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何とか年内に完成しました。 このBINOは正月の4日に発送予定ですので、1月3日まででしたら見学希望の方にお見せできます。 メガネのマツモトは1日〜3日まで休業(閉店)していますが、私はほとんど外出しませんので、事前に メールでご訪問予定をいただけば、大抵対応させていただけると思います。(ただし、当方受験生を かかえていますので、風邪ひきさんは軽症であってもご遠慮ください。^^;) |
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150LD-BINOはEMSのミラーの切削加工も終わり、一両日中に組みあがる状態になりましたので、 optionの45度正立ファインダーを先に製作しました。 これは、8X50のSyntaのファインダーを短縮して VIXENの45度正立プリズムを接続したもので、31.7サイズの望遠鏡用アイピースが使用できます。付属の十字線入りの接眼レンズにも 31.7φのバレルをはかせました。プリズムの光路長のために鏡筒の切断量は、写真の通り大きく、短縮と言うよりも鏡筒の 一部を使用と言った方が当たっています。ファインダー脚も半分くらいに短縮加工しないと使えません。 X-Y調整 機構は温存しました。 BINOが白鏡筒なので、白いファインダーを使用しましたが、結果的にはホルダー(脚)にパイプ部分が 隠れるので、色の選択は無意味でした。(白ファインダーも頭部は黒)^^; |
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製作中の150LD-BINOの最後の山場である、ピント補償機構が完成しました。 2台目の同機構も快適な操作感で、新たなピント補償機構としての設計を確定しました。 |
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| BINO、5台分の眼幅調整用クレイフォードのノブです。 |
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偶発的な事情により、150LDの白鏡筒を10本確保しました。12月24日現在でBINOにしてあと3台分の 白鏡筒があります。その後はまた通常の黒に戻ります。 |
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難産だった新型のピント補償仕様の150LD-BINOの1号機を昨日発送しました。この規模になりますと、梱包、発送も一仕事です。
(この切迫した時期に当たり、EMSケース(塗装済み)の作り置きも在庫が底を突き、そろそろ次の仕込みにかからないと いけませんので、今年の年末年始も休み返上となりそうです。) |
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左の写真のアングルでは、ワイヤーシステムやスライドシステムがやや賑やかに見えますが、極端に突出した パーツはありませんので、実際に見た感じはすっきりしています。 片側のシステムで成功を確認してから、まとめて手配したパーツ(最初の試作用のパーツは たまたま地元の材料屋さんが在庫していた)の入荷が遅れ、大変遅くなってしまいましたが、やっと 新型のピント補償機構を150LD-BINOに組み込むことが出来ました。 真ん中の写真はアイピースを撤去して上から見たところ。写真ではスリーブのトリミングが見えませんが、小眼幅対応でIPD=
58mmまで対応し、最大眼幅=75mmです。小眼幅対応でのワイヤーシステムやスライドシステムの干渉もなんとか回避できました。
(常にパーツの干渉を考慮しないといけないのは、双眼ならではの難しさです。)
右の写真は、左のスリーブを撤去した状態。スリーブはスライドユニットになっており、フルシステムが 着脱できるようになっています。固定ネジ(ローレット)はスリーブの撤去に当たり、、本来の底部のネジの他、ワイヤーシステムロッドを固定する 2つのネジ(真ん中の写真の拡大画像の黄色い矢印)も緩める必要があります。 これから組み立てます、兵庫県のH様分の150LD-BINO(ピント補償仕様)も並行してパーツを加工していましたので、今度は速やかに仕上がる予定です。納品が 年末、年始の微妙な時期になりますので、追ってメールで確認させていただきます。 |
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BINOの納期遅延につきまして、本当にお詫びの言葉もございません。 新規の開発、改善を並行して行っているために、短期的にはご迷惑をおかけしておりますが、これも 長期的に見ますと、製品の性能の向上や生産性のアップに欠かせない作業でございますので、なにとぞ ご理解くださいますよう、お願いいたします。 以下に今後の仕上がり予定を掲載させていただきますが、これも事情により多少ずれる場合もございますので、 よろしくお願いいたします。 ご注文日 イニシアル等 内容 仕上がり予定4月26日 兵庫県 H 様 150LD-BINO 12月末 5月17日 愛知県 T 様 15pF5-BINO 08年1月下旬 6月21日 大阪府 A 様 12cmF5BINO(鏡筒平行移動式) 08年2月上旬 (クレイフォード) 7月30日 岐阜県 K 様 15pF5-BINO 08年2月中旬 8月 6日 石川県 M 様 150LD-BINO 08年2月下旬 8月20日 滋賀県 I 様 15pF5-BINO 08年 3月上旬 9月26日 兵庫県 M 様 15pF5-BINO 08年 3月中旬 11月 6日 三重県 S 様 15pF5-BINO 08年 3月下旬 11月16日 千葉県 T 様 15pF5-BINO 08年 4月上旬 |
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ワイヤーシステムをシンメトリックにもう一つ追加してペアにすることで、(アイピース)スリーブ に均等に駆動力が伝わるようになり、目標としていた、なめらかな操作感を得ることが出来ました。 これで、結局1台しか作らなかったミニクレイフォード方式のcompensatorは発展的に中止し、今後は この新型に移行します。 旧型のミニクレイフォード方式は、駆動力がほぼ直接(アイピース)スリーブに伝わるという長所 があり、操作性の良さもサミット会場で証明されたのですが、以下の課題もありました。 1.一台のBINOにミニクレイフォードを2つ用意する必要があり、組み付け精度もシビア に要求される等、製作が難しい(時間がかかる、生産性が悪い)。 2.外付けのメカが少々大袈裟で目立つ。(特にEMS-Hugeのような巨大なシステムに応用しようとすると、さらに装置がかさ張る。) 一方、ワイヤー方式の採用には、以下のメリットがありました。 1.力の伝達方向に自由度が大きく作りやすい(より大規模なEMSにも使用できる)。 2.高価ではあるが、市販品である直動メカ(スライドガイド)を使用することで自前の加工が減り、生産性が良くなる。 3.外付けのメカがはるかにスリムになり、デザイン上すっきりする。 4.(3)との関連で、装置全体を軽くできる。 以上が、機能的には問題なかった旧ミニクレイフォード方式を廃止して、新しいワイヤー方式に移行することにした理由です。 苦労して作った数々の旧仕様の治具が没になるのは非常に残念ですが、仕方ありません。(幾度となく、同様の事を繰り返して来ました。^^;) |
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初期の設計に基づいて仮組み立てをしてみました。アイピース未装着の無負荷の状態では完璧な動作と 快適な操作感でしたが、重いアイピースを装着した状態では、動きに問題が生じました。高級なミスミの スライドガイドを使用しているとは言え、スリーブの片側のみを押す(引く)ことによる偶力の悪影響が原因のようです。 ワイヤーシステムをもう1つ反対側に設置することで解決すると思います。(小眼幅対応でも干渉しない 設置場所があります。) |
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| 日記に掲載しました。 |
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写真では死角になりますが、バンド同士の干渉を避けるために、鏡筒バンドのクランプ部を改造しています。こうした場合、ヒンジ部は トリミングの余地が少ないので、大抵クランプ部を改造することになります。(アマチュアの自作では、バンドを食い違い にして干渉を回避される例が多いですね。) マイクロフォーカサーの向きが左右互換対応になっていなくて慌てましたが、工夫をして無加工で向きを反転(左鏡筒)し、 左右対称にしました。 マイクロフォーカサーが左右互換対応になっていないため、左鏡筒ではクランプネジを撤去しないといけませんでしたが、ドローチューブを
直接押すクランプはもともと眼視にはほとんど不要ですので問題ありません。 (150LD用の新型のfocus-compensator用の材料や工具も着々と入荷しており、準備を進めております。CAPRI-BINOはその待機時間を 利用して製作しています。) |
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CAPRI-102ED鏡筒は一般的な市販鏡筒の中ではバックフォーカスが長めに取ってあり、EMSにも 配慮いただいているようですが、標準鏡筒のままでのEMS-BINO利用には、やはりバックフォーカスの余裕が無く、 光路消費の大きいアイピースや強度近視の方では合焦しないケースが懸念されます。写真のように、フランジ金具を 約10o短縮することで、十分な余裕を確保しました。(短縮&ネジ切り) (小口径BINOも並行して作業を進めておりますが、150LD-BINOも進行しておりますので、よろしくお願いします。 現在、focus-compensator の新型を開発中ですが、もうすぐ完成する予定です。) |
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HP更新の時間も惜しんでフル回転で作業を進めています。手作りなので、ほぼ1台ごとに改善を 加えることになりますので、お待ちいただいている方には大変申し訳ないのですが、待ってご損はないと思います。 この1年は、数々の新アイデアが具体化した年でしたが、実は今も3つほどの新アイデアを暖めておりまして、その1つを比較的 近い内にここでご紹介できると思います。(BINOの製作も加速していますので、よろしくお願いいたします。写真は、新基準に なったクレイフォード方式採用のEMSセットで15cmF5用ですが、150LD用も仕上がっています。) |
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| 望遠鏡サミットの興奮も冷め遣らないのですが、納期の遅れが非常事態なので、休んでは おられません。 |
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150LD-BINO用の幅広フォーク2台分が完成しました。(本業の合間とは言え、1日かかりました。) 細かい点ですが、ゴムのOリングの位置が左右それぞれの鏡筒中心位置と一致するようにしています。 (俯角リミット時には、鏡筒腹がOリングに乗る。) |
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サミット出発までに間に合いました。 |
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眼幅用クレイフォードが完成しました。 このBINOも完成間近です。 今日、ベアリングホルダーの調整加工用の効率的な治具が完成しましたので、今後は調整が楽に なりそうです。 |
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15cmF5-BINOの眼幅調整用のクレイフォードのノブです。これで機械パーツはほぼ整いましたので、これより眼幅 クレイフォードの組み立てとEMSのミラーを組み込めば完成です。サミット出発までに発送したいのですが・・・。 |
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大きなプロジェクトを完成させても、休む暇はありません。^^; 同じベアリングホルダーでも、当モデル(15cmF5-BINO)は目幅調整用クレイフォードを 極限までlow-profileにして必要ストロークを確保したため、ベアリングの間隔が小さく、 製作時の加工精度がさらに要求され、また組み立て時の軸出しの調整がはるかに困難です。 |
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巨大EMSが完成しました。 全くの新規開発であり、写真の加工よりもおびただしい数の治具の 製作がありました。 この完成により、鏡筒間隔=320mm程度まで(口径250〜300)のBINOに 対応できるEMSの製作の体勢が整いました。 依頼者の方の了解を得ましたので、この試作品(及び1号機)がBIG-BINOのリフォーム用でありますことを 発表させていただきます。 何とか今回のサミットに間に合いました。 今回BIG-BINOに新たに取り入れました機構の主なものとしては、 また、最初は目幅調整のfocus-compensatorもぜひ取り入れたいと思っておりましたが、依頼者のフィルターBOX の優先度が高かったため、割愛しました。(目幅クレイフォードと第2ミラーユニットの間にフィルターBOXを挿入した ため、クレイフォードのドライブシャフトとアイピーススリーブとの距離が大きくなり、外観的な問題(装置が出っ張る)と、 偶力による弊害が懸念されたためです。また、組み立てを含めてowner以外の方が操作されることが多いことも考え、 より単純な構造が望ましいとも考えました。) |
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巨大EMSの仮組み立てが完了しました。左側ユニットの重量が1814g(ミラー込み、スリーブなし)なので、アイピース スリーブや防塵フィルターを含めての左右セットの総重量は約4kgで収まるようです。 最終的な目幅調整域は、BINOトータルの組み立て現場で決まりますが、大体最小が57.5mmで最大が78mmくらいの予定です。 最小目幅はBINO本体側の誤差が多少あっても確保できるように配慮していますが、鏡筒の調整の仕方やお聞きしているD(鏡筒間隔)の320mmの精度によって最大目幅は77o〜79o くらいまでの範囲で変わる可能性はあります。 いよいよ明日はミラーの組み込みで、5日か6日には発送予定です。 |
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やっと15cmF5-BINOの鏡筒が載りました。 右の写真は、BINOではありませんが、紹介者があったために断れなかった仕事^^; 昨晩12時までかかって、失われていたウェイト軸の製作とファインダー用アリミゾの設置をしました。 長期間のブランクを経て、古い望遠鏡を取り出した大人の方です。口径76mmf=1200o、F16もの長焦点 ですが、これが屈折の標準だったのは、さほど昔ではありません。 巨大EMSは、昨日アルマイトが仕上がり、いよいよ最終組み立てに取り掛かります。 |
Knobs for the Crayford Focucers:
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巨大EMSのアルマイト(外注)の仕上がり待ちに、15cmF5及び150LD-BINOの加工を進めています。 写真の6個のノブは、15cmF5 1台 と150LD-BINO 2台の3台分のBINOのメインのクレイフォードフォーカサー 用のノブです。 巨大EMSの用途等の詳細につきましては、完成次第(1週間以内)にここで発表させていただきます。何とか サミットに間に合いそうです。 |
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巨大EMSの進捗状況の掲載が続いておりますが、通常のBINOの製作も並行して続けておりますので、ご安心くださいませ。 11月16日の望遠鏡サミットに参加(前半のみの参加)いたしますが、極力BINOの納期に影響が出ないように配慮しておりますので、 よろしくお願いいたします。 写真のフレームは東京の I 様分です。長期間お待たせして申し訳ございません。もうすぐ完成です。その他の方のBINOも、サミット 後に出来るだけ速やかに納品させていただきたいと思っております。 |
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フィルターBOXの設置場所を示しました。 右にフィルターBOXセット単体を置いています。 フィルター着脱の開口部の向きは、EMSケースと下に接続する眼幅調整用のクレイフォードとの 接続位置を(それぞれ3方からのセットビスで)調整することで変更できます。着脱時の振動防止から、フィルターのはめ込み抵抗 及び保持力は極めて小さく(緩く)設計してあるので、フィルターは常に重力に添った方向より挿入するのが望ましく、つまり開口部が 下を向かないようにBOXを設置するのが良いでしょう。 フィルターBOXには、EMSの第2ミラー接続用の内径2インチのスペーサーリングと目幅クレイフォード接続用の外径65oφのテーパバレル(それぞれ 黄色と青の矢印)をそれぞれ両端に取り付けます。 (防塵)フィルターリング(兼EPスリーブ固定用リング)の一部がトリミングしてある(赤い矢印)のは、小目幅対応で、同量の
トリミングを施したアイピーススリーブとの併用で目幅57.5mmまで対応します。(実用上は、低倍であれば目幅55mmでも問題ないでしょう。) 第2ミラーとの間にスペーサーリング(黄色い矢印)を挿入したのは、第2ミラーの先端エッジがBOX内を往復する交換(着脱)フィルター枠と衝突するのを 回避するためです。 フィルターBOXの挿入は依頼者の方のご希望ですが、"鏡筒間隔"D"が320oの巨大BINOならではのもので、小規模のBINOでは 挿入するスペースに余裕がない場合が多いでしょう。 |
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巨大EMSの主要パーツが全て完成し、これよりアルマイト加工に出します。 左端の2個のパイプは 眼幅クレイフォードの外筒ですが、これも今回のプロジェクトに特化した仕様で、ストロークを5oほど標準(150LD−BINO用) よりも長く取り、目幅80mmくらいまで対応できるように配慮しました。 ミラーケースを構成要素に分解しますと、 異形に加工した low-profile な6個のパイプになります。 この度の新規開発もepoch-makingなものであると確信しているのですが、世間一般の理解度の現状から判断しますと、 またしばらくは”タイムラグ”の悲哀に浸ることになるのでしょう。 |
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(左から)写真1は右用の第一ミラーケースを背中(底部)から見た所。上のローレットツマミがY(縦方向)調整、 下のツマミがX(水平方向)調整を受け持ちます。これについては、当サイトの各所でご説明して来ましたが、つい先日、EMS-BINOを 数年使用している方より、「3つの調整ネジの内の1つの頭が脱落しています。」という"emergency call"があり、非常にがっかりさせ られました。^^; ニュートン反射の標準的な斜鏡金具の3方ネジによるチルト調整では、任意の方向にミラーをチルトさせるには、普通、 3本のネジをほぼ同時的に連携させて操作する必要があります。しかも調整するネジと像が動く方向が直感に従わず、調整は 困難を極めることは経験者ならご説明するまでもないでしょう。 EMSのX-Y調整は、一つの調整ツマミが一方向の動きを独立的に受け持っており、単純なシーソー式のチルト機構のように、 片方のネジを締めれば、同時に連携して反対のネジを緩めたりする必要がありません。Y方向に像をシフトしたければ上のツマミだけを、 X方向にシフトしたければ下のツマミだけを操作すれば良いわけで、3つ目のツマミは必要ないわけです。 では、左にある、ツマミ の無い突起部は、何の役目でしょう? 特許の説明では、(特許の)専門家の指導で「附勢手段(ふせいしゅだん)」という熟語を 使用しましたが、要するに、復元用のスプリング機構のことです。このスプリングは、X、Yの2つの調整ツマミに対する附勢手段を 兼務しています。支点と2つの調整ネジの角度関係が重要な意味を持つことは言うまでもありません。 写真2は通常ならユーザーの方でも永久に?見られない場所です。(特別サービスで公開しています。^^;) ミラーセルの部分ですが、この上にミラーが乗るわけですから、完成後は見られないわけです。ミラーも巨大になるわけで、軽量化と 温度順応を考えて、通気孔を開けました。 写真3は依頼者のご希望に応えて、接続位置に再現性を持たせるための工夫です。ご説明は不要かと思いますが、 赤い矢印の突起がドローチューブ末端リングの穴にはまることで、完璧な再現性が確保できます。 |
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第1ミラーケース周りのパーツの粗加工が完了しました。 100oφバレルと射出側のフランジの粗加工だけでこれだけ(右の写真)の削り屑が出ました。(左の袋がゴミ袋大) バレルは初期位置アングルの調整のために、EMSケースにテーパ部を挿入し、3方からのセットビスで固定できるようにしています。 バレル挿入部もドローチューブ末端リングに合わせて、これよりテーパ加工をします。 射出側フランジの続きは、→ 眼幅調整用クレイフォード → フィルターBOX → 第2ミラー の順になります。 当然ながら、 人間の目幅の制約から、第2ミラーは標準サイズになります。 |
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EMSの原理は極めてシンプルであって、もともとサイズ、規模の制約はないのですが、ミラーのハウジングを 軽量で精度剛性を満たし、またより美しく製作するとなると腐心するわけです。 この度、再現性の高い合理的な製作方法を確立しました。 3つのパイプが1点で交差する相貫構造ですが、内径、外径共に干渉物を全く生じることなく、ネジによる連結に成功 しました。(コストや納期、また熱による変形を危惧したため、今回はアルミ溶接は却下しました。) |
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望遠鏡サミットを約1か月後に控えまして、大変焦っておりますが、11月16日のサミットにどうしても 間に合わせたい仕事(規格外の巨大EMSセット等)がございまして、今回以降の15cmBINOにつきましては、サミット後の納品に なりますこと、なにとぞご理解くださいますよう、お願いいたします。 納期のずれ込みにつきましては、深くお詫び申し上げます。 |
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眼幅調整用のクレイフォード外筒のアルマイトも今日仕上がりました。 |
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月が代わって10月に入り、納期の遅れに大変焦っております。皆様、本当に申し訳ございません。 納期遅れを少しでも挽回すべく、フレームの要のパーツ(黄色い矢印)をまとめて外注し、一定数確保いたしました。 (ついでにアルマイトもかけました。) |
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| 加工中の眼幅調整用のクレイフォードの外筒です。 左が150LD-BINO用、右が15cmF5-BINO用。 |
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左の写真が改造前、右の写真が改造後(それぞれの写真で、比較のために旧仕様のHAL三脚と並べています)。 架頭部の白いのが新型の脚(それぞれが最短の状態)。 メーカーさんの突然の撤退や製造中止、仕様変更には度々振り回されてまいりましたが、この度も突然のHAL110三脚の製造中止及び、HAL130への 一本化に慌てさせられました。 他社品を含めて代替品を探しましたが、適当な物が見付からず、HAL130をHAL110相当まで短縮加工 することにしました。(脚外筒、内筒をそれぞれ10p短縮し、最低高さで+2p(ほぼ同じ)になりました。) 身長175p以上の方や、地上や低空を重視しない方は標準のHAL130で問題ありませんが、それ以外の方は短縮仕様をお勧めします。 すでに三脚込みでご注文いただいている方につきましては、短縮加工が不要の場合は差額なしでHAL130三脚に変更させていただきますが、 短縮加工をご希望の場合は、恐れ入りますが、加工料として+¥8,000をお願いいたします。(今後、HAL130改造110の三脚を ご希望の方には、\31,500(加工料込み)で承ります。) 新型の三脚は、単に長くなったのではなく、架頭部や脚のヒンジ構造が、美観、剛性の双方共飛躍的に改善、強化されています。 |
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海外向けも、国内向けの間隙で納品しないとけません。 全力を傾けておりますので、なにとぞよろしくお願いします。 今回から、12cmの標準仕様では、鏡筒を切断(短縮)することにしました。(切断用治具も製作) 今回は20mm切断し、ドローチューブ末端リングの短縮 分約21mmとの合計で41mmのバックフォーカスの追加確保(従来+10mm)をしました。 Naglar4−16mmがぎりぎり合焦する ようですが、次回からは26mmほど切断しようと思います。( 純正の繰り出し装置を当方の3インチクレイフォードと交換 した場合には、鏡筒を切らずにこれ以上のバックフォーカスが稼げます。) |
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12cmBINO用の台座プレート、3台分です。12cmBINOも並行して作業を 進めていますので、なにとぞよろしくお願いいたします。 12cmBINOは、一度15cmBINOと同様の鏡筒固定タイプを検討したのですが、やはり従来の鏡筒スライド 方式を継承し、価格も維持することにいたしました。 今後の12cmF5BINOの改良点としては、鏡筒を切断してバックフォーカス を十分確保するようにいたします。(従来仕様の12cmF5BINOは、アイピースによっては合焦しないケースがございました。) |
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加工中の耳軸20個(BINO10台分)です。 バックオーダーの納期がずれ込んでしまいましたが、 製作ピッチを上げておりますので、なにとぞよろしくお願いいたします。 |
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| 新型の15cmF5-BINO(クレイフォード式眼幅調整仕様)が完成しました。 |
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| 鏡筒を載せました。もう一息です。 |
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大変遅くなりましたが、久しぶりの15cmF5-BINOがそろそろ完成します。150LD-BINOを2台仕上げた 後に見ますと、非常にコンパクトに感じます。 |
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| 15cmF5-BINO用のHF経緯台の幅広加工4台分が完了しました。 |
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写真2は眼幅約61mmEWV32mm外径)、写真3は標準仕様の最大眼幅、74mm。 標準仕様では、眼幅調整域は60mm(58mm)〜74mm。(58mm)は小眼幅加工(option)をした時。 前記調整範囲を外れる方は、ご連絡いただく必要があります。 たとえば、眼幅77mmの方は、61mm〜77mm 等に変更 します。また眼幅60未満の方は、スリーブの干渉部やEMSのフィルターリングの一部を切削する必要があります。(調整ストローク=16mm) |
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optionのfocus-compensatorの開発で遅くなりましたが、150LD-BINOの2台目がほぼ完成 いたしました。 摺動スリーブが目下アルマイト加工中のため、写真では通常の固定スリーブをセットしています。 そのため、写真の状態では、focus-compensatorはスリーブと連動していません。写真より、focus-compensatorが 各部との干渉を絶妙に避け、使用上邪魔にならない位置に配置されていることをご理解いただけると思います。 focus-compensatorのoption料金は、最初+¥50,000を予定していましたが、スリーブの素材に 標準仕様との共有部分があることから、最終的には+¥43,000に決定しました。 |
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更新が遅くなって申し訳ございません。お盆も休むことなく、作業は継続していますので、ご理解くださいませ。 (お盆は材料屋さん等、取引先が休みでしたので、不便しましたが・・・。) この眼幅調整のピント補償機構は、差し当たっては150LD-BINOのハイエンドのoptionとして開発いたしました。EMS-BINOの機能的 な意味での最後の懸案をクリヤーすることにこだわりましたが、ピント移動を伴う従来のシンプルな仕様がことさら不便ということはありません。 この機構の意義(価値)を十分に理解され、さらにご予算に余裕がある方には使っていただきたいoptionです。(外付けの 機構であり、標準仕様にも将来の設置を考慮した設計にしていますので、納品後の将来的な設置も可能です。) 写真1(左から)はアイピース側から見たところ(右眼用配置)。写真2は眼幅用クレイフォードとEMSの第2ミラーとアイピースまでを組み立てたところ。 ピント補償機構は、このパーツの範囲で機能するため、視野の倒れの調整等は、この機構の調整関係を全く崩すことなく 行えます。 ミニクレイフォードの摺動(六角)棒と、同軸のスリーブ側(固定)ロッドは、設計上出きるだけアイピーススリーブに近付けたいところですが、 眼幅クレイフォードの外径とドライブシャフトの位置関係等から、これが最小限です。機械的な常識から見ますと、一見 偶力の悪影響がありそうですが、アイピーススリーブの摺動はスリーブ自体に依存しておらず、ここは遮光のための はめ合いであり、ミニクレイフォードが剛性十分な平行移動を担っていますので、非常に円滑な動作と必要な 剛性を達成しています。 写真3はスリーブ(+アイピース)を撤去したところ。スリーブの着脱は、ミニクレイフォードの摺動(六角)棒に挿入 したステンレスロッドの抜き差し(ローレットネジでクランプ締緩)で通常通り行えます。スリーブ摺動用の内筒のアルミ色が 見えていますが、完成品は黒のアルマイト加工になります(アルミ色の内筒は、"MATSUMOTO-EMS"の刻印があるフィルターリング に被せる形で固定してあります。フィルターリング自体を内筒とする予定でしたが、長さが少し不足でした。)。防塵フィルター等の着脱も通常通り行えます。また、工夫により、当初に予定していた光路長の追加 は回避出来ました。 写真(接写)では、外付けのパーツ類が大袈裟に見えますが、BINOに組み込むと、外見上、左右のアイピースと鏡筒が作る 谷間に隠れるので目立ちません。 |
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focus compensator(ピント補償機構)の原理をお示しします。可動ロッドの六角棒(説明のために長くしてある)が アイピーススリーブと平行に動きます。(focus-compensatorは、ステーを介して所定角度でメインの眼幅クレイフォードに固定します。) 目幅クレイフォード最長で六角棒の突出が最短(写真(左から)2)、クレイフォード最短 (写真3)で六角棒の突出が最長になります。 六角棒は当然、摺動可能なアイピーススリーブと連結します。 干渉を危惧される方のために、使用状態のアングルを示しました。(写真4)右の眼側ユニットです。(画像の上方向が 右の対物側;六角棒はEMSの開口部同様真上(視線方向)を向いているが、接写のため、傾斜して見えている。) 合わせて150LD-BINOの画像を参照していただきますと、よりご理解いただけると思います。 |
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150LD-BINOにすでに採用している眼幅調整用のクレイフォードの15cmF5-BINO用の試作に成功しました。 同じ技術の単なる応用とお考えになると思いますが、鏡筒間隔が小さい後者BINOでは、同軸タイプのクレイフォード としては、ほぼ極限のlow-profile化が必要(しかも鏡筒用のようなドローチューブの侵入不可)であり、ハードルはかなり高いものがございました。 組み付けシュミレートをしてみて、要件を満たしながら、他パーツとの干渉をそれぞれ回避していることを確認しました。 さらなるlow-profileが要求 される12cm以下では、外付けのクレイフォードを検討しています。 今後の伸縮管タイプの眼幅調整は、全面的にヘリコイドからクレイフォードに移行しますが、BINO完成品は、当面価格は据え置きとし、 EMSのみのご注文の場合は、クレイフォード式は値上げをいたします。(ヘリコイドの在庫がある間は、両方の仕様を受注します。) ヘリコイド方式を使用している方(今後購入される方も含めて)にご注意申し上げます。 ヘリコイドは、元来デリケートなメカニズムでありますが、構造上、low-profileで長目のストロークを確保した物は特に弱い 物です。それは、機械的な常識から見て、当然のことですが、low-profile & long-stroke(さらに大内径)の相矛盾する機能は応用上大変魅力的であり、 製作者としては、敢えてそのリスクを買って採用した次第です。幸い、国内の方はそのことをご理解いただいているせいか、 現在まで一件もクレームは入っていません。 ただ、負荷に対して脆弱であることは承知していましたので、改善策を 模索して来まして、この度画期的なクレイフォードの開発に成功しましたことは、先日来このサイトでご紹介して来た次第です。 しかし、このタイミングに当たり、海外の方2名より、相次いでヘリコイドに関するクレームが入りました。出荷段階でチェックしていましたので、 狐につままれた心境でしたが、この度のユーザーの方が添付されたムービーファイルを確認しましたところ、片方のアイピースの先端 を持って、揺すってガタを示しておられました。^^; 確かにBORGの7757ヘリコイド等は薄肉のパイプ端面(実効肉厚3mm未満)に2mm径の回転 止めピンを圧入しただけなので、比較的簡単に歯槽膿漏の歯のようにピンの根っこがぐらつくわけです。この点を改善するようにメーカーさんには再三指摘したのですが、改善されませんでした。ただ、構造を 理解して、いたわりながら使用すれば回避できる部分も大きいので、その点をご理解いただきたいのであります。^^;(ぐらついたピンは一度抜いてからエポキシ系の 2液混合タイプの接着剤で接着すれば対処できます。)(Don't nitpick!) (以前に使用していたPENTAXのヘリコイド接写リングは強力かつ安価でしたが、製造中止であり、また最短長が長い ことと、内径が小さい欠点がありました。) |
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ご注文日 イニシアル等 内容 仕上がり予定 3月20日 静岡県、N 様 150LD-BINO 8月中旬 3月26日 千葉県 H 様 15pF5-BINO 8月下旬 4月16日 東京都 K 様 15pF5-BINO 9月上旬 4月18日 東京都 I 様 15pF5-BINO 9月上旬 4月26日 兵庫県 H 様 150LD-BINO 9月中旬 5月17日 愛知県 T 様 15pF5-BINO 9月下旬 6月15日 山口県 N 様 150LD-BINO 10月上旬 6月19日 東京都 O 様 12cmF5BINO(鏡筒平行移動式) 10月中旬 6月21日 大阪府 A 様 12cmF5BINO(鏡筒平行移動式) 10月中旬 (クレイフォード) 以上が大体の仕上がり予定でございます。 一日も早く仕上がるように努力いたしますので、 なにとぞご理解くださいますよう、お願いいたします。 |
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クレーフォード・フォーカサー10個分の主用パーツの機械加工が完了しました。 これより、アルマイト加工に出します。 CFFの自前製作を開始してから、これで30個作ったことになります。 BINOの納期が遅れていますこと、大変申し訳なく思っております。 近日中に、今後の仕上がり予定を個別(イニシアル表記)にここで発表させていただくつもりで ございます。各種パーツの在庫切れの時期に当たってしまいましたが、これより組み立てる5台分に つきましては、速やかに工程が進む予定ですので、なにとぞご理解くださいますよう、お願いいたします。 |
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| 加工の山場を越えた、クレイフォード外筒、10個分。 |
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150LD-BINOの治具は全て整いましたので、今後は速やかに工程が進む見込みです。 ただ、メインのクレイフォードフォーカサーの望遠鏡接続部の構造が150LDだけが特有のため、またまとめて製作するため、 少しお時間をいただかないといけません。(15cmF5用の在庫はあるのですが) |
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大変遅くなりましたが、150LD-BINOがほぼ完成しました。 まだ細かい手直しはあるものの、心配していた、基本的な部分は全て計算通りであり、 大成功でした。 例のごとく、店の前の水銀灯のポールに張られた雲の巣の細い糸の、観察者の琴線に触れる見え味に、やはりアクロマートを 一皮凌ぐポテンシャルを感じました。射出瞳の周りに余分な迷光は全く認められず、鏡筒自体の徹底したバッフルと 当方オリジナルのクレイフォード内筒内径の遮光シートが功を奏しているようです。 メインのクレイフォードと、目幅調整のクレイフォードの効果は予想通りで、全く回転ガタのない機構の満足感を 味わいました。これは、150LD-BINOに限らず、今後の大型のBINOに全て採用する機構であり、合焦と目幅調整が初めて完璧にイメージシフトから 開放された日として、今日はEMS-BINOの歴史にとって、特別な日となりました。 目幅調整用のクレイフォードのノブの位置は元来は自由なのですが、設計者の意図としては、写真の位置が定位置です。 それが、focus-compensator を使用する場合の定位置だからです。 |
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昨日の写真の1個と合わせて、合計6個、現在受注中の150LD-BINO 3台分の目幅用クレイフォードのノブの完成です。 小さなパーツですが、これにも治具は新たに必要で、メインのフォーカサーのノブとは大きさが違うので、 その治具は役に立ちません。 片方の鏡筒にEMSを装着して、初めて合焦の確認をしました。EWV32mmで、無限遠で32mmの余裕、optionのfocus-compensator用の 摺動スリーブの使用を想定しても20mmの余裕があり、まずは一安心しました。 今まで随分とお待たせしてしまいましたが、 これより製作に加速が付く予定ですので、今しばらくお待ちくださいますようお願いします。 |
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接写したためにノブが大きめに写っていますが、実際は一回り小さい感じです。最初の既成のローレットつまみ よりも、はるかに操作感が良くなりました。 |
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ピント補償用のクレイフォードの動作確認に成功しました。 写真は実験装置で、実際の運用状態ではありません。極めて合理的にコンパクトにまとまりました。 今のところは、標準仕様に組み込む予定はありませんが、EMS-BINOのポテンシャルを全て引き出すための、 最後の難問をクリヤーしたということで、この度のミニCFフォーカサーの開発の意義は大きいのです。 EMS-BINOの醍醐味を味わうためには、必須な機構ではないかも分かりませんが、最後の懸案を少なくとも理論上クリヤーするということが、 開発者にとりましては、特別な意義を持つのでして、その確認のためにBINOの製作時間に少々食い込んでしまいましたこと、 なにとぞお許しくださいませ。 EMS-BINO開発履歴:ダハ不使用での2回反射での正立像(ワンポックスタイプ) → EMSの2ケース化(応用性の飛躍的拡大) → 伸縮管(ヘリコイド等)による目幅調整 → ミラーチルトでのX-Y調整を達成(操作性の飛躍的改善) → 伸縮管によるピントずれの補償機構: |
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昨日は黒い被写体である、アルマイト済みの目幅クレイフォードの写真撮影に手こずり、バッテリーが上がり、 結局撮影中止を余儀なくされました。^^; 数日前に、地元情報誌の”鳥取now”の取材でカメラマンの方が EMS-Sを1台撮影されるのに、撮影用の照明や敷物を用意されて、数十分もかけておられたのを思い出しましたが、私の場合は、 ただありのままに、細部を分かりやすく写したいだけなのですが、それでも時間ばかり経って、良い写真は撮れません。 真ん中の写真は裏側から見た所です。 ノブは実用と外観から、やはり、メインのクレイフォードのようなノブを 自前で製作することにしました。 右の写真は、ミラー台座用のチップです。これだけ仕上げるのに、2日かかりました。 忙しい時に限って、 パーツの在庫切れが頻発し、焦っています。^^; |
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This is the core of the innovative focus compensator. これがピント補償機構の主要パーツです。詳細は日記をご参照ください。 |
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写真前列の背の低い方のパイプは、15cmF5-BINOの目幅調整用のクレイフォードの外筒(1台分)で、 後列の背の高い方のパイプは、同15cmLD用(2台分)です。これより、アルマイト(黒)に出します。 写真の外筒を始め、全ての構成パーツ用におびただしい数の治具を作りながらの作業ですので、時間がかかっており ますこと、なにとぞご理解くださいませ。 次期ロットからは、格段に速く作業が進む予定です。 |
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このサイトの常連の方には、釈迦に説法かと思いますが、平行光線が対物レンズを通過後に作る光束の円錐の、鏡筒の外に出た 先っぽの長さのことをバックフォーカスと言います。接続する光学パーツにより、バックフォーカスの要求量(消費量)が異なるわけです。 一般的に、望遠鏡メーカーや販売店さんは、せいぜい2インチ天頂ミラー等を基準にして新製品のバックフォーカスを決定されているようで、 たまにマツモトのEMSに配慮してくださっている場合でも、それは単体用のEMSであったり、あるいは余裕が計算されていいなかったりする 場合がほとんどです。双眼の場合は、必要バックフォーカスは鏡筒最大径に依存し、単純ではありません。 NERIUS150LDは、バックフォーカスは一般的な鏡筒よりは長く確保してあるのですが、残念ながら鏡筒最大径(対物フード径)が200mmも あるため、その分、目幅に寄せる光路長が増えるので、標準鏡筒のままでBINOを構成するには、バックフォーカスがまだ足りません。 軽量化と、必要バックフォーカスを確保するために、当方オリジナルのクレイフォードを使用することにしました。 NERIUS150LDのフランジは、望遠鏡側をテーパ付きのオス、フォーカサー側をメスで接続する構造ですが、内径、外径共、 当方のクレイフォードとの接続に不都合がありましたので、望遠鏡フランジの内径を大きくして突起を削り落とし、 フォーカサーの接続部をオスのテーパーにして接続しました。(ネジ込みにしないのは、これから設置する ハンドルとのアングルの調整等に、その方が便利だからです。) (マイクロフォーカサーがちょっとした流行のようですが、私はこれを全面的に否定はしませんが、これはやや矛盾をかかえた機構であると 思います。マイクロフォーカサーを装備すると、粗動の際に、微動システムを逆駆動(加速回転)させる負荷がかかりますので、どうしても、粗動がやや重くなり、 時にコツコツした、円滑さを欠く動きになる傾向が見られます。ですから、マイクロフォーカサーを装備したために、マイクロフォーカサー の使用が必須になるというジレンマもあるようです。 ちゃんと作った微動なしのクレイフォードは、極めて円滑であり、少なくとも 眼視に於いて、私はマイクロフォーカサーの必要性を感じません。) |
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ご承知のように、大型のBINOの目幅調整は、鏡筒を固定し、EMSの2つの構成ユニットの間隔の伸縮で行います。 その伸縮手段として使用していた直進ヘリコイドは、一般的に強度や耐久性に不安があり、また 内径や全長、ストローク等の仕様が、使用目的と合致し難いことが多いため、より良い方法を模索して来ました。 メインの合焦機構として、自前のクレイフォードフォーカサーの製作に成功した段階で、 この機構を目幅調整にも応用出来ることを確信していました。さらに、クレイフォード方式は、ピント補償機構との連動に 好都合であることも分かっていました。この度の試作の成功により、大型BINO用の目幅調整の伸縮管を、 全面的に表題の独自のクレイフォード方式に転換することになりました。 内筒の方を動かす通常のクレイフォードフォーカサーとは逆に、第2ミラーユニット(アイピースが付く方) と合体した外筒を動かすのは、操作軸とEMSの第2ユニットの位置関係が相対的に固定し、focus-compensator(ピント移動補償機構;開発中) との連動に好都合だからです。 |
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Sky90-BINOにエクステンダーQを使用したいというご要望は以前にも日本の方よりいただいたことは ありましたが、私自身がその製品をよく理解しておらず、バックフォーカスに余裕がないので無理、ということで お断りしていたように記憶します。この度のスペインの方は、すでに同鏡筒1本とEXQ-1.6Xを所有しておられ、ご自身で合焦に問題がなさそうなことを検証され、熱心に 要望されましたので、何とかしてみることにしたものです。 お互い、外国語である英語でのやり取りでしたが、互いに 熱意があれば意思は良く伝わるものだと、改めて思いました。 左の写真が部品構成図です。EXQ-1.6X本体は(2)ですが、タカハシに注文して届いた物は、複数 の不要な延長筒(写真には写っていない)とのセットになった長大な物で、従って原価コストも予想外に高くなって、このパーツでは完全に大赤字になってしまいました。 (T社の対応は大体こんなもの^^;) (1)は鏡筒付属の接眼アダプターの一つで、2インチ→M43p=0.75AD。 (3)と(4)が当方で整えた部品で、(3)はEMS-M用の3.64ネジ付きの2インチキャップを42mmP=0.75ネジに加工した物にEMS用のフィルターリング(2インチ雄) を接続した物。(4)はやはりEMS用の2インチスリーブ(旧タイプ)です。 真ん中の写真が、構成部品を全て組み立てた状態(接写をしたら歪んで写ってしまいました)。(2)のEXQ-1.6Xはほとんどが(3)の中に隠れます。この組み合わせですと、 バックフォーカスの消費はマイナスの10mmくらいで、逆に10mmほど余裕が生まれました。 因みに、ドローチューブに直接接続するADや2 インチスリーブをタカハシ純正に戻した状態で同様のフルセットとEMSを接続した場合の光路の追加消費は約+5mmくらいでした。 Sky-90のような超コンパクトな鏡筒には、バランス対策上、率先してお勧めはしませんが、バランス調整を自己責任で解決 されるのであれば、可能なoptionとして理解されても良いでしょう。 |
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更新が遅れておりますが、オーストラリアの2件は納品済みで、スペインの1件もほぼ完成しています。 これより、中途でストップしておりました国内の150LD-BINO 2台に着手し、続けて15cmF5-BINOに着手いたします。 お待ち通しいとは存じますが、なにとぞ よろしくお願いいたします。 各種パーツの在庫が切れる時期に当たり、BINO製作と並行してパーツ製作に余分な時間がかかっており、申し訳ないと思っております。 |
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Sorry to have kept you waiting so long, Nard. Your EMS-LS set is finishd today and the EMS-L set for Peter is almost finished, too. Concering to this new helicoid extention tube type, you should unscrew the set screw shown by the light blue arrow instead of the yellow arrow to disconnect the second mirror unit for the filed rotation adjustment. The set screw shown by the yellow arrow is a dummy for this type. オーストラリアの2名の方からのEMSセットの内、1セットが完成し、もう1セットもほぼ完成しています。 以前にもご説明したと思いますが?、新型のヘリコイド式では、水色のホローセット(芋ネジのこと)を緩めてEMSユニットの 接続を解除します。それは、視野の倒れの調整時に必要になりますが、新型のヘリコイド式の場合は、本来のその目的のネジである、黄色い 矢印のセットビス(ホローセット)はダミー(穴塞ぎ)ですので、ご注意ください。因みにお二人の使用鏡筒はそれぞれ、Sintaの15cmF5と同 F8です。 |
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| EMSケース100個分の追加加工が完了し、塗装工程に続けますが、他のパーツも底を突いており、 この所、忙殺されており、工程が進まず、申し訳ございません。これより、遅くなっているオーストラリアの方2名の EMS双眼セットと、スペインの方の鏡筒1本(Sky90)出しの変則注文に応えないといけません。 |
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BINO等を製作しながらも、材料としてのEMSケース等も定期的に一定量は仕上げておかないといけません。 ケースの在庫がある間は、比較的に気楽に受注をさばいておりますが、在庫が底を突きますと、慌てて仕込みをすることになります。 |
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以前に4個製作していた表題のバンドはすでに消化してしまいましたので、今度は頑張って10個作りました。 待ってくださっている依頼者の方にとりましては、2個あれば良いのですから、迷惑な^^;話かも分かりませんが、 作る立場としましては、一度にたくさん作った方が生産効率が良いのです。 光学メーカーの姿勢として、1.独自規格の採用で、消費者に他社製のパーツを買わせないようにする;というのと、2.出来る限り 他社製品との互換性を考慮して、ユーザーの便宜を図ろうとする;という、二つの姿勢があると思いますが、95mm径という 鏡筒径は、前者の姿勢を象徴しているように見えます。 バンド10個と言っても、パーツは20個、かなりの労働でした。それでもBINO 5台分にしかなりません。^^; |
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鏡筒の現物を見ながらも、実際に組み立てて見るまでは大きさや重量の感覚が分かりにくいものです。
受注しながらも、(外観的に)現実的な大きさで収まるかどうか、心配していました。 両端の2枚の写真がフード収納時ですが、focuserなしの全長=645mmしかありません。右端の写真では、対物 フードが互いに接触して見えますが、実際には2mmほどの隙間があります。 3番目の写真がフードを一杯に引き伸ばした所です。対物のコートも立派(写真2)で、鏡筒内バッフルも徹底して います。(当方の都合から申せば、もっと簡素で軽量が良いのですが^^;) |
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この仕事をしながら、提供させていただく情報量は多いほど良いのかどうかを迷うことが多く なったのですが、表題のBINOの細部について、ご説明します。 まず、タカハシのSky-90や当鏡筒、及び小型の鏡筒で、EMSのシフト量に余裕があり、かつ望遠鏡の バックフォーカスが不十分の場合に、EMS-Lには限外加工として、スペーシングパイプを2mm標準より短くして います。画像の「10mm」と記載している黒いパイプのことで、両サイドの接続フランジのツバの厚み2mmは含んでいません。 2枚のミラーのエッジが接近しますので、製作には神経を使いますが、このわずか2mmの光路節約は貴重です。 2インチマルチショートバロー(笠井)も追加加工が必要なことは、以前にこのコーナーでご説明した通りですが、 今回はさらにバックフォーカスが苦しいので、39mmの2インチスリーブを用意し、合わせてエクステンダーレンズとバローのスリーブとの 間隔もより短くしました。推定倍率は1.6倍です。 ファインダー用アリミゾは、ご希望(option)により、左右の鏡筒に取り付けました。同鏡筒は、左右勝手に対する配慮が行き届いていて (これは珍しい特徴です。)、左右の対称位置にM5のネジが切ってあり、オリジナルの状態は、ダミーネジで蓋がされています。 ですから、好きな側に台座を取り付けることが出来るわけです。 ネジ1本での台座の接続がご不安とのご指摘でしたが、R形状の部分にコの字(または凹円柱)形状のパーツ を取り付けるわけですから、しっかりネジを締めておけば、回転のしようはなく、十分に強固に固定します。 それと、これは気付いている方が少ないですが、左鏡筒の接眼部のローレットネジが左側に付いていますが、 これも同様の配慮がなされていて、私が位置を付け替えたものです。右の止めネジは隠れていますが、左右対称になっているという ことです。 |
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Nerius150LD鏡筒は、BINOの素材としては、鏡筒径が極めて大きいのがネックです。 鏡筒の連結方法にも腐心したのですが、フォークの幅を今までよりも格段に広げる必要があることが、 BINOを実現するためのもう一つの課題でした。 拡張幅が広いので、今まで15cmF5-BINO用の改造に用いて来た方法は使えず、新たな方法を 試しましたが、意図した通りに仕上がりました。写真左が15cmF5-BINO用の幅広フォークで、右が今回改造したセミアポBINO用です。冗談では ないかと思うほど広くなりましたが、フォーク自体の強度は全く問題ありません。 ただ、完成BINOの重量が水平回転部の操作性にどう影響するかが不安ですが、現状では他の軽便な方法は 無いわけですから、取りあえずはこの架台でご使用いただきましょう。 何事も理想を追えばきりがないのですが、これで当面の大きな課題をクリヤーしたわけです。まずはあの巨大な 鏡筒が運搬仕様のBINOになるということをご評価いただけましたら幸いです。(巨大で重い鏡筒ではありますが、 一方では、スライドフードを収納すると15cmF5BINOよりも短くなるという一面もありますし、鏡筒を分解して運ぶ選択肢も ありますので、重量や大きさの点では、あまり悲観されることもないでしょう。) |
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耳軸ブラケットを偏心仕様に変更し、EWV32o使用時のバランスが完璧になりました。 GPD赤道儀のカタログ掲載の搭載(限界)重量、10sからしますと、数字的には問題ないようですが、 モーメント加重が大きくなりますので、やや不安な気もします・・、T 様、使用してみられた結果をまたお知らせください。 |
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Megrez90-BINOはまだ製作台数が少ないので、1台ごとにマイナーな改善を施している段階です。 重心位置の決め方もその一つです。今回は鏡筒位置を少し手前に変更することで、偏心耳軸ブラケットの使用を 回避できるかと思った(右の写真の、4枚まとめて加工中のブラケット)のですが、組み上げてみますと、やはりややトップ ヘビー(対物側が重い)の傾向がありましたので、急遽偏心ブラケットを製作しているところです。偏心と言っても、耳軸の 移動量はわずか10mmなのですが、この場合は単に鏡筒を移動するのと違い、BINO本体のシステム全体の重心が移動しますので、 重心移動の効果が大きいわけです。小型の鏡筒では、鏡筒バンド方式よりも美観的に優れているブラケット方式ではありますが、 バランスの初期調整では、実はこうした、目に見えない苦労があるのです。(特にMegrez90鏡筒は、focuserを受ける鏡筒フランジが 台座ブラケットを兼ねる特殊な構造のため、バックフォーカスの追加確保ができない等の弱点もございます。^^;) ただ、現実には、VIXENのHF経緯台の特長である、耳軸クランプとナイロンブッシュの組み合わせにより、微妙なバランスの変化に 対応しますので、そう神経質になることはありません。 駆動装置を省いた軽便なフリーストップの経緯台を使用するという 前提をお忘れないようにお願いします。 最初から数百倍での精密観測を前提にされるのであれば、赤道儀+回転装置等、 以前から当サイトに画像等でご提案(掲載)して来ました方法か、コストをかけて特注の経緯台を検討されれば良いでしょう。 今回は、依頼者の方のご希望で、子午線付近のみの限定で、敢えて回転装置なしでGPD赤道儀に接続されたいということでしたので、
検討しました結果、赤道儀接続用のブラケット(右の耳軸ブラケットと交換)を別にご用意することにしました。
BINO本体の形を全く崩さずに外付け部品のみで対応することも全く不可能ではありませんが、BINO底部の複雑な形状、耳軸の出っ張り
の回避等を考えますと、赤道儀の不動点からBINO重心までが遠くなり、良い結果が得られません。それらを全て考慮
した上で、赤道儀に接続する際には、多少面倒ではありますが、右側の耳軸ブラケットを耳軸込みで撤去し、赤道儀用のアリガタが取り付いたブラケット
を接続するということにいたしました。 |
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Megrez90-BINOも放っているわけではございませんので、ご安心ください。^^; EMSのみのご依頼を含めて3件くらいの ご依頼を同時進行しているのは、以前から普通にやっていることです。 今回は、以前とは違ったアングルで撮影してみました。これでこのメカの意味がよりはっきりとご理解いただけ るのではないでしょうか。完成品を入手されるまでは、杞憂をめぐらす方もいらっしゃるようですが、構造は極めて単純 明快であり、平行移動方式でも、鏡筒固定仕様同様、光軸が狂う要素はほとんどありません。 繰り返しご説明しております、楕円穴は、鏡筒ブラケットとリニアスライドバー(四角棒)とを接続する スペーサーパイプが通る穴ですが、お察しのように最大眼幅のリミッターを兼ねますので、従来仕様のように、不用意に眼幅 を大幅に広げた時に、左鏡筒の横腹を左側の耳軸ブラケットの内側にぶつける心配もなくなりました。 |
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15cmF5-BINOとほとんど同じ構造のフレームです。この構造ですと、鏡筒の調整が簡単ですので、 重量のために、組み立てたまま運搬するのがおっくうな場合や、海外遠征等では、鏡筒を外して運搬されることも 可能です。一度調整すれば、分解しても水平方向の光軸は狂いませんので、バンドを仮締めの状態で全体のねじれを調整して 増し締めすることで、数秒で鏡筒の平行を出すことが出来ます。アイピース交換による微妙な調整はEMSのX-Y調整が利用できる ことは他の機種と同じです。この使用法は、15cmF5-BINOと全く同じです。 セミアポ仕様の15cmBINOは、熱心なご依頼に応じて、正式発表の前に試作を兼ねて製作をスタートさせましたが、アクロマート 鏡筒との互いの位置付けにつきましては、単純なグレードの差ではないと考えております。両方とも適材適所に存在意義の あるBINOとして継続して行く予定ですので、よろしくお願いいたします。 アクロマートの15cmF5-BINOのBINO本体重量が約15kgで、セミアポ仕様ですと19kg強。 低倍での星雲、星団観測では、アクロマートでも色収差は全く問題になりませんので、 ご使用目的(遠征観測が多いか、惑星等も観察されるか、・・・等々)をよくご考慮の上、機種の選定を されますことをお勧めします。 |
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『追加部品(白い部品)がこれだけ(もちろんEMS等は必要ですが)でBINOになる。』と申しますと、誤解を招きそうですが、 これがBINO作りの要(かなめ)の部品であることは間違いありません。 せっかく平座が付いている方を接続しなかったのは、それだと、鏡筒間隔が広くなり過ぎるためです。NERIUS150LD鏡筒は鏡筒径が176mmと 太く、フード径は逆に200mmと、光軸調整装置付きとしては比較的コンパクトに抑えてあるため、その差が24mmしかありません。 その前提で鏡筒間隔をぎりぎり200mm強にするには、常識的な連結方法ではいけません。 実は、このバンドの接続部品は、ずっと以前に治具を完成させ、部品も8個製作していたのですが、この度、組み立ててみて、 設計に問題がないことを確認した次第です。 以前に日記に掲載しておりました巨大治具は このための物で、一度に8個の部品を仕上げることが出来ます。 この部品を敢えてバンドのR部分に固定し、 平座の方は耳軸プレート接続用にキープいたしました。 形状にも知恵を搾りましたが、ネジによる結束も、内径に頭が出てはいけず、しかも強固に固定する必要があるので、 特別な工夫を凝らしています。 また、接続部品の取り付け位置を決定する方法(軸出し方法)も、確実で極めて合理的な方法を 発見しました。 純正のバンドは追加加工が多く必要になることと、BINOには不要なハンドルがあるため、、笠井さんのご厚意により、周辺パーツから適当な物を選びました。 実際に届いたバンドを見ますと、WEBカタログの写真の印象よりも精巧で頑丈、実に立派な物でした。 この小さな接続部品が、(構造体を兼ねた)運搬用ハンドルの取り付けの座を兼ねているのは、15cmF5-BINOと同様で、鏡筒2本よりも軽いBINOと予告 しました根拠の一部がご理解いただけたことと思います。 HPには、この一号機が完成した段階で写真を掲載し、正式な受注を開始する予定です。 |
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今日の午前中に、15cmF5-BINOを店頭でお引き渡しました。 大阪より二人、いや一人と一匹?で取りに見えてくださいました。 40kgは裕にあると思われるレトリバー君に車庫で待っていただくのは気の毒なので、一緒に店まで来ていただきました。 ご主人と違ってBINOには全く興味を示されませんでしたが、用事が済むと、安心してご主人と一緒に車に乗り込んで 帰られました。 Megrez90-BINOは完成を目前にした段階で、急遽option加工のご要望が入りましたが、連休中のため 材料の手配に日数を要しますので、他の仕事をさせていただきました。 お友達と同時に15cm-BINOを計画中のオーストラリアの2名の方より、一緒に2セットのEMS双眼セット及び 幅広フォークの依頼を受け、急遽15cmF5BINOバックオーダー分を含めて3台分のフォークの幅広改造をしました。 この後、さらに幅の広い、NERIUS(セミアポ鏡筒)用の幅広改造をしないといけません。 画像はベースシャフトを幅広改造した後、再組み立て中の写真です。フォークの根元の薄い円形の化粧板は、両面接着シートで所定位置に貼り付けてありますが、 それを剥がすと、写真のように、フォークをベースシャフトに取り付けている構造が見えて来ます。 反対側にはオスの六角のボス が出ていて、ベースシャフトの六角穴にしっくりとはまるようになっています。 これならたとえバイトのオバチャン?が組み立てたとしても、 左右のフォークの角度が完璧に合うわけで、VIXENの見事な設計が表れています。 この継ぎ目が全く見えないフォークの幅広改造のマジックの種明かしは、以前にご紹介しています。 |
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耳軸ブラケットが付きました。赤道儀等への接続台座をご希望の場合は、この段階で具体的な仕様を 検討させていただく必要があります。 鏡筒を載せて調整してしまうと、追加加工が厄介になります。 |
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埼玉県のT様、遅くなりましたが、Megrez90-BINO用のベースプレートが完成しました。 5月中頃までには、香川県のH様のNERIUS150-LD-BINOに本格着手する予定です。 同BINOは、軽量化に 特別な工夫、改造を施し、鏡筒2本よりも軽いBINOを目指します。軽量化とバックフォーカスの延長確保を 兼ねて、合焦装置は、当方オリジナルのクレイフォード(15cmF5-BINO用と同じ)になります。 それとほぼ同時進行で、静岡県のN様分の同仕様のBINOにも着手する予定です。 今ご紹介させていただいていない方の分も並行して準備を進めておりますので、お待ち遠しいこととは存じますが、 なにとぞよろしくお願いいたします。 治具の工夫、追加により、作業能率はかなりアップしております。 |
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左の写真は、当方お勧めのEWV32mm(Extra Wide Angle 85°)(カサイTD)を装着した状態。 真ん中の写真は、2インチマルチショートバロー(2-inch short barlow ) を併用した状態です。 ただし、同(2倍)バローを標準の仕様で使用しますと、右の写真のように、挿入部が各所 スリープに挿入しきれず、外観も悪く、何より合焦に支障をきたします。 そこで、改造してうまく収めたのが真ん中の写真 です。瞳径からの推算より、倍率が約1.8倍になりましたが、もともとバローという物は、使用するアイピースの主点位置によって倍率が異なる ものですから、気にすることはありません。(もともと”何倍のバロー”というのは目安です。) EWV32mmの圧倒的な抜けの良さと、巨大なアイレンズによる覗き易さをキープしたまま、85°の超広角18mmのアイピースに変身させる有効なパーツとして、 2インチマルチショートバローはお勧めの一品です。 (EWV32及び2インチマルチショートバローは常に当店に在庫があります。) |
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新仕様の15cmF5-BINOの5台目がほぼ完成しました。 右の写真は、当方のクレイフォードフォーカサーのみを求められて、ご自分で取り付けをされる方の ために、ついでに掲載しています。自作に慣れた方であれば、釈迦に説法かと思いますが、市販鏡筒の 鋳造パーツの3方穴の位置が正確でない場合があります。そんな時は、決して無理に(斜めに)ネジ込まないで、 バカ穴側(望遠鏡側)の穴の該当個所をリーマ等で修正してからネジを締めてください。 クレイフォードフォーカサーの使い方は、基本的には従来のラックピニオン式と何ら変わりません。 ベアリングを使用しているので、クランプを緩めたとたんに滑り落ちると誤解している方がありますが、そんな事はありません。 右の拡大写真のピンクの矢印のセットビスの締め加減でフリクションを調整できます。水色の矢印のローレットネジは クランプ用ですが、通常は使用しません。フリクション調整ネジ(ピンク)は、むやみに強く締めるのではなく、 システムが自重でずり落ちない程度が良いでしょう。クランプネジは、敢えてピントを固定したい場合や、特別に 重いアイピース類を装着して天頂を向けた際に、万一スリップする傾向が見られたら使用してください。クレイフォードでは、このクランプを 使用しても、従来のラックピニオン式のように内筒が首を振る心配はありません。尚、クランプネジの先端には プラスチックチップを埋め込んでいますので、内筒を傷付ける心配はありません。 |
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| 表題のクレイフォードフォーカサーを、これで14個作ったことになります。 |
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15cmF5(アクロ)-BINO 及び 15cmセミアポBINO 用のクレイフォードのノブです。 |
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大変遅くなりましたが、15cmF5-BINOが完成しました。 ファインダー用のアリミゾ台座は、観察者の利き眼の反対側に設置するのが理想です。(市販鏡筒の 都合で制約が出る場合もありますが。)利き眼を自覚的に調べる方法は、両眼開放で手を伸ばして目標を指さして狙い、ウィンクをしてみて、目標 が逃げない方の眼が利き眼です。 利き眼を他覚的に調べる方法は、古いカレンダー等の紙で顔がすっぽり入りそうなくらいの大きなメガフォンを作ります。 メガフォンの口は3cm径弱にします。それを被検者に逆にして(大きい方の口を顔に向けて)持たせて、「私の方を見てごらん。」と言います。すると、被検者は 両眼で見ているつもりですが、検者から見れば被検者の利き眼だけが見えている、というからくりです。^^; この方法なら相手が幼児 でもペットでも検査できます。 |
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大変遅くなりましたが、15cmF5-BINOがほぼ完成しました。 右の写真は加工中のEMSセット2台分ですが、1台分はオランダ の方からの依頼で、EMSのみのご注文です。 |
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1週間ほど、急に閃いた治具のアイデアを試すことに費やしてしまい、さらにこの2日間、 PCのシステム障害でネットに接続できませんでした。明日より正常に戻しますので、よろしくお願い いたします。 また、この間に、能登の方では大地震が発生し驚いています。被災された方には、心より お見舞い申し上げ、一日も早い復旧をお祈りしています。 |
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15cmクラスの市販鏡筒を使用したBINOの基本スタイルとして、この方式は広く一般的に有効で、 鏡筒バンドの接続方法も、素材鏡筒の形態に合わせてあらゆる応用が可能です。 |
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15cmF5-BINO2台分のフォークの幅広改造が完了しました。(写真左が改造後) 改造方法の種明かしは、このコーナーのどこかに 掲載しております。 この方法での幅広改造では、ここまでがほぼ限界ですが、追加の工夫を加えれば、 荷重が許す範囲でさらに広くすることも可能です。 HF経緯台は、幅広改造をする15cm用はもとより、幅広改造をしない場合も、傾斜角をカスタマイズしています。 標準幅の場合、オリジナルの状態では、フォークの傾斜角は45度と90度の2箇所(実際には収納用のマイナス90度もあり)で固定できる ようになっており、固定ネジ用の窪みが横パイプに開けてあります。その穴の間にもう一つ穴を開けて、フォークの傾斜角を垂直に 近付けることで転倒防止の対策とする(天頂観察をキープしながら重心を三脚中心に近付ける)わけですが、すでに開いている2つの穴の間隔はそう大きくなく、中間付近に新たな穴を 開けると、結果として新しい固定角度は65度強となるわけです。 幅広改造した場合は、固定対象は芯材の六角棒になりますので、加工の都合上、今まではちょうど60度の位置に固定穴を 開けていました。 ところが、新型の15cmF5-BINOでは、BINO本体のベースプレートが無くなり、天頂オーバーの自由度 に余裕が出来ましたので、フォークの傾斜をさらに立てて(65度くらい)、安定性の向上と水平回転部への負担の軽減を図りました。 |
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クレイフォードの主要パーツの機械加工が完了し、これよりアルマイト加工(外注)に出します。
このクレイフォードは3インチクラスの大径ながら800g強の軽量で、操作性もユーザーの方々の
お墨付きを得ています。 |
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| 内筒の粗加工が完了しました。2回目のロットなので、大分手慣れて来ました。 |
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| 今、内筒の加工に入っていますが、外筒と内筒の加工のどちらが面倒か?などと考えています。外筒の方が多数の穴位置等に 規制が多く、構造も複雑で圧倒的に面倒かと言えば、必ずしもそうでもありません。それは治工具を作ってあるからです。内筒は形状は シンプルですが、フライス加工があります。(クレイフォード本来のフラット部分) まあ、良い勝負と言ったところでしょうか。^^; |
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15cmBINO用のクレイフォード(focuser)の次のロットの加工に入っています。 |
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今回は別のアングルから撮影してみました。 ベースプレートの長穴の意味が お分かりになったと思います。従来(3台以上前のモデル)は、ベースプレートにブリッジを渡す形で スライドする鏡筒バンドベースを余分に設置していましたが、最近はこのように、よりシンプルな構造になって 軽量化にも貢献しています。(長穴加工は非常に手間がかかり、やや危険な作業でもありますが、意義ある加工です。) 軽量化のためにフォーク幅を縮めることを希望されましたが、写真から、フォーク幅はBINO本体の幅とベストマッチしており、 縮める余裕はほとんどないことをご納得いただけると思います。(鏡筒スライドによる眼幅調整域を確保する必要があります。) |
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神奈川県のH様のSKY90-BINOのベースプレートが出来上がりました。 |
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初めての白鏡筒の15cmF5-BINOが完成しました。前回コメントしましたように、今後は15cmF5-BINOについては、特別にご希望が ない限りは、この白鏡筒で統一いたしますので、よろしくお願いいたします。 依頼者の方のご希望により、 写真にはエンコーダとアイピースが取り付いていますが、これはOPTIONです。以前よりご説明しておりますが、HF経緯台仕様のEMS-BINOは、全て エンコーダ取り付けを前提にした耳軸構造を採用していますので、エンコーダはユーザーサイドで後付けすることも可能です。 |
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初めての15cmF5白鏡筒です。 随分とイメージが変わりました。 製作者を含めて、圧倒的多数の方が黒よりも白 鏡筒を好まれますので、今後は白で統一する予定です。 |
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主要パーツの作り置きがあるとは言え、クレイフォードフォーカサーを2個仕上げるのには、結構時間が かかります。 |
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これが15cmF5-BINOの本体の基本構造です。 極限までシンプルにすることで、調整の合理化と軽量化が同時に実現 しました。 今日まで、あらゆる設計を試みましたが、この仕様で3台目を製作するに当たり、鏡筒を固定する タイプとしては、これが一つの方式となったことを確信しました。 鏡筒の振りのアジャスト機構はありませんが、初期調整が合理的で簡単に行えることは、製作工程自体に秘密が隠されており、 鏡筒を組み付けた後には、少なくともBINOを構成する鏡筒が単独で勝手な方向に大きくずれることは、構造上あり得ず、万一多少のずれが生 じたとしても、ユーザーサイドで復元するのは極めて簡単です。 |
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| 3インチクレイフォードの合焦ノブを、BINO2台分(4個)加工しました。 |
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当コーナーの更新が滞っておりますが、SKY90-BINO、及びMegrez90-BINO(2台目)を相次いで納品いたしました。 |
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加工の進捗状況を出来る限りリアルタイムでお伝えしようと、作業の間隙を縫ってHPを更新しておりますが、 未完成の段階をお見せすることで、かえってご不安やご疑問を喚起してしまうこともあるようです。 情報過多に なるもの弊害ありということかも分かりませんし、めげそうにもなりますが、そこは踏ん張らないといけないと思っております。 HF経緯台を15cm用と共用されたいというご希望に添いまして、台座の幅を調整いたしましたが、鏡筒間隔や基本構造は本来のSKY90-BINO と全く変わらず、また今回より初めて、William OpticsのZS-BINOシリーズ同様、台座のベースプレートに長穴を開けることで 構造の単純化と計量化を図っていますので、従来のSKY90-BINOよりも軽量に仕上がる予定です。 ドローチューブ末端のアダプターはLOW-PROFILE改造済みです。 延長筒は埃よけの意味で蓋代わりに装着しただけですので、悪しからず。 |
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和歌山件の I 様、大変遅くなりましたが、台座がほぼ完成しました。 アルマイトに出しているバンドが仕上がりましたら、EMSをセットしてハンドルを付けたら完成です。 今月中にお送りできると思いますので、よろしくお願いいたします。 15cmBINOと架台を共用されるため、台座も幅広仕様になっています。 |
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ご承知のように、タカハシ純正の(sky90用)バンドは、無骨でクランプ部やヒンジ部が突出しており、BINO を製作する場合に眼幅によっては干渉するので、改造の必要があります。 価格や改造の手間を考え、自前で製作 してみることにしました。 写真は機械加工が終了した段階で、これよりアルマイト加工に出します。 BINO2台分(鏡筒 4本分)のバンドの加工をしましたが、加工は結構面倒で、既成のバンドを改造することとの、コストと加工の手間の損得勘定は 微妙で、複雑なところです。^^; ただし、外観がずっとスリムで重心も低くなるので、自前バンド製作のメリットあり、と解釈することにいたします。^^; |
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2007の年賀状を作りました。ZS80FD-BINOを立体写真にしてみました。 ハガキは小さいので平行法(左)にしましたが、PC画面ですと、交差法の方が見やすい方も多いと思い、右に交差法用の画像を 用意いたしました。 (苦手な方はあまり向きになって取り組まれませんように。正月から頭痛を患われては申し訳ないので。^^; 時期が来れば、ふっと出来るように なるものです。) |
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場違いの紹介になりますが、このサイトのトップページの写真に掲載しています、私のドームの主砲である、 PHOTARON15cmF8-BINO(赤道儀仕様) の繰り出し装置を、製作後16年ぶりにオーバーホールしました。 EMSを作るようになってからは次第に屋上のドームから遠ざかり、 最近では、ドームはほぼ開かずの間になってしまっていましたが、このほど県外から見学者の方が見えるのを機会に、思い切って 気になっていた繰り出し装置の再調整をすることにしたものです。 このBINOを立案した当時は、15cmの屈折望遠鏡自体の位置付けは、現在よりもはるかに高いものでした。公共天文台に単独で主役を 勤めてもおかしくない望遠鏡でしたので、現在から見れば、おかしいほどの意気込みで設計、製作したものです。 鏡筒部のほとんどは、私が設計して鳥取市内の加工屋さんに外注したのでしたが、繰り出し装置だけは、赤道儀と共に、私の設計(形状とサイズのみ指定)に 基づいて架台屋さんに作ってもらったものです。ドローチューブは内径104mmの厚肉のステンレスパイプで、この度初めて計量して みたら、何と6.4kgもありました。比較用に置いた自前の3インチクレイフォードが子供に見えます。 この超剛性で超ベビー級の繰り出し装置は、外筒がアルミで、内筒がステンレスという、熱膨張係数が甚だしく 異なる素材にもかかわらず、極めて精度良く?^^;きつめにはめ合いが加工されていて、冬場には噛みついて全く動かなくなるという 悪癖を持っており、観測開始までにヘアードライヤーで熱する必要がございました。 製作当時は、これだけ大きな物を 加工できる旋盤も持っておらず、また観測頻度も低かったことから、今日まで無策に放置していた次第です。 この度、外筒を少し削り、グリスを塗布して、初めて自分で納得できる調整をした次第です。これで冬季でも噛みつくことなく 快適に使用できるはずです。 |
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ZenithStar80FD-BINOも、3台ほど作ってみて、ようやくバランスが完璧になりました。 何しろ鏡筒が極端に短く、繰り出しをかなり延ばして合焦するタイプなので、どうしても手前が重くなる傾向が あります。 さらに、鏡筒の固定方法がバンドでなく、ブラケット方式なので、鏡筒の出し入れによる調整が不可能なので困ります。 ハンドルロッドの対物側先端に真鍮のカウンターウェイトを付けました。 前回製作させていただいた 80FD-BINOの方がまだバランス対策を施しておられないようでしたら、ハンドルロッドのみお送りいただきましたら、 ウェイト加工をして返送いたします。(失礼ながら、目下超多忙につき、お名前を探してメールを差し上げる時間がございません。 ロッドをお送りいただいたら対応します。) |
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鏡筒を載せました。鏡筒間隔が広く見えますが、最短長の短いBORGのM57ヘリコイドS(最短長18mm)をもってしても、 ヘリコイド眼幅調整方式(鏡筒固定方式)を採用しますと、この鏡筒間隔(154〜155mm)が最短です。従いまして、バックフォーカスも余計 に消費しますが、ZenithStar80FDはもともとバックフォーカスが十分に長いので、鏡筒を加工することなく余裕を持って 合焦します。(小口径鏡筒ではヘリコイド眼幅調整方式は鏡筒機種が限定される理由です。) |
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8cmクラスでは、初めてのヘリコイド眼幅調整仕様です。(群馬県のT様ご依頼) 最初は、ベースプレートや耳軸ブラケットを廃し、 鏡筒自体を互いに連結させる方法を模索しましたが、あらゆる点を考慮しました結果、現行の確実かつ、鏡筒に全く 手を加えない(加工しない、つまり原状復元可能ということ)方法を継承することにしました。 今度はヘリコイド眼幅調整なので、プレートのパーツ取り付け用の穴配置が左右シンメトリックになり、下部のリニアベアリング等のパーツの 突き出しも無くなります。 |
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| オーダー台座が完成しました。 他のBINO製作分も並行して作業を進めておりますので、ご安心ください。 |
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FS102-BINOと鏡筒間隔を同じにし、WO社のZS80FD-BINOとEMSを共用するようにした台座です。 サンプル用に鏡筒を1本だけ送って来られましたが、BINOエキスパートになられますと、こうして台座 のみ送って、ユーザーサイドで初期調整組み立てをされることも難しくありません。 ご覧のように、赤い鏡筒、新鮮で美しいですね。 |
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新型の15cmF5-BINOの2台目が完成しました。 今回は、初期組み立ての状態で光軸が完璧でした。2台目なので、製作組み立ての要領が分かって来ました。 2台目を製作してみたことで、今回の設計の成功をさらに確信しました。 以前に比べますとバックオーダーは多くありませんが、やや短期集中的に多種類のご依頼をいただいており、お待たせしている 方々には申し訳なく思っております。 未掲載の物も同時並行的に準備を進めておりますので、よろしくお願いいたします。 これより、ZenithStar80FD(黒鏡筒)の新規仕様(鏡筒固定、ヘリコイド眼幅調整のシンプルな構造)と、別件の台座のみ、SKY90-BINO、また3台目の 15cm-BINOに相次いで着手する予定でございます。 |
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| 完成間近になりました。 |
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| クレイフォード・フォーカサーが仕上がりました。 |
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合焦ノブが出来上がりました。治具が完備したことと、手慣れて来たので、作業がスムーズに運びます。 |
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新潟県のHさま分の15cm-BINOの製作が佳境に入りました。 ここまで進みますと、製作者はほっと一息といった感じです。 後はEMSとクレイフォードの組み立てとハンドルの取り付けで完成です。 |
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笠井トレーディングの2インチマルチショートバローは、2インチバローとしてコスト・パーフォーマンスの高い 優れ物ですが、EMSとの併用ですと、そのままでは合焦しない場合があります。 EMSの2インチスリーブは58mmありますが、防塵フィルター枠までの挿入深さは41mmです。従いまして、バロー等の長い挿入部(バレル)はかなりの部分が未挿入のまま上に飛び出す ことになり、外観も美しくなく、また合焦に支障をきたす場合が多くなります。 今回は、依頼者の方の希望で、使用可能なレベルまで改造することにしました。 写真のように、バレル部が余って露出することも なく、焦点移動も約10mmの移動に納まり、合焦範囲内に持って行くことが出来ました。 当然、拡大率は変化しますが、射出瞳径から計算しますと、約1.75倍が確保できました。(拡大率は、アイピースの光学系の主点の位置で異なりますので、 常に一定ではありません。)右の写真でピント移動と射出瞳の大きさの大体の比較ができます。(左のみバロー装着)ただし、左のバロー設置の方がはるかにカメラに近いので、 実際の射出瞳の大きさの差はもっと大きいです。 大阪のK様、これでOPTION加工が全て完了しましたので、今日か明日には発送させていただきます。 |
サイトファインダー取り付け(ZenithStar80ED(FD)-BINO) (2006,11月15日)
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依頼者の方が昨日持ち込まれたサイトファインダーを取り付けました。 脚は、ファインダー脚を利用して作りました。 このサイトファインダーはソーラー式になっていて、さらにセンサーで目標方向の明るさを感知し、レッドドットの明るさを 自動調整する優れ物です。センサーの前にはフリーストップの開閉扉が付いていて、強制的にドットを無段階で暗くすることも出来、 完全に扉を閉じることでスイッチオフを兼ねています。方向調整は調整機構を内蔵しており、装置全体の方向を振る必要はありません。 12月16日追記: 本日、ユーザーの方からお電話があり、同ファインダーは星野では点灯しないようで、夜間の使用を想定 していなかったようです。 残念ながら、天体用には使用できないようです。 新潟県のH様、15cmF5BINOが遅くなっていて申し訳ございません。今月中にはお送りできる予定ですので、なにとぞよろしく お願いいたします。 |
Megrez90-BINO 完成!! (2006,11月14日-2)
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Megrez90-BINOが完成しました。WO社の80mm鏡筒はいつも逆バランス(トップベビーの逆、手前が重くなる)に悩まされ、 対策として耳軸ブラケットの設計を変更したのですが、今回のMegrez90では、かなりのトップヘビーで驚きました。しかし、 先述の重心移動用のブラケットを逆向きにすることで、ちょうど良い調子になりました。 |
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ZenithStar80ED(FDレンズ仕様)-BINOは完成し、昨日ユーザーの方と面会、サイトファインダーの取り付け等を煮詰め、 数日中に発送させていただく運びとなりました。 並行して製作を進めてしておりましたMegrez90-BINOも完成に向けて追い込んでいます。 こちらは明日発送します。 |
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どたんばでインチ規格のネジが足りなくなり、連休があったりで遅くなりました。ミリネジでしたら、長いネジを切断する等、臨時の 対処も可能でしたが、特殊なネジはそうも行きません。 これより、ファインダー台座の加工に入ります。 |
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BINO製作が佳境に入っていても、部品の在庫(EMSのケース)をキープしておく作業も怠れません。 正直なところ、 単調で辛い作業です。 また、作業は単調ですが、右の写真のように、背中の顔だけでも2種類あり、端面の6つのM2のメスネジ切りの配置も数種類あるので、 気を抜くと間違えます。(顔の違いの意味は今までに繰り返しご説明していますので、説明を省きます。) |
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ZenithStar80ED(FDレンズ仕様)-BINO(大阪のKさま)のcradle(台座部)が組み上がりました。他のパーツ類 もほぼ加工済みなので、1週間ほどで完成しそうです。 東京のMさまのMegrez90APO-BINOも同時並行的に進めており、同じ段階まで進んでいます。 お待ち遠しいこととは思いますが、今しばらくお待ちくださいますよう、お願いいたします。 |
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ファインダー用アリミゾを設置し、crayfordのドローチューブ内面に遮光シートを貼り、本日新型の15cmF5-BINOが完成しました。 EMS接眼部を装着したまま重量を測定したら、ぴったり15kgでした。鏡筒重量を考えますと、追加重量がほぼゼロでBINOが実現したことになります。 BINO作りにも長く携わりましたが、市販鏡筒を使用したBINOのスタイルがこれでほぼ固まったと感じています。 しばらくお休みをいただいた15cm-BINOの完成品ですが、本日新仕様で受注を再開いたしました。 |
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新方式の15cmBINOですが、24時間置いて、今日、再度地上風景を見ましたが、光軸は全くずれておらず、鏡筒平行度の初期調整方法を含めて、今回の新型の方式が 成功であったことを確認いたしました。 さて、最後のどたんばの設計変更で、理想的なハンドルが実現しました。 最初は手前の鏡筒バンドから長いロッドで引っ張って来ること を考えていましたが、急遽閃いたアイデアに従い、鏡筒フランジに直接取り付けることにしました。 合焦ノブ、X-Y調整ノブ等をうまく交わしたステンレス製のループハンドルが、大切なEMS接眼部を囲むように保護しています。 ハンドルは抜き差しで固定位置が選べるようにしました。ハンドルは強固にフランジに固定されます。 ハンドルを握ったままX-Y調整ノブを操作することも出来ます。 このスタイルのハンドルは、BINOを作り始めた頃から構想があったものの、 加工のハードルが高く、長い間諦めていた方法でした。この度、合理的な加工治具のアイデアと共に実現したものです。 後はファインダー台座の取り付け等、細かい仕上げをし、数日別れを惜しんだ後、発送です。^^; |
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新型15cmF5-BINOの1号機がほぼ完成しました。 左右の鏡筒の初期調整に難航することを心配しましたが、杞憂であり、調整は極めて簡単でした。ユーザーサイドで都合により(海外遠征等) 鏡筒をバンドから外しても簡単に原状に復元することが出来ます。(構造上、左右方向は一切ずれることはなく、上下の捻れの調整のみです。) このSYNTAの15cmF5鏡筒、取り扱い店が変わりましたが、初期の優れた光学性能をちゃんと継承しており、店先の風景を見ましたが、 このF値と口径からは想像できないほどの抜けの良いシャープな視界に、久しぶりに溜息をつきました。 また、イメージシフトを完全に 払拭したマツモトoriginalのcrayford-focuserの操作感も滑らかで非常に快適です。 最後の仕上げは操作ハンドルの取り付けですが、フォーカサー付近を持っても全く光軸に影響しない剛性を確認しましたので、ハンドルは鏡筒フランジ(鏡筒バイプとフォーカサーを繋ぐラッパ状の部品)に 取り付けることにしました。テーパー部へのU字ハンドルの設置は高度な加工になりますが、見せ場でもあるので、これから 治具を製作して、最後の作業に取り組みます。 重量はまだ測定していませんが、確実に軽量になりました。数キロまでの減量とは言え、この辺りの数キロは極めて重いものがあり、軽量化の意義は大きいと言えます。 1号機が完成しましたら、価格を決定し(SCHWARZ150S-BINOより少し値下げします)、正式に完成品BINOとしての受注を開始いたします。 |
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大変遅くなってしまいましたが、いよいよミラーの組み込みです。左の小さい方が、通常のEMS-L用のサイズ (短径50mm斜鏡より削り出し)で、右の大きい方が、EMS-LSの第1ミラー(短径55mmの斜鏡より削り出し)です。 第2ミラーユニット(眼側ユニット)のミラーサイズは、EMS-LもEMS-LSも共通です。 口径が大きくてEMSのユニット間のスペーシングが大きく、さらに対物のF値が小さい(F5等)場合は、第一ミラーを通常より大きく確保す るのが理想です。(アイピースの見掛け視界の問題ではなく、対物の口径食を回避するためです。ドローチューブを太くするのと同じ目的です。) |
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鏡筒が載りました。とかく終盤になって予想外の事が起こることが多いもので、鏡筒を組み上げるまでは 心配でしたが、設計の誤算はなく、予定通りの仕上がりになりました。鏡筒腹側にベースプレート等の干渉物が全くありません ので、鏡筒仰角は、今まで以上に天頂オーバーの自由度が増し、90度対空の本領を遺憾なく発揮しそうです。 シンプルに徹した構造が功を奏し、限りなく追加重量がゼロに近付き、BINO本体はほぼ鏡筒2本分だけの総重量になりそうです。 自前製作の3インチ(外径)クレイフォードフォーカサーの操作感も、意図した通りの滑らかさで、 今後、必要に応じて、いかなるサイズのクレイフォードも製作できる自信が付きました。 SCHWARZ-BINO開発当初からの経緯をお読みいただいて いない方にはピンと来られないかも分かりませんが、接眼側からアイピースなしで覗くと、15cmフル口径が見え、これで額面通り、15cmの口径を活かせることになり、自前フォーカサー製作の 苦労が報われました。(鏡筒付属のドローチューブでは、この使用目的では、口径は12cm程度までケラレるところでした。) 手前の左の鏡筒バンドに見える2つのネジ穴は、VIXENのファインダー用アリミゾ設置用で、 これと同じネジ穴が右のバンドにも開けてあります。 操作ハンドルは、手前の鏡筒バンド(付近)からステンレスのロッドで延長した U 字ハンドルを、合焦ノブやEMSの光軸調整ノブと 干渉しないように、両サイドに配置するつもりです。 |
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耳軸を取り付け、HF経緯台(幅広改造済み)に載せてみました。天頂時に耳軸プレートが経緯台のクランプノブと干渉するので、ノブを小さい物と交換しました。 小さいノブでも締め力は十分であることを確認しました。 この段階でも、非常に軽量で剛性も十分ですが、鏡筒をセットして鏡筒バンドを 締めれば、剛性は万全です。全てが、設計段階で意図した通りの結果が出て、満足しています。 1週間以内に完成する運びとなりましたが、望遠鏡サミットには間に合いませんでした。拙速に仕上げるよりも、 十分に吟味して良い物にしたいと思っておりますので、ご理解くださいませ。 |
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今回製作中の新型15cmBINOは、ベースプレートに2本の鏡筒を置くという発想から離れ、鏡筒バンドをうまく利用して、追加部品を最小限にし、 構造の単純化と軽量化を図りました。 「私も同じことを考えていた。」と言われる方が多いと思いますが、何事もコロンブスの卵です。 形を作るのは簡単ですが、加工性、生産性を考えることと、何より、初期調整の方法も一緒に考案する必要があります。 さらに架台との干渉も配慮し、それらが全てクリヤーできて、初めて採用になるわけです。 このバンド方式は、 このサイト内でも前例があるように、すでに確立した方法ですが、今回の構造はそれらとも微妙に異なり、 さらに合理的に剛性と調整のし易さを達成しています。 両サイドの平板の中心辺りに耳軸が取り付きます。 操作ハンドルは従来とは全く異なる発想で、軽量でスマートな仕様になります。 操作ハンドルは、一旦BINOを仮組立した後で、 バランスを考慮し、合焦や、EMSの調整ノブ等との干渉を避け、不慮(転倒等)の事態でのEMSの保護を兼ねさせようと思っています。 |
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単体EMSの納品を優先していますが、BINOの製作も並行して進めていますので、ご安心ください。 crayford-focuserのアルマイト加工が完了し、いよいよ15cm-BINOの製作が佳境に入りました。 BINO本体用の最後の部品を発注し、入荷待ちの間に、2台分のノブを仕上げました。 (小樽市のT様、ご連絡いただけましたら幸いです。) |
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右が改造前、左が改造後 HF経緯台の幅広改造をしました。今回は3台ほどしか加工しませんでしたが、正直、厭な仕事の一つです。仕上がった写真からは分かりませんが、 作業中に渡ってメガネ店の狭い店舗が臨時鉄工所に変わるからです。^^; 写真では、幅広改造の継ぎ目が全く見えませんが、からくりはこのコーナーのどこかで 公開しています。この改造方法ではこの幅が限度であり、また目的に対して必要十分ですが、さらに幅を広くする方法も考案済みです。(これから発売される鏡筒への対処) 今回この加工でショックを受けたことは、改造用の真鍮の六角棒(2m単位)の値段が、去年買ったときに対して約2.5倍になっていたことです。 価格には転嫁しませんので、ご安心ください。 |
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crayford-focuserの主要パーツがやっと仕上がりました。これよりアルマイト加工に出します。 加工としては簡単な方だと思いますが、パイプの3方にネジ穴を開けるだけでも、均一に加工しようとすると、まずそれ専用の治具を 作らないといけません。そういう些細な工程ごとに治具が要るわけで、見かけより時間がかかるのです。 15cmBINOをご依頼いただいている方には、大変お待たせしてしまいましたが、ここまでの工程は、どうしてもまとめてやる必要がありました。 アルマイトに出してしまえば、後は個別に組み立てるので、作業が加速するはずです。 左端の繰り出し装置は、SYNTA15cmF5鏡筒の純正の物。比較のために置きましたが、撮影アングルの加減で、分かりにくくなりました。 要するに、高さが随分低くなり、合焦対策を兼ねたことをお伝えしたかったわけです。 右隣には、15cm鏡筒のフランジ金具にcrayford外筒を挿入してみました。 |
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写真の双眼用EMSセット(本日、アメリカに発送)は、価格表のページの下から2番目の価格表の一番下(\178,500) に該当します。(写真はヘリコイド最短の状態。最長は+10mm) この双眼セットには、1.90度対空正立光学系、2.眼幅調整機構、3.X-Y光軸調整装置(イメージシフター)が備わっていますので、
BINOとしてのほとんどの機能がこの部分に集約されていると言えます。 写真の双眼用EMS-Lセットは、推奨鏡筒(中心)間隔(D)=158mmですが、SYNTA15cm-F5鏡筒の場合は、D=174mmに設定しますので、 ヘリコイドに14mmほどの延長筒を追加します。また、15cm-F5-BINO用としては、写真のセットではなく、65φバレル+大型第一ミラーを 採用します。前記価格表では写真のセットとの価格差が1万円(\189,000)ほどですが、これは仕様の差に即した設定ではなく、単に価格の上限を 抑えたものです。実質の価値の差は3万円以上ありますので、いずれは是正しないといけないと考えています。 |
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新型15cm-BINO用の新しいヘリコイドをお見せします。 写真はFS102用(アメリカ送り分;D=158mm)で、SYNTAの15cmF5の場合は、ヘリコイドに14mmほどの延長パイプを接続します。 左の写真、第1ミラーにも、第2ミラーにもオスの接続フランジが取り付いていますので、変に思われたことでしょう。 通常であれば、第1ミラーにはオスのフランジ、第2ミラーはフランジなしで、ケース自体の内径2インチに相手ユニットのオスフランジを挿入して 連結するところです。 M57ヘリコイドS(BORG)は内径がぴったり2インチになっていて、非常に好都合でした。 そのため、第1、第2ミラーの両方共、オス接続が 可能になり、ゼロプロファイル(実際にはマイナスプロファイル)でヘリコイドを組み込むことが出来たわけです。また、オス接続ということは、相手のフランジがEMSケース内に 入り込まないということですから、ミラーの収納にも極めて都合が良いのです。(因みに、PENTAXのヘリコイドの場合は、 その構造上、ヘリコイドの両端にオスの接続フランジを取り付け、それぞれEMSケースの内径がダイレクトにかぶるような接続方法でしたので、ミラーのエッジ の干渉に神経を使っていました。) BORGの商品名がペイントしてある、外しているリングは、不要部分です。 これで4mm光路が節約でき、ヘリコイドの最短長が何と18mmになりました。 これは、今までより、より小さい望遠鏡についてもヘリコイド方式を採用できるということです。(と言っても推奨は10cm以上ですが) 右の写真が組み立てた形です。 左が最長、右が最短の状態です。左右で互いにリバースにヘリコイドを取り付けているのが写真からお分かりに なるでしょうか。 またその理由もお分かりでしょうか。 答はこのサイト内のどこかにあります。 |
新型15cmF5-BINO(4) (2006,9月22日)
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crayfordの内筒もほぼ完成しました。 左のパーツは、比較のために置いた外筒です。 この後にアルマイト工程(外注)がありますので、こうしてまとめて加工しています。パーツ製作に時間がかかって おりますが、パーツが整いましたら組立は受注分のみ行いますので、ご理解くださいませ。 (一般に、外注のメリットがあるのは数百個単位以上の単純なパーツの場合からで、数十個以下の製作では、自前加工が 有利なのです。) |
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上の写真は実は双眼用のEMS-Lセットで、15cmF5用のEMS-LSセット(65φバレル&大型第一ミラー)ではありませんが、ミラーのみの発送分 が出来ましたので、参考までにご紹介します。 新型の15cmF5-BINOでは、延長接続パイプの部分にヘリコイドを組み込んで眼幅調整への 対応とします。ヘリコイドは最近までPENTAXの接写リングを加工していましたが、同製品は内径が小さく、最短長が長い(約27mm)のが欠点でした。 さらにこの度、製造中止の兆しが見えたことで、BORGのM57ヘリコイドSに変更することにしました。このヘリコイドは内径が2インチもあり、剛性も 高い物で、原価コストは前記製品よりも高くなりますが、変更に性能上の問題はありません。 ただ、ストロークが10mmですので、左右での眼幅調整幅が14mmとなります。 たとえば、標準では、60mm〜74mmの眼幅に対応しますので、標準の眼幅の方に問題はございません。 上記標準から外れる方につきましては、たとえば、眼幅78mm(数万人に一人ですが^^;) の方には、64〜78mm;眼幅58mmの方には、58〜72mmの調整域を設定することになります。 右の写真は、接眼部の構造や付属アダプターをお示ししたものです。単体のEMS-Lより上位の機種では、3年前より、 low-profile仕様の31.7ADと切り込み付き2インチスリーブのセット(別売の場合は@\7,000)をお付けしており、その時点からEMS-L以上は実質上の値下げをしていることになります。 防塵フィルター(マルミ光器の48mmノーマルフィルター(マルチコート);同径のネビュラーフィルター等と逐次交換使用可)が付いているフランジ(EMSの刻印があるところ)は、外径2インチのテーパ構造 になっており、内径2インチのスリーブ類をワンタッチで着脱できるようになっており、合焦対策等、フレキシブルに対応できるように配慮しています。 接続用の止めネジ先端にはプラスチックチップを埋め込んでいますので、アイピース側(そちらへの止めネジには埋め込んでいない)と間違えられませんようにお願いします。(古い話になりますが、以前に、「2インチアイピースが半分くらいしか挿入できない。」というクレームが入り、良くお聞きしてみましたら、長期間に渡って、 望遠鏡挿入部と上記接眼フランジとを全く逆にして使用しておられたことが判明したことがございます。^^;EMSのフレキシブルな構造がアダになった一例です。^^; 防塵フィルター が付いている方が接眼側ですので、くれぐれもお間違いなく。) |
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crayford-focuserの外筒10個分の粗加工がほぼ完了しました。シャフト軸用の貫通穴の加工が難物であり、ちゃんとした準備を怠ると、 均一に同じ位置に穴が開いてくれません。 合理的な治具は加工の段階でその真価を発揮してくれます。 |
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新型15cm-BINOに関する掲載に間が開きましたが、準備は並行して進めていました。 今日ZenithStar80Short-BINOを発送しましたので、 これより15cm-BINOの製作に集中します。2名の方をお待たせしておりますが、各所の設計を煮詰めながら、治具を製作中ですので、今しばらく お待ちくださいますよう、お願いいたします。 今日は、合焦ノブ用のローレットゴムが入荷しましたので、ノブ部分を仕上げてみました。 8/30の写真のノブは臨時に取り付けた物で、径が小さく、飾り穴も4個でしたが、こうして穴を5個にすると俄然美しくなりました。自動車のホイル等 この分割が多い理由が改めて分かりました。また、ノブの大きさやローレットが操作感に果たす役割が大きいことも分かりました。 右の写真は、内外筒とベアリング、シャフト等のメカをお示しした ものです。 BINO本体の構造は旧型(第4世代SCHWARZ-BINOまで)とは異なり、鏡筒固定のヘリコイド眼幅調整方式を採用し、ベースプレートやリニアユニットを 廃し、徹底した軽量化を狙います。 |
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EMSの原理は、その種明かしを含めて、当サイト内の各所で十分にご説明して来たつもりでございますが、 BINOの自作を計画される方々からの基礎的なご質問があまりにも多いので、再度、分かりやすくまとめて みようと思います。 まず、ミラー面を水色の線で表しました。青の矢印がケース内の入射光線(長さも光路長を代表するものとする;赤も同様)、赤の矢印を反射光線 とします。すると、青の矢印の長さ(ケース内半光路長)=赤の矢印(の長さ)=18mmです。 多少なりとも光学的な考察をされた方であれば、その 光路長の短さに仰天されるはずです。(この18mmは、EMSシリーズ全てに共通)これは、EMS特有の捻れ接続によるちょっとしたマジックであり、互いのミラーのエッジを うまく交わすことによって、1+1<2の奇跡を達成したものです。「EMSが光路長が長い」という誤解は、単に1回反射の天頂ミラー等との 土俵違いの比較によるものなのです。つまり、EMSは、プリズムを使用しない正立光学系としては、驚異的に光路長の短いシステムであることを ご理解ください。 単体用の標準EMS-Lの場合、ミラーユニット間の接続パイプ長=12mmで、接続フランジのツバの厚み2mmX2=4mmを加えると、2個のミラーケース間の スペーシング=16mmということになります。 ですから、第一反射点と第二反射点の間の距離=18X2+16=52mmとなります。この空間的に 傾斜した反射光線の眼幅方向のベクトル成分が片方のEMSの横シフト量になるわけです。(詳細は上のリンクの、「EMSの種明かし」をご参照ください。 |
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大変遅くなりましたが、Zenithstar80Short-BINOがほぼ完成しました。(Option加工を残すのみ) EWV32mm(KASAI)で見た店先の風景は感動ものでした。 100m弱先の水銀灯のバルブの上半分が銀?メッキしてあり、それに写り込んだビルや空が一つの小宇宙のように感じられました。 何とか写真に表現できないかと、苦心しましたが、結局あのバルブの光沢、質感は再現できませんでした。掲載をやめようかとも思いましたが、一応 掲載してみます。 最初、EWV32で、手持ちコリメートで撮影しましたが、写真ではバルブがいかにも小さく、眼視では印象的に見えている写り込ん だ景色の詳細を記録できませんでした。 次に手持ちのPL26mmで撮った写真が中央です。逆光なので、眼視の印象より対象がはるかに暗く写り、後処理しても綺麗になりません。 実際に見えているバルブの様子が分かるように、今度はケーニッヒ12mmで撮影したのが右の写真です。写真ではバルブの質感はまるで 伝わりませんが、景色が写り込んでいる様子は分かります。 昼間の逆光下でED-5.2mm(旧KASAI)を付けるとさすがに色が目立ちましたが、これはセミアポ短焦点なので当然です。 50倍くらいまでは昼間の景色でも非常に良く見える望遠鏡と言えます。(deep-sky観望では、色収差は全く問題にならないはずです。) また、BINOであることのメリットには、単眼の次元とは比較にならないものがあることは、このサイトを訪れてくださる方には改めて ご説明する必要はないでしょう。 左の写真を借りて、双眼用EMSのことについてご説明します。右のEMSに装備されている、X-Y調整ノブについてですが、これは、通常の単体のEMSに調整ノブ
だけを取り付けたものではありません。(調整ノブは上の2つ、下の1つは復元用のスプリング軸) 当方が提供しております、双眼用に特化されたEMSセットは、支点と2つの調整ネジ、及び1つのスプリング手段を絶妙に配置することで、
、XYおのおのの方向を独立的に調整できるようになっており、調整が瞬時に完了します。 ということで、右のEMSに配置されたX-Y光軸調整装置の特別な意味をご理解いただけましたら幸いです。 |
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BINOではありませんが、EMS-S → EMS-M のリフォームの依頼がありましたので、ご紹介します。 左がEMS-Sのミラーで、短径35mmの斜鏡をほぼそのまま使用しています。 右はEMS-Mのミラー(まだコバ塗りをしていない)で、短径42mmの斜鏡を 収納可能になるように加工しています。斜鏡そのままですと、ミラー同士及び、ミラーのエッジが収納ケースと干渉します。 斜鏡の長径が短径の√2倍であるのに対し、EMSのミラーの長径の理論的要求は短径の2倍になりますが、写真でお分かりのように、 1:2までは細長く加工していません。細長加工は、収納に支障がない程度にしています。(理由はお察しください。) EMS-Mは、元々、ワンボックスタイプのEMS-1(1989年発売の初代EMS)の流れを汲むもので、当時までの最大アイピースであった、36.4mmネジ込みの エルフレ32mm(60度)がケラレないことを前提に設計したものです。 従いまして、30mmクラスの2インチ広角アイピースまで使用することが出来ます。 (実際、EWV32mm85度でもケラレはわずかです。) EMS-Lは、同様に短径50mmの斜鏡を使用していますが、EMS-Mとのサイズの比較は、ちょうどEMS-SとEMS-Mと同様で、EMS-Mとの面積差は甚大です。 EMSシリーズの価格差は、ミラーの素材原価の差というよりも、加工の労力、時間コストの差であるとご理解ください。 また、単なる積み木的なご発想から、右勝手のEMS-Sと左勝手のEMS-Sを使用して安価なBINOを計画される方がおられますが、 BINOの素材としては、低倍広角のキャパとX-Y光軸調整機能が備わったEMS-M 以上(EMS-L以上が理想)のBINO用セットをお勧めします。 ミラーの反射率や経時変化について心配される方がまだおられるようなので、ついでにコメントさせていただきます。 EMSの増反射加工済みのミラーは、そのロットごとに反射率の実測データを添付してもらっていますが、550nm付近までは、 95%の反射率を常に確保しています。 EMSのミラーの耐久性については、半永久的だと言えると思います。地元の友人の20年も前の ミラーは今でも新品の輝きを失っていません。確かに天文台の大口径ミラー等、薄い蒸着で定期的な再処理を前提にしている場合もありますが、昨今の量産タイプの 小口径ミラーの高級蒸着面は、古い教科書(本が新しくても内容は古い^^;)や古参マニアが教える古い常識よりもはるかに耐久性があるということを申し上げます。 過去、「長年の使用でミラー面が劣化した」と言われてミラー交換を希望され、EMSを送って来られた例が数例ありましたが、どれも当方で 清掃(エタノール)しましたら初期の輝きを取り戻し、仰天されました。 (この清掃作業は、無水エタノールで浸したティッシュペーパーで拭くだけですので、ユーザーサイドで可能)このように、1989年にEMSを発売以来、経時的なミラーの劣化が生じてミラーを交換した例は一件もございません。 |
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一両日中にZenithstar80Short-BINOが完成します。WO社は、同鏡筒を安売りしていましたが、在庫完売と同時に 同鏡筒の取り扱いを中止するようです。(もう完売している頃でしょう。) 台座パーツの在庫切れのために遅くなってしまいました。パーツが揃っている限り、集中できれば、BINOの製作期間は約1週間です。(納期が1週間 というわけではないので、悪しからず。^^;) |
Zenithstar80Short-BINO 製作中-5 (2006,9月3日)
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| 加工が進んだリニアベアリングのプレートです。 |
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共通パーツは大体10台分くらいをまとめて加工します。 左の写真の加工中のパーツは、リニアベアリングを保持するプレートで、右の写真の黄色い矢印で示した部品です。 |
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念願のCrayford-Focuserの機構部分が完成し、目標通りの性能を確認しました。 各所寸法は、設計通りで誤算はありませんでしたが、ジュラコンローラーをステンレス製のベアリングに変更しました。ジュラコンローラーでも、一見問題なく作動していましたが、重い荷重に対処するためにシャフト圧を高めると、ローラーのフリクションも 大きくなり、それがブレーキになってシャフトが空回りする傾向が判明しためです。通常のペアリングにすることで、この問題は簡単に 解決しました。この度は良い勉強をしました。^^;(EMS+重量級アイピースが天頂を向けていても、楽に引き上げられないといけません。) 写真は動作確認のために機構部分のみ仮に仕上げた物で、内外筒の隙間を隠していませんし、ノブも仮の物です。(つまり、完成品はもっと格好良くなるということ^^;) まずは取り急ぎ、試作成功のお知らせです。 小規模とは言え、量産となりますと、これから作業治具を整備しなければなりません。 |
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途中経過であり、まだ動作確認も出来ていない段階ですが、主要パーツが出来ましたので、ご報告します。
メカに詳しい方は、上の写真だけで設計の主旨がご理解いただけることでしょう。 今回製作中のCrayford式は、写真のように、主要部品が外筒(左)と内筒(ドローチューブ)(右)の2つのみで、しかも 2つとも規格のアルミ合金パイプなので、生産効率は極めて良く、はるかに軽量になります。(ただし、今度はフライス加工が 必要になり、メカ的に高い加工精度が要求されるので、それなりの準備は必要でした。) 外筒の外径は100mmで内径90mm、これはSYNTAの15cm鏡筒のフランジ(鏡筒パイプと繰り出し装置をつなぐ、あのラッパ状の部品)の 内径が97mmですので、これより外筒材料の片側末端をその内径に合わせて段付けして接続するのにちょうど良い寸法です。ベアリングユニットや合焦シャフトのスペーシングの必要性から、内筒は外径75mmで内径65mm,長さ140mmのパイプを選びました。このサイズは、 前記スペーシングを許す最大限の外径であり、65φバレルの挿入に好都合な寸法です。 ドローチューブ内径は、欲張ればきりがありませんが、重量とコストを考えると、大小の得失は裏腹の関係にあります。 同SINTA鏡筒純正のドローチューブは内径52mmで長さ=160mmもありますから、上記内径(65mm)への アップは、必要十分であって、劇的な効果をもたらします。(オリジナルの繰り出し装置を無改造で使用してBINOを作ると、(F5の場合)口径は13cm程度以下にケラ れるでしょう。) また、構造上low-profileになるので、オリジナルの繰り出し装置と交換することで、鏡筒を切断することなく十分なバックフォーカスを稼ぐことが出来ます。 写真(左)は、まだベアリングをセットしていません。 ベアリングは、メーカー製鏡筒でも、金属製のベアリングをアルミ合金のドローチューブに 直接、点接触で使用している例が多いですが、念のために、ジュラコン(デルリン;工業用高級樹脂)製を採用するつもりです。 さらに、ベアリングはかなり径が小さくなるので、剛性重視から、ボールペアリングではなく、小型のローラーを製作して試してみます。(ジュラコンは 極めて滑性が良いので、コロ構造で十分に円滑な動きになるはずです。) |
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● 台座の骨格が完成しました。リニアベアリングのホルダーのパーツ(共通パーツ)の在庫が底を突いたので、これより10台分をまとめて製作します。 1週間以内には鏡筒が2本座った状態をお見せできると思います。 写真により、前回記述しました内容がご理解いただけると思います。この方法ですと、鏡筒のみ前に出すのではなく、操作ハンドル等を全て 含めたBINO全体の重心が前に出ますので、重心移動の効果は大です。 ただ、こうして細部に渡ってご報告しておりますが、それがかえって、さらなる疑問や 不安につながる要素もあるようです。バランスについては、あまり神経質にお考えにならないようにお願いします。私自身がマニアとして 問題のないバランスに追い込んだ状態で納品しております。 また、HF経緯台は、独特のナイロン樹脂製の耳軸カラーをクランプで締め込むことで、適度なフリクションが出せるようになっており、 アイピースの交換時等に不用意に鏡筒が回転するのを防いでいます。この機能を誤解している方が多いのは、単体鏡筒等の接眼部を 直接手で持って操作された経験からかと思われます。望遠鏡を直接持って、渋めの経緯台で目標に向けるのは快適なものではありません。 しかし、しっかりした操作ハンドルを設置していれば、中、低倍であれば、多少クランプを渋めに 締めていても、何らの支障なく快適に操作することが出来ます。(このクラスの低倍用のシンプルな経緯台で、精密天秤のようなバランスを要求する ことは本末転倒です。) それにしても、鏡筒メーカーさんはやる事が極端ですね。
同社の通常品の150mmのバックフォーカスは、EMS-Mにはちょうど良いのですが、EMS-L使用ではアイピースや観察環境によっては合焦しない
ぎりぎりの数値、製作中のShortタイプは、もっぱら市販の双眼装置で(バローなしで)直接合焦させようとしたもので、
あまりに過剰なバックフォーカス。EMSに配慮してくれたのか?というのは早計な解釈でした。^^; まあ、メーカーさんの理解が遅いところに、私のような人間の存在意義があるのかも知れません。 ●15cmBINO(新型)の開発の方も並行して進めています。 すでにご報告しました通り、ノブの自前製作の目途は付きましたし、crayfordの試作のための工具、材料も大方入荷を終え、近日中に試作に 着手できる状況です。 このcrayford-focuser(65φバレル対応)の試作に成功しますと、応用はかなり膨らむことが期待できます。 |
Zenithstar80Short-BINO 製作中-2 (2006,8月25日)
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持て余すほどの長いバックフォーカスを持つ、特異な鏡筒は、製作者に新たな挑戦を誘うところがあり、 意表を突くアイデアもいくつか出たのですが、最終的には、前回のZenithStar80ED-BINOとほぼ同じ方式を 踏襲することにいたしました。 ただし、この超短い鏡筒は、極端に手前重心になることが予想されれため、 耳軸位置をベースプレートに対して手前に偏心(すなわち、BINO全体が前(対物が向かう方法)に出ることになる)させる ことにしました。 写真だと、BINOが左を向いた時の耳軸ブラケットを見ていることになります。 分厚く見えるのは、2枚重ねて加工しているからです。 この対策だけでバランス問題が解決できるかどうか分かりませんが、取りあえず、一つ目のバランス対策です。 (通常のブラケットとの違いをサイト内の写真と比べて見てください。) |
15cmF5-BINO 新型設計中 (2006,8月20日)
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