練をしないと、ここと天下台はちょっと、7コースを回るにはちょっと無理かなあと思っておりますけども、この現状をどう考えておられるか。

 同時に、2番として、ここの三濃山のハイキングコースが市が整備をやっておるということで、その辺と荒廃との関係、どのようにとらえておられるか、今後はどのように皆さん考えておられるか、これをお尋ねしたいと思います。

 

 瀬川英臣 企画管理部長の答弁

 大きな5番目の市有林等の管理についてお答えをいたします。

 まず、1点目の個人による天下台登山道づくりについてでございますが、この件につきましては、市が管理する登山ルートのほかに各方面から登山が楽しめるようにとの思いから、一部の登山愛好家による変化に富み、また達成感を味わうことができるコース等、新たなルートづくりが進められていることは承知をいたしております。さらに、これらの登山ルートは広く公表され、登山やハイキングを楽しむ愛好家に徐々に浸透して、天下台を訪れる方も増加していると聞き及んでおります。

 しかしながら、当然、市有財産を管理する立場にある者として、現地に赴き現状を把握することが先決であるというふうに思ってございます。当該行為が財産管理に及ぼす影響調査の必要はございますが、今のところ現状把握ができておりません。できるだけ早い機会に全ルートの調査を行い、現状把握に努めたいと思っております。一部の登山愛好家とは思われますが、相生市のPRになればとの熱意も感じられますことから、これらルートづくりを進めている方々から、将来的な計画等も含めて、聞き取り調査による実情把握に努め、当該行為の内容が法令等に示される手続の対象になるようであれば、指導啓発を行いたく考えておりますので、何とぞ御理解を賜りたいと存じます。

 それと、次に2点目の御坊山西斜面の植林についてでございますが、この件につきましては、昨年の11月ごろに御坊山の市有山林において個人が山林を伐採し、もみじを植林しているとの連絡を受け、現地調査に行きましたところ、個人の方が作業中で現場におられましたので、当該行為についての将来的な計画も含めて申請していただくように指導した経緯がございます。その後、個人の方からは申請等もなく今日に至っております。

 そこで、まず1点目のお尋ねの現状をどう考えるかでございますが、本来、財産管理につきましては、市有財産条例により財産管理を行っているわけでございますが、今回のようなケースは市民からの通報等により把握する場合が多く、その都度、指導等を行っており、結果、対応がおくれがちになることは否めないところで、申しわけなく考えているところでございます。

 このようなことから、再度調査をしましたところ、相生市字御坊山5332番4の市有山林の一部において、昨年の台風等による倒木の撤去、御坊山登山道の整備、地域住民の憩いの場になればとの思いから、もみじの植林も行われ、その数も約50本ございます。これらの行為のための間伐も行われておりました。植林されたもみじも、3〜40センチから2メートルを超すぐらいに達しているものがあり、順調に生育しているものと思われます。

 また、山腹の状況も比較的傾斜は緩やかで地滑り等の形跡もなく、下刈りも行われたようで、比較的整然といたしておりました。ただ、昨年の台風等による山林の荒廃を考えますと、今後も注視すべき場所ではないかと考えます。

 このような現状を踏まえ、2点目の今後どのように対応するのかということでございますが、一市民の熱い思いによる行為と考えられるところから、今後は早急に市への届け出を促し、将来的な計画の把握を図るとともに、森林法並びに市有財産条例等の規定に基づき手続を行うよう指導啓発を行っていきたいと考えておりますので、この点につきましても御理解を賜りたいと存じます。

 

 井上喜信 建設経済部長の答弁

 5番の市有山林の管理のうちの3番の三濃山についてでございますが、お尋ねの三濃山については、まず1点目、荒廃する現状をどう考えるのかということでございますが、原因はトライアルバイクの走行であります。走行している場所が、西播磨丘陵県立自然公園内であり、また市道三濃山瓜生1号線と認定をしている公道があることから、これまでも愛好家、地元の自治会、土地所有者、県環境部局、市が集まり話し合いの場を持ち協議をしてまいりました。法的には、自然公園法による馬車乗り入れ規制区域に指定をすれば市道の封鎖にもつながりますので、それはできません。トライアルバイクの走行をとめられる法的規制がかけられないのが、現状でございます。5者の協議の結果では、愛好家の方々にマナーを守って節度ある利用を求めるとともに、今後、問題が生じれば再度話し合いの機会を持つこととなっております。それ以後、苦情等の情報が入っておりません。したがいまして、現時点では現状を見守るしかないのではないかというふうに考えております。

 2点目のハイキングコース整備についてでございますが、市が管理を行っていますハイキングコースは、能下地区にある犬塚より北側約300メートルを入り口とし、三濃山頂上に至る総延長約1,300メートルを管理をいたしております。

 当コースは、昔は集落もあり、生活道路として利用されており、里道であること、また住居がなくなりましたが、ぶんぷく茶釜で有名な求福教寺があることから、ハイキングコースとして位置づけをいたしております。これの管理につきましては、これまでシルバー人材センターに委託をしており、委託内容は、除草、路面清掃を年2回行っております。

 3点目の今後の対応についてでございますが、荒廃に対する対応は考え方での説明をさせていただきましたが、規制をすれば公道としての機能がなくなることから、自然公園の適正な利用についてのマナーを呼びかける看板の設置は可能ですので、規制ではなく、愛好家の自主性を訴える看板で対応してまいりたいと考えております。

 また、ハイキングコースの整備につきましては、財政事情等の関係もありますが、現コースでの管理は適切に引き続き行ってまいりたいというふうに考えております。

 

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