BINO MAKING Progress Report 製作状況速報(P2)


2008 to 2010


P1(2011 to),  P3(2005 to 2007),   P4(2001 to 2004), 


Welcome to this corner ,"BINO MAKING Progress Report"!!

There is a lot of information uploaded concerning to the BINO MAKING. Although most of the comments are written in Japanese, you will surely be hinted a lot by the numerous photos with English comments.

I am always welcome any of your questions. As I am bilingual in English and Japanese, please always feel free to ask any question in English to me. I will quickly respond to your questions.





Reform for Silver- Rush
銀ミラー化リフォームラッシュ  (2010,12月20日)


A little bit exaggerated title, but I have been involved in the series of EMS reforms for the silver mirror.

 APM152-BINOとスペイン向けのEMS-ULSセットを送り、一段落したところで一連のEMSの 銀ミラー化リフォームを処理しておりました。 一時、素材ミラーの在庫切れでお待たせしていましたが、現在は銀ミラー化リフォームは約3日の納期でこなしています。 また、ニュートン鏡筒の斜鏡の依頼も来始めたので、短径63φと70φにつき、一定数在庫を確保して供給し始めましたが、 絶大な効果に皆さん仰天しておられます。主鏡のアルミ膜や誘電体膜を剥がしてからの 再処理は大掛かりになり、リスクもありますが、斜鏡を銀ミラーと交換するだけで、主鏡を銀ミラー 化するのと同じ効果が出るのですから(当然ながら)驚きです。





EMS-ULS Set for Spain
EMS-ULSセット、明日スペインに  (2010,12月12日)




This EMS-ULS set will set out for Spain tomorrow. The sliding mount introduced here a couple of days ago will accompany it.

 EMS-ULSは、EMS-ULの第1ミラーを限外オーバーサイズにした物です。 ミラーハウジングはULと同じですが、バレルを65mm差込として、最大限の第1ミラーを収納 した物です。(65φバレル採用による光路長の延長は一切ありません。)

 いよいよスペインにも銀ミラー仕様のEMSが上陸します。

 65φバレルのもう一つの大きな利点は、接続の強度と精度が50.8mmφ接続に対して 格段に増すことです。わずか14mmほどの差ですが、これは絶大で、EMSのフルシステム+重量級 のアイピースでも、モーメント加重に負けてスリップすることがほとんどなく、バンド式クランプが不要に思えるほどです。 接続径が90mmφ等、さらに大きくなればさらに良いことは言うまでも ありません。(12月16日追記)

 過去の開発履歴





EMS-UL with the IPD Crayford: Set
EMS-UL 目幅クレイフォード付セット  (2010,12月12日)




This EMS-UL set will be delivered to an amateur binoscope maker. The mount is said to be ready already. As this set includes all the functions required for a binoscope, such as, image erecting, image X-Y shifting, image rotation, and IPD adjustment, it is very easy for an amateur maker to make a binoscope with it. All that the binoscope maker should do is just fix a pair of OTAs parallely on the base.

 接写のため、妙に機構部とノブが突出して見えますが、実際はそうでもありません。

 12cmF5-BINOの自作用に依頼されたEMSセットです。 通常であれば、鏡筒スライドマウント+固定式のEMSセットを お勧めするところですが、このセットですと、自作部分の構造が極めてシンプルになること、また、将来的に 鏡筒を変更する際にも柔軟に対応出来るので、自作にはお勧めのセットです。 具体的には、 このEMSセットには、
1.90度対空の正立ミラー系、
2.右の像のX、Y方向それぞれ独立的なイメージシフト機構、
3.像回転機能(主光軸と独立的に可能)、
4.目幅調整機構、と、双眼望遠鏡に必須な光学的機能が全て 備わっていますので、自作者の仕事は、ほぼ鏡筒2本を平行に並べるだけです。

 X-Y調整ノブの原点矢印(写真3:左より)は、常に第2ミラーの方向が原点です。金色のノブがY調整、銀色の ノブがX調整です。3つ目のノブ(ノブではない^^;)に見える物は、前記2つのノブの独立的な動作を可能に するためのスプリング機構です。

 説明が足りないのか、下手なのか、まだX-Y調整機構のことが一般の方にはあまり 知られていないようですが、右の鏡筒のイメージをX,Yそれぞれ独立的に、それぞれ単独のノブで自由に動かせるもので、 EMS自体を実用品として成り立たせている立役者なのです。 自己責任ではありますが、自分の最も快適な眼位に BINOの光軸をカスタマイズ出来る機構です。 もちろん、いい加減な鏡筒の平行出しのまま、この機構を最初から利用して X-Yノブを盛大に回すのは、製作者の意図に反します。 左右の鏡筒の平行出しをきちんとしておけば、市販の あらゆるアイピースを使用しても、このX-Yノブを±45度以上回すことはないはずです。(地上の至近距離を観察 する時だけは例外的にXノブを一時的に180度近く反時計回りに回すことはあり得ます。)





Handle is added
ハンドル設置  (2010,12月10日)




The newly acquired technology is applied on the New Handle. Look at the crossing pint of the rod and the handle bar closely fitting each other.

ハンドルも進化しました。 ロッドとハンドルバーの嵌合部の加工は、今年新たに導入 した工作手段によって可能になったものです。 3月後半に工作手段を刷新して以来、 作業環境の激変に対応するための作業にずっと追われていましたが、ようやく整いつつあり、ようやくスタートラインに立てたような気がします。

 




The New Standard!!; "The New Sllide Mount"
新基準誕生!! 新型スライドマウント(FS102-BINO用)  (2010,12月9日)




20 years' study has made a conclusion at last. The most simple and the most reliable sliding mount is born. 8 ball barings on the rigid stainless hexagonal shaft promise the silky touch and fabulous rigidity and the durability of the mechanism. A handle will be added from now on.

 新型のスライドマウントです。 今後しばらくの間、これが10cmクラスまでのBINO用の スライド台座の標準になりそうです。 システムの全厚が直前モデルよりも随分と薄くなり、構造もシンプルになっています。 ガイドレールも、硬質アルマイト仕上げから、無垢のステンレス(SUS304)の六角棒 になり、ベアリングが接する2面とドライブシャフトが接する1面の合計3面の全てで 高い耐久性を達成しました。 極めて滑らかでノーバックラッシュな操作時の感触を 写真ではお伝えできないのが残念です。

 以前にも書きましたが、今回よりスライドガイドユニットも完全自前生産としたため、今後は機械メーカーの在庫状況や製造中止等に左右されることがなく、さらに規模に応じた応用も自由になりました。 このスライドガイドユニットは、今後あらゆる応用が期待できます。

 これより、操作ハンドルを設置します。





IPD Crayford patrs fot the normal size Mirror Housing:
目幅クレイフォードの内筒(小ミラーケース接続用)  (2010,12月6日)




IPD Cryaford parts for the normal size EMS mirror housings.

 今までご紹介して来た新型の目幅クレイフォードの内筒(兼レールホルダー)は、全て大型第1ミラーハウジングの、65mmφの斜出穴に嵌合する テーパボス付き(オス接続)でしたが、今日ご紹介するのは、ノーマルサイズ(小)のハウジング用で、 内筒(兼レールホルダー)は2インチの内径で第1ミラーユニットの射出側リングのテーパボスを受け入れる接続方法(メス接続)です。 通常の汎用旋盤だけでは実現しない形状で、CNCフライスあればこその形状です。 なお、外筒(兼ベアリングホルダー)は大型ハウジング用と共通です。





APM152-BINO completed-2:
APM152-BINO完成-2  (2010,12月2日)




A convenient weight system is added on the trunnion. This client chose "EMS-UXL-SEMI-PREMIUM SET" that has advantage of oversized second (eye-side) mirror compared with the normal EMS-UXL. The choices were; "EMS-ULS", "EMS-UXL", "EMS-UXL-SEMI-PREMIUM", and the high end "EMS-UXL-PREMIUM"; I think he made the right decision.

 ウェイトシステム(option)を追加しました。鏡筒はアリミゾによって簡単に前後調整出来ますが、やはりウェイトシステムがあった方が便利です。

 ご存知のように、EMSセットは、いくつかの選択肢がありました。 このBINOの依頼者の方は、標準のEMS-UXLの第2ミラー(つまり眼側)のみを限外オーバーサイズにした仕様を選択されたましたが、賢いご選択だったと思います。(各種EMS の紹介ページはこちら

 BINOシステムが巨大化もしくはF値が小さくなりますと、それに比例して第1ミラーも大きくしないと、 口径食が発生しますが、これは極端な例を 除き、実際に観測に具体的な支障をきたすことはありません。 ところが、第2ミラーのサイズ不足は、 アイピースの視野の欠けに直結する(視野が狭くなる)ので、より深刻です。 焦点距離=40mm以上の超 広角アイピースを多用される場合は、第1ミラーにPREMIUM仕様を奮発するよりも、むしろ第2ミラーのサイズを 最大限確保する方が費用対効果で有利です。(←以上はEMS-UXLの場合です。予算が十分にあれば、両方に投資するのがベストですが^^;)

 大きいミラーと一口に言いますと、大抵の方が”反射的”^^;に(45度の)斜鏡の短径でミラーサイズを判断されると思います。 しかし、EMSの 場合は入射角=60度ですので、常に長径が問題になるのです。 短径50mm+αの斜鏡より切り出す 場合、長径は不足ぎみのことが多く、短径は余るわけで、さらに先端の裏側はハウジングや接続菅に干渉しますので、 周到な3次元的なトリミングが必須になるわけです。 仕上がったEMSのミラーを見られた上級者の 方でさえ、「短径40㎜の斜鏡を使っているのですね?」と言われたことがあります^^;が、 前記トリミングのからくりをご理解いただいて、初めてEMSの真価をご評価いただけるのだと思っています。

*(誤解が多いので念のためにご説明しますと、入射角とは入射光線と反射面の 角度ではありません。 入射光線と反射面の法線との角度です。 つまり、EMSではミラー面に対して 30度という大きな傾斜で光線が入射するのです。 また、第1ミラーのPREMIUM仕様は、ミラーその物が特注 形状で非常に高価になるわけですが、第2ミラーのPREMIUM仕様については、素材ミラーのコスト差よりも、 限られたスペースに最大限のミラーを加工収納するための技術料とご理解ください。)





APM152-BINO completed:
APM152-BINO完成  (2010,12月1日)




詳細は後ほど掲載いたします。




New sliding-mount successful:
新型目幅調整台座  (2010,11月30日)




Preliminarily assembled new slide-mount proved to be silky smooth to operate and offers precise parallel movement.

●新型のスライドマウントの動作試験をしましたが、大成功でした。 自前のスライドガイドユニットを2個使用したフリクションドライブ方式(クレイフォード) です。 市販のスライドガイドを使用した前モデルよりも、部品点数が減り、システムの全高(厚み)が随分と低く、コンパクトになりました。

●APM152-BINOは最後のパーツのアルマイトが完了したら完成です。 一両日中に完成した姿をお見せできるはずです。

●在庫切れになっていたEMS-UL用の銀ミラー(銀第5回ロット)が入荷しましたので、随分とお待たせしてしまいましたが、逐次仕上げて発送させていただきます。 長らくお待たせしましたこと、お詫び申し上げます。





Logo of "Matsumoto" carved on the Fork:
ロゴを彫刻しました。  (2010,11月28日)




Logo of "Matsumoto" is carved on the Forks of both sides. Each of the outlines represents "M" of "Matsumoto" and "M" of the "Mirror" respectively, and they also represent a BINOSCOPE in combinatioon.

ロゴをフォークの両サイドに彫刻しました。





IPD Crayfords still more evolved:
目幅クレイフォードをさらに改善しました。  (2010,11月27日)




With the same fundamental structure, the IPD Crayford is still more improved by some secret know-how. It has come to be still more rigid and offrers still more reliable feedback to your hands.

 基礎構造は同じですが、見えない部分での工夫の追加で、剛性と操作時に手に伝わる 安心感がさらにアップしました。 この改良は、この3台くらい前のBINOより施しています。  ついでにご説明しますが、一般的にクレイフォードはドライブシャフトに与えるテンションには 常に注意を向けておく必要があります。 頻繁にネジが緩むというのではありませんが、使用環境の違い(使用負荷重量の違い)や長距離輸送後や長期間の経過等で締め具合の 調整が必要になることがあります。

 本IPDクレイフォードの場合、ラジアル方向のテンション調整用のセットビス(イモネジ)が 2本あるので、調整時には均等に締める必要があります。 また、これは微妙な横方向の センタリング(クレイフォードのそれであって、BINOのそれではありません)調整をも 兼ねています。(片方のネジばかり極端に締めると、内筒と外筒が接触してこすれ合うことがあります。)ドライブシャフトホルダーの下側にも特殊なネジがありますが、これは 触る必要はないと思います。ユーザーの方で目的を知りたい方があればお尋ねください。

 要するに、快適に操作できている限りは調整は不要ですので、あまり神経質になる必要は ありません。 ただ、完全にBLACK-BOXとして構造に無頓着のまま使用し続けるのは良くないと思います。





Handles of the APM152-BINO:
操作ハンドルをセットしました。  (2010,11月26日)




 I have added a new formula of setting the handles on the focusers.

 剛性の高いフォーカサーにハンドルをセットする新しい方法を開発しました。 これよりアルマイト(黒)加工に出します。

 鏡筒が長い(重心が対物側にある)ため、従来のように、鏡筒バンドから長いロッドを引っ張って来るのは外見上も良くなく、またハンドル自体の剛性も出ないため、この新しい方法を試みました。

 ただし、フォーカサー自体には足場がなく、新たなベース用のバンドを製作する必要が ありました。 終盤での難物加工でしたが、直接ユーザーさんが触れる大切な部分ですので、 手は抜けません。 時間とコストはかかりますが、高級BINOには良い方法で、加工方法の レパートリーを一つ増やしました。

 ウェイトシステムもシンプルな物を準備しています。(昨日のスリーブとバレルは 今日アルマイト加工に出しました。今日のハンドルベースは同ロットには微妙に間に合わなかったので、明日出します。 BINOは1週間以内に完成します。





90mm sleeves for the APM152-BINO:
90φスリーブ完成  (2010,11月25日)




 90mm sleeves are ready to be anodized.

 材料を再手配していた90φスリーブが完成しました。 左が左鏡筒に取り付けてみたところ、右がオリジナルの末端アダプターを外したところ。

 これほどの規模(と精度)の鏡筒でありながら、末端アダプターはいきなり50.8mmに なっています。 この規模の鏡筒なら、通常であれば2段階、あるいは3段階に太い接続部を構成しているところです。  そのため、アダプターは丸ごと作り直しになりました。





The New Linear System quite successful:
新型リニア機構、実験成功  (2010,11月24日-2)




Current version of the sliding mount for the IPD adjustment utilizes the commercial linear system that is quite reliable. This time, I have succeeded in developing my original linear system that is still more rigid and compact, so is suitable for my purpose.

 市販のスライドガイドユニットを利用した目幅調整用のスライドマウントはすでに製品化しており、機能上も全く問題はありませんでしたが、産業部品のリニア機構の転用ですので、コンパクト化や耐久性(もちろんコストも)等、当方の目的に 特化した独自のリニアシステムを模索して来ました。

 今日は、その新規開発のシステムの実験に初めて成功しましたので、ご紹介します。ベアリングユニットは、 アルミ合金の六角棒から加工した物で、CNCによる4軸制御を駆使したことで、ほぼ1工程(その間ワークのチャッキング開閉を行わないという意味)でこの複雑な形状を実現しました。 リニアレールにステンレスの六角棒を 使用することにより、ベアリングの受けとドライブシャフトの受けの両方の耐久性を同時に確保しました。 

 ノブやシャフトは実験用に仮にセットしたもので、実際は、このシステム2個をを前後のペアにし、1本の長いドライブシャフトを2つのリニアユニットに貫通させて駆動しますので、さらに安定した平行移動が期待出来ます。 





APM152-BINO almost finished:
APM152-BINO完成間近  (2010,11月24日)




Both of the OTAs are loaded.

鏡筒を2本載せました。

 フォーカサーノブ、ファインダー台座、対物フードのロゴ等、左右対称にカスタマイズされています。 マイクロフォーカサーノブが金色から銀色になっていて、こうしたマイナーな仕様変更はメーカー製品でよく 生じることで仕方ありません。好みによって賛否が分かれるのでしょうが。 ただ、磨いた真鍮の金色は新しい内は綺麗ですが、在庫期間中にに酸化してくすんだりムラが出るので、ノブをアルミ合金にしてしまったのも案外正解かも分かりません。

 右鏡筒のベース(アリミゾ)の初期調整機構は、前回のBLANCA130EDT-BINOと同じ構造ですが、 鏡筒をセットしたまま微妙な方向の初期調整が行え、極めてGood! です。 どうやらこの機構は定番になりそうです。 (10月5日~7日の記事をご参照ください。)





90mm barrels of the larger EMS housings:
90φバレル(大型EMSハウジング用)  (2010,11月23日)




Three pairs of 90mm barrels are ready to be anodized.

 個別に対応して来た大型ハウジング用のバレル(接続管)ですが、 ここに来て、最大公約数が見えて来ました。 相手材料の都合から、バレル(雄) 径=89.8mm(90mm弱)くらいが好適のようです。 径が大きいので、挿入長は最小限で 問題ありません。 今回までは自前で加工しましたが、そろそろ外注パーツとして一定数 確保するつもりです。(少しでも納期を短縮するために^^;・・・)

 (因みに、昨日再手配した材料は、この相手部品の、90φスリーブ(メス)用の物です。 望遠鏡側の接眼部末端のアダプター用です。)





APM152-BINO near completion:
APM152-BINO完成間近。 (2010,11月22日)




One of the OTAs is loaded on the new fork mount for the APM152-BINO. It is very smooth to pan and I found it most rigid in back numbers I have ever made.

 鏡筒を1本載せてみました。 各所の干渉もなく、極めてスムーズに動き 剛性も十分です。 今日届いた最後の材料(EMS90φ差込用アダプター)の寸法が間違っていたため、再手配 となりましたが、それが完成すればこのBINOも完成です。(材料屋さんのミスによる寸法違いはたまにあります。急ぐ時に限って、生じるのは皮肉なものですが、数日中に入荷するはずです。)

 (念のために、写真は左鏡筒です。 「右鏡筒に見える。」とのご指摘をいただき、驚いています。 写真が2Dなので、距離感が幻惑されるのでしょうね。フォークの幅はBINOの規模に合わせて非常に広く、反対側の フォークははるか向こうにあるのですが、写真では随分と近くに見えますね。これが仮に右鏡筒でしたら、 このアングルでは右のメガネフレームのショーケースと干渉します。鏡筒を最初から2本載せて撮影 すれば良かったと思いますが、今日は外が雨で、もう1本を保管している場所からの移動を躊躇したのです。)

 当サイトの契約容量(100MB)が満杯になり、このコーナーの画像追加時には、追加量に応じて古い画像より削除しております。すでにお気付きかとは思いますが、2007年までの画像(拡大画像)はすでにほとんど削除いたしました。ご必要な画像がありましたら、お早めにダウンロードしておいてくださいますよう、お願いいたします。





Fork and cradle assembled:
フォークからCRADLEまでを組み立ててみました。 (2010,11月21日)




 水平エンコーダーは水平回転ドラム内に内蔵、垂直エンコーダーは外付けですが、 回転軸の固定ネジ(ローレット)のみでワンタッチ着脱が出来るようにしました。

 通常の取り付け金具様の物を省き、エンコーダーケースに生やした1本のロッドをフォークに 開けた穴に貫通させることで、垂直エンコーダの回転を防止しています。

 フォークとCRADLEの間は、指を挟んで怪我をしないだけの間隔を開けました。





Anodizing is completed:
アルマイト完了。 (2010,11月20日)


Anodizing of the mount parts is completed. The finished APM152-BINO will show up in due course.

 架台のアルマイトが完了しています。 もうすぐ完成した姿をお見せできますので、今しばらくお待ちくださいませ。 (アルマイトの仕上がり待ちの間に次の仕事の段取りをしたり、旋盤が故障して修理の対応に追われたりしておりました。)(直接の関係はありませんが、当市では、明日が市議会議員選挙の投票日。知人が何名も立候補 しているので大変でした。^^;)





The new fork mount near completion:
新型フォークマウント(TMB152-BINO)が完成間近。 (2010,11月14日)




「何をモタモタしているのか!」と言われそうですが、フル回転でやっています。 NCコードのプログラミングから加工用ジグの製作等、仕上がった写真には見えてこない部分で時間がかかりました。 (余談ですが、”治具”は英語の"jig"由来の言葉のようですね、”台風”が"typhoon"から来ているように。)





Encoder installed on the horizontal axis:
水平回転軸にエンコーダを収納しました。 (2010,11月13日)




Insrtalling the encoder in the horizontal drum, which is the most diffucult work, has been done successfully.

 水平回転ドラムへのエンコーダの内蔵、難しい工作でしたが、完了しました。





Horizontal axis on the pillar top:
水平回転軸をピラートップに固定してみました。 (2010,11月11日)




Horizontal axis is fixed to the pillar, and the rotative drum will cap the axis.

 水平軸はピラーに固定し、それに被る回転ドラムが回転します。 基本的には、中軸 式架台の水平回転部と同じ構造になります。





IPD parts:
目幅調整関連のパーツ (2010,11月3日)




 また月が代わり、大いに焦っています。 あと二週間ほどで完成させる予定ですが、なかなか前に進みません。 (加工手段もこの一年で格段に進歩しているはずですが、ご依頼内容の高度化、多様化、個性化ということでしょうか。 一般的な製品で良ければ、市販品があるわけですから、それは当然と言えば当然のことですね。 )

 11月5~7日まで、双望会に参加しますので、その間、メールのご返信が出来ません。





Fork part almost completed:
フォーク部完成 (2010,11月1日)




The fork part is almost completed. 518mm of the width shows the largeness of this binocular system..

 フォークが大体の形になりました。 短くて傾斜も小さいフォークにして天頂 まで鏡筒がベースプレートに干渉しない工夫が写真から読み取れると思います。.

 

 518mmの広いフォーク幅から、このBINOの規模が半端ではないことが お分かりになると思います。 厚めの部材を用いて、やや過剰強度かとも思いましたが、仮組みしてみますと、過不足のない厚みだったと分かりました。.





Cradle base and the bracket:
Cradleのベースプレートと(耳軸)ブラケット (2010,10月31日)




The parts are made up of solid 15mm thick aluminum alloy plates. Two dovetail-holdrs will be attached to the base plate from the bottom.

 ベース、ブラケットとも15mm厚のソリッドなアルミ合金板です。 初めての3枚玉15cmアポの性能を発揮させるために剛性を重視した 設計にしています。鏡筒単体着脱仕様なので、台座が重くなるのはtrade-offとして織り込み済みです。





Dovetail Holders assembled
アリミゾを組み立ててみました。 (2010,10月30日)




This is the right dovetail-holder assembled.

 右鏡筒用のアリミゾを組み立ててみました。 これをcradleのベースプレート上に置くのではなく、下側から取り付けるのは、前回のBLANCA130EDT-BINOと同じです。





Dovetail Holders quite successful
アリミゾのメカニズム (2010,10月29日)




Very good result is shown by the preliminary assembly of the Dovetail-Holder.

 アリミゾを仮組み立てし、非常に操作性が良く、固定強度も十分なことを確認しました。 実は、この面押しクランプタイプのアリミゾは、20年ほど前にも製作していたことがあり、現在の加工手段は 当時とは比較にならないほど充実しているので、全く心配はなかったはずですが、やはり完成して実際に成功を確認すると嬉しいものです。(1本の鏡筒にこれを2個、左右合計で4個使用)
赤道儀仕様のBINOの鏡筒の着脱用に同様のアリミゾを製作していました。)





Dovetail Holders of TMB152-BINO
TMB152-BINOのアリミゾ (2010,10月28日)




Mostly finished dovetail-holders of the TMB152-BINO. Each of the OTAs can be attached on and off quickly as you wish.

 アリミゾの粗加工が完了しました。 1本の鏡筒に2個用いますので、全部で4個必要です。





Forks of TMB152-BINO
TMB152-BINOのフォークの形状 (2010,10月27日)




The shape of the forks of TMB152-BINO have come in sight. Short and as thick as 15mm forks will promise the rigid constructions.

 厚さ(15mm)と短さ、耳軸のシフト量の小ささをお示ししたいのですが、写真では随分と長く見えます。 通常の組み立てですと、15cm鏡筒は天頂を向かないはずですが、ベースプレートに秘策を施すため、 確実に天頂に向く構造になっています。 BINOの重心(耳軸)を中軸式架台並に水平回転軸に接近させました。 完全バランスを前提としていることと、スリ割りクランプ式としたため、耳軸は不必要に大きくしませんでした。

 15mm厚のアルミ合金板からの切り抜きで、単純な加工に見えるかも分かりませんが、今回の 新型経緯台で一番の難物のパーツでした。 材料からの無駄の少ない切り出し方法、加工のための材料の固定方法、 工作機械のキャパとの兼ね合い等々、 長時間頭を捻った結果です。

 右の写真は、VIXENのHF経緯台のフォークとの比較です。 HF経緯台では、耳軸受けはヒンジで開閉し、BINO本体に属したcradleと耳軸ごと架台から着脱して いましたが、本架台では、cradleは架台に属して通常は着脱せず、アリガタ付きの鏡筒を1本ずつ 着脱することになります。 この方式ですと、片方の鏡筒を単体鏡筒として赤道儀に搭載したり、気の合った友人同士で通常はそれぞれが単体鏡筒を使用し、遠征観望で合流した時に鏡筒を持ち寄ってBINOを構成することも自然に 行えます。





TMB152-BINO project launced
TMB152-BINO計画スタート! (2010,10月20日)




New fork mount is being planned for the new TMB152-BINO. The pillar mount in the photo is the TAKAHASHI's.

 大変お待たせしましたが、いよいよTMB152-BINOに着手しています。 今回は新規に専用のフォークマウントを設計製作します。 中軸式架台も成熟して まいりましたが、今回はフォーク式のご希望です。フォーク式の利点は、鏡筒間隔を最小限 に出来ることです。 目幅調整はIPDクレイフォード方式を採用します。 鏡筒はアリガタによる単体平置き着脱としますので、移動観察も気軽に行える予定です。





Weight system is added.
ウェイトシステム追加 (2010,10月17日)




It is relatively easy for the dovetail on-off mount to move the OTA to the best balance. But a critical weight adjustment system is best to always keep the perfect balance.

 鏡筒の固定位置をアリガタで前後に調整するのは難しくありませんが、やはり高倍率観測 中のアイピース交換に伴う微妙なバランス調整に対応するには、ウェイトシステムの設置が理想です。 このウェイトシステムは耳軸に固定するもので、広い汎用性を持っています。





BLANCA130EDT-BINO completed
BLANCA130EDT-BINO完成!! (2010,10月16日)




Running out of the energy to take the professional photos after the final push of finishing the binoscope, I will show you just the snap shots of the New BLANCA130EDT-BINO.

 毎度ながら、新型のBINOの完成時には、注意深く良い写真を撮影するだけの集中力が 残っていません。 即興のスナップ写真です。 今夜晴れたら店の前で木星を見てみます。

 追記(23時)

 店の前にBINOをセットして、月齢8.8の月と木星を見てみました。

 UW6.7mm(MEADE)、134倍で両者とも非常にシャープで高コントラストの像を見せてくれました。 倍率をさらに上げるシーイングではなかったですが、明るい対象にして色収差は片鱗も見えませんでした。 最近は寂しい木星表面ですが、微妙な色をよく再現していると感じました。  帰宅した家内が途中から加わりましたが、月の欠け際の地形を見て絶句していました。

 さて、目的は鏡筒の評価ではなく、BINOとしての操作性のチェックでしたが、設計で意図したところは十分にクリヤーしたと感じました。 鏡筒が1本ずつセット分解できることのメリットは、やはり絶大で、 店内から店先に移動させるのも全く苦になりませんでした。 (この新型の最大のメリットかと 思います。)

 鏡筒平行移動方式と目幅伸縮管とでは、やはりそれぞれに分があるので、 優劣は付けられないようです。 ピント移動しない目幅調整と、よりシンプルな固定式の EMSを好まれれば前者の方式、よりシンプルなBINO本体の基礎構造を好まれる場合は目幅伸縮管(ヘリコイドやIPDクレイフォード)方式でしょうか。 やはり大型BINOは後者に分があるようですが、 その分岐点はやはり13cm前後のようで、13cmならどちらもあり得る、ということでしょうか。
   HF経緯台+あり合わせのHAL110三脚の組み合わせでチェックしたため、高倍率になると、水平回転のぎこちなさや振動が気になりましたが、依頼者の方はオーダーメイドのピラー 脚にHFの延長ピラーを撤去した形で強固に固定されるそうなので、その点はかなり改善されるでしょう。

 安定性を追求すれば、架台の質量もかなりの物が要求されると思いますが、移動観測を考慮しますと、 多少の振動等は軽便さとのtrade-offとして受け入れざるを得ないでしょう。 

 




BLANCA130EDT-BINO almost completed
BLANCA130EDT-BINO完成直前 (2010,10月15日)




Consecutive holidays have hampered the quicker finish of the anodizing, but at last, all the parts were successfully anodized by yesterday.

 土日や連休には毎度泣かされますが、ようやくアルマイト加工が仕上がり、同BINOも完成が間近になりました。

 黒アルマイトで、全く別物の質感になりました。 まだEMSが取り付いていないので、鏡筒を ほぼ最大限に引いていますが、完成しましたら、ずっと鏡筒が前に出る予定です。

 鏡筒が1本ずつ平置き着脱できるメリットは絶大です。 中軸式架台でもアリガタの平置き 着脱と鏡筒平行移動が達成できないか、目下研究中です。





Reforms of EMS sets
EMSのリフォーム (2010,10月10日)


At this hectic situation of the home straight to finish a binoscope, There are times I must take triage on the reforms of the EMS sets.

 BINO作りが終盤であっても、EMSのリフォームも手を休めるわけには行きません。 双望会も近く、複数のEMSセットの リフォームを依頼される方もあります。

写真の上: 旧EMS-L(PENTAXヘリコイド)セット →EMS-ULセット:
写真の下: 旧EMS-XL →EMS-UXL:

 前者は4年以上前の製品と思われ、左右のヘリコイドをリバースに取り付けていなかったため、銀ミラー化に 合わせてリバースにセットし、対称的な操作を可能にしました。 その他、内部の遮光処理の徹底と、離散したローレットラバーベルトの貼り直しもやりました。

 後者は、銀ミラー化はもちろんのこと、第一ミラーケースと90φバレルも新 仕様に交換しました。(お見積もりに計上していませんでしたが、作業性を考慮して、全て刷新することにしました。 より内容積が大きなハウジングの採用により、無切削の第一ミラーが組み込めました。(無切削のメリットには、 ミラー面積が格段に大きくなることと、切削エッジからの蒸着面への侵食の不安要素が解消することがあります。 もちろん、当方の省力もありますが^^;。)







BLANCA130EDT-BINO near completion
BLANCA130EDT-BINO(新型)完成間近 (2010,10月7日-2)




All are successful at the preliminary assembly of the OTAs.

 鏡筒の仮セットまで進みましたが、全て設計で意図した通りになりました。 スライドメカも鏡筒重量に負けていませんし、各所の干渉もありません。

 2次元の写真では設計意図が伝わらないと思いますが、初心に戻って 作ったこのBINOの基本構造は今後のスタンダードになると思います。 初心に 戻りながら初期型の復活ではなく、今までの懸案を全てクリヤーした新モデルの誕生です。

 鏡筒の固定強度が十分に強いので、操作ハンドルはcradleのベースプレートではなく、鏡筒 (バンド)に直接取り付ける予定です。





The perfect adjusting base
調整台座(右鏡筒用)を完璧に (2010,10月7日)




Adding two polyacetar tipped set screws has made the OTA base vertically adjustable along with the horizontally adjustment.

 右鏡筒の初期調整について、上下方向はシムにて行う予定でしたが、 簡単な工夫で剛性の高い上下調整が可能になりました。PIVOTのボルト(二等辺三角形の頂点に配置したボルト)位置のアリミゾプレートの下に敷いたスペーサー用ワッシャーを撤去し、代わりにそのボルトの両脇に、押しネジとして機能するセットビスをセットしました。

 セットビスの先端にはポリアセタールのチップを埋め込んでいるので、仮締め 状態に於いては、水平方向の調整にも障害になりません。 調整後に本締め すれば、複雑な調整機構を設けた場合よりも強固に固定します。

 シムによる調整も、慣れれば大した手間ではありませんが、鏡筒をその都度 外さないといけないのがネックです。 それに対し、この方法ですと、組み上げたBINOの状態で像を観察しながら最終調整が行えるので、非常に便利で、光軸をより完璧に追い込めます。





The new slide mount, the Cradle, near completion
ほぼ完成したスライドマウント (2010,10月5日)




The right dovetail holder unit can be rotated a bit around the pivot to make the original alignment. Needless to say that X-Y adjusting knobs on the right unit of the EMS set takes the role of the usual adjustment, and you will not have to operate this rotating mechanism in use of the binoscope..

 右のアリミゾユニットは基本的に固定ですが、初期調整がやりやすいように、構造に配慮しました。

 また、固定も以前のM6キャップボルト2本から3本に強化しています。(後述のセットビス2本も 固定強化に貢献するので、それも入れれば、合計5本のネジで右鏡筒ユニットを固定することになります。)

  右は裏側の写真ですが、前方向が逆転しているのにご注意ください。 左の写真は上が前で 下が手間ですが、右の写真は上が接眼側で、逆転しています。 初期の水平方向の微調整は、一般的な赤道儀の極軸の方向調整と同じやり方です。
 頭を下細テーパに加工したM8キャップボルトをベースプレートの所定位置(右の写真のPIVOT)に 固定して基準ボスとし、アリミゾプレートにセットしたホローセットビス(芋ネジ)でそのボスを両サイドから挟み込む構造です。 セットビスはテーパボスを両サイドから挟むので、 ビスを締めるほどアリミゾプレートはベースプレートに密着するわけです。可動範囲は 左右でそれぞれ±1mm程度ですが、それで十分です。 二等辺三角形に配置されたアリミゾ ユニット固定用の引きネジ(M6キャップボルト)は頂点が支点となり、底辺を構成する2本のM6 ボルトのバカ穴は8mmにして必要な調整域を確保しています。(初期調整が 完了した段階で3本のキャップボルトを本締めします。)

 垂直方向の 微調機構はありませんが、必要が生じた時は、一つのアリミゾ部品の下に適当な厚さのシムを 挿入します。(経験上、高級鏡筒ではシムは不要なことが多く、一般的に最大でも0.5mmを越えることは少ない。)

(親戚の葬儀等で更新が遅れました。)





Preliminary assembly of the Mechanism
主要構造部のみ仮組み立て (2010,10月1日)




The New Slide Mount was a "GREAT SUCCESS"!!

 取り敢えず、左鏡筒の平行移動メカの部分だけを仮組み立てしてみました。 結果は上々で、未だかつて無かったほどの高剛性を達成し、鏡筒スライド方式の より大口径への適用と、小口径であっても、よりヘビーデューティな使い方にも耐えうる機構 が実現したと言えます。

 また、アリガタによる単体鏡筒の着脱をよりスマートに実現するには、極力鏡筒をベースプレートに接近させたいのですが、この度は、架空のアリミゾプレートのprofileを約1mmにまで抑えることに 成功しました。つまりアリガタプレートがBINOのベースプレートの上1mmの所をスライドする わけです。 このことは、耳軸ブラケットの長さを最小限にし、最大限の剛性の確保と美観に貢献します。

 一般的な自作例では、市販のスライドユニット等を鏡筒の下に積み木のように積み上げるので、 鏡筒の重心がどんどん高くなって、水平時と天頂時のアンバランスの原因となり、外見も美しく ありません。

 本説明と上の3枚の写真により、大方ご理解いただけると思いますが、偶力フリーの強力な目幅クランプを 初めて実現したということも、今回の新型スライドマウントの成果です。

(中央の写真のベースプレート上の4つのボルトの頭は、これより落としこみます。 プレート類は 黒アルマイト加工を施します。 アリミゾクランプは面押さえではありませんが、クランプネジはアリガタ面に 垂直に押しますので、軽い力で強力にクランプします。 中央1箇所に面押しクランプを 配置することも検討しましたが、耳軸ブラケットと干渉して非常に操作性が悪いことが 判明したため、低重心対策を兼ねて、前後に分離した構造にした次第です。 写真で 見ると頼りなく感じられるかも知れませんが、この方式のアリミゾは、鏡筒を横から固定 する中軸式架台にも使用し、問題がないことが検証されています。 今回は平置きのなで 二重に安心です。) 





Reverse view of the Mechanism
主要構造裏側 (2010,9月30日)




The smoothness of the mehcanism was doubly assured by testing the assembled result.

 主要メカを仮組み立てし、設計の意図が十分に満たされていることを確認しました。(写真は主要メカを裏側から見たところ)

 単軸でのパーツテストで円滑に動いても、2軸で同じ円滑さを維持するのは 技術的なハードルが桁違いに高いのです。 軸受け自体の精度はもちろんのこと、2枚のシャフトホルダーの平行度や シャフトの貫通穴の位置精度が極めて重要です。

 シャフトホルダープレートは ベースプレートに設けた浅いキー溝に勘合させることで、自動的に平行がキープされるようにしています。 写真では、送り用のネジ等はまだセットしていません。





The core of the Mechanism of the New Sliding Mount, SUCCESSFUL!
新スライドメカ、成功! (2010,9月29日)




Polyacetal makes more excellent bearings rather than metal on some conditions. It requires no grease and is stunningly smoth in friction. In some cases, it even offers more rigid and durable structure than a metal ball baring. Most of all, I found that it is very suitable for the clamping mechanism.

Look at the parts lying in the center of the photo. The slit clamp makes not only the perfect non-backlashed thread stroke, but also offers the stunningly strong clamp. I surely believe that this fundamental machanism will expand in application in the new sliding mechanism.

 今更ながら、ポリアセタール(ジュラコン)の軸受けの高いポテンシャルにおののいています。 長年金属のみに拘って来たことを後悔しています。 使用条件によっては金属よりも耐久性が あることは知られていましたが、まさに高速運動を必要としない望遠鏡のメカにはもって来いのようです。

 摺動時の滑性が並外れて良く、加工性も抜群です。 滑性の良さと矛盾するようですが、 締めるとがっしりとクランプします。 写真中央のスリ割りナットクランプは、極めて 強力にネジをチャッキングしますが、駆動送り時の理想的なネジの噛み合いが調整できることの意義も極めて大です。つまり、ノーバックラッシュの調整が極めて簡単なのです。

 完全なクランピング機構が難しいのは、機構作動時に歓迎しない偶力が発生することが 多いからです。 たとえば、伝統的なラックピニオンの外筒天部のドローチューブクランプが 好例です。 粗悪な物では、クランプを締めるとドローチューブが張り子の虎の首の ようにお辞儀をする物もありました。 先述のクランプと2本の摺動シャフトを、偶力が 発生しないように配置すると、強力なクランプ機構付きの理想的なスライド機構が実現するわけです。 少なくとも、これで、クランプ時にはBINO全体がほぼ完全剛体になるわけです。





Plates for the sliding mount of BLANCA130EDT-BINO
BLANCA130EDT-BINOの平行移動台座の材料 (2010,9月27日)




Alunimum plates for the New sliding mount for the 130EDT-BINO.

 今度の130EDT-BINOは、鏡筒スライド方式となります。 片方の鏡筒(左)を平行移動させて目幅を調整する、という点では従来と同じですが、 より高剛性と、よりシンプルな構造を目指しています。 新型を開発する際には基礎図面も描きますが、 大抵は製作現場で修正しながらの作業になります。

 今回は、初めて完全なクランピング機構に挑戦するもので、成功しましたら、13㎝クラスまでの 定番となる予定です。 鏡筒は1本ずつ平置きのアリガタで着脱出来る常識的な構造で、これだと暗がりでも安心です。 ただ、単純にベースプレート→アリミゾプレート→アリガタプレート→鏡筒バンド、と、 積み上げてしまうと、非現実的に重心が高くなるので、そこは一工夫も二工夫もしました。 今の段階では、成功の確信はありません。 どたんばで鏡筒固定(IPDクレイフォード)方式になることも あり得ます。

(プレートが黄色く見えるのは、養生テープの色です。一番長いプレートがベースプレート、初期型の SCHWARZ150S-BINO用より少し幅が広くなります。)





Larger EMS housings are sent to be painted
大型EMSハウジングの次のロットを塗装工程に出しています。 (2010,9月26日)


進捗状況をまだ目に見える形でお示しできなくて焦っておりますが、 大型EMSハウジングは塗装工程に出しましたし、BLANCA130EDT-BINOの材料は入荷待ちです。(土日や祭日を挟んで遅くなっています。)





TMB152-BINO in the planning; and BLANCA130EDT-BINO in the making
TMB152-BINO、BLANCA130EDT-BINOも並行して進めています。 (2010,9月23日)


 両モデル共、全く新規な設計となりますので、慎重に進めて来ました。 どちらも、今までに蓄積したノウハウを結集した物になります。

 長くお待たせして、本当に申し訳なく思っております。 近日中に詳しい 進捗状況をお示し出来ると思いますので、なにとぞよろしくお願いいたします。

(緊急triageとして、作業性を優先しますので、必ずしも受注順の納品とならない場合も ございます。 なにとぞご理解くださいませ。)





Latest model of the 15cmF5-BINO completed!!
15cmF5-BINO最新型完成!! (2010,9月21日)




The latest model of the 15cmF5-BINO is completed.
The renovated are the following three points.

1: 3.5-inch class minus-profiled originally made Crayford Focuser:
2: The larger EMS housing that had been used only on more expensive binoscopes:
3: The New IPD Crayford recently developed for higher lanked binoscopes:

 15cmF5-BINOの最新型が、かなりの陣痛を伴ってやっと完成しました。 直前モデル(これも新型でしたが)に対して、仕様が向上した部分は以下の通りです。

1:2.5インチクラス(ドローチューブ内径65mm)のメインフォーカサー →  3.5インチクラス(同内径90mm)のメインフォーカサー
2:第一ミラーハウジングを大型に変更(付随して第一ミラー面積拡張)
3:目幅クレイフォードを最新型に変更(精度アップと剛性アップ+内径拡大
* 価格は値下げした直前モデルの価格を当面継続

直前モデルの価格表はこちら。(最新型の更新はしばらくお待ちください。)

 上記の(1)の意義は、大型ハウジングの使用の他、マイナス・プロファイル構造によって バックフォーカスを大幅に稼ぐということがあります。 これにより、フォーカサーを大幅に 大型化したにもかかわらず、直前モデルに対し、約20mmの追加バックフォーカスを 得ました。 これにより、フィルター着脱用のスリーブ等の将来的なOPTION等にも余裕で 対応できることになりました。





Larger EMS housings being processed
大型ハウジング製作中 (2010,9月15日)




例のごとく、忙しい時に限って在庫が底を突きます。 急ピッチで仕上げています。




Other important parts
重要パーツをアルマイトに出します。 (2010,9月11日)




Other important parts will be sent to be anodized.

 重要なパーツがやっとアルマイトに出せます。 この中には、15cmF5-BINO用他、次のBLANCA130EDT-BINO用の パーツも含まれています。





The parts for the IPD Crayford
目幅クレイフォードのパーツ (2010,9月7日)




The parts for two pairs of the IPD Crayford telescopic tubes.

 あと、ガイドレールの加工が残っています。 EMSの大型ハウジングも、このBINO用は ありますが、在庫が底を突いたので、またまとめて仕込まないといけません。





Innovative low profiling of the Eyepiece Connection
EWV-32mmのマイナス-プロファイル化 (2010,9月4日)




Do you give up when you find some shortfall of the back-focus of your scope in making a focus with an eyepiece on the EMS?

Here is an excellent solution to save another 15mm or longer back-focus for making a perfect focusing with the EMS. The point is to think flexibly and throw out your stereotype of inserting the eyepiece into the sleeve. Just watch the two images above. You can cap the customized eyepiece on the eye side filter flange of the EMS. The height of the sleeves attached to the eyepiece can be tailored as you wish.

 バックフォーカスがもう少し足らなくて合焦しないことがあります。 ただ、ここで諦めるのは早いのです。 アイピースの2インチバレル先端まで構成レンズが詰まっている場合は不可ですが、バレル内が空であれば、上の 写真の方法により、バックフォーカスを相当量稼ぐことが出来ます。 「アイピースは常にオスで、望遠鏡側のメスのスリーブに挿入する物。」という固定観念に捕らわれていますと、この発想は出て来ません。

 EMSの眼側の端子は2インチ径のフィルター用フランジの構造ですので、あらゆる応用が可能となるわけです。(オランダのclientの方からのご依頼でした。柔軟な思考が 出来る方はどの国にもおられますね。^^)(写真でお分かりのように、オリジナルのバレルはいつでも 原状に戻せます。)





The new focuser of the 15cmF5-BINO
新型フォーカシング機構(実験成功-2) (2010,9月2日)




The Minus profiled 3.5-inch Crayford focuser is now born. The next comparison is the prototype of the former 2.5-inch type focuser. Note the great difference of the size of 90mm and 65mm. The right photo is taken from inside without daw-tube.

横の比較物は従来の2.5インチ(内径65mm)のクレイフォード・フォーカサーの試作品です。 90mmが数字を越えていかに大きいか、ご説明不要ですね。

 右の写真はフランジにセットした機構部を内側から見たところ。  昨日発表しましたクレイフォードの独立メカは、すでにIPDクレイフォード等で 経験、実証済みでしたので、むしろフランジへの固定の精度と強度が問題でした。

 心配していた事柄は全て杞憂と判明し、この計画の大成功を確認いたしました。  以上、「大型フォーカサーに変更しながら逆に光路長を残す。」というマジックの種明かしでした。(右の写真、皿ビスで代用していますが、極低頭ボルトと交換します。)

 




The core part of the new focuser of the 15cmF5-BINO
新型フォーカシング機構(実験成功) (2010,9月1日)




The experiment of the core part of the new focuser was quite successfull.

So, I will show you the gimmick.
The 90mm(inside diameter) draw tube will slide directly in the flange. Where is the focusing mechanism? The compact aluminum block has almost all of the mechanical functions of the focuser.
The block will be attached to the flange chipped off the shaded part. Of course, the dovetail slider will be attached to the draw tube.

 新型フォーカサーの基礎パーツの実験に成功しました。

このコンパクトなアルミブロック(中央の写真)にクレイフォード・フォーカサーの主要部分の機能が備わって います。 後はこのブロックをフランジに正しくアライメントするのが次のハードルです。 フランジは黄色い斜線部分を切除しないといけません。 アリガタ状のガイドレールは、 当然ながら90φ(内径)ドローチューブ(クレイフォード内筒)の底部に固定します。 アルミブロックのアール部分は フランジの中に入り(外から見えない)、四角い部分はフランジ下部に露出します。

 フランジにクレイフォード外筒を兼ねさせることで、フォーカサーのマイナスプロファイルを 実現します。





Embarking on making the New 15cmF5-BINO
15cmF5-BINOの新型に着手 (2010,8月30日)




This time, the basic structure will not be changed except for the new silver coatings on the mirrors. But, I am going to use the larger mirror housing on the first unit. For doing so, the sleeve of the focuser should accept the 90mm barrel. The former 2.5-inch focuser will not be enough.

So, how should I deal with the contradictive requirements of the larger focuser, lower profiles, within a budget?? My magic that should be a good solution will be introduced at this corner in due course.

 今回久しぶりに製作する新型の15cmF5-BINOは、鏡筒固定でIPDクレイフォード式の目幅調整で幅広改造の HF経緯台に載せるという点では、基本構造に大きな違いはありません。(もちろん銀ミラーです。)

 今回は、第1ミラーハウジング(数える順番は常に望遠鏡側から、つまり光の進行方向に従って数えます。) を大型に変更したいと思います。 素材鏡筒純正の2インチフォーカサー(ラックピニオン)を捨て、当方独自の 2.5インチクラスのフォーカサー(クレイフォード)を使用していましたが、大型ハウジングにした場合は、 さらに大きなフォーカサーが理想です。 具体的には、EMSの大型ハウジングには90mmφのバレルが 似合うので、ドローチューブ内径もそのくらいは確保したいわけです。

 ただし、光路長は以前よりも節約したい(でないと鏡筒切断が必要になる)こと、コストを上げる訳に行かない ことや、軽量であるべきこと等、相反する条件を満たさないといけません。 うまく行けば、それらを一挙に 解決した、意表を突く方法をご紹介できると思います。





Another TOA130-BINO delivered
TOA130-BINO納品 (2010,8月29日)


Another TOA130-BINO was delivered to the client today at my shop, and the reformed three pairs of EMS sets were accepted by the German client a few days ago.

The TOA130-BINO was field tested on Jupiter and the Moon by me and the client in front of my shop toward the mid-night. We were anoyed by the turbulent seeing condition when we started watching them, but with the advance of night, the true value of the binoscope was unvailed little by little. It was fantastic!!

 28日~29日(今日)にかけてご滞在いただいた愛知県の I さんと一緒に、昨晩はおj引渡しするTOA130-BINOで月と木星をしっかりと観望しました。

 鳥取市役所本庁舎屋上にたなびく掲揚旗の隙間からようやく現れた木星のシーイングは酷いものでしたが、シーイングのベールの向こう側が感じられる双眼視のスリルから、 二人とも時間の経つのを忘れて見続けたところ、日付が変わる頃(それは後になって時計を見て判断したことで、その時は時間のことは全く忘れていました。)には、随分と改善し、 同BINOのポテンシャルの片鱗を十分に見せてくれました。(EWV32mm 31X; PL10mm 100X;MEADE-UW6.7mm 149X; VIXEN AV4mm 250X )

 事前にデータを把握して いなかったものの、I さんが木星の左縁裏側から出始めたイオ(後で確認)に一早く 気付き、出現の醍醐味を満喫しました。 もちろん木星本体の模様の色の濃さ、多彩さに 銀ミラーの効果を確認し、また、衛星個々の大きさの違いがよく目立って見えていました。





Another breakthrough in the sliding mehcanism
新型スライドメカ、基礎パーツの実験成功! (2010,8月23日)




Yes, the sliding mounts I am making with the linear bearings and so on is a good solutinon in attaining the highest accuracy that is required in making the IPD adjusting mount of a binocular telescope

Nevertheless the use of the mechanical parts makes it hard to attain the rigid clamp at a time. This plastic part offers the smooth stroke with no play and ,most of all, the rigid and steady clamping in the very simple way at a lower cost.

 非常に円滑なスライド軸受けと強力なクンラプを、この小さなジュラコンの部品が達成しています。 今までのベアリング使用の直動メカパーツと、使用目的によって棲み分けることになると思いますが、 かなりの部分について、今後はこのパーツが取って代わる予感がしています。

 精密直動メカを使用したスライド機構の場合、簡単なクランプ機構を付加すると光軸ずれが生じる ことがあることと、強固にクランプする必要性も高くないため、固定は敢えて曖昧な状態で使用していました。 (フリクションドライブでは常に一定の力で静止させていますが、完全剛体となって固定しているわけではありません。) 
 これが、光軸に無影響なクランプでBINO全体が完全剛体になると、BINOの扱い上、 非常に好ましい効果が出て来るわけです。 特に超小型BINO等でヘビーデューティな使い方が 求められるような場合には、常に安心して使用出来ます。(実験なので、キャップボルトで代用していますが、 実際にはクランプレバーを使用します。極めて軽い力で強力にクランプします。)





Fixed type of EMS-ULS customized for FS152(TAKAHASHI)
EMS-ULS固定セット(タカハシFS152)(2010,8月20日)




A fixed type of EMS-ULS set customized for Takahashi's FS152 is near completion. It will be sent to the USA in due course.

 何度も書きますが、BINO作りは毎日が勉強で、ほぼ毎日のように新しい発見があります。20年余りのBINO作りの日々が矢のように過ぎ去り ましたが、その間、様々なアイデアを試し、朝令暮改も日常で、我ながら恥ずかしいほどです。

 改良を重ねるのが基本ながらも、時々は初心に立ち戻ることも有効であると分かりました。 今日まで、メカの高精度化をひたすら追求して来た感が強いですが、やや過剰性能になった部分や、本末転倒な要素もあったかも分かりません。 そのことで新規なマニアの参入のハードルをさらに高めて来た感も否めません。

 この固定タイプのEMS-ULSセットは、アメリカの方からの依頼ですが、シンプルで高剛性な構造、かつリーズナブルな 予算でEMS-BINOの実現を果たすための、賢い選択だと思いました。 
 以前より、『小口径は鏡筒スライド式が有利で、大口径は鏡筒固定でEMSによる目幅調整が有利・・・』 と言って来たのは当の私ではありますが、経験を積むにつれ、その分岐点は以前信じていたよりもずっと 大口径寄りであっても良いな、と、ごく最近になって思うようになりました。 このEMSセットは、まさしく そんな心境になった頃に舞い込んだ注文だったわけです。

 もちろん、EMSのユニット連結管の伸縮による目幅調整は、一つの優れた解答であることに 間違いはありませんし、今後廃止するつもりはさらさらありません。
 しかし、大口径では2枚玉アクロで妥協せざるを得なかった時代から、 2枚玉アポ→3枚玉アポがだんだんと一般マニアの射程に入るようになりました。 それにつれて単体鏡筒の 重量増により、完全固定タイプの2連鏡筒が運用上非現実的になると、鏡筒の単体着脱、管理の必要性 が生じます。 鏡筒を1本ずつ着脱するのであれば、目幅調整に於いて、必ずしもEMSの伸縮に頼る必要は無く、 以前の主流だった、鏡筒のスライド機構でも良いのではないか、とも言えるのです。
(一体構造のBINOですと、重量を1gでも軽くすることが求められますが、鏡筒が1本ずつ着脱、管理 出来る場合は、スライド台座は軽量化を最優先しなくても良く、より剛性や操作性を配慮した 構造が可能になります。)

 ところで、TOA130-BINOが完成し、近日中に当方でお引渡しをするのですが、バックオーダーの皆様を お待たせしている身ですので、片時も気が休まることはありません。 去年と違い、お盆の墓参りだけは14日の早朝に 済ませましたが、盆休も返上でフル回転していますので、何卒ご理解くださいますようお願いいたします。

 15cmF5-BINOも新型の構想を練っていますし、今月末頃とお約束していたBLANCA130-BINOも設計がほぼ煮詰まっています。 またS様のmini-BINO台座の改善につきましても、妙案がほぼ煮詰まっております。





Another TOA130-BINO completed
TOA130-BINO新型完成(2010,8月19日)




随分遅くなってしまいましたが、TOA130-BINOの新型が完成しました。




A change in Thinking
発想の転換(EMS-L→EMS-ULS) (2010,8月16日)




Do you give up when you find EMS-ULS normally requires sleeves of a telescope lager than 65mm in diameter, while the focuser of your scope is as small as 2-inch size?

It is not the only solution, but here is a good example. A German cliant proposed a wise way to solve the problem by reversing the role of barrel and sleeve in connecting the EMS to the scope. Look at the photos and you will understand the gimmick.

 EMS-ULSは65φ以上の差込が推奨ですが、2インチサイズのフォーカサーでも諦める必要はありません。 今回ドイツの方の提案(私もこの方法は知っていましたが)で、EMS側の接続部品を 65φバレルでなく、フォーカサーのドローチューブにかぶるようなメスのスリーブにしてみました。





TOA130 OTAs loaded
鏡筒搭載(TOA130-BINO) (2010,8月14日)




These shot angles eloquently show how simple the structure of the new mount is.

 中軸式架台のシンプルさがよく分かる撮影アングルです。





installation of the encoders
Sナビ用エンコーダ内蔵 (2010,8月13日)




 とうとう世の中は魔のお盆休みに突入してしまいました(当方は一切関係なし)が、頼み込んでいたのが功を奏し、昨日の夕方には最後のアルマイト部品が戻って来ました。

 写真は、やっと内蔵したSナビ用エンコーダ(方位用)。 まるでパズルのようでしたが、うまく元の取り付け金具を(加工して)利用することが出来ました。

 高度用エンコーダもセットしました。(8月13日-2)





Another TOA130-BINO near completion
TOA130-BINO完成間近 (2010,8月12日)




IPD Crayford tubes for the TOA130-BINO are completed.

 最後の難物パーツの目幅クレイフォードが完成しましたので、TOA130-BINOの 完成まで、多分あと1週間ほどです。(何日に完成するとは申せません^^;。 気持ちとしては、常に今日中に 完成させる意気込みでやっています。)

 (逐一、詳しく解説する余裕がないのですが、IPDクレイフォードも、作る度に少しずつ各所を 改良していることがお分かりになるでしょうか。過去の写真と比較していただけましたら幸いです。)





Dovetailing the bands
鏡筒バンドのアリガタ加工完了(TOA130-BINO) (2010,8月11日)








The extension pillar
延長筒(TOA130-BINO) (2010,8月10日)




This extension pillar along with other 15 parts are to be sent to anodizing.

他の15パーツと共に明日アルマイトに出しますが、お盆前の仕上がりは厳しい かも分かりません。(連休など無い方が良いといつも思います。^^;)





Tripod top part for the extension tube
延長筒ベース(TOA130-BINO) (2010,8月7日)








EMS-UXL-Premium
EMS-UXL-Premium(ヘリコイド仕様) (2010,8月6日)




EMS-UXL-Premium-Custom with Pentax 6X7 Helicoid is completed.

EMS-UXL-Premiumの6X7ヘリコイド使用のカスタム仕様です。 ドイツの方より、これを含めて同時に 3セットのBINO用EMSの銀ミラー化を承りました。





Larger Silver mirrors from EMS-M
EMS-Mのミラーを大きな銀に (2010,8月6日)




The upper four Aluminum mirrors are going to be replaced by the lower Silver mirrors. The larger mirrors will be critically installed into the EMS case up to the full margin. That means it optimizes the biggest light cone gathering and the brightest image to the field edge without extending the light path.

 EMS-Mの限外仕様です。 際どい収納テクニックにより、ケース内にぎりぎりの大きさの銀ミラーを 内蔵するものです。(光路長の延長なし)(EMS-UML: ドイツの方です。)

 このドイツの方のリフォーム(EMS 3セット)が完了次第に、愛知県の I 様のTOA130-BINOの仕上げに取り掛かります。(ドイツの方も随分とお待たせしましたので、なにとぞご理解ください。)





New FMS completed
新型FMS完成 (2010,7月31日)




Another breakthrough is coming on the FMS, Flexible Mirror System. The new band clamp will clamp and unclamp the viewing angle and the image angle very easily.

 明日、当方でお引渡しをする予定のFMS-U-CUSTOMが完成しました。 非常に精度の良い強力なクランプ機構が完成しました。
連日の時間的な綱渡りです。^^;





Another stock of EMS cases
EMSケースの仕込み (2010,7月30日)




Keeping the stock of painted EMS cases is inevitable even when I am estremely busy.

いつも、「なぜ今?」と思うのですが、EMSケースの作り置きの在庫が底を突くと、直ちに仕込みに取り掛からないといけません。100個のケースの端面のタップ下穴(1.6mm)1,200箇所、M2のタップ同数を(秘術により^^;)ほぼ一日でこなしました。





TMB(APM)152-OTA arrived!! "
TMB(APM)152鏡筒到着 (2010,7月29日)




I was surprised at the huge package, and opening the package I was surprised again at the compactness of the OTA itself.

梱包箱の大きさ(同クラスのコンパクトな箱のざっと4倍の体積)に驚き、 開梱して、中の鏡筒のコンパクトさにまた驚きました。^^; フード外径が 180mm強ですから驚きです。 BINO作りには極めて有利な条件です。 (ひとまず中身の無事を確認したところです。 まだ着手は出来ません。)





Interim report of "EMS-XL to EMS-UXL-Prem. reform "
EMS-XL→ EMS-UXL-PREMIUMのリフォーム(中間報告) (2010,7月25日)




It is the reform having been processed since June 15th reported here for the last time. Another merit of the 6X7 Helicoid by Pentax is the use of the end bayonet. As you imagine, the original helicoid extension tube has male and female bayonet at each end. It was annoying fact because the end bayonet is a nuisance to connect with other parts that are not expected by the camera maker. But I just reversed the situation by once putting it apart in two and then reconnect them together reversely by the end bayonet.

That enables the quick detachment at the helicoid tube, which is very convenient for the mirror maintenance.

 TOA130-BINOは、昨日無事に引き取っていただきました。   幸い、夜晴天に恵まれ、依頼者のご夫妻と共に、月齢12.7の月と主な星雲 を観望することが出来ました。 お引取りに見えた午後2時直前まで最後の 部品の加工を続けたため、細部の写真は撮影できませんでした。^^;  今回も際どい時間的な綱渡りをしてしまいましたが、依頼者の方には、BINOの パーフォーマンスを含めて、大変喜んでいただきました。

 写真は、ドイツの方のEMSのリフォームの続きです。(6月15日の記事をご参照ください。)





The new model of TOA130-BINO is completed
TOA130-BINO<新型)ほぼ完成 (2010,7月24日)




 引渡し期日の前日深夜にほぼ完成したのですが、写真撮影とHPの編集をしていたら、日付けが 代わり、当日になってしまいました。 午後に見えるので、午前中に仕上げないといけません。^^;





The first clamping system
スリ割りクランプ (2010,7月22日)




This is a rotation clamp for the customized FMS-UL. But, the success of this part means more than that. There should be many situations this kind of stuff will be effective.

ずっと前からの懸案だった、スリ割り加工が可能になりました。

 写真は、8月1日に当方でお引渡しをする予定の、FMS-ULのカスタム仕様に 使う回転クランプ機構(兼回転機構主要部)です。 通常の仕様でも、重量級アイピースまで固定するのに何らの不足もありませんが、撮影装置等の重量物まで接続されるとのことで、強力なクランプ装置が必要になりました。 この方式ですと、軽く レバーをひねるだけで、極めて強力に固定できます。 この機構はあらゆる物に応用可能です。





Test carving of the first LOGO
最初のロゴの試し彫り (2010,7月20日)




Above is the test carving of the first LOGO that I have turned over for a few months. Each of the outline represents "M" of Matsumoto and in total, that represents a Binoscope.

I have done the careful kernings on the first logo.

 数ヶ月間考え抜いた、最初のロゴです。^^;

カーニングをして文字列を整えました。 (右端の写真は試しに塗料を入れたところ。実際には、黒アルマイトに 地金の白が浮かび上がる計算です。)(7月21日)





The parts waiting to be anodized
これよりアルマイト加工に・・・ (2010,7月19日-2)




The parts, except for four of them, are all for the two sets of TOA130-BINO on the central axis mount.

 TOA-130-BINO 2台分のアルマイト加工部品(ただし4個は他のパーツ)です。 連休のため、明日、アルマイトに出します。





Preliminary assembled New IPD Crayford
新型目幅クレイフォード仮組み立て (2010,7月19日)




The new IPD Crayford extension tubes were successfully assembled. The cylindrical trimming of the guide-rail promises more rigid conjunction with the tube.

 7月24日にこのBINO(TOA130)を当方にてお引渡ししないといけませんので、当面はこれに集中いたします。 更新等が少し遠のきますが、ご理解くださいませ。





Preliminary halfway assebly of the new mount
仮半組み立て (2010,7月11日)




I will show you how it will look like.

 パーツのみではイメージが浮かばない方のために、半組み立ての状態をお見せします。 (クランプレバーはまだ取り付いていません。)





From external to Built-in
エンコーダの内蔵 (2010,7月9日)




The holizontal encoder will be changed to "built-in" from being externally attached to the axis.

 外付けだった水平軸エンコーダーが内蔵式に変わります。





Vertical baring holder plates for the central axis mount
新型中軸架台の主要パーツ (2010,7月6日)




Three parts that make up the vertical baring have been united into one piece by virtue of the CNC milling machine.

 新型の中軸架台の主要部品です。 最も難物で、こだわった部分です。 旧型では、3つの部品を 組み合わせて構成していた部分が、一つのパーツで実現しました。 上半分は半リング状の パーツでクランプ機構を兼ねます。





The new mechanism for the IPD Crayford
目幅クレイフォードの新メカ (2010,7月3日)




The minimum bulk with less projection is my goal of planning the parts. Shifting from attaching the sliding mechanical commercial unit to the main pipe of the IPD Crayford, I have arrived at the main part itself to be processed into the sliding mechanism by the use of 4- axes' CNC aided milling.

 4軸目の制御が可能になると、こうした加工も可能になります。 今までは市販のスライドガイドユニットを組み込んでいましたが、目幅クレイフォードの主要 パーツ自体にそのメカを構成することで、装置全体をよりスリムに、突起を最小限にし、 剛性もアップさせる狙いです。





Dovetailing of the Band
鏡筒バンドのアリガタ加工 (2010,6月29日)




There are as many ways of dovetailing the bands for as many kinds of bands. In the case of TOA-130, I found the direct trimming is the "best".

But, highest precision milling is requied to dovetail the band base, because the slight difference of the milling will critically effect the alignment error of the finished binoscope. I was successful in accomplishing the requierd accuracy with the appropriate use of the CNC milling machine. Yes, I am getting through the most thrilling evolutive stage through my binoscope making history so far.

 バンドの種類だけの処理方法がありますが、TOA130用のバンドの場合は、底部を 直接アリガタ加工するのがベストと判断しました。(今回の設計変更により、鏡筒間隔を さらに短縮させることに成功しました。)

 BINOとしての初期精度に影響するので、CNCフライスで慎重に加工しました。 異形の材料を いかに再現性を持たせて掴むか、が加工の成功の秘訣です。 (一見、CNCでしか出来ないような加工を 今までマニュアルでこなして来て、今、通常のCNCフライスを越える加工を日々クリヤーしつつあります。





The new mount under design
中軸式架台、新型設計中 (2010,6月23日)


Though there seems to be no particular products to show you for now, but at least two or three innovative projects are being planned now.

 ここしばらく進展がないように見えますが、いろいろと準備をしておりますので、ご理解 くださいませ。E様とI様のBINOは2台を同時進行で進めています。 CNCフライスを 駆使した新しい設計となります。 また、目幅クレイフォードも新型になります。





Innovative weight system developed
外付けウェイトシステム (2010,6月16日)




 How do you think of this weight system? I found it very convenient when I made this for the BORG125SD-BINO last year. This time I made it for another client.

忙しさに紛れてご紹介していませんでしたが、去年BORG125SD-BINO用に製作したウェイトシステムです。 耳軸にホルダーを固定し、それにシャフトを貫通させて使います。 シャフトホルダーは任意の角度で固定できるので、あらゆるアンバランスを効率よく補正します。

  基本的には、HF経緯台用の耳軸の中心ネジ(M6ネジ)の所に、M6のキャップボルト(ピンクの大矢印の位置)でシャフトホルダー (中央の写真)を固定するのですが、上下のセットビス(ピンクの小矢印)がシステムのスリップを防止 するところがミソです。 M6のキャップボルトの頭は、シャフトが干渉しない深さまで落とし込みます。 シャフトは ホルダーに貫通させてから、2つのセットビス(黄色い矢印)で固定します。 ウェイトは軸穴を落とし穴にし、 シャフトエンドにはEリングをセットすることで、脱落することなく、シャフト長以上に移動します。





>From EMS-XL to UXL-PREMIUM
EMS-XL→UXL-PREMIUMへのリフォーム (2010,6月15日)




It is more like remake than reform, but I respect repeater's urdent hope. I was successful in taking a good picture of comparison between aluminum and silver mirrors. This picture eloquently explains the speriority of the silver mirror to the aluminum one.

 リフォームと言うよりも、ほとんど作り直しですが、これもリピーター特典です。^^; 熱心な海外の ユーザーの方の期待に答えないわけには行きません。 偶然にも、アルミと銀ミラーの比較写真が 撮れました。 当店の天井の色を知る方は限られますが^^;、銀の方が忠実に再現しています。 これが2回反射すれば、どれだけの差が出るか、説明は要りませんね。





mini-BINO delivered
納品された超広角対空双眼鏡 (2010,6月9日-2)




 本日納品させていただいたYKさんが、さっそく美しい写真を送ってくださいました。 また、ご自身のサイトにもご紹介くださっています。 写真がお上手なこともありますが、いつもながら、YKさんの、架台を含めたコーディネイトの秀逸さがさらに製品を引き立ててくださっています。

 このminiBINO、さんざんお待たせしたのですが、YKさんの親切なご提案により、6~7日にかけて、来日していたイタリアのEMS-BINOユーザーの方にお見せしたため、完成からさらに数日遅れての納品となりました。





130EDT-BINO almost completed
130EDT-BINOほぼ完成 (2010,6月9日)




Only the handle and weight system is left to be set.

ほぼ完成しました。 あと、ハンドル兼ウェイトシステムをセットしたら完全です。





130EDT-BINO near completion
130EDT-BINO完成間近 (2010,6月4日)




完成が遅くなって申し訳ございません。 目下、急ピッチで作業を進めています。




Shortening of the FLANGE.
130EDT鏡筒のフランジ加工 (2010,6月1日)




As the central alti-axis mount requires a bit of additional back-focus, I have to shorten the flange of the OTA by 8mm. Isn't it a wise solution to make additional thread on the flange?

 中軸架台だと鏡筒間隔が少し広くなるため、130EDT鏡筒のバックフォーカスが少し足りなくなります。 そのもう一押しのバックフォーカスを確保するための好適な方法として、上の画像のように、フランジを加工しています。 島根県のF様、終盤でお待たせしていて、申し訳ございません。 パーツ類のアルマイトが仕上がり次第に組み立てる予定です。





BLANCA 130EDT OTA.
130EDT鏡筒 (2010,5月29日-2)




This excellent apochromatic triplet OTA is becoming to be the standard of middle sized EMS binoscope. A pair of these OTAs are always carefully checked by Mr. Kasai and the dual speed knobs are set symetrically for the binocular use in advance of being delivered to me.

 もはやEMS-BINOの素材鏡筒の定番になりつつあるBLANCA130EDT鏡筒(茨城県のK様分) です。 いつも笠井さんによる入念な実視チェックと調整(フォーカサーノブの対称配置を含む)の上、当方に届きます。 光学性能の素晴らしさはもとより、3インチクラスのクレイフォード・フォーカサーのメカとしての到達度は、今のところ、他社品の追随を許しません。 未だにラックピニオンに 固執している老舗メーカーは、大いに学ぶべきと思います。 氷の上を滑るようなタッチは、伝統的なラック方式では達成し得ないものと思います。
 また、回転ガタが皆無であることは、 クレイフォード式の原理に由来するものであり、これは高精度なBINOには必須なのです。





How to use and maintenance the EYE-FOCUSER
アイフォーカサーの使い方とメンテナンス (2010,5月29日)




アイフォーカサーは開発途上ではありますが、基礎構造は完成したと言えます。 CNCフライス導入前の設計なので、今後はCNCを駆使してデザインをさらに洗練させる予定です。 通常の使用ストローク=16㎜ですが、フィルター交換のためのメンテナンスストロークを設けています。 ギヤを用いないクレイフォード式なので、バックラッシュのない滑らかな動作を 約束します。(BINOなので目幅の制約(即ち外径の制約)があり、メンテナンス やモデュール化等のため、クレイフォードは外付け方式になりました。)





1:130EDT-BINO parts before anodizing
2:EMS-UXL and UXL-PREMIUM
3: Comparison of the first mirrors of UXL and UXL-PREMIUM
1.130EDT-BINOのパーツ、アルマイト加工へ
2.EMS-UXL と UXL-PREMIUM
3. 両者の第一ミラーのサイズ(形状)比較 (2010,5月28日)




The parts of 130EDT-BINO are being sent to anodizing.
EMS-UXL-PREMIUM to Germany and EMS-UXL to Japan are completed.
The Premium will be equipped with the larger customized pyrex mirror of 55X110mm, while the UXL-normal will have 63mmX89mm normal diagonal mirror.

写真1:終盤でお待たせしてしまっていますが、130EDT-BINOのパーツをこれよりアルマイト加工に渡します。
写真2.完成したEMS-UXLと同プレミアム。
写真3.両者の第一ミラーのサイズ(形状)比較。
 (premium仕様は長径120としていましたが、90φバレルには55X110が無理なくハウジングに収納出来る ベストサイズと判明しました。110と120のコスト差はほとんどありません。)
   一般的な比較の目安はこちら。





Delivery schedule:
今後の完成品BINOの納品目標(2010,5月27日)


date of order    Initial          Binoscope          type         due date
ご注文日    イニシアル        BINO          タイプ       納品目標

2009,12/15   島根県のF様   EDT130-BINO    中軸式架台       6月4日
2010, 1/12   茨城県のE様   TOA130-BINO    中軸式架台       6月20日
2010, 3/2   愛知県の I 様   TOA130-BINO    中軸式架台       7月10日
2010, 5/12  青森県のH様    15cmF5-BINO     HF経緯台仕様     7月19日
2010,5/21   茨城県のK様    EDT130-BINO     HF経緯台仕様     8月30日
 

 BINO完成品の納期が遅れており、大変申し訳ございません。    以上を新たな納品目標としまして、最大限の努力をいたしますので、なにとぞよろしくお願いいたします。

 (緊急triageとしまして、単体EMS、海外注文、業者さん、研究開発協力者等の受注は、どうしても上記の間にこなすことになりますので、御了承くださいますよう、お願いいたします。)





Bad sample of abusing the X-Y adjusting knobs
X-Y調整ノブの悪用例 (2010,5月24日)




Good chance to know if the user operates the X-Y knob of EMS properly is the time when I receive the EMS from the client for reforming.

This is one of the bad samples of abused X-Y knob on the EMS housing. At the properly made binoscope, you will never have to operate the X-Y knobs beyond the first circle of the laser reticle in the photo.

 リフォームのために帰って来るEMSセット。 X-Yノブに原点シールを貼っていなかった頃の 製品ですが、ここまで光軸ずれがひどいと、やはり落胆させられます。^^; EMSだけを求められ、BINOを自作された方ですが、BINOの基礎構造がちゃんとして いれば、X-Yノブは(左の写真のレーザーターゲットの)第一円を越えて操作する必要はないはずです。

 マニアの方は、鏡筒バンドを開閉したり、各種ノブをいじくり回すのに慣れて いますので、抵抗なく回してしまわれるようです。BINOに関しては、原理構造を 十分に理解されるまでは、鏡筒バンドの開閉を含め、各種ノブをいじくり回すのはNGだと 御理解ください。

 さらに苦言を申しますと、EMSのポリキャップ(ダストキャップ)をまともに嵌めて送って 来る方が皆無に等しいことです。 皆さん、無くされるのでしょうか。 嵌めていても、 純正のキャップでなく、他のキャップを嵌めて送られる方も多いです。  ポリキャップも大切に保管してくださいね。

 いろいろと申しましたが、原点シールを貼りましたので、このユーザーの方ももう調整の 迷路に迷い込む心配はなくなりました。矢印の原点方向は、写真のように、第2ミラーユニットの方向に 統一しています。BINOの基礎構造部分の初期調整を怠らずに、EMSのX-Y調整機構を本来の使用目的 に使用していただきさえすれば、何らの問題も生じません。正常な使用状態では、X-Yノブの矢印は ±45度以上傾くことはないでしょう。(至近距離を観察する時だけは、Xノブだけは90度以上回転することも あり得ます。一回転以上ノブを回している場合は、アイピースを撤去したBINOを覗いてみれば、左右の 対物レンズがだぶりますので、一目瞭然です。)





Central Axis Mount in the making
製作中の中軸式架台 (2010,5月20日)




島根県のF様の中軸式架台がもうすぐ仕上がります。(130EDT-BINO)





Two sets of EMS mirror housings
ミラーハウジング 2セット (2010,5月17日)




One is for EMS-UXL-PREMIUM, Germany, the other for EMS-UXL, Japan.

 EMSのミラーハウジング、2セット分ですが、ミラーのみのご依頼にも急いで対応しないといけません。





Two pairs of the IPD Crayford
目幅クレイフォード 2セット (2010,5月16日)




These are the secnd generation IPD Crayford focusers of good repute, but another breakthrough will come soon.




3.5-inch feather-touch FCR and adapters
3.5インチ・フェザータッチFCR用AD他(2010,5月15日)




15cmF5-BINO2台に続き、130EDT-BINOも納品しました。 最善を尽くしてもなかなかバックオーダーを消化できませんが、前には進んでおりますので、なにとぞ よろしくお願いいたします。





Counter weights are added to the130EDT-BINO
130EDT-BINO ウェイト設置(2010,5月8日)




 カウンターウェイトとファインダー台座を設置しました。 ハンドル兼ウェイトシステムは、フォーカサーに直接取り付けていますが、フォーカサーは 全く加工していません。





130EDT-BINO completed
130EDT-BINO完成(2010,5月7日)




130EDT-BINO is completed. Two 15cmF5-BINOs had been already sent to the clients.

 魔の連休がようやく終了し、世の中が動き始め、130EDT-BINOもようやく完成しました。 あと、カウンターウィトだけ、これからセットします。  地上風景しか見ていませんが、ノイズの無い、 非常にコントラストの高い視界から、そのポテンシャルの高さが伺えます。

 今回は鏡体1体式のHF経緯台仕様ですが、先の中軸架台仕様、また去年の秋に製作した BORG125SD-BINOのような鏡筒スライド式を含め、このサイズクラスだと、これら3方式のどれにも 捨て難いメリットがあることが分かりました。 使用環境や体力に合わせて選択されたら良いでしょう。

 15cmF5-BINO、2台は、昨日までに発送しました。





15cmF5-BINO under original adjustment
初期調整中の15cmF5-BINO(2010,4月30日)




Before doing the image rotation adjustment, you must not forget to put lined masking tapes on the adjusting part to mark the original position.

After puting the tape, the tape should be split by a cutter. Above photo is taken after the adjustment.

Note the line that appears to be straight and you can never descern any difference. Yes, the amount of adjustment is usually so small that the adjutment will seldom go beyond the width of the line marked by a ballpoint pen.

初期調整中の15cmF5BINOです。

 像回転の調整方法は当サイトにも掲載しておりますが、 未だに誤解が多いようなので、この機会にご説明しておきます。 EMSの構成ユニット同士の回転が像の回転調整に利用できることは、大分浸透したかと思いますが、 像の回転角度と、ユニットの回転角度の関係が線形の関係で、しかもほぼ等量の関係だと誤解している 方がまだ多いように感じます。
  実は、そうではありません。 ここの回転は極めて鋭敏に像の回転に影響しますので、ほとんどの場合、回転部に事前に貼っておいた線入りのマスキングテープの線(ボールペンで描いた)の太さを越えることは ほとんどないのです。 写真は調整後ですが、このスケールの写真では、線の食い違いは全く見えません。

 また、像の回転については、倍率が影響しないので、アイピースをセットせずに、対物レンズの前に直線を セット(いろんな方法があります)し、アイピースの無い接眼部を覗いても像の倒れはチェック出来ます。( 同コーナーの2009年12月9日の記事をご参照ください。) アイピースを付けないBINOで屋内の水平な線を覗くのも良い方法で、この時、左右の対物レンズがストレスなく 融像して見えていないといけません。 アイピースを付けないBINOで屋内の白い壁等を見て瞬時に対物レンズが 一つに融像し、かつアイピースを付けて遠景を見て、各種の矛盾が生じなければ合格です。 説明が前後しましたが、まずは外観的に左右の鏡筒がねじれなく平行になっていないといけません。





Remake of the 84mm barrel
84φバレル(130EDT-BINO)の作り直し(2010,4月29日)




It is most annoying that the end size of drawtube of BLANCA-130EDT OTA changed in a short period of time. Originally, the size was 90mm as the photo above shows, but changed to 84mm quite recently.

So, I made 84mm barrels for the last binoscope of the same OTA. But, this time again, the client delivered OTA happened to be of the former version, and it was not until the last satge of assembly that I noticed the mismatch of the EMS set and the drawtube. I remade the 90mm barrel and have to send it to the anodizer's.

 前回も触れましたが、BLANCA130EDT鏡筒のドローチューブの末端サイズ(50.8ADを撤去した部分)が90㎜ から84㎜に変更されました。 前回の同BINOでは、慌てて84φのバレルをまとめて製作し、今回のお持込 鏡筒の同BINOのEMSにも84バレルをセットしたのでしたが、組み立ての最終段階で、ドローチューブの末端 サイズが旧バージョンの90㎜φであることに気付いたわけです。

 私の不注意もありますが、この径を小さく変更する意義がどの辺にあるのか理解できません。 やっと作り直しましたが、連休に入り、アルマイトがいつ仕上がるか、困ったものです。





15cmF5-BINOs near completion
15cmF5-BINO 2台 完成間近(2010,4月26日)




 130EDT-BINOがすでに完成しているはずでしたが、どたんばでハプニングがあり、完成が少し先に なりました。 以前に130EDT鏡筒のドローチューブの末端の仕様が変更になったことに触れました(3月5日)が、 末端回転部の内径が90mmφ→84mmφに変更になったのに合わせ、2台分の84φバレルを製作していたのですが、今回は 鏡筒がお持込で、仕様が旧バージョンであることが、EMSのセットの段階で判明しました。 ということで、これより90φバレルを新たに作らないといけません。

 材料が来るまでの間、15cmF5-BINOに着手します。 緊急事態ですので、納品順が逆になることもあり得ますが、ご了承くださいませ。





Another 130EDT-BINO near completion
130EDT-BINO HF経緯台仕様、完成間近(2010,4月21日)




Another 130EDT-BINO on a fork mount is near completion.

130EDT-BINOのHF経緯台仕様が完成間近です。 BINO本体の総重量は150LD-BINOに匹敵しそうですが、 鏡体がコンパクトなのと、運搬用のハンドルが太いために挙上は比較的楽に感じます。

 この方式のメリットは、鏡筒間隔を最小限に出来ることと、一体構造であるため、光軸がより安定することでしょうか。

  連休までにこのBINOと2台の15cmF5-BINOを仕上げないといけないという、創業以来のピンチですが、最善を尽くす のみです。^^; (さらに5台の単体EMSも即納しないと・・・^^;)





130EDT-BINO saw the client for the first time.
130EDT-BINO、ご依頼主と初対面 (2010,4月18日)


From evening of 17th to the noon of 18th, the 130EDT-BINO saw the client for the first time. Blessed with the clear sky on 17th, we had a wonderful view through the binoscope.

 17日~18日にかけて、宮城県の依頼者の方が、完成した 130EDT-BINOと対面されました。 透明度は良くなかったものの、BINOのテストには十分の快晴に恵まれ、国道を挟んだ向かいの、鳥取 市役所の駐車場に同BINOをセッティングし、空の環境が許す限りの天体を満喫することが出来ました。 笠井のEF19㎜と2.5倍バローの組み合わせは正解で、実効7.6㎜のハイアイポイントのアイピースとして、 非常に素性の良いエッジオンの118倍の土星を見せてくれました。 (単眼で見た時の150倍くらいの印象で見えます。)

 街灯に囲まれた厳しい環境でしたが、透明度が悪い中、M81とM82がEWV32㎜(28倍)でほどよく同一 視野に納まって見えていました。

  BINOは、依頼者の方と手分けして、当店と国道を挟んで向かい側の市役所の駐車場に組み立てて観察しましました。 鏡筒単体での運搬が可能なので、移動は実に簡単でした。





65mmbarrels for the larger EMS housing
15cmF5-BINO用65φバレル(2010,4月12日)




Here are the barrels that connect the larger EMS housings and the 65mm focusers of the 15cmF5-BINO.

 フォーカサーへの対応により、個別のバレルを用意することがどうしても必要になることがあります。 80㎜φ以上の大径バレルのままで、フォーカサー用のアダプターで対処しても良いのですが、光路長の兼ね合い もあり、簡単ではありません。





EMS-UXL by 6X7 Helicoid Extension Tubes
6X7ヘリコイドを使用したEMS-UXL(2010,4月10日)




IPD Crayford tubes are perfect for the IPD adjustment though, there are some who wish to use traditional helicoid extension tubes. I will use them in such a case.

 ご希望により、目幅調整にヘリコイドを使うことが今でもあります。 PENTAXのヘリコイド接写リングは確かすでにカタログ落ちしていて、名目上は製造中止のはずですが、まだ限定的に販売しているようです。





Extended fork mount and the Rramework of the EDT130
幅広改造をしたフォークにセットしたフレーム(EDT130)(2010,4月9日)




As a lot of tasks are being done parallely, I often waver in choosing which photo to be aploaded. I am so busy that I think I might have to take triage on the orders.

 EDT130BINO用のフォーク幅は、15cmF5-BINOと同じで良いことが分かりました。

(タイトル部の”EDT130”を単純ミスにより、”EDT150”と、間違って表記しておりました。 お詫びして訂正いたします。(4月19日)





IPD Crayford's parts
目幅クレイフォードのパーツ(2010,4月2日)




The change of the month makes me feel more pressed, but at the same time, I should keep up my courage because the machining equipment has come to be more prepared than anytime before.

 また月が変わり、非常に焦っています。 これより、急ピッチで作業の遅れを挽回するつもりですので、なにとぞよろしく お願いいたします。





Framework of the New 130EDT-BINO
130EDT-BINOのフレーム(2010,3月31日)




Note the center plate largely hollowed. This simple structure achieved the light and rigid constructions at a time. The CNC milling machine completed the work quite rapidly.

 たった1枚の中板で130EDT-BINO(HF経緯台仕様)のフレームの基本構造が出来上がりました。 12mm厚のアルミ板を写真のように刳り抜くことは、マニュアル加工時代であれば、設計の段階で即却下 であり、あり得ないことですが、CNCフライスでは、このような作業が速やかにこなせます。 お陰で、極めてシンプルな構造で軽量、高剛性が達成できました。





The First milling by the CNC Machine
CNCフライスによる初加工(2010,3月25日)




The first milling by the new CNC machine was a great success! It was a thrilling experience to see the machine working meticulously as if it has a brain or something. The part will be installed in the friction drive system of the IPD Crayford.

 新規導入のCNCフライスの使い初めに、目幅クレイフォードのシャフトホルダーを加工してみました。

 初めてのプログラミングには時間がかかりましたが、いざマシンが始動すると、マシンはまるで生きているように 動いて、速やかに作業をこなしました。 この手のマシンは、単に仕事が速くて正確なだけではなく、マニュアルでは不可能な加工をこなすので、今後の製品 開発を強く支えてくれそうです。





2-pairs of focusers for the 15cmF5-BINO completed
新型15cmF5-BINO2台分のフォーカサー完成(2010,3月22日)




2-pairs of focusers for the 15cmF5-BINO are completed.

A CNC milling machine was installed in my shop on March 20th. It will be a commemorative day for me. It will surely materially assist me to develop the new products.

EDT130-BINO(triplet apochromat) is completed.

新型15cmF5-BINO2台分のフォーカサーが完成しました。

CNCフライスの搬入が3月20日に無事完了しました。

宮城県のK様のEDT130-BINOが完成しています。

東京都のK様、鏡筒をお送りください。

(ご連絡が取れない場合は、やむを得ず着手、納品順を代えさせていただく場合がございます。)





Delivery schedule:
今後の完成品BINOの納品目標(2010,3月13日)


date of order    Initial          Binoscope          type         due date
ご注文日    イニシアル        BINO          タイプ       納品目標

2009,10/01    宮城県のK様  EDT130-BINO    中軸式架台       3月20日
2009,10/30   東京都のK様    EDT130-BINO     HF経緯台      3月30日
2009,11/30   熊本県のK様    15cmF5-BINO    HF経緯台       4月15日
2009,12/08   埼玉県の I 様    15cmF5-BINO    HF経緯台       4月30日
2009,12/15   島根県のF様   EDT130-BINO    中軸式架台       5月15日
2010, 1/12   茨城県のE様   TOA130-BINO    中軸式架台       5月30日

 BINO完成品の納期が遅れており、大変申し訳ございません。   去年の後半はEMSの大型ハウジングのダイカストの開始と銀ミラーの採用、そして光軸調整 手段の刷新に奔走いたしましたが、本年はCNCフライスの導入のため、年初よりデータ集めと 関連技術の習得(3DCAD,CAM,G-code)に努めており、また、近日中に機械搬入を控えて準備に追われています。  これも偏に納期の短縮と加工技術の向上を果たしたいためでございますが、一時的にそれが納期を遅らせるという矛盾に苦しんでおります。
 いろいろと弁解をしてしまいましたが、最善を尽くしておりますので、何卒ご理解くださり、もう少しお待ちくださいますよう、お願いいたします。

東京都のK様につきまして、ご苗字の読みを間違え、イニシアルが間違って いましたので、訂正してお詫び申し上げます。





130EDT-BINO almost completed
130EDT-BINOほぼ完成(2010,3月13日)




The margine of the focus at infinity was so scarce, about 6mm, that I lathed the flange by 8mm to keep about 14mm in total.

 115EDTでは十二分だったバックフォーカスですが、今度は鏡筒間隔が大きいため、無限遠での余裕は 約6mmくらいでした。 鏡筒フランジを旋盤加工し、後8mmバックフォーカスを伸ばし、トータルで約14mmの余裕を確保しました。

 




130EDT OTAs set on the Mount
130EDT鏡筒を載せました。 (2010,3月8日)




I can say that this style of the Mount has come to maturity at this stage.

 中軸式架台も、ここに至ってほぼ完成した実感があります。

 130EDT鏡筒、非の打ち所が無いfocuserに加え、ご覧のように、ソリッドな 鏡筒バンドが非常に精密に加工されています(BINOに最適)。この辺の仕様も、今後コロコロと変更しないようにしていただくと、マツモトが非常に助かります。^^;





EMS barrels for the 130EDT-BINO
130EDT-BINO用のEMSバレル (2010,3月5日)




Tapered flange will make an optimum barrel of the EMS for the 130EDT-BINO.

EMSは接眼パーツ類を全て撤去したドローチューブ末端に直接取り付けます。(テーパフランジ方式)

ここは、本来の回転機構の外筒を担っていて、今回の新タイプより、内径が84mmとなっています。 前回まで90mmでしたので、ちょっと面くらいました。(こうもコロコロと規格が変わると、困ります。)

 フォーカサー自体はもともと非常に優秀でしたが、今回の改善でさらに磨きがかかった感じです。





EMS housings of the 130EDT-BINO
130EDT-BINO用のEMSハウジング (2010,3月3日)




 IPD Crayford telescopic tube will be inserted between the smaller and the larger housings.

大小ハウジングの間に目幅クレイフォードが入ります。





IPD Crayfords of the 130EDT-BINO
130EDT-BINOの目幅クレイフォード(2010,2月28日)




The left one is most contacted, and the right one most extended.

 左がほぼ最短、右が最長の状態です。メカを外付けにしたことで、内径をより大きく 確保でき、また必要ストロークを確保しながらlow-profileにもなっています。





Preliminary assembly of the mount
中軸架台、仮組み立て(2010,2月26日)








Adapter for the tripod
HAL脚用アダプター(2010,2月25日)




 この所、130EDT-BINOの進捗上状況がお示しできていませんが、順調に準備は進んでおりますので、 よろしくお願いします。あと1週間程度でほぼ完成した姿をお示しできると思います。

 写真は、中軸架台の延長ピラーをHAL110三脚に接続するためのアダプターです。 邪魔な架頭部のの突起(赤道儀の極軸の方位調整用)は、切除するか、干渉しない範囲の太さのアダプターに することで回避できますが、今回は写真のように、アダプターの穴にすっぽりと隠し、緩み防止を兼ねさせる ことにしました。 これで、M10ネジ1本での接続でも不安がなくなります。





EMS-UL for a monoscope
EMS-UL (2010,2月18日)




Though it is not a bino-parts, I will introduce the single EMS-UL here. Note the eye-part that is very flexible to the various applications by a user.

 BINOのパーツではありませんが、単体のEMS-ULをご紹介します。 いつも完成すると直ぐに発送していますので、 写真撮影やご紹介の余裕がありませんでした。

 手前の短い方の突出部が眼側です。(以前に逆に取り付けていた方が ありました^^;。)眼側のフランジであるフィルターリングの外径も2インチになっており、2インチスリーブ やEMS-S(M)用のスリーブの取り付けはもちろん、ユーザー単位のあらゆる工夫や応用を受け入れるキャパを持っています。

 右手前は31.7→50.8ADでEMS-ULに標準付属ですが、2インチスリーブとのセットで、たった2㎜のlow-profileを達成しています。(2インチスリーブ端部のU字切り込みをご覧ください。)

 ネジの頭が白いのは、ステンレス製のネジしか使わないからです。ユニットを繋ぐ延長パイプ(黒)のセットビスがやや賑やかですが、第2ユニットの接続をメス接続からオス接続に最近改良したからです。以前は第1ユニット側の嵌合用のテーパボス(バレル)が第二ミラーのケースの中に少し入り込む構造でしたが、最近は両方のケース内とも、他方のフランジが挿入されることはなく、それだけミラーの収納に余裕が出ています。
 その他、マイナーな部分については、常に未公開のまま改良を続けています。バレル内面の植毛シートの施工も最近開始しました。EMS-S等、バレル先端の絞り径が小さい場合には意味はほとんどありませんが、EMS-ULでは効果が大きいようですので、ユーザーの方は各自で施工されると良いでしょう。





Dovetails, the core of the New Mount, completed
アリガタが完成しました。 (2010,2月16日)




 中軸架台の最後の山場である、アリガタ部が完成しました。 合計4個のアリガタはそれぞれが鏡筒バンドのベースに取り付きます。

 以前の記事をご参照いただくと、どの部分かが分かります。クランプネジがアリガタのテーパ 面を直角に押す構造にしたことのメリットは極めて大です。





Central axes and bearings
中軸架台の垂直回転軸と軸受け(2台分) (2010,2月13日)




These are the parts numbered also in the linked photo.

中軸架台の番号に該当する部品です。(軸径=120mm)

Larger EMS housings were sent to the paining process.

大型ハウジングの加工は完了し、塗装工程に出しました。





Another lot of larger EMS housings
EMSの大型ハウジング次期ロット (2010,2月9日)




Another lot of larger EMS housings is being processed.

 「いつまでも、あると思うな・・と・・」の諺通り、作り置きのパーツもいつかは無くなります。

 BINO作りが佳境に入った時のパーツの在庫切れは残念ですが、仕方ありません。 絶妙な治具により、速やかに完了する予定です。





Hooks of the dovetail holer
アリミゾ用パーツ (2010,2月8日)




Hooks of the dovetail holder of the mount in the making.

 中軸式架台のアリミゾ用のフック部です。小さな部品ではありますが、重要な部品です。 小さな部品は、いかに工具に固定するかで何日も頭を捻ることもあります。





Alti-axes of the mounts for Blanca115EDT-BINO
130EDT-BINOの架台の水平回転軸 (2010,2月6日)




Shavings from lathing such a stuff make mountains.

お察しの通りに、切り屑の山が出来ました。





Rotary Mount, 20 year's old
20年前の回転装置 (2010,2月5日)




I will show you the first rotative mount for the FS-102 binscope on an equatorial(EM-200) made about 20 years ago.

I am a little bit embarrased to see it again after 20years, because it also means that I see my past when I was rather immature compared with my current skill. Compare it with newer models that were made a few years later. See this report, too.

But, I have never made this type of rotative mount for more than 10 years, because I wanted to concentrate in meeting the majority orders for alti-azi mounts. (I want another hand.)

20年ほど前に製作した、FS102-BINO用の回転装置(調整のためドック入り)です。

この頃はまだEMS自体のX-Y調整機構は開発しておらず、。右の鏡筒の台座が上下と左右に振れるようになっていました。

 左右の調整は、赤道儀の極軸の一般的な方向調整と同じ方法で、上下方向は、強いスプリングで下に押さえられている鏡筒設置用のベースプレートの手前を、下から押しネジで押し上げる構造で、使い勝手は今でも極めて良好です。

 左の鏡筒は6個のラジアルベアリングを巧みに組み合わせてリニア機構を構成しています。まだ精密機械部品の 知識もほとんどない頃に頭を捻って作ったものです。^^; この数年後のモデルと比較してみてください。

過去の自分との再会に赤面を禁じ得ません。(EMSのX-Y調整の開発により、BINOの基本構造がいかに シンプルになったかがお分かりになると思います。)See this report, too.

(ただ、同時に、工作手段も貧弱だった頃にしてはツボを押さえており、BINOの機能としては、常識的な構造でユーザーが理解しやすく、操作性も良いので、我ながら感心する面もあります。^^;)

(10年以上、回転装置タイプのBINOは作っていません。大多数の要望である、スタンダードな経緯台式の製作 に集中したいのと、自動追尾は経緯台でも可能な(はず^^;)ので、眼視は経緯台に限る、という考えもあります。 )







Main parts of IPD Crayford
目幅クレイフォードの主要パーツ(EDT130-BINO) (2010,2月3日)




Aiming at the minimum OTAs' span means the individual plans for the various binoscopes. Succesive improvement reached the lowest profiles shown in the photo.

 鏡筒間隔を最小限にするために、目幅クレイフォードは個別の設計になることが多いです。

 写真はEDT130-BINO用。 鏡筒間隔=182mmで、目幅調整範囲=60mm(57.5mm)~75mmとなります。 (( )内は小目幅対応をした場合の数値。 最大目幅は本来は制限はありませんが、特別にご指定 がない場合はこのくらいを最大に設定します。)





Long awaited EDT130-OTAs have arrived
待ちに待ったEDT130鏡筒(4本)が入荷しました。 (2010,2月1日)




I fond the EDT130 OTA very compact for its aperture. I can say it to be a typical material for the medium sized EMS-Binoscope from now on.

 前回使用したEDT115の姉妹機のEDT130鏡筒です。 入荷が遅れておりましたが、今日届きました。

 口径がワンランク上がると、サイズや重量のアップを数値以上に感じて ショックを受けることが多いものですが、今回ばかりは、その逆で、口径の割に非常に軽量コンパクトなので驚きました。





115EDT-BINO equipped with the SKY-COMMANDER
SKY-COMMANDERを取り付けました。 (2010,1月25日)




最後のアルマイト部品も完了し、組み立ててSKY-COMMANDERをセットしました。




115EDT-BINO completed
115EDT-BINO完成! (2010,1月18日)




EDT115-BINO is completed, except for some parts to be anodized.

 数点の部品のアルマイト加工を残していますが、一応完成です。 この所、毎回がそうですが、細かい部分で初めての仕様が多く、目に見えない部分で結構難航しました。 (完成までに長くかかった理由の全てを明確にお示しできないのが残念です。) それらは全て、今後のBINO作りに活かせますので、よろしくお願いいたします。

 今回も鏡筒の切断は無し。末端のアダプターを外し、90φの開口部に都合よく90φバレルを挿入しました。 その状態で丁度良いピント位置を示し、アダプター等の改造も全くやっていません。鏡筒の重心は、予想以上に トップヘビーでした。 トップヘビーの原因は、対物周りが重いか、接眼部が軽いかのどちらかが言えますが、 この鏡筒のフォーカサーは非常に立派で重いので、対物周りがさらに重いと見るべきでしょう。 3枚玉なので仕方が ないですね。





New IPD Crayford for the 115EDT-BINO
115EDT-BINO完成間近-3(2010,1月16日)




The right EMS housing faces you on its 90mm barrel opening. The left one is the position of the Crayford mechanism fully contracted.

 機構が分かりやすくなるように第一大型ユニットを2個並べて撮影したのですが、平面的な写真に なるとかえって分かりにくいかも分かりません。 右のEMSユニットは90mmバレルの開口部がこちらを 向いています。 左のユニットは、目幅クレイフォードを最短縮したところです。

 この新型目幅クレイフォードも、この完成を見るまでは試行錯誤を強いられました。 大変お待たせしましたが、完成 までもう一息ですので、よろしくお願いいたします。(バレルの挿入長が短いのは、フォーカサーの 受け入れ側の都合ですが、テーパ構造になっていますので、接続の安定性には何ら問題ありません。)





115EDT-BINO almost completed
115EDT-BINO完成間近-2(2010,1月14日)




I attach a high value to the handle because it will act as an important interface between the binoscope and the user. I often think hard for days just to find how to attach the handles.

 たかがハンドルとは言え、BINOと私たちを繋ぐインターフェースであるハンドルを私は重視します。 両フォークタイプのBINOの場合はフォーク等との干渉もあり、特に頭を捻ります。 8φのステンレスシャフト、 もう少し長くしないといけないようです。

 EMSのパーツのアルマイト加工も仕上がりましたので、いよいよ組み立てに入ります。 数日中にはBINOらしい姿をお見せできると思います。





MiniBORG45ED-BINO completed
MiniBORG45ED-BINO完成! (2010,1月9日-2)




It was rather shocking to find that the images through this tiny binosocpe is no less vivid than those of larger binoscopes. Moreover, larger binosopes are no match for its over 6 degree of field.

 どちらかと言うと、大きさを競って来たBINOですが、初めての超小型BINOの別次元の威力に、製作者自らが 仰天しています。今回はEMS-Mをご指定でしたが、EMS-Lで超広角を目指せばさらに凄い世界が広がるでしょう。 口径が小さいことは、実視界が非常に大きいことと、対物の厚みが薄く、印象としては、ノイズの非常に少ない、極めて 抜けの良い視界が開けます。「チビBINO、侮れず!」です。

 鏡筒が軽く小さいことは、メカの負担が極端に小さくなるので、極めてシンプルな構造にまとまりました。 (ベースプレートの下面にスライドメカやボルトの頭の突出がなく、完全にフラットであることにご注目ください。(中央の写真))

 右の鏡筒は台座をプレートに固定している2本のキャップボルト(2枚目の写真の黄色の矢印)を緩めれば、ネジのバカ穴のわずかなガタの範囲で 水平方向の初期調整が行えます。

 目幅調整は、左鏡筒の下のノブを回転させることで行います。ベアリングユニットがガイドレールに 圧着する方式(クレイフォードと同じ)ですので、実用上全くイメージシフトが無く、極めて滑らかに鏡筒が 平行移動します。 BINO本体が手持ち双眼鏡に優る実視界を持つので、ファインダーは必須ではありませんが、 ご希望により用意しました。根元のローレットネジ1本で再現性を持って着脱できます。ネジは脱落しないように 加工しています。90度対空なので、透視型のファインダーは非常に便利だと思います。

 4枚目の写真のファインダー 視野内の赤いドットは、使用時のイメージをご説明するために、私が作画しました。^^; 同透視ファインダーは、 レーザーのようにビームを外に射出するのではなく、赤いドットの空中像を無限遠に作るもので、視差が全く 無いのが特長です。両眼開放で覗くのが正しい使い方で、そうしますと、4枚目の写真のように全視野の中に 赤いドットが無限遠に浮かぶわけで、BINOが向いている点が一目瞭然になるわけです。

 このファインダーは、 写真でお分かりのように、着色コートが施してなく、ほぼ100%近い光を透過します。また、ドットの位置は、本体 を振る必要はなく、X-Y調整機構が装備されていますので、もともと軽量な特長がさらに活かされます。

(2月8日 追記)当機は中型のBINOの縮小コピー的なモデルとなりましたが、今度は、従来の発想を捨てた、 手持ちも可能なmini-BINOを開発しています。





115EDT-BINO near completion
115EDT-BINO完成間近(2010,1月9日)




A slight enlargement of the width of HF fork mount can be done by a special shaped spacer.

 HF経緯台を大幅に広く改造する時は、ベースシャフトを中心で切断し、内径にぴったりの六角棒を挿入して 延長しますが、今回はわずかな拡張で済みましたので、フォークの接続部にスペーサーを作って対処しました。 その分、勘合の深さが浅くなりますが、ネジをしっかり締めれば問題ありません。(当然、ネジは長い物と交換します。)

 HF経緯台のベースパイプですが、分解されたことのない方は、ただのパイプだと思っておられたことでしょう。 パイプ内径とフォークのボスを六角にして勘合させることで、誰が組み立てても左右のフォークが正確に平行に揃うわけです。





Framework of 115EDT-BINO
115EDT-BINOのフレーム(2010,1月8日)




I have made the framework so successfully compact that the whole binoscope is likely to be put in one of the aluminum case that is made for a single scope.

 長くかかりましたが、非常にコンパクトな骨格になりましたので、中のクッション材の配置を工夫すれば、完成したBINOが 鏡筒(1本)用のアルミケースに収納できる可能性が出て来ました。

 運搬用の取っ手は、今回は純正の太い取っ手をそのまま使用しましたので、もともとのBINO本体の軽さと相俟って、 非常に持ちやすくなりそうです。





The parts for the lowest profiled IPD Crayford:-2
新型の目幅クレイフォードの部品-2(2010,1月5日)




A series of hurdles should be cleared before finishing the new IPD focuser. Here is the trick that enabled the lowest profile.

 新機構を作るのも大変ですが、分かりやすくお見せするのも結構大変で準備に時間がかかります。^^; 断片的なご紹介になりますが、 ベース部が不要な構造にすることで極限までのlow-profile化を実現した点、ご理解いただけるでしょうか。(遮光用の 内筒や、前回ご紹介したドライブシャフトユニットはまだ写真では取り付いていません。)

 美観のために設計に組み入れたハウジングのフラット部がこんな形で役に立ちました。 長過ぎるガイドレールは、後で 不要部分を切除します。





The parts for the lowest profiled IPD Crayford:
新型の目幅クレイフォードの部品(2009,12月31日)




The left photo shows the important parts for the lowest profiled, as low as 19mm, IPD Crayford focuser ever made. They are the counterparts of the yellow circled part in the right photo. The right IPD Crayford is for the FLT132-BINO.

 目幅(IPD)クレイフォードは、なるべく規格を統一したいところですが、やはり出来る限りBINOをコンパクトに仕上げたいので、 どうしても個別の設計になることが多くなります。右の写真は、先日納品したFLT132-BINO用のIPDクレイフォードで、最短長(高)=42㎜でしたが、 今度の115EDT-BINO用では、鏡筒間隔を最小限にするために、新たに極限までLOW-PROFILEにすることにしました。

 左のパーツは、右のIPDクレイフォードの黄色い囲みのパーツと同じ働きをする物で、これにより、IPDクレイフォード全体の最短長=19㎜を 達成することが出来ました。(BORGの7757ヘリコイドと同じprofileですね) 二次元的に見ますと、IPDクレイフォードの外筒にこのパーツを取り付ける際に 貫通したドライブシャフトが邪魔になるように見えますが、そこはうまく三次元的に回避しています。

 このパーツは、ドライブシャフトをガイドレールに押さえつける役割とシャフトを含むドライブユニットをクレイフォード 外筒に固定する役割の両方を受け持つ、重要なパーツです。IPDクレイフォードが完成すれば、今度の115EDT-BINOは 速やかに完成する予定です。(完成が年越しになりますこと、大変申し訳なく思っております。^^;)





FLT132-BINO has made her first date with the new owner:
FLT132-BINO完成、依頼者の方と初対面(2009,12月23日)




The silky smooth and perfectly balanced mount pleased the client who made the first touch with the binoscope today. He was also amazed by the breathtakingly high-contrasted images this binoscope offered.

 土日を挟んでいたため、やや冒険でしたが、最後のアルマイトパーツが昨日の昼頃届き、今日のご対面に 間に合わせることが出来ました。またまた際どい綱渡りになってしまいましたが、このモデルで中軸式架台の一応 の完成を見ることが出来ました。 光軸の初期調整も、全く新規な測定装置とノウハウによる、初めての記念すべきBINOになりました。 SKY-COMMANDER(用エンコーダー)も限られたスペースにうまく取り付きました。





Adapters revised:
アダプター変更(2009,12月17日-2)




Adapters were revised to squeeze out another 25mm of the back-focus. 90mm male barrels were replaced by 97mm female sleeves.

 アダプターを全面変更しました。 雌雄ペアなので、アルミの削り屑がゴミ袋大一杯くらい出ました。 EMSの90mm差込バレルは、97mmの雌スリーブになり、望遠鏡側にオスのテーパーパーツをセットしました。 これで25mmのバックフォーカスを稼ぎました。 連休を挟むので、急いでアルマイトに出さないといけません。





FLT132-BINO completed:
FLT132-BINOほぼ完成(2009,12月17日)




 やや誤算があってバックフォーカスが少し足りないので、急遽アダプターを作り直します。 終盤でのハプニングですが、策はありますので、御心配なく。(最近の一連の高級BINO同様、 今回も鏡筒には一切手を加えていません。)(原状復帰可能)





A simple holder for the finder mount:
ファインダー台座の固定(2009,12月16日)




At the final satage of Binoscope making, I often beat my brains out to find a simplest way and place to set the multi-purpose finder base mount on it.

I usually set the mount on the OTA bands, but this time, I found a simple and rigid way to set it on the stainless shaft of the operation grip. Is it susceptible to rotation around the shaft?? No, it is as rigid as the flat setting. The secret is the cylindrically milled adapter as shown in the photo.

 BINO製作の終盤でいつも頭を捻るのが、ファインダー台座の取り付け場所や取り付け方法です。

 今回は、操作ハンドルのシャフトに設置することにしました。一見、スリップして回転してしまいそうですが、 シンプルながら極めて強固に固定する方法を見つけました。これですと、取り付け位置もアングルも自由に 選ぶことが出来、重心の微調整も兼ねることが出来ます。

 




FLT132-BINO near completion:
FLT132-BINO完成間近(2009,12月13日)




Handle grips with weights are more than accessories. They have very important role of operating the scope and making the perfect balance.

 操作ハンドルは単なる付属品ではなく、BINOを操作するのに大切な握りを提供し、バランスを完璧に調整するための 重要なパーツを構成します。 EMSのハウジングやIPDクレイフォードのパーツはすでに完成していますので、この BINOも数日中には完成する予定です。

 該当の方はもとより、多くの方を大変お待たせしてしまいましたが、より成熟 した製品をお届けするためですので、なにとぞご理解くださいますよう、お願いいたします。





Encoder Holders:
エンコーダーの固定金具(2009,12月12日)




Along with coupling the axes, the encoder should be fixed to the mount so that it will not rotate with the axis.

 エンコーダーのセットは、軸を連結するアダプターに加え、エンコーダー本体が架台に対して回転してしまわない ように、架台に固定する手段が必要です。 ただ、ここは大きな力が加わることはなく、回転を止める役目 を担えば良いので、スリムなADで十分なのです。 垂直回転軸用のホルダーは、アルミプレートの2mmの厚み分 しか突出しないので、鏡筒とのクリアランスにも余裕があります。





The newest Mount completed:
新型架台の完成(2009,12月11日)




 新型架台がようやく完成しました。 これが今後の中軸式架台の標準となります。 (写真は、エンコーダの回転止め金具がまだ取り付いていません。)





Medical check up of the old 12cmF5-BINO:
ドック入りの初期型12cmF5-BINO(2009,12月9日)




 鏡筒短縮のリフォームのために久しぶりに対面した、初期型の12cmF5-BINOです。 加工をする前に各所のチェックをしてみました。 

 まず、ドローチューブのスケアリングが著しく狂っていたので、BINOの調整以前に、ここを直しました。
 ドローチューブを奥まで繰り入れた状態で、左の写真のように上部にかなりの隙間がありました。 レーザーコリメーターを接眼部にセットし、対物の絞りキャップの所に同心円ターゲットを貼ってチェックすると、 右の写真のように、やはり、ビームはかなり上に行っていました。





 調整後のドローチューブです。さっきの隙間がなくなりました。フォーカサー天部の調整ネジ(芋ネジ) をざっと調整しただけで、 ここまで改善しました。(鏡筒切断後には、総合的に追い込みます。)





 BINOを天頂に向け、直定規をフード開口部に置き、アイピースを撤去して見口を覗くと、いろんなことが チェックできます。

 レーザーコリメーター、平面鏡、ビームスプリッター等々、お金を出せば何でも 手に入る時代ですが、BINOユーザーの方には、お金をかけない簡単なチェック方法として、まずはこの直定規の方法を お勧めしたいと思います。(調整器具を揃える投資で良いアイピースが買えますので。^^; これを機会に、あなたの BINOもチェックしてみられたらいかがですか。)



before after


 左の写真が、ドック入りした時の直定規テストの状態です。目が少し怒って、目尻が少しつり上がっています。説明 が後先になりましたが、実は、ドック入りした状態は、極端な寄り目調整の状態で、写真の像倒れは、それに付随した 典型的な症状です。 右が、一旦アイピースを付けて地上風景で簡単に光軸調整した後に、同じテストをした写真です。  EMSの接続アングルの調整まではしていません。調整時間は約1秒でした。

 ”寄り目調整”については、服部さんのサイトの光軸調整の項の中で、 『5:松本からのメール』というタイトルで紹介くださっていますので、よろしければご参照ください。

 このように、定規の折れ曲がりから、像の倒れがチェックできますが、結像による像の向き(正立or倒立)や、倍率は 像の倒れとは無関係です。定規の像が倒立像であっても、傾斜は180度回転するので、結局は同じで、見口で 観察する定規の倒れがそのまま、像の倒れの方向です。また、180倍をかけると1度の倒れが180度に なって倒立像になるということもありません。^^; ですから、像の倒れは等倍でチェックできるということです。

 見慣れれば、±0.5度の誤差も容易に検出できますが、慣れない内は、新たな定規を見口に当てても良いでしょう。 左の画像では、1度~2度のずれがあるようです。(画面にハガキか定規等を当ててみてください。)

 もっとも、最近の現行機種ですと、EMSの調整ノブに原点シールを貼っていますので、たとえ正規の 調整方法をマスターしていなくとも、調整の迷宮に入り込む心配はなくなりました。





 鏡筒の切断短縮加工を済ませ、鏡筒接眼部のコリメーションを完了しました。きちんと合うと 気持ちの良いものです。次はEMSの再調整です。





 再調整が完了したEMSをセットして、トータルのコリメーションをチェックしました。 明日はBINOの実視テストを行います。





Installation of the encoder in the central alti-axis:
エンコーダの中軸へのセット(2009,12月4日)




 通常であれば、エンコーダのシャフトを穴付きのボスに差し込んで横からセットビスで止める簡単な 方法が使えますが、中軸式架台の場合は、挿入側からだとエンコーダ本体の背中が邪魔をして、肝心のシャフトの 固定部分にアクセス出来ませんし、垂直回転軸の半対面側にはボスを新たに設けるだけのスペースは確保できません。( 反対側の鏡筒が干渉します。)

 そこで、エンコーダのシャフトに円盤をセットビス(中央の写真の黄色い矢印)で固定し、それに位置決め用のボス(中央の写真の赤い矢印)と固定用の ネジ穴(同青い矢印)を設け、反対面から1本の固定ネジ(右の写真の青い矢印)で固定するようにしました。

 これで、一般的に中軸式架台の垂直回転軸へのエンコーダの設置方法が決まりました。 後は、エンコーダが勝手に 回らないように、架台に固定する手段を製作したら完成です。





The new Mount for the FLT132-BINO:
FLT132-BINO用の新型架台(2009,12月3日)




 この新型架台は、このサイズクラスの今後の中軸式架台の標準となるものです。 かなりの陣痛を 経て完成しました。重いBINOが指1本でも操作できそうです。巨大化した垂直回転軸は、単にエンコーダを 収納する以上に、回転軸としての性能にも貢献するようです。





Adapter rings of the FLT132-BINO:
FLT132-BINOの接続リング類 (2009,12月2日)




 月が代わって非常に焦っておりますが、ゴールは着実に近付いていますので、何卒、ご理解くださいますよう、お願いいたします。

 写真は、
1がドローチューブ末端の回転装置のリング(元の機構の固定が弱いようなので、固定方法を少し改善します。)。
2が90mmφ差込用のスリーブ(メス)、
3がEMSの90φバレル(オス)、
4がEMSの第一ミラーケース(大型)、
5は鏡筒 付属の2インチアダプター(エンドキャップ)で、使用しません。

1→2→3→4の順で繋がります。

 従来の標準サイズのEMSハウジングですと、バレル等のリング類は大量に外注したパーツを全て確保しているのですが、 この度大型ハウジングを導入して以来、接続リングの要求はBINOごとに異なり、現在、最大公約数を模索している段階で、どうしても 時間を取られています。 バレルとしては、80mm~100mm差込まで製作しましたが、どうやら90mm差込が最大公約数として 定番になりそうな感じです。 今は過渡期で苦労しています点、御理解くださいませ。





Mount Parts of the FLT132-BINO almost completed:
FLT132-BINO用のマウント部品、ほぼ完成 (2009,11月30日)




I am terribry sorry for the delay to finish the FLT132-BINO. Please be patient a bit more. The finished image will appear soon.

 FLT132-BINOの完成が遅れており、大変申し訳ございません。完成はもうすぐ目の前ですので、今しばらくお待ちください ますよう、お願いいたします。





IPD Crayford for the FLT132-BINO:
FLT132-BINO用の目幅クレイフォード (2009,11月28日)








Alti axes and the bearing rings:
垂直回転軸と軸受け (2009,11月26日)




Alti-axes and the bearing rings for the newest Mount.

 大きくなった垂直回転軸と軸受けリングです。エンコーダは実際は逆向きに接続することになります。 軸受けリングは、従来は2本の支柱で支えていましたが、今後はリングの一部をフラットに加工して、ソリッドな フラットバー(直方体)で固定します。
 垂直回転軸は、従来通り、垂直回転プレートの両側に固定しますが、片側 を内径の大きいパイプにして、エンコーダの収納を可能にします。 反対面の回転軸はソリッドなままです。





Azimuth drum is coompleted:
水平回転軸ドラム完成 (2009,11月22日)




 寸法違いで再手配していた、水平回転ドラム用の材料がやっと入荷し、加工しました。 (土日や連休を挟むと、入荷が 遅れて困ります。) これで、どんなに重い鏡筒でも心配要りません。水平回転ドラムにはスカート部を設け、 外観とベアリングの保護を配慮しています。

 当方は連休も休まず作業しておりますので、よろしくお願いいたします。 連休明け早々には 見学者の方が見えますので、その準備も怠れません。





Azimuth axis of the new Mount:
FLT132-BINOの水平回転軸(2009,11月18日)




 今後の13cm以上クラスの中軸架台の水平回転軸です。
左の写真:(左から)三脚架頭部のボス、延長筒、水平回転軸、スラストベアリング
右の写真: 上記を組み立てた状態。 水平回転ドラムがこの軸にかぶります。  ラジアル方向にはベアリングは不要な構造です。





A boss on the tripod top:
FLT132-BINOの架台ベース(2009,11月17日)




 FLT132-BINOの三脚に写真のような一部テーパのボスを常設する予定です。このままで 三脚の収納バッグにも入ります。純正の止めネジ(三脚の中心下側から捻る)が付属していましたが、 この方法が良いと判断しました。

 このボスに高さ10cm程度の厚肉の延長筒が付き、架台はその上に 取り付きます。 架台は材料が揃い次第に一挙に仕上がる予定ですが、休日で入荷が遅れたのと、一部間違いがあって 再注文しています。





Slide Mount for BORG125SD-BINO:
BORG125SD-BINO用のスライドマウント(2009,11月17日)




 FLT132-BINOは最終的に設計が煮詰まり、最後の材料を発注しており、今月中に 完成するメドが立ちました。TOA130-BINOの時もそうでしたが、材料の入荷待ちの時間には、 単体のEMS他、比較的短時間で仕上がる仕事を片付けます。後続の納品予定のBINOも決しておろそかに しておりませんので、ご理解くださいますよう、お願いいたします。





Main parts of the new IPD Crayford:
FLT132-BINOのIPDクレイフォード(主要部品)(2009,11月17日)




Main parts of the IPD Crayford for the FLT132-BINO are completed.

 一般的に、IPDクレイフォードの基本構造はこのように変わりました。(前回のTOA130-BINOより)





Another EMS cases being processed:
EMSケースの仕込み(2009,11月15日)




Why now? at this hectic times, the stock of the painted EMS cases is running short.

 肝心な時に底を突く、塗装済みのEMSケースの在庫ですが、単体EMSの即納の原則を崩すわけには行かないので、 何はさて置いても、整えないわけには行きません。^^; 明日には、塗装工程に出せる予定です。





Another evolution on
the Central Axis Mount:
新型架台の新たな改善(スラストベアリング)(2009,11月14日)




To improve the tendency of the backlash in the azimuth axis, I found a perfect thrust bearing.

 水平方向のバックラッシュを解消するために、好適なスラストベアリングを見付けました。 今後の中軸 架台には、これを採用します。

 納品目標が達成できなくて、大変申し訳なく思っております。改善をしながら製作しておりますので、順番が 後の方にはそれだけ成熟した製品が届きます。 なにとぞ今しばらくお待ちくださいますよう、お願いいたします。





Encoders to be installed:
エンコーダの挿入(2009,11月10日)




 FLT132-BINOの方とは、エンコーダについての話し合いはしておりませんが、新型の中軸架台の 一般的な仕様として、エンコーダ対応をしておこうと考えています。前回製作した架台もそのつもりでしたが、 エンコーダサンプルの入荷が遅れ、現物合わせが出来ませんでした。アメリカの友人が送ってくれたサンプルが 昨日届き、確認したところ、コネクター部分も含めると、100㎜φの穴を確保する必要があることが分かりました。

 急遽、垂直回転軸を大幅に大きくすることにします。このエンコーダに対応すれば、ほとんどの市販のエンコーダの 挿入に問題はないでしょう。(水色の矢印が示す直径+αで何とかなるだろうと思ったのは、甘い見積もりでした。^^; エンコーダは写真がほぼ正味で、ケースの中に小さいコアがセットしてある構造ではなく、スリム化は無理でした。)





Good News for Bino-Mania:
朗報(2009,11月9日)




Many of the recent premium OTAs have been proved to have more than enough back-focus along with the larger focusers. Recently finished models of Takahashi's TOA130-BINO and TMB130-BINO are good examples.

Now, I have cheked the FLT132(William Optics) and proved that it also has as long as 240mm of back-fucus that is enough for the EMS-Binoscope without cutting short of the OTA.

「EMS-BINOの製作には鏡筒の切断が必要。」というのは、すでに過去の話になりつつあるのですが、未だに この迷信が流布しているようです。これは、BINOを自作された方等が、類推で流して来られた情報だと思うのですが、 実際には、たとえバックフォーカスが足りない場合でも、当方ではアダプターやフランジの工夫でほとんど対処しており、 過去にも鏡筒を切ることはあまりやっていません。 特に、昨今の高級鏡筒の多くは、十分な太さのフォーカサーと 十二分なバックフォーカスを確保してることが分かりました。

 昨日より着手しているFLT132鏡筒のバックフォーカスを 調べてみましたが、これも約240mmという十分なバックフォーカスがありました。 最近仕上げたBINOでは、TMB130、タカハシTOA130 等、同様に余裕のバックフォーカスを持っていました。

 EMSを開発して、20年を経過したところで、ようやく市販 鏡筒が対応してくれたような印象があり、喜ばしいことです。(偶然ですがね^^;。双眼装置やレデューサーの使用 を視野に入れたのでしょうが、結果的には歓迎すべき傾向となりました。)





Newest version of TOA130-BINO delivered:
TOA130-BINOの引渡し完了(2009,11月7日)




Each OTA can be easily attached and detached from the mount. The client was amazed by the perfect reproductivity of the optical axis of before and after of the detachment.

 今回の中軸式BINOで初めて、鏡筒単体着脱の完璧な光軸再現性を達成しました。 軽々と、しかも安全にスピーディに TOA130鏡筒を1本ずつ架台に着脱することが出来ます。 写真右は、着脱の状態。 アリミゾに差し込むのではなく、 鏡筒バンドの下側のアリガタを最初にマウントの下部のアリミゾに嵌めてから垂直プレートにバンド底部(アリガタ)を 密着させてクランプネジを締めることで固定し、その逆の手順で取り外します。

 また、鏡筒の上下回転は、水平から天頂までの、ノークランプでのフルストローク 完全バランスを達しています。

 左の写真は左鏡筒を外したところ。 (撮影時の反射光の関係で垂直回転プレートの一部が白んで見えますが、 アルマイトむらではありません。^^;) 写真では分かりにくいと思いますが、垂直回転軸の左側には大きな穴を 設け、エンコーダの収納スペースを確保しています。





Newest version of TOA130-BINO completed:
TOA130-BINOの最新version完成!(2009,11月6日)




 やっと完成しました。 じっくりと写真撮影をするエネルギーが残っていませんので、今日(6日)はワンカットのみですが、明日 追加の写真を掲載させていただく予定です。(もたもたしていたら日付が7日になりましたね^^;)





Newest version of TOA130-BINO almost completed:
TOA130-BINOの最新versionがほぼ完成しました。(2009,11月5日)




 ほぼ完成しました。納期につきましては、今までも際どい綱渡りをして来ましたが、今回は依頼者の方が明後日に 当方に受け取りに見えますので、特に記録破りの綱渡りになりそうです。^^;

 このクラスの鏡筒になると、鏡筒単体では絶望的なトップヘビーに感じますが、接眼部EMS+アイピース をフルセット取り付けますと、意外になんとか格好が付くものです。
 鏡筒と一緒にウェイトリングをお送りいただいて いましたが、不要となり、かつ天頂時にポールと干渉すること、また総重量が重くなり過ぎて架台に 負担をかけることから使用しないこと にしました。 これより、操作ハンドルとウェイトシステムをセットする予定なので、さらにトップヘビーは打ち消されます。

 今回は、対物正面から撮影してみました。 中軸式でありながら、鏡筒間隔が最小限になっていることが 御覧になれると思います。





The IPD Crayford evolved:
目幅クレイフォードの改善(2009,11月4日)




Inner diameter is enlarged from 50.8mm to 60mm, and the slide rail is held more solidly.

 内径がより大きく(50.8mm → 60mm)なり、スライドレールの固定も、アングルを介した方法から、ソリッドなベース パイプの根元に勘合させる(写真右)方法に移行することで、固定がより強固になりました。





Adapters for NIKON's Field Scope Eye-piece:
NIKONのフィールドスコープEP用アダプター(2009,11月1日)




 11月7日に当方に受け取りに見えるTOA130-BINOは、大体メドが付きました。 その追い込みのタイミングとしては、不適切と見られるかも分かりませんが、こんな緊急事態にも、同時並行的に いろんな仕事をこなして来たことで、今日がございます。^^;

 写真は、BORGのパーツが在庫切れのため、急遽私が作るハメになったパーツです。海外のBINOユーザーの方からの 依頼で、何とかして差し上げたいと思った次第です。これより、TOA130-BINOの最後のパーツと一緒にアルマイトに 出します。





The new central mount almost completed
鏡筒を載せてみました(2009,10月29日)




 鏡筒を載せてみました。EMSセットをセットしていないので、 この段階ではかなりトップヘビーになります。 最終的には、鏡筒は もっと前に出すことが出来ます。

 鏡筒は両手で水平に抱きかかえて架台のアリミゾに簡単に着脱出来ます。把握強度も十分でした。 鏡筒1本でも片手ハンドルで振り回せる重量ではないので、運搬用ハンドルは不要(無い方がシンプル)と判断しました。(鏡筒をお腹にくっつけるように 作業すれば、全く問題ありません。)(純正の大きなクランプノブは、ファインダー台座取り付けの邪魔になるので、 小さいナットと交換します。完成後はバンドは開閉しません。)





The new central mount almost completed
新型中軸架台、ほぼ完成(2009,10月28日)




 新型の中軸式架台が、アルマイト加工等を残してほぼ完成しました。 BINOのイメージがわくように、バンドを取り付けましたが、実際にはバンドが架台に 残ることはありません。ハンドは鏡筒に固定し、バンドごと架台に着脱します。





The strategy of loading an encoder in the central alti-axis
中軸にエンコーダを挿入する方法(2009,10月26日)




This is the strategy of loading in the central alti-axis.

 中軸(垂直回転軸)にエンコーダをセットする方法の種明かしです。 65φ以上(一部69φ)で深さ26mm以上のスペースを確保しました。 エンコーダをハウジングのまま 収納するには、種類によってはまだ径が十分でないかも分かりませんが、その場合はハウジングからコア 部分だけを取り出してセットすることも可能のはずで、また、深さは十分です。エンコーダのシャフトは 垂直回転軸の片側に固定し、エンコーダ本体は極薄いブラケットを介して回転軸受けリングの適当な場所に 固定します。(垂直回転軸の片方(ソリッドな方)にはまだ追加加工が必要です。)

 前回の150LD-BINOの中軸式架台の写真と見比べていただけば、完成イメージが描けると 思います。中軸の穴径を確保するために垂直回転軸は、前回の70mmφから89mmφに拡大しました。

 




In full swing:
フル回転(2009,10月21日)




Though I am doing with the back-orders in full swing, some improvements are being done at the closing stage. Please be patient a little more for the time is being consumed for the best result. I hit on a new idea of the IPD Crayford attaining more rigidity and larger inner diameter, from 50.8mm to 60mm, at the same time.

 工期の終盤であっても、より良いアイデアが出た場合には、急遽設計を変更するのが当方のポリシーなので、 無意味に納期を引きずっているように見えて、大変心苦しいのですが、よろしくお願いいたします。

 架台のエンコーダ対応もその一つですが、IPDクレイフォードについて、剛性アップと内径アップ(50.8mm→60mm)の 方法が閃きましたので、そのように変更しています。双望会も明後日に控え、全てをフル回転でこなしております。

 IPDクレイフォードの基本メカは、最近開発した方法と同じですが、ガイドレールの保持について、アルミアングルを 仲介していたのを止め、ベースパイプの厚肉部に直接固定することとしました。(特にlow-profileの要求が強い 場合は、先述のアルミアングルを仲介することもあります。アルミアングルを仲介する方法でも剛性に問題はありませんが、 外観の安定感(主にデザイン的なもの)と、内径のアップに意義があります。)

 誠に勝手ながら、23~25日は、双望会参加のため、臨時休業いたします。 従いまして、この間にいただくメールの ご返事は25日の夜以降になりますので、よろしくお願いいたします。





Hit on a great idea on the new mount of TOA130-BINO:
中軸エンコーダへの対応(2009,10月19日)


I have been doing with the TOA130-BINO, in spite of appearing a series of news of reforming EMS. I hit on a great idea of setting an encoder in the central alti-axis of the new mount.

 双望会を控えて、EMSのリフォームの記事が多いですが、TOA130-BINO等の製作を休止しているわけではありませんので、 ご理解ください。急遽、エンコーダ対応を考慮したための設計変更をしておりました。最後まで難問だった 垂直回転軸のエンコーダのセット方法も、ようやく理想的な解が出て、材料を発注しました。

 また、TOA130-BINOの依頼者の方とはしばらく連絡が取れておらず(お忙しいのでしょう)、エンコーダを希望 されるかどうか確認していませんが、これは「エンコーダ対応にする」という、この中軸式架台の開発に於ける 一般的で重要な意義に基くものです。





Reform of SCHWARZ150S-BINO:
SCHWARZ150S-BINOのリフォーム(2009,10月18日)




I regret missing the "before shot" of this binoscope. The second generation ("fourth" was the last version) of the SCHWARZ150S-BINO reformed on three parts, the main Crayford focuser, brass trunnions, and 10mm extension of the bracket.

 山口県のSCHWARZ150S-BINO(第二世代仕様(約6年前?))ユーザーの方が17日に点検調整のために同BINOを 持ち込まれました。急遽、数箇所をリフォームさせていただくことになり、佐治アストロパークにお仲間と一緒に宿泊 された間、一泊のドック入りをしていただき、一晩で各所のリフォームを施工させていただき、今日お持ち帰りいただきました。

 代表的なものは、クレイフォードフォーカサー、真鍮耳軸、耳軸ブラケットの延長でしたが、操作性が全く別物に 変身しました。耳軸ブラケットはスペーサーの挿入で10mm延長しましたが、これで真鍮耳軸の本領を発揮し、フルストローク での滑らかな操作と完全バランスを達成しました。 クレイフォードフォーカサーについては、ラックピニオン時代のイメージシフト から永遠に開放されると、大変喜んでいただきました。

 この度は予定外のリフォームで、時間がありませんでしたが、次回は銀ミラーへの更新をしていただきましょう。

 写真は全てリフォーム後です。(不覚にも、リフォーム前の懐かしい写真を撮り忘れました。^^;)





FLT132-BINO in the planning:
FLT132-BINO 設計中(2009,10月16日)




FLT132 otas have come. They are amazingly beautiful. The slim tube of 141mm in diameter is very suited for the binoscope making.

 実に美しい鏡筒でした。鏡筒径が141mmと細めなのも、BINO作り、特に中軸式架台には極めて好都合です。 バンドも最適の形状でした。





EMS-ULS reformed from EMS-LS:
EMS-LSからEMS-ULSへのリフォーム(2009,10月12日-2)




Anothrer reform of EMS-LS into EMS-ULS (silver coated mirrors) with IPD Crayford completed.

 EMS-LSセットの銀ミラー化(→EMS-ULS)が完了しました。まだ正式なユーザーリポートは頂戴していませんが、銀ミラー化の 成果についてのご報告が大分集まって来ました。 その中から、地元の友人 (EMSの初期型から全てのEMSを所有『自他共に 認める、歴代EMSの記念博物館^^;』) のコメントをそのまま引用しますと;
「旧アルミ蒸着仕様でかろうじてそらし目で確認できる微光星が、銀ミラーでは直視で確認できる。感覚的には0.3等級くらい極限 等級が上がった印象。星の色が違う、二重星が美しい・・・・。」ということでした。他の方々も同様のことを異口同音に おっしゃいます。





Azimuth axis of the TOA130-BINO:
水平回転部(TOA130-BINO)(2009,10月12日)




left photo: (from left) top table of the pillar mount, azimuth shaft, rotation drum:

 左の写真:(左から)ピラー脚の天盤、水平回転軸、水平回転ドラム:

 写真では見づらいのですが、水平回転軸の根元にはテーパ加工がしてあり、ドラム側から、先端プラスチックチップの セットビスでテーパ部を押す機構になります。(理由は分かりますね。) 滑らか、かつ高い剛性が両立することは すでに前回の架台で実証済みです。(水平回転軸中心のネジ穴は、エンコーダ対応用(今回より))

 水平回転ドラムを天盤(これから作製)でふさぎ、そこにアームと垂直回転軸を設置します。垂直回転軸は、すでに材料を確保 していますが、試験用のエンコーダの入荷を待って、設計を変更(軸径を大きくする)するかどうかを判断します。 (最初の設計時点では、エンコーダに対応する予定がなかった。)





Framework of the TOA130-BINO:
TOA130-BINOの骨格(TOA130-BINO)(2009,10月11日)




The most importan and difficult phase has been cleared.

 製作中のTOA130-BINO本体の骨組みをお見せします。 難関突破と言ったところで、私のイメージの中では、BINOが 完成したも同然です。このバンドの固定方法はBINO作りに於いて一般的に示唆するものがあまりに大きく、 少々興奮しています。前後のバンドにハンドルを渡し、バンドは開閉することなくアリガタで 架台に着脱することになります。後の基本構造は、前回の150LD-BINOと同じです。





Successful band machining:
鏡筒バンド加工成功!(TOA130-BINO)(2009,10月10日)




 純正パーツの加工は失敗すると取り返しが付かないので、特に慎重になります。 発案設計後にも敢えて冷却期間^^;を置いてから加工しました。バンドベース の幅が広い特徴を活かし、強力な把握力が達成できました。

(笑えるほど無骨なバンドのクランプノブは、当然ながら使用しません。このままではファインダー台座が取り付きません。)





Dove tail holders for the TOA130-BINO:
新型中軸架台のアリミゾ(TOA130-BINO)(2009,10月8日-2)




You would not admit it to be a dove-tail holder of a telescope, would you? The minimum space between OTAs requires us to make the dove-tail holder in innovative way.

中軸式の架台の基本構造は、前回の150LD-BINO用ですでにほぼ完成していますが、今回はバンドの開閉での 鏡筒の着脱ではなく、アリガタによる着脱なので、架台側のアリミゾを工夫しないといけません。

 伝統的なアリガタ、アリミゾの形状ですと、鏡筒間隔が間延びしてしまい、BINOとしての光学的な 骨組みに支障をきたします。 アリガタ、アリミゾと聞かれれば、ペッタリとソリッドに板状のパーツを想像 されると思いますが、それだと、(バンドベース+アリガタの厚み)X2 と、ほとんど絶望的に鏡筒が離れてしまうわけです。

 そこで考えたのが写真の構造です。前回の失敗を活かし、ノブ同士の干渉(あるいは自由スペース不足)や、 クランプの力不足等を配慮し、万全の対策をしました。 アリガタは、真横からクランプネジを締めても、その分力が アリガタをアリミゾに押さえつけてくれる便利なパーツなのですが、事情が許す限り、アリガタの斜面に垂直に力 を加えた方が強力であるのは当然なので、アリミゾのクランプネジを、アリガタの斜面に垂直に立てました。それにより、クランプ ネジ操作時に、隣のクランプノブと手が干渉するのを回避できました。(一石二鳥)

 アリガタは鏡筒バンドにブリッジを渡す板状の物ではなく、前後のバンドのベース部をアリガタ化します。 その間には何も橋渡ししないので、その空間に上下回転軸が納まることが出来ます。

 その他、エンコーダのセット方法について、目下検討中です。中軸架台の標準を目指していますので、今回の TOA130-BINOだけの問題ではなく、この後の同形式の架台全般の問題なので、ふんばらないといけません。

 時間がかかっておりますが、大型ハウジング→銀蒸着→中軸架台と、BINO作りを始めて20年を経過して、 やっと全ての懸案がクリヤーできつつある段階ですので、なにとぞご理解くださいますよう、お願いいたします。





Delivery schedule:
今後の完成品BINOの納品目標(2009,10月8日)


date of order    Initial          Binoscope          type         due date
ご注文日    イニシアル        BINO          タイプ       納品目標

2009,8/10    川崎市のT様   TOA130-BINO     中軸式架台      10月30日
2009,8/26   横浜市のO様    FLT132-BINO     中軸式架台      11月15日
2009,8/28   広島市のF様  BLANCA115EDT-BINO   HF経緯台      11月30日
2009,10/01   宮城県のK様  BLANCA130EDT-BINO   中軸式架台     12月15日

 BINO完成品の納期が遅れており、大変申し訳ございません。 双望会(今月23~25日)を間近に控えて、EMSを銀ミラー化 される要望が集中したこともございますが、中軸架台にエンコーダを直結する方法を模索していること、また、EMSの 製造段階での光軸調整の方法を洗いなおしておりました。両方共、成果を上げておりますので、なにとぞご理解くださいますよう、 お願い申し上げます。

(中軸架台には、エンコーダ不要のGPS系の導入アシスト・・と、申し上げておりましたが、当方の狭い建物(鉄骨) の屋上等ですと、磁気から逃れる場所がなく、GPS系が不適であることが分かりました。エンコーダのセットにも 対応できるべき、と判断した次第です。)





A pillar mount for the TOA130-BINO in the making:
TOA130-BINO用のピラー脚(2009,10月1日)




A pillar mount on which the TOA130-BINO will be mounted. I put three casters at the feet so that I can move the total system easily.

 着手しているTOA130-BINO用のピラー脚です。 製作組み立て中に店舗内を楽に 移動できる必要性から、キャスターを付けました。 キャスターはM12ネジ込みで、タカハシの 該当部はほぼ同じ太さのインチネジ規格のようで、ネジピッチが微妙に合わず、奥まではネジ込めませんでしたが、実用上は問題 ありません。

 

 中軸架台の新型の設計はほぼ煮詰まりました。今度のアリミゾはうまく行くはずです。

 月が変わり、非常に焦っています。23~25日の双望会に参加しますので、しばらくは納期について安請け合いをしない ようにしないといけません。^^; とにかく、常に最善を尽くしておりますので、よろしくお願いいたします。





Making a start of the reform of EMS-L helicoid set:
EMS-Lヘリコイド仕様のリフォーム(→EMS-UL)(2009,9月30日)




 懐かしいEMSセットです。多分、ダイカスト導入直後かと思われます。この頃が過渡期で、 これより古いと、外観はほぼ同じアルミ鋳物になります。 PENTAXのヘリコイド接写リングは、そこそこの剛性があり、回転ガタもわずかにあるものの、実用 範囲内で、使いやすいパーツでした。ただ、内径が小さい(2インチに遠く及ばず)のと、 原理的に回転ガタが皆無のクレイフォード 式の伸縮機構を開発したために使わなくなりました。(製造中止になったこともあります。今、再開しているか どうかは確認していません。(先日webで見ましたが古い在庫品でしょうか。))

 さて、老舗メーカーであり、粗悪なゴムは使用していないはずですが、このヘリコイドのローレットラバーの寿命が 短く、数年で亀裂が入って切れていました。(当方が現在使用しているローレットラバーはそんなことはないのですが^^;) 根拠のない推測ですが、大量に確保した材料が一定期間メーカーに寝ていて、新しい製品に組み込まれた段階で ローレットがすでに高齢になっていたのかも分かりません。(いや、もしかしたらヘリコイド接写リング自体が 回転率の悪い商品だったのかも?)

 今回も、ローレットゴムは跡形もなく離散して、アルマイトのつるんとした地金が見えていました。  今回の仕事は銀ミラー仕様へのリフォームでしたが、手が反射的に動いて、開梱して久しぶりに 再開したEMS-Lのヘリコイドに、自前のローレットを取り付けました。^^; これで、双望会では 驚異的な反射率の銀ミラーと相俟って、快適にご使用いただけるでしょう。^^

 ところで、すでに新規作成、及び銀ミラー仕様にリフォームされた方々の反響は相当なもので、 改めて大きな節目に立ち会っていることの興奮を禁じ得ません。 しかし、確実に手応えを 感じるものの、Ultima(新)仕様のEMSの立ち上がりは、その意義の大きさと比較すると、リフォームを含めて比較的穏やかで、 依頼が殺到するという状況ではありません。

 ただし、確保した銀ミラーの初期ロットが多くなく、在庫状況をヒヤヒヤしながら眺めて いますので、ある意味助かっています。(皮肉ではありません。^^;) それは、私自信も、銀コートミラーの 存在を知ってから今回の採用に踏み切るまでに、2年近くの年月を経ているのですから、 無理もありません。
 双望会の会場で、旧アルミ蒸着仕様と銀蒸着仕様とを見比べて見られれば、逡巡の根拠が直ちに雲散霧消することでしょう。

 銀ミラーは数日前に第2ロットの発注をかけました。





Adjustment of the micro-focuser:
マイクロフォーカサーの調整(2009,9月29日)




When the micro-focuser knob becomes weak in the working torque, you have only to tighten the nut shown by the yellow arrow a bit.

 マイクロフォーカサーのトルクが下がって、それを回してもドライブシャフトが回らなくなった場合は、 黄色い矢印のナットを締めることで治ります。マイクロフォーカサーノブ内のメカは分解しないで ください。写真のようにシャフトごと抜きます。(元の接着剤が効いたまま緩みが出ている 場合は、少々固いかも分かりません。難しいと思ったら、メカに詳しい友人に任せましょう。)

 その他、ノブ自体がスペーサーを介してドローチューブ脇(フラット部のすぐ脇)にこすれたり、外筒のシャフト穴等に 接触していないかもご注意ください。元来、クレイフォードは極めて単純で優れた機構なのです。





Reforming the former version of the EMS-S:
箱型EMS-Sの銀ミラー化(2009,9月28日)




The mirrors of the former one-box type of the EMS-S being changed to the silver coated ones.

 久しぶりに懐かしいEMSと対面しました。箱型タイプですが、これも確かに初代のEMS-Sですので、 銀ミラーへのupgradeをお受けしないわけには行きません。^^;

 右は素材の斜鏡(短径35mm、銀)と、箱型EMS-S用にトリミングしたミラー(交換前、アルミ)と、フォーマー(型板)です。 箱型EMS-S用のミラーが随分と小さく見えますが、長径はほとんど同じです。 現行のEMS-Sは斜鏡を削らすに 使用しますので、ミラー面積は
√2倍強あります。

 まだ、EMSにダイカストを導入する前の製品です。(ダイカストを導入しますと、箱型のコストダウンメリットは 皆無になりますので、製造を中止しました。理由は詮索しないでください。^^; ただし、光路長を極限 まで詰めたモデルとして、今でも充分に存在意義はあります。)

 10年前のアルミ蒸着ミラー、新品同様で実に綺麗でした。ただ、明るさは銀とは雲泥の差、早く加工を 済ませて依頼者の方を驚かせるのが楽しみです。^^;





TOA130-BINO in the planning:
TOA130-BINO(新型中軸式)設計中(2009,9月26日)




Characteristics of the band will deeply affect the plan. This time, I am aiming at the banded OTA to be set on the central axis mount by a dovetail holder.

 大変お待たせしましたが、いよいよTOA130-BINOの製作に着手します。

 ハンドの特徴はBINO全体の設計を大いに左右します。バンドをどう扱うかが決まれば、BINOは半分 完成したのも同然です。今回は、バンドの開閉で鏡筒を着脱するのではなく、バンド底部をアリガタに 加工し、そこで着脱します。 前回の150LDでは断念した方法ですが、バンドの個性の違いにより、道は開けます。





Premium sized mirror for the second unit:
第2ミラーのプレミアムサイズ(2009,9月25日)




As long as using the diagonal mirrors for Newtonians, the major axis is always shorter than the optimum requirement compared with the minor axis.

But there is the condition of saving the light path and keeping the minumum IPD. So, I found the trade-off pint to be 32mm by 85degree class of the ocular as the widest one to use.

Still, it is also true that the user of longer scope than F8 wanted larger image cirlcle for 40mm or larger wide-field oculars. So, I decided to accept their request despite that I don't welcome those time and nerve consuming tasks.

 歓迎しない option なので、掲載を躊躇しましたが、望遠鏡のF値が大きく、どうしても40mm超クラスの 超広角アイピースを使用したい方のために、第2ミラーユニットの限外仕様を承ることにしました。
(EMSユーザーの方はすでにご承知と思いますが、EMSで敢えて50mmクラスの広角アイピースを長焦点 鏡筒に用いますと、左の写真の青い矢印の部分が三日月状にケラれます。この限外加工により その傾向が大幅に改善されるわけです。写真はすでに大き目のミラーに限外加工を施し、 その部分の隙間が最小限になっています。)

 通常モデルでさえ結構大変な作業ですが、この第2ミラーを約8㎜長くした限外仕様では、さらに際どい鋭角にミラー先端の裏側をグラインディング する必要があります。神経と時間を擦り減らす作業です。(このoptionは、約8mmほど光路長が伸びます。(写真:右))





EMS-ULS set of standard housing:
EMS-ULSセット、標準ハウジング仕様完成(2009,9月23日)




EMS-ULS set of standard housing is conpleted. The barrel size is 65mm.

 EMS-ULSセットの標準ハウジング仕様(目幅クレイフォードなし)が完成しました。旧EMS-LS セットの固定タイプのミラーを銀コート仕様にした物です。





Another EMS-ULS set completed:
2つ目のEMS-ULSセット完成(2009,9月21日)




 目幅クレイフォードの low-profile 化に伴い、同メカのガイドレールが外付けに なったため、ノブの位置を変更しました。(ガイドレールと第2ユニットの干渉回避) 写真は、EMS-ULSの大型第1ハウジング仕様です。大型ハウジング導入には、かなりの初期投資をしていますので、 本来ならあり得ないのですが、当面は通常ハウジング使用と同じ価格で対応させていただくことに いたしました。

 LSサイズのミラーであれば、バレルは90φでも良いのですが、望遠鏡側のフォーカサーがfeather-touchの3.5インチと 大きいので、将来のupgradeを見越して100φバレルにしました。





In full swing:
フル回転(2009,9月19日)




A lot of parts are being made in full swing. The low profiled IPD Crayford will show the true worth of the new mechanism. In the case of IPD Crayford in EMS, there are no space for the sliding tube to be seathed. So, it is very difficult to achieve long stroke and the "low-profile" at a time. This new outer mechanism broke the long time dilemma.

 皆さんを大変お待たせしていますが、フル回転で作業をしておりますので、よろしくお願いします。

 写真は 製作中のlow-profile のIPDクレイフォードです。大型のハウジングを使用しながら、以前の小型の ハウジング使用時と同じ鏡筒間隔をキープしたい場合は、当然ながら、利用できるユニット間隔(第1ミラーユニット と第2ミラーユニットとの接続間隔)が短くなるため、伸縮メカのストロークを減らすことなく 全高を短くすることが求められます。

 通常の望遠鏡のメインフォーカサーであれば、短焦点のニュートン式 でさえ、スライド管が鏡筒内に逃げるスペースがある程度あるので、low-profile 化は 簡単なのですが、EMSの場合は、ミラーに干渉するため、逃げのスペースはほぼ皆無であり、 それは至難の技と言えます。外付けの新機構により、 必要なストロークをキープしながら全高を短くすることに成功しました。





A pair of handles for the 150LD-BINO:
150LD-BINOにハンドル設置(2009,9月17日)




The EMS-UXL-Premium set out for Europe today.
A pair of handles were set on the 150LD-BINO.

 150LD-BINOにハンドルを設置しました。今回は、ベースプレートが無いことは 元より、鏡筒単体着脱方式であること、さらにフランジ、フォーカサー共がねじ込み式 のため、(回転方向の)締め込み位置が確定しにくいことから、設置場所や方法に苦慮しましたが、 良い方法が見付かりました。(今日は、EMS-UXL-Premiumの梱包発送と150LD-BINOの ハンドル設置にほぼ一日かかりました。^^;)

(銀ミラー恐るべし: サンプルミラーでは確認しておりましたが、完成したBINOに組み込んだ 銀ミラーでいつもの地上のチェック対象である、無灯火の水銀灯バルブを初めてこの150LD-BINOで 観察し、今までの(同鏡筒で見た)記憶を圧倒するものを確認しました。感情的な表現は抑えるべきとは思いながら、 凄まじいまでの明るさとコントラストに絶句しました。)





EMS-UXL-Premium with filter charger box completed:
EMS-UXL-Premium完成(2009,9月16日)




EMS-UXL-Premium with filter charger box is completed. The right photo is processed so that you can see the edge of the premium large mirror.

The weight of left or right unit without 2-inch sleeve is 1,050g, with 2-inch sleeve, 1,168g. How do think of this weight, light or heavy??

The two set screws arrowed in blue in the photo, second from right, is for adjusting friction of the IPD drive. Pink arrow is the screw hole, M5, for a clamp screw of the future focal compensator.

 20cmBINO用のEMS-UXL-Premiumが完成しました。海外よりの依頼でしたが、大型ハウジングも銀 ミラーもまだ実現していない段階で受注しましたが、互いに根気良くコミュニケーションを取った 成果が結実しました。これをプレミアム仕様とするなら、今度はスーパープレミアム仕様と言うべき、 60cm-BINO用のEMSに、今までのノウハウを総動員して着手しないといけません。

 2インチスリーブなしで片側1,050g、スリーブ付きで1,168g、この規模にして非常に 軽量に仕上がったつもりですが、いかがでしょう。

 右の写真は画像処理をしてプレミアムミラーのエッジが見えるようにしたものです。 バレル径は、決まりはありませんが、今回のは100㎜φです。(昨日の150LD用のEMS-ULSは90φ 差込)

 右から2枚目の写真は、新型のIPDクレイフォードのメカの調整機構を示したものです。 水色の矢印の2本のセットビスはフリクションの調整用です。ピンクの矢印はM5のネジ穴を示して いますが、これは将来のfocal-compansatorとリンクさせた際に使うもので、クランプネジは今は添付 していません。

 このモデルより、目幅クレイフォードのメカを外付けの機構にしたことにつきましては、 恐らく賛否があると思いますが、装置の全高とはほぼ無関係に伸縮ストロークを設定できること、 また、メンテ調整が楽なこと、さらには比較的強力なクランプが単純な機構で使用できること等、 捨て難いものがあるのです。





150LD-BINO completed:
150LD-BINO完成(2009,9月15日)




The last model of the 150LD-BINO is completed. I have just confirmed the perfect balance at full stroke from horizen to zenith.

 初めて鏡筒を載せてEMSをセットし、地上の目標に向けたところ、理想的な光軸状態で、鏡筒の初期方向調整が不要 でした。クランプフリーでフルストローク(水平から天頂)で、ノーウェイトの完全バランスを達成しています。 重心位置を少し下にセットしたのが功を奏しました。





Customizing for the smaller IPD:
小目幅用カスタマイズ(2009,9月14日)




The minimum IPD at the standard EMS set is 60mm that is the diameter of the limb of the filter ring. By trimming the touching part of the filter ring, along with trimming the 2-inch sleeves, the minimum IPD will go down to around 57.5mm. If you don't mind trimming the housing itself it will go beyond that. Note the part of the housing already trimmed at the die-casting.

 EMSセットの標準状態での最小目幅は60mmです。これはフィルターリングのツバの直径と一致します。 同リングのツバの干渉部分を写真のように削れば、最小目幅は57.5mmくらいになります。もちろん、 外径59mmの2インチスリープも該当箇所を削っておかないといけません。

 ハウジングの該当 部分は、以前のアルミ鋳物(木型)からアルミダイカストに移行した時点で、型の段階でトリミング してあります。(塗装が剥げますが)この部分をさらに削ればさらに最小目幅は小さくなります。 (2インチアイピースの外径の問題がありますので、自ずと限界がありますが。)





The right unit of EMS-UL:
EMS-ULのBINO用セットの右眼用(2009,9月11日)




Central photo is taken from eye side, and the right one taken from telescope side.
Colors of the seals on the adjusting knobs are changed into gold and silver.

 真ん中の写真は眼側から、右端の写真は望遠鏡接続面から撮影。この段階ですでに 驚異的な明るさの片鱗が見えています。 X-Y調整ノブのシールのカラーをEMS-Uシリーズより 金と銀にしました。





Remade parts for the 20cmAPO-BINO:
手直し完了(2009,9月10日)




The parts have just been remade and will be sent to the anodizer. It is a hard dose to swallow to bang into a trouble at the final phase of making things. But now, the trouble is solved and I am as happy as a lark now.

 終盤での痛い失敗でしたが、作り直しが完了して安堵しました。^^; これより、他件の パーツ類と一緒にアルマイトに出します。





Finished Premium Mirror for the 20cmAPO-BINO:
20cmAPO-BINO用のプレミアム(第1)ミラー(2009,9月9日)




The amazing mirrors, enhanced silver coated ones have come at last!
The photo is the Premium Mirror for the 20cmAPO-BINO.
The right table shows its real reflectivities.

 銀ミラーの初期ロットが入荷しました。 写真はEMS-UXL-Premium の第1ミラーです。 驚異的に高い反射率が、光軸調整治具を覗いた段階ですでに明らかでした。





Finished mount for the 150LD-BINO:
150LD-BINO用の架台完成(2009,9月8日)




Central alti-axis mount for the 150LD-BINO is completed. The silver vertical rod is the limitter for the lowest altitude. I found it "must" for the safe putting on and taking off of the OTAs.

 完成した150LD-BINO用の架台です。 アルマイトをすると、がらっと感じが変わります。 前方に配置した垂直の銀色のロッドは、最低高度角(水平より少し下向き)のリミッターです。

 鏡筒をセットする時は、フードキャップ(重いソリッドなねじ込み蓋)装着と、EMS撤去時を 考えますと、一時的にかなりトップヘビーの状態になりますので、このリミッターがないと非常に やりにくことが判明しました。(つまり、このリミッターがあると非常に便利) 何度か 鏡筒の着脱の練習をしましたが、慣れると安全かつ速やかに着脱できます。

 左右の鏡筒をセットしますと、大きな鏡筒の間にマウントメカがほとんど隠れて、 あたかもBINO本体が空中に浮かんでいるような不思議な感じがします。重くても1体構造のBINO の方が簡単だとも言えますが、シンプルに組み上がったBINOを見ると、やはり努力の甲斐はあったと思えます。

 銀ミラーの入荷が3日ほど遅れましたが、9日に入荷する予定ですので、11日頃までにはミラーを組み込んで 、いよいよ最後の150LD-BINOが完成します。





Urgent rejig on the EMS-UXL-Premium:
緊急手直し(EMS-UXL-Premium)(2009,9月6日)




Just after exclaiming for joy of completion of the mount of the EMS-UXL-Premium, I was thrown into abyss to find the top end edge of the 60X120 mirror will touch the joint part.

I must hurriedly remake the two tubes shown in the above photo. The bottom pipe should be longer, and the top pipe should be shorter. Anyway, in this sense, I was right in choosing the outer mechanism on the new IPD Crayford so that I can keep the stroke regardless of the total height.

 仕上がった雄叫びも束の間、60X120ミラーの先端が目幅クレイフォードの内筒内径と 干渉することが分かり、再び奈落の底に突き落とされました。^^;

 まあ、こういうことは珍しくなく、以前よりは落ち着いて対処できるようになりました。 急遽、下のパイプ(水色の矢印)を延長し、上のパイプ(黄色の矢印)を短縮します。 奇しくも、この失敗により、外付け方式の目幅クレイフォードのメリット、即ち、全高 を変えてもストロークをキープできるという大きなメリットを再確認しました。





115EDT-BINO in the planning:
115EDT-BINO 計画中(2009,9月5日-2)




This is the 115EDT Triplet Apochromatic Refractor recently released from KASAI TRADING CO. I can place this OTA along with the 130EDT as the perfect tlescope as a material of EMS Binoscope. Finest mechanical structures, perfect optical performance, more than enough back-focus with a large focuser; all these features are fulfulled in this scope. An OTA of optimal specs finally appeared!!

 この度笠井トレーディングより発売された115EDTアポ鏡筒を使用したBINOを計画しています。 同社サイトのスペックの通り、届いた鏡筒は素晴らしい物でした。十二分なバックフォーカスと フォーカサー内径、コンパクトな鏡筒に優秀な光学系、EMS-BINOの条件が全て揃ったと言えます。  いつもながら、左右ペアの焦点距離もよく合致し、フォーカサーノブも対称配置で送っていただける のはさすがに当方の意図をよく理解してくださっている同社ならではです。

 このサイズクラスですと、鏡筒固定方式と平行移動方式のどちらでも可能ですが、今回は 依頼者の方のご希望により、シンプルな鏡筒固定方式を採ります。軽量な鏡筒ですので、鏡筒は 単体分解方式ではなく、一体構造のBINO本体で、従来のフォーク式経緯台方式にする予定です。





20cmAPO-BINO almost completed:
20cmAPO-BINO ほぼ完成!(2009,9月5日)




These are photos of the 20cmApo-BINO assembly sent by my client.

In regard to the EMS set, I am just waiting the silver mirrors to arrive. I will finish the EMS set in a few days as soon as the mirrors arrive.

Here is a virtual interview.

Interviewer: Mr.Matsumoto, you know both of the impatience of waiting for the parts farmed out, and keeping your clients waiting for your products. Which do you think is more painful??

Matsumoto: I can say definitly that the latter is far more painful for me. So, I am haunted by back-orders all the time even while I am sleeping.

 20cmアポ-BINOの鏡筒部がほぼ完成したようで、依頼者の方より写真が届きました。  EMSセットの方も、銀ミラーが明日入荷する予定なので、それが入荷次第組み立てて発送できそうです。 今回は、ミラーハウジングとミラーの刷新を同時並行的にこなしましたので、大変でした。

仮想インタビュー:

インタビュアー:松本さん、あなたは外注部品を待つ苦しみと、お客さんを待たせる苦しみの 両方を知っているわけですが、どちらがより辛いですか。

松本: 圧倒的に後者の方が辛いです。待つ立場では、忘れている時もありますが、待たせている時は寝てても 片時も忘れませんから。^^;

(お客さんを牽制するつもりはありませんが、つい仮想インタビューが頭に浮かびました。^^;)





IPD Crayford for the 20cm-BINO:
20cm-BINO用の目幅クレイフォード(2009,9月4日)




 次の20cm-BINO用の モデルからこの方式に変更します。デザイン的には、従来タイプの方がメカが内外筒の 隙間に隠れてすっきりしますが、このスライドメカが外付けになった新方式の方が生産性 が良く、メンテ調整も楽です。また、短縮高よりもストロークを長く取ることも可能で、 将来のピント補償機構への発展性も視野に入れています。(今回は、主に製作者側の都合によるモデルチェンジ です。)

 ドライブシャフトは外筒に配置していて、シャフトは回転しながら外筒と一緒にスライドすることと、 回転と移動方向の関係は従来タイプと全く同じです。ガイドレールはアングルを介して内筒に固定 します。

 (45点のパーツのアルマイトが全て完了しました。これで作業に弾みが付きそうです。)





A piller for the 150LD-BINO:
150LD-BINO用中軸式架台用のピラー(2009,9月3日)




The pillar planned to be used on the central axis mount for the 150LD-BINO.

Anodizing of as many as 45 parts will be finished in a few days, and the first lot of the silver mirrors will come soon.

 VIXENのSXハーフピラーを最初に検討したのは、ピラー中腹にメンテ用の大穴が 開いていて便利だからですが、径が太すぎ(130φ)、天頂時に鏡筒と干渉するため、 約100φのGP2ハーフピラーにしました。こうしたTRADE-OFFは物作りには付き物で、 珍しいことではありません。 最終的には、合理的な架台が仕上がりますので、 ご心配なく。

 大小、全45点のパーツのアルマイト加工が数日中に完了するはずで、その頃には銀ミラー の初期ロットも入荷し、数件のバックオーダーが一挙に片付く予定です。





EMS-ULSset for 150LD-BINO temporarily assembled:
EMS-ULSセット、仮組み立て(2009,9月2日)




This is temporarily assembled EMS-ULS set for the 150LD-BINO. At the beginning of September, I do feel pressed to finish back-orders earlier. Please be patient a little more as the process is going on-line.

 月が変わり、ますます焦っておりますが、工程は順調に進んでおりますので、なにとぞもう しばらくお待ちくださいますよう、お願いいたします。

 写真は最後の150LD-BINO用のEMS-ULSセット(仮組み立て)です。こうしてペアで揃えた写真 を御覧になり、大型ハウジングの意図がご理解いただけたでしょうか。(大型ハウジングの開発に つきましては、意外に皆さん、無関心のようで、正直がっかりしています。^^; 美意識は個人的なものであり、他人に強制することは出来ませんが^^;。)

 外見的なデザイン上の意図の他に、ハウジングと接続径を大きくすることの機能的なメリットとしては、 より大きなミラーの収納(これは単純に大きなミラーが収納できることの他、元の斜鏡を 切削加工しなくても済むということもあります。)が可能になることは当然ながら、接続パーツ(IPD クレイフォード等)の把握力が飛躍的にアップ(剛性の向上)することもあります。

 この大型ハウジングは、ほとんどの方が、規模の大きなBINO専用とお考えかと思いますが、 ハウジングの開口部外径=90mmで、市販の屈折鏡筒の最小径が90mm程度であることを考慮しますと、 接続条件のみ整えれば、美観的に全てのサイズの鏡筒にマッチすることがお分かりになると思います。

 さらに、利用方法にもよりますが、第1反射点から焦点までの光路長は、大型ハウジング を使用しても標準ハウジングの時と全く同じにすることが可能です。(これが理解できる 方は当サイトをしっかり勉強してくださっている方です。^^)





100mm barrels and adapters:
100φバレルとスリーブ(2009,8月29日)




The right group is 100mm barrels, and the left is adapters for 3.5inch feather-touch focuser.

 このくらいの大きさの部品の削り出しはかなり大変です。 大型EMSハウジング用の100φバレル(右のグループ)と、3.5インチ・フェザータッチフォーカサー 用のエンドアダプターです。(20cm-BINO(海外)と国内のreform用です。当たり前ながら、2名分の BINOの雄雌のアダプターですので、合計8個ものパーツになります。アルマイトの都合があるので、 まとめて加工する必要があるのです。)

 もともと、こういう作業を少しでも省く意味も込めて、EMSハウジングの合理化を図って来たわけで、 今回の大型ハウジングのためにアダプターの製作に苦労しているのは皮肉ですが、これが過渡期というものです。 EMSを最初に開発した時点では、2インチ規格自体が全く浸透しておらず、36.4mmのネジ込みが最大 接続径の主流でした。 国内の老舗望遠鏡メーカーが2インチ差込スリーブを標準にしたのはごく 最近のことです。





EMS-Ultima set for the 20cmApo-BINO near completion:
20cm-BINO用のEMSセット完成間近(2009,8月27日)




Preliminary assembly of the EMS set for the 20cm-BINO. Note the filter charger box located between IPD Crayford and the eye-side EMS unit.

 20cm-BINO用のEMSセットの主要部分を仮組みしてみました。 新規開発の大型ハウジングの意義が写真からお分かりでしょうか。 一昨年製作のEMS-Hugeの9割くらいの光学的キャパを持ったシステムですが、 驚くほど軽量コンパクトになりました。





90mm barrel of the 150LD-BINO:
150LD-BINO用のEMSのバレル(2009,8月26日)




New larger EMS housing is made flexible to meet the needs of various barrels. The barrel is usually attached to the housing by 6 screws at its end face, but this time, the 90mm barrel is connected by the screw around the end.

 新規開発の大型EMSハウジングは、接続に関して、あらゆる方法に対応できるようになっています。 通常は端面の6箇所のネジでフランジ部品(具体的にはバレルのツバ)を固定する(標準のEMSハウジングと 同じ)のですが、このように、バレルをねじ込み式で接続することも可能です。  バレル径や、光路長の節約等の都合により、その都度最適な方法を選択します。(写真は90φバレル)

 難産でしたが、150LD-BINOの中軸架台セット用の鏡筒運搬具が完成しました。これで鏡筒の着脱が 非常に楽になりましたが、ちょっとした使い方のコツ(手順)を覚えていただく必要があります。 説明写真の撮影に助手が要るので、後日お見せします。(150LD-BINOは完成間近です。今 しばらくお待ちください。)





Accelerating the progress:
進捗が加速して来ました。(2009,8月24日)


The first lot of painting of large EMS housings is completed today. The first lot of silver vacuum deposition is to be done in this week. Please be patient for a while to see the finished full system.

 大型EMSハウジングの初期ロット分の塗装が完了しました。 銀コートの初期ロットも今週中には完了する予定です。なかなか形が見えて 来ませんが、着々と準備は進んでおり、進捗も加速していますので、もうしばらくお待ちください。





4inch focusers for the 150LD-BINO:
150LD-BINO用の4インチフォーカサー(2009,8月22日)




I am not enjoing making focusers. There are situations that I must make a low-profiled focuser to squeeze out the additional back-focus, or to enhance the mechanical rigidity, or to make the most of the inner space for rich-field without vignetting.

 今回の150LD-BINOは、メインフォーカサーを省いて大型EMSハウジング(第一ミラーユニット)を直結し、 アイフォーカサーを使用する予定でしたが、依頼者の方が2インチバローの使用を希望されたため、 合焦ストロークの延長に腐心しました。 いろいろ悩み抜いた挙句、やはり大径のロープロファイルの メインフォーカサーを製作して、これを使用することにしました。

 新仕様を採用する場合は、現場のどたんばで計画を変更するのは日常的なことですが、依頼者 の方の不安を煽るばかりなので、逐一報告はしません。 ただ、日数が経過 すると、あたかも作業を中断しているように見えるのが辛いところです。

 写真のフォーカサーは、ドローチューブの外径=100㎜(外筒径=130mm)で、差込径=90㎜、大型のEMSハウジングには このくらいは欲しいです。 望遠鏡業界も世界ではようやく高級鏡筒に大径のフォーカサーを 使用するようになり、今後は私のこうした苦労も減るものと思っています。

 新型の大型ハウジングはすでに20個ほどを塗装工程に送っています。





Almost finished tube assembly of the 20cmF9-Apo-BINO:
20cmF9-Apo-BINO の本体(2009,8月19日)




Here comes the photo of tube assembly of the 20cmF9-Apo-BINO. The F number and the fine structure of it eloquently tell the client's seriousness in getting the utmost planetary and binary performance. I must hurry in finishing the ultimate EMS that will match his desire.

 ヨーロッパの依頼者(名前も国籍も非公開を希望)より、完成間近の20cmアポBINOの鏡体の写真が届きました。 星像と明るさを徹底的に追求されることから、この方もEMS-Ultimateを希望されています。

 この方とは、互いに外国語である英文で膨大な量の情報を交換していますが、同邦人以上に打てば響く ことは、単なる語学力以外の要素もあるようです。F9にしては贅沢なくらいに大きな第一ミラーは、 銀コートと相俟って、低倍時の周辺光量を最大限に確保したいという依頼者の意気込みによります。  続けて作る60cmBINO(カセ)用の接眼部の試金石となるEMSなので、心して仕上げないといけません。





Measuring of the back-focus of TOA130 OTA:
TOA130鏡筒のバックフォーカス確認(2009,8月18日-2)




TOA130-OTA has more than enough back-focus for making an EMS-BINO. Detaching the adjusting tube yellow arrowed, it offeres about 230mm back-focus that is more than enough for forming an EMS-Binoscope.

 先日、ポールスタンドも含めて一式送って来られたTOA130鏡筒のバックフォーカスをチェック しました。結果は、50mm長のアジャストパイプ(黄色い矢印)を外せば、概算230mmのバックフォーカスが 確保できることが分かりました。 これはBINOを形成するのに十分な長さです。(長過ぎる ことはありません。)(ただし、ここはユーザーの方が頻繁に着脱して使用することを前提にしていないようで、 ネジを緩めるのに治具を作ったくらいですので、メーカーさんが受注時にユーザーのニーズに対応するための アジャスターかと理解しました。自作等に不慣れな一般ユーザーさんの手には負えないでしょう。最初 からBINOが目的の場合は、出荷時からこのアジャスターリングを撤去して送ってもらう方が良いでしょう。)

 タカハシのフォーカサーはラックピニオン式としては良く出来た方ですが、今となっては 3.5~4インチのクレイフォードが主流になって来た高級鏡筒の中では、細い部類となってしまいました。フォーカサーの交換も考えましたが、 EMSのバレルは必ずしもドローチューブに挿入する必要はなく、キャップ式に外から被る 方式も可能ですので、今回は柔軟に対処しようと思います。





EMS parts for the 8inch Bino:
20cmBINO用のEMSパーツ(2009,8月18日)




EMS parts of the 8inch F9 binoscope are nearly completed. Note the large exit hole of the first mirror housing. This new hounsing is wisely casted in such a way that I can customize the exit hole. And it is also worthy of attention the light weight of it, only 162g. It is the noteworthy merit of Aluminum Die-casting that allows the minimum thickness at the maximum rigidity.

 20cmアポBINO(ヨーロッパ)用のEMSパーツです。新型の大型ハウジングは、設計に特別な工夫 を凝らし、射出口が個別にカスタマイズ出来るようにしています。接続パーツの固定方法は、勘合3方セットビス 止め、フランジのツバのネジ止めの他、この大型用のネジ込みの、主に3つの方法が選べます。

 今回は、接続部の内径を最大限に確保したいので、ネジ込みにしました。写真ではネジが 見えませんが、P=0.75のネジを切っています。この塗装前の大型ハウジングは162gしかありません。

最小限の厚みで最大の強度が得られるのは、アルミダイカストならではです。

 フィルターBOXが目幅クレイフォードと第二ミラーユニットの間に入るのは、EMS-Hugeの時と同じです。 非常に軽量なシステムが完成しそうです。





Larger EMS housings in the making:
大型ハウジングの加工(2009,8月14日)




Larger EMS housings are in the making. The special jig of my own making is achieving great success in processing the housings. Even though the orders of the new larger EMS housing are coming one by one, I have to make them by the gross to take account of an efficiency. That's the great difference in my attitude from that when I was an amateur telescope maker.

 複数の、しかも困難な課題に挑戦しているため、なかなか目に見えた進捗状況をお示しできず、 焦っております。製作に困難を極めた治具も整いつつあり、次第に加工も加速していますので、今しばらく お時間をくださいますよう、お願いいたします。世の中、お盆休みらしく(^^;私はお盆休みという ものを知りません。)、材料の調達が止まって困りますが、着手可能な作業を続けています。

 大型ハウジングは、まだそんなに注文が来ているわけではありませんが、小規模であっても 一応プロとなると、まとめて加工しないとペイしないのです。(そこがアマチュア時代との決定的な違いです。^^;)





The New Mount:
新型架台その後(2009,8月11日)




 設計を少し変更しました。鏡筒にセットしたままの鏡筒バンドごとのアリガタ着脱の方式には、いくつかの難点があることが 分かり、鏡筒バンドは架台側に固定することにしました。 単体鏡筒のモーメント加重が予想以上 に大きく、また特に前側のクランプノブ回りが対物フード等と干渉して手が入るスペースが 乏しく、凍えた手でクランプ(&解除)を強く操作をすることが不可能と判断しました。 光軸の 再現性の意味でも、やはり鏡筒バンドは架台に固定した方が良いようです。

 架台の基礎構造自体は、予定通りの申し分のない精度剛性を達成しています。

 垂直回転プレートの不要部分をトリミングしました。 前回の小型の中軸架台は搭載重心を 完全に架台中心に合致させましたが、今回は大型BINO用であり、鏡筒間隔を最小限にする必要から、 搭載重心を少し中心から外しました。しかし、それはわずか96mmと、鏡筒が天頂を向く ための最小限にしています。(60度傾斜のHFフォークより小さいシフト量)

 また、鏡筒の天地方向(鏡筒を水平に置いた時の天地方向という意味)のバランスを考慮し、垂直 回転プレートの回転中心よりも6mmほど、前後のバンドの取り付け位置を下げました。(これが影響 するのは鏡筒を天頂に向けた時。)これにより、 EMSのフルセットや重量級のアイピースによる重心の偏りをほぼキャンセルする狙いです。

 それと、当然ながら、鏡筒は丸く、太く、かつ重いので、素手で1本ずつ着脱するのは非常に 危険であることが判明しました。その対策として、まず鏡筒バンドが必要以上に開かないように工夫し、 万一の脱落事故の備えとする(開いたバンドが雨樋受け状態で待機する)と共に、リフト用のグリップ付きの鏡筒バンドを 別に2個準備しようと思っています。 鏡筒着脱時には、事前に鏡筒の前後にグリップ付きのバンドを固定し、バンドの開閉時にも 常にどちらかのグリップからは絶対に手を離さないようにしていただくつもりです。

 補足(8/12):皆さん当サイトを斜め読みされる傾向が 強いので、念のために補足します。今回、鏡筒を1本ずつ着脱出来る仕様にしましたのは、 依頼者の方のご希望によるものです。ご希望によっては組み上がったBINO鏡体ごと着脱 する方式も可能です。この中軸架台の本質的な部分と、その運用方法とは全く別の問題ですので、 誤解のないようにお願いします。

 ただ、一方で、組み上がったBINO鏡筒をセットするのであれば、 デザイン上の好み以外に、中軸架台を選択する必然性もなくなるかも分かりません。理想的には、 BINO本体の完成重量が21kgを越えた辺りからは、完璧な再現性を確保した上でアリガタ等で 着脱するのが理想だと思いますが、それは今後の課題とさせていただきます。

 また、中軸式架台は、2本の鏡筒の間の狭い間隔に垂直回転のメカを組み入れるのがその意義であり、作る 醍醐味でもあるわけですが、エンコーダを直結するため等のために、鏡筒間隔を広げてしまうようでは、 その根本的な意義を失うと思っています。 先日も日記に書きましたが、最近普及し始めた GPS系の導入支援装置はエンコーダが不要であり、今後急速に高精度化、小型化されることが予想 されるので、エンコーダを使わない(つまり、GPS系の導入支援装置を使う)という前提で、この前の小型の中軸架台に続き、 今回の大型の中軸架台の開発に続けたわけでございます。

 蛇足ですが、本分中の「グリップ付きのバンド」は、あくまで着脱時にのみ取り付ける 取っ手であり、BINO自体の構造とは全く関係ありません(架台セットが終わり次第に撤去する)ので、よろしくお願いします。(さっそく 誤解された方がありました。^^;)





Successful temporary assembly of the New Mount:
新型架台、仮組み立て成功!!(2009,8月10日)




Left photo shows the mount oriented to horizontal direction. The left front band of the coming BINO is set. The right photo shows the mount oriented to zenith. Before edge triming and anodizing. I am very happy that I confirmed the fundamental structure to be perfect as I had intended.

 やっと仮組み立てを実行し、基礎構造に矛盾がなく、予定通りに機能することを確認いたしました。 左の写真は水平を向けたところ、右の写真は天頂を向けたところ(BINOの腹側から見たところ)。BINOの左前のバンドのみを取り付けて みました。 角のトリミング(面トリ)やアルマイト加工を残しています。 この架台は、目立たない のが趣旨なので、BINOが完成すれば、文字通り黒子として2本の鏡筒の間に隠れて働くことになります。

 アダプター(延長筒)はテスト用の仮の短い物です。ポール脚を使用する場合は延長筒は不要で、 三脚の場合は、天頂観測に支障が出ない長さの延長筒をセットすることになります。(この辺は これからユーザーの方と話し合いをしないといけません。)

 この成功により、20cmクラスまでのEMS-BINOの遠征使用の道が開けました。





Altitude-Axes on the vertical rotation plate of 150LD-BINO:
150LD-BINO用垂直回転プレート(2009,8月9日)




 150LD-BINO用の垂直プレートに回転軸(70φ)をセットしました。「先に完成している 小型の中軸架台とは全くの別物・・・」と申し上げた理由がお分かりになると 思います。 他のパーツ類もほとんど完成していますが、ネジが入荷次第組み立てます。 (ネジ類は”ネジ屋さん”が出来そうなほど各種の物を大量に確保していますが、それでも 取り寄せないといけない場面がよく出て来ます。)





Premium Mirror for 20cm-BINO:
20cmBINO用特注ミラー(2009,8月7日)




Premium large mirror before silver coating. This is 60X120 elliptical mirror customized for EMS-BINO. Once I thought of 70X140 mirror, but later proved this size to be right for the new large EMS housing and enough for the 20cm-BINO. 120mm in the longer diameter is equivalent to that of 88mm(shorter diameter; compare with the dummy) diagonal mirror for Newtonians that was used on the EMS-Huge two years ago.

 特注の60X120の楕円形ミラー(20cmBINO用、パイレックス、銀蒸着前)です。蒸着後のミラーの切削加工を回避するために特注しました。 サイズ、形状、面取りに至るまで見事な仕上がりでした。
 実にスリムなミラーですが、長径換算ですと、2年前に製作したEMS-Hugeに使用した短径88mm の斜鏡(長径124mm;ダミーを隣に置きました)にほぼ相当します。 これが新型の大型ハウジングに無理なく収納できる ミラーサイズの上限です。(これ以上のミラーは、ハウジング底部を削孔開放してカスタマイズします。)





New IPD Crayford:
新型IPDクレイフォード(2009,8月5日)




The requirement of lower-profile and longer stroke has lead the IPD Crayford to the new style. The rigid construction and the added strong clamp are also advantageous for the future connection with the focal compensator.

 ロープロファイルと長いストロークを同時に追求した結果、スライド メカを外付けにする構造となりました。(内外筒方式だと、短縮時の全長の半分程度以下のストローク しか望めませんが、この方式だと無制限にストロークを確保出来ます。逆に 徹底してロープロファイルにすることも可能になります。)
 また、精度剛性及び耐久性に優れ、しかも スライドメカが独立しているため正確なアライメントが能率良く行えます。

 本件では、BINOの規模が大きいのでロープロファイルの必要 はありませんでしたが、よりフレキシブルな構造で標準化するためのモデルチェンジです。デザイン的に は賛否が別れるかも分かりませんが、将来的にfocal-compensatorとのマッチングを考慮すると、 剛性が高く、強力なクランプが使えるこの機構の方が有利です。

 (focus-compensatorを構成している場合、目幅クランプをかけると 目幅クレイフォードのシャフトが空回りして、アイフォーカサーのみを操作でき、 クランプ解除の状態で両者がリンクしてピント補償機構を構成します。) (また、シャフトの回転方向と装置の伸縮方向の関係はfocal-compensatorを考慮 する場合に極めて重要で、最近完成したアイフォーカサーとの連動に矛盾がないようにガイドレール 配置を決定しています。レールの配置がアイフォーカサーと逆にしてあります。)





location of the holders:
アリミゾの配置(2009,7月30日)




The holders are set each side of the central plate. The round material is for the alti-axis that will be set on the plate on the both sides.

 中途半端な公開は新たな疑問を呼ぶだけかも分かりませんが、工程のUPを楽しみにしてくださっている方のために 進捗状況を逐次お示ししています。

 垂直回転軸(×2)をプレート両側に固定し、2本の鏡筒の間に配置します。2種類のアリミゾ金具は、プレートの前後に固定 します。横にした鏡筒を1本ずつ、上から下ろしてセットします。 左が前。 前のアリミゾ金具の下には これより受け板を施工し、下からアジャスターネジで(アリガタにした)バンドベースを受けます。(左右 鏡筒の上下の振れ調整が簡単)

 後ろのアリミゾは、今の段階では下半分しかありません。鏡筒を所定の位置にセットした後で、回転部を被せて(写真は90度 開いた状態。傘になるアリミゾ上部クランプ部をこれから施工。) 上からクランプ(写真にはまだ該当部がありません。)を締めます。 前後共前と同じアリミゾでも機能するとは思いますが、 暗がりで同じ向きの2つのアリミゾを同時に狙うのは難しいと判断しました。





Dovetail Holder of the New Mount:
新型架台のアリミゾ(2009,7月29日)




Left is the preliminary prototype I had made to check the gripping power. The right is the almost finished dovetail holder for the front side pair of the bands. The scales of the holding sizes in the photo are the same. Perspective effect shows the sizes different.

The mount of central alti-axis type usually requires the larger span of two OTAs, but this device allows the span as little as possible. The point is not using the dovetail plate connected on the bottom of the bands, but trimming the bottom of the bands to the shape of dovetail so that the bands are gripped directly to the holder. Note that one side of the holder has only to grip one-fourth of the weight of the binscope. Of courese I have to make another holder for the rear side pair of the bands.

 左は事前にアリミゾの把握力をチェックするたに試作した物(片側のみアリミゾ)。右はほぼ完成した最終パーツ。 通常の方法でアリガタプレートを前後の鏡筒バンドに渡して取り付けると、鏡筒間隔をかなり広げてしまうので、 鏡筒バンドのベース部をアリガタ状に加工し、直接ホルダーで掴むことにしました。 前後の2組のバンドにほぼ同じ考え方のホルダーを準備する(写真は前部用)わけですが、後部のホルダーは前部とは直角な方向で 掴む構造にしました。理由は工程がもう少し進んだ段階で明らかになります。

 この方式により、左右の鏡筒バンドのベース部の対面距離をわずか8mmに抑えることが出来ました。 (150LD-BINOでの鏡筒センター間隔=220mm)  鏡筒バンドを架台に常時固定する方式ですと、構造ははるかにシンプルにはなりますが、せっかくの超 コンパクトな架台に大きな鏡筒バンドが4個も付いたままですと、運搬、収納に障害になり、この架台のメリットが 半減すると判断しました。鏡筒バンドは鏡筒に常時固定され、バンドベースのアリガタによって架台へ 着脱することになります。(鏡筒方向の初期調整も、このアリミゾの特徴をうまく活かすことで、合理的 な方法が見つかっています。)

 小さなホルダーで、一見頼りないと思われるかも分かりませんが、チャッキング部1箇所につき、BINO 鏡体部の1/4の重量、片方の鏡筒の1/2の重量を把握すれば良いため、問題ありません。 具体的には、 150LD-BINOでは片方の鏡筒が約10kg程度ですので、一つのアリミゾは5kgを分担すれば良いわけです。





Those underway are;
現在製作中は~(2009,7月25日)


Those underway are;

1. 150LD-BINO of the New version. Larger EMS housing and New simple mount allow you to put the OTA one by one on the new mount.

2. The most advanced EMS set for 20cm apochromatic binoscope in Europe. In this case too, the new EMS housing will work effectively.

3. Developing the premium EMS mirror getting over many difficulties.
It will make its dramatic debut in due course.

現在製作中は~

1.150LD-BINOの新型仕様。中軸架台仕様ですが、最近開発した小型BINO用とは全くの別物です。

2.20cmアポBINO(ヨーロッパの方)用最先端EMSセット。1,2共に、大型のEMSハウジングが功を奏します。

3.プレミアムミラー開発中。(あまりにインパクトが強いため、まだ詳細は発表できません。)

(4.リフォームの仕事も並行して進めないといけません。)





Preview of the New EMS Housing:
新EMSハウジング予告公開(2009,7月21日)




It's a special bonus for you to show you a bit of the New EMS Housing that is planned to make its formal debut soon. "It's only for a larger binoscope?" "No, its special shape will be flexibly adapted to various scale of the binoscopes." Its innovative features will come to light soon.

 新型EMSハウジングのアルミダイカストのテスト成型品が届き、設計通りに完璧に出来ていることを確認しました。 正式な発表の前に特別にちょっとだけお見せします。

 通常のEMSケースと比べて、開口径が非常に大きいことが 写真からお分かりと思いますが、このハウジングは、通常のEMSの単純な拡大コピーではなく、あらゆるスケールの BINOに適用できるように、また小さい第2ユニットと自然に繋がるように、形状が工夫されています。それは実用的な意図と美観的な意図の両方を満たすものです。 詳細は、近い内に明らかになるでしょう。

 これから、かなり高度な三次元的な治具を製作しないといけませんが、日常的にこなしている作業なので 問題ありません。





Main Part of the Eye Focuser:
アイフォーカサーの主要部品(2009,7月18日)




Four pieces of the main parts for the same number of the Eye-Focusers are completed.

 アイフォーカサーのメイン部品、4台分です。産業部品であるスライドガイドを機構にうまく取り込んでいます ので、スリーブの他は、ほぼこのメインパーツのみで構成されていると言っても過言ではありません。 正確な治具を製作してありますので、穴配置は寸分の狂いもない物を量産できます。





Visiters' Rush:
訪問者ラッシュ^^;(2009,7月13日)


Visiters rushed in from 10th to 11th. A visiter came from Bolivia via his home in Yamanashi-Pref. on 10th to see binoscopes for his plan of EMS-BINO. A couple from Nagoya came to meet the finished TMB130-BINO around noon of 11th and Mr.T from Chiba Pref. came to take the finished 12cmF5-BINO on the afternoon of the same day.

 10日にはボリビアからの一時帰国時に山梨県より見学にお見えいただき、11日にはTMB130-BINOの対面に夫妻で お越しくださり、同日の午後には12㎝f5-BINOの方が受け取りにお見えくださいました。

 この度は相当の期間、店内の動きが取れない状況でしたが、2台の比較的大きなBINOを納品し、また作業場のスペースを確保することができました。 ほっとするのも束の間、次の仕事の準備に取り掛かっています。





12cmF5-BINO completed:
12cmF5-BINO 完成(2009,7月5日)




F5 by achromatic lens would have never accepted by manias of a decade ago. Now, manias are knowing that the spec is enough for the deep sky and terrestrial viewing by lower magnifications. Especially using your both eyes, you will be shocked by the breathtakingly beautiful images offered by this binoscope.

 先日、私と同年代のアマチュアの重鎮の方が見学に見えた際、このBINOの姉妹機である10cmF5-BINOで近所の風景 をお見せしたところ、予想通りそのシャープな像に仰天しておられました。私の年代は、粗悪な短焦点アクロマート に泣かされて育った世代であり、また若い方は最初からアポしか知らない方も多く、スペックを見た段階で短焦点 アクロマートを却下する方は、今でも多数派ではないかと思います。

 もちろん、予算抜きでアポが良いか、アクロが 良いかと言えば、前者が良いのは当たり前ですが、予算や使用目的で冷静に判断されれば、短焦点アクロも 十分に選択肢に挙げられ得るものであることに気付かれるはずです。





TMB130-BINO completed:
TMB130-BINO 完成(2009,7月3日)




A little bit confusing, but OTAs are defferent from those of APM130-BINO previously introduced here and shown in the "user's report corner. I found this binoscope as excellent as the counterpart at a glance view on the terrestrial objects.

TMB130-BINOが完成しました。少なくとも地上風景を見る限り、APMと遜色のない素晴らしい光学性能を示します。

(12cmF5-BINOも明日にはOPTIONを含めて完成する予定です。)





12cmF5-BINO almost completed:
12cmF5-BINOほぼ完成(2009,7月1日)








12cmF5-BINO near completion:
12cmF5-BINO完成間近(2009,6月29日)








TMB130-BINO almost completed:
TMB130-BINOほぼ完成(2009,6月26日)








TMB130-BINO near completion:
TMB130-BINO完成間近(2009,6月24日)




TMB130-BINO is near completion. I can say that TMB130(signature) OTA is perfect one for a material of an EMS-BINO. Because, it has as long as 230mm back-focus that is more than enough for EMS, and reversible micro-focuser knobs. That means that no reform nor cutting short is requierd on this OTA to make a binoscope.

 大変お待たせしましたが、TMB130-BINOが完成間近になりました。 この鏡筒は、大口径のフォーカサーと十二分なバックフォーカスを兼備しており、さらにマイクロフォーカサーノブも リバーシブルになっていますので、EMS-BINOの素材鏡筒として完璧な物と言えます。その 光学性能も考えれば、さらに申し分ありません。強いて欠点を上げればやや重いことくらいでしょうか。





BORG100ED-BINO completed:
BORG100ED-BINO新型架台仕様完成(2009,6月23日)




BORG100ED-BINO specialized model for portabilty in storage and travel is completed. You can even take only one of the OTA for a glance watching.

 BORG100ED-BINOの新型架台仕様が完成しました。





The New Eye-Focuser:
新型アイフォーカサー誕生(2009,6月19日)




Ultimately simple focuser,"Eye-Focuser", has made its debut! The sleeve itself will slide with a silky touch to make a focus. The stroke is 26mm and it weighs only 248g in total. But as it is replaced with the normal 2-inch sleeve of 117g, the additional weight is only 131g. That's just a single light-weight eye-piece.

 EMSの2インチスリーブにスライド機構が加わった構造です。 写真総重量=248gですが、通常の2インチスリーブを撤去してこれを設置することに なるので、通常の2インチスリーブの重量=117gを差し引くと、フォーカサーの機構部の 追加重量=131g、ということになります。軽いアイピース1個分です。合焦ストロークは、 使用時の重心があまり高くならないことと、外観のバランスを考慮して、実用最小限の26mmと しました。26mmというのは数字で見ると小さいようですが、実際に操作してみますと、一応十分なストローク であることが分かります。ヘリコイドですと、長めのストロークに属します。
 今回のフォーカサーは、内径2インチを確保しながら、外径は、元の2インチスリーブの外径の 59mmのままです。ドローチューブに2インチスリーブをそのまま使用しているのですから当然です。 スライドの精度と保持は全てスライドガイドとレールが担っていますので、外筒に対する内筒という 概念はありません。機構的には内筒は不要ですが、遮光のために、ストローク分に相当する遮光管を配置 しますが、外見的にはそれが内筒に見えます。

 最初の計画からはかけ離れた構造になりましたが、最初の構造ですと、左右のフォーカサーの 干渉の回避のために、設置姿勢の自由度が極めて少ないという問題と、4個のベアリングの施工に よるアライメントが難しく生産性が悪い欠点がありました。(固定位置の自由度は、focus-compensatorとして IPDクレイフォードのドライブシャフトと繋げる際に重要になって来ます。)  同じクレイフォード式ですが、 最終的には、精密機械部品のスライドガイドを使用することで初期調整が非常に楽になりました。 操作感はシルキータッチで極めて滑らかで、重量級のアイピースでもスリップしません。





Width extended fork mount for the TMB130-BINO:
HF経緯台の幅広改造(TMB130-BINO)(2009,6月18日)




 久しぶりのHF経緯台の幅広改造です。 HF経緯台はカラーが白に変わると同時に価格が大幅に 値上がりしていますが、滑り込みで旧製品を10台ほど確保しました。(当面は旧価格^^;)





New "Eye-Focuser" is coming soon:
アイフォーカサーの新型がほぼ完成しています。(2009,6月17日)


 TMB130-BINO,BORG100ED-BINO,12cmF5-BINOを始め、各種パーツの仕様変更、新型EMSハウジング導入 準備等を同時並行的に進めております。 依頼主各位のBINOにつきまして、決して放っているわけではございません ので、よろしくお願いします。

 アイフォーカサー等も数度の設計変更を繰り返し、ようやく最終的な設計が煮詰まり、一号機がほぼ 完成しました。 アルマイトが完了した段階で正式に発表させていただきます。(難産でしたが、極めてシンプル軽量な アイフォーカサーが出来ました。納期を短縮するため、生産性も考慮しています。)

 パーツ類の新規開発や仕様変更は、個別のBINOの製作とは直接的には無関係の作業に見えるかも分かりませんが、これらのパーツ環境を整えて おくことが、今後のEMS-BINOの構想に欠かせないものなのです。





Bands of the TMB130-BINO:
TMB130-BINOの鏡筒バンド(2009,6月11日)




Long awaited counterpart OTA of TMB-130 and its bands have just arrived. It will soon be completed because I have already prepared the other parts.

 ようやく、もう片方のTMB130鏡筒とバンドが届きました。 バンドはベース部が薄く、トリミングが不要なので、速やかにBINOが完成しそうです。





Reform of the BORG100ED-BINO almost completed:
BORG100ED-BINOのリフォーム、ほぼ完成(2009,6月10日)




Everyone who touched this new central axis mount never failed to shout for joy because of its silky touch and the perfect full-stroke balance. You will never know the touch of this mount only by looking at this photo. It is not only good for the binscope but also good for a single telescope. The last customer for this mount was a single telescope user. He said "It's an epoch-making mount! It is a long waited mount I have never known!".

 6/5の写真より鏡筒を約50mm短縮(150mm鏡筒に交換)、架台支柱を50mm切断したところ、 全く別物と言えるほど、さらにコンパクトになりました。当然ながら、摺動ユニット末端の絞りは、10cmフル口径を 確保するために旋盤で大きくしました。(元の絞りでは、口径は7cm程度までケラレたでしょう。【双眼装置ユーザー等、 知らないまま口径を6cm程度に絞って使用している方は多いでしょう。】)

 後は、アイフォーカサーと新型のIPDクレイフォード(写真のEMSセットは他のBINO用を借用して撮影)が 仕上がれば完成です。

 昨日、150LD-BINOの中軸架台仕様(販売店が同鏡筒の取り扱いを中止されたので、 これが最後の150LD-BINOとなります。)のご注文を受けました。この架台の単純な拡大コピーでは対応できないので、 また一工夫が必要になりますが、設計はすでに煮詰まっています。むしろ、重量級のBINOこそ、鏡筒単体での 着脱収納が可能になる意義は大きいと言えます。この方式(大型version)に成功しますと、気軽に運搬使用出来るEMS-BINOのサイズが一挙に 口径20cmくらいまで上がることになります。

 この製作中の新型架台は、実際に触っていただかないと、写真だけでは真価が分からないでしょう。  店頭で触った方は、そのシルキーな操作タッチとフルストロークのバランスに感嘆の声を上げられます。 この架台はBINOのみならず、単体の望遠鏡にも有効で、先日架台のみ注文された方も単体鏡筒用でした。

 




IPD slider for the 12cmF5-BINO is completed:
12cmF5-BINO用のIPDスライダー完成(2009,6月10日)




IPD slider fot the 12cmF5-BINO is completed. It might be needless to say for BINO-Manias that there are two ways to adjust the IOD(Inter-Ocular-Distance)to the variation of of the user's IPD. One is to slide one of the OTAs parallely and the other is to change the distance between the EMS units by the telescopic tubes. Each has each merit, and I or customers choose the most suitable way in each case.

 左(または右)の鏡筒をこれに載せて平行移動させることで目幅調整をします。繰り返し説明していますが、 目幅調整の方法には、この他に、左右の鏡筒は固定したまま、EMSを構成するユニット(左に2つ、右に2つの合計4個 ある)の間の間隔を伸縮管(当然、右にも左にも必要)で調整する 方法の2種類があります。

 それぞれに一得一失あり、ケースバイケースでどちらの方法を採るかを決めます。 前者の方法の最大の メリットは、ピント移動を伴わないことです。 後者の方法のメリットは、当然ながら、鏡筒を完全固定でき て、構造がシンプルになることですが、目幅調整にピント移動を伴う欠点があります。そのため、目下ピント補償機構の新型を 開発中です。大雑把に言いますと、小型BINOでは前者が適し、大型BINOでは後者の方法が適します。ただし、 目的によってはこの基準は当てはまりません。





Reform of the BORG100ED-BINO near completion:
BORG100ED-BINOのリフォーム、完成間近(2009,6月5日)




I have no intention of abolishing the HF fork mount type. This style is suited for experienced amateurs who have some knowledge of EMS-BINO. Either type,HF fork or this Central Alt-Axis type, respectively has each merit. Frequent travelers will cherish this type because you can easily put the OTAs apart and easily put them together at the observing spot.

 今後、全ての小型BINOをこのスタイルにするという意味ではございません。 架台自体もHF経緯台より高価(¥59,800の予定;これを 含めて、現在3台まとめて製作中) になりますし、EMSもよりキャパの大きな物を要求しますので、やや上級者向けのスタイルです。

 再現性はあるとは言え、架台から鏡筒を外すとBINOの形を失って鏡筒単体になりますので、その意味でもある程度の理解がある方に 使っていただきたい気がしています。小さい子供さんが接眼部をわし掴みにするような環境ですと、やはりHF経緯台仕様が良いでしょう。

 しかし、EMS-BINOを経験している方にとっては、非常に魅力的な形式ではないかと思います。 実際本件の依頼者も、20年キャリアの最古参のEMS-BINOユーザーさんです。

 写真の状態で合焦していますが、これよりアイフォーカサー(アイフォーカサーは、03/18の 日記の試作品以降、曲折を経て、より量産に向いたシンプルな外付けタイプになりました。)をセットしますので、まだバックフォーカスが40㎜ほど 足りません。 150mm鏡筒と交換することで、50㎜くらいのバックフォーカスを追加確保する予定です。

そうすると、対物ユニットと鏡筒パイプの継ぎ目がちょうど鏡筒バンドで隠れる形になり、さらにコンパクトになります。

 支柱は前回(12cm-BINO)、初期の300㎜→270mmに短縮し、今回は270mmより仮組み立てをしましたが、 これから50㎜切断して220㎜にする予定です。

 鏡筒へのアリガタのセットは、写真のように、金属製バンド1個と、ファインダー台座に固定しています。 極力オリジナルの形状を活かす方針でリフォームしたため、見た目もすっきりして、作業も楽でした。 バンド底面よりファインダー台座面が3㎜くらい低いのを逆手に取って、(アリガタの初期固定のための;以下同じ)X方向の調整機構に取り込みました。 Y方向の調整も台座の特徴を活かして実現しています。(EMS本来のX-Y調整はもちろん通常通り装備します。) 本来なら、アリガタを重心調整のために鏡筒中心よりもいくらか上(横にした鏡筒の天方向)にずらして固定したかったのですが、 シンプルさを欠くので断念しました。バンドの底部等が広い、角型のバンドでしたら可能でした。

 このところ、このコーナーの更新が遠のいていますが、目下複数の新規開発に取り組んでいます。むしろ、 私がPCの前に座っている間は作業は進んでいないので、更新がない時は、マツモトが何かを企んでいる時だと ご理解いただければ幸いです。^^; アイフォーカサーの仕様が確定するまで、この1か月間、試作と失敗を繰り返し ましたが、失敗が怪我の功名のように、初期の予定とは全く異なった形で一番満足が行く形が実現しました。 (アイフォーカサーは単なる接眼フォーカサーではなく、必要に応じてfocus-compensatorの一部も担えて、かつ単体としての外観や 機能と矛盾しない構造になっています。)

 IPDクレイフォード もより構造をシンプルにして、精度を上げ、量産に向く仕様に変更中です。その他、さらに重要な計画も並行して 進めており、EMS-BINOが次の節目を迎える日もそう遠くないと思います。





EMS-LSset ready to send to the US:
明日、アメリカに旅立つEMS-LSセット(2009,5月21日)




EMS-LSset ready to send to the US, along with the 65mm to 72mm threads for TOA-130.

久しぶりのアメリカ向け。 明日旅立ちます。





How to remove the handle & weight unit:
ハンドルユニット着脱方法(2009,5月19日)




Here is the pictorial manual of how to remove(or set in the reversed order) the handle unit.

 ハンドルユニットの外し方を写真(左→右)で示しました。

1.メインクランプを緩める。
2.スライドブラケットのクランプを緩める。
3.矢印の方向にシャフトを抜く。(撮影のために手が遠いですが、実際には該当部付近を持って外す。多少コツが要ります。)
4.スライドブラケットを抜く。
5.外したハンドルユニット。スライドブラケットはシャフトに固定してありません。

* 上記と逆の手順で取り付けます。 取り付けは、最初にスライドブラケットを該当部に挿入することから 始めます。(この時点でクランプネジを締めてはいけない。)





Weight is added on the extended bar:
ウェイト追加、ウェイト撤去(2009,5月18日)




The added weight on the handle-bar replaced the original counter weight on the mount.

 操作ハンドルのシャフトの延長上にウェイトをセットしたところ、架台にセットしていたカウンターウェイトを 撤去することが出来ました。

 操作ハンドルにセットしたウェイトシステムは、高仰角(特に天頂付近)時の完全バランスを維持する ためのもので、低仰角観察時や、やバードウォッチング等では、前後バランスはアリガタのセット位置で完璧に調整できるため、 同ウェイトシステムは不要です。

 ここに来て、新型架台仕様の12cmF5-BINOがやっとウェイトシステムを含めて完成いたしました。 ほとんど全てが初めての挑戦であり、悪戦苦闘しましたが、鏡筒着脱の光軸再現性も確認でき、新型の成功を 確信いたしました。 次回(明日)は、ウェイトシステムの着脱方法を写真でご説明しようと思います。 (写真では分かり辛いかも知れませんが、垂直回転ユニットの支柱を30mm短縮したところ、見た目の 安定感が飛躍的に増し、格好も良くなりました。)





handle-bar is added:
操作ハンドル設置(2009,5月17日)




I can say with confidence that efficient handle-grips are as important as the binoscope itself. Now, I found the wise way to equip them on the new 12cm-BINO. Adding the weight on the bar will possibly replace the original counter weight.

 やはり操作ハンドルは必須と気付き、1日半かけてハンドルの設置方法を模索、施工しました。 このU字バー方式はEMS-BINOのハンドルの定番となりつつありますが、望遠鏡や鏡筒バンド、また架台の 形式によって取り付け方法を考える必要があります。

 ステンレス取っ手は、精密機械部品と言うよりも建材に 近く、元来微妙なねじれがあって、延長接続した2本のステンレス丸棒もそれに準じて相対的にねじれを生じるので、U字に なった2本のシャフトをブラケットの2つの穴(左の写真の赤い矢印)に適当なクリアランスでスライド設置させるのは至難です。 つまり、穴のクリアランスが小さ過ぎると、ハンドルが取り付け途中で噛み付いてしまいますし、ガタが大きいと、 クランプがうまく利いてくれません。

 今回の妙案は、下部のブラケットをスライド式(青い双方向矢印)にし、当方での施工や、ユーザーサイドの調整着脱が 飛躍的に楽になる方法で、意図した通りの成果が得られました。 組木のように相貫するシャフトが クランプなしでほぼ実用レベルまで固定するのに新鮮な驚きを覚えましたが、些少のガタも気になる マニアが多いことから、念のためにローレット固定ネジをセットしておきました。(右の写真の青い矢印)

 シャフトの材料の在庫が無くなって作業が止まりましたが(一両日中に入荷)、下のバーを長い物と交換 してカウンターウェイトを付ける予定です。 今回は、バーは固定して、ウェイト自体を下のバーに添ってスライドさせる 予定です。 うまく行けば、初期にセットしていた架台固定用のカウンターウェイト(右の写真の×印) が省けるか、少なくともずっと縮めることが出来る予定です。

 もともと、あのウェイトは鏡筒天地方向の バランスを完璧にするための狗肉のtrade-offでしたが、本意ではありませんでした。この度開発したBINO用の 中軸架台は元来、カウンターウェイトを不要とする構造であり、鏡筒本体のアンバランスを補償するために架台に 余分なカウンターウェイトを付加するのは、その趣旨に反するからです。 鏡筒本体に起因するアンバランスは 鏡筒自体に責任を持ってもらうことにしました。 従って、この新型BINOは、鏡筒自体に光軸調整とバランス調整 を分担させ、架台には再現性だけを担わせるわけです。

 この場を借りて念のために説明しますが、納品時にはハンドル回り各所のネジは強く締め付け ないままで発送しますのでご了承ください。 理由は、ハンドル回りはユーザー単位で、分解、調整することが多いからで、各位のご使用状況に応じて好みの位置が確定した 段階で増し締め、あるいはネジロック等の緩み止め対策を各自で採ってください。

(ハンドルの設置により、垂直回転軸の支柱は少なくとも30mm短縮できることになりました。 1割の短縮なので、外観は随分と印象が変わるはずです。また短縮後の写真もお見せします。)





Reform of the 12cmF5-BINO completed:
12cmF5-BINOのリフォーム完成(2009,5月15日)




 アリガタと鏡筒バンドの接続部の調整機構が功を奏し、初期調整は、過去に製作したどのBINOよりも 簡単でした。(左右の鏡筒共、X、Yの双方向共、押し引きネジで調整できます。今回はX調整は全く不要でした。)

 架台はアリミゾによる固定位置(角度)の再現だけを担い、ユーザーサイドの調整はありません。 アリガタと鏡筒バンド(鏡筒と一体)の接続部の初期調整をしておけば、次からはアリミゾにセットするだけで光軸状態 が再現されるわけです。 この鏡筒の場合、垂直回転軸の支柱はあと20㎜ほど短縮できそうです。

 海外遠征や狭い住宅事情等でBINO本体を出来るだけ小さく、あるいは分割して収納、運搬したい場合には特に 有効な方式だと思います。

(鏡筒間隔が広いため、鏡筒を25mmくらい切断する必要があります。最近(1年以内?)納品させていただいた 12㎝f5-BINOは鏡筒を25mm短縮していますので、フォーカサーを交換する(大径low-profileフォーカサー で太い光束とバックフォーカスを確保する)だけでピントは出ると思います。初期バージョンの物は鏡筒を短縮する必要があります。)

   




Reform of the 12cmF5-BINO almost completed:
12cmF5-BINOのリフォーム完成間近。(2009,5月13日)




12cmOTAs are reformed with the larger focuser and loaded on the new mount. One of my local friend who dropped in my shop was so excited with the new mount that he ordered his reform of BORG's 100ED-BINO into this mount.

大型フォーカサーが取り付き、数日後の完成(リフォーム)を待つ12cmF5-BINOです。

製作中の新型BINOをたまたま見た地元の友人も、新架台を見て直ちに自分のBINOのリフォームを直ちに依頼されました。 (当日の間に旧BORG100ED鏡筒を2本持ち込まれました。)

 友人は私と同年代で、十代からあらゆる架台を試して来た老練マニアですが、彼によると、「これは長年待ち続けた究極の架台だ。」ということです。 ^^;。 写真だといかにも華奢に見える架台ですが、実際に触れてみれば、その高い剛性と滑らかな動きが分かります。





Innovative alti-azimuth mount for EMS-BINO:
新型架台のアルマイト加工が完了しました。(2009,5月11日)




Anodizing is finished on the new mount. You can see details in my diary.

another diary

 連休明けを待って手配したアルマイトがようやく完了しました。 この架台の詳細は日記に掲載しましたが、さっそく12cmF5-BINOのユーザーの方より、同仕様へのリフォーム を承りました。依頼者の方は150LD-BINOのユーザーでもありますが、サイト情報だけで新型架台の意義を見抜かれ、12cmF5-BINOの 抜本的なリフォームをいち早く決断されたことに敬意を表します。

 アルマイトが完了し、光学用グリスを塗布したところ、意図した通りの高い回転精度と最適な粘性を得ました。 剛性の高さが、細身のシルエット(写真)からは伝わらないことが残念ですが、 高倍率まで使用するフリーストップ架台としての条件が完璧に満たされたと感じています。一品手作りの旋盤摺りあわせの 嵌め合いと光学グリスによる操作感は、ベアリングでは得られないものがあります。

another diary





EMS-set for TMB130(signature)-BINO completed:
TMB130(signature)-BINO用のEMSセット完成!(2009,4月28日)




 TMB130(signature)-BINO用のEMSセットが完成しました。鏡筒が1本のみしか届いていませんし、 鏡筒バンドがまだ届いていないので、これから先の作業に進めません。製作者の立場としては、 鏡筒バンドを真っ先に送っていただきたいのですがね。

 最近より、EMSの調整ノブに原点位置を示すシール(ピンクが上下調整、グリーンが水平調整)を貼っています。写真の位置が原点を示していますが、無限遠 を観察した際にこのノブを盛大に回転させるのは異常事態です。大抵は鏡筒が振れてしまっているのが 原因ですが、観察者の眼に斜位がある場合もあります。正常な状態であれば、矢印が90度以上倒れることはない はずです。(至近距離を観察する場合は別ですが)

 鏡筒の振れと像の移動については、双眼クイズでも取り上げていますが、 なかなかご理解いただけない場合があるので、簡単に理解できるモデルをご用意しました。(右の写真)

 両手で作った円を通して見る対象と手の環が、それぞれEMS-BINO(正立像を提供する望遠鏡)の像と、 望遠鏡の視野環及び筒先に相当します。手の環を右に振れば、当然対象は手の環の中心に対して相対的に左に逃げます。 正立像を提供する望遠鏡では、これと全く同じに理解されれば良いのです。つまり、像が視野中心に対して逃げている方向と 同じ方向に鏡筒先を振れば、光軸を調整できることになります。

 鏡筒を水平基板に並べた構造のBINO(鏡筒平行移動方式等)では、構造上、左右の鏡筒が上下方向に振れる ことはまず無いので、水平方向の振りだけで、ずれを完璧に戻せますし、バンド結束による鏡筒固定 方式のBINO(目幅クレイフォード等)では、原理上、鏡筒先が左右に開く(または閉じる)ことはあり得ないので、 上下方向の調整(ねじれ調整)だけで復元できるわけです。

 というふうに、BINOの光軸調整については、当サイトをよく 読んでくだされば、何も難しいことはないのです。 敢えて苦言を呈しますと、むしろ初心者を自認される 方よりも、自作経験等が豊富で自信がおありになり、当サイトを斜め読みされる方の方に問題が多いように 感じます。





65mm AD for TMB130(signature)-BINO:
TMB130(signature)-BINO用の65φアダプター(2009,4月26日)




 鏡筒オリジナルのアダプターを改造する方が楽ですが、新たに接眼部のアダプターを製作しました。 3.5インチフォーカサーは、前回のAPM130鏡筒と同じ物です。





IPD Crayfird for TMB130(signature)-BINO:
TMB130(signature)-BINO用の目幅クレイフォード(2009,4月24日)




 TMB130(signature)-BINO用の目幅クレイフォードです。奇しくも、同じ口径のTMB-BINOを続けて 製作することになりました。
(PCの不調で更新が遅れましたことをお詫びします。)





NERIUS100ED-BINO completed:
NERIUS100ED-BINO完成!!(2009,4月15日)




 NERIUS100ED-BINOが完成しました。

 立派なフォーカサーを装備していることと、対物回りが軽量のため、写真3(左から)のように、耳軸 ブラケットの延長タイプを別に作り、最大限本体を前に移動させました。 それでもさらに重心が手前に 来ましたので、調整できるカウンターウェイト(写真2)を設置しました。





New adapter for the 100ED-BINO:
65φバレル用のアダプター製作(2009,4月10日-2)




 65φ用バレル用のアダプター(左)を製作しました。(これよりアルマイト加工に出します。)
写真のように、19㎜の光路長を追加確保できました。結果的に、フランジの短縮との合計で 38㎜のバックフォーカスを追加確保したことになります。 (右がオリジナルのアダプター、望遠鏡側を全く加工していませんので、いつでも原状に戻せます。)





NERIUS100ED-BINO near completion:
NERIUS100ED-BINO 完成間近(2009,4月10日)




鏡筒が載りました。あと10日ほどで完成しそうです。




band trimming:
鏡筒バンドの加工(2009,4月8日)




 バンドのヒンジ部やクランプ部をスリムにして欲しいと願っても、鏡筒を作っている光学メーカーさんは BINOのことなど眼中にありませんので、加工は仕方ありません。バンドの加工はBINO作りの 中でも、結構なウェイトを占める作業です。 鏡筒間隔を極限まで詰めるためには、加工も 際どくなりますが、それだけ闘志も湧くものです。





flange shortening:
フランジの短縮(2009,4月7日)




Before and After of the flange shortening of the 100ED-OTA.

 100ED鏡筒のフランジを短縮しました。(左が加工前) これで19㎜光路長が延びますので、 通常の使用には一応十分なバックフォーカスが確保できましたが、将来の応用(フィルターBOXの挿入等)を考慮し、 接眼部を65φ差込仕様に改造することで、合計40mmのバックフォーカスを追加確保します。

 フランジは鏡筒パイプにねじ込み式なので、単純に切断したのではだめで、写真で見えない内径も加工しています。 メスネジ切りですので、基準となるオスネジのサンプルを事前に製作しておく必要があります。





100ED-BINO in the making:
100ED-BINO用のスライドマウント(2009,4月6日)




 100ED-BINOに着手しました。

 100ED-BINO用のスライドマウントが完成しました。写真のスライドマウントは、標準タイプですが、 鏡筒の都合に従ってバンドの固定方法(位置)を考慮します。


 APM130-BINOを発送しました。

 APM130-BINOは、4日~5日にかけて依頼者の方との対面を無事果たし、昨日発送しました。

 4日の夜には、深夜にほぼ奇跡的に天候が回復して月齢8.9の月が顔を出し、持参されたアイピース群をご一緒に試しました。 予想通りの鋭像にわくわくしながら徐々に倍率を上げ、最終的にはナグラーズームの2mm(390倍) まで使用しましたが、その倍率でも像が全く破綻しないことを確認しました。

 5日の午前中には、店内から近くの水銀灯を見ましたが、 外球をくぐって芯球に辿り着いたクモを発見し、390倍まで試しましたが、まるでドームの上に巨大なヤシ蟹が乗っているようでした。





Arrowheads on the EMS knobs pointing the original position:
EMSの原点マーカー矢印(2009,4月1日)




I should have noticed this wise way earlier.

 もっと早く気付くべきだったのですが、TMB(APM)130-BINOより、EMSの調整ノブに原点復帰用の矢印 マーカーを付けることにしました。ピンク(上のノブ)の矢印が上下方向の調整ノブで、グリーンの方が 水平方向の調整ノブです。

2014年5月16日追記:1  (2009年秋の銀ミラー化以降、Xノブが銀色でYノブが 金色に変更しています。)

 2つのノブの矢印は両方とも、第2ミラーユニットの方向が無限遠での原点位置ですが、近距離(100m以内)を観察すると 写真のように緑のノブを回すことになります。上下ノブは観察距離に関わらず、ほとんど動かす必要がないのが正常な状態です。 このように、調整ノブを90度(1/4回転)以上回すことはまずありません。

 これで、ユーザーの方が調整原点を見失って迷子になることはなくなりました。矢印シールはテプラー等で 簡単に作れますので、EMS-BINOユーザーの方はお手数ですが、さっそくシールを作って該当位置に 貼っておいてください。





Finished TMB130-BINO:
TMB130-BINO(2009,3月26日-2)




 撮影に悪戦苦闘しましたが、実際の質感が表現できません。スタジオ並の照明環境を準備しないといけないようです。 はるかに多数の写真を撮影しましたが、何とか鑑賞に堪える写真だけを掲載させていただきます。




Innovatively simple frame-work of;TMB130-BINO:
TMB130-BINOのフレーム(2009,3月26日-1)




 TMB130-BINOのフレームを詳しくご紹介するために、BINOを一旦分解し、要所の写真を撮影してみました。 カメラも撮影の腕前も悪いので、なかなか綺麗に撮れませんが、構造をご理解いただく参考にはなると思います。  これだけでほぼ午前中を費やしましたので、再組み立て後のBINO全体の撮影は午後にさせていただきます。

 (左から)写真1はフレーム全体を俯瞰したもの。ハンドルがウェイトシステムを兼ねていますが、このアングルからは 少し見にくいかも分かりません。

  写真2は右サイドで、右方向が対物側、左が接眼側です。下のアーム先端にカウンターウェイトを設置しますが、 ウェイトは移動するのではなく、U字型のハンドルアーム全体をスライドさせる方式で、接眼サイドの鏡筒バンド の上に見えるローレットネジがクランプです。写真からお分かりのように、重心は、耳軸の前後に渡って移動 しますので、標準より軽いアイピースにも、重いアイピースにも重心移動をキャンセルする効果を持ちます。 また、重量級のアイピースを90度対空型のBINOに装着しますと、とかく重心が高くなって、高仰角時のアンバランス を生じるものですが、ウェイトはアイピースと反対側の低い位置に設置されることで、この傾向を大幅に キャンセルしてくれる効果があります。

 写真3は、左側のバンドを開いたところ。鏡筒の着脱は極めてシンプルで安全に行えます。構造上、横(水平方向) の再現性はほぼ完全であり、鏡筒を2本セットした時の調整は、2本の鏡筒のねじれ調整のみであり、これは秒単位 の作業で終わります。この方法は、構造の合理性の勝利であって、剛体としての精度を追求した結果ではありません。 この辺のニュアンスが、BINO検討段階の初心者の方に理解してもらうのに腐心するところです。^^;

 写真4は、U字型のハンドルアームがバンドとブラケット(下の方)に貫通している様子です。対物側の バンドの対応箇所にも大きめの穴を開けており、スライドした上のアームが前に逃げられるようにしています。

 写真5は対物側からフレーム全体を見たところ。さきほどの説明の、”アームが前に逃げられる”の意味が この写真からよく分かると思います。カウンターウェイトの軸穴を貫通穴にしようかと迷ったのですが、 現時点ではウェイトを移動させる使い方は考えていないので、外観を重視して貫通穴にしないことにしました。 必要があれば、いつでも貫通穴に出来ます。左右の鏡筒バンドの合わせ面にわずかな隙間が見えて いますが、これは設計上で意図したものです。左右のバンドが取っ手取り付け(兼構造保持)用のブラケット を挟んで固定する構造なので、ここは紙一重開いていないといけないわけです。





The simplest way on the Highest Quality;TMB130-BINO:
TMB130-BINO完成!!(2009,3月25日)




 TMB130-BINOが完成しました。後、臨時のハンドルをバランス調整機構を兼ねた長い物と交換したら完璧です。 追って詳しい写真を掲載しますが、まずは取り急ぎ組み上がった写真をご紹介します。

 出来上がったフレームに鏡筒をセットし、経緯台に載せた後、光軸調整は十秒しかかかりませんでした。 これは、鏡筒の素性が良いことも関係しているようです。 初めて見た近景もさすがに一味違います。 最高級の鏡筒に最もシンプルな設計が功を奏しました。





Enlargement of the HF fork mount for the TMB130-BINO:
TMB130-BINO用HF経緯台幅広改造完了(2009,3月24日)




 鏡筒間隔は15cmF5-BINOと同じですが、鏡筒径が152㎜と太いので、フォーク間隔は前者よりも広く、 150LD-BINOよりは狭いという特別な間隔です。間隔により改造方法が微妙に異なりますが、写真でお分かりのように 今回も継ぎ目のないマジックに成功しています。(改造方法のヒントは、このサイトのどこかにあります。^^)

 BINO本体(及びフレーム)のアルマイト部品が明日予定通り出来上がりましたら、このBINOは完成です。





TMB130-BINO almost completed:
TMB130-BINO本体ほぼ完成(2009,3月21日)




 耳軸と操作ハンドルの設置が終わりましたので、BINO本体については、アルマイト加工を残して、 一応完成したことになります。

 ハンドルは上部のクランプネジで好きな長さで固定できるようにしました。この機構は、対物フードの伸縮と 合わせて、微妙なバランス調整に功を奏するはずです。

 ハンドルが中心より下に付いている理由は、下の方の アームが合焦ノブと干渉するのを回避するためと、とかくアイピース等で重心が 高くなり勝ちな傾向を緩和させる狙いもあります。(ハンドルアームは、15cmF5-BINO用を借用して撮影 しましたが、本機には短いので、後で長いのと交換します。もちろん端部の抜け止めの処置もします。)

 左右のバンドのそれぞれ10時と2時の方向に施工した2つずつのメスネジ(M4)は、VIXENのファインダー用 アリミゾを取り付けるためです。(写真では右のバンドの該当箇所が死角で見えませんでした。^^;)





TMB130-BINO near completion:
TMB130-BINO完成間近(2009,3月20日)




 鏡筒の入荷が遅れていた間に必要パーツを整えていましたので、速やかに完成します。 後、 重心位置を確定して耳軸を設置し、架台(HF経緯台)を広げ、ハンドルを設置したら完成です。(その間にアルマイト が必要なパーツを処理します。)

 高級かつ重厚な鏡筒ですので、バンドの結束方法も念を入れ、通常より剛性に配慮しています。 運搬用取っ手用のブラケットは、左右のバンド底部に嵌合させるようにして挟んでいます。バンドの連結も 1/4インチネジ3本(普通は1本)ずつ(合計6本)で止めています。もちろん、初期調整にも対応した構造になっています。 (バンド底部のトリミングは左右のバンドの対面部のみとし、耳軸側はハンドルの取り付けベース確保のために そのまま残しました。対面部をトリミングしたことで、ぎりぎりまで鏡筒間隔を詰めていることが、写真から お分かりになると思います。)

 写真はフードを後退させた状態で、バンドフレームの都合で本来の限界よりも数センチ長い状態ですが、それでも 口径13cmにして、驚くほどのコンパクトさです。重量はまだ計量していませんが、持った感触では大体150LD-BINOと同じ感じです。、 全てが豪華仕様の鏡筒なので、これは仕方ありません。全体がコンパクトなので、重い割には運びやすいと思います。





Getting down to the TMB130-BINO:
TMB130-BINOに本格着手(2009,3月19日)




 いよいよ鏡筒バンドが届き、TMB130-BINOに本格着手します。EMSセットは完成していますので、2週間以内 に完成する予定です。

 予想通り、必要以上に重厚なバンドで、目的の鏡筒間隔、フォーク間隔に納めるために、バンド底部(頭部)を 削る必要(黄色い線)があります。大変な作業(切削面は計8面)ではありますが、覚悟はしていました。

 現状を受け入れて鏡筒間隔を 広く妥協することも出来ますが、せっかくのコンパクトな鏡筒(フード径が小さい)を活かさない手はありません。 たとえば、横方向(片方)で10㎜妥協すると、√2倍の14㎜の光路長を無駄に食うことになり、EMSの第一ミラーへの 負担が大きくなり、より大きな第一ミラーが要求されるからです。





NERIUS100ED-BINO in the planning:
NERIUS100ED-BINO設計中(2009,3月17日)




I found NERIUS100ED OTA to be an epoch-makingly excellent telescope as a material of EMS-BINO with its highest cost/performance ratio. NERIUS100ED is released by an authentic jananese dealer of KASAI trading co. I am planning to make the OTAs into a new EMS-BINO.

 NERIUS100ED鏡筒が届きました。さっそく各所をチェックしましたが、素晴らしいの一語に尽きます。 この価格帯にして、ドローチューブ外径が74㎜以上あり、進化型のクレイフォードの粗動が、今まで 私が触ったクレイフォードの中で一番滑らでした。

 マイクロフォーカサーが滑らかなのは当たり前で、 むしろマイクロフォーカサーの負荷がかかった粗動の感触の方が問題なのですが、高級な物であっても従来のクレイフォード には、何となく首をかしげざるを得ないぎこちなさが手に伝わることが少なくありませんでした。 ところが、この鏡筒に関しては、粗動も非常に滑らかでした。

 鏡筒最大径(フード外径)が123㎜と小さいこともBINOには好都合であり、まさにEMS-BINOには打って付けの 鏡筒と言えます。

 バックフォーカスは、EMS-M(+2インチスリーブ)でぎりぎりであり(EMS-M(S)専用31.7ADでは十分な余裕あり)、EMS-Lを使用するには、少し工夫(加工)が必要になります。 将来的な応用のための十分な余裕も考慮し、フランジの短縮加工で20㎜、接眼部を65φスリーブ仕様に改造することで10㎜、合計で30mm追加確保する予定です。





ZS110-BINO completed:
ZS110-BINO完成(2009,3月9日)




Bringing the bands in the frame-work of the binoscope, ultimately simple basic structure has been achieved.

 鏡筒バンドを構造部に取り込むことで、究極的にシンプルな基本構造を実現しました。

 続けて組み上げるTMB130-BINOも同じポリシーで製作します。





Adapters for TMB130-BINO:
TMB130-BINO鏡筒のアダプター(2009,3月6日)




 TMB-130鏡筒(3.5インチフォーカサー仕様)のドローチューブ末端のADは、104㎜P=1.0メスネジ →50.8スリーブ(一番右の写真)となっています。 今回、EMS-LS用に製作したのは、 104㎜P=1.0メスネジ→73㎜P=1.0メスネジ→65φ用スリーブ(73㎜P=1.0オスネジ)です。 この後、セットビス用のネジ穴加工を済ませ、アルマイト加工に出します。

真中のがアダプターを組み立てた状態で、左の2個が分解した状態。





ZS110-BINO almost completed:
ZS110-BINOほぼ完成(2009,3月4日)




 鏡筒固定の目幅クレイフォード方式採用のため、フォーク幅が標準では収まりませんでした。 14㎜延長という、中途半端な延長に腐心しましたが、秘策が見付かりました。^^;  あと、ハンドルの設置と、耳軸プレートのアルマイト加工等で完成です。

 私個人的には好まない黒鏡筒でしたが、金色の化粧パーツとの対比、フランジの形状等、非常に美しいBINOになりました。 結果論ですが、真鍮耳軸の色もよくマッチしています。(黒を見直した次第・・^^;)

 写真の繰り出し量がそのままバックフォーカスの余裕で、鏡筒に全く手を加えずに十分なバックフォーカスが 確保されている特筆すべき鏡筒でした。





ZS110-BINO near completion:
ZS110-BINO完成間近(2009,3月3日)




遅くなりましたが、ZS110-BINOが完成間近になりました。




TMB130 OTA arrived:
TMB130鏡筒着荷(2009,3月2日)




 3.5インチフォーカサー仕様、さすがに重厚で見事です。 ラックピニオン式ですが、クレイフォード並の操作感と精度です。クレイフォード式ですと、 ベアリングのセットの関係で外筒に対してかなり小さい内筒になりますが、この方式ですと、最大限の 内筒が確保できます。(多分、それが理由かと・・)

  バックフォーカスが十二分にあり、測定の必要がないほどでした。超高級鏡筒を切らなくても済むのは大変 ありがたいことです。^^ ただ、ドローチューブ末端のアダプターがいきなり2インチになっていて、それ以上 太い部分で分離できないため、BINO(EMS)用のアダプター自体を別作しないといけないのは、ちょっとした計算外でした。(大した 問題ではありませんが。^^;)





ZS110-BINO in the making(2009,2月25日)

 2/08のTMB鏡筒は画像リンクが間違っていたそうで、同社扱いの別の鏡筒だそうです。(お客様持込) 鏡筒とバンドの入荷が遅れたため、完成納品は並行して製作を進めていたZS110-BINOが先になりそうです。 両BINOとも、鏡筒固定のクレイフォード目幅調整方式となります。
(風邪をこじらせてしまい、多用であったこともあって更新が遅れたことをお詫びします。これから逐次、詳しくご紹介します。)





TMB130-BINO in the making:
TMB130-BINO製作中(2009,2月8日)




 世界不況のあおりも悪いことばかりではなく、より独創的な開発、研究に向けられる時間が増えました。 TMB130-BINOが完成してからのサプライズ、というのも考えましたが、更新に間が開くと、マツモトが何もしていないように 誤解されるようなので、ちょっとお見せすることにしました。^^;  その他にも、いろんなサプライズを用意していますので、ご期待ください。




Another 12cmF5-BINO completed:
12cmF5-BINO完成(2009,1月30日)




奈良県の I 様分の12cmF5-BINOが完成しました。




Another CAPRI80ED-BINO completed:
CAPRI80ED-BINO完成(2009,1月22日)




7.6kg is the weight of CAPRI80ED-BINO, eye-pieces not included.

 CAPRI80ED-BINO(\340,000(税抜\323,810))、2台目にして、細部の設計を調整し、仕様が確定しました。 計量してみたところ、BINO本体重量(アイピース除く)=7.6kgでした。

 




Another CAPRI80ED-BINO almost completed:
CAPRI80ED-BINO完成間近-2(2009,1月20日)








Another CAPRI80ED-BINO near completion:
CAPRI80ED-BINO完成間近(2009,1月19日)








Another CAPRI80ED-BINO in the making:
CAPRI80ED-BINOのバンド加工(2009,1月17日)




Note that the clamp parts are cut off.

 バンドのクランプ部を切除しています。 この他、このモデルではバンドを基本構造に取り込んでいますので、バンドの 加工が特に重要です。





IPD Crayfords of Another EMS-Huge completed:
EMS-Huge用の目幅クレイフォード完成!(2009,1月13日)




 It is my pleasure and honor to make another EMS-Huge accepting an order from an ardent overseas customer.

 海外のリピーターの方からの注文の、EMS-HUGE用の目幅クレイフォードが完成しました。 目幅クレイフォードも相当数製作し、手馴れたとは言え、やはり調整は微妙で製作に気は抜けません。 今回は、EMS-HUGEプレミアムで、目側のEMSユニットのミラーもご注文に応じて極限まで大きくします。





Another 15cmF5-BINO completed:
15cmF5-BINO完成!(2009,1月5日)




Another 15cmF5-BINO is just completed.

 15cmF5-BINOが完成しました。数年ぶりに、15cmクラスのBINOのバックオーダーを全て消化いたしました。 今でしたら、2週間くらいの納期で15cmF5-BINOを承ります。(注文は偏るもので、来るとなれば一挙に来ます。急がれる 方は今のチャンスをお見逃しなく。)





Another 15cmF5-BINO near completion:
15cmF5-BINO完成間近(2008,12月29日)




 結果的には、頑張れば年内納品も可能だったわけですが、ぎりぎりの約束は大きな継続的(寝てても^^;)プレッシャーになりますので、 納期の確約は極力避けたいわけです。^^;





The frame of another 15cmF5-BINO:
15cmF5-BINO用のフレーム(2008,12月28日)




The right answer always lied in the simple way. It might be unbelievalbe for you that this simple frame can make the parallel of the OTAs easily.

 このシンプルな構造のフレームで鏡筒の初期の平行調整が完璧に出来るということは、なかなか信じていただけないでしょう。 伝統的な方法は、一回り大きなバンドに押しネジを3方に設置して(ガイドスコープ脚のように)平行出しをするもので、私も当初はその 方法を踏襲したこともありましたが、あらゆる方法を試した結果、このシンプルな方法に至ったわけです。





IPD Crayford tubes for another 15cmF5-BINO:
15cmF5-BINO用の目幅クレイフォード(2008,12月27日)




IPD Crayford tubes for another 15cmF5-BINO are completed. Being small, but they are important parts for the binoscope.

 15cmF5-BINO用の目幅クレイフォードが完成しました。 小さいパーツですが、重要な 部品です。入荷が遅れていた鏡筒も昨日入荷しました。





The newest version of SKY90-BINO completed:
SKY90-BINOの最新仕様が完成!(2008,12月22日)




The newest version of SKY90-BINO is completed. The evolved pints are, 1.friction drive of IPD unit, 2. brass trunnions, 3. reformable trunnion brackets, etc.

 SKY90-BINOの最新仕様が完成しました。 改良点は、1.目幅スライド機構の微動送り装置、2.リム付き真鍮耳軸、3.重心高追い込み自在の支柱式耳軸 ブラケット、等々です。





Low-Profiled Adapter:
low-profileアダプター(2008,12月21日)




The left is the newly made low-profiled adapter, and the right,original one.

 写真左が新たに製作したアダプター、右がオリジナル品。これにより、17㎜のバックフォーカスを延長 確保しました。





Sky90-BINO near completion:
Sky90-BINO完成間近(福岡県のS様分)(2008,12月20日)




The adapters will be replaced for low-profiled ones to make the most of the back-focus.

 バックフォーカスを最大限確保するために、low-profileな接眼アダプターを製作して交換します。





Started the process of Sky90-BINO:
Sky90-BINOに着手しています。(福岡県のS様分)(2008,12月19日)




Another Sky90-BINO after a long time.

 久しぶりのSky90-BINOの製作です。 何とか年内に納品させていただきたいと 考えていますが、今後の仕事の都合でまだどうなるか、確約は出来ません。





Two-tone colored 12cmF5-BINO almost completed:
ツートンカラーの12cmF5-BINO ほぼ完成(2008,12月14日)






Two-tone colored 12cmF5-BINO near completion:
ツートンカラーの12cmF5-BINO 完成間近(2008,12月11日)




Seperate versions sometimes mean different colors. The client chose to leave the colors as they are, rather than spray home shop color that is vulnerable to the scratch.

At this particular season of the year end, I am having more individual offers of complicated machine works. I will have to do triage on them.

 古い仕様の黒鏡筒1本を持ち込まれたケースです。 しかも、その黒鏡筒は、バックフォーカス延長の加工を以前に (当方で)施した物でした。新仕様の白鏡筒と、長さや外観を揃えるのに腐心しましたが、何とか形になりました。 フォーカサーはご希望により、左右共、新しいクレイフォード・フォーカサーに交換しました。





Reform from fixed type of the EMS-L set to the helicoid one:
EMS-L双眼セットのヘリコイド方式へのリフォーム (2008,12月4日-2)




 ヘリコイド方式もご要望がまだあるので、完全に中止するわけにも行きません。^^; 固定タイプのEMS-L双眼セットからのリフォームです。 





All the tapping process is completed:
タッピング完了 (2008,12月4日)




 半年前には痛い目に合いましたが、今回はタップの折損もなく順調にタップ切りが完了しました。 





Another lot of EMS cases:
EMSケースの仕込み (2008,12月3日)




 塗装済みのEMSケースを常時確保しておくために、定期的に欠かせない作業です。 





Another 12cmF5-BINO completed:
12cmF5-BINO 完成 (2008,12月2日)




 新型の12cmF5-BINOの2台目(東京都K様)が完成しました。 





Another 12cmF5-BINO near completion:
12cmF5-BINO 完成間近(2008,11月29日)




 新型の12cmF5-BINOの2台目(東京都K様)が完成間近です。 

 以下に、新型で改良された所をまとめてみます。

1.目幅調整の方法: 旧型(フリークランプ方式)→ 新型(フリクション微動送り方式)
2.ナイロンブッシュ式耳軸(旧型) → 真鍮耳軸(新型)
3.バックフォーカスの延長(旧型より15㎜長くなり、NaglarⅣ22㎜等の光路消費が大きいアイピースにも余裕で対応)





Another 150LD-BINO completed:
150LD-BINO完成(2008,11月21日)




 





Another 150LD-BINO, near completiton:
150LD-BINO完成目前(150LD-BINO)(2008,11月19日)




 23日に引き取りに見えるのに、何とか間に合いました。^^;





Telescopic tubes for the 150LD-BINO, completed:
メイン&IPDクレイフォード完成(150LD-BINO)(2008,11月18日)








Enlarged HF fork mount for the frame of 150LD-BINO:
HF経緯台、幅広加工完了(150LD-BINO)(2008,11月17日)








CAPRI80ED-BINO completed:
CAPRI80ED-BINO、完成!(2008,11月16日)




(親戚の葬儀のため、工程が2日ほど停滞してしまいました。)

初めてのCAPRI80ED-BINOが完成しました。予想以上に鏡筒を前に移動でき、仰角の変化に対して、接眼部 の高さの変化が極めて少ない、使いやすいBINOになりました。 クランプフリーで天頂から水平まで完全バランスを保ちます。 (EWV32mm使用、アイピースの微妙な重量変化にはフードの伸縮、または操作ハンドルの出し入れで対応)





CAPRI80ED-BINO, almost completed:
CAPRI80ED-BINO、ほぼ完成(2008,11月12日)




Temporary assembly with borrowed EMS-M of other binoscope. It will be replaced by the EMS-L set.

旧タイプのEMS-Mを借用して撮影しました。これより、EMS-Lと交換します。

 同鏡筒は、EMS-M(&S)+2インチスリーブで余裕なしのバックフォーカスでしたので、EMS-Lに(無限遠で)十数ミリの余裕を想定して、 25mm鏡筒を切断しました。鏡筒パイプは、接眼部側がメスネジでしたので、ネジ切りは面倒でした。(この辺の理由は旋盤を 扱う方でないと分りません。^^;)





The frame of another 150LD-BINO:
150LD-BINO用のフレーム(2008,11月8日)




久しぶりの150LD-BINOに着手しています。





Carrying handle set on the bands:
運搬用ハンドルを取り付けました。(2008,11月5日-2)




 これでCAPRI80ED-BINOの設計上の課題を全てクリヤーできました。 ほぼ完成と言えます。 (バンド天部に飛び出しているセットビスは後で短い物と交換します。 蛇足ながら説明しますと、 このセットビスのネジ穴は元々バンドに切ってあった物です。)





Adjustable handle grip bar inserted in the bands:
操作レバーを仮セットしてみました。(2008,11月5日)




 操作ハンドルは右の鏡筒の鏡筒バンドに、ワンタッチ着脱と伸縮が 可能な状態でセットされます。写真のハンドルは15cmF5用の物を借用していますが、 長さは組み立て後に決定します。

 四角いバンドの活用例の一つです。単体鏡筒で使用される場合にも、このハンドル設置の方法は有効かと思います。 ネガティブに捉えれば重いバンドですが、薄いバンドに各種パーツ類の取り付けベースをかさ上げして行くよりも、むしろ シンプルに目的が果たせます。





Temporarily assembled slide mount of the CAPRI80ED-BINO:
CAPRI80ED-BINOのスライドマウントを仮組み立てしてみました。)((2008,11月4日)




 今回は右の鏡筒バンドが運搬用の取っ手と、操作ハンドルの取り付けベースを担いますので、 そのバンドの固定強度に配慮しました。通常はM6(または1/4インチ)ネジ1本で固定するところを、2本でしっかりと 固定します。





Before and after of the band of CAPRI80ED:
鏡筒バンドの加工CAPRI80ED)((2008,11月3日-2)




Trimming the bands is the regular task of the binoscope making.

 各所との干渉の回避の意味でも、単なる美観の点でも、既製の鏡筒バンドの無駄な出っ張りは 大抵の場合、切除することになります。これによる減量が50gでしたので、X4=200gの減量となり、新型の 目幅調整機構との追加重量の収支は、何とマイナスになるわけです。

 必要以上に重厚なバンドで、最初は使用を躊躇しましたが、直線的な形状はかなり正確に出来ており、これを 逆手に取って、スライド機構の一部に組み入れたり、操作ハンドルや運搬用取っ手の取り付けベースに利用したりと、 無駄なく利用できることが分かりました。(CAPRI80ED-BINO用のバンド)





Successful completion of the ultimate sliding device:
小型BINO用のスライド機構、成功!(2008,11月3日)




Ultimately compact sliding device with nearly zero additional weight is successful.

 BINOユーザーの方のニーズは、サイズ、規模だけに限っても多岐に渡り、それらに共通のスライドユニットを 使用するのは、将来の口径アップ等に対応できるメリットはあるものの、口径8cm以下の短焦点鏡筒に 対しては、過剰強度、過剰装備(つまりは不必要に重くなる)となることは否めません。

 先日の双望会でも、BINOユーザーの方の、BINOの軽量化、コンパクト化に対する要求が切実であることを理解しましたので、 極限までシンプルで軽量なスライド機構を考えてみました。双望会前後より温めて来たアイデアですが、試作に 成功を納めましたので、ご報告します。

 接写だと分かりにくいのですが、装置の高さ(厚み)はベースプレート面から10㎜しかありませんし、ベースプレート の下に付加装置が突出することもなく、平置きが可能です。角型の 鏡筒バンドが直接前後のスライドレールに乗るわけですが、乗る方のバンドの底部を10㎜削り落とせば、固定側の鏡筒と スマートに高さを合わせることも可能です。

 写真のドライブシャフトは、従来のスライドユニット用を臨時に借用したため 異常に長く見えていますが、逆にこの小型BINO用のシステムがいかにコンパクトかがお分かりいただけるでしょう。

 このスライド機構は、これより組み立てるCAPRI80ED-BINOに初めて採用することになります。





Aonother 15cmF5-BINO completed:
15cmF5-BINO完成(2008,10月31日)




Aonother 15cmF5-BINO with new trunnions is completed.

新耳軸仕様の15cmF5-BINOが完成しました。





Delivery Schedule:
(今後の仕上がり予定)(2008,10月29日)


 以下に今後のBINOの仕上がり予定を掲載いたします。万一掲載漏れがございましたら、至急 ご連絡くださいますよう、お願いいたします。

ご注文日       イニシアル等     内容            仕上がり予定

2008年 9月10日    千葉県 H 様   CAPRI80ED-BINO      11月中旬
     9月19日    九州 T 様    150LD-BINO           11月下旬
     9月22日    東京都 K 様   12㎝F5-BINO           11月下旬
     10月2日    三重県 K 様   12㎝F5-BINO(鏡筒1本持込)12月上旬
      10月3日   福岡県 S 様    SKY90-BINO           12月中旬
     10月9日    千葉県 M 様   15㎝F5-BINO           12月下旬





Innovative turn table:
実験成功!(2008,10月27日)




The first experiment is successful. Feather touch and Slack free and Backlash free were all fulfilled at a time.

If it will pass all the coming checks, it will surely be an innovative rotaltion axis of Aliti-Azimuth Mount.

 平行移動に効果絶大のクレイフォード方式を回転に応用しました。 回転方向のフリクションドライブは珍しくありませんが、ドライブシャフトの使い方が ユニークなはずです。構造を見やすくするために外部品がリング状になっていますが、実際には 長方形でよく、穴も不要です。(エンコーダ用の穴を中心に設ける。ベアリングが干渉すれば、その部分だけ穴を開ける) ベアリングが3対6個で構成されているように見えるかも分かりませんが、シャフト側の一対はベアリング が1個とシャフトで軌道リングを挟む構造になっています。(つまりベアリングは合計5個)  シャフトを内リングに押さえつけることでガタ 取りとフリクション調整を行うのは、通常のクレイフォード・フォーカサーと同様です。

 写真は実際に回るかどうかのテスト用に作ったもので、大きさや形状は目指す実物とは異なります。 まずはちゃんと動くことを確認するのが先決でした。もちろん、極めて滑らかに動きます。 滑らかさとガタが皆無であることが両立するのが、クレイフォード式の際立った特長です。 写真では、説明の便宜上軌道リングが回転するように図示していますが、実際は軌道リングは中フォークに 固定され、外部品がノブを連れて一緒に回転します。

 シンプルな小型BINO用の中軸式の上下回転軸(水平にも使用可) がほぼ現実味を帯びて来ました。これが最終的に成功すれば、エンコーダの収納と微動を同時に満たします。 これより、実際の使用目的に即して、全厚の調整と部品同士の干渉の検討に入ります。これがlow-profileな 片持ちフォークとして機能するなら、フォークに干渉しないように回転軸(turn table)をまたいで、もう1本の鏡筒を元の搭載鏡筒に接続すれば 良いわけです。(軸長で精度を稼ぐ従来の軸受けの発想では、所定の厚みの範囲で高剛性、高精度の軸受けを 作るのは難しいと思います。)





Aonother 15cmF5-BINO near completion:
15cmF5-BINO完成間近(2008,10月21日)




Aonother 15cmF5-BINO is near completion.

新耳軸仕様の15cmF5-BINOが完成間近です。





A Frame of aonother 15cmF5-BINO:
15cmF5-BINO用フレーム(新耳軸)(2008,10月18日)




Note the improved trunnion with a rim at the bottom.

 真鍮耳軸をリム(ツバ)付きに改良しました。





 EMS-XL Perfect Set completed:
EMS-XLパーフェクトセット完成(2008,10月13日)




EMS-XL Perfect Set is completed.

 完成しました。繰り返しになりますが、EMSシリーズの接眼部は、写真のようにテーパ付きのフィルターリング になっており、汎用性を配慮しています。EMS-Sを除く全てのEMSには、48㎜の防塵フィルターを設置して納品していますが、各自のニーズや考え方 に応じて応用していただきたいと思います。付けっぱなしで常に防塵に配慮されるも良し、観測時には撤去して保管時のみ 装着されても良し、当然ながらネビュラーフィルターと逐次交換されるも良し、ということです。(何年も使われ ながら、この部分の意味を全く理解しておられなかった方もいました。^^;)





Temporary Assembly of the EMS-XL Perfect Set:
EMS-XLパーフェクトセットの仮組み立て(2008,10月11日)




仮組み立てをしてみました。何とか双望会に間に合いました。
奇しくも去年のこの時期には、EMS-Hugeを追い込んでいました。




Another 12cmF5-BINO almost completed:
12cmF5-BINO、ほぼ完成(2008,10月10日)




Reverse side photo of the new 12cmF5-BINO.

 今回は、腹側の写真をお見せします。後、ファインダー台座の取り付け、optionの諸加工を したら完了です。





Largest focuser I have ever made:
最大クレイフォードフォーカサー完成(2008,10月9日)




The largest focuser,90mm insertion, I have ever made. The left two focusers are for comparison.

 3インチクラスのクレイフォードの製作の経験から、思い切って4インチクラスの大きな物を作ってみました。 これは、7インチ(18cm)クラスのBINO用のフォーカサーとなる物です。

 比較のために、左から、通常の市販の2インチクレイフォード、次は(今製品が無いので)3インチクラス の試作品、右の2つが挿入径90mmの巨大フォーカサーです。 計量したところ1014gで、このクラスとしてはかなり軽量に仕上がったと思います。操作性も問題なく、同じ構造で かなりの規模のフォーカサーまで製作可能のようです。

 この内径90mmタイプのフォーカサー、当方オリジナルのクレイフォードフォーカサーの最大モデルとして追加することにしました。





Perfect set of EMS-XL in the making:
EMS-XLパーフェクトセット、製作中(2008,10月5日)




Perfect set of EMS-XL is in the making. The large pipes on top of the photo are the outer tubes of its 4-inch class Crayford Focusers. These parts will make a 7-inch class binoscope.

 上の大きなパイプは4インチクラス(ドローチューブ外径=100mmφ)のクレイフォード外筒、次に大きな フランジは90φバレル、下のフランジは目幅クレイフォードが第一ミラーユニットに繋がるパーツです。





2 pairs of EMS-LS sets,IPD Crayford type, completed:
EMS-LSセット、クレイフォード目幅仕様、2組完成(2008,10月3日)




Another EMS-LS sets are ready to be sent to Italy.




Slide unit (reverse side) for another 12cmF5-BINO:
鏡筒スライドユニット(裏側の写真)(2008,10月1日)




目幅調整用鏡筒スライドユニットの裏側の写真です。構造上、ガタが発生し得ないことをご理解いただけると思います。




The defect of BORG's 7757helicoid:
BORG7757ヘリコイドの問題点(2008,9月30日)




It had proved that the pin(red arrow in the photo) of BORG's 7757helicoid is very easy to come off. That's the reason why I quit using it and developed my IPD Crayford telescopic tubes.

For the old type of EMS user, I will show the remedy of the coming off trouble of the pin.

1.Press the root hole(yellow arrow in the photo) rim with a nipper so that the looth hole becomes enough tight to hold the pin.

2.Check the root hole and the guide hole(blue arrow) perfectly aligned at the meeting of the in and out tubes.

(If the holes doesn't meet at the most rectracted stage, remove the outer helicoid ring and search the right phase and reconnect the screws until the right alignment is accomplished.)

3.Hit the pin by a plastic hammer or press the pin by a vice into the corrected root hole.

 BORGの7757ヘリコイドは、回転止めのピン抜けが頻発するので、使用を中止しましたが、対症療法は簡単ですので、ここにご 紹介しておきます。旧製品のBINOに組み込まれた同ヘリコイドで同様のトラブルがありましたら、 以下のマニュアルに従って対処していただくか、困難な場合はEMSごとお送りください。

1. 回転止めピン(赤い矢印)を固定する根っこの穴(黄色い矢印)のリムをニッパーで挟んで少し小さくしてください。

2.ガイド穴(水色の矢印)と根っこの穴が、ヘリコイド最短時に完璧に合致することを確認してください。 合わない場合は、外筒が一度外れて、違う位相でねじ込まれたようですので、完璧に合致するまで、一旦外筒を外してから位相を 変えながら再ねじ込みをして、完璧位置を探してください。

3.最後にプラスチックハンマーでピンを叩き込むか、バイスで押し込んでください。

4.ピンの根元を二液混合のエポキシ接着剤で固定する方法もありますが、その場合は、接着剤がガイド穴に 入らないように細心の注意を払ってください。(1~3の方法が無難でしょう。)





2 pairs of the IPD Crayford completed:
IPDクレイフォード2組完成(2008,9月28日)








Bearing Holders for the IPD Crayford:
IPDクレイフォード用ベアリングホルダー(2008,9月23日)




These parts have the important role of holding the bearings at the right place.

 何度もご紹介して来ました、IPDクレイフォード用のベアリングホルダーです。





Outer Crayford tubes for IPD adjustment:
IPDクレイフォード外筒10個、アルマイト工程へ(2008,9月21日)




10 IPD Crayfor tubes waiting to be anodized.

IPDクレイフォード外筒(長)10個、やっと完成し、これよりアルマイト工程に出します。





"New" 12cmF5-BINO completed:
12cmF5-BINO新型完成(2008,9月18日)




The first model of the 12cmF5-BINO on the new sliding mount is completed. The new price of the binscope itself is 298,000yen.(Finder is optionally customized to 45deg erect image in the photo) HF fork mount of VIXEN is customized to the fork angle of 65 deg. from the original 45deg. This 65 deg customize will enhance the stability and it can still orient the zenith.

 新型の12cmF5-BINOが完成しました。大型の15cmとコンパクトな8cmクラスのアポの狭間で見過ごされ勝ちな 口径ですが、わずか3cmの差でこうも軽量コンパクトになるものかと、久しぶりにこのクラスを製作してみて、改めて 驚きました。

 写真でお分かりのように、BINO製作は一般的にトップヘビーの処理に腐心するものですが、何と、 この鏡筒は頭が軽すぎて、耳軸を手前一杯に移動しました。この12cmF5-BINO、大型クレイフォード仕様を計画した際に一度 値上げを予定しておりましたが、フォーカサーはオリジナルの物を使用することとし、価格も¥298,000(BINO本体) に抑えました。





CAPRI80ED, one of the best choices :
CAPRI80ED鏡筒(2008,9月16日)




I believe this OTA,CAPRI80ED is one of the best choices for a compact binoscope. You can see the excellent coating in the photo showing the high optical performance.

CAPRI80ED鏡筒は、コンパクトなBINOの素材として、非常に優秀な望遠鏡と言えます。 フード短縮時の鏡筒長はわずか430mm、このサイズにして、台座が鏡筒に固定してしまっているブラケット方式でなく、 2本式の鏡筒バンド方式であることも、BINOの製作に好都合です。(バンドのクランプ部は切除しますが) コーティングも実に綺麗で、抜けの良さを主張しています。





12cmF5-BINO near completion:
12cmF5-BINO完成間近(2008,9月15日)




How compact the New 12cmF5-BINO is!!

今回より、鏡筒を25mm切断、以前から施工していたドローチューブ末端のlow-profile加工の20mmと 合わせて、45mm短縮、即ち、バックフォーカスを45mm延長確保したことで、アイピースの制約がなくなりました。 15cm~13cmクラスのBINOを作って来た後だけに、久しぶりに組み立てた12cmF5-BINOのコンパクトさに驚いています。

(鏡筒を切断した効果もあるようです。)




Sliding unit for 12cmF5-BINO:
12cmF5-BINO用スライドユニット(2008,9月14日)




Sliding unit for the 12cmF5-BINO.

12cmF5-BINOにも標準のスライドユニットがそのまま使用できます。 12cmF5-BINO、今日完成の予定が、後数日かかりそうです。 申し訳ございません。

(スライドユニットについては、4月29日と5月3日の記述も合わせてご参照くださいませ。)





Perfect Set for 127EDT-BINO:
127EDT-BINO用パーツ完全セット(2008,9月11日)




These are the perfect set for making a 127EDT-BINO.

127EDT-BINO用のパーツ、完全セットです。左から、EMSセット、台座セット、幅広改造HF経緯台です。 ハンガリーの方ですが、鏡筒の短縮等、自前でやられるようです。日本の方々も頑張ってください。





 Reform of the Schwarz150S-BINO into the Newest version, 15cmF5-BINO:
Schwarz150S-BINOのリフォーム(2008,9月11日)




A user of the SCHWARZ150S-BINO sent old EMS set, four bands, and flanges to me. I revise the EMS set, install the Crayford focuser to flanges, set the handles to flanges, and send them back to the user.

 SCHWARZ150S-BINOの新仕様へのリフォームの第一号です。(2件がほぼ同時ですが)この方は、自分で組み立てられるとのことでしたので、フランジ、EMSとバンドのみ お送りいただきました。上の3枚の写真が、リフォームのほぼ全てです。それと、HF経緯台の耳軸のクランプノブ の小さい物(別作)を、干渉防止のために添付します。 このリフォームが13万円、EMSの内蔵(第一)ミラーも交換 する場合は3万円アップです。SCHWARZ150S-BINOは、第4世代から65φバレルになり、第一ミラーが大きくなり、現在の 15cmF5-BINOに 至っています。





Trimming of the sleeves for smaller IPD:
小目幅加工(EMS-M)(2008,9月2日)




If your IPD(Inter Puplillary Distance) is smaller than 60mm, the sleeves should be trimmed to fit with your IPD. By doing this process, EMS will fit up to 57.5mm of the IPD.

 BINOのご注文時に目幅をお聞きする理由が分からない方があるようなので、改めてご説明します。 EMSは、アイピーススリーブ径(各種で同じ)=59mmですが、フィルターリング(EMSの刻印がある眼側リング)のツバ の外径=60mmとしており、従って、標準仕様のままの最小対応目幅=60mmです。ほとんどの成人の目幅は60mm以上ですが、 これ以下の目幅の方は、ご連絡いただく必要があります。

 EMSのケース部は、写真でお分かりのように、ダイカストの型の段階ですでに 57㎜くらいまで対応できるように該当箇所がトリミングしてありますので、フィルターリングのツバ(水色の矢印)と スリーブ(黄色い矢印)の該当箇所をトリミングすれば、57㎜近くまで対応できるわけです。バイスとヤスリがあれば 自分で加工することも出来ます。





 Two sets of Crayfords for the 15cmF5-BINO reform:
15cmF5-BINOリフォーム用クレイフォードセット、2台分(2008,9月1日)




Two of the main focusers and a pair of the IPD Craford are the main parts required to reform the old type of 15cmF5-BNINO(SCHWARZ 150S-BINO) into the new type.

Cryaford Focuser offers the ideal telescopic motion by four bearings that is perfectly free from the undesirable play both in the radial and rotative directions, which,often times, was inherent annoying feature of the traditional rack and pinion focuser.

 15cmF5-BINOリフォームのための主要部品、2台分です。すでに説明不要と思いますが、大きい方のクレイフォード はメインフォーカサーで、大きな内径でケラレを防ぎ、かつlow-profileにすることで、鏡筒切断の手間を回避 しつつ必要なバックフォーカスを確保します。小さい方のクレイフォードは目幅調整用。全長を出来るだけ短くして、かつ 伸縮ストロークを最大限に確保するのが設計製作の難しさです。





 Delivery Schedule:
今後の納品予定(2008,8月25日)


Date of order---Initial---Nationality (or Pref.)---------order----------estimation of Delivery

March 3,'08------Mr.S---------Tokyo------------12cmF5-BINO---------------------September 14
July 1,'08-------Mr.K--------Hungary-------EMS & sliding mount for 127EDT-BINO------ September 18
July 8,'08-------Mr.A--------Hokkaido------Reform of old version of 15cmF5-BINO----- September 20
July 9,'08-------Mr.N--------Tottori-------Reform of old version of 15cmF5-BINO----- September 23
July 11,'08------Mr.E---------Ibaragi------------12cmF5-BINO---------------------September 30

 ようやく溜まっていたバックオーダーに一段落が付き、今後の生産性向上のための作業環境の充実に専念できるようになりました。 外注パーツも整い、私自身は、より創造的な仕事に専念できる環境が整いました。





127EDT-BINO completed:
127EDT-BINO完成 (2008,8月20日)




127EDT-BINO, completed. Taking photos is quite a task,too. Watching terrestrial objects through this binoscope, I senced the high potential of its optical performance. Profile legnths with the sliding dew-shield are shown in the two of the right photos.

The weight of the BINO itself, without finder and eye-pieces, is 19.5kg.

 完成しました。 地上風景でチェックしましたが、非常に高い光学性能のポテンシャルを感じました。 フードスライドのストロークが大きく、収納すると、右の写真のようにコンパクトになります。  写真は繰り出しの余裕がまだ 20㎜ほどあるので、さらに20mmは短くなります。

 F7.5なので、まだ長焦点とは言えませんが、F5やF6クラスを多く 手掛けた後なので、随分と長焦点に感じます。トップヘビー(頭が重い)も半端ではありませんが、何とか 写真のように格好が付きました。

 付属の正立ファインダーも優れ物でした。ただし、純正の脚は 特殊構造で加工が面倒なため、他のファインダー脚を加工して載せ替えました。ファインダー脚用のアリミゾは、最初はバンドの 45度方向に取り付けるつもりでしたが、バンドの肉抜きが著しく、該当箇所の肉厚が薄過ぎたため、天部に 取り付けました。顔を本体に近付ける覗き方になりますが、EMSの横シフトがあるため、窮屈ではありません。

 本体重量の計測は明日行ってここに掲載する予定ですが、持った感じでは15cmF5-BINO(15kg)と同じくらいの印象です。

 

(8月25日追記)本体重量(ファインダー、アイピース除く)=19.5kg。少々重くなっても アイピースをセットしたままの方がバランス的に持ちやすいでしょう。





127EDT-BINO almost completed:
127EDT-BINO ほぼ完成 (2008,8月18日)




127EDT-BINO is almost completed. The material OTA is of high cost-performance in the optical spec, but it was rather annoying stuff to process for the BINO. Back focus is so short that I had to replace the focuser for another one of shorter drawtube, and cut short the tube along with lathing flange.

The clamp part of the band, blue arrow in the photo, had to be sawed off to evade the trunnion clamp knob, yellow arrow in the photo, at zenith; and the fork at the lowest rest position.

 13cmクラスの3枚玉アポとしては、現状では選択の余地がないほどのリーズナブル価格の鏡筒ですが、 BINOの素材としての使い勝手は、かなり厄介な部類に属します。^^; まずは、バックフォーカスが短く、鏡筒の切断ネジ切り は避けられないのですが、純正のドローチューブが極端に細長く、ケラレが予想されたため、よりドローチューブが 短いCAPRI102ED用のフォーカサーと交換しました。それに伴い、鏡筒フランジも旋盤加工で大手術を施す必要がありました。( 鏡筒の短縮量は上記の合計で約50mmくらいだと思います。)
 また、鏡筒内の最終絞りの径が極端に小さく、(BINOで使用した際に)無意味に口径を絞ることが予想されたので、それも撤去しました。 (もともとの設計は、周辺光量を配慮したrich-field指向の設計ではなく、月、惑星用に特化した設計のように見ました。)

 さらに、鏡筒バンドのクランプ部の突出が大きく、天頂時にHF経緯台のクランプノブに、鏡筒を最下で寝かせた 時にフォークに干渉することが分かったため、前のバンドのみ、その部分を切除しました。(もちろん、根元にM5の ネジを切ってボルトで止めます。)

 3枚玉でセルも丁寧な作り、さらにフードもスライド機構なので、トップヘビーは150LDを彷彿とさせるほど半端ではなく、 ここもBINO作りに頭を痛めるところですが、EMSをセットして最終バランスを睨みながら最終的に調整しないといけません。





EMS-LS IPD-Crayford sets for Italy:
EMS-LS セット2組、イタリア向け(2008,8月17日)




2-Pairs of the EMS-LS sets to be sent to Italy. The left picure is the state of the IPD Crayford shortened to the minimum, the right extended to the maximum.

 EMS-LS セット2組、イタリア向けです。左の写真がIPDクレイフォードを最短に短縮した状態、右が最長の状態です。写真は左右とも長い方の IPDクレイフォードを使用しています。





IPD Crayford made by MATSUMOTO:
目幅調整用クレイフォード2組分 (2008,8月12日)




I make the IPG Crayford in two kinds of strokes and profiles . These are the ones of the longer strokes and profiles. 15cmF5-BINO uses the shorter profiled one(33 to 43mm), and 150LD-BINO uses the longer one (50 to 62mm).

2種製作している目幅クレイフォードの内の、長い方のタイプです。





Crayford focuser made by MATSUMOTO:
クレイフォードフォーカサー(マツモト製) (2008,8月9日)




3-inch class size of the Crayford focusers of my own making. This one has the tapered 99mm diameter insertion end that can be rotated at the assembly. While, for the 15cmF5-BINO, the end is made straight of 97mm diameter insertion. The thumb screw is for locking the drawtube, not for the adjustment of the driving friction. If you would like to make the friction heavier, you should screw the set-screw(headless screw) adjacently located to the thumb screw.

 当方で製作している大型クレイフォードは、シンプルな構造ですが、4個の高級ベアリングの使用により、従来のラックピニオン式 のフォーカサーであり勝ちだった、軸振れや回転ガタから完全に開放されており、操作感は非常に滑らかです。鏡筒フランジへの接続は、 15cmF5-BINO(Sinta鏡筒)用のようなストレートエンド(挿入径=約97㎜)で3方ネジ止めタイプの他、今回の写真のように テーパー差込形状も用意しています。 150LD-BINO用等には今回のタイプを使用していますが、これは外からの3方のセットビス で固定する構造で、(軸に対する回転方向の)アングルの調整(設定)が自由であるという利点があります。

 一般的に、テーパー接続には、挿入物がオスである場合(この例;私はオス接続と言う)と、逆に望遠鏡側がオスのテーパーで、接続物が それに被る方法(私はメス接続と言う)があります。 因みにEMSの望遠鏡への接続はオス接続、EMSのフィルターリングへのスリーブの接続はメス接続となります。 この辺をよく理解していると、応用は意外に広がるもので、大抵の接続トラブル(合焦等の)は回避できるものです。





127EDT-BINO near completion:
127EDT-BINO完成間近 (2008,8月8日)




Only the handle is left to be attached to the mount.

15cmF5-BINO用のHF経緯台幅に127EDT用のスライドマウントが過不足なく収まっています。





The slide mount for 127EDT-BINO in the making:
127EDT-BINO用のスライド台座がほぼ完成しています。 (2008,8月7日)




As I had mentioned before, the new slide mount is good up to this 127mm class or lagrer binoscopes.

The OTA,"127EDT" originally made in China seems to be available in the market of all over the world by various names by many dealers. One amateur in Hungary is paying attention to the process of this binoscope with a hope of having one of his own.

 ほぼ完成した、127EDT-BINO用のスライド台座です。依頼者の方のリクエストが多岐に渡るのは、「独自性を出したい!」 という要求からで、マニアとしては当然のことで、これに応えられないようでは私の存在意義もなくなるわけです。 ただし、 製作効率を考えると、可能な限り 標準化を図りたいわけで、この鏡筒のサイズ的な規模は15cmF5-BINOの鏡筒に匹敵(フード径が1cmほど小さい程度) するので、15cmF5-BINOを従来のように平行移動式にした時の鏡筒配置と同じにして統一することにしました。 HF経緯台も標準幅では収まらないので、これも15cmF5-BINOと共通の幅広改造を施しました。





20 pcs of outer tubes of the 3-inch Crayford focusers before anodizing:
クレイフォード外筒20個分、アルマイト工程へ (2008,8月3日)




As many as 20pcs making at a time is quite a task.

 今までは10個単位で製作していた同パーツですが、今回は20個製作しました。 数量で2倍ですが、感覚的には3倍になったような感じで、結構骨が折れました。(自動翻訳される 外国の方、「Matsumotoが骨折した」と誤解するでしょうね。^^;日本の方を含め、語学は横着しないで、地道に 勉強を積み上げることをお勧めします^^;。)

 アマチュア時代は、一つ欲しければ一つ作れば良かったのですが、小規模でもプロになれば、そうは行きません。 (作業効率を考えないと経営が成り立たないから)月に数台のペースでもパーツは数十確保しておくべきですし、数十台作るのなら数百、ネジ等で百単位の消費になる場合は、 万単位で確保することになります。私もアマチュア時代には、製品コストをその単体でしか見られませんでしたが、 物作りを始めたことで、その背景の大変さが理解できるようになりました。





20 pcs of outer tubes of the 3-inch Crayford focusers in the making:
クレイフォード外筒20個分、製作中 (2008,7月27日)




Having the longer back-focus requires the larger main focuser. It is easily understood by the simple diagram of "back-focus". My 3-inch focuser will meet this requirement and brings in additional back-focus by its low-profiled configuration.

 当方で製作しています3インチクレイフォード・フォーカサーは、より太い光束の確保と、low-profile構造によって、 バックフォーカスの追加確保に貢献します。オリジナル鏡筒のフォーカサーをこれと交換することで、口径食の回避と バックフォーカスの確保を鏡筒の切断を回避しながら、同時に実現できるわけです。(口径、F値等で使用条件が決まります。)





Another 15cmF5-BINO completed:
15cmF5-BINO完成(2008,7月24日)




In the successive production of the same model, I always find something new. I have improved the way of the axis adjustment of the IPD Crayford. Namely, I am improving my skill every day.

同じモデルを繰り返し製作していますが、ほぼ毎回、新しい発見があります。





Another 15cmF5-BINO almost finished:
15cmF5-BINO完成間近(2008,7月19日)




Another 15cmF5-BINO is almost finished. As soon as the IPD Crayford being anodized, this binoscope will be completed.





Another frame of 15cmF5-BINO:
15cmF5-BINOのフレーム(2008,7月18日)




15cm class BINO making is going on line.

静岡県のT様分のフレームです。 お待たせましたが、あと1週間ほどで完成します。





20 pieces of outer tubes for the IPD Crayford before anodizing:
目幅調整用のクレイフォード外筒20個(アルマイト処理前)(2008,7月16日)




It is the first time that I made as many as 20 pcs of this kind of parts at a time. These are the outer tubes of the IPD Crayford. The inner tubes are already in the stock.

この手のパーツを同時に20個作ったのは初めてです。(今までは一度に10個) 一部フラットの内筒はすでに一定数を 確保(外注)してあります。





Ball pointed Allen wrench:
先ボールタイプの六角レンチ(2008,7月14日)




I sent the customized parts set for the Megrez80-BINO to the Netherland today.
I will not enclose the Allen wrenches or other fundamental tools in the package because I think the future users of the EMS-BINO already have ones.
A little bit expensive, but the ball pointed type of the Allen wrench is recommended. As this type of the Allen wrench allows us of more flexibility in the setting angle, it gives us easier operation and satisfaction that surpass the cost difference.
Especially to set the OTAs on the slide unit, the use of the ball pointed Allen wrench(mostly 6mm or 1/4inch bolt; the wrench size of 5mm) is must, because the wrench should evade the drive shaft for the IPD adjustment.

BINO等の梱包には六角レンチ等の基礎工具は添付しません。EMS-BINOに到達されるようなマニアであれば、すでに  そうした基礎工具はお持ちだという前提からそうしております。
 六角レンチは、価格は割高になりますが、写真のようなボール先タイプがお勧めです。斜めでの操作が出来て、何かと便利で 扱いやすいものです。
  特に、この度の新型のスライドユニットに鏡筒をセットする時は、都合上平行調整のドライブシャフト の下にネジ穴が来るため、斜め使いが出来る、このボール先タイプのレンチの使用が必須です。WO社の鏡筒では1/4インチネジ (カメラネジ)ですが、6㎜ネジ用と共通サイズです。(六角棒の対面幅=5㎜)





The Slide Mount of Megrez80-BINO completed:
Megrez80-BINO用の台座完成(2008,7月10日)




This slide mount and a set of EMS-L will set out for the Netherlands in a few days.

これとEMS-L(双眼用)セットを付けて数日中にお送りできそうです。





The Slide Mount of Megrez80-BINO in the making:
Megrez80-BINO用の台座、ほぼ完成(2008,7月9日)




The client sent the tubes with flanges to me, and I cut short the tubes and set them on the sliding mount.

Megrez80-BINO用スライドマウントがほぼ完成しました。これよりハンドルの設置に取り掛かります。





Megrez' tubes cut short:
切断短縮したMegrez鏡筒(2008,7月8日)




Megrez80 tubes cut short by 40mm and cut screw on the end.

Megrez80鏡筒を40㎜切断短縮しました。写真右下の治具が功を奏しました。





The newest version of the ZenithStar 80ED-BINO completed:
最新型ZenithStar 80ED-BINO完成(2008,7月7日)




ZenithStar 80ED-BINOの最新型が完成しました。

設計に誤算はほとんどなく、バランスもフルストロークで極めて良好です。 一点、天頂時にHF経緯台標準の耳軸クランプノブが耳軸プレートと干渉することが 分かったので、小さいノブ(15cmF5用に製作したのと同じ)と交換しました。

 また、フォーク角度を65度に立てる(改造する)と、鏡筒のマイクロフォーカサーノブ(黒いノブ)が天頂時 にフォークと干渉するので、天体観望時はフォーク角度を標準の45度で固定して使用した方が良いでしょう。

このBINOも一両日中には発送しますので、興味がある方は急いでご見学ください。(近県の方はぜひどうぞ) 今後は、13cmクラスまではこれが新標準規格となるモデルですので、ご参考になると思います。

大変お待たせしてしまいましたが、これより、オランダ在住のK様のMegrez80-BINO(用の主要 パーツ加工)に着手いたします。





The newest version of the ZenithStar 80ED-BINO near completion:
最新型ZenithStar 80ED-BINO完成間近(2008,7月5日)








Slide unit for IPD adjustment:
目幅調整用スライドユニット(2008,7月4日)




Multi-purpose slide unit for IPD adjustment.

スライドユニットは、基本構造の規格を統一することで、生産性の向上と 汎用性の向上につなげました。

ブラケット方式の鏡筒にも、バンド方式の鏡筒にも対応します。(ブラケット固定用の 穴加工はこれからです。)





Before and After of the flange customizing:
ZenithStar80ED鏡筒のフランジ加工(2008,7月3日)




The trick in the above left photo gives 10mm of the additional back-focus of the ZenithStar80ED OTA.("FLANGE"is the coupler of the OTA tube and the focuser.)

ZenithStar80ED鏡筒のフランジを加工することで、10mm分のバックフォーカスを追加確保します。





Main parts of the sliding units completed:
4台分のスライドユニットのメインパーツ(2008,7月1日)




Four sets of the main parts of the sliding unit completed. There are two ways to adjust the binoscope to the various IPD(inter pupillary distance). This sliding unit is the most recommendable way of adjusting the IPD for the binoscope of up to 13cm or more in the aperture. It will soon be released as one of the parts of the EMS-BINO.

諸事情から納期が大幅に延びて大変ご迷惑をおかけしておりましたが、外注パーツや治工具が充実し、 そろそろ正常に戻せそうです。

(完成のご連絡に対し、3日以上ご返事がない場合は、次の方に先に納品させていただく場合がございますので、 よろしくお願いいたします。)





15cmF5-BINOs in the making:
15cmBINO製作加速中(2008,6月26日)




Three of the 15cm BINOs are near to be completed.

 大変遅くなりましたが、三重県のS様、千葉県のT様、宮城県のS様の3台の 15cmF5-BINOが完成間近になりました。 15cm-BINOの外注部品が全て整いましたので、 今後は15cmBINOは速やかに製作できる予定です。(EMSケース100個(6/17)の塗装も完了しています。)





100 EMS cases waiting for being painted:
EMSケース約100個塗装工程へ・・(2008,6月17日)




It took unexpectedly long time to finish the 100 EMS cases because of the accident of many taps to be broken on the multi axes attachment on a drilling machine. I will improve the working environment at the next lot.

 今回、3度目のロットで十分に手なずけたつもりの多軸アタッチメントでしたが、順調に80数個の端面のM2タップ切りを 仕上げ、気が緩んだところで機械が牙を剥きました。^^; 動揺したのか、立て続けに失敗し、手持ちの タップ8本を全損するという創業以来のアクシデントに見舞われ、さらに土日を挟むという不幸も重なり、 タップの補充を待ったために工程が大幅に遅れてしまいました。お待ちいただいている方々には、本当に 申し訳ございません。(M2のタップ切りは合計で約1,000箇所ありました)
 長くても1週間で仕上げたかったのですが・・・。 この場所で 言い訳はしたくないのですが、私がブラックボックスにいて状況が見えないよりも正直に事情を お話した方が良いかと思って書いています。^^; 比較的早い時期になりそうな次期ロットの 加工のために、今から作業環境の改善策を考えています。





Main focusers for three 15cm-binoscopes:
15cmF5-BINO3台分のメインフォーカサー(2008,6月8日)




The main Crayford focusers for three 15cmF5-BINO. The low-profile and large focuser offer the extra back focus and capacity of grabbing thicker light cone, at a time.

 15cmF5-BINO 3台分のクレイフォード・フォーカサーが完成しました。当然ながら、双眼なので、6個 要るわけです。^^;





Outer tubes of the IPD Crayford:
15cmF5-BINO用の目幅クレイフォード外筒(2008,6月7日)




Three pairs of the outer Crayford tubes for the 15cmF5-BINO.

 短い方の目幅クレイフォード外筒、BINO3台分です。ベアリングの間隔がわずか15mmで 軸を出すのに苦労していましたが、ここに至ってベアリングの取り付け用のネジ穴を 正確に開ける秘訣を習得しました。
 フラット面付きの内筒は、すでに一定数を外注して確保してあります。





Ethos13mm on the EMS:
イーソス13㎜(2008,6月6日)




The Ethos13mm on the EMS!! The result is breathtaking. The image is razor sharp to the very edge of the 100 degree circle. If I find the only drawback, it is the short eye-relief. The nominal eye-relief is 15mm, but it seems to be measured from the concave top of the eye lens. The important measure for the eye-glass wearer is the distance form the ocular edge, sometimes it is a folded rubber cap, to the Ramsden circle. I roughly measured it only 11mm. So, I could not see the field circle with my eye-glass on.

The right picture is a jig for another OTA to be cut.

イーソス13㎜、噂にたがわず、凄まじい光学性能でした。重箱の隅をつつけばいろいろとありますが、 まずは10万円を切る価格で100度の見かけ視界を、しかも周辺までほぼ点像で実現したことを評価すべきでしょう。

 BINOに使用、ということで、一番心配したのは鏡胴の最大径。装飾用のローレットラバーベルト付きで測定すると63㎜、ラバー を外せば62㎜でした。私は目幅62㎜ですが、ラバー付きのまま使用して何ら問題はありませんでした。  次にバレルの挿入長です。31.7兼用の段付きなので警戒しましたが、挿入部の総長は短めで、先端がEMSの防塵フィルターに 当たる心配はありませんでした。重量も超広角にしてはさほど重くなく、EWV32で対物フードをほぼ収納した状態でバランス調整した 写真のBINOに使用し、フードを最大限に延ばすと完璧なバランスになりました。
 次にピントですが、予想に反し、標準ピントのEWV32㎜よりも9㎜くらい余裕がありました。つまり、 バックフォーカスが前者よりも9㎜くらい余るという意味です。NG4-22㎜が確か9㎜くらいフォーカスを消費したと 思うので、この2種類を使用する場合には、両者で18㎜のピント移動が必要になります。

 公称のアイレリーフが15㎜ということですが、これは凹面になっているアイレンズの中心(底)から射出 瞳までの距離のようです。 眼鏡装用者にとっては、アイピースの眼側のトップ(たいていは折り返した 見口ラバー等)から射出瞳までの距離が問題になるわけで、これをざっと測ってみると11㎜でした。 当然ながら、眼鏡装用のままでは100度の視野縁は見えません。裸眼使用が前提のアイピースのようです。

 右の写真は、オランダ在住の方のMegrez80鏡筒を短縮加工するための治具です。イーソスもこのBINO に使用するものです。

 




EMS cases for 15cmF5-BINOs:
15cmF5-BINO用のEMS(2008,6月5日)




Two sets of the EMS for 15cmF5-BINO are in the making.

 写真は、去年の11月6日ご注文の三重県のS様と、同11月16日にご注文いただいている千葉県のT様分のEMSです。 また、今年の1月28日にご注文いただいている宮城県のS様が6月23日に当方にお引き取りに見えます ので、合計3台の15cmF5-BINOをそれまでに仕上げないといけません。

 それらの間隙で仕上げないといけない、オランダ在住の方のEMS&台座セット(及び鏡筒短縮加工)や代理店さんのZenithStar80ED-BINOもあり、 これが最後の厳しい”波”だと思っています。この波さえ乗り越えれば、納期が 正常な状態に戻る予定です。お待たせしている皆様には、本当に申し訳ございません。





EMS cases being finished:
EMSケースの仕込み(2008,6月4日)




Painted EMS cases are running short, and I am finishing another 100 pcs.

 BINO製作のための新規の治具や外注パーツがほぼ整ったこの時期に、塗装済みEMSケースの在庫が底を突くとは、 何たる運命かと思いますが、手をこまねいてはおれません。今年の正月休みに3日で仕上げた実績もありますが、今回は 営業しながらなので、それのみに集中できないのが悩みです。





EMS-LS specialized for 20cm:
20cm用EMS-LSセット(2008,6月2日)




The EMS-LS set specialized for the OTA span of 260mm. The aperture of the objective lens is 203mm(F6). This is an order from a guy, seemingly a garage maker in Macau. I saw the image of the sophisticated original made binocular body waiting the EMS set to be attached to.

マカオの方からの、20cmBINO用のEMSセットの注文です。国内でお待ちの15cmBINOの準備も怠っているわけ ではありませんので、ご理解のほど、よろしくお願いします。

 




CAPRI102ED-BINO:
(2008,5月27日)




CAPRI102ED-BINO on the new craddle. This new sliding design is proved to be good to every scale from 80mm(aperture) to 130mm or even more. KASAI's 127EDT OTAs are also waiting to be made into a binoscope by the same plan.

Improved points of the new mount:
1.silky smooth sliding device by eight bearings
2.perfect balance in the vertical direction
3.back lash free brass trunnions

 中小口径(8cm~13cm)用のBINOの新しい基本型が決まりました。この方式が非常に優れていることが 判明し、適用できるBINOのスケールに上限はないことも分かったのですが、当方の製作上の都合(作業 スペース等)もあり、当分の間は、13cmまではこの鏡筒平行移動方式で、15cm以上は鏡筒固定方式を採用していく予定です。
 中小口径用の設計が確定したことにより、製作用の治具もほぼ整いつつあり、長くお待たせして来た 比較的小型のBINOの製作にもこれから弾みが付く予定です。





In full swing:
(フル回転)(2008,5月23日)




The new slide unit nailed down as a new model. I had delivered the FS102-BINO to a customer from Nagoya on 17th, and sccessively on 18th, handed the perfect EMS set to the Musician from Italy at Nishinomiya in Hyogo prefecture. I have been sending so hectic days. Please be patient for a while as I am doing my best with all my might.

 作業が止まっているのではなく、HPの更新ができないほどフル回転しているのですが、状況をお伝え する唯一の手段ですので、このコーナーの更新を長くさぼるわけには行きません。^^;
 17日には名古屋の方にFS102-BINOを当方でお引渡しし、18日にはイタリアの方と西宮市で合流(一泊)してEMSセット を手渡しました。 また、明後日(25日)には三重県の方が見学に見えるので、ネタをこしらえておかないといけません。 ということで、即納を鉄則としていたEMSのみの注文の方さえお待たせしており、大変厳しい状況になっています。  写真は仕様が確定したスライドユニットですが、127EDT鏡筒の短縮加工も完了していますし、複数の 仕事を同時並行的に進めておりますので、なにとぞよろしくお願いいたします。

 




Mirror beds in the making:
(ミラー台座の仕込み)(2008,5月16日)




 この部品も油断をしていると直ぐに無くなってしまいます。 定期的な補充が欠かせません。 切断機を使用するので、危険でもあり、かつ単調で辛い作業です。





Another perfect set to Italy:
(もう一台の完全セット、イタリア向け)(2008,5月14日)




Another perfect EMS set for my Italian friend is completed. This time, I made large flanges requested by him.

 今月は、振り返るとぞっとするほどの綱渡りのタイムスケデュールで仕事をこなして来ましたが、幸い、 予定のノルマをクリヤー出来ています。写真は、イタリアの方向けの新たな完全セット。

 今回は事情があって15cm鏡筒用のフランジも製作しました。アルミの無垢材からの削り出しですので、大量の切り屑が発生 したことはご説明するまでもありません。

 フランジの製作に当たり、左右の鏡筒の内径の誤差が無いことを確認いただいた上で、元のフランジの片方を サンプルとしてイタリアから送っていただきました。 ところが、取り付けネジ穴の位置が均等でなかったため、鏡筒側の3方穴の位置をそれぞれ測定していただき、それを忠実に 再現しました。





Outer tubes of the IPD Crayford waiting for anodizing:
(目幅クレイフォード外筒)(2008,5月13日)




10 outer tubes of the IPD Crayford, the longer version, are ready to anodizing. Even when the current order is successfully being completed, I cannot take a rest because I have to keep the parts stock for the constant orders.

 17日のFS102-BINOの引渡しと18日のイタリアの方へのEMSセットの引渡しについては確実に整いましたが、 並行してこなすべき仕事が山積しており、気を抜く暇はありません。 写真は、目幅用クレイフォード外筒の 長い方、つまり150LDクラス、すなわち鏡筒(中心)間隔=200ミリ超クラスのBINO用の目幅調整クレイフォードの パーツです。注文が多いのは嬉しいことではありますが、多忙の極みです。





FS102-BINO completed:
(FS102-BINO(新仕様)完成)(2008,5月12日)




This is the first FS102-BINO mounted on the new sliding mount. The new IPD adjusting device will thrill the user with the feather touch reactions to the hands. I can definitely say that this sliding mount is the best of all that I have ever made. "Questo e il migliore."

新仕様台座のFS102-BINOが完成しました。鏡筒上下方向のバランスを吟味しましたので、この状態(EWV32mm装着) で、耳軸のクランプフリーで、フルストローク完全バランスを達成しています。目幅調整機構は、 今まで製作して来た中でも最高の滑らかさと操作性で、もちろん最高の剛性も兼ね備えています。





Super-Navigator attached to the FS102-BINO:
(Sナビが進化しました)(2008,5月7日)




The "Super Navigator" has evolved with doubled resolution encorder and easier mounting bracket.

HF経緯台用のスーパーナビゲーター(国際光器)が進化しています。エンコーダの分解力が4016ステップと、 以前の2倍近くにまで増し、高度軸用の取付金具が、初期取り付けについても、取り付け後の着脱に関しても、 以前の物よりも格段に便利(ほぼ工具レス)になりました。

スーパーナビゲーター好評取り扱い中:当方でHF経緯台と一緒にお求めいただきすと、経緯台のフォーク角度(45度→65度)改造と共に、 方位軸のエンコーダも取り付けた形で納品させていただきます。)

お知らせ: 5月10~11日及び5月18~19日は臨時休業させていただきますので、その間に いただくメールのご返信は休み明けとなります。





TAKAHASHI's FS-102 OTAs loaded on the new mount:
(鏡筒を載せました)(2008,5月6日)




OTAs loaded. Look at the low-profile 65mm sleeves attached to the drawtubes. They will be not only for accepting the 65mm barrel of EMS-LS, but also secure the enough back focus for the system.

 フラッシュを使用するとグレアや影が出てまずいし、ノンフラッシュで撮影するには照明不足で、綺麗に 撮影できませんが、時間がないので仕方ありません。

 接眼部は65φスリーブ仕様に改造しています。これにより、EMS-LSの65φバレルに対応すると 共に、必要なバックフォーカスが確保できたはずです。

 あと、ハンドルとEMSを装着したら完成です。これで、17日の引渡しには十分間に合います。





FS102-BINO near completion:
(新型FS102-BINO完成間近)(2008,5月5日)




New standard sliding mount is successfully completed.

 新型のFS102-BINOの台座というより、口径13cmクラス以下の平行移動台座の定番が確定したというべきかも 分かりません。各所の干渉等の誤算はなく、新型台座の設計に問題がなかったことを確認しました。 耳軸ブラケットを支柱式にしたことで、この部分の剛性を心配しましたが、これも問題ありませんでした。

 写真では新型の意義があまり読み取れないかも分かりませんが、納期の短縮のための工夫を各所にこらして いますし、目幅の微動送り機構が実現したことが最大の進化と言えます。





Succeeded in developing the new sliding unit:
(新型スライドユニット、試作成功!)(2008,5月3日)




The new sliding unit I believe to be of an ultimate fundamental structure is successfully completed. From the left photo, side view, backside, and perspective.

 新型スライドユニット(汎用型の目幅調整用鏡筒平行微動装置)が、設計で意図した通りの結果が得られました。

 ドライブシャフトの長さは、鏡筒の長さに応じて適宜調整します。ツマミを両サイドに 付けたのは、鏡筒天頂時に手前のツマミがフォーク式経緯台のベースに接近(あるいは反対側に逃げて)して操作しにくい際に反対側のツマミが 使用できるようにしたものです。反対側のツマミは、指導者が対物側からアシストする時にも便利です。 (望遠鏡の規模により、必要性を検討してツマミを片方だけにすることもあり得ます。)

 ツマミにゴムカバーを付けたのは、初めての目幅フリクションドライブ方式を採用した 大阪の赤澤さんのモデルでの経験からです。ツマミの設置スペースの制約から、大きなノブは操作性、美観ともに 不適切であり、かつ小径のツマミで手が滑ることなく楽に必要な回転トルクが出ないといけません。その時には、あり合わせのシリコンカバー(筆記用具用)が が功を奏したわけですが、以来、継続して補充が利き、かつ施工が楽な材料を探して来たわけです。例のごとくwebを さ迷った挙句に、断念しかけていたところで、このほど、材料屋さんが最適な物を探してくれました。感触、操作性共抜群です。

 真ん中の写真は裏側から見たところ。craddleのベースプレートに取り付ける穴加工はこれからです。





Another 15cmF5-BINO completed:
(15cmF5-BINO完成)(2008,5月2日)




Another 15cmF5-BINO is completed.

兵庫県のM様の15cmF5-BINOが完成しました。何とか明日のご来店に間に合いました。





New slide mount in the making-2:
(新型スライドユニット-2)(2008,4月29日-2)




I am showing the position of the slide unit on the base plate of the craddle.

 BINOの台座のベースプレートに対するスライドユニットの配置をお示ししました。写真のベースプレートは 標準幅のHF経緯台用ですので、これでスケールも明瞭になったと思います。左鏡筒を平行移動させるという 点では、基本的な考え方は変わっていません。ただ、耳軸ブラケットについては、耳軸高の調整が困難だった以前のソリッド なブラケット方式から、調整が簡単な支柱方式に変更します。最初に計画していた、耳軸をアリガタ(またはアリミゾ)にして 前後バランスを調整する方式は、HF経緯台の幅の制約から割愛しました。むしろ鏡筒バンド方式であれば 前後バランスは追い込めるので、耳軸の高さ調整の方が重要だと判断しました。

 スライドユニット部分は完全に独立構造(モデュール化の意味)にしたため、あらゆるサイズのBINOに対応可能(upgrade)になっています。

 この製作中の台座は、FS102-BINO用になります。中小口径のBINOも、多くの方をお待たせしていて、大変申し訳ございません。 この台座に成功しましたら、製作が加速する予定ですので、よろしくお願いいたします。 NERIUS127EDT-BINOもすでに ご依頼がありますが、それもこの方式を採用する予定です。





 New slide mount in the making:
(新型スライドユニット)(2008,4月29日)




This device will be the new standard of IPD adjustment system except for the largest binoscopes of 15cm or larger. This will be the ultimate answer to the IPD adjustment system being free from thinking of the focal compensation.

 長らく採用して来ましたリニアベアリング(リニアブッシュ)利用のフリーストップ形式の目幅調整は 発展的に中止し、今後は15cm以上の最大級のBINOを除き、全てこのリニアガイド方式に変更します。 このリニアガイドの優れた点は、精度剛性が高いことに加えて、レールと台車が簡単に分解でき、施工が 極めて楽であることです。これと、クレイフォード方式類似の圧着フリクションの送り装置を合体させることで、 極めて滑らかで剛性の高い目幅調整が実現します。

さらに、パーツを徹底してモデュール化し、生産性を上げると共に、自作マニアの便にも供する狙いがあります。

(5月17日までに仕上げないといけないBINO及びEMSセットが3件あり、さらにその間に私用で 2日間北九州に行かないといけません。まさに一刻を争って作業を進めておりますのでご協力をよろしくお願いいたします。 ご連絡が届かない場合は、やむを得ず、納品順を変えますので、よろしくお願いいたします。5月18日には 海外から来日される方にEMSセットを手渡すことになっており、緊急の場合はこの方を優先させていただきます。)




15cmF5-BINO near completion:
(15cmF5-BINO 完成間近-2)(2008,4月28日)




 M様、ご返送いただいた鏡筒に対物キャップが付いていませんでした。 仕上げの工程でキャップは必須ですので、大至急お送りくださいますよう、お願いします。





New frame of the 15cmF5-BINO with brass trunnions:
(15cmF5-BINO 完成間近)(2008,4月27日)




Anothrer 15cmF5-BINO will soon be completed. The trunnion is changed from nylon bush type to solid brass one.

 耳軸が今後は真鍮製になります。 この兵庫県のM様分のお引渡し(当店にて)を5月初頭に済ませた後、 FS102鏡筒お持込のBINOを5月17日に(当店にて)お引渡しした後は、BINO製作に加速が 付く予定ですので、なにとぞよろしくお願いいたします。





Delivery Schedule:
(今後の仕上がり予定)(2008,4月24日)


 BINOの納期遅延につきまして、本当にお詫びの言葉もございません。 即納体勢の準備のために、大変ご迷惑をおかけしておりますが、なにとぞ ご理解くださいますよう、お願いいたします。

 以下に今後の仕上がり予定を更新いたしました。前回の掲載で東京都の S様分の記載が抜けており、大変失礼いたしました。

 本日、大型BINO用の外注パーツ類の約90%が入荷しました。これよりBINO製作に加速が 付く予定ですので、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

ご注文日       イニシアル等     内容            仕上がり予定

2007年 9月26日    兵庫県 M 様   15㎝F5-BINO            5月初頭
     11月 6日    三重県 S 様   15㎝F5-BINO            5月中旬
     11月16日    千葉県 T 様   15㎝F5-BINO             5月下旬
2008年 1月28日    宮城県 S 様   15㎝F5-BINO           5月下旬
      3月3日   東京都 S 様    12㎝F5-BINO           6月中旬
     4月2日    静岡県 T 様   15㎝F5-BINO            6月下旬

 鏡筒お持込分、EMSのみ、代理店さま分等は上記の間隙で処理させていただきます。





Low profile 65mm sleeves for Takahashi's FS-102 OTA:
(FS102用の65φスリーブ)(2008,4月18日)




 FS-102用の65φバレル用のアダプターが在庫切れになったため、新たに10個作りました。 手動旋盤でのネジ切りがありますので、時間がかかりました。 この持込鏡筒(FS102)を含め、のっぴきならないBINOが3台くらいこの時期に 集中してしまいました。全ての方の約束を守るのが厳しい状況ですが、5月の初頭の連休に受け取りに見える方の15cmF5-BINOは何としても 完成させないといけません。





Outer tubes of Crayford focusers for IPD adjustment :
(15cmF5-BINO用目幅クレイフォードの外筒)(2008,4月17日)




10 pieces of outer tubes of the Crayfor focuser for IPD adjustment are finished, waiting for being anodized in black. Inner tubes and numerous other parts were subcontracted to a machining company to curtail the delivery time. Delegating good proportion of my tasks to a machining company means that I will have more time to concentrate on more creative works.

 クレイフォード内筒については、一定数をまとめて外注いたしましたが、外筒については今のところは自前 加工をしています。写真は15cmF5-BINO5台分です。

14~15日にかけて、当方の屋上のホタロン15cm-BINO(赤道儀仕様)を搬出しました。手放すに至った主な理由は 日記(雑記帳)記載の通りですが、多くの納期が守れなかった自分自身に対するペナルティの意味もございます。 BINO製作については最大限の努力をしておりますので、なにとぞご理解くださいますよう、お願いいたします。





Give me your shipping address as soon as possible, David. :
(EMSセット;スペイン)(2008,4月15日)


Dear David,
I have been sending e-mails to you again and again informing that your EMS set is completed, but every e-mail returned undelivered. Please let me know of your shipping address ASAP(As Soon As Possible).





Delivery Schedule:
(今後の仕上がり予定)(2008,4月10日)


 BINOの納期遅延につきまして、本当にお詫びの言葉もございません。 即納体勢の準備のために、大変ご迷惑をおかけしておりますが、なにとぞ ご理解くださいますよう、お願いいたします。

 以下に今後の仕上がり予定を掲載させていただきますが、これも事情により多少ずれる場合もございますので、 よろしくお願いいたします。

ご注文日       イニシアル等     内容            仕上がり予定

2007年 9月26日    兵庫県 M 様   15㎝F5-BINO            5月初頭
     11月 6日    三重県 S 様   15㎝F5-BINO            5月上旬
     11月16日    千葉県 T 様   15㎝F5-BINO             5月中旬
2008年 1月28日    宮城県 S 様   15㎝F5-BINO           5月中旬
      2月12日   山梨県 Y 様   150LD-BINO             5月中旬
     4月2日    静岡県 T 様   15㎝F5-BINO            6月下旬

 鏡筒お持込分、EMSのみ、代理店さま分等は上記の間隙で処理させていただきます。





EMS set ordered from Spain is almost finished :
(EMSセット;スペイン)(2008,4月7日)




Dear David, Your EMS set will be completed in a week or so.
Please be patient for a while.
I will send the photo of it in advance of sending.

I sent to you the above message yesterday, but returend undeliverd. There seems to be no prolem in my mailing system. Please check your system and let me know of your shipping address as soon as possible.

I could not deliver the return mail to another foreign guy who wishes the EMS system for his 20cm refratitive binoscope plan. There were a lot of bafflegabs in your mail, too; Mr.Luciano.

(この件とは直接関係ありませんが、ご注文後のメールアドレスの変更等は極力なさらないようにお願いします。 頻繁にメールアドレスを変える方がおられますが、spamの撃退には当座しのぎであって無意味だと思います。)





Knobs of the Crayford for IPD adjustment :
(目幅用クレイフォードのノブ)(2008,4月6日)




Perfectly home made knobs of which method of making I had developed by myself. I had thought up the simple way to make concave spherical end face. When I succeeded in the processing, I felt like pouring SAKE(rice wine) in the end face to congratulate myself.

 たかがノブ、されどノブ、この加工にも当方の歴史があります。 このパーツもいずれは外注しないといけないとは思いますが、今のところはまだ自前加工です。

「外注すれば納期短縮とコストダウン・・・」と善意のアドバイスもいただきますが、それは実情を知らない 方の単純な発想です。一般に外注の損益分岐は300個くらいのロットになります。その個数(寸法で大きく異なりますが)の根拠は 引き抜き材料の単位長が7mくらいであることが主な理由です。(もちろん、自動機械の運用効率のこともあります。) ですから、何でもやみくもに外注すれば有利ということはないのです。パーツの種類の総数は意外に膨大なものですから、 それらの全てを外注することは、たとえパーツ単価は下がっても、大きな在庫負担となるのです。

 結果として、消費数量が多く、構造が単純で自動機械の加工に適したパーツを外注することになるのです。 そして、 比較的消費量が少なく、面倒な加工はどうしても自前加工になるわけです。このノブは判断に迷う、微妙なパーツで、 多分次回の一連の外注の筆頭候補になりましょう。





Framework on enlarged HF fork mount :
(HF経緯台幅広改造完了)(2008,4月4日)








Brass Trunnions for the 150LD-BINO :
(150LD-BINO用の真鍮耳軸)(2008,4月3日)




The former aluminum trunnions with nylon bushing cramped by shaft holders on the fork mount offer excellent performance at lower magunification even in the unbalanced situations.
But, it has often been pointed out by users that undesirable "back lash" occurs with the nylon bush at the higher magnification viewing.
So, I replaced the former trunnions with the brass ones without nylon bush. It will promise comfortable operations at higer magnification viewing.
On the other hand it will be susceptible to the balance change though, the movable dew-shield of the 150LD OTA can be used to adjust the subtle balance.

 従来のナイロンブッシュ方式よりも、高倍率時のバックラッシュがはるかに小さくなる真鍮耳軸にしてみました。 バランスの変化に敏感になりますが、150LDはフードがスライドするので、これを微妙なバランス調整に利用すれば問題ないでしょう。





Framework of another 150LD-BINO in the making :
(150LD-BINO用のフレーム)(2008,4月2日)




150LD-BINO用のフレームがほぼ完成しました。 また月が代わり、創業以来の時間的なピンチに焦っております。フル回転で作業していますので、 なにとぞよろしくお願いいたします。





Perfect EMS Set for (Synta)15cmF5-BINO:
(15cmF5-BINO用の完全セット)(2008,3月29日)




This Perfect set(259,000YEN) was ordered by a skilled Amateur Telscope Maker in Italy. This set includes a pair of EMS-LS(65mm barrel) set with Crayford IPD adjusment and 3-inch low-profile focusers which will avoid vignetting and keep enough back-focus for the EMS. The main Cayford focuser will fit in the flange of Synta's 15cmF5 achromatic OTA with no need of cutting short the tube. This set requires no additonal processing on the OTA for making a focus with the EMS system, too.

 15cmF5-BINO用の完全セットです。鏡筒2本を平行に並べるだけでBINOが実現します。 以前より、当方では当初より自作支援の立場を貫いて来たつもりでおりますが、国内では自作される方が意外に少ないので、敢えて ご紹介しました。新型の鏡筒平行移動台座も近日中に別売を開始するつもりです。





"Curtailing Delivery Time" project starting!:
(納期短縮計画始動!)(2008,3月29日)


As many as five parts of the 15cm class Bino were outsourced, and coming one after another through May. It will drastically curtail the delivery period of the finished large Binoscopes in the end. Please understand the temporary delay for the preparations.

 15cmクラスのBINO完成品の納期短縮のため、5種類の頻用パーツについてロット外注しており、順次5月中旬までにかけて入荷中です。 その準備のために、一時工程が遅れぎみではありますが、最終的には大幅な納期短縮を実現するためですので、なにとぞ ご理解くださいますよう、お願いいたします。





Temporary Closure from 24 to 26:
(24~26日、臨時休業のお知らせ)(2008,3月23日)


I make it a rule to respond inquiries almost in real time, but I will be out on personal business from 24 to 25, and I cannot respond until 27th.

お問い合わせへの返信はリアルタイムを旨としておりますが、24~26日にかけて私用で臨時休業のため、この間の お問い合わせへのご返信は27日になりますので、よろしくお願いいたします。





 EMS set for 15cmF5-BINO in the making:
(15cmF5-BINO用のEMSセット)(2008,3月21日)




These are the parts of the EMS-LS set customized for the 15cmF5-BINO ordered by a customer from Italy. I do appreciate the devotion of foreign customers who made orders conquering language barriers, and I make it a rule to make allowance for it in delivery time.

I will successively make the EMS-L helicoid set for smaller Binosopce ordered by another foreign customer from Spain, too.

次の150LD-BINOの製作も並行して進めていますので、ご安心ください。





150LD-BINO completed:
(150LD-BINO 完成!)(2008,3月19日)




150LD-BINOが完成しました。今後はfocus-compensator等の(high-endの)optoionの受注はしばらく中止し、バックオーダーの 消化に専念したいと思います。





150LD-BINO near completion:
(150LD-BINO完成間近)(2008,3月15日)




Sorry to be late to complete the 150LD-BINO. I am now preparing for shortening the delivery period at a long view. I am in the dilemma of consuming time for the preparation. The goal will be "a few weeks" for one BINOSCOPE to deliver.

納期短縮のための準備と、個人的な用事が重なり、工程が遅れていますこと、お詫びします。





Enlargement in width of the HF fork mount:
(HF経緯台の幅広改造)(2008,3月8日)




 個人的な雑用に追われ、遅くなりましたが、150LD-BINO用のHF経緯台の幅広改造が完了しました。




A framework of the 150LD(Semi-Apochromatic)-BINO:
(150LD-BINOのフレーム)(2008,3月3日)




 月が代わって、大変焦っております。お待たせして本当に申し訳ございません。 製品の完成度を高めるという長期的な視野に立ちますと、設計変更は必要なことですが、あまりに頻繁な仕様変更は 納期を遅らせてしまいますので、バランスを考えてやらないといけない、と自分に言い聞かせています。^^;

 ただ、アイデアが出るとどうしても早く試したいと思うもので、その気持ちを抑えながら、しばらくはバックオーダーの 消化に集中したいと思っております。





15cmF5-BINO finished:
(15cmF5-BINO完成)(2008,2月28日)




This 15cmF5-binoscope represents the essence of the EMS-Binoscope. This is the ultimately simplified model no one thing is removable from it. You will understand by the photo that all the features required to establish the bino-system are included in the EMS set attached to this binscope.

明朝29日朝9時に岐阜県より依頼者の方がお見えになります。何とか間に合いました。





15cmF5-BINO almost finished:
(15cmF5-BINO完成間近)(2008,2月25日)




Almost finished Achromatic F5-Binoscope. This rich-field binoscope will blow the stereotype of experienced sky-watchers. Namely, it offers splendid performance in deep-sky viewing contrary to their negative expectation judging by the extreme focal ratio of F5 with Achromatic lenses.

 完成間近になりました。 デジカメのバッテリーが切れそうで、ポーズを取る余裕がありませんでした。(EMSを装着しないと、 当然ながらトップヘビーです。(アンバランス状態で格好を付けるには助手が要るのです。^^;))





Crayford focusers for the 15cmF5-BINO:
(15cmF5-BINO用のクレイフォード完成)(2008,2月24日)




These are 3-inch low-profile Crayford Focusers custom made for my 15cm-BINO series. Replacing the original focusers with my new ones will give enough back-focus to realize a Binoscope with the EMS, and prevent the aperture vignetting expected to be caused by the original thin drawtubes.

 和文コーナーではすでに何度もご説明して来ましたので、大型の別作のクレイフォードを交換使用する理由は繰り返しませんが、 使用法を簡単にご説明します。(以前にも説明しましたが)

 黄色い矢印のセットビス(芋ネジのこと)がフリクション調整ネジです。 このネジが樹脂パーツを介してドライブシャフトを 内筒のフラット加工部に押し付けるわけです。(ガタが皆無になる構造的な理由です) 重いアイピースを装着して天頂を向けた際にスリップ する傾向があればこれを締めます。必要以上に締め過ぎない方が良いです。 下のローレット付きネジがクランプです。 これは ドローチューブを直接押すネジですが、眼視的にはほとんど出番は無いでしょう。 この全く目的の異なる2つのネジを混同 しておられる方が意外に多いようなので、老婆心ながら繰り返しご説明しています。





Framework of the 15cmF5-BINO:
(15cmF5-BINOのフレーム完成)(2008,2月23日)




The framework is finished. Completion of the 15cmF5-BINO is near at hand.

フレームが完成しました。BINOの完成までもう一息です。





Enlarged HF fork mount for the 15cmF5-BINO:
(HF経緯台の幅広改造)(2008,2月22日-2)




 HF経緯台に15cmF5-BINO用の幅広改造を施工しました。  朝飯前とは言いませんが、急遽、晩飯前に仕上げました。本来ならまとめて加工したいところですが、緊急 事態ゆえ、今回は1台のみの加工となりました。





An EMS-LS set ready to send to Germany:
(EMS-LSセット;ドイツ向け)(2008,2月22日)




This EMS-LS set was ordered by a skilled Amateur Telscope Maker in Germany. This set is the fixed type planned to use with a sliding mount for IPD adjustment. The minimum IPD is customized to 57mm.

 BINOの製作も進めております。 クレイフォードのアルマイト加工が上がりました。 29日には岐阜県の依頼者の方が見えますので、6日で15cmF5-BINOを仕上げないといけません。^^;





Crayford tubes before anodizing:
(15cmF5 & LD用のクレイフォード、内外筒完成)(2008,2月19日)




15cmF5及びLD用のクレイフォード内、外筒がやっと完成しました。
 これよりアルマイト加工に出します。 アルマイトが上がりましたら、15cmBINOの製作にも加速が 付くと思いますので、なにとぞよろしくお願いいたします。

(ZS80ED-BINO(下の写真)は、17日に豪雪の中を大阪より受け取りにお見えいただきました。)





New Standard of the sliding mount:
(新型スライディング台座 完成)(2008,2月14日)




 ベースプレートをしっかりした物と交換し、運搬用取っ手と操作ハンドルをセットしたらBINOらしくなりました。 写真の架台は今回のお客様のお気に召さなかったため、組み立て台として利用しています。右のアリガタが長いのは、テスト用 だからです。出荷時に無傷の新品のアリガタ(左と同じ長さの)をセットして発送します。^^;(このお客様は ポルタ改造両持ちフォークのご予定)

  本来の耳軸の所がアリガタになっている理由は、バランス調整のためです。耳軸ベースをアリミゾにしておけば簡単にバランス調整が 可能です。また、逆にブラケット側をアリミゾにして、耳軸にアリガタを付けても同じ効果が得られます。 むしろ、スペース的には後者の 方法が有利です(アリミゾ機能を組み込んだブラケットにする)。 因みに、鏡筒天地方向のバランスも入念に考慮しましたので、クランプの無い架台で、フルストロークで 完全バランスを達成しています。ブラケット部を構成するアリガタの支柱をアルミ合金の六角棒にしたのは、鏡筒天地方向の バランス調整を簡単にするためです。六角棒は旋盤加工に好都合であり、バランスを個別に完璧まで追い込めます。(アリミゾ又はアリガタ が支柱に添ってスライドする機構を設ければ、バランス調整機構が3Dで完璧になりますが、納期がさらに延びてしまうので、 それは将来の課題とします。^^;)
 写真の目幅調整つまみは臨時の借り物(大切な15cmBINOのパーツです。^^;)で、 専用に選んだ小型グリップが入荷次第交換します。

  今後の鏡筒平行移動式の台座は、目幅調整がフリクションドライブで、真鍮耳軸がアリガタ移動する機構を標準とする予定です。架台は もちろんHF経緯台。





80ED-BINO finihsed:
(一応完成した80ED-BINO)(2008,2月13日)




 ブラケット(台座)支持タイプの小型鏡筒を使用したBINOの新モデルが一応完成しました。 片持ちフォークの安価なポルタ架台に載せるという前提で極限までのスリム化、軽量化を目指したのですが、ポルタには 載らないことが判明した以上、そこまでの軽量化の意義は失われました。 従いまして、これより、ベースプレートをより分厚い 頑丈な物と交換します。EMSセットと2インチアイピースのフル装備になりますと、あのスリムなプレートを片持ちで支えるとたわみ 傾向が出るようです。

 左(左右変換可)鏡筒のブラケット(台座)下のスライドレールも、BINOがフル装備になって重量が増すと、さすがに鏡筒の座りごこちが 悪そうでしたので、もう一つレールを奮発しました。これにより、格段に剛性と安定性が増しました。(2月6日の写真と比較してください。)

 例に漏れず、当鏡筒もバックフォーカスが厳しいので、鏡筒フランジ(鏡筒パイプとフォーカサーをつなぐラッパ状金具のこと) を約11mm削って短縮しました。EWV32mmが無限遠で写真の通り約12mmの余裕が出ました。鏡筒オリジナルでは、正視眼(または完全矯正) で同アイピースがぎりぎり合焦する状態です。 もはや、フランジの短縮はお家芸になってしまいましたが、既存のメーカーが裏像の 天頂プリズムを基準にしてバックフォーカスを設定している限りは、この作業が尽きることはありません。^^;(盾と矛とをひさぐ者あり





Epoch of sliding mount(4):
(小型BINO用新台座-4)(2008,2月12日)


 新型の小型BINO用の架台として、ポルタ経緯台が不合格になった(2月6日記)ので、他社のより剛性の高い片 持ちフォークも試しましたが、それでもまだ強度不足でした。(片持ちフォークは高度軸受けが短いせいか、軸を挟んで高度軸システムを 強く締め付けることで精度、剛性を保っている傾向が見られ、粗動が渋いことも、せっかくの微動装置付きのメリットを帳消しにするに足る致命的な 欠点だと理解しました。軽快な粗動と微動装置が両立しない場合には、前者を取るべきと判断しました。)

 T 字型の経緯台が要求強度と円滑な粗動を満たすようですが、今回は依頼者の方がポルタを両フォーク式に改造され たいとの理由で、その後はユーザーの方にお任せすることになりました。(工作手段をお持ちのようです。)

 今後は小型BINOの片持ちフォーク搭載は却下で、通常のHF経緯台とのマッチングに於いて、 バランス調整と高倍率対応を配慮した耳軸構造を検討することにいたしました。

 (念のために整理いたしますと、新型のBINO用スライドマウントも、片持ち支持アリガタ方式のベースプレートも 試作には成功しました。 マッチする架台(T字架台)も見付かりましたが、外観や価格等、採用についてはユーザーの方の ご都合や好みで決まるものです。 コスト面や安定性を考慮すると、やはり一般的には従来から使用して来たHF経緯台に軍配 が上がるようです。
 鏡筒スライド機構としては、今回の新機構を全面的に今後の仕様に活かし、従来の リニアベアリングによる方式は発展的に廃止します。より規模の大きなBINOに対応するスライドパーツもすでに見付けております。)





Outer Crayford Tubes finihsed:
(クレイフォード外筒完成)(2008,2月8日)




 クレイフォード外筒(15cm用)が完成しました。 これより内筒の加工に入ります。




Epoch of sliding mount(3):
(小型BINO用新台座-3)(2008,2月6日-2)




 鏡筒を2本設置したら、写真のようにポルタがたわんでしまいました。(実際の傾斜が分かるように撮影しました。)大変残念ですが、別の架台に変更しないといけません。 台座その物はほとんどたわんでおらず、写真では分かりませんが、高度軸ユニットの隙間が開いて、今にもボッキリ 折れそうな感じです。これだと、たとえ台座重量をゼロにしても同じ結果で、ポルタの能力に対して鏡筒その物が重過ぎることと、BINOで あることから重心位置が遠くなってモーメント加重が半端でなくなるからのようです。

 台座その物の試作には成功したわけですから、腐らずに対策を練らないといけません。 15cmBINOの工程が遅れていますので、 まずはそれに着手しながら考えてみます。





Epoch of sliding mount(2):
(小型BINO用新台座-2)(2008,2月6日)




 鏡筒を載せても目幅調整は円滑なままで、ガタは皆無でした。今まで製作した目幅調整機構の中でも、最も 低コストで最も高精度な機構になったようです。 スリムなベースプレートですが、BINO台座自体の剛性は問題ありません。

 左鏡筒を載せてみると、やはりモーメント加重のためにポルタの上下回転軸(高度軸)は少し苦しそうではありますが、微動は問題なく作動 しますし、右鏡筒はモーメントが小さい(架台軸に近い)ので、搭載は十分に可能だと思います。どちらにしましても、アリガタが標準規格なので、 架台は選べます。 この方式のBINO台座が実現したことの方が重要です。

 目幅調整ノブは、臨時に15cmBINOの目幅クレイフォード用を取り付けましたが、もう少し手前に長くし、1回転で約 12mm移動することから、ペンシル型の細い物を考えています。 アリガタを固定する支柱は、太めの六角棒にしました。 六角棒にしたのは、旋盤で切削、切断するのに好都合だからです。鏡筒上下方向の重心位置のカスタマイズが簡単に可能です。
 台座部の最終的な総重量は630g(アリガタ込み)でした。





Epoch of sliding mount:
(小型BINO用新台座-1)(2008,2月5日)




 80mmクラスの小型BINOを、VIXENのポルタクラスの片持ちフォークに搭載する前提で、新型のシンプルな台座を 試作中です。
 従来の中型BINO用の台座の発想の延長上では、飛躍的な軽量化やコンパクト化は難しいので、全く新規な方法を 採ってみました。

 左鏡筒のスライド部が完成したところですが、十分に満足が行く結果が得られました。

写真左:黒いブラケットは鏡筒(ZenithStar80ED;望遠鏡の筒先方向は左)のパーツです。それがベースプレート上の スライドレールに載っていますが、精度剛性はそれのみに依存しているわけではありません。
 2本のスペーサーパイプを介してブラケット底部に固定された裏板が、樹脂チップを介してステンレスのドライブシャフト をベースプレート裏面に押し付ける、すなわち、鏡筒をレールとベースプレートに常に密着させるようにしています。 この状態でドライブシャフトを回転させれば、ブラケットユニットが左右にスライドするわけです。(つまり、クレイフォード ・フォーカサーとほぼ同じ原理)
 これにより、全くガタの無い滑らかな目幅調整を、たった1個の軽量(アルミ合金製)なスライドレールで達成しています。(座面がスライドする椅子に座り、下肢を正座のように 折り畳み、踵を座板裏側に押し付けるイメージです。)

 スライドレール部は、目的に応じてベアリング等で置き換えることも出来、より大型のBINOにも応用できそうです。

写真右:この新型の台座は、ほぼ8X50X250のスリムな(アルミ合金製の)ベースプレート1本と、ほんの少しの 追加部品で構成されていると言っても過言ではありません。後は架台取り付け用のアリガタユニットを取り付けたら完成で、 台座部の推定重量はわずか600gほどです。この新型台座が、今後、小型BINOの納期の大幅な短縮に貢献する予定です。





Outer Crayford Tubes in the making:
(製作中のクレイフォード外筒)(2008,1月24日)




 製作中のメインのクレイフォード外筒。




An EMS set ready to send to Italy:
(EMSセット、イタリア2号)(2008,1月22日)




 ようやくイタリアにもEMSの浸透の兆しが見え始めました。イタリアで2台目目のヘリコイド目幅調整仕様の EMSセットです。

 いずれも10cmクラスのBINO用セットで、ミラーユニット間の間隔が小さいため、クレイフォードは挿入できません。 回転止めピンが抜けやすい不安もあるBORGのヘリコイドですが、最短長が短く、内径が大きい(2インチ)メリットは 捨て難く、ユーザーサイドでの修理も難しくないので、代替策が見付かるまでは使用する予定です。





 15cmF5-BINO completed:
(15cmF5-BINO完成!)(2008,1月18日)




 15cmF5-BINOが完成しました。 次のBINOに着手しないといけませんが、メインのクレイフォードフォーカサー の在庫が無くなりましたので、また10個製作しないといけません。





15cmF5-BINO near completion(2):
(15cmF5-BINO;鏡筒が載りました。)(2008,1月13日)




 15cmF5-BINOの鏡筒が載りました。 150LD-BINOを製作した後で同BINOを組み立てると、その軽量、 コンパクトさに驚かされます。少なくとも15cmF5-BINOについては、平均的な体力の成人男性が使用する前提では、 サイズ、重量共、移動観測に全く支障がないと言えそうです。





15cmF5-BINO near completion:
(15cmF5-BINO 完成間近)(2008,1月12日)








Main Crayford Focusers:
(フォーカサー完成)(2008,1月11日)




 15cmF5-BINO用のフォーカサーが仕上がりました。  右の写真は別件(単体)のEMS-Lです。(BINO製作の合間に単体EMSを製作しておりますので、ご理解ください。)

 双眼望遠鏡用の正立系として認知いただき始めたEMSですが、EMSはもともと単体用のミラーとして開発したものです。 正立、双眼という顕著な特徴から、そのように認知されるわけですが、『90度対空での裏像の回避』という条件を2回反射で、しかも短い光路 長で達成しようとしますと、倒立像派であっても正立像派であっても、ただ一つの合理的な解であるところの”EMS”に 到達するわけです。このことが意外に理解されていないようです。





Knobs for the main focusers:
(メインフォーカサーのノブ(大きい方))(2008,1月9日)




 15cmBINO(F5orLD)、5台分の合焦ノブです。(手前の小さいノブは先日製作した目幅クレイフォード用)





Bedplates for the mirrors finished:
(ミラー台座の完成、15cmF5着手)(2008,1月8日)




 ミラー台座が仕上がりました。 これより15cmF5-BINOの製作に取り掛かります。 また、並行して8cmクラスのED-BINOの新型の設計を進めています。鏡筒は特定の物に限定しませんが、 取り敢えずは2台分の在庫があるZenithStar80ED(青鏡筒)を使用する予定です。架台はアリガタを介して ポルタ等の片持ちフォークに搭載する予定。

 目幅調整の鏡筒スライドは従来のフリーストップ方式からフリクションドライブ (クレイフォード類似機構)に進化する予定。軽量化と材料のコストダウンをうまく合致させ、出来る限りの プライスダウンも目指します。





Bedplates for the mirrors:
(ミラー台座の製作)(2008,1月5日)




 ミラー台座も定期的に補充が必要です。これよりネジ穴加工や角のトリミングをしないと いけません。単調で辛い仕事の一つです。





New Year's work:
(正月仕事)(2008,1月4日)




  この正月は雪に閉ざされ(ややオーバーですが^^;)、本業の急患も入らず、作業に集中できました。 いつもなら数週間はかかるEMSケース(100個)の穴加工を3日ほどで完了しました。 (去年より、合理的な加工方法を採用したことにもよります。)
 これより塗装工程に出します。

 150LD-BINOは発送しました。





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