BINO MAKING Progress Report 製作状況速報(P1)


2011 to 2012


P2(2008 to 2010),  P3(2005 to 2007),   P4(2001 to 2004), 


Welcome to this corner ,"BINO MAKING Progress Report"!!

There is a lot of information uploaded concerning to the BINO MAKING. Although most of the comments are written in Japanese, you will surely be hinted a lot by the numerous photos with English comments.

I am always welcome any of your questions. As I am bilingual in English and Japanese, please always feel free to ask any question in English to me. I will quickly respond to your questions.

 このコーナーを日英併記としましたのは、別個に English Version をJapanese Version と同じ頻度で編集する時間がないこともありますが、 より多い情報量を効率良くお届けしたい(共有したい)からでもあります。

 実際に日英文の両方を読んでくださっている方はお気付きと思いますが、両者は互いに英訳でも和訳でもなく、必ずしも同一内容ではございません。 英文は頭の中が 英語モードで書いており、日本文も然りです。  海外の方に日本語を読んでいただくのは、特別な方を除いて難しいと思いますが、日本の方には、出来る限り(自動翻訳は使わずに)英文も一緒に読んでいただきたいと思っています。

 英語でないと本心がストレートに表現しにくい場合もありますし、両言語で内容を補完し合っていることも少なくないからです。(2011年10月7日、追記)





Carrying handle is set.

運搬用取っ手を付けました。  (2012年12月29日)




 運搬用の取っ手はこう取り付けます。  後、アリガタを所定位置にセットし、アルマイトが完了したら完成です。.

 ただ、世の中が年末年始の休みに入りましたので(当方は休みはありませんが)、外注がしばらくストップします。.





TV76-BINO, quite successful !!

TV76-BINOほぼ完成!!  (2012年12月27日)




The newest version of Televue76-Bino is almost completed. My original aim is perfectly achieved. The colimation was perfect on the spot of assembly.

 新しいメガネプレート方式は大成功でした。 予想した通り、CNCフライスでヘリカル加工したネジ込み方式は、左右の鏡筒を実用上完璧に平行に保持しています。  最初に組み立てた状態で、鏡筒の調整は不要でした。 前もって作っておいた接眼部のスタビライザーはこのモデルでは不要と分かり、せっかく作った物は、サンプルとして残すことにしました。

 重心位置は、意図した通り、EWV32mmでプレートの位置とぴったり合致しました。 プレートの中央上端辺りの穴には15mmφのジュラルミンのシャフトが通り、それをベースにして運搬用のハンドルを付ける予定です。 (アリガタがプレートの両サイド(一方)と下部に取り付く仕様にするのは当然です。)





Universal Stabilizer for the TV76-BINO

ユニバーサル・スタビライザー(TV76-BINO)  (2012年12月25日)




Ther former model of the Stabilizer was planned for the fixed first EMS units in parallel. But this time, I thought up a universal mechanism that allows us to use on more flexible circumstances, such as the normal focusing draw tubes.

 前モデルのスタビライザーは、左右のEMSの第一ミラーが横一列に固定されていることを条件と した物でしたが、今回は、無条件で使えるユニバーサルな機構にしてみました。

 たとえば通常の鏡筒フォーカサーを用いたBINOのように、観察者の不同視によってドローチューブの繰り出し量に差が生じた場合でも、 またアイピースの高さに多少の段差が生じたとしても、常に左右のスリーブの平行をアシストする機構になっています。ジュラコン(ポリアセタール)とステンレスのシャフトの滑性が極めて良いため、 意図した通りの機能を発揮してくれそうです。 ヘリコイド目幅調整と鏡筒スライド方式の両方で 使えるスタビライザーの誕生です。

 こうしたスタビライザーは、もともとは準備していなかったように、 これが無くても実用上問題はありませんが、一体構造の双眼鏡並の剛性を目指す流れと、昨今の超広角アイピースの超重量化に対応する意味でご提案しています。 邪魔だと思われたら、通常のノーマルなスリーブと交換されれば良いことです。 (左の写真のシャフトの中央には、短いパイプを固定して抜け止めとします。)





A simple structure for the TV76-BINO

TV76-BINOのシンプルな基礎構造  (2012年12月23日)




 メガネプレートの穴を全ネジではなく、段穴にして鏡筒パイプ末端のネジを半分ほど余らせ、 そこに延長筒をねじ込み、フェザータッチフォーカサーをその後ろにセットします。 延長筒は外径をもう少し細く削ります。(フェザータッチは主にバックフォーカスの追加確保の ために使用しますが、逆にフォーカスが余るため、延長筒が必要になります。)

 穴加工、ネジ加工共、CNCフライスで左右の穴を同じ環境で加工しているため、鏡筒パイプの必要な平行精度が ネジ込むだけで出ます。(同一平面に垂直な2本の直線は平行です。) メカとしての平行は構造上すでに出ていますが、必要があれば、内部光学系で 光軸を追い込みます。 少なくとも、鏡筒のずれに起因する光軸ずれは起こりえない構造です。

 目幅調整用ヘリコイドも開発以来改良を進めていますが、さらに新型の スタビライザーで接眼部の剛性の駄目押しをする予定です。 今回も非常にシンプル軽量なBINOに 仕上がると思います。





Sample thread for the TV76-BINO

サンプルネジを切ってみました。(TV76-BINO)  (2012年12月12日)




I have made the female thread sample for the TV76-BINO by the thread milling.

 TV76鏡筒用のメネジサンプルをCNCフライスで試し切りしてみました。 サンプルの形状であれば、旋盤の方が手っ取り早いですが、本番では メガネ型プレートの左右それぞれの穴にネジを切らないといけないので、フライス による事前のテスト加工が必要なわけです。

 加工ツール(刃物)が螺旋を描きながらネジを削って行く姿は、何度見ても爽快です。

An example of thread milling





CAPRI 102ED-BINO on HF2-Mount

CAPRI 102ED-BINOをHF2経緯台に搭載してみました。  (2012年12月7日-2)




Nextar Mount is superb for the planetary use with the perfect tracking mode, but for the telestrial use, PushTo mount such as HF2 is the best.

 惑星観測時等の自動追尾機能は Nexstar ならではですが、地上風景の観察には、やはりこの手動(PushTo)スタイルが一番です。 両方の手段を準備しておけば万全ですね。 (BINOの底部にアリガタ、CRADLEにアリミゾをセットしましたので前後のバランス調整は極めて簡単で、ウェイトシステムは不要です。)





EMS sets for Televue76-BINO and other in the making

Televue76-BINO、他用EMS  (2012年12月7日)




There are three ways of connections for the EMS housing to be jointed with other parts. This is the inner taper flange connection.The IPD helicoid has the tapered ends that will perfectly fit in the EMS housing end of 2" in diameter.

 製作中のTelevue76-BINO、他用のEMSです。  当方オリジナルの眼幅調整用のヘリコイド(小)は、両端がテーパフランジ形状(黄色い矢印)になっており、 EMSハウジングの50.8mmφの開口部に嵌入して3方からのセットビス(赤い矢印)で固定できるようになっています。

 これは、ヘリコイドの退縮時の長さ(高さ)を最小限(22mm)にするための工夫です。エンドフランジは外付け した物ではなく、ヘリコイドの末端を最初からその形状にしたもので、EMSに特化し、部品点数を 減らすことにも貢献しています。

 一般に、EMSのハウジングに他のパーツを接続する方法には、上記の他、ハウジングの端面に テーパフランジをセットし、それを相手のパーツに嵌入してセットビスで固定する方法等、数種類の 方法があります。 (私は前者をメス接続、後者をオス接続と呼んでいます。)

 Televue76-BINOは、当初はFL71-BINOとほぼ同じ構造を計画していましたが、実際に 素材鏡筒をよく検討してみましたところ、重量から、前者と全く同じ構造よりも、鏡筒を固定した方が得策であると判断いたしました。 ただ、外見的には、FL71-BINOと似た構造になる予定で、一枚メガネ型プレートのシンプルさと鏡筒固定の高剛性、ヘリコイド目幅調整の滑らかさ等々、過去のモデルの 長所を活かすつもりです。 鏡筒はかなり短いので、FL71-BINO同様、メガネプレートに直接ネジ込む 方法が採れると思います。(CNCフライスによるヘリカル加工





AL107-OTA, TRIPLET APO

AL107鏡筒  (2012年12月6日)




 まだ着手はできませんが、AL107(3枚玉アポ)鏡筒が入りましたのでご紹介します。 見事な鏡筒です。 フェザータッチを模範として製作されたと思える3インチフォーカサーは、本家の製品と比べても遜色ありません。 対物周りも非常に高級な作りになっています。

 接眼部は末端のアダプターが全て分解できる構造になっており、BINOの製作にも、もう一押しの バックフォーカス確保が出来て好都合になっています。ドローチューブの末端ネジが78㎜φp=1になっており、当方オリジナルの65φバレルも余裕で挿入できるので、バックフォーカスを有効に利用できます。

 鏡筒がかなり重厚なので、このBINOは鏡筒は固定で、ヘリコイド目幅調整仕様になりそうです。





CAPRI 102ED-BINO completed !

CAPRI 102ED-BINO 完成  (2012年12月5日)




The difficult project is completed. Please note that 10cm-F7 binoscope is successfully loaded on the Nexstar SE Mount of the limited fork length for the zenith viewing. IPD adjustment is a bit hard but it is a trade-off for the simple structure.

 CAPRI 102ED-BINOがようやく完成しました。 最近のCAPRI102ED鏡筒はバックフォーカスが長く なっている(BINOの素材としては歓迎すべき傾向)ことは承知していましたが、予想以上にフォーカスが余り、天頂時のフォークアームの クリアランスがさらに厳しくなりました。
 どたんばで慌てましたが、急遽製作したカウンターウェイトシステムが 功を奏しました。(ウェイトシステムは、鏡筒前後のバランス調整の他、BINO本体がフォークアームを時計回りにねじろうとするモーメントを多少キャンセルする効果も期待できます。(地上風景 観察時及びHF経緯台に搭載時には、BINOを手前に引くことができるため、ウェイトシステムは不要です。))

 多少心配していた、初めての”スタビライザーシャフト”は全く問題ないどころか、初期調整に 極めて有効な機構だと分かり、今後も軽量化の手段として採用する予定です。

 片持ちであることと、メガネプレートをバランス調整のために敢えて全体の重心から外した こと、また、10cm鏡筒の重量の予想以上のインパクトにより、目幅調整が渋くなりましたが、Nexstar架台に10cm-BINOを載せるためのTrade-Off、ということでご理解いただけましたら幸いです。

 初作ですので、課題はいろいろと見付かるとは 思いますが、本来ならNexstar マウントの搭載限度を越えるBINOを何とか搭載するための、一つの 解をお示しできたのではないかと思っています。
 BINO本体底部にもアリガタがセットできますので、 HF経緯台やビデオ三脚等と、その日の使用目的に応じて架台の使い分けをしていただくのも良いかと思います。





Counter brass weight and the shaft

真鍮製カウンターウェイト(CAPRI 102ED-BINO) (2012年11月30日)




This counter weight(1kg), made of brass, will cancel the top heavy of the CAPRI 102ED-BINO. I wish the user will keep the brass weight polished forever by the good maintenance.

 CAPRI 102ED-BINO用のカウンターウェイト(1kg)です。 真鍮は磨くことでその美しさを維持します。(←人間 みたい?^^;) リフォームで数年後に里帰りするBINOの真鍮ウェイトですが、ピカピカなのは皆無でした。^^;(みな惨めにどす黒く酸化していました。) 製作者としては、ユーザーさんもこの輝きを常にキープしていただきたいと思っています。





Bracket of the counter-weight for the Nexstar Mount

カウンターウェイト用ブラケット(Nexstar SEマウント)  (2012年11月29日)




The Capri-102ED-BINO proved to be too top heavy for the Nexstar Mount, but I can never give up at this stage. I thought up a bracket of the weight system that will be the minimum of the extra burden for the mount.

 先日も申しましたように、CAPRI102ED-BINOは予想以上にトップヘビーのため、天頂観察時 にEMSがNexstar架台のベースに干渉しないための対策が求められました。 あっさりと架台を変更 する選択肢もありましたが、ここで諦めるのはもったいなく、架台に極力新たな負担とならないような ウェイトシステムを考案してみました。

 それは、アリガタの手前端面に、コの字型のブラケットを介して、ウェイト軸をフォークアームの 外側に配置するもので、BINO本体が垂直回転軸に及ぼすモーメント加重をいくらか緩和させる ことも狙いました。 観測現場での着脱の利便性を考慮し、M6のローレット付きネジ1本でしっかりと固定できるように工夫しました。(ネジは分解時にも脱落しない構造になっています。)





CAPRI102ED-BINO almost completed

CAPRI102ED-BINO完成間近(2)  (2012年11月28日)




Finishing the fixed type of the EMS-UL set and the counter weight system will make the CAPRI102ED-BINO completed. The due date will be December 6th or 7th.

 EMSとカウンターウェイトシステムが出来たら、CAPRI102ED-BINOが完成します。

  従来通り、HF経緯台仕様にしておけば、何の苦労もなかったのですが、少しでも先進的な物をお届けしたいと思いました。(今回のBINOは、HF経緯台のような従来型の架台にも、CRADLEを準備しさえすれば搭載可能です。)
 自ら墓穴を掘っているようですが、この性分は治りそうもありません。^^; 





Televue 76-Bino in the planning

Televue 76-Bino、設計中  (2012年11月27日)




 随分とお待たせしてしまっていますが、「待った甲斐があった・・」と思っていただけるような物がお作りできると思います。 基本的には、前回のFL71-BINOと類似の構造を採用する予定ですが、今回は合焦装置はヘリコイドではなく、FeatherTouch Focuser を使用します。 これもかなりコンパクトなBINOに仕上がる予定です。





A pair of the OTAs loaded!!

鏡筒を載せてみました。  (2012年11月25日)




I have the pair of CAPRI102ED OTAs loaded on the Mount to find it very successful. The stabilizer shaft worked more fine than I had expected.

There are still some targets to clear, but I could at least make 10cm-BINO so light that it is loadable on the Nexstar Mount. I will be happy if you notice this feat rather than nitpicking the insignificant details.

 鏡筒を載せてみました。 一部、ご心配いただいていたスタビライザーシャフト機構は、予想以上に 有効で、鏡筒の方向調整は極めて楽に行え、固定の剛性も十分でした。(完璧なX-Y調整になっているのがその理由です。一般的な3方調整ネジですと、こうは行きません。このスタビライザー機構は今後も多方面で応用できそうです。)

 ただ、Nexstarのフォーク長に対して10cmF7はやや長く、天頂まで向くためにはカウンターウェイトを準備する必要があるかも分かりません。 EMS+2インチアイピースをセットしてみて判断したいと思います。

 しかし、ともかく、10cmEMS-BINOを何とかNexstarに搭載できるところまで軽量化できたわけですから、まずは 枝葉末節のご懸念よりも、本筋での成功をご評価いただけましたら幸いです。





Low profiled gear cover for the Nexstar SE Mount

特製フラット・ギヤカバー(Nexstar SE Mount)  (2012年11月23日)




I reported in my last report that removing the gear cover will drastically lessen the burden of the Mount. But you will hate the inner gear exposed in the aesthetic sence. Either do I. I made a flat cover in place of the original one.

 ギヤカバーの撤去が架台の負担軽減に劇的な効果があることを前回のリポートでお示ししましたが、やはり 内部のギヤが見えてしまうのは、気持ちの良いものではありません。

 お約束通り、フラットなカバーを作りました。 こうした加工はCNCフライスの真骨頂で、切削加工そのものは朝飯前なのですが、最初だけはGコードのプログラミングが必要なのと、薄物ですので、周到な治具の準備と、 切削手順を熟慮してかからないと、とんでもない回り道をさせられることになります。 詳細は省きますが、 諸々解決して新たなギヤカバーが出来上がったわけです。(これよりアルマイトをします。 黒い樹脂プレート を加工することも検討しましたが、コストや加工性で樹脂が有利とは限りません。)

 オリジナルのカバーは、さすがに世界有数の望遠鏡量産メーカーだけに、樹脂のダイカスト製です。 型代に大きな投資が必要なわけですが、ダイカストは数量次第では、1個単価は限りなくタダに近くなります。^^; それがこの製品の破格な安さの理由ですが、零細企業にはマネの出来ないことです。 しかし、一般消費者は、容赦なく超大量生産品の価値基準で判断されるので、我々には厳しい時代です。(余分な”つぶやき”を挿入して失礼しました。^^; 逆に大手メーカーの真似が出来ない部分で存在意義を示さないといけないと思っています。)





How to set it on the Nexstar SE Mount

Nexstar マウントへの搭載方法  (2012年11月22日)




 

Do you think it too brittle for the dovetail to connect directly to the end of the frame? Absolutely No. It depends on by which way it is connected to the frame. A bit of the tenon will drastically enhance the connection regidity, and even handling by the dovetail does not show any sign of brittlenss.(See the right photo.)

 アリガタをフレームのエッジに直付けすることに懸念をお持ちの向きもあるようなので、ご説明します。 結果は全く問題なしでした。 右の写真のように振り回してもビクともしません。  接続強度は、単純にネジの太さや本数や接合面の面積だけで決まるものではありません。 ほんのわずか接合部を嵌合するようにしておくだけで、接続強度は飛躍的に増します。

 中間部品を介入させればさらに安心ではありますが、その分、重心が遠くなり、モーメントが 増すジレンマがあります。 それよりも、1mmでも重心をフォークアーム側に接近させることと、重量を1gでも軽くすることに徹しました。
 装飾を兼ねたギヤカバーが邪魔なので外しました(中央の写真)。 このカバーは樹脂製で、C8鏡筒の取り付けを前提に、鏡筒の丸さにマッチするように意図されているようです。 これを外さずにフレームを取り付けるには、20~30㎜ほどスペーサー をかませる 必要があり、モーメントの増加が著しいため、外すことにしました。 代わりにフラットなギヤカバーを作らないといけません。

(以前にも書きましたが、Nexstar のフォークアームのアリミゾは面押しクランプです。   簡素な構造ですが、合理的に出来ていて、小さい力でしっかりとアリガタを把握します。)

 




Stabilizer and adjusting shafts are set

スタビライザーシャフトの原理  (2012年11月21日)




 

It might be more difficult to convince you of the mechanism rather than the development of itself. I will take some steps for you to understand the principle.

1: Think of your dining table that has four legs. You will agree that four points are more than enough to adjust the level of the table, knowing that tripod is the minimum requirement of getting the level. The element OTA of a binoscope can also be aligned by the adjustment of four screw tips as the left photo shows.

2: But apart from the dining table, binoscope should be aligned to the celestial object of the every altitude. So, the OTA must be hold tightly in the appropriate place for it not to fall down. Look at the central photo. A half of the band is enough for the purpose, isn't it?? Do you still insist on using a pair of the bands??

3: Look at the right photo. This is the assembled next-generation binoscopic mount!!

スタビライザー(兼調整機構)の原理をご説明します。

1: 左の写真をご覧ください。鏡筒バンドの内側半分(兼スライドプレート)に貫通固定された2本のシャフトの両端付近に、先端樹脂の調整ネジを 配置します。 この上に鏡筒を載せれば、少なくとも、写真の水平置きの状態では完璧に鏡筒のアライメントが可能だということに、まずは納得 していただけるでしょうか。
 これは、あなたの家の食卓の水平が、4本の脚の調整で完璧に出せることと同じです。 ただ、食卓はかなりの質量があって、常に水平な床に置かれる物なので、必ずしも床に固定する必要はありませんが、望遠鏡はそうは行きません。

2: 望遠鏡が落っこちないようにするには、4個の支点の中央付近を、バンドの半分で締め付けてやれば十分だと思いますが、いかがでしょう。(中央の写真)  これでもバンドがもう一つ要りますか?

3: 右の写真が組み立てた状態です。 このマウントに組み込んで調整された鏡筒の向きを、あなたはどんな魔法でずらすことが出来るのでしょう?   鏡筒は中央のバンドで強固に内側に引き寄せられていて、その力に抵抗するように4箇所の調整ネジが押しているわけですから、 鏡筒の逃げ場はどこにもありません。

 また、写真1に戻ってみていただきたいのですが、調整ネジの方向は、全て鏡筒の中心軸に向かっていて、さらに正確に90度離れて2個ずつの ネジが配置されています。 これは、斜め軸のX-Y調整機構になっていることを意味します。 初期調整が非常に効率的に行える構造 になっています。

(11月23日追記) 誤解される方が多いので、4点支持について補足します。 「調整ネジで鏡筒に穴が開く・・・」というご指摘が多く、驚いています。^^; なかなかご理解いただけない だろうと思い、食卓テーブルまで引用したのですが、逆に誤解を助長したようです。
 あくまで、鏡筒の把握の主役はバンドです。鏡筒はこのバンドを締めることで、確実に把握されます。 ただ、バンドの幅(厚み)の15mmだけでは、鏡筒の方向の微調整が困難なため、バンドから離れた場所に 支点を設け、そこに調整ネジを補助的に配置したものです。 この調整ネジがあっても、鏡筒は4点で支えるというよりも、あくまでバンドで保持するわけです。 お分かりいただけたでしょうか。 強力なバンド+(補助的に)4点支持ということです。

 念のために補足しますと、 1~3の上記ご説明の前に大きな前提があります。 

 まず、このアリガタアリミゾによる目幅調整装置ですが、これは、皆さんが普段お使いの、鏡筒を架台にセットする時のアリガタ、アリミゾとは 使い方が異なります。 一般的な架台固定用のアリガタ、アリミゾは、暗がりでの着脱の利便性のため、あるいは規格の許容差を確保するために、遊びはかなり大きく取ってあり、クランプを締めて鏡筒等を架台に着脱するためのものです。
 これに対し、私が目幅調整用に作っているアリガタ、アリミゾは、着脱用ではなく、入念なラッピングにより、高精度なスライド 機構に特化した物です。(旋盤の刃物台やフライス盤のX-Yテーブル等、大きな 力がかかり、かつ高精度で滑らかな動きを要求されるメカは、ほとんどこの同じ アリガタ、アリミゾ方式を採用しています。)
 つまり、右の写真のメガネ型のプレートは常に一つの平面内でスライドするものであり、鏡筒がその面に垂直である 限りは、2本の鏡筒は常に平行をキープすることになるわけです。 このことは、前回のイタリアンレッドのFL71-BINO斬新な構造の根拠にもなっていますので、それらの一連の開発意図をご理解いただければ幸いです。  

(通常であれば、短焦点とは言え、10cmクラスのBINOはNexstar8SE-Mountには厳しい搭載加重です。 BORGのような特別に軽い 鏡筒なら別ですが、軽めとは言え、CAPRI102ED-BINOを同架台に搭載するためには、常識破りの軽量化が必須だということです。 それでも挑戦的なプロジェクトであることには変わりはなく、架台側のアリミゾ周りのカスタマイズも計画しています。 (重心を出来るだけフォークアーム側に近付けるため))





Direct cable for the SkyFi and the Nexstar SE Mount

SkyFiとネクスターマウントのダイレクトケーブル  (2012年11月20日)




 

 待ちに待ったダイレクトケーブルが、海外に注文して2週間以上たった今日、やっと 届きました。 (左から順に)写真1が SkyFi と NexstarSE のコントローラーをつないだところ。 EnergizerXP8000 からの電源ケーブルと紛らわしいので、表題のケーブルに赤い矢印を付けました。

 これだけ見れば、「それがどうしたの?」ということですが、標準のケーブルはどうなのかと言うと、 写真3(一番右)を見てください。

 まず、SkyFi には、無骨なRS232Cケーブルが附属しています。 そして、Nexstar側にも長大なRS232Cケーブルが附属しているので、それらを連結すればSkyFiが使えます。(標準、ダイレクト、どちらにしても接続ケーブルの Nexstar 側は、架台本体ではなく、コントローラーの底部に接続しますので、 お間違いなく。 ) PCへの接続等、汎用性を考慮したものだとは分かりますが、両者の接続用に、SouthernStars も、 Celestron も、ダイレクトのケーブルを用意していないのです。
 また友人の手を煩わせてケーブルを作るのか?と思いながら、webを検索してみましたら、英国のパーツメーカーがちゃんと用意してくれていました。(合掌しながら3つも注文してしまいました。^^; 中央の写真)

 ということで、このケーブルにしたら、ずっとすっきりしました。 カールケーブルだとさらに cool なので、上記パーツメーカーに 希望しておきました。

 それにしても、この手のGoto架台と SkyFi 経由のSkySafari とのマッチングは、本当にスリリングです。 天文マニアには、ずっと以前のGoTo架台に対するネガティブなステレオタイプをお持ちの方が 多いのか、11月10日の記事に対する反響がほとんどないことに驚いています。  まあ、これはこの事にかぎらず、一旦浸透した固定観念を払拭するのは容易でないということなのだと思っています。

 Nexstar 架台については、重箱の隅をつつくようなコメントも散見されますが、私がしばらく屋内 シミュレートをした印象では、その価格に対して、その機能に何らの不満もないどころか、よくこの 価格でこれだけの物が作れたものだ、という驚きしかありません。

  ただ、Defort の設定で面食らったことが2点だけありました。   それは、Lunt35mmの裏像を確認していた時のことです。 まず、コントローラーの 強制駆動の向きがちゃんと操作ボタンの通りに直感的に上下左右に動かせることを確認してから、太陽を導入。 像の向きを確認すべく、架台を上下に微駆動させたところ、裏像の動きと反対に太陽が 動くではないですか。(強制駆動の速度は1~9の9段階で低速側の1~6だけが上下が逆転していました。)

 「一見天頂プリズムに見えるこのブロッキングプリズムには、どんなからくりが 仕組んであるのか?」と、一瞬真っ青になりましたが、落ち着いてよく調べてみましたら、 何と、Nexstar は天頂プリズムの裏像補正を Defort にしていたのです。 直ちに設定を変更しましたが、大方の世の中では、 未だにマツモトのEMSは存在していないことを改めて知り、苦笑しました。(大手メーカーほどその傾向が強いですね。)  長くなりましたが、先述のことにも通じる発見でした。

 もう一つは、タブレットの画面を見ながら、(架台側で仮想の北極星で初期アライメントをした後)北極星のすぐ左の星をタップしてGotoをかけたところ、何と、逆方向に架台が暴走するではありませんか。 そして、延々と逆周りして、目的の星で止まりました。 「血迷ったか?^^;」と思いましたが、これもよく調べてみましたら、これは接続ケーブル類を巻き込んでしまわないための、"Cord Wrap" という機能が働いたもので、何とこれはDefortどころか、電源を 入れる度に自動的にセットされるもので、これを避けるには、電源を入れるたびに"Cord Wrap" を"off"にしないといけません。 コードの巻き込みは、その都度ユーザーが判断すれば良いことで、大きなお世話なんですけどね。^^;

  ただ、どちらも本体の機能の本質的な欠点ではなく、メーカーさんの考え方の問題なので、架台自体には 不満はありません。

       




CAPRI102ED-BINO near completion

CAPRI102ED-BINO完成間近-1  (2012年11月18日)




This is the next generation binocular mount. The total weight of thsi binoscpe can be lighter than that of a pair of the metarial OTA with the bands and dovetails.

 この段階を見ていただけば、追加重量がマイナスのBINOもあり得るということをご納得いただけるものと思います。 市販鏡筒を使用してBINOを作るのに、追加重量がゼロより軽くなり得るわけです。

 ちょっとくどく説明しますと、左の写真に写っているのはまさに鏡筒バンドです。通常は鏡筒バンドは前後1組(つまり2個)ずつ使用するのが基本ですから、この段階ですでにマイナス重量になっているわけです。 

 ”作らずに作るBINO”がほぼ完成しました。メカが高度に複雑になるほど、ある意味製作者が意図しない使い方を される危険性も孕むわけですから、作らないにこしたことはありません。^^;  もうヘリコイドのネジが緩んだとか、ぶつけたら光軸が狂ったとか、言わせません。^^

(同日追記)

 たった今、メールをいただいたのですが、やはり誤解なさっているようなので、老婆心ながら、 補足をさせていただきます。 このプレート状のパーツを前後1対で使用するのでは決してありません。 それでしたら、従来の発想と大差ありません。

 本当にこの1枚のプレートだけでBINOが実現するのです。 鏡筒の初期の方向調整は、写真の4つの穴に貫通して 固定する4本のスタビライザーシャフトのそれぞれの末端にセットする、先端樹脂の合計8本のセットビスで行います。  スタビライザーシャフトは、外見ではほとんど目立ちませんので、あたかもメガネ型プレート1枚だけでBINOが構成されているように見えるはずです。





The core part of the CAPRI102ED-BINO-3

CAPRI102ED-BINOの基礎構造 その3  (2012年11月17日)




Now it must be more understandable at this stage of processing. This mechanism will surely usher in the next-generation mount for a binoscope, but very few will understand it at this stage.

 この段階を見ていただけば、昨日までのご説明をよく理解していただけると思います。 もう一度お読みいただけば、書いてある通りだとお分かりになると思います。

 この発想の応用は非常に広範なものがあり、次世代型のBINO構造の先駆けとなるものですが、未だに反響がないことを見ますと、やはり鏡筒が2本取り付くまでは信じてもらえないようです。^^;

 




The core part of the CAPRI102ED-BINO-2

CAPRI102ED-BINOの基礎構造の続き  (2012年11月16日)




Two plates in the core part, dovetail holder, will be trimmed into the inner halves of the bands. The clamp works very well to hold the plates very tight with small power. It almost means this project will surely be successful.

 一番要の部分が完成しました。 昨日のアリミゾ部品にセットされた17S( ジュラルミン)製の2枚のプレート(左の写真で黄色いのは 保護シート)は、それぞれが鏡筒バンドの内側の半分を構成します。 これより半円状に大きく刳り貫きます。

 中央のクランプレバーは、左右のプレートを同時に強固に保持します。 これで、本プロジェクトの成功がほぼ確実になりました。 バンドの外側半分(2個)には、それぞれ架台セット用のアリガタと、目幅調整用の取っ手が 取り付きます。(ファインダー台座も外半分のバンド部分にセットします。) 

 鏡筒には一切手を加えない、理想的にモデュール化された次世代型のBINO用マウントが誕生することになりそうです。 

 




The core part of the CAPRI102ED-BINO

CAPRI102ED-BINOの基礎構造です。  (2012年11月15日)




You might not believe if I say this bizarre shaped piece, which looks like a phychological test chart, is the core part of the CAPRI102ED-BINO in the making now. Actually it is! A single band which hold each OTA has a dove-tailed bracket that slides in the core part, dove-tail holder, for the IPD adjustment.

「これが、製作中のCAPRI102ED-BINOの主要部です。」と申し上げても、信じていただけないかも分かりませんが、 前に製作したFL71-BINOでの成功経験を元に設計していますので、まずうまく行くと確信しています。

 原理構造はFL71-BINO(当コーナーの9月初頭以降の記事をご参照ください。)と似ていますが、この モデルでは、鏡筒には全く手を加えず、鏡筒の振りの微調整機構も装備した非常に使い安い基礎構造を 予定しています。

 お察しのように、このパーツが2本の鏡筒の中央に配置されます。 そして、左右の鏡筒は、それぞれ15㎜幅の特製のバンド1個のみで保持するのですが、そのバンドの内側半分はブラケット構造にし、上下端面 は上の主要部品(アリミゾ)に合わせたアリガタ加工を施します。

 当然ながら、15㎜厚のバンド1本では、視軸が安定しませんので、保持と調整を兼ねたスタビライザーシャフト(12㎜φ長さ100㎜くらい)を2本、上記バンドブラケットに貫通させて強固に固定しておきます。 シャフトの両端には、鏡筒に向けた先端樹脂の調整用の(押しネジ)セットビスをセットします。(4点支持で、かつその中央を1個のバンドで強く引き寄せるのですから、鏡筒の固定は万全です。)

 それで、一見たった15㎜厚のバンド1個で保持されているかに見える鏡筒は、ほぼ100㎜の幅の 鏡筒バンドで保持されるのと同じことになるわけです。 シャフトは、鏡筒の中心に向かって互いに 90度となるように配置するので、傾斜X-Y調整(多くのXY調整式ファインダー脚がそうですね。)機構となり、 初期調整は非常に簡単です。

 上の部品の4箇所のU字の切り込みは、そのシャフトを小目幅時に 収納するクボミです。 この方式が成功しますと、125SD-BINOクラスまでのBINOにこの構造が適用 出来、BINOの構造が従来と比べて、飛躍的にシンプルになります。 4本の短いシャフトは、左右の 鏡筒の間に隠れますので、外見的にもほとんど分かりません。

 通常の単体鏡筒でも、一対の鏡筒バンドとアリガタは普通、常時セットして運用しますので、 この新型のBINOも、上記ブラケット付きバンドを構成鏡筒の一部と見なしますと、何と、BINOの 構造部は上の写真のただ一つの部品だけ、ということになります。

 このBINOは、Nexstar 8SE Mount に搭載する予定ですが、鏡筒バンドの外側のピースの外側面に 標準アリガタを固定して架台にセットします。 アリガタのセット位置でバランス調整できますし、ハンドルはGoTo架台故に省けます。(←さらなる軽量化) 目幅調整は、架台に固定するのと反対側のバンドの 外側にセットした小さい取っ手を押し引きして行います。 その点、Nexstarは片持ちなので好都合です。 一見、剛性に不安を持たれるかも分かりませんが、常識的なベースプレート上のスライドマウントに 鏡筒等を積み上げた構造と違い、アリガタと同じ面内で操作するので、偶力の発生がなく、目幅調整は スムーズに行える公算です。
 また、目幅調整は片方の鏡筒のバンドを押し引きしますが、左右のバンドはそれぞれが中央のアリミゾ パーツの中で保持されて連動しますので、片方の鏡筒のみが移動するのではなく、中央パーツを基準にしてシンメトリックに鏡筒間隔が変化します。 このことは、単なる外見の審美性の追及のみならず、共通アリミゾ内の連動や同時クランプ操作により、片方の鏡筒だけのスライド機構で生じ勝ちな、目幅移動時やクランプ時の相対的な光軸ずれを未然に相殺するという大きな副産物も期待できるのです。





BIG NEWS!! Inexpensive Android Tablet can use SkyFi !!

アンドロイドタブレットで SkyFi が使えます!  (2012年11月10日)




My friend, PC engineer, has found a universal solution for the Android Tablet to use with SkyFi in very reasonable way. There is no choosy condition of Ad-Hoc nor Bluetooth any more!!
Just insert a cheap and tiny WIFI router between your Android Tablet and SkyFi wirelessly, is the only trick ! My friend kindly provided a Manual for the Manias in all over the world.

 iPhoneやiPadのSkySafari(3Pro or 3Plus) の画面上で望遠鏡を制御、モニタリングすることがかなり普及し、 その素晴らしさについての話題が沸騰していますが、ずっと安価なアンドロイド系のタブレットは、残念なことにWIFIが Ad-Hocモードに対応しないため、PCの専門家が 高度でリスキーなカスタマイズを施さない限り、使用できませんでした。
 私も海外を含めたwebの情報を探しまくり ましたが、成功例は一件も見付かりませんでした。  面倒なカスタマイズを経てAd-Hoc接続を何とかクリヤーしても、接続が安定しないようです。

 それでも諦めきれない私がPCエンジニアの友人に相談していたところ、試行錯誤の末に、アンドロイドタブレットを無条件で SkyFi につなぐ方法を開拓してくれました。 タブレット側には何らのカスタマイズも施しませんので、SkySafariがインストールされたアンドロイドタブレットがあれば、そのまま使用できます。 もはや、Ad-Hocモードとか、Bluetoothとかのうるさい条件は無用となりました。

 答はただ、あなたのアンドロイドタブレットと SkyFi の間に超小型のWIFIルーターを仲介させるだけです。

  接続は常に安定していて切れることがなく、ターゲットカーソルが全く停滞することなく滑らかにリアルな星図上を這う姿は、それだけでも実にスリリングな眺めです。

 友人が厚意で天文マニアのみなさんのためにマニュアルを作ってくれました。 営利目的ではありませんので、挑戦される方は、全て自己責任でやってください。





CAPRI102ED-BINO Project nearly launched

CAPRI102ED-BINOの設計がほぼ決まりました。  (2012年11月9日)


 架台(Nexstar-8SE Mount) の検証を含めて、CAPRI102ED-BINOの設計を 推敲しておりましたが、いよいよ設計が決まり、これより材料を確保いたします。 Nexstar+SkyFi+SkySafari+iPhone(-Pad)による導入操作は非常にスリリングで、従来の 自動導入架台とは一線を画するものがあります。

 (アンドロイドタブレットの使用も研究中で、 実は(自分用は)ほぼ実現していますが、より再現性のある確実な方法をご提案すべく、もう一歩の所まで来ております。 PushTo架台の魅力も知っていますが、三脚、エンコーダの組み込み、導入支援装置等々を買い足して 行かないといけないPushToシステムに対し、全てが前者のフルシステムの半額以下で揃ってしまう 昨今のGotoシステムを無視し続けるのは、マニアの利益にならないと判断し、いろいろと検証している ところでございます。(今度はPushToを否定するとうのではなく、もう一つの選択肢としてのGoToが 責任を持ってご提案できるように、いろいろと検証しております。))





RCM (Reverse Corrector Mirror) for the Lunt completed!

RCM(裏像補正ミラー for the Lunt)完成!  (2012年11月4日)


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The RCM for the Lunt-35mm is completed. This time, no customize on the side of the Lunt is done and you can restore the Lunt to the original condition at any time you like. If you don't mind cutting short of the OTA tube, you will have still better result.
Photo 1 is the system chart of the original Lunt35mm set, and Photo2 is that of the RCM inserted. The part number "2" in the photo2 is the 1.6X extender lens for the standard bino-viewer, but at this usage the extending factor will be about 2X.

 Lunt35mmの正立化がきっかけとなりましたが、この際、RCM(裏像補正ミラー)として標準化しておきました。(写真4,5)
 写真では、短い2インチバレルをセットしていますが、使用目的に応じて、EMS標準のバレルも選べます。 エクステンダー(写真2の2)をセットする時は、入射絞り環(写真4)を外してから取り付けます。

 写真1と写真2は、それぞれ、Lunt35mmのオリジナル鏡筒セットと、RCMを併用する時のシステムチャートです。
 写真2の1(2インチスリーブ)が長いのは、2のエクステンダーレンズの パワーと3+4の総光路長との帳尻を合わせるためです。 3と4の接続光路ロスは、互いの接続部品をカスタマイズすればさらに 詰められますが、今回は標準のRCMを無加工のLUNT鏡筒にセットして正立像を得るシステムを構築してみました。 従って、いつでもオリジナルの システムに復元できます。

 まずは、この正立化システムでご使用いただき、オリジナルのシステムへの復帰が全く不要であると確信されたら、鏡筒の カットや3と4の接続部のカスタマイズ、そして最終的にはBINO化までのご提案の用意がございます。(BINO化には、さらにブロッキングフィルタープリズムの角のトリミングも必要)

 今朝、完成したRCMを装着したLUNT35mmで初めてプロミネンスを見ましたが、やはり正立像は本当の像を見ているという絶大な満足感がありますね。

 NexstarSEマウントで追尾しながら太陽を見ましたが、上下左右の微駆動と像の動きから、正立像を得るRCMの接続アングルの決定や判断も実に簡単でした。(正立像であれば、筒先を振る方向と反対に像が逃げます。)

依頼者の方へ補足:
  エクステンダーを付けたままですと、2インチバレル用のダストキャップが使用できません。 また、 エクステンダーにぴったりの規格のポリキャップがありません。 そこで、写真3のように、エクステンダーを装着したままのRCM(3)に部品1(2インチスリーブを被せ、接続ネジ側に ポリキャップ(2インチ用)を被せますと、密閉して保管できます。 アルミケースには、鏡筒をオリジナルの状態にして収納しておかれれば、いつまでもパーツの紛失の心配もないでしょう。





RCM (Reverse Corrector Mirror) for the Lunt in the making

RCM(裏像補正ミラー for the Lunt)製作中  (2012年11月1日)




Adding one more reflection to the normal diagonal prism will give you non-reversed upright image at 120-deg. viewing, and non reversed upside-down image at 30-deg. viewing facing directly to the target. If you will compromize to face 60-deg left to the targed you can also view the non reversed upright image at the right angle viewing. If you will still allow the image inclination, you are free to choose any comfortable angle to view the non-reversed images.

この補正ミラーの構想はEMS開発当初からありましたが、目先の仕事に追われていたために、なかなか実現させれらませんでした。 この度、LUNT35mm(太陽望遠鏡)の正立化の依頼がありましたので、 ようやくその機会が与えられました。

 原理はEMSと全く同じで、LUNTの天頂プリズム(兼ブロッキングフィルター)と同鏡筒の間に EMSの構成ユニットを一つ挿入するものです。合計2回反射ですから、当然、それだけで裏像は 回避されるわけです。 ただ、EMSの場合は、入射角60度の構成ユニット2つなので、正立像の解が 90度対空になりますが、片方のユニットを入射角45°の天頂プリズムで置き換えますと、 正対視での正立像を得る対空角度=120度ということになります。

(2つの反射面の法線ベクトルの内積が0になる解を求めれば、正立像を得るための対空角度と ねじれ角は簡単に求まります。)
対空角度120度というのは、90度対空よりもさらに30度アイピースが折り返す姿勢になりますが、地平付近を除けば、十分快適なアングルです。)

 さらに、60度斜めに座って観察すれば、90度対空の正立像も得られます。 また、30度対空の 完全倒立像の解もあります。 像回転を妥協するなら、好みの対空角度で見ることが出来ます。

 今回は鏡筒を切らないため、エクステンダーレンズを併用します。 レンズのパワーとセット 場所がクリティカルにピント位置と実効倍率を規定するので、これから検証しないといけませんが、 双眼装置用の1.6倍のエクステンダーを使用し、実効約2倍で使用することになると思います。





The New Miniature BINO, completed!

新型mini-BINO 完成!  (2012年10月31日)








The New Miniature BINO, ready to be anodized

新型mini-BINO ほぼ完成!  (2012年10月26日)




The new version of the finder-binoscope is ready to be anodized.
The right OTA base is for the Y asjustment, and the left for the X adjustment.

 これより面取り等を仕上げてアルマイトに出します。
  新型のmini-BINOの完成というよりも、少し前から構想を練っていた、スリット加工 による光軸調整機構の実現でもあります。 スリット加工がアリミゾのクランプに 極めて有効でしたので、その時点で光軸の微調整機構への応用を考えていました。
  ここに、極めてシンプルな構造で、調整が極めて簡単でかつ、調整後は狂わない メカニズムが実現しました。

 今回は、簡素を旨としたファインダーBINOというよりも、本格的な調整機構を 備えたMinuature Binoscopeを作りました。 いずれ鏡筒前部をED等の、より グレードの高い物と交換されても、外部調整機構が完備しているので、即対応できます。





New Version of the Miniature Binoscope in the making

新型mini-BINO 製作中  (2012年10月25日)




The new version of the finder-binoscope is in the making. But, this time, the naming of "Finder Bino"is not appropriate for the enhanced machanism.

 ずっと前に納品させていただいたBINOに付随して依頼を受けていたもので、割り込みではありません。 海外遠征の日程が近付いたとのことで、慌てて製作しています。^^;

 ファインダーBINOの新型のつもりでしたが、この際、パーフェクトな光軸調整機構を 備えた物を作ることにしました。 右の写真がコア部品です。 鏡筒のセットは、 従来の方法とは全く異なります。 フォーカシングも接眼部のヘリコイドで行います。





Nexstar 8SE Mount arrived

Nexstar 8SE Mountが届きました。  (2012年10月24日)




 Nexstar 8SE Mountが届きました。  予想以上にしっかりしています。 Webの情報では曖昧だったアリミゾクランプは、簡略なネジ押しではなく、ちゃんとした面押しになっていました。(右の写真の黄色い矢印) クランプノブを軽く締めただけで、VIXEN規格の標準アリガタを強力に把握します。 RS232Cケーブルもちゃんと附属していました。( 販売店の営業方針から別売にしている場合もある)

 さっそく、SkyFiをセットし、iPhone上のSkySafari3-Proで屋内シミュレートしてみましたが、単なる機械任せで無味乾燥なものだったはずのGoto架台の導入操作が、それ自体が実にスリリングで楽しい作業であり、Gotoでありながら、単なるGotoでない、全く別物に変貌していることを実感しました。
 常に望遠鏡の目標をリアルな天空図上で把握しながら観察者が能動的にコマンドするので、Gotoでありながら、 PushToに迫る臨場感と共に望遠鏡が制御できるのです。 この感覚を文章で表すのは難しいですが、このスタイルがこれからの観望手段に革命をもたらすことは間違いないと思います。
 以下の動画は、SkyFiとは別のWIFIアダプターのデモですが、このようなことが出来るわけです。

http://www.youtube.com/watch?v=aeCRm3A2p3Q

 ただ、この動画はプレゼンのプロが華麗に仕上げたようですが、観測家ではないようで、肝腎の、ターゲット カーソルが星図上を滑らかに這う映像が抜け落ちています。 私としてはそこをお見せしたいと思いました。 携帯端末の画面上で、行きたい所をタップし、Gotoを押せば望遠鏡は素早くそこを目指し、高速で少し行過ぎてからまたスーっとゆっくり引き返して正確に目的地で止まります。 もちろん、マニュアル(PushTo)的に縦横斜めに動かすことも出来ます。 どちらにしても、SkySafariの画面上には、あなたの望遠鏡の視点が常に表示されているわけです。





TOA150-BINO on An Equatorial Mount in the planning

TOA150-BINO 赤道儀仕様、 構想中 (2012年10月17日)


Though I have no photos to show you at this stage, the plan of the titled BINO is proceeding. The client is now using a single TOA150 on the matched size of an equatorial mount of the same maker. And he solicited me to build up a TOA150-BINO ON THE SAME MOUNT! Of course, I firstly advised him to get larger mount for the future binoscoope system, but we came to the conclusion to challenge the unbelievable mission, because he showed a strong will to take the risk of the failuer. Now, the innovative strategy is coming out, making the binoscope lighter than the weight of the twice of that of the single OTA.

 まだお見せできる写真はありませんが、TOA150-BINO赤道儀仕様の構想は練り続けており、私の頭の 中では、ほぼ構想が煮詰まりました。

 今回のTOA150-BINO赤道儀仕様は、「現在同じ単体鏡筒をシングルで適合規模の赤道儀に搭載している システムにそのまま、鏡筒をもう1本買い足してBINOシステムを構築する。」、という、 依頼者の方の強い希望に基く(挑戦的な(無謀な^^;))計画です。

 もちろん、最初は赤道儀を大きな物と交換されることをお勧めしましたが、基礎自体は本格的な観測ドームに 堅固に固定されていることと、諸事情から赤道儀はそのまま使いたいという強いご要望から、この とてつもない計画に挑戦してみることにしたわけです。

  1本だけ届いている鏡筒を見たところでは、サイズ的には意外にコンパクトでしたが、トップヘビー は半端ではなく、特に重い対物フードは撤去して樹脂製等、他の代替手段に変えるのが賢い選択だと思っています。 回転装置は、一般的な大口径ニュートン反射用のような発想だと、それだけでリミット重量に達しますので、 FS102-BINOのようなシングルの軌道リング方式にし、鏡筒の保持には純正の鏡筒バンドも使いません(これには新たな秘策があります)。 フォーカシングも、 純正の重いフォーカサーは排除し、独自の方法を採用して軽量化と、バックフォーカスを追加確保します。

  作戦通りに純正鏡筒×2程度の重量で回転装置ごとのBINO重量を納めたとしても、赤道儀にかかるモーメント荷重はやはり巨大な物になるので、やってみないと分からない部分は あります。 最悪の場合には架台の交換もあり得るということを、依頼者の方には今から念頭に 入れておいていただきたいと思います。(もちろん、最善は尽くします。)





CAPRI 102ED-BINO in the planning

新型 CAPRI 102ED-BINO 構想中  (2012年10月10日)(10 月12日、リンク追記)


I am terribly sorry that I am too late to start with the new CAPRI 102ED-BINO. I wish the client will understand that here is the turning point of the EMS-Binoscope of relatively small size. Now, I am trying a totally new approach on the binoscope.

 CAPRI 102ED-BINOが遅くなって、大変申し訳ございません。 先日のFL71-BINOもそうですが、 中口径以下(10㎝短焦点以下)のBINOの構造と運用方法を抜本的に練り直しています。  2本の鏡筒をスライド機構と共に水平なベースプレート上にセットし、耳軸ブラケットをセットして フォーク式フリー架台に載せる、というスタイルとは決別しようとしています。  

 フリー架台+導入支援装置(PushToシステム)の快適さと操作時の有機的なフィードバックの醍醐味は、すでに多くのファンを魅了して来たわけですが、一方で、私も個人的には敬遠して来た自動導入架台(Gotoシステム) が圧倒的なコスト・パーフォーマンスを帯びて急速に普及して来ましたので、ここらで実際の使い勝手を自ら検証してみる必要性を強く感じるに至りました。

 ほとんどのGoto架台は、すでにweb上で大きく話題を提供しているWifiアダプター(SkyFi or Nexus)と直接 繋がることから、Gotoも以前のように、うなるモーター音を聞きながら、マシンが目標天体を導入してくれるのをただ待つのではなく、BINOの動きを携帯端末の画面上で把握しながら、 臨場感溢れる導入プロセスを楽しめるようになっています(Gotoでありながら、PushToの要素も持つということ)。 そうした現状を知りながら、旧来のシステムを 無批判に提供し続けて良いものか?と自問したわけです。

 具体的には、すでに2008年に赤澤さんがその有効性を実証しておられる NexStar 8SE Mount と、SkyFi(or NEXUS)+SkySafariの組み合わせの使い勝手を自ら検証した後に、 依頼者の方と具体的に相談したいと思っています。(架台は1週間ほどで入荷します。)   結果が良く、さらに依頼者の方の同意が得られたら、その架台に特化したBINO本体を作る予定です。

 また、架台の機種は異なりますが、大沢さんも今年の金冠日食と金星の太陽面通過の観測で、 Goto架台+EMS-BINOの圧倒的なメリットを発表しておられます。

"金星の太陽面通過 with EMS" (2012年6月10日)

EMS-BINOは日食観察にも圧倒的・・! (2012年5月31日)

EMS-BINOをLX200架台に搭載 (2010年12月26日)


(10月12日追記)

 さらに、塩塚さんは、その後、Goto架台(iOptron MniniTower)に Sky-Fi+SkySafari でさらに快適な 観測を満喫しておられるそうです。

C5-BINO on the MiniTower-Pro  follow up report! 続報! (2012,2/13)

C5-BINO on the MiniTower-Pro (2012,2/05)

革命前夜の様相を帯びて来ました。




EMS-UXL of the specialized mechanism, foucus compensator

ピント補償付きのEMS-UXL  (2012年10月4日-2)


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Here is the Specialized EMS-UXL with an ultimate mechanism, focus compansator while adjusting the IPD. Look at the photo 1. The left EMS unit has the helicoid most contracted, maximum IPD, and the inner sliding tube most extended.
The right EMS unit has the helicoid most extended,minimum IPD, and the inner sliding tube most contracted. Namely, the total light path is constant.

 ピント補償機構付きのEMS-UXLです。 今年の双望会でのデビューとなりますが、どなたのBINOかは、当日の お楽しみです。^^;

 達成した機能に対しますと、メカは信じられないほどシンプルです。 写真1をご覧ください。 通常なら単純なバレルの部分が二重チューブになっています。 外筒が本来のバレルで、3.5インチのフェザータッチ(FTF) ならではの、100㎜φバレルになっています。差し込む部分はテーパフランジになっている先の19㎜です。(9月27日の記事を ご参照ください。)
 (写真1の)左の第1ユニットのヘリコイドが最短に縮んだ状態(最大目幅)で、この時、内筒は最大に引き出されています。 右の第1ユニットでは、ヘリコイドが最大に伸びた状態(最小目幅)で、逆に内筒は一番奥まで引っ込んでいます。つまり、光路長の 収支が常にほぼゼロになっているわけです。(光路長一定)

 EMSは内筒に固定していますが、内筒は外筒に設けたベアリングとスライドガイドによって自由スライドする機構 になっています。 それでは安定しないと思いますか? いえ、その心配は全くありません。 ヘリコイドの上側と外筒がヒンジ付きのロッドでリンクしてあるからです。 ヘリコイドは加重や外圧で伸縮しませんし、 ロッドの長さも一定しているので、ヘリコイドを回転させない限り、自由スライド部はびくともせず、完全固定と同じに 振舞うわけです。 まだ信じられない方は、双望会会場でどうぞお試しください。^^

 このピント補償機構は、厳密には、平均目幅の64㎜くらいで微分的に成り立つように設計しており、フルストロークでの数学的な厳密さは ありませんが、実用上はピント移動が生じないと見なせます。(目幅を変える時は 観察者が代わる時ですから、尚更ピント維持の数学的な厳密さは無意味と言えます。(これを悟るのに、 長い年月を要しました。^^;))  これは、EMSのX-Y光軸調整と同じ考え方です。 (こちらも大きくノブを回転させると弧を描きますが、正常な使用範囲であれば像は直線上を動きます。)

 このリンクロッドは、遊びの極めて少ない高精度なヒンジ機構により、ヘリコイドを回転方向の外力から守る、頼もしいスタビライザーの役目も、副次的効果として帯びています。
 また、写真1でお分かりのように、初期の像の回転調整等のメンテ時にもロッドを外す必要はありません。 ロッドもスライド機構も全てが一体の第一ユニットとして扱える等、ピント補償機構が各種メンテの 障害にならないように配慮しています。

 このBINOの鏡筒(中心)間隔 D=190㎜ですが、第1ハウジング→ヘリコイド→第2ハウジングのサイズダウンの 流れが非常に美しく仕上がりました。

 




APM105 OTAs arrived

APM105鏡筒が届きました。  (2012年10月4日)




APM105鏡筒が届きました。  何と木箱です。 もう店内、足の踏み場もありません。^^;

(このBINOに着手するのは少し先になります。)




Low Profiling of the Feather Touch Focuser,3.5-Inch

フェザータッチ3.5インチのロープロファイル化  (2012年9月27日)




There must be cases that you want another inch of back-focus. I have found a good way to make the Feather Touch Focuser low profiled by an Inch or more. No processing such as cutting or threading is done and you can restore it to the original condition at any time you like. You can also adjust the back focus by 10mm or so, and rotate the focuser if you wish, with the slit clamping mechanism.

 EMSのリフォームに関連し、バックフォーカスの追加確保が必要になったため、フェザータッチ3.5インチの low-profile 化を試みました。 スリ割クランプのアダプターを巧妙にセットすることで、30mm程度のlow-profile化と共に、バックフォーカス を多少アジャスタブル(かつ回転可)にすることが出来ました。
 FTF本体は切断、ネジ切り等一切手を加えていないので、いつでも 原状に戻せます。 本例では、フォーカサーと鏡筒バイプをつなぐアダプターも同時に加工したので、 両方で50mmくらいのバックフォーカスを追加確保出来ました。





Pictorial Instruction of Maintenance of the Crayford Focuser

クレイフォード・フォーカサーの分解手順  (2012年9月26日-2)


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 急患が入りました^^;ので、急遽、クレイフォード・フォーカサー について解説いたします。

 クレイフォード・フォーカサーは、原理さえ理解できれば、調整は簡単なのですが、 中には難航される方もおられます。"Cayford focuser"というキーワードでwebを 検索されますと、海外の自作例が多数出て来て、クレイフォードの原理がよく理解できるものですが、 今回はちょうど良い教材が出来ましたので、写真を交えて簡単にご説明します。

 まず、写真1を見てください。 一般的なクレイフォードは、中央の黄色い矢印のセットビス(イモネジ) でドライブシャフトをドローチューブのフラット部に押し付けることでフリクションの調整をします。

 この例は、少し高級なタイプなので、同時に両サイドのベアリングケースも同じ方向に均等にネジを 締めないといけません。 横のネジは固定用です。 従って本例では、5本のネジがフリクション調整に 関与しているわけです(厳密には、同じ面の3本のネジがフリクション調整に直接関与し、写真の手前側面の2本のネジは、主にベアリングケースを調整位置で固定する役割です。)。
 本例では、写真1の赤い×のネジはフリクション調整とは関係ありません。 特に上のローレットネジはドローチューブのクランプ(写真撮影用)なので、フリクション調整の代用に 使ってはいけません。 ある販売店さんでは、いくら説明しても悪用するユーザーが絶えないのに 業を煮やされ、眼視目的でフォーカサーを単体購入される場合には、最初からこのネジを撤去して発送 しておられたくらいです。 今でも誤解している方の方が多いのではないでしょうか。

 クレイフォード・フォーカサーは、ユーザーの使用環境(どのくらいの重量負荷をかけるか)や、 経時的なネジの緩み等に応じて、常に調整しながら使うのが基本です。 それは、ニュートン式 反射望遠鏡の光軸チェックを頻繁に行うのと同じです。 反射望遠鏡が常に光軸メンテが必要な ことは今ではマニアの間に十分に浸透しているようですが、クレイフォードは歴史が浅いせいか、 まだ理解されていないようです。 観望会等でも、ちゃんと調整された物の方が少ないくらいで、 「クレイフォードは天頂を向けたらスリップするもの・・・」と思っている方もいるようです。

 今回の調整には、機構の分解は不要でしたが、より多くの方にクレイフォードの仕組みを 理解していただきたいために、分解してお示しすることにしました。

 サイトの情報を見てもクレイフォードの調整が出来ない方は、分解してみるのが理解の 近道です。 分解には、まず、マイクロフォーカサーノブが付いていない側のノブを外します。 機種によりますが、1個または2個のセットビスで固定してあります(写真2)ので、まずはそれを 緩めます。 私が製作者なら、頭が見えるくらいの長めのネジをセットするのですが、一般的に こうしたネジは短く、穴の奥にありますので、どの六角レンチが合致するか、最初は分からないので、 数種類手探りで試して、合致する物を使用します。 この時、六角レンチが確実にネジの頭の 六角穴に入った感触を得てから緩めるのが大切です。 合わない六角レンチで無理をすると ネジの頭を痛めます。(最悪な場合は、ネジが取れなくなります。馬鹿締めは禁物です。)

 写真3は、ノブを外したところです。 ノブの奥には、ベアリングケースがあり、中にはラジアルベアリングが入っています。

 写真4は、ベアリングケースを外したところ。 ベアリングが軸に残ってしまいました。 ベアリングは、軸にぴったり入っていて、簡単には出ないことがありますが、決して乱暴に 叩いたりしてはいけません。 ヘラ状の物でこでれば、わりと簡単に出て来ます。 ここまで分解したら、後は、ドライブシャフトのテンションを緩め、マイクロフォーカサー側の ノブを持って、ドライブシャフトノブごと引き抜きます。

 以上で、ドローチューブは簡単に取り出せます。 ただ、この時、ドライブシャフトと中央の フリクション調整ネジを仲介するチップが脱落しますので、紛失しないよう注意し(写真9)、組み立て時には所定の 位置に組み込んでください。(写真10)





Double stacked PST Binoscope

PST-BINOのダブルスタック化  (2012年9月26日)


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Most of the Solar Fan must have abandoned to make the PST-Binoscope to be double stacked, because of the IPD problem. I will show you the good solution now. Photos above will explain how I had solved the problem.
Even my wife of 60mm IPD exclaimed with joy at the beautiful prominences and the details of the Sun, this morning.

 PST-BINOのダブルスタック化です。 目幅の制約から、ダブルスタックの使用を諦めた方が大半ではないでしょうか。
左の写真では、アルマイト前のアダプターの配置が良く分かります。 ポイントは、本来は延長筒を セットしない側にも短いアダプターが必要なことです。 これがないと、干渉回避の対策が不十分になります。理由は写真1をよく観察いただけば分かります。

目幅60mmの家内も今朝、初めて生きたプロミネンスを見て感激していました。
(BINOのバックオーダーも並行して進めています。 これは以前よりご依頼を受けていた案件で、双望会 に間に合わせるように施工したものですので、ご理解くださいませ。 割り込みではありません。 他にも同様の案件を複数こなしていますが、バックオーダー待ちの方の心情を考慮して掲載を自粛しています。^^;)







Bino checking adapters for a Bino-Viewer

双眼装置を用いたBINOチェック法  (2012年9月25日)


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I have made adapters for a Bino-Viewer to use it as an excellent Binoscope checker. If your Binoscope is perfectly collimated, you will see a single merged image, and otherwise, you will see double images according to the extent of the deviation of the collimation.. You can check not only the deviation of the collimation, but also the inclination of the images.

You will need a loupe or powerful reading aid, unless you are very young, to see the targets clearly with this device.

 双眼装置を理想的な BINO-CHECKER にするアダプターを試作してみました。 結果は上々です。 ただ、老眼世代の方は、度の強い老眼鏡か、ルーペ類を 準備しないと、像は見にくいでしょう。^^; (眼前20㎝くらいに出来た空中像を観察することになるので)

  これだと、同時比較ですので、像のズレも傾斜も一目瞭然です。(少なくとも、お手持ちの双眼装置の光軸精度のレベルまで、BINOの光軸を追い込むことが出来ます。)

 ただし、この双眼装置を使用した方法にしても、またBINO-CHECKERを使用した方法にしても、 アイピースを排除したBINOの基礎部分の光軸をチェックしているわけで、アイピースを装着後の 最終チェックには、個々の技量に異存する部分がありますので、BINOユーザーの皆さんには、 当サイトを隅々までお読みいただき、調整技術向上のための精進を常に怠らないでいただきたいと思っています。^^;

(9月26日追記) BINOの光軸の平行度を地上の有限距離のターゲットでチェックする際には、 ジグのタイプにかかわらず、目標の近さに比例して視差が発生していることを考慮する必要があります。
 どんなに優れた道具でも、原理を理解しながら使うことが大切で、ブラックボックスの感覚ですと、 せっかくの道具も活かせません。 当サイトを、必要(と思われる)な部分だけを”つまみ食い”されることは むしろ有害なことが多く、内容は全てが関連していますので、隈なくお読みいただけましたら幸いです。きっと 新たな発見をされることを請合います。







How to use the FL71-BINO

BORG-FL71-BINOの使い方  (2012年9月13日)


photo1 photo2 photo3


When you find the IPD knob so stiff to turn, use both of your hands(pohoto1), or move the OTAs directly(photo2).

Photo 3 is the ultimate Red Dot Finder of almost perfect transparency. Manias would quickly know the function of adjustment knobs, but I made an instruction image for sure.

 目幅ノブが固くて(指の力に対して)回しにくい場合は、写真1のように、両手で回すか、 写真2のように、直接鏡筒のヘリコイドより手前の部分を持って開閉してください。 (長めのノブを手前側に延ばせばもっと楽に回せるのですが、コンパクトに仕上げたBINOのため、 手前にノブを配置するスペースがありませんでした。またノブが渋めなのは、精度剛性維持の ためとのtrade-offとご理解ください。 また調整の前にはクランプレバーを緩めておくことをお忘れなく。 尚、レバーの向きは、引っ張ってから回すことにより、自由にセットできます。)

 通常の光軸調整については、右のEMSの第1ユニットのX-Y調整ノブをご使用ください。 使い方は、15cmF5-BINO(version8)の項目のこちらを参考にしてください。 ただし、15cmF5-BINO(version8)の、 BINO本体のねじりによるキャリブレーションは当機では禁物です。

  また、X-Yノブの回しすぎが禁物なのも、再三申し上げている通りです。 回し過ぎるのは、BINOの基礎構造が 狂ったか、眼に斜位があることが多いので、ご相談ください。(X-Yノブの回しすぎについては、無茶苦茶を する方が多いので、強めに警鐘を鳴らしましたが、至近距離でXノブを反時計回りに多めに回すのはやむを得ません。 また、”まじめ”な方は、そう神経質になることはありません。^^;)

 写真3は、お勧めの Option(¥3,800) の Red Dot Finder です。 ほぼ完璧な透過率(100%近い)で、圧倒的に明るい視野と、on-offを兼ねた無段階光量調整、さらにX-Yの光軸調整機構が特筆すべき特長です。 段階式の輝度調整タイプでは、最も暗くしても、最高の空の下では眩し過ぎることが多いですが、これは無段階に消燈まで減光しますから、どんな に暗い空の下でも使用できます。
 日射を強く反射する地上物や昼間の空ではドットが見難いこともありますが、 その他の条件では、最大輝度にすれば昼間の景色でも大方使えます。(手で前方を瞬間的に遮蔽しながら使えば、いくら明るい対象にも使えます。)





BORG-FL71-BINO in Italian Red completed

イタリアンレッドのBORG-FL71-BINO完成!  (2012年9月12日)








Adjustable cursol for the Versago-II Mount

Versago-II マウント用のカーソル  (2012年9月11日)


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I had noted the Versago-II Mount for its high potential of the analogue setting circle. But, at the same time, there were some things to be customized or corrected for the actual use.
The reversed azimuth ring I had quoted on August 27th at this corner is one of them.. This time, I made the new cursols that were imperfect on the original set. Altitude cursol, acrylic plate, is made adjustable for +-2 degrees.(photo1) It is set on the end of the dovbetail of L bracket. While, azimuth cursol has no need to be adjustable because the azimuth ring is rotatable.
Now, the setting circles will work perfectly.

 Versago-II マウントの目盛り環が実用になるために、方位目盛り環の反転と、高度、方位に新たにアクリル製のカーソルをセット しました。
 方位のカーソルは固定式で、目盛り環を回して初期設定が行えます。 高度については、カーソルの 方を±2度程度調整できる構造にして、初期設定を可能にしました。 それぞれのカーソルのセット箇所は写真の通りです。 (高度のカーソルはLブラケットのアリガタの端面にセット





A simple bracket for the dot finder

ドットファインダー用ブラケット  (2012年9月5日)




It was so late at night that I could not up the comment about FL71-BINO yestreday. It proved to be a great success as an optical system, too, by the actual viewing test I did this morning.

Now, where and how should I set the finder? After the careful considerations, I decided the best place and design.

 昨晩は仮組み立てのBINOの写真をUPするのが精一杯で、コメント出来ませんでした。 今朝、さっそく地上の風景で実視テストを行い、光学的にもこのBINOが大成功だったことを 確認いたしました。 

  次はドットファインダーをどこに、どうセットするかです。 しばし検討した結果、左の写真の 位置がベストと判断しました。 アリミゾプレートの角に倣う構造にしたので、再現性もあるはずです。 固定ネジは、当然、脱落防止対策済みです。 ファインダーを撤去した後に、アリミゾユニット等の突起物が一切残らないようにしました。 あくまでBINOの本体はシンプルなままです。

 ブラケットが高く見えますが、このくらいないと、90度対空では使い物になりません。 これでも、2インチアイピースの見口よりも低いです。

 これで、パーツの加工が全て完了し、未処理部品のアルマイトと塗装の工程に進みます。





FL71-BINO near completion

FL71-BINO、完成間近  (2012年9月4日)








A great success on the coupling mechanism ( FL71-BINO)

連動機構の成功! ( FL71-BINO)  (2012年9月3日)




The new coupling mechanism proved to be a great success at the preliminary asssembly. The temporary shaft will be cut short afterward.

 左右のアリガタプレートの連動機構の成功を確認しました。 中央の突出した固定シャフトは当然、後で中央の調整ダイヤルの抜け止めの処置に合わせてカットします。

 上側が対物側です。 ローレットのダイヤルを回すとアリガタプレートが対称的に開閉しますが、 直接左右の鏡筒を持って動かしても結果は同じです。 アリミゾプレートの側面中央の穴には、クランプレバーが入ります。(この面が天)

 今回はFL71-BINO用のマウントですが、今後はあらゆるバリエーションが考えられます。 いつもながら、受注時には全く具体化していなかったプランですが、ようやくここに結実しました。
 他の仕事をこなしながらも、ずっと考えて来て、やっと自分の中の何かがゴーサインを出しました。





New standard of the binoscopic mount ( FL71-BINO)

BINOベースの新基軸 ( FL71-BINO)  (2012年9月2日)




This is the simplest sliding mount for a binoscope I have ever made. It will be the new standard of the binoscopes of relatively smaller scopes in tube diameter. Left photo is its minimum IPD, and the right one, the maximum.

A pair of OTAs will move symmetrically in the coupled manner.
Yes, here is the innovative binoscopic mount that never causes the focus change nor the gravity point shift at the IPD adjustment, to be born !!

 新型のスライドマウントがほぼ完成しました。
 『BINOは、水平なベースプレート上に2本の鏡筒を(鏡筒バンド等を介して)並べた物』 という固定観念を払拭しました。

 組み上がったBINOの外見に即してこの新型の機構をご説明しますと、2本の鏡筒がソリッドな(地図の)銀行マーク型のパーツで連結され、その連結部自体が伸縮する機構、ということになります。 BINOを真横から見ても、真上から見ても、BINO本来の機構部がほとんど 見えない構造です。

 リニア機構を用いた従来の目幅送り装置では、クランプ(固定)が曖昧でしたが、当機構は、アリガタ、アリミゾのスリ割クランプが基礎構造のため、目幅クランプ時にBINO全体が完全一体のソリッドな剛体になるのも顕著な特長です。

 左右の鏡筒が連動してシンメトリックに開閉する(連動メカはこれより付加)ため、目幅調整時の重心移動も生じません。
 目幅調整にピント移動も重心移動も起こさない、極めてシンプルで高剛性なBINO用マウントの誕生です。





The core part of the FL71-BINO

FL71-BINOの核心パーツ  (2012年9月1日)




This is the single center part of finishing FL71-BINO. A pair of dovetails that holds each OTAs perpendicular to themselves will be held by this part, dovetail holder. A pair of dovetail plates will be opend and shut just like the both side sliding doors. A wise device will be introduced to the dovetail plates pair to move symmetrically.

 アリガタ、アリミゾ方式が小規模なBINOの眼幅調整に有効なことは、Finder-BINOですでに実証済みです。FL71-BINOでは、アリミゾプレート面を鏡筒と垂直に用います。 鏡筒が垂直に取り付く2枚のアリガタプレート が連動して対称的に開閉します。 シンプルな連動機構も設計済みです。





Reform of the bands and the plate

鏡筒バンドとプレートの改造(152mmBINO)  (2012年8月28日)




Above photos are the bands of the 152mm-BINO and its cradle base plate that are sent by a client. By reforming the clamp parts of the bands and the base plate, I could make the OTA span from 220mm to 204mm. Binoscope builder will know what it means. At the same time I added wise adjustment devices to the plate. Red circle represents pull screw or its hole, and yellow circle represents push screw.

 EMSのみのご注文(152mmBINO用)でしたが、行き掛かり上^^;、外注でお作りになっていたベースプレート等 も改造させていただくことになりました。 まず、鏡筒間隔=220mmということでしたが、バックフォーカスが厳しいため、極限までこれを詰めることに しました。 鏡筒バンドは当然ながら、出っ張ったクランプ部ではなく、ヒンジ部が対向するように組み立てて おられましたが、私に言わせれば、それでも不十分で、さらに詰めることにしました。

 ヒンジ部を削るのは限界があるので、ここは発想を転換し、クランプ部を対向させることにしました。 もちろん、大幅改造後です。左の写真が答です。M5のキャップボルトで固定します。 BINO製作後は 滅多にバンドを外さないので、これで良いのです。

 結果的に、鏡筒間隔を204mmに詰めることが出来ました。 これでも、対物フードの隙間=4mmありますので、鏡筒の 着脱や初期の光軸調整で問題が生じることはありません。(因みに、片方で8mmの鏡筒間隔の短縮は、光路長に 換算しますと、その√2倍の11.3mmの節約になります。バックフォーカスが際どい時の11mmの確保は重大です。8/23の鏡筒接眼部の改造による23mmと合わせて、合計で34mmのバックフォーカスを追加確保したことになります。)

 また、左右のアリミゾの調整機構にも問題がありましたので、その取り付け、調整方法を最初から施工し直しました。 基本的には、左右のアリミゾ共、プレートの裏側(下側)から3本の引きネジでしっかりと固定します。(引きネジ(あるいはその穴の位置)を赤い丸で、押しネジを黄色い丸で示しました。) 単純なことですが、これは極めて重要で、多くのアリミゾのように、アリミゾの上側からそのバカ穴を介して ボルト止めする方法ですと、BINOを組み立てた状態で調整できません。

 左の鏡筒はX(水平)調整だけを受け持ち、右の鏡筒はY(垂直)調整だけを受け持ちます。 左のアリガタは、三角形のトップの位置のネジを支点にして、少しだけ回転出来る構造になっています。 一般的な赤道儀のベース部の方向調整と同じ原理で、ボスを両サイドからセットビスで挟むように しています。 ただし、今回はアリミゾのクランプノブが邪魔をしたため、真横ではなく、手前斜め方向からセットビス(頭の無いイモネジ) で押すことにしました。 操作してみますと、操作性抜群です。

  これで面倒な部分はほぼ完了し、あとはEMSを作るのみです。





VersaGo II Alti-Azimuth Mount

VersaGoⅡ 経緯台  (2012年8月27日)




Recommended by a friend in the US, I chose the Versago II Mount for the FL71-BINO. And it arrived here today.
It proved to be very sturdy ,very cool in design, and a lot of reasonable features could be seen.

But, I found soon that something is odd in the azimuth setting circle dial. Oh my god!! The numbers carved are totally reversed, conterclockwise!! I firstly made up my mind to recarve the numbers by the CNC milling machine, but a little later, I found an instant way to solve the problem.

It was so lucky that the setting circle ring can be easily taken off, and I reset the ring upside down.

Though the numbers look upside down, there is no problem in reading, and the angle numbers got lined up correctly this time! The clear plastic plate is for the temporary cursor that should be replaced by more clear one. (right photo)

 125SD-BINOを載せてもビクともしない、と、米国在住の友人に聞き、VIXENのポルタよりもこちらが better と判断して、取り寄せてみました。 現物を実際に自分で使って見てから、FL71-BINOのお客さんにお勧めしてみようと考たわけです。
 剛性が非常に高いことはもちろん、合理的な工夫が詰まっていて、軽便なフリーストップ架台として 責任を持って推奨できる物であることが分かりました。

  ただ、唯一、とんでもないバグを発見^^;。 何と、方位の角度の数字が逆回りに刻んであるではありませんか。参った^^;。 多分、大量にパーツを製作した後で気付き、見切り発車をしたのでしょう。 (いや、やり直して価格がアップするよりは正しい判断だったと思います。^^; 次のロットでは直してくださいよ。)

 さて、この目盛りリングは、幸い、簡単に取り外せます。 元の数字を削り落として、再アルマイト後に 再度CNCで彫り治すか?と最初は本気で思いましたが、リングは薄く、再加工には周到なジグを準備しないといけず、かなり面倒なことになります。今後も考えると、その都度やってられません。 しばらく考え、簡単に解決する方法があることに気付きました。

 文字は逆さまになりますが、目盛りリングを天地逆に組み治せば良いのです。^^(右の写真)
 臨時のカーソルプレートを付けてみました(右の写真)が、使い勝手は非常に良好、もっと透明度の良い プラスチック板と交換すれば完璧です。 ポルタ同様、この手のフリー架台にはエンコーダは直結 出来ませんが、SkySafari3等の天文アプリとiPhone(-Pad)等で天体のリアルタイムの高度、方位に目盛りを 合わせれば、導入支援もOKのはずです。 (高度も架台の目盛りが利用できますが、デジタル傾斜計(手配 中)を使えばさらに便利でしょう。)

 経緯台等の角度目盛りは、固定式の半装飾目的で実用にならない物も多いですが、この架台の場合、方位目盛り環が(グリスで)任意に回転できるようになっており、実用性を意図して作られていることが分かります。 目盛りが逆回りなのは残念ですが、天地逆にすれば実用上は問題ありません。^^;

 BINO本体を含めて、全てが整った段階で再度使い勝手をチェックしてから、最終的に お客様のご判断を仰ぎ、もしお気に召さなければ、この架台は私が愛用することにいたしましょう。^^(最近の更新に全くご反応がないので、すでにお気に召さないのかも??^^;)





Low Profiling of the Focuser(15cm)

フォーカサーの Low-Profile 化  (2012年8月23日)




 フランジのテーパーボスにフォーカサー外筒をかぶせて固定するのが、オリジナルの 構造です。(左の写真) バックフォーカスを稼ぐために、まず、フランジが奥までネジ込めるように 改造、次にフォーカサーの外筒末端にオスネジを切り、フランジにもメネジを切ってねじ込み式に 改造しました。
 中央の写真に見える、フォーカサーのネジ部の長さだけ光路長が稼げる わけです。 合計で23mmのバックフォーカスを追加確保しました。(EMSのみのご依頼の付随加工です。)





FL71-BINO, Preliminary Assembly of the OTA system to check the gravity point

FL71-BINO、重心位置チェックのための仮組み立て  (2012年8月22日)




 待機中に設計が二転、三転し、初期の計画とは随分とかけ離れた物になりました。 鏡筒を完全に固定して目幅調整にヘリコイドを使用すれば、製作はずっと楽でしたが、せっかくの超軽量な対物ユニット の特長を活かすことに方針転換しました。

  目幅調整用のヘリコイドを省き、さらにEMSの構成ユニット間のスペーサーを 排除し、EMS-UMLとしたため、当初の計画よりもバックフォーカスが大幅に余ることになり、合焦ヘリコイドの 前後に新たにスペーサーをセットすることになりました。 小数部品の追加塗装(イタリアンレッド)の外注が生じ、 頭が痛いですが、仕方ありません。 (極端に言いますと、100個も1個も外注コストは同じだったりします。)

 中間のプレートは、同じ厚みのダミーです。この位置に来る本来のプレートがアリガタになり、中央のアリミゾプレート 1枚が左右の鏡筒ユニットを保持、制御する斬新なデザインです。 アリミゾプレートの底部には、垂直に三脚等固定用の 一般的なブラケットをセットします。 混同されるといけないので、敢えてご説明しますと、上記アリガタ、アリミゾは、BINOを 架台に固定するためではなく、BINOの眼幅調整を担う、基礎構造部を構成するものです。(基礎構造部が概ね1枚のプレート状のメカになり、それに垂直に2本の角(つの(鏡筒^^;))が生えたような構造になります。BINOとしての追加重量は、 このプレート機構のみということです。)

 従来の耳軸方式は、敢えて卒業しました。 架台は近日中に入荷する予定の 片持ちフォークですが、ポルタではなく、より剛性の高い物です。

   鏡筒の重心位置は、EWV32㎜使用時で写真の”G”の位置でした。 





Thread Milling for the first time

初めてのヘリカル加工  (2012年8月17日)




This is the rehearsal sample of the thread milling. Now, the long time investigation and preparation have been rewarded. It is not impossible for the normal lathe to do this, but considering the setting time of the jig and other preparations, it can be said to be impossible in the practical sense. While, thread milling is far more efficient method to do this. I am very happy that my machining skill has come to the next stage now;

 CNCフライスで初めてネジ切りに挑戦してみました。 周到な準備をすれば、この手の加工は旋盤でも不可能では ありませんが、作業能率を考慮すると、不可能に近いと言えます。 一方、CNCフライスですと、マシンやソフトの 制約さえ無ければ、極めて能率的にこの手の加工が行えます。(当方の場合、前記の不幸なケースに属した ため、それを整える(UPDATE)のにかなりの時間とエネルギーを費やしましたが、苦労は十分に報われました。)  これから製作するFL71-BINOの加工に必要なノウハウです。(写真はテスト加工サンプル)





EMS-UML in Italian Red completed

イタリアンレッドのEMS-UML(2)  (2012年8月16日)








EMS-UML in Italian Red

イタリアンレッドのEMS-UML  (2012年8月13日)




EMS-UML in Italian Red is in the making. It is for the FL71-BINO.

 EMS-UMLというのは、EMS-UMに収納限界まで大きなサイズのミラーをセットしたもので、 -UMのサイズで-ULの効果を狙った命名です。

 EMS-UMLは、2010年6月に製作した”超広角双眼鏡”に初めて採用したものです。





EMS-ULS with large Housing and Helicoid

EMS-ULS(大型ハウジング、大型ヘリコイド仕様)  (2012年8月11日)




Another EMS-ULS set with large housing and helicoid is ready to be shipped to the US.

EMS-ULSセット(大型ハウジング+大型ヘリコイド)が今日、New Yorkに向けて旅立ちます。

(最近より、31.7ADもバンドクランプ式になりました。)





TOA150-OTA has arrived!

TOA150鏡筒届く  (2012年8月10日)




TOA150-OTA has arrived. This is one of the pair by which I am planning to build a binoscope on an equatorial mount. Another OTA is still being used by the client.

 赤道儀搭載型のTOA150-BINO用の鏡筒(1本)が入荷しました。 もう1本の鏡筒はまだ依頼者の方の 観測所にセットされています。 愛機の鏡筒をもう1本買い足してBINOを作られるというパターンは一般的で 珍しくありません。 ただ、今回は、比較的小型の赤道儀に搭載するという、かなり挑戦的なご計画なので、 かなりの工夫が必要です。 鏡筒の外観は意外にコンパクトでしたが、やはり3枚玉でこの口径ですから、 トップヘビーは半端ではありません。





EMS-UXL-Premium for the APM175-BINO

EMS-UXL-Premium(APM175-BINO用)  (2012年8月8日)


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This time, 70X99mm normal diagonal mirror is used for the first mirror. In the case of the standard EMS-UXL, the first mirror is 63X89mm. The larger original helicoids are of reversed screws left for right, for the ergonomical operations.

 構成ユニット間の延長筒は、大型ヘリコイドの上でも下でも良いのですが、今回は力学的に有利な下側に セットしました。 標準のEMS-UXLの第一ミラーは短径63㎜の標準斜鏡ですが、今回は短径70㎜を使用 しました。このサイズまでは、何とか外形加工なしのエッジ加工だけで大型ハウジングに収納できます。( 厳密には、標準斜鏡を使用したので、-UXLと-UXL-Premiumの中間の仕様です。)
(EMS単体はほぼ即納を堅持しています。 BINOとは別件で、割り込みではありません。 この同じ方のBINOの 方は随分とお待ちいただいています。)

 オリジナルの大型ヘリコイドは、左右で逆ネジになっており、ヘリコイドを裏返すことなく、左右で対称的な 操作を可能にしています。 実際に操作されると、その利点を実感していただけます。

 FL71-BINOの方も進めています。 基礎構造がどたんばで変更になりました。 一般的に小型BINOの定番になりそうな良いアイデアが出たと思っています。





The New Central Mount

新型中軸式架台完成  (2012年8月2日)


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This is the New Central Mount on which the 130EDT-BINO was set at yesterday's report. This mount is so rigid and smooth that it is capable of loading up to 150mm-BINO. Moreover, it is also so compact that even mating with small scopes such as 80mm-BINO, it will never diminish your aethetic satisfaction. In the case of smaller OTAs such as 100mm or less, the separate dovetail holders can be removed and united into one at the altitude axis on both sides. Namely the silhouette will be more like a circle in the case of smaller scopes.

 新型の中軸式架台は、初期型に比べると随分とコンパクトになりました。 口径15cmクラスのBINOまで搭載できそうな精度剛性と滑らかさを達成しましたが、同時に、 よりコンパクトなBINO、たとえば8cmクラスであっても違和感がないほどコンパクトになっています。 写真1に見える、垂直回転の円盤状の機構部から左右に張り出したアリミゾ部分は、より小口径 なBINOでは省くことが出来、中央の回転軸メカ部分の両サイドに通常のアリミゾを配置することが 可能です。 その時は、この架台はほぼ円形のシルエットになるわけです。(今回、アリミゾを前後に 分離して垂直回転の機構部から外したのは、140mmφ鏡筒のバンドの底部を互いに極限まで 接近させる目的のためでした。)





BLANCA130EDT-BINO completed

130EDT-BINO完成  (2012年8月1日)


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BLANCA130EDT-BINO is completed. It will be the turning point of my binoscope making. Note the minimum clearance of the dew-shields(Photo1). The OTA separation is as short as 182mm at 140mm of the tube diameter. Namely, the clearance of two OTA tubes is only 42mm. And all the mechanism of altitude axis and encoder are installed in this narrow space. The Alt. Axis offers the perfect balance from horizen to zenith.

 鏡筒隙間=44mmの見積りでしたが、バンドのフェルトの圧縮が予想以上だったため、結果的に鏡筒隙間=42mm になるという嬉しい誤算がありました。 そのため、最大目幅が当初予定していた76mmから74mmになって しまったため、EMSのスペーサーを再加工(2mm薄く加工)し、本来の76mm(60(57.5) mm≦IPD≦76mm)にしました。(この辺はどうにでもなります。スペーサーを全て撤去すると、60mm(59)≦IPD≦80mmとなります。)

 最終的に、42mmの鏡筒隙間に、垂直回転軸とエンコーダが完全に内蔵できたことになります。 垂直回転軸 ユニットの構造が非常にシンプルなため、最初から調整不要で素性の良い回転と適度なフリクションが得られました。写真のイーソス17mm装着の状態で、クランプフリーで水平から天頂まで完全バランスをキープしています。 アイピースをEWV32mmに交換しても同じでした。 中軸式架台を採用したことによる、光学的な妥協が 皆無だったことは、写真1をご覧いただけばお分かりになると思います。(つまり、中軸式架台のために 鏡筒間隔が広くなっていないということ。)

 唯一、仕上げのどたんばで慌てことは、鏡筒バンドのアリガタ(全4個)の形状でした。 結論から申しますと、 原因が分かり、完璧に対処しましたので、最終的には何の問題もございません。(良い勉強をしました。^^;)
 パーツ加工の段階でのチェックでは完璧に働いてくれていたアリガタでしたが、いざ重い鏡筒にセットしますと、 微妙な外部条件の変化で機嫌を損ね、ひっかかってしまいました。 挿入先端側を大き目になだらかにテーパに トリミングすることで、鏡筒は楽に着脱できるようになりました。

 今回より、(中軸式架台の)鏡筒の初期調整が飛躍的に楽になりました。 これは私の仕事で、納品後のユーザーさんには あまり関係ありませんが、写真4の黄色い矢印のセットビス(イモネジ)1本だけの調整で済みます。 これは、四脚の椅子のガタが1本の脚のみの調整で解消するのと似ています。(三脚なら0本ですけどね^^;)

(明日以降に出荷梱包のために鏡筒を撤去した際に、完成した中軸式架台の写真を撮影する予定です。 BINOが大きいので、狭い店内では良い背景を探すのに苦労します。お見苦しいことでしょう。^^;)





Oversied mirror in the larger housing

175mm(3枚玉)BINO用のEMS  (2012年7月29日)




The client had ordered me the standard EMS-UXL, but I thought the larger the better is the first mirror for the OTA span "D" of 270mm (175mm Apo.). So, 70X99mm mirror is being installed instead of 63X89mm one.

 EMSのみの受注品です。 鏡筒間隔”D”=270mm(175Apo-BINO;Dはお客様指定)には第1ミラーのサイズを最大限確保したいため、標準のEMS-UXL(短径63㎜)よりも大きい短径70㎜の斜鏡を使用することにしました。 短径70φまでなら、標準の外形楕円形状のまま、エッジ加工 のみで標準バレル(90φ)のまま収納できることを確認しました。1:2の楕円が理想ですが、コスト的には斜鏡 を加工するのが有利です。 短径付近の裏側も丸いハウジングと干渉するため、少しトリミングしました。





EMS-ULS set for the 13cmEDT-BINO

130EDT-BINO用のEMSハウジング  (2012年7月28日)




 大型ハウジング→大型ヘリコイド→第2ハウジングのラインは、このサイズ規模のスペーシングの 時が 一番格好良く見えます。 アルマイトが完了するまでにEMSを完成させ、31日の見学者の方に完成したBINOを お見せしたいものです。





Handle units of the 13cmEDT-BINO

130EDT-BINOのハンドルユニット  (2012年7月27日)




These are the handle units that also act as the guide shafts of the counterweights. Note the screw that won't drop off from the clearance hole enven when unscrewed.

 130EDT-BINOのハンドルユニットです。 ウェイト軸も兼ねます。(左右それぞれ、下のシャフト) 工具レスではありませんが、バカ穴からボルトが脱落しないように配慮しました。(大方のマニアの方はご存知でしょうが、意外に このトリックを知らない方もおられます。 ずっと以前に、地元の下請けの旋盤屋さんが、当方が添付した治具に そのネジが施工してあるのを見て、目を丸くしていました。^^;)

 新型中軸式架台のパーツは、今アルマイト工程です。 何とか今月中にこのBINOを完成させたいものです。

 今月は(嬉しい)訪問者ラッシュでもありました。7月10日、14日、24日と、それぞれ遠路をお越しいただき、 31日にも別の方が見える予定になっています。 訪問いただく方は、皆さん異口同音に『目からうろこが・・・』と 言ってくださいます。 むしろ初心者を標榜される謙虚な方ほど吸収が早く、EMSの真髄をすぐに理解されます。

 反感を買うので、なるべく書かないようにしていますが、一番困るのは、表面だけ理解してすぐに天狗になる 方です。 これは業者さん等、プロ意識の高い方に多いです。 当方の説明を through されるので、いつまでも進歩がありません。 限度を超えると、残念ながら末端のお客様を巻き込むトラブルを未然に防ぐために”決別”に至らざるを得ません。





preliminery assembly of the Central Mount

新型中軸式架台の仮組み立て  (2012年7月22日)










EMS-ULS set without Helicoid tubes

EMS-ULSセット、固定タイプ  (2012年7月21日-2)




Fixed type of EMS-ULS with larger first housing. Note that 31.7mm adapter is updated to the compression ring type.

 BINOの順番待ちの方に気を使うため、なかなかご紹介できませんが、EMSのみの注文品です。 EMS-ULSの固定タイプ、大型第1ハウジング仕様です。 スライド台座は自作されるそうです。( EMSのみの即納は、創業以来ほぼ堅持して来ました。)





Dual knobs on the Eye-Focusers

マイクロフォーカサーのセット(アイフォーカサー)  (2012年7月21日)




The normal "Eye-Focuser" doesn't have the dual focuser knob, but the client wanted his dual knob units to be set on them. So, I have tried to customize the Eye-Focusers into the dual typed ones.

Making reports of the Eye-Focuser appear in 2011, October 15,17,20; November 24 to 28,; December 7,19.

 アイフォーカサーにマイクロフォーカサーノブを付けてみました。(お持込;部品のアルマイトはこれから)

 アイフォーカサーの製作記事は、2011年の、10月15,17,20日、11月24、27、28日、12月7、19日に掲載しています。





How to install the Altitude encoder

垂直回転軸用エンコーダの内蔵方法(EDT130-BINO)  (2012年7月19日)




It is far more difficult in the case of the altitude encoder installing in the limited space of the thin housing.

 中軸式架台の垂直回転軸にエンコーダを内蔵するのは、簡単ではありませんでした。 写真左より、それぞれ仰角が0度(水平)、45°、90度(天頂)の状態ですが、エンコーダ本体は回転していません。従って、コードも引っ張られることはありません。

 外のソケットとエンコーダを最短路でつなぐことに捉われていましたが、水平軸の時と同様、長めの コードで中間端子をハウジング内で接続する方が有利であると気付きました。(エンコーダ からのコードは、下の出口に急がず、一旦バックして、反対側でソケットからエンコーダ本体を迂回したコードと接続しています。)





How to install the Azimuth encoder

水平軸用エンコーダの内蔵方法(EDT130-BINO)  (2012年7月18日)




Setting encoder is a piece of cake if you don't mind the external setting, but if you want it totally built in you will have to get over many hurdles.

 エンコーダのセットは、外付けであれば簡単なものですが、内蔵となるとそうは行きません。 





Azimuth axis and the Drum in the making

水平回転軸とドラム(EDT130-BINO用)  (2012年7月17日)




Azimuth axis and the Drum of the EDT130-BINO are in the making. Actually, the axis will not turn but the drum will turn centering on the axis.

 水平回転軸とドラムですが、回転軸は回らず、ドラムの方が回ります。 どちらを回しても良いのですが、それは 設計の都合によって決まります。

 




Here comes a good sample for your study.

像倒れの調整例  (2012年7月16日)




Here comes a good sample for your study. A pair of EMS set has arrived from my client today in ambulance with the complaint of the serious condition.

This trouble seemes to have occurred when he replaced the spacing tube of the EMS that connect two mirror units together.

He insisted that the right EMS is perfect because he checked the connection angle by the substitute of the right angle gauge, and only the image of the left EMS is extremely inclined. Is that really so? I will explain its real truth.

Let me firstly explain how the normal binoscope will show the edge-line of the bent paper put before the dew-shield. The occulars shoud be extacted in advance. As you expect, the edge of the paper should look straight at the sleeves.(The right photo)



 格好の教材が舞い込んだので、ご紹介しない手はありません。    持ち込まれたユーザーの方の名前は出ませんので、ここで皆さんに紹介させていただくことを、皆さんの参考 のためと、あなたの学習のためにお許しください。

 EMSだけを求めてBINOを組み立てた方ですが、EMSのユニット間のスペーサーをご自身で交換された後に左の像の著しい傾斜が修正できなくなって、EMSを一式送って来られたものです。

 主訴は『右のEMSは完璧で左のEMSの像だけが著しく傾斜し、傾斜を私の指示に従って?^^;修正すると、 左のアイピースが明後日の方向を向いて、BINOにならない。 左のEMSの光軸が著しく狂っているに違いない。』  というものでした。

 さて、実際はどうだったかを以下でご説明しますが、その前に、ノーマルなBINOではどう見えるのかをお示ししておきます。

 サンプルに用いたBINOは、店内に置いている、初期(15年くらい前)の試作品の10cmBINOです。 上左の写真のように、折った紙(ポスター等)を筒先に置き、口径の上半分を隠すと、アイピースを撤去した 接眼部では、折った紙のエッジの線が上右の写真のように1本に貫いて見えます。 敢えてEMSの構成ユニットの 固定ネジを左右のEMSとも緩めて対空角度を微調整しますと、その線が目尻が吊りあがった怒り目になったり、逆の泣き目になったりすることは、このサイトで何度かご説明して来た通りです。

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Now, I will diagnose the emergency case. (I am sorry that the smaller binoscope sample here did not accept the larger spaned sick EMS pair at a time, and I will show you left and right unit alternatively.)

From the left, the first photo shows some inclination of the left image, but it was not so serious as the client insisted. The second photo shows the awful inclination of the right image. You see the right image is far more inclined than the left one. Each of the EMS was well collimated in spite of his complaint, "The left EMS only is seriously out of collimation."

Checking the connection angle by the gauge, the right EMS proved to have the serious deviance from the right angle. Those facts eloquently explain the symptom of the two of the left photos. Now you will know the reason he had trapped into the labyrinth.

It is true that his right angle gauge was not perfect is one of the reason, but the core of the trouble is his attitude that he never doubted the right EMS and he adjusted the left EMS only. EMS shouled be always treated as a pair and should be targeted on attaining the relative parallel of the inclinations.

 さて、送られて来たEMSセットは、実際はどんな状態だったかをお示しします。(写真は全て当方で調整する前の状態です。) サンプルに使用したBINOがEMS-Mのシステムだったため、スペーシングが大きい問題のEMSは 左右同時にはセットできませんでしたが、調整済みのサンプルのEMSを片方だけ残して、問題のEMSの 左右を交互にセットしてみました。

 左の写真では、左のEMSは確かに少し時計回りに視野が回転しているものの、その隣の右のEMSの視野の回転の方が尋常ではありません。 それぞれのEMSを当方の直角面定規に当ててみましたら、案の定、右のEMSは対空角度で85~87度くらいに狂っていて、著しい時計回りの視野の回転と合致していました。

 この方が直角面定規に代用された基準面の角度が実際には直角よりもかなり鋭角だったことが 予想されますが、それは大した問題ではありません。 なぜなら、スタートラインとしてそこから調整をスタートされるのに、精度は問題にならないからです。

 問題だったのは、代用品の直角面定規を鵜呑みにし、右のEMSの状態が完璧だと思い込み、EMSを左右セットとして 相対的な調整をされず、左のEMSのみを調整されたことです。 その基本さえ守っていれば、右のEMSにも問題があったことに自然と気付かれたはずなのです。 少なくとも、左右の視野の相対的な倒れは、左右のアイピースの平行を キープしたままで解消できるのです。左右の視野の天方向をV傾向の上開きとΛ傾向の上閉じの双方向に 連続的に調整できるので、その間に必ず存在する解に合わせることが出来るわけです。

補足:EMSの光軸はほとんど狂っていませんでした。 仮に狂っていたとしても、光軸とは独立的に 視野の倒れが修正できることが、EMSの顕著な特長なのです。たとえ45°の像傾斜を修正しても、左右の アイピースの平行は完璧にキープできます。

(EMS-Mや標準スペーシングのEMS-Lのように、第1、第2ミラー間のエッジクリアランスが1㎜~2㎜程度以内と際どい場合は、EMSの構成ユニットの接続を不用意に緩めていきなり大きく回転させるのは、ミラーを損傷する危険が あるのでご注意ください。 )





Base flange and the pillar of the Central Mount

ピラーとベースフランジ(EDT130-BINO用)  (2012年7月13日)




The tripod is the temporary one for the assembly in my shop.




Double Stacked PST-BINO

PST-BINOのダブルスタック化  (2012年7月12日)




Here is the solution of the minimum IPD of 61mm for Double Stacking on the PST-BINO. The point is the long spacer tube on one of the OTA, but the counterpart OTA will also require the short spacer to evade the interference at the smaller IPD.

 PST-BINOのダブルスタック化です。 左右の干渉を回避するには、片方に長いスペーサーを配置するだけでは不十分で、もう片方にも短いスペーサーが必要なことが分かりました。 最小目幅=61㎜を達成しました。





Delivery Schedule

今後の納品目標  (2012年7月9日)


 完成品BINOの納品が大幅に遅れていて、大変申し訳ございません。
 以下に、今後の納品目標をお示ししますので、お待ち遠しいこととは存じますが、なにとぞご理解くださいますよう、 お願い申し上げます。

ご注文日    お名前    ご住所(県)       BINO           納品目標

2011/11/24   O 様      東京都      130EDT-BINO          07/25
2011/12/05   U 様      東京都       FL71-BINO            08/10
2011/12/09   T様      大阪府       CAPRI102ED-BINO       08/24
2012/01/10   S様      新潟県      TeleVue76-BINO          09/08
2012/03/05   Y様       新潟県      TOA150-BINO(赤道儀)     11/15
2012/03/30   W様       福島県      CAPRI80ED-BINO         09/20
2012/04/07   K様      栃木県       APM80-BINO(赤道儀)     09/30
2012/06/19   T様      長野県        FSQ106-BINO         10/15

 上記は目標であり、確約はできませんが、最大限の努力をいたします。
EMSのみの受注(こちらがほとんど)は上記に含まれません。 EMSのほぼ即納はずっと堅持しており、納期の 遅延の原因は、仕事が停滞しているのではなく、ただ、当方の見積りが甘かったということで、反省しております。 





Preliminery assembly of the vertical unit--- 2

垂直回転部(中軸)の仮組み立て--2  (2012年7月6日)




Inner half of the bands are set on the mount. The clamp of the altitude axis is processed.

鏡筒バンド(内側)を取り付けてみました。 垂直回転軸(中軸)のクランプも施工(スリット加工)しました。 締め付けバンド式なので、フリクションが自在に調整でき、把握力も強力です。 この状態で、鏡筒の隙間=44mm(前モデルは45mm)となりました。(43mmの予定でしたが、鏡筒バンドの肉をあまり薄くしたくなかったので、ここまでとしました。 垂直回転軸機構(しかもエンコーダ内蔵)を間に挟んで、鏡筒隙間=44mmは善戦したと思いますが、いかがでしょう。





Preliminery assembly of the vertical unit

垂直回転部(中軸)の仮組み立て  (2012年7月5日)




Just confirmed this plan will be quite successful.

 垂直回転部を仮組み立てしてみました。 各所の干渉回避や重心位置等の条件が 全て問題なくクリヤーできました。 今後の中軸式架台のコア部分として定番になりそうです。 (左から)4枚目の写真から、鏡筒のセット方法(方向)がお分かりになると思います。

 伝統的な横軸のアリミゾ(&アリガタ)では、両手で抱えて重い鏡筒をアリミゾの下爪にひっかけた後、片手を離してクランプを操作しないといけない点が問題でした。 今回の方法ですと、 最後まで両手で鏡筒を持った手を離すことなくアリミゾにセットできます。 鏡筒はたとえノークランプで天頂に向けても転落しません。

 やっと、新型の中軸式架台の成功を確信できました。 毎度のことですが、プランが出来てから 仮組み立てが完了するまでの間は、焦燥感に浸りながら成果なく時間が過ぎる、苦しい期間でした。





Grooving through the Alti-Axis

垂直回転軸の貫通溝  (2012年7月2日)




I've got over the most difficult machining of grooving through the altitude axis. This will allow the cords of encoder to get out of the bearing plate of the central axis, while rotating by 90 degrees.

 新型の中軸式架台で最も困難な(厄介な)加工を完了しました。 内蔵したエンコーダのコードを中軸受けの外に取り出すための貫通溝です。

 軸受けプレートの穴はコードの束+αの幅で良いですが、軸ドラムの方は90度回転するので、 水平から垂直まで干渉しないように、長いスリット状の貫通溝を彫らないといけません。 しかも、前回ご紹介したサイドプレートとのからみがあるので、貫通溝の位置も重要です。





Side plates of the Central Mount

サイドプレート(新型中軸式架台)  (2012年6月30日)




A pair of side plates will be set on the altitude axis in such a way that the plates sandwiches the axis and hold the dovetail holders at both ends.

 サイドプレートは1対で垂直回転軸を鋏むように固定され、両端にはアリミゾクランプが取り付きます。 水平から垂直まで、他のパーツと干渉してはならないので、周到なプランニングが必要です。
(垂直回転軸側のネジ穴加工はこれからです。 サイドプレートの取り付け穴配置や数がが左右で異なるのには理由があります。)





Innovative clamp system, quite successful !!

同時クランプ機構、完成!!  (2012年6月28日)




This innovative clamp system is used as a pair to hold two OTAs rigidly and precisely on the mount. The OTA will not drop down even before clamping, and the dovetails can be clamped as a pair simultaneously.

 新型の中軸式架台用の(鏡筒セットの)クランプ装置です。 全く新規な発想により、左右のアリガタの 同時クランプを実現しました。 調整可能な状態で左右の鏡筒をしっかり保持します。 クランプ不使用でも鏡筒は脱落する心配はないので、左右の鏡筒を 全てセットした後で同時にクランプすることが出来ます。 このクランプは、今回の中軸式 架台の場合、前後一対で使用します。

 写真でお分かりのように、左右鏡筒の鏡筒バンドは、 中軸の回転軸メカ部分を外した前後にセットしますので、互いに十分接近させることが出来ます。 実際、アリガタ底面の間隔は、8mmしかありません。





Dovetails of the New Central Mount

新型中軸式架台のアリガタ  (2012年6月26日)




To optimize the merit of the slim mount, the dovetail system should also be cogitated in planning. The traditional approach of bridging two OTA bands with a single dovetail will ruin the compactness of the central mount, and the distance between two OTAs will become too long.

Splitting the dovetail, and each short dovetail set on the band was the answer I used in the last model. But, it was a little awkward or dangerous to set the OTAs on the Central Mount in darkness.

This time, I found a wise solution. I found it far better to set the dovetails vertical to the traditional directions.

 前後の鏡筒バンドにアリガタで橋を渡す、伝統的なアリガタの使い方では、中軸式架台の主旨が活かせず、鏡筒間隔が非現実的に広がってしまうことはご想像いただけると思います。 前回のモデルで、 アリガタは、前後のバンドそれぞれにごく短い物をセットしたのは、そのためでした。   しかし、暗がりで鏡筒をセットするのには、ある程度のコツが求められ、危険性も否めませんでした。

 今回は、アリガタを各バンド個別にセットする点は同じですが、アリガタの軸の方向を従来とは垂直な 向きに変更しました。 これにより、鏡筒が着脱時に転落する危険性がほぼなくなりました。 クランプをしなくても挿入時から鏡筒が安定しているため、クランプ機構をアリガタ(アリミゾ)ごとに装備 する必要がなくなり、非常にシンプルなクランプ機構が実現することになります。 このことは、限られた 鏡筒間スペースを考えると、非常に大きなメリットです。

 また、アリガタを縦向きに変更したことで、BINOの初期調整用のシンプルなアジャスト機構(上下方向) も実現しました。(写真、3個目のアリガタ)





Bearing plate of the Alt. axis -2

上下回転軸の軸受けプレート(新型中軸式架台)-2  (2012年6月15日)




Vertical axis is almost completed.

 ほぼ完成した中軸(垂直回転軸)を軸受けプレートに嵌めてみました。 垂直回転軸が純粋に1個だけという意味では、今回のモデルから真の意味で中軸式架台になったと 言っても良いかも分かりません。 従来型は、中軸式とは言っても、フォーク式架台のフォーク幅を極限まで狭く寄せた構造であり、 耳軸もちゃんと2つありました。

 さて、今回の構造でエンコーダを完全に内蔵するために、軸受けプレートの下部にはエンコーダのコードを取り出すための穴をすでに加工していますが、回転軸の方もその処置が必要で、しかも回転しますので、コードをひっかけないように、回転ストローク(0度~90度)+αの長いスリット状の穴(と言うよりも貫通溝)を開けないといけません。 この辺はちょっとした パズルです。





Bearing plate of the Alt. axis (New Version of the Central Mount)

上下回転軸の軸受けプレート(新型中軸式架台)  (2012年6月9日)


This is the simplest bearing plate of the Alt. axis of the new Central mount. It is the result of the long period of cut ant try.

Only one piece of this plate makes up the bearing plate which was composed by five pieces of parts for the former model.
The simple structure means not only the cut-back of the process, but also the easier assembly in the calibration of the axis compared with the former two plates system.

 これが新型の中軸式架台(130EDT-BINO)の垂直回転軸の軸受けプレートです。 従来モデルでは5個のパーツを組み合わせた2枚プレート構造でしたが、 今回の新型では、たった1枚のプレート(20mm厚)になりました。

 これは、工程の合理化のみならず、従来モデルで必要だった2枚プレートの微妙なアライメント調整(捻れ調整)が不要で、組み付けが格段に容易になるメリットもあります。 クランプ機構も、スリット加工だけで施工できます。

 今度は前モデルでは1枚で済んだ垂直回転プレートが2枚必要で、2枚で 中軸プレートを 挟む構造になりますが、総合的に見ると、今モデルの方がより合理的な構造になったと考えています。 エンコーダの内蔵がなければ、ずっと早く完成して いましたが、それとシンプルな構造を両立させるために長期間考えました。





Enocder sockets of the Center Mount

中軸式架台のエンコーダソケット  (2012年5月23日)


photo1 photo2 photo3

Enocder sockets of the Center Mount of the BLANCA130EDT-BINO are in the making. It is very important that details of the plan is carefully examined before processing the principal part. Otherwise, you would later have troubles in making.

 新型の中軸式架台(130EDT-BINO)では、エンコーダを完全に内蔵するために、いろいろと腐心しました。 発案しては後で問題点に気付いたり、より良いアイデアが出たりで、何度図面を描き直したか知れません。 中軸の限られたスペースにエンコーダをどうセットし、ケーブルや中間ソケットをどう這わせるか、末端ソケットは 2軸共水平回転ドラムにセットするか?等々、随分と悩みました。

 最終的には、水平回転ドラムには水平用のエンコーダのソケットのみ配置し、垂直回転エンコーダのソケットは 垂直回転軸(中軸)プレートの下にセットすることにしました。 元々電子工作に慣れていないので、詳しい友人の 助けも借りたのですが、ところで、写真3の中間端子(白い部品)はソケット用のネジ穴内径よりも幅が広いのですが、 ケーブルを切らずにどうくぐらせたと思われますか。 この手の工作に馴れた方には当然なのでしょうが、 この当たり前のことですら、気付くのに長時間を要しました。^^;

 物を作る時、主要な部分から着手したいのが人情ですが、むしろ、先に末端のパーツを確定するのが良いことの方が多いようです。 たとえば、筒物を作る際には、ポリキャップの規格を把握してから、それに合わせるべきで、 でないと後で泣きを見ることになります。

(ハイランダー架台の垂直アームは今、アルマイト加工に出しています。 戻れば速やかに完成する予定です。)





Highlander Mounts near completion

ハイランダー用マウント完成間近  (2012年5月17日)


 


Sorry to have keplt you waiting so long, but your Highlander Mount will be finished toward the end of this month.

 大変お待たせしてしまいましたが、ハイランダー用軽量マウントはすでに2台納品し、 残りの5台も今月中の納品を目指します。(10台製作しますので、今日現在であと3台分の 受注枠がございます。)

 130EDT-BINOも順次パーツの材料が入荷しており、いよいよ本格的に着工します。 同じ中軸式でも、今回はよりシンプルで剛性の高い方式になる予定ですので、ご期待ください。 着工したら速やかに完成する予定です。

(蛇足: ハイランダーマウント等、本来のEMS関連から外れた依頼もよく受けます。 自分の 存在意義は、マニアの多様なニーズに柔軟に応えられるところだと考えておりましたので、 ご依頼は出来る限り承る姿勢で今日に至りました。 しかし、やはり本来のEMS関連の 仕事を優先しないと、本末転倒になりかねません。 今後しばらくはEMS関連の仕事に 集中させていただきたいと考えていますので、よろしくお願いいたします。)

  115EDT-BINOは、13日~14日にかけて、依頼者である新潟県のH様がご夫妻で見えられ、 お車でお持ち帰りいただきました。 地理的な理由で自動車便でお送りすることが多いですが、 やはり直接お見えいただく意義は大きいと思います。
 Hさんは、平行法で光軸を調整する テクニックを一瞬でマスターされました。 この方法さえマスターされれば、BINOチェッカーを常に体に帯びたも同然です。 この技量はキャリアとは無関係で、体質にも異存するようです。 むしろ、「我こそは双眼 オーソリティー」といった一家言ある方の中にも、この技法が使えない方が おられるようです。 (苦手な方も訓練次第です。)





A single EMS-ULS with the larger first housing.

EMS-ULS(大型第1ハウジング仕様)  (2012年5月10日-2)


 


An EMS-ULS for the single use is completed. The first housing is the larger one.

 単体鏡筒用のEMS-ULS(大型ハウジング仕様)です。 BINO用セットでは、第1ハウジングの大型化には コストを計上しないことにしていますが、単体の場合の当仕様の価格=¥79,800です。 90φ(89.9)差込ですので、 別途、アダプターが必要になります。 光路長≒171㎜。





Light Weight Mount for the Highlander Prominar

ハイランダー用軽量架台  (2012年5月10日)


 


取り合えず1台完成です。 仕事が溜っているので、1台仕上がっても全く安堵できません。

(ハイランダー用軽量架台---\59,800 (重量868g))





The band of the 130EDT-BINO

130EDT-BINOの鏡筒バンド  (2012年5月7日)


 


This is the solid band of the BLANCA130-EDT OTA. A band is an important part to decide the frame-work of the binoscope.

 BLANCA130-EDT鏡筒のバンドです。 一般的なヒンジ開閉でなく、ソリッドな厚肉の半リング状の パーツをボルトで締める構造(Televue等と同じ)です。 厚肉ながら、片方のベースが薄く トリミングしてあり、BINOへの応用に有利です。 素材の特徴を活かすのが調理人の腕です。^^;





Highlander Mount almost completed

ハイランダーマウントほぼ完成(取り合えず2台分)  (2012年5月5日)


 


 受注順に少しずつの納品となります。来月中旬までには、今日までの受注分7台全ての納品を完了させる 予定です。(催促なくお待ちくださって感謝します。)





Rail ring of the equatorial mount is in the making

赤道儀搭載用の軌道リング  (2012年5月4日-2)


 


This is a rail ring for EMS-BINO to be set on an equatorial mount. This one is for a smaller scope, but I am planning to make the mammoth one for the TOA150-BINO on an equatorial mount.

 これも割り込みではありません。 去年よりの懸案で、小口径BINOを赤道儀で使用するための回転装置の リングです。 これの他、TOA150-BINOを同様に赤道儀に搭載する件も承っており、準備を進めています。





Light weight mount for Highlander Prominar is in the making

ハイランダー用軽量架台に着手しています。  (2012年5月4日)


 


10 sets of the horizontal axis mounts are already completed. Now I am making the vertical arms.

 水平回転部はすでに10台分完成しています。 これより、垂直アーム部を作って行きます。 今しばらくお待ちくださいませ。(ハイランダー用軽量架台は7台は受注済みですので、5月4日現在での残り枠は3台分です。)
130EDT-BINO,TELEVUE-BINO,FL71-BINO,CAPRI102ED-BINO等も並行して進めていますので、なにとぞご理解ください。

(土日はもとより、連休も関係なく仕事を進めていますが、連休中は材料の調達や外注が滞るので困ります。)





EMS-UXL-Super Premium completed

EMS-UXL-Super Premium 完成  (2012年5月2日)


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"EMS-UXL-Super Premium" is completed !

Photo3: Over-sized second mirror will allow still more larger oculars such as 40mm wide field.
Photo4: 60X120mm elliptical mirror will grasp the whole of the light cone from 250mm aperture objective.
Photo2: The special rod between the fixed barrel and the last tube from the helicoid will cancel the focus change in adjusting the IPD. And it will also reinforce the total mechanism of the EMS.
Photo7: The helicoid is the one which is customized for the binocular use; very rigid and smooth. And reversed screw for the left (right) one enables the ergonomic operation in adjusting the IPD.

 ようやくEMS-UXL-Super Premiumが完成しました。 25㎝3枚玉アポ(長焦点)BINOの 高度な要求に応えられると確信しています。EMSを発売して23年目に至り、今までの 懸案が全て解決しました。 左右の鏡筒を完全に固定でき、眼幅調整に追加の 反射を要求せず、目幅調整時にピント移動も生じないということです。

 




115EDT-BINO completed

115EDT-BINO完成  (2012年4月28日)


 


Operating handle and the weight shaft are attached to the 115EDT-BINO. Most of the site watchers would know at this stage that the binosocpe is completed. But, I would like you to know the exertion of my effort has been piled up to this stage even from when no sign of progress can be seen at this corner.

 操作ハンドルが取り付き、BINO本体が完成しました。 こうして、具体的にBINOの形になって、初めて万人が完成を認めてくださるのですが、実は、こうしたBINOの 形が見えない段階の方が大変であり、そうした段階から積み上げた準備がこうして目に見える形に結実しているということをお伝えしたいものです。 しかし、それをお客さんに要求するのは、無理というものでしょうね。

 たとえば、EMSの大型ハウジングを仕込んだ3月3日の時点でこの115EDT-BINOの製作は始まっていますし、 C5-BINOの組み立て用に借用していた幅広改造HF経緯台は、前倒しですでに製作していた115EDT-BINO用でした。





Premium Second Mirror/ Horizontal axis parts for the HighLander Mount

プレミアム仕様の第2ミラー / ハイランダー用架台の水平回転部  (2012年4月27日)


 


Super Premium version of EMS will have oversized second mirror. (left photo)

The right photo is the horizontal axis parts of the light weight HighLander Mount.

Super Premium仕様のEMSでは、第2ミラーもオーバーサイズになります。

 右は、ハイランダー用の軽量架台の水平回転部です。 今回は、水平回転ドラムを無垢材からの削り出しにしました。 (前回は、パイプと天板を組み合わせました。) (真鍮リングは、単なるサイズの 参考のために一緒に撮影しました。 現在準備中の31.7φ用のバンドクランプに使用するものです。)





115EDT-BINO almost completed

115EDT-BINO、ほぼ完成  (2012年4月26日)


 


 115EDT-BINOがほぼ完成しました。 後、ウェイト軸兼ハンドルロッドの取り付け、2インチスリーブの小目幅対応加工を残すのみです。





Which color is the right choice? (Italian Red)

どの色の組み合わせがベスト?  (2012年4月24日)


 


To evade the risk of damaging the lens, I decided to put a color sheet on the cell part instead of painting. The white one is the original paint. I have prepared the Italian red and the shinny black.

 レンズの損傷を避けるために、レンズセル部は塗装ではなく、カラーシートを貼ることにしました。 イタリアンレッドということで購入していたカラーシートは、後にイタリアンレッドを指定して専門家に 塗装してもらったものと、全く違う色でした。 対物ユニットの後ろには黒いヘリコイド、さらに その後ろには、ヘリコイドより長い黒パイプがつながり、イタリアンレッドのEMSハウジングが来ます。 さらにEMSハウジングの上には黒いスリーブがつながります。 となると、答えは明らかでしょうか。

 ともかく、依頼者の方の好みが最優先ですので、ご意見を伺いましょう。 (しかし、カラーシートはさすが車用、非常に薄く、母材によく馴染み、塗装とほとんど見分けが付きません。しかも屋外使用が 前提なので、耐久性も万全です。)





Pre-installed mammoth mirrors: EMS-UXL-SUPER PREMIUM

EMS-UXL-SUPER PREMIUM、大型ミラーの仮セット  (2012年4月24日)


 


60mm by 120mm elliptical mirrors pre-installed in the larger housings of the EMS-UXL-SUPER PREMIUM. It will be nearly finished.

 いよいよEMS-UXL-SUPER PREMIUMも完成間近です。 以前にもご説明しましたが、このクラスでは、大型斜鏡の代用ではなく、特注の楕円(1:2)ミラー(今回は60X120)を使用します。 無為に時間をかけているのではなく、理由があって時間がかかりました。 この点、依頼者の方との確固たる信頼関係があってこその挑戦的なプロジェクトの成功と言えます。(人間関係に国境はありません。)

 この写真のアングルからは、ミラーの細長さがよく分からないかも知れません。 入射角60度というのは、光学に暗い方がよく誤解される、”入射光線と反射面との角度”ではなく、 ”反射面の法線と入射光線との角度”ですので、ミラー面と入射主光線の角度はわずか30度しかありません。 1:2の楕円が理想であることは、その意味です。 また、EMSが挑戦的な製品であることの 理由もそこにあり、安易に模倣を試みても実現していない所以です。





ITALIAN RED and otheres, In full Swing;

BLANCA115EDT-BINO & イタリアンレッド(FL71-BINO)  (2012年4月23日)




Left Photo: Filter rings trimmed for the smaller IPD. (115EDT-BINO)
Right Photo: FL71-BINO parts painted in Italian Red.

 左は115EDT-BINOのEMSパーツ。 フィルターリングに小目幅用のトリミングを施しました。 2イ ンチスリーブにも同様のトリミングをします。

 右は、イタリアンレッドの塗装が完了したFL71-BINOのパーツ。 最終的には、希望通りの 塗装をしてもらいました。 ただ、自動車関係の仕事はしていない塗装業者さんでしたので、 資料を整えて添付したり、説明したりと、こちらも大変でした。

1:サンプル塗料をこちらで確保し、サンプル用のパーツにこちらで塗装した物を添付
2:対物ユニットは、セル+レンズが分離できず、外枠がセルを兼ねていたため、塗装は断念し、 イタリアンレッドの車用シートを貼ることにし、それを調達。 しかし、結果的にシートの色と 塗装の色が合わなかったため、急遽、ブラックのシートを注文中。 対物ユニット部はブラックのシートを貼る予定。





BLANCA115EDT-BINO near completion

BLANCA115EDT-BINO完成間近!  (2012年4月21日)




Sorry to have kept you waiting so long, but it will be completed in a week or so.

大変お待たせしましたが、115EDT-BINOがもうすぐ完成します。

(EMSを装着しますと、鏡筒はずっと前に出せます。)





Reform of the "Schwarz 150S-BINO (15cmF5-BINO)

Schwarz 150S-BINOのリフォーム  (2012年4月19日)




Version 2 of the Schwarz150S-BINO is reformed to the "Pre-9th version" of 15cmF5-BINO. This is the pending order that I had accepted more than 6 months ago. So, please understand it is not the break out of the waiting line. I am doing with several tasks in parallel.

 懐かしいSchwarz150S-BINO(第2世代仕様)のリフォームです。 割り込みではなく、半年以上お待たせした案件です。 今回は接眼部のみを15cmF5-BINOの次世代(第9世代)仕様に、というご要望でした。

 メインのフォーカサーは撤去で、EMSを鏡筒フランジに直結し、フォーカシングはアイフォーカサーで行います。

 FL71-BINO用のイタリアンレッドの塗装は今日頃、外注先から戻る予定です。新規塗料を調合してもらったため、通常のEMSハウジング300個分に匹敵する塗装費用がかかりましたが、それは予想通りです。  その他、複数の仕事を並行してこなしていますので、よろしくお願いいたします。





Great Success on the New IPD Mechanism

新型目幅調整機構の成功!!  (2012年4月18日)




Here confirmed that the new mechanism of the IPD adjustment is quite successful. The helicoid extention tube and the focus compensation tube are linked together by a rod to attain the perfect IPD adjustment with no focus change. They operate very smoothly and rigidly.

There is a big coproduct of the reinforcement of the total mechanism in the presence of the rod that precisely bridges the barrel root and the last pipe of the EMS, too.

 理想的なピント補償機構の機能テストに成功しました。 

 左の写真の下に表示していますように、青い矢印で示した自由スライドパイプの(引き出しの)長さと 、赤い矢印で示したヘリコイドの長さの合計が常に一定になります。(左の写真が目幅最大(ヘリコイド最短)、隣が目幅最小(ヘリコイド最長))

 すなわち、目幅を小さくするためにはヘリコイドを伸ばす必要がありますが、その伸びた分だけスライドパイプが縮むわけです。(目幅を広げる際はその逆。)

 ヘリコイドとスライドパイプの伸縮が常に拮抗するように制御するのが、定長の1本のロッド (プレート)です。ロッド(プレート)は、両端の ヒンジを介して望遠鏡側の接続バレルの根元と、EMSの第2ユニットに固定されたパイプを連結しているだけですが、これがスライドパイプに働いてヘリコイドの伸縮によるピント移動をキャンセルするわけです。

 さらに、大きな副産物として、このロッドの連結がヘリコイドに代表される、この目幅調整メカ 全体の力学的な強度を飛躍的に向上させることが分かりました。特に、重量級の アイピースの装着による、ねじれの力に対しては万全のスタビライザーとして働きます。 スタビライザーとしての機能も極めて重要なので、この機構は、スタビライザーがピント補償機構を 兼ねている、と言っても過言ではありません。 スタビライザーとピント補償機構が、互いに余分な機構を 付加することなく、 一石二鳥で実現しているわけです。

 これが、お約束をしていたサプライズの一つです。 今日は長年の懸案が達成された記念すべき日となりました。





Framework of the 115EDT-BINO

115EDT-BINOのフレーム構造  (2012年4月17日)




The adjusting mechanism of the front and the rear spectacle frames.

 左の2枚が前(対物側)のメガネバンド、次の2枚が手前のメガネバンドの調整機構を示しています。 対物側では、筒先の開き(閉じ)具合の微調整が、手前の バンドでは、右の鏡筒の上下の微妙な振りを調整できるようにしています。

 これらの調整は、シム等をバンドの底部に挟んでも可能ですが、この微調整 機構がありますと、BINOが完成後でも、鏡筒を外すことなく調整を追い込むことが出来ます。





115EDT OTA arrived

115EDT鏡筒入荷!  (2012年4月16日)




 大変お待たせしてしまいましたが、115EDT鏡筒がようやく入荷しましたので、115EDT-BINOは速やかに完成する予定です。
 これより、逐次、工程をUPさせていただきます。





The principle of the innovative compansator

これが新型のピント補償機構の原理です。  (2012年4月15日)




The new EMS-UXL-Super-Premuim is near completion. Here is the principle of the innovative focal compensator on the IPD adjustment mechanism.

 半年以上お待たせしてしまったEMS-UXL-Super-Premuim(ドイツ)が、もうすぐ完成します。 ベアリングのワッシャーの在庫が切れたため、仮組み立てが一日ほどお預けになりました。 今回は左右単独補償ですが、原理は前回のC5-BINOの左右同時補償機構と同じなので、必ずうまく行くはずです。 EMSがあたかも自由スライドチューブで宙吊りで不安定に見えるかも 分かりませんが、決してそんなことはありません。 なぜだかお分かりですか。

 赤い枠で示した部分がヘリコイドで、使用者は通常通り、ヘリコイドを伸縮させて 目幅調整を行えば、自動的に自由摺動パイプが連動してピント移動の収支を常に実用上 ゼロに保ちます。 その連動の役目を果たすのが、たった1本のヒンジ付きロッド(写真の、丸い穴が3つ開いたプレートのこと)で、 これは、ヘリコイドの回転方向の負荷をかなりの割合でカバーする、スタビライザーの 役目も兼ねます。 ヘリコイドの負担を軽減し、回転ガタの心配もなくなるわけです。

 ピント補償機構は、あらゆる機構を試しましたが、最終的に最もシンプルな方法に 落ち着きました。 この原理は、目幅調整のフルストロークでのピント補償を数学的な厳密さで補償するものではなく、厳密には標準目幅(64mmくらい)で微分的に成り立つものですが、 実用的には、調整域の全てでピント誤差は視認できないレベルであることがC5-BINOで実証されています。(目幅を変える時は観察者が交代する時ですから、微小なピント誤差は尚更問題になりません。)





In full swing

フル回転でこなしています。  (2012年4月11日)




I have to deal with many orders in parrallel. I am also dealing with yours even when not it is not shown at this corner.

 割り込みではありません。 半年以上お待たせしている、のっぴきならない仕事も並行して こなさないといけません。 ここに掲載しない仕事もやっていますので、よろしくお願いいたします。  写真は、15cmF5-BINOの第9世代仕様へのリフォームのパーツ(Eye Focuser)です。
 新型マウントは、さきほど米国に向けて旅立ちました。

 FL71-BINO用のフード、フランジ、EMSハウジングはすでにイタリアンレッドの塗装に 出しています。

 EDT115鏡筒はまだ入荷しませんが、EMS等の準備はほとんど完了しています。

 EDT130-BINO用の中軸式架台も、慎重に検討し、材料をこれから発注するところです。





The "New Standard"; Anodizing completed!

アルマイトが完了しました。  (2012年4月10日)




It is the final set up and the right OTA base plate moves with greasy smooth feedback and moderate friction with no clamp.

 アルマイトが完了し、右の鏡筒ベースのアリガタにグリスを塗布し、 理想的な摺動を確認しました。 円滑でかつ口径10cm超の鏡筒を 安定的に保持するだけの適度な渋さも兼ね備えています。(この辺は、好みによりグリスの粘度で調整可能)

 念のために、右のベースプレートには小さいハンドルを付けておきましたが、狙いは、接眼部を持って(あるいは鏡筒を持って)目幅が楽に調整できることです。 BINOの完成は 依頼者の方に委ねますが、結果が楽しみです。





The "New Standard" completed!

新型BINO用汎用ベースマウントが完成しました。  (2012年4月8日)




Now, the parts are ready to sent to be anodized.

 これよりアルマイト工程に送ります。





The "New Standard" almost completed!

新型BINO用汎用ベースマウントがほぼ完成しました。  (2012年4月7日)




Carrying handle should be a bit higher and longer so that it can be folded to the flat shape in the case of packaging. It will be modified from now on.

 ほぼ完成です。 ハンドルを少し高く、長くします。 そうすれば、梱包時に取っ手を倒して完全にフラットにすることが出来ます。 左の鏡筒バンドが少しアリガタブラケットと干渉するため、上部の幅の両サイドを それぞれ3mmほどトリミングします。

鏡筒の方向(平行度)の初期調整は、左鏡筒のみで行います。対物側の鏡筒バンドの底部は、押し引き ネジでベースとのスペーシング調整が可能で、これで上下方向の振り調整が行えます。 左右の振りは、接眼側の鏡筒バンドを固定するネジのバカ穴の余裕で行いますが、穴の両側から 押しネジ(芋ネジ)でアシストする構造にしたので、調整は楽だと思います。 いずれも、鏡筒を外すことなく、最終的に組み上げた状態で調整出来ます。

 (のっぴきならないが溜っていて、一時も気が休まることはありません。 ハイランダー用架台も忘れていません。 今、水平回転部を10台分外注に出しており、今月中に上がって来る予定です。 最善を尽くしておりますので、ご理解くださいますよう、お願いいたします。)





Carrying handle base

運搬用取っ手の取り付けベース  (2012年4月6日)




It is the carrying handle base in the making. The right photo shows how the parts will be put together, but the 10mm stainless shaft is a shorter dummy. The final shaft is longer than that in the photo. The shaft can be extended to make an operation handle rod, but I don't think it necessary because this binocular system is so rigid that you can hold the eye-piece sleeves instead of the handle.

 右の写真は、運搬用取手がどう取り付くのかをお示ししていますが、10mmφのステンレスのシャフトは実際より短いダミーで、最終的にはもう少し長くなります。シャフトを手前に延長すれば そのまま操作ハンドルロッドになりますが、このBINOは接眼部を持って振り回せるほどの 剛性があるので、重量増と運搬の支障を考えると、操作ハンドルは省略しても良いと考えています。

 取手の支柱ベースが下にも延びているのは、平置き時の安定性を配慮したものです。 先端にプラスチックチップを埋め込み(水色で示した所)、ベースプレート底面と面一に する予定です。





Debut of the New Standard of the BINO base

中小型BINO用汎用マウントのデビューです。  (2012年4月5日)




No more collimation trouble of the smaller binoscopes! Those simple devices will make up the core part of the binoscope. Relatively light weight telescopes up to 10 to 12cm in aperture can be beded on this simple mount with free stop reliable IPD adjustment. The right OTA can be slided smoothly and clamped very tightly into a solid and rigid structure.

This base plate is a whole through dovetail holder and it can hold not only a pair of the OTAs but also the carrying handle or anything that is needed for a binoscope. Adding a bracket with a dovetail on the left end of the plate enables it to be set on the T mount such as Meade LX80.

 半年間温めたアイデアを具現しました。 20年間随分と遠回りをしましたが、 これが口径10㎝程度以下の短焦点BINOの標準マウントになりそうです。

 写真はBORG125SDの設定ですが、これから製作するFL71-BINOもこの形式になります。 ベースプレート自体が全面アリミゾになっており、左右の鏡筒はもちろん、 中央の運搬用取手や操作ハンドルのユニットもこのアリミゾが保持します。

 お察しの通り、このベースプレートの左サイドにアリガタ付きブラケットを セットすれば、Tマウントのような片持ち架台に搭載できます。(両サイドに耳軸ブラケットを付ければフォーク架台に載るのは当然ですね。)

  運搬用取手ユニットの構造にもサプライズがありますので、次回をお楽しみに。^^





The core part of the New compansator

難関突破(新型ピント補償機構)!  (2012年4月4日)




The core part of the EMS-UXL-Super-Premium for the 25cm-BINO is successfully finished. These telescopic free tubes are indispensable for the new mechanism. It has taken six months of twist and turns, but I am quite satisfied with the result.

 製作中のEMS-UXL-Super-Premium(25cm3枚玉APO-BINO用)のピント補償機構の、欠かせないコアの部分の製作に成功しました。 推敲と作り直しを重ね、ここに至るのに半年かかりました。

 左の写真は、手前側がEMSが取り付く所です。 右の写真は裏側で、中段部分が100φのバレルで、これからテーパ加工を施します。 写真では一番下の再外筒は中段のパイプと合体しています。(ベアリングの組み込みの都合上、一体加工は 出来ませんでした。) 自由摺動するのは、一番内側の筒だけです。 すでにフォーカサーとスリーブが決まっていたので(FeatherTouch-3.5inchと、私が製作した100φスリーブ)、バレル径が100φで 固定され、さらに特大の第一ミラー(60×120)の収納を両立するのに腐心しました。 スリーブが 110φ差込くらいであればもっと楽でしたが。

 このEMSのピント補償機構は、もちろん依頼者の希望でもありましたが、EMSのメカとしての 成熟という意味で、製作者のこだわりがあったわけです。 個人使用であれば、目幅調整時のピント補償は必須の機構ではないですが、この次世代型の補償機構はヘリコイドのスタビライザーとしても機能するという、大きな副産物もあります。

 同25㎝BINOは、3年前に同じユーザーが製作した20㎝APO-BINOのEMSをリフォームして借用して稼動しており、 この度の新型EMSの完成を待って交換することにしています。 (20㎝-BINOは大変気に入って愛用していただきましたが、ユーザーの方が唯一気に入らないことがあったそうで、それは、「小さ過ぎること。」だそうです。^^; (残念ですが、ユーザーの方のポリシーで、当分は公開しないそうです。)





Shortening of the encoder shaft

エンコーダシャフトの短縮  (2012年4月1日-2)




Encoder shaft is shortened for the New Central Axix Mount. The disc in the back is the jig for chacking it to the lathe.

 エンコーダ(10,000 steps) のシャフトを短縮加工しました。 新型の中軸式架台では、エンコーダの完全内蔵 を目指していますので、エンコーダの総厚を最小限にする必要があるからです。奥に写っているディスクは加工用のジグで、企業秘密^^;ですが、仕事を放置していると思われなくないので、敢えて掲載しました。 シャフトをジグに固定するためのセットビス(芋ネジ)の下穴とタップ切りのため だけに、ロングドリルとロングタップを調達する必要がありました。

 新型の架台を極めるためには、先端の導入支援のdeviceから、使用するエンコーダの種類と 入手経路等々まで含めた広範な検討が必要で、それらは全て深く関連しています。 それらの手の内の全てを公開することはできませんが、無為に時間を過ごしているのではないことをご理解いただけましたら幸いです。

 導入支援の手段は、最近、SkySafari3やNEXUS等の画期的なツールが実現し、非常にスリリングな激動期に突入しました。 恐らく、当サイトの更新間隔が最近やや延びていたことで、 マツモトが無為に時間を過ごしていると思っておられた方も多いかと思いますが、水面下では、 むしろ今現在ほど、毎日が刺激的な発見と達成に満ちた時期は今だかつてありません。 近日中に相次いで複数の”サプライズ”を発表させていただくことになるでしょう。





EMS-UXL-Premium in the making

製作中のEMS-UXL-Premium(新型ピント補償タイプ)  (2012年4月1日)




Making of the EMS-UXL-Premium with a new focal compansator has reached the most interesting part. The tube in the photo looks like a normal connecting barrel, but it is not. It is the free sliding tube in the barrel mechanism. Yes, the barrel will consist of telescopic double tubes so that the change of light path caused by the IPD helicoid will be canceled automatically.

You will also find the exit opening of the housing (Look at the housing in the back.) is larger thant the standard ones. That's because it will have to accomodate the largest mirror, 60X120mm one.

EMS-UXL-Premium(新型ピント補償機構付)の製作が佳境に入っています。 単純な接続バレルに見えるパイプは、そうではなく、ピント補償機構のための二重摺動筒の 内筒を構成するものです。 EMSの第1ハウジングは、この内筒に固定されます。 EMSは、外筒が鏡筒に固定され、EMSの第2ユニットの下部パイプと外筒(鏡筒と同じ意味)が定長の ヒンジ付きロッドでリンクされます。(ロッドの原理はC5-BINOと同じ)

 奥に写っているハウジングから、第2ハウジングに向かう射出口が標準の大型ハウジングのそれよりもかなり大きいのにお気付きでしょうか。 60X120の特注ミラーを収納するためです。 EMSでは、外観をコンパクトに保ちながら最大限の内径を確保することに常に腐心するわけです。  今回は、接続バレルが二重構造になりますので、さらに大変です。

 115EDT-BINO,130EDT-BINO,FL-71-BINO等の準備も並行して進めていますので、よろしくお願いします。 ここに掲載します技術は全て関連性がありますので、「他人の工程」とお考えにならずに、EMSをより理解するのためのご参考にしていただけましたら幸いです。

 130EDT-BINO用の架台を代表する新型の中軸式架台と、FL71-BINO用を含む、小型BINO用の新型の標準マウントの設計はほぼ完了しています。

 




EF16mm; Amazing Eyepiece!!

EF16mm、気に入りました!!  (2012年3月31日)




EF16mm is a reasonable eye-piece from KASAI-TRADING. But I would like to introduce its high cost performance features. It has extremely clear field by the simple optical elements, and still it is totally free from distortions. The image is razor sharp to the edge of the field circle. The eye-lelief is long enough to use wearing glasses. Another noteworty fearure is its compactness.(See the left photo.) By mating with a 5X 3-elements short barlow, it will make an excellent 3.2mm eye-piece.

 昨今では、構成レンズ枚数が著しく多い超高級アイピースにばかり注目が集まるようですが、安価でも良いアイピースを見付けましたので、ご紹介したいと思います。

 高価なアイピースの性能が良いのは当たり前ですが、私の個人的嗜好では、眼鏡をかけて視野環が見られないアイピースは落第です。 

 その点、今日ご紹介するEF16mm(19mmも)は、視野環が常にはっきり見えて非常に気持ちが良いアイピースです。

 まず、このアイピースを実際に手にして驚くのは、そのコンパクトさです。 その短さは、冗談じゃないかと思うほどです。(写真左)  メカ的な作りもヘリコイド式アイカップが装備され、高級感も 十分です。 全厚の薄いシンプルなレンズ構成が抜群の視野の明るさを達成しており、ディストーションは徹底して排除され、建物の線が完全に直線で、構築物のボルトの頭等が 視野から漏れ出るまで完璧にシャープです。

 スマイスレンズ等を含まないシンプルな設計は、バローとのマッチングもすこぶる良く、笠井TDの3枚玉5Xショートバローと組み合わせると(写真右)、優秀な3.2mmアイピースとして使えます。(それが、圧倒的な覗きやすさで。) 元々が短いため、バローを組み合わせても、一般的なアイピースの長さを越えません。 (FS102㎜(f=820mm)だと、256倍、瞳径0.4mmで、私の場合(加齢?^^;)眼のゴミが目立ちますが、2.5倍バローだと、128倍、瞳径0.8mmになります。)





Joint piece of the 115EDT-BINO

115EDT-BINOのジョイント金具(対物側)  (2012年3月26日)




115EDT-BINO has already become mature at the last model, but this time, the weight shaft hole is shifted up by 10mm so that it will not collide with the mount at viewing zenith.

115EDT-BINOの鏡筒ジョイント金具(前)です。 同BINOは、直前のモデルがターニングポイントで、ほぼ成熟していますが、天頂観察時にウェイとシャフト(兼ハンドルロッド) が架台と干渉する傾向がありましたので、今回はウェイとシャフトの固定穴(下の10mmφの穴)を10mm上に移動し、ジョイントの総長も10mm短くなりました。

  鏡筒バンド取り付け用の穴は、鏡筒が届いてから施工することにします。 理由は、 たまに穴位置等が仕様変更になっていることがあるからです。

 前後のジョイントは、この写真のようになる予定です。(長さだけが10mm短い) 前(対物側)のジョイントで左右の鏡筒先の 開き(閉じ)具合を、手前のジョイントでは、右の鏡筒バンドのベース に掘った深溝にジョイントのアリガタが嵌入し、鏡筒バンドベースの両サイドに 設置したセットビス(芋ネジ)で鏡筒の上下の振り調整が出来ます。 つまり、このモデルより、BINOを組み立てた後の初期調整が可能になったわけです。

 同鏡筒の販売店の サイトでは、115EDT鏡筒は「在庫あり」となっていますが、1本だけのようで、BINOに配慮した選定のために、まとまった入荷を待っている状態です。 長らくお待たせして、本当に申し訳ございませんが、ご理解くださいますよう、お願いいたします。  鏡筒が入荷しましたらBINOは速やかに仕上がる予定です。

 ここでお示しする進捗状況とは別に、工作機械の治具や工具の工夫、改造、調達等にも努めています。 公開できない部分が多いですが、全ては作業の能率を上げる目的のためですので、よろしくお願いいたします。 最近、苦労の末に、作業性の 向上のターニングポイントとなるような成果を達成しました。(長期目標と短期目標の折り合いを付けるのに苦労しています。)





Inner tubes of the focal compensator

新型ピント補償機構の内筒  (2012年3月25日)




These are inner tubes of the New focal compensator halfway finished.
The larger housing of the EMS-UXL-Premuim will be connected to the top end.
These tubes along with the ones shown at the previous report will be mostly hide in the big drawtube of the 25cm OTA.

 新型のピント補償機構の内筒です。 前回ご紹介した外筒(正確には中間筒)と共に、望遠鏡のドローチューブ内筒に 入り込むメカなので、外からはほとんど見えず、また光路長の追加もわずかです。

 外筒とEMSの第2ユニットを適切にリンクさせれば、目幅調整によるピント移動の 収支を常に(実用上)ゼロに保つことが出来ます。 形はかけ離れて見えますが、原理的には C5-BINOの補償機構と同じ考え方です。 伸縮管は、大型ヘリコイド(当方オリジナル)を使用します。

 母線に添った複数の溝は、ベアリングの軌道に埋め込むステンレスプレート用、リミッター機構、スライドガイド のレールの固定用等のためです。 CNCフライスの4軸制御て可能になりました。

 EDT115-BINO、FL71-BINO等も並行して進めていますので、ご理解ください。
FL71-BINO用のイタリアンレッドのカラーサンプルもすでに取り寄せております。





Challenging for the slimmest slide tubes

薄さへの挑戦(スライドパイプ)  (2012年3月22日)




The new compensator requires minimum thickness of the slide tubes. So, this new attemplt is being done and seems to be quite successful.

 今度の新型の(単独型)ピント補償機構は、極力薄いスライドパイプが要求されます。 通常のクレイフォードフォーカサーのやり方ですと、ご存知のように、外筒と内筒の間にベアリングユニットが入るため、結果的に外筒外径に対して、内筒の有効内径がかなり小さくなってしまいます。

 写真のようにベアリングをセットすれば、スペースを劇的に節約することが出来ますが、高度な加工を要求します。 不注意から、反対側の加工でドリル径を間違えたためにこの写真のパーツはオシャカになりましたが、加工の要領は分かりましたので、落ち込んではいません。^^;





Larger housings ready to be sent to the painter

大型ハウジング、塗装工程へ  (2012年3月20日)


 このところ更新が遠のいていますが、複数の作業を並行して進めています。 大型ハウジングの塗装は完了し、イタリアンレッドの塗装用の標準ハウジングも12個(BINO換算で3台分)完成し、カラーサンプルが入荷次第に塗装に出します。 表には出ない、治具や工具の調達も進めていますが、連休に阻まれる部分も大きいです。(当方には連休も休日もありません。)

(今日は、CNCフライス導入の2年目の記念日です。)

Today is the second anniversary of installing the CNC milling machine.





Larger housings ready to be sent to the painter

大型ハウジング、塗装工程へ  (2012年3月10日)








A slide guide for the New Focal Compensator

スライドガイド(新型ピント補償機構用)  (2012年3月6日)




The mechanism manias may often see this kind of stuff, but might have not seen this small pieces. As you know, I have succeeded in the center-focal- compensator on the C5-BINO last month.

Now, the maiking of the new individual focal compensator on the 25cm triplet apochromatic Binoscope is launched. I must apologize to the client for being so late to start, but I had to ensure the result of the center-focal- compensator in advance of making the individual type that was the touchstone of this mechanism.

 随分遅くなってしまいましたが、いよいよ新型のピント補償機構(独立式)に着手です。 25cm(3枚玉)アポBINO用で、鏡筒部は既に完成しています。 現在は、すでに愛用しておられた20cmアポBINO用のEMSセットを 臨時加工して間に合わせていただいて、25cmBINOはすでに現地(ヨーロッパ)で稼動しています。(それを良いことにさぼっていたわけではありません。^^;)(この25cmBINOは、ご自宅の主砲の90cm反射(自動制御)にガイドスコープ的に同架されています。)

 今回は、左右のEMSで独立的にピント補償をする機構で、原理的には直前に製作したセンターフォーカス式の ピント補償機構(C5-BINO)とだぶるため、先にそちらで操作性を検証した次第です。

 目幅調整とピント補償を連動させるためには、どこかに自由摺動の機構を設ける必要がありますが、今回は、 その機構の一部に写真の超小型のスライドガイドを用いることにしました。完全内蔵なので、外からは見えません。 こんなに小さなパーツですが、価格はびっくりするほど高いです。





Larger Housings in the processing

大型ハウジングの仕込み  (2012年3月3日)




I have to process the larger EMS housings periodically even when I am focused on more creative projects.

 大型のEMSハウジングの仕込みです。 他のより創造的な仕事に集中している時に、こうした単調な作業が入るのは辛いですが、作業しながらも、いろいろとアイデアを練っていますので、ご理解ください。 月も代わり、大変焦っていますが、着実に目の前の仕事をこなして行くしかありません。

 早いもので、この大型ハウジングも、銀ミラーと共に、この夏で導入から丸3年になります。 ビジネスの 規模に対して無謀な投資でしたが、今では思い切って良かったと思っています。 第一ミラーの ハウジングを大きくすることの意義は、すでに何度も申し上げて来ましたので、敢えて繰り返しません。





10 Bino-Checkers completed

Binoチェッカー、10台完成  (2012年2月24日)




 今日は発送まで済ませる予定でしたが、意外に最終工程に時間がかかり、発送はできませんでした。 10台くらいの初期在庫を確保してから発売宣言をするつもりでしたが、もたもたしている間にご予約が溜り、8台は明日発送してしまいます。 というわけで、たった2台でのスタートとなりました。^^; 早い者勝ちです。^^; (受注分のBINOの製作に取り掛からないといけませんので、次期ロット着手は少し先になりそうです。)





Bino-Checkers in the making -2

Binoチェッカー、粗加工中-2  (2012年2月21日)








Bino-Checkers in the making

Binoチェッカー、粗加工中  (2012年2月19日)




Binoscope checkers are in the making.
Another big snow brings less visitors and I can concentrate on the machine works.

 外はまた大雪で、店は開店休業状態のため、加工に集中できます。^^; 今日は、BINOチェッカーのアイピースホルダーの粗加工をしています。 板部品の方は CNCフライスがやってくれますが、こちらのホルダーはマニュアルでやっているので大変です。(このくらいの数量では外注メリットはありませんので、自前加工になります。)





Reforming the normal finder into a Right-angled One

標準ファインダーの90度(正立)対空化  (2012年2月15日)




A normal finder is being reformed into a right angled correct image finder. It will be equipped with a helical focuser and eye part will be rotatable.

 通常のファインダーを90度正立ファインダーに改造中です。 回転ヘリコイドのフォーカサー(ストローク15mm)と接眼部の回転装置付きです。

 鏡筒パイプは適当な長さで切断の上、内径ネジ切りが必要でしたので、慎重を期して 手持ちの残材で試作しましたが、最適な長さに上がりましたので、これで仕上げにさせてください。 白い鏡筒は、完全にファインダーホルダーの内部に隠れますので、関係ありません。 よろしいでしょうか? Sさん^^;。

  ホルダーは写真でお分かりのように、鏡筒より長いため、これから切除加工をします。

 今回の結果が非常に良いので、今後の90度対空ファインダーBINOの接眼部の定番にしようと思います。 (つまり、90度対空ファインダーBINOは、既製の90度対空ファインダーを改造するよりも、直視のノーマルな ファインダーと当接眼部ユニットを合体させる方が正解だったということです。)

同日追記

 脚(ホルダー)の短縮加工も終わりましたので、写真(右端)を一枚追加します。 (スプリング式のX-Yホルダーのため、鏡筒の回転位置が元来固定されていないので、鏡筒接眼部の 回転装置はほとんど無意味でした。(なくても鏡筒をねじれば回転させられる。^^;))





MEGREZ90-BINO completed-2

MEGREZ90-BINO、完成!-2  (2012年2月8日)




Here are the various angle shots of MEGREZ90-BINO.

MEGREZ90-BINOの追加の写真です。

 ご希望により、BINO本体の腹部に標準(VIXZEN)のアリガタをセットしました。 (置き型の架台も試してみられたいとのこと) このアリガタは本来の目的の他にも、必要に応じて腹側のウェイトのセットにも便利かも分かりません。

 ドットファインダーはお手持ちの物があるそうですが、デザイン的にマッチした物をこちらでセットしてみました。(ここまで来て、ドットファインダーで全体の調和を乱したら台無しです。^^;)

 一番右の写真は、依頼者の方が11日(3日後)のご訪問に先立って送って来られたNaglar4-22mmを 装着したところです。 ご心配でしたが、このように、ウェイト調整でうまくバランスしています。 最初から分かっていましたが、このように短い鏡筒の場合、アイピース重量の変化は、より長い鏡筒に比べますと、バランスにさほど鋭敏に影響しませんし、特にNaglar22mmの場合は、ピントを10mmほど(標準より)繰り入れますので、さらにモーメントの変化を相殺してくれます。 この写真でご安心いただけると思います。





Sky-Fi

Sky-Fiの動作チェック  (2012年2月7日-2)




I had ordered "Sky-Fi" to SouthernStars a few months ago, but I received a device named "StarSeek" by Orion, today. It is a little bit confusing, but It doesn't matter how it is named. But the interim information by SouthernStars said that my waiting product will be a new version that has USB socket, but there is none of it, just as the old type except for the label.

Anyway, I could do the test drive successfully. It showed the same performance as NEXUS. But as you see the photo, an interface is needed to be connect to the Sky-Fi (StarSeek). Namely the yellow rectangled devices are equivalent to "NEXUS"

 去年の秋にSouthernStarsに注文していた"Sky-Fi"がようやく今日届きました。 開封すると、"StarSeek" by Orion とのことで、名前が違っていました。^^; また、クリスマス前に同社より メールがあり、「現行タイプならすぐに出荷可能だか、USB端子付きの新型はもう少し納期がかかる・・・」と言われたので、「急がないので、新型を待つ・・・」と返答したのでした。 ところが、届いた物はラベル以外は全くの旧仕様で USBの接続端子など、どこにもありませんでした。^^;

 まあ、NEXUSが手に入った今、それはどうでも良いことなので、一応設定して動作チェックをしました。 結果は当然ながら上々で、ターゲットサークルの動きの応答性はむしろNEXUSよりも良い印象を受けました。 しかし、わずか5分程度のチェックなので、たまたまだったのかも分かりません。(すでに、SKY-FIユーザーの 方からも、NEXUS同様、ターゲットサークルの動きのタイムラグは時々生じることを聞いているので。)

 ともかく、去年の秋の時点では、これが最良唯一の選択肢だったわけです。 前回も申しましたが、 SKY-FIの場合は、インターフェースが必要で、写真の黄色い四角で囲んだDEVICEが一体化したのが、NEXUSということです。 SKY-FIのハウジングも、ほとんどのスペースは単三電池X4のスペースで、中身はスカスカ なので、また友人に無理を言って、基板をインターフェースの中にに仕込んでもらう予定です。(するとNEXUSと同じになりますね。^^; 因みに、写真のインターフェース、SKY-FI共に単3X4本ですが、6P電池よりも持ちが 良いそうです。)





MEGREZ90-BINO completed

MEGREZ90-BINO、完成!  (2012年2月7日)




21時40分にようやく完成しました。 明日以降に詳細を掲載いたしますが、取り急ぎのワンショットです。




Great Success on the innovative Push-To system;"NEXUS" !

   "NEXUS"導入成功と今後の予定  (2012年2月5日)


Experiments of my own and more closer test-drive by my friend proved the innovative Push-To system "NEXUS with SkySafari3Plus/Pro" to be an epoch makingly excellent system with the highest accuracy.

I must back down on my first feeling of its pointing error of 0.5deg to1.0deg. Later investifation by my friend showed far more accuracy, and the first negative estimation seems to be the result of rough alignment of my side.

Why I had been so involved in this next generation PushTo system is; that the devices of the guiding system should be decided before finishing the plan of my New central axis Alti-Azimuth Mount. Now, I am ready to go ahead!!

 1年以上に渡り、スマートフォンを利用した合理的な手動導入システムを模索して来ましたが、ようやく、結論が 出ました。 当初に模索した、スマートフォン単体での導入支援は、方位角の検知精度の悪さから 断念せざるを得ませんでしたが、エンコーダのパルスをWIFIで飛ばし、スマートフォンでキャッチして 天文アプリと連携する方法が十分に実用段階に来たことが、はっきりと検証できました。

 上記システムを初めて最もシンプルに実現したdeviceが、ごく最近発売されたASTRO-DEVICES社の "NEXUS"ですが、それにつきまして、私自身による検証の他、友人がより詳しく実際の星空で検証していますので、ご参照いただくことを強くお勧めします。
 当方の2月1日の記述では、”0.5~1度の導入誤差”という印象を述べていますが、その後のより詳しい 検証によると、実際の導入精度は、それよりもはるかに高いことが示唆されています。 当方の先日のテストは、 路上に積もった雪に突き刺した三脚でのチェックであり、導入に使用したアイピースが低倍広角(85度)だったことから、 目測のalighnment(基準星の初期設定)の誤差が大きかったのが単に反映されたのに過ぎなかった可能性が高くなりました。 また、天文アプリ(SkySafari3-Pro)の使用方法に私がその時点でまだ習熟していなかったことも関係したようです。(2/1の 導入精度に関する感想は撤回します。また、エンコーダのステップ数も10,000ステップが4,000ステップクラスよりも高い導入精度を約束することも間違いなさそうで、この点でも2/1の記述を撤回します。)

 さらにここで特筆すべきことは、Breakthrough Product (画期的製品)は一般的に、従来機よりも価格がはるかに高く なるのが通例でしたが、今回に限り、特に日本国内では、従来の類似手段よりもはるかに低コストで 導入できるということです。 特に、すでに iPhone/iPad 等を所有し、架台にエンコーダを設置している 場合は、NEXUSとSkySafari3Plus/Proのみを揃えれば良いので、(現為替レートでは)2万円ほどで 完全な手段が整うことになります。

 私がここまで次世代型の導入システムにこだわって来ましたのは、新型の中軸式架台の仕様と切り離せないからです。 導入支援の具体的な道具立てが決定することで、初めて新型架台の設計が確定するわけです。

 なんやかんやで、BINOのバックオーダーの消化が停滞してしまい、大変申し訳なく思っておりま すが、これから遅れを挽回するつもりですので、何卒、よろしくお願いいたします。

 これより、埼玉県のY様のMEGREZ90-BINOの納品を完了しましたら、新潟県のH様の115EDT-BINO、東京都のO様の130EDT-BINO、U様のBORG-FL71-BINO、大阪市のT様のCAPRI102ED-BINOに、続けて着手させて いただきながら、合間にBINOチェッカーや、ハイランダー用の軽量架台等のバックオーダーを処理させて いただこうと思っております。(鏡筒の入荷時期等で、上記順番が入れ替わる場合もありますので、よろしくお願いいたします。)
 お待ち遠しいこととは存じますが、なにとぞご理解くださいますよう、お願いいたします。





MEGREZ90-BINO almost completed

MEGREZ90-BINO、ほぼ完成!  (2012年2月4日)




MEGREZ90-BINO is almost completed. Only the operation handle and a weight system are to be set.

 ハンドルとウェイトシステムは、アルマイトが完了次第にセットします。
11日には、いよいよ埼玉県のY様との対面です。





The last parts to be anodized (MEGREZ90-BINO)

最後のアルマイト部品(MEGREZ90-BINO)  (2012年2月1日)




The last parts of the MEGREZ90-BINO is going to be sent to be anodized.

The first star test of NEXUS with Sky Safari3Pro was successfully done last night. Every object was successfully caught in the 3-deg field of a binoscope.

 遅くなりましたが、MEGREZ90-BINOの最後のアルマイト部品が完成しました。 月が2月に代わり、焦っておりますが、ご訪問予定の11日までには確実に完成していますので、ご安心ください。

 28~29日にかけて、C5-BINOがオウナーの方と共に里帰りし、その場でリフォームと再調整、OPTION加工をさせていただきました。 純正レデューサーを止め、EMSと鏡筒本体のスペーシングを23㎜ほど詰めました。(純正レデューサーは止め、EMSを鏡筒に近付け、笠井さんの アイピースレデューサーをEMSの接眼部に使用する(加工は必要)ことにしましたが、この方が 結果が良いようです。)

 昨晩は、初めてNEXUS+SkySafari3-Pro(一時セールで¥2,600になった時に、-Plusから-Proに買い直しました。^^;私の場合は-Plusで十分でした。^^;)を、実際の星でチェックしました。 結論から言いますと、低倍広角(実視界にして3度前後以上か)での導入精度は実用上十分のようでした。(0.5度~1度くらいまでの誤差) ターゲットマークが望遠鏡の動きに時々遅れる等、気になる点もありますが、実用性が検証できたことで良しとしています。ハード的には、精度向上のポテンシャルはまだあるはずで、今後のアップデートによってはさらに導入精度が上がる可能性は高いと考えます。 初期のアライメント方法が、1starと2starsの2種類しかなく、第3、第4の天体で残存誤差を追い込めません。(10,000ステップのエンコーダのポテンシャルを全ては発揮していないようで、このシステムでは4,000ステップもあれば十分のようです。)
 この点は、単なるソフトの方針の違いに過ぎないと思いますが。 まあ、この段階では重箱の隅をつつくのではなく、このシステムが実用になること 自体を褒めるべきでしょう。 ワイヤレスで手元のiPhoneの画面で望遠鏡の視点が モニタリングできること自体が特筆すべきことですから。





A right-angle viewing binoscope by a pair of finders (Non-reversed upright image)

90度対空ファインダーBINOの完成!!  (2012,1月27日)




A pair of finder scopes made a right-angle viewing binoscope of non-reversed image. This is made so rigid that you can even grab it by the tubes.

 90度ファインダーBINOが完成しました。 ベースは笠井トレーディングの90度正立ファインダーですから、当然正立像です。 目幅調整のメカが期待以上で、ノークランプでも適度なフリクションと滑らかさ、それともちろん 剛性も確保しています。

 2本の鏡筒部を鷲づかみしても問題ありません。 高粘度グリスを使用しましたので、結果的にはクランプはほとんど不要となりました。 市販の手持ちの双眼鏡の扱いが可能です。 写真では、 両手で2本の鏡筒を握ってジワーっと目幅が変わる感触をお伝えできないのが残念です。

 目幅調整メカに、長年リニアベアリング等の使用に固執して来たことを反省しています。 たかがファインダーBINOではありますが、今回は一つの転機をいただいたかも分かりません。

 このファインダーBINOの製作記は、このコーナーの、1月18日、19日、20日、22日にも掲載しています。

 MEGREZ90-BINOのほとんどのパーツのアルマイトも同時に完了しておりますので、こちらも 近日中に完成した姿をお見せします。(2/11には依頼者の方が対面に、こちらに見えます。)





"NEXUS", first simulation check on the fork mount

"NEXUS"の架台シミュレーション  (2012,1月26日)




Successive snow falls won't allow me the real star test, but I managed to temporarily install encoders on the sample fork mount and compared the incremental angles shown in the iPhone display with those of the analogue setting circle I had carved on the azimuth ring, or the number of inclinometer touched on the OTA. As long as this simulation is concerned, the real angle seems to be transfered through Encoders and NEXUS to iPhone with the practically required accuracy.

I heard that we should prepare the outer battery in the field use, but I think we should firstly admire the release of this epoch making device before nitpicking outlying drawbacks that should be generally found in the top-shelf products. I think it is " a start" of this kind of innovative devices, and it will still more evolve step by steps from now on.

 こちらは連日の雪のために実際の星でチェック出来ず、またテストに使用できるエンコーダ付きの架台も整っていませんでしたが、昨晩、US-DIGITALのS2エンコーダ(10,000ステップ)を、何とか展示用(初期の試作品)の10㎝-BINOのHF経緯台に仮セットし、屋内で動作シミュレーションチェックを行いました。  すでに、エンコーダ単体での動作チェックは22日に済ませていますが、昨日は屋内で架台にセットし、 アナログの方位目盛りとデジタル傾斜計とで、iPhone(Sky-Safari)上の角度表示の忠実性をチェックしました。目盛りの目視では誤差はほとんど分からず、傾斜計テストでも、±0.2度以内の誤差に納まっていると感じました。

 iPhoneのディスプレー上のターゲットの動きは、望遠鏡を素早く動かすと、少しタイムラグが生じ、遅れて動くことがあります。 その他、まだ使い方の詳細で不明な点もありますが、ワイヤレスでiPhone上で望遠鏡の視点が視覚的にモニターできるということの意義の大きさに対しては、私にはそれらは取るに足らない事に見えます。 美しくリアルな星図上を望遠鏡のターゲットが這う(もちろんターゲットを中央に固定して星図を動かすモードもあります。)こと自体がすばらしいことです。
 自分としては、いきなり重箱の隅をつつく前に、まずはこの画期的な"NEXUS"の開発者に賞賛のエールを送りたいと思います。 黎明期にあるこの小さなWIFIマシンが、さらに進化して行くことを確信して見守って行きたいと思います。

 




Reform of the 90-deg. Finder

90度正立ファインダーの改造  (2012,1月24日)




Commercial finder scope is reformed to a miniature telescope acceptable to the commercial eye-pieces.
A hole on the column of the holder is a great idea by my experienced client.(right photo)

 90度正立ファインダーのリフォームです。 (天体望遠鏡の)アイピースを装着すると、別物になります。 アミチプリズムは正立光学系としては光路長が非常に短いので、ファインダーホルダーの 短縮加工が回避できました。
 脚の穴(写真右)は依頼者の方の"Great Idea"です。^^; (ご覧のように外は大雪(40cm以上か)です。)





Epoch-making guide system "NEXUS"!!

眼視観測の未来を開く ”NEXUS” 誕生!!  (2012,1月22日-2)




While I was waiting for the Sky-Fi to arrive, I got a hot news directly from Serge that he was releasing the "NEXUS" soon. Listening to his explanations , I rapidly new "NEXUS" definitly is the very piece I had been seeking. NEXUS directly sends the pulse of encoders to Sky-Safri with no aids of outer Interface or another, while SKY-Fi requires Interface between encoders and Sky-Fi. I had no feeling of regret in abandoning Sky-Fi for NEXUS before touching the former.

 初めてiPhone4を持った去年の初頭に予感していたことが現実になりました。 Starmap等の天文アプリを動かしながら、近い将来に望遠鏡の導入支援に革命が起こると思いましたが、1年後の今、ほぼ思い描いていた手段を手に入れることが出来ました。

 実は、去年の秋にSkyFiの存在を知り、既存のシステムでは自分に最適なツールだと思って発注し、入荷待ちを していたところで、今年になってからAstroDevicesのSerge氏より、いよいよ”NEXUS”なる物をリリースすると聞き、迷わず飛びついた次第です。

 SkyFiは市販の多くの自動導入架台に直接取り付いてiPhone等と連携するようですが、私が使いたい、エンコーダでの自由架台の場合、エンコーダとSkyFiの間にインターフェースが必要で、電子工作マニアであれば別として、市販品を買えば、それもSkyFi本体に匹敵する価格になります。 何より、余分なデバイスを一くっつけないといけない煩雑さ(それはNEXUSを知ったからですが)があるわけです。 好意でインターフェースを作ってくれた友人にも悪かったのですが、まだ届かないSKY-FIを捨ててでも飛び付くだけの価値を”NEXUS”に感じたわけです。

 追って、実際に使用した感想や、設定方法等についてリポートしたいと思います。
 写真は10,000ステップのエンコーダを直接NEXUSに繋ぎ、NEXUSを介してSkySafari 3 Plus(on iPhone4)とワイヤレスで接続したところです。

 BINOを載せた中軸式架台にエンコーダをセットし、NEXUSに繋げば、手元のiPhone(or iPad)でリアルにBINOの視点が Sky-Safariの星図上でモニターできるわけです。





90deg Finder-BINO almost completed

90度ファインダーBINO、ほぼ完成!  (2012,1月22日)




90deg Finder-BINO is being completed with a great success. The simplicity of the Amici Prism seems to work finely than the 45-deg Shumidt Prism. Namely, those are the only two reflections with short light path in the glass, while the counterpart has four reflections and the long light patn in the glass.

 アミチプリズムはたった2回の反射で、しかもガラス中の光路が極めて短いため、期待通りの好結果が出ました。 視野が圧倒的に明るく、コントラストも素晴らしいです。 31.7ADに止めネジ加工をするのももどかしく、取り急ぎ仮組み立てしてご報告します。 これより、ベースの1/4インチネジを施工し、アルマイトが完了したら完成です。

 光学系がシンプルなためか、仮組み立てした時点で光軸が合っていました。 新型のスライドマウントは、ファインダーBINOにはもったいないほどの精度、剛性がありそうで、多分、この応用でFL71クラスのBINOまで使用可能でしょう。





Megrez90-BINO preliminarily assembled to check the barycenter

重心確認のため仮組み立てしました。(Megrez90-BINO)  (2012,1月21日)




Now, you can see how the Megrez90-BINO will look.

 重心決定のために仮組み立てしました。 HF経緯台の他、KKのT-REXにも載せたいとのご要望なので、 またアイデアを一ひねりしないといけません。





Innovative slide mount for a miniature binoscope!

90度ファインダーBINOがほぼ完成しました。  (2012,1月20日)




Here comes the innovative slide mount for a miniature binoscope. Free slide with no slack and the super rigid clamp are established in a very simple structure. The birth of this mechanism means not only a new convenient device for the binoscopes but also offers almost endless applications for many purposes such as clamping mechanism.

 最も頭を悩ませていた、90度ファインダーBINOの主要部のメカニズムが完成しました。 極めてシンプルな構造で、滑らかな平行移動と強力なクランプを両立させました。 このメカは、あらゆる方面に応用ができそうです。 きっかけは90度ファインダーBINOの製作でしたが、 多方面での新たな可能性を切り開いてくれました。

 31.7→50.8ADの向う側にファインダー鏡筒を、手前側にアミチプリズムを接続します。 ADはまだ加工を残しています。(向う側は鏡筒パイプ挿入用の段差加工、内径は45度ファインダーBINOの時と 同じ、楕円穴加工です。)
 これで難問はクリヤーしたので、90度ファインダーBINOは完成したも同然です。

(右の2枚の写真は、最大目幅のリミッターと抜け止めのからくりを示しています。)





The core part of the 90-deg finder binoscope

90度ファインダーBINOの主要部品(ベースバー)  (2012,1月19日-2)




This is the core part of the 90deg Finder Binoscope. It is equivalent to the base plate of the 45deg Finder Binoscope.

 90度ファインダーBINOの主要パーツとなる、ベース部(加工中)です。 45度ファインダーBINOのベースプレートに相当する部分です。 今度は45度プリズムのように、プリズムハウジングがアリガタを兼ねてくれませんので、別個にアリガタを 製作し、ファインダー本体と何らかの方法で連結しないといけません。(設計済みです。)





Megrez90-BINO preliminarily assembled

Megrez90-BINO、仮半組み立て  (2012,1月19日)




It is very important to sometimes assemble the parts together and see how they look. The size of the trunnion base or the position of the trunnion will be decided at this stage. The focuser will be replaced by the Feather-Touch to get enough back-focus without cutting short of the OTA tube.

 時々仮組み立てをしてみることは、各所の設計を煮詰める上で、、極めて重要です。 実際に組み立てて見ることで、2枚の メガネプレートの間隔や位置、耳軸の配置等の最適な値が決まります。それによっては、フードの縮退に 制限がかかりますが、やむを得ません。

 フォーカサーをFeather-Touchに換装するのは、鏡筒を切断しないでバックフォーカスを 延ばす目的もありますが、短いドローチューブ(選択可)で有効光束をより太く確保し、コントラスト向上や軽量化の副産物も期待できます。
 Feather-Touchは単純に高さが低い(短い)のではなく、ドローチューブが2インチスリーブ(AD)部分を含めてゼロ(0)プロファイルまで全て中に入り込むのが特筆すべき特長であり、デザイン性も含めて大きな魅力です。 新たなテーパフランジを製作してセットしましたが、これも、Feather-Touchの 光路長短縮の効果がいかに大きいかを物語っています。





Frames for the Megrez90-BINO, and 90-deg Finder-BINO planning

Megrez90-BINO用のメガネフレームと、製作中の90度ファインダーBINO  (2012,1月18日)




Spectacle frames for the Megrez90-BINO are completed.

The right photo is a 90-deg. finder scope that will be made into a binoscope. The parts numbered from 1 to 3 are so hopelessly cheapjack plastic that 1 and 3 should be replaced.

 Megrez90-BINOのメガネフレームが完成しました。

 右は、90度ファインダーBINOに利用するファインダーですが、如何せん接眼部、1~3が絶望的に 安普請(オールプラスチック^^;)で、使えるのは2のみです。 45度ファインダーBINOの時のように、プリズムハウジングが アリガタを兼ねるようなこともなく、ずっと頭を悩ましていましたが、良いアイデアが出ましたので、 本日部材を発注しました。3は十字線入りアイピースですが、当然ながら着脱を前提としておらず、ピント位置(十字線位置)は、底部付近なので、新たに製作する31.7ADをセットして市販のアイピースを使用するには、鏡筒をかなり 切らないと合焦しません。(これは最初から想定済み)

 難解な課題は、頭の中で良いアイデアが熟成するのに時間がかかります。 そうした場合、拙速に 着手すれば、材料が無駄になるばかりです。 妙案はしゃかりきに考えて出るものではなく、 他の仕事をこなしながらフッと出るものです。 前回のC5-BINOもそうでしたが、そうした時間を依頼者の方にご理解いただけないのが辛いところです。(しかし、製作が始動しましたので、速やかに完成する予定です。)





Spectacle Frames for the Megrez90-BINO

Megrez90-BINO用のメガネフレーム(製作中)  (2012,1月16日)




Spectacle frames for the Megrez90-BINO are in the making. The shapes of the frames should be different from each other according to the sizes and features of the OTAs used.

 受注順からしますと、新潟県のH様のBLANCA115EDT-BINOに着手させていただくべき ところでございますが、鏡筒が未入荷のため、先に埼玉県のY様のMEGREZ90-BINOに 着手させていただきますこと、ご了承くださいませ。

 写真は、ほぼ仕上がった上記BINO用のメガネフレームです。 素材鏡筒の径や個性に より、形状も最適化を図っていますので、たとえば前回のTV85-BINOの拡縮コピー にはなりません。 工程が終盤に近付けば、ご納得いただけるものと思います。
(C5-BINOは昨日、北九州の依頼者の方の元に旅立ちました。)





How to maintenance of C5-BINO

C5-BINO のメンテ  (2012,1月14日-2)




For the maintenance of mirrors or filters, you should remove the stabilizer shaft as the left photo shows. You can easily pull out the shaft by loosening the thumb screw at the center. Once the sahft is removed you can freely remove the sleeves and make access on the filter or mirrors, and even remove the EMS.

When you do the image inclination adjustment, you should also remove the stabilizer shaft. when the link with the compensator system is cut, the whole of the EMS will side freely. But don't worry. The life screw will assure the EMS from dropping off.

 ミラーやフィルターのメンテ時には、スタビライザーのシャフト(左の写真)を抜いてください。 シャフトを抜きますと、EMSは通常通り、2インチスリーブの着脱が可能になり、フィルターや第2ミラーに簡単にアクセスできます。
 また、像の倒れ調整も、スタビライザーシャフトを抜いてピント補償機構を解除しておかないと、行えませんので、ご注意ください。 シャフトを抜くと、補償機構が解除され、EMS接眼部全体がフリーになりますが、脱落防止用のボルトが 受けますので、心配ご無用です。(落っこちる心配はありません。^^;)

 像の倒れ調整は不要と思いますが、観察者の眼に回転斜位がある場合等、調整が有効です。 調整は、紙テープに書いたボールペンの線の太さを越えることは滅多にないでしょう。 (線入りの 紙テープを所定の箇所に貼った後、回転部にカッターで切り目を入れておきます。)

 再組み立て時にヘリコイドが原点(最短)を失って迷われたら、左右のヘリコイドの両方を最短にしてみてください。 左右のスリーブが平行で、かつ天面が面一でないといけません。
 当方でご説明すれば極めて簡単なのですが、文章だけでご説明するのは、やや難しいかも分かりません。 像の倒れ調整は、接眼部の傾斜を 妥協して補完するものだと誤解なさっている方もあるかも知れませんが、それは大間違いであり、 左右のスリーブの平行を完璧にキープしながら像の倒れ調整が可能であるのが、EMSの特筆すべき 特性なのです。 像の倒れ調整については、以下の日記をご参照ください。
2008年12月18日の日記

(上記は日常的に必要な調整の話ではありませんので、誤解なきようお願いします。)
 ただし、左右のヘリコイドは(いろんな意味で)左右対称的に操作してくださいますよう、お願いします。
(左右のヘリコイド操作が不対称になると、ピント補償機構の無いシステムでもスリーブ天面の高さに差が 生じてしまいますので、左右同量操作は当然のことであり、改めてご指示することもないと 思います。 つまり、これはピント補償機構のために何らの操作上の制約を課すものではありません。)





C5-BINO completed

C5-BINO、完成!!  (2012,1月14日)




C5-BINO is completed on the very day of my birthday. The left two photos are taken on the temporary fork mount, and the right two photos show the final appearance of this binoscope.

 奇しくも私の誕生日にC5-BINO が完成したことになりました。 難産でしたが、苦労した甲斐がありました。 カウンターウェイトは手前側に取り付けることが出来ました。 ハンドルロッド兼ウェイト軸はそれ自体を 自由に長さ調整(及び着脱)することが出来ます。 ウェイトが移動できることは言うまでもありません。(それが目的の調整ウェイトですから。) 左から2枚目の写真に見えている2個のステンレスのセットビス(芋ネジ)  は、ウェイト軸を固定するものではなく、ウェイト軸ホルダーを固定するものです。 ウェイト軸自体は、ウェイト軸ホルダーのバンドクランプで強固に固定します。

 左の2枚の写真は、臨時のフォーク架台に載せたところで、右の2枚の写真が完成形です。 アリガタプレートは鏡筒軸中心ではなく、5㎜ほど高い位置に取り付けています。 バランスについて真剣に考えておられる方には理由はご説明不要でしょう。 今後のご使用条件の変更の可能性を考慮し、 アリガタは左右、どちら側にも取り付くようにしておきました。(今後、タワー型の架台の両サイドに2台のBINOを 搭載することもあり得ますので。)





C5-BINO almost completed

C5-BINO、ほぼ完成  (2012,1月12日)




C5-BINO is almost completed. It is now loaded preliminarily on an fork mount The side plates non-anodized are temporary ones. This binoscope will be set on a tower type goto mount. It will be a historic model with the innovative focus compensator on the IPD adjustment.

 正月休みと連休に阻まれていたアルマイトがようやく完了しました。 材料の手配の手違いで、ハンドルロッドだけが入荷待ちですが、一両日中にハンドルも付く予定です。 前回も申しましたように、HF経緯台は臨時的に使用しているもので、耳軸プレート(アルマイトなし)も仮の物です。 実際には、左側にセットするアリガタプレートを介して片持ちの自動導入架台に搭載されます。

 前回の仮組み立ての時点でも申しましたが、今回のC5-BINOの新機構は、大成功を納めることが出来ました。 一般的な意味で、BINOの新たな基礎構造の選択肢が出来たことになります。

 左右の鏡筒は完全に固定しながら、ピント移動の無い目幅調整が実現しています。 また、ピント 補償機構はスタビライザーを包含しており、"stabilizer"と"compensator"が無駄なく相互補完しており、 極めてシンプルに両者の機能を実現していることにご注目いただきたいと思います。
  昨今の高級アイピースの重量化に対して、大きな偏加重がかかる目幅調整用ヘリコイドは、ややもすればデリケートなメカだと言えます。 その点、スタビライザーの導入は大変心強いものですが、それがコンペンセーター(ピント補償)も兼ねてくれるわけです。(逆に、コンペンセーターがスタビライザーを兼ねると理解しても良いです。)
 (もちろん、個人使用のみで、ピント補償機構が不要であれば、EMSは鏡筒に直接セットすることも可能です。)





TV76-BINO in the planning

お持込のTV76-BINO鏡筒  (2012,1月10日)




Here is a pair of TV76 OTAs sent by a client for making a binoscope. I can not yet make a start on it now, but I will elaborate the plan while I am doing with the back-orders.

 まだ着手は出来ませんが、TV76鏡筒のお持込がありましたので、ご紹介します。 仕様はお任せいただきましたので、これからプランを温めてみます。 非常にコンパクトですが、 重量はかなりあるので、それにマッチした方式を選ばないといけません。





The parts waiting for the anodizing

アルマイト待ちのパーツ(C5-BINO)  (2012,1月3日)




 あけまして、おめでとうございます。
 私は正月も休みなしでやっていますが、世の中は正月休み、アルマイトも受け付けてくれません。 休みが明け次第に処理してもらいます。 今しばらくお待ちください。  こうして見ますと、時間がかかった割には部品点数が少ないのに気付かされます。(アリガタプレートとハンドルロッドホルダーが写真から漏れていました。^^;)





EMS in ITALIAN RED

イタリアンレッドのEMS  (2011,12月30日)




One of the surprises of 2012 will be a FL71-BINO in ITALIAN RED. This is the computer simulated EMS in ITALIAN RED.

 あっという間に1年が過ぎようとしています。

 来年のサプライズの一つを一足早くご紹介しましょう。
イタリアンレッドのFL71-BINOです。 取り敢えず、EMSだけをCGで近い色にシミュレートしてみました。





Cross joint of the handle

ハンドルとシャフトの交差ジョイント  (2011,12月29日)




This is the cross joint of the handle shaft and the handle bar, just as the linked image below.
115EDT-BINO

 ハンドルとシャフトの交差ジョイントです。 以下のリンク画像のように使います。
115EDT-BINO

 C5-BINOもようやく機械加工はほぼ完了し、アルマイトに出せる段階になりましたが、今日が大方の企業の仕事納めなので、アルマイトも年明けになります。 長くかかってしまいましたが、全てが 全く新しい挑戦であったことで、ご了解いただけましたら幸いです。





Handle and Weight Shaft holder

ハンドル(ウェイト)シャフトホルダー  (2011,12月28日)




Handle(weight) shaft holder is completed. The holder will be inserted in the hole shown by the red arrow int the right photo.

 ハンドル(兼ウェイト)シャフトホルダーが完成しました。 10mmφの貫通穴に ステンレスのハンドルシャフトが通り、任意の位置で固定できます。 シャフトホルダーは、右の写真の赤い矢印の穴に通し、固定します。 カウンターウェイトは、ハンドルシャフトの同軸反対側(筒先側)にセットすることになると思います。(写真でお分かりの通り、運搬用ハンドルはすでに取り付いています。)





Dovetail of the C5-BINO

C5-BINOのアリガタ  (2011,12月25日)




Dovetail of the C5-BINO is completed.

 アリガタの完成です。 後は、運搬用ハンドルと操作ハンドル、カウンターウェイトで(機械)加工完了です。 270mmの長大なアリガタですが、それでもほぼ端の方を保持することになります。 それでも重心が手前に来る傾向が あれば、ウェイトは前方に付けないといけません。(アリガタを極端に長くするのは、加工上の都合が悪いのと、 外見的にも良くありません。) アルマイトがあるので、どちらにしても完成は年明けになります。





Innovative IPD adjustment mechanism

新型目幅調整機構、実験成功(C5-BINO)!!  (2011,12月23日)




A long time dream of the ultimate mechanism for a binocope has come true !
A binoscope of the fixed tubes and the parallely shifting one counter each other with the "merits and demerits" . The former promises more rigid structure but it causes focal change at the IPD adjustment, while the latter enjoys the focal-change-free IPD adjustment but its mehcanism is not as simple, or rigid as the former.
Now, the fixed tubes also got the focal-change-free IPD adjustment !!

This is one of two kinds of the new IPD adjustment devices I have been developing. This mechanism is for the left-right simultaneous version and the other one for the individulal compensation will also be shown here in due course. This is the historical moment in the history of develppment of the EMS.

 「鏡筒固定式か平行移動式か」、得失が相反するため、BINO作りの最初に悩む選択肢です。 ご存知のように、前者は構造がよりシンプルで高剛性が得やすく、従って軽量化にも有利です。 しかし、目幅調整時にピント移動を伴います。 後者は鏡筒が固定できないためにどうしても構造が複雑になり、軽量化にもやや不利ですが、目幅調整時にピント移動を生じないメリットがあります。

 この度受注したC5-BINOは、依頼者の方の条件が、片持ちの タワー型の自動導入 架台への搭載であり、徹底した軽量化の要求と、重心を1mmでも架台保持部から離したくない事情があり、鏡筒は固定式がベストと判断しました。 さらに、目幅調整時のピント移動を懸念されたため、すでに研究中だった新方式の眼幅調整機構を、このモデルに初めて採用することにしたわけです。 今回も、受注時点では明確なプランがあったわけではありません。

 本日、初めて仮組み立てをして実験したわけですが、ピント補償機構は計算通りに 完璧に極めて滑らかに働き、±5mmの眼幅調整で実用上のピントずれはもちろん、イメージシフトも全く発生しませんでした。 新機構の実験は大成功と言えます。 大袈裟に響きますが、今日はEMSの発達史に於ける特別な日となりました。

 このメカの構造は見かけよりもシンプルです。 スタビライザーシャフトの中央を 掴んでいる四角ロッドがヒンジで連結された垂直プレートは、下のベースプレートに 固定され、ベースプレートは第3プレートを介して鏡筒本体に固定されています。 つまり、四角ロッドの反対側のエンドはヒンジを介して固定したBINO本体に単純に連結されているだけです。(垂直プレートを支えているプレート類は全て固定部品です。やや複雑に見えますが、リニアシャフト との干渉を回避するための構造です。)

 第4プレートに固定された左右のEMS接眼部全体は、リニアベアリングと2箇所のボールローラー(写真右)で正確に摺動します。 静止時の接眼部の 安定性を危惧される方もあるでしょうが、ロッドの長さとヘリコイドの長さが決まれば、 接眼部の位置は常に高い剛性で安定しています。 ヘリコイドの長さを変える時だけ、メカが連動して、ピント移動の収支を常にゼロにキープしてくれるわけです。(三角形は、3辺の長さで決まります。第1辺の長さ(ロッド長)は固定で、第2辺(ヘリコイドの長さが決める)が変化すると、第3辺(EMS接眼部全体の位置が決める)が連動して光路長の収支を常にゼロに保ちます。)
 まだ実験段階なので、レデューサーに繋がる遮光チューブ(外見上は2インチスリーブ) はセットしていません。(写真中央)

 以上、当メカニズムの原理をを簡単にご説明しましたが、上記の機能を実現するための仕様が、ミラーのメンテナンス等の障害にならないように、EMS本体やアイピーススリーブが簡単に 着脱できるようにするための関門もありました。 EMS及びスリーブの着脱は、メカを分解することなく簡単に行えます。

 今回の機構は、左右のEMS(第一ユニット)を一体として扱うタイプですが、左右を 独立的に扱うタイプ(25cm3枚玉アポBINO用)も並行して研究しており、それも近日中に発表できると思います。

 地上を低倍で見た印象ですが、非常にシャープな像を結ぶのに驚きました。 このタイプの望遠鏡を過小評価していたことを認めざるを得ません。 合焦ノブの操作によるイメージシフトも、少なくとも低倍では全く気付かないレベルでした。 ただ、地上風景の低倍では 副鏡の陰がやや気になるのは仕方ありません。 星野では問題ないでしょう。  適当な瞳径で見る月、惑星はさぞ凄い眺めになることでしょう。





Eye-Focusers with a Stabilizer

スタビライザー付きアイフォーカサー  (2011,12月19日)




A pair of eye-focusers with a stabilizer is completed and ready to ship to Germany.

 何とか年内にスタビライザー付きアイフォーカサーをドイツに送り出せそうです。 双望会の直前に同アイフォーカサーをBIG-BINO用に初めて作った時は、考えながらの単品加工でしたが、 今回は、量産プロセスを構築(CNCプログラムの修正やジグの整備)しながらの製作で、また別の準備も必要でした。 同じくらい優先度の高い仕事も複数件ありましたが、海外でお待ちなので、 何とか年内に送り出したかったわけです。

 C5-BINOは、今最後のピント補償機構の材料を注文しており、それが入荷次第に仮組み立てをし、アルマイトが完了次第に完成です。 年内の仕上がりが微妙になりましたが、なにとぞご理解くださいますよう、お願いいたします。





Innovative IPD adjustment mechanism on the C5-BINO

C5-BINOのピント補償機構(目幅調整)  (2011,12月14日)




IPD adjustment device with focus monpensator is in the making.

 C5-BINOのピント補償付きの眼幅調整機構を組み上げています。 基本は左右のEMS全体が一体となって自由スライドする構造です。 ただし、勝手にスライドしては困るので、 左右のアイピーススリーブを串刺しに連結するスタビライザーシャフトと一番目(鏡筒側)のプレートをロッドでリンクさせます。

 ロッドの長さは固定ですが、ロッドは両端をそれぞれヒンジ等による自由端とし ます。 そうすると、EMSの位置も通常は固定され、目幅調整用のヘリコイドを 伸縮させる時だけ、左右のEMSが同時に連動して総光路長の収支が実用上常にゼロになります。
(当然ながら、ロッドの傾斜角度はピント補償の近似度を上げるために極めて重要で、所定の傾斜角がストロークの中央に来るように構成します。)

 工程が少し進めば、より明快になりますが、この段階で理解出来る方は、EMSをかなり理解しておられる方と言えます。^^
(実用近似的というのは、数学的には微分的にのみ成り立つが、実用上は十分にピントずれを補償するという意味です。 EMSのX-Y調整も同じで、ノブを過剰に回さなければ、イメージのX-Yシフトが成り立ちます。)

(右の写真で、右の鏡筒に仮セットした2インチスリーブは遮光用(摺動ではない)ですが、 長すぎるので適当な長さに加工します。)





Temporary mount for the C5-BINO

C5-BINOの臨時架台  (2011,12月13日)




As the client had not sent his Goto Mount here, I have to prepare some temporary mount to do the final assembly of the C5-BINO. I chose the HF2 mount for the 115ED-BIONO that is extended by 30mm from the original one. That is the perfect width for the C5-BINO.

 BINOのご依頼の仕方はそれぞれで、未知の鏡筒を全く見ることなく必要な心臓部のパーツを製作することもあるくらいですが、今回は、依頼者の方が計画しておられる、タワー型の自動導入架台をお送りいただけないため、何らかの仮の架台が必要になりました。 思い悩んだ挙句、少し後で製作する115EDTBINO用に幅広改造したHF2経緯台を利用することにしました。 もちろん、臨時の耳軸セット等、余分な手間はかかりますが、 仕方ありません。 納期がさらに延びますこと、ご了承ください。(最初は架台なしでも組み上げられると思ったのですが、現実に直面すると、それは難しいですね。)

 臨時の耳軸プレートは、あり合わせのプレートを加工したものです。 重心予想位置に 耳軸をセットしましたが、実際にはウェイトシステムもセットしますので、さらに重心が手前に来る可能性もあります。 もちろん、この写真の段階ではトップヘビーです。 ただし、鏡筒が極端に短いので、モーメントが小さく、耳軸クランプで十分止まっています。 総重量も見かけよりもはるかに軽く、持ってみると新鮮な驚きがあります。 今までは見向きもしなかったシュミカセBINOですが、依頼者の方の気持ちが大分分かって来ました。^^; 

 最終的には、左側面だけにアリガタを設置して、片持ち架台に載ることになりますが、この軽さだと、 うまく行くかも知れないと思い始めました。(依頼者の方は、すでに架台の加重テストを検証済みですが。)





EMS-UL set for the C5-BINO in the making

C5-BINOのEMSセット、製作中  (2011,12月11日)




EMS-UL set with helicoid for the C5-BINO is in the making. Note that no joint rings are required to install the helicoid on the EMS housings. That's the reason for the lowest profile with the helicoid.

 ヘリコイドのインストールに別個のジョイント金具は不要です。 当方オリジナルのヘリコイドの両端がテーパフランジになっており、接続するEMSハウジングの内径に嵌合するからです。 ”low-profile”(最短22mm《標準EMS-ULでも16mm》)の理由です。





Inner tubes of the Eye-Focuser in the making

加工中のアイフォーカサー内筒  (2011,12月7日)




I am in a full swing, but the amount of the tasks by one man is limited.

 困難なトリアージを適用しないといけない年末に至り、フル回転で作業していますが、 如何せん一人でやる作業には限界があります。他の仕事も並行して進めていますので、どうぞご理解くださいませ。





Fourth and the last plate (C5-BINO)

製作中のC5-BINO(4枚目のプレート)  (2011,12月1日)




This is the fourth and the last plate of the structure of the C5-BINO..

 4枚目で最後のメガネプレートです。 これが末端の2インチスリーブも兼ねます。 両端のスリ割りにご注目ください。
 この面より手前にはどんなチューブ状のパーツも接続しません。(つまりこの面より手前には光路長の消費はないということ) C5は完璧にインナーフォーカスなので、左右のEMS(正確には第1ユニット)が個別に動く必要は全くありません。.





C5-BINO in the making

製作中のC5-BINO(3枚目のプレート)  (2011,11月29日)




F6.3 reducers hold the third plate in place. This plate will be the base of the IPD adjustment device that will never cause any focus change.

 3枚目のプレートです。 F6.3レデューサー(兼コマコレクター)で固定します。 合焦は、依頼者の方が検証済みとのことです。 これから作製する4枚目のメガネ プレートにEMSが取り付き、全体が目幅調整時のピント補償で目幅と連動します。 3枚目のプレートの中央上部の穴は、リニアベアリングが入る穴です。 リニアベアリングは、上下の 中心に配置したかったのですが、鏡筒底部と干渉しますので、上にシフトせざるを 得ず、プレートの縦幅も広くなりました。

 ここから先は、現場主義で一つずつ積み上げていかないといけません。





Eye-Focusers in the making(3)
製作中のアイフォーカサー(外筒)-3  (2011,11月28日)




Outer tubes are almost finished.

 外筒がほぼ完成しました。
C5-BINOの材料が入ったので、アイフォーカサーの工程はちょっと中断で、明日からはC5-BINOの 完成に向けてラストスバートです。





Eye-Focusers in the making(2)
製作中のアイフォーカサー(外筒)-2。  (2011,11月27日)




It is rather time consuming task even though CNC machin is used.

 CNCマシンの第4軸のチャックから材料を外さない、という意味では一工程ですが、 加工ツール(エンドミルやドリルのこと)やワーク(被加工物)までは自動で交換してくれないので、その意味では10工程くらいになります。 結構時間がかかります。 ただ、この外筒が一番の難物なので、これが出来れば後は楽です。(まだ工程は残っていますが。^^;)(目下の受注は1組ですが、小規模経営とは言え、採算性を考えると、まとめて作らないといけません。)





Eye-Focusers in the making
製作中のアイフォーカサー(外筒)。  (2011,11月24日)




At this emergent triage, I am dealing with several tasks in parallel. Eye- Focuser from Germany, The most advanced EMS set for 25cm-Apo-Bino from Europe, 90 deg, finder binoscope from Japan, etc.

 のっぴきならない複数の仕事が詰まっており、C5-BINOの他、このアイフォーカサー(ドイツ)、ファインダーBINOの90度対空バージョン、25cm3枚玉アポBINO用のEMSセット(ヨーロッパ)等を並行して進めています。(写真はアイフォーカサー外筒)





C5-BINO in the frame
C5-BINO、鏡筒を合体させてみました。  (2011,11月22日)




C5 OTAs are preliminarily combined into the shape.

 メガネフレームを仮組み立てしてみました。(成功です。) 従来であれば、これにEMSセットと運搬用取っ手、操作ハンドル、左側面にアリガタを付ければ 完成ですが、今回はこれで安心は出来ません。 これから別個に接眼部に ピント補償機構を 設置しないといけないからです。 当初は手前のメガネバンドを足場にする予定でしたが、意外に EMSから遠いこと等、制約が多く、かえって接眼部にもう1枚、小さいメガネプレートを配置した方が 結果的にはよりシンプルになると判断した次第です。 続報をお楽しみに・・・^^;。

 アリガタプレートは当初、2枚のメガネバンドを繋ぐ程度のプレートを想定し、材料を確保していましたが、それは早計で、BINO完成後の重心がはるか手前に来ることに後で気付いたので、材料を再注文しないといけません。





The frame of C5-BINO in the making
製作中のC5-BINOのメガネ型フレーム  (2011,11月20日)




It is so thick and large that it took almost a day to make this form.

 素材が厚く、かつ大きいので、この形状を作るのにほぼ一日費やしました。





Collimation Tool for a Binoscope
光軸チェック治具が完成しました!!  (2011,11月19日)


photo1 photo2 photo3 photo4 photo5


A very effective tool for the collimation of a binoscope is developed. It will sure be an ultimate salvation for those who are not good at the collimation. Even my 86 years' old mother could collimate a binoscope to the perfect condition very easily with this collimation tool.

 長年の懸案だったBINO用のコリメーションツールが完成しました。 使い方は、上の写真で大体お分かりになると思います。 使い方は至って簡単で、86歳の母にいきなり使わせてみましたが、素早く完璧に調整出来ていました。

 「双眼装置を、特製アダプターを介してBINOの左右の31.7φスリーブに逆付けし、双眼装置本来の入射口より、合流した左右の像を観察する。」 のもアバウトな調整には有効でしたが、双眼装置の(許容内の)軸ずれがあるため、調整を追い込むには少し精度不足でした。
  この双眼装置の方法を含めて、 いろいろな方法を検討した結果、一番シンプルで低コストな方法として、今回の調整治具の 開発に至りました。(¥9,800で販売予定

 この治具(ツール)は、十字線入りアイピースと位置決めプレート(写真1)で構成されています。 十字線入りアイピースの当たり面とプレートには、位置再現用のボスと穴をそれぞれ配置しています。(写真2) プレートを180度回転させた時のために、プレートの位置決め穴は180度離れた箇所にもう一つ開けています。 また、アイピースのコア部分(黒い部分)を回転させられますので、十字線の向きは、視野の絶対、相対的な倒れのチェックの、どちらでにも都合の良いように回転、固定できます。

 原理は単純で、十字線入りアイピースで左右の像の相対的なアライメントを見るものですが、一般的に 市販の十字線入りアイピースのセンターは微妙にずれているため、アイピースを左右の接眼スリーブに移動再セットする際に、 向きとアライメントが完璧に再現されないといけません。 光軸だけ大雑把にチェックするのであれば、十字線入りアイピースだけを注意深く目分量で同じ向きになるように移動させても可能ですが、本ツールでは、位置決め用のプレート で正確にアイピースの姿勢が再現できるため、光軸の他、像の倒れの精密なチェック、調整も極めて客観的に行えます。

 完璧に軸が出た、理想の十字線入りアイピースが2個あれば、左右のスリーブに同時にセットしさえずれば良いのですが、残念ながら、そうした市販品はなさそうです。(試しましたが、ダメでした。^^;)

 この光軸治具は、BINO本体の光軸をチェックするもので、アイピースの誤差までを含めたチェックは出来ませんが、昨今の高級アイピースの光軸精度はかなり良いので、実用上、広く有効なツールになるはずです。 (アイピース自体の光軸誤差が 気になる場合は、アイピースをスリーブ内で回転させるとその有無が分かります。)

 目幅調整範囲は、56mm~78mmで、2mm刻みの目幅目盛りを刻みました。   60mmと70mmが長い刻みになっており、写真3(&写真1)は目幅62mmの設定です。(この治具による調整は、 必ずしも目幅を合わせる必要はありませんが、BINOの通常の使用状態の目幅でチェックできる仕様にしました。)

 これで、ユーザーさんの調整技量にかかわらず、常にEMS-BINOの光軸を完璧にキープする手段が完成しました。 また、このツールは、市販の変倍型双眼鏡や双眼装置の光軸チェックにも使えます。

 ただ、以前より推奨してきました、眼をアイポイントから30cmほど離して射出瞳を平行法で融像させて行う方法(自分自身の目幅が原器になる)は、 光軸ずれに関しては、この治具に匹敵する精度がありますので、苦手な方も最終的にはその技法をマスターして いただきたいものです。この治具は、その方法を練習するためのチェックツールとしても極めて有効です。(良き指導者が常に脇に居てくれるようなものです。)

(最後に) BINOの調整には、調整用のターゲットを出来るだけ遠くの対象に見つけることが重要です。 やむを得ず、100m以内の目標を用いる際には、BINOの鏡筒間隔分だけ左右の鏡筒が狙うべき点が離れていることを常に念頭に置いてください。 たとえば、100m先の壁にメジャーを水平に貼り付けたとしましょう。 左の鏡筒で見た 十字線の交点がちょうどメジャーの”1m(1000ミリ)の刻みに合致していたとして、BINOの鏡筒間隔=200mmだっとしますと、右の鏡筒にセットしたアイピースの十字線は、1200mmの刻みに合致していないといけません。  ただ、このことは鏡筒の初期の平行調整に関するものであり、実際に観察する場合は、左右それぞれの目標を視野 の中心に置いて見てもかまいません。(ただ、至近距離の場合にそれをすると、ミラーを大きくチルトさせることになるので、至近距離だけはストレスを感じない範囲で輻輳して観察された方が良いでしょう。 私たちの日常の裸眼でも、近距離を見る時は輻輳しますから。





Frame-work of the C5-BINO in the making
C5-BINOのフレーム(1)  (2011,11月16日)




Frame-work of the C5-BINO is in the making.
The EMS-ULS set for Mr.B in Spain is almost completed.

 更新のための時間も惜しいのですが、放っていると思われたくないので^^;、C5-BINOのメガネ型フレーム の材料をお見せします。 材料発注の土壇場まで、厚肉パイプを連結してメガネ型を構成するか、板を刳り貫くかで迷ったのですが、最終的に は、17S(ジュラルミン)の板を刳り貫く方法に決定しました。 厚さは15mmです。 最初は肉が厚い鏡筒の両端部品 の部分で束ねるつもりでしたが、いろいろと検討した結果、直接鏡筒パイプ部分を保持するのがベストだと分かりました。 (材料発注直前にそのことに気付き、無駄な注文を免れ、冷や汗を拭きました。 今まで、何度焦って無駄な材料を注文 して来たことか・・・^^;)

 2本の鏡筒をメガネ型のフレームで束ねることは、すでに経験済みで何も難しいことはありませんが、ピント補償機構や ウェイトシステム、操作ハンドル等といかに美しく連携するかで慎重になるわけです。 最初の判断を誤ると、作業の後々まで 苦労するからです。 中途半端に工程をお示ししますと、また新たな疑問が生じるとは思いますが、この段階でのご質問はなるべくご遠慮いただくと幸いです。(激励いただくのはいつでも歓迎ですが、枝葉末節のご杞憂から、質問→回答→新たな疑問発生→質問→回答・・・と、連鎖的に収拾が付かなくなりますから。^^;)

 このBINOは、単なる毛並みの変わったシュミカセBINOの単発的な受注ではなく、鏡筒固定でかつ、目幅調整の ピント移動が生じない、次世代型のEMS-BINOの検証を兼ねていますので、時間がかかっているのです。 なにとぞご理解ください。





The effect of the velvet sheet
遮光シートの効果  (2011,11月10日)




At this emergent stage of setting triage on the back orders, I have to also deal with the request of reforms of EMS from users. Today, I will show you the drastic effect of the velvet sheet put on the inner 2-inch barrel. I have been putting the sheet for a year or so. If your EMS-L is not yet have the velvet, I recommend you to do it yourself.

 1年以上前より、2インチバレルの内面に遮光シートを施工していますが、効果はご覧の通り、抜群です。

まだ施工していない旧仕様のEMS-L(UL)のユーザーの方は、ご自分で貼ってみられたらいかがでしょう。(EMS-S、Mについては、 バレル先端の遮光絞りがバレル内径よりもずっと小さい(30mmφ)ので、遮光シートの施工は不要でしょう。)






Frame-work of the 150LD-BINO from Spain completed
 150LD-BINO(リフォーム)のフレーム完成  (2011,11月9日)




I must apologize to Mr."B" for the delay of finishing reform of the 150LD-BINO originaly assembled by an Italian dealer. But, everything is going quite well. I am just waiting for the larger helicoid to arrrive to finish your new EMS set.

 諸事情で随分とお待たせしてしまった、スペインの方の150LD-BINO(イタリアのdealerさんが組み立てた)の フレームのリフォームがようやく完了しました。 あとは、大型のヘリコイドの新規ロットが上がればEMSセットも完成です。





Sliding mount completed
 スライドマウント完成  (2011,11月7日)




This might be the last model of the sliding mount, because I have the new plan in my mind.

 のっぴきならない加工が溜っており、同時並行的に複数の仕事をこなしています。

 鏡筒径=115mmで最小D=131mm(つまり標準スペーシングのEMS-UL仕様)のスライドマウントは、 もしかしたら、意外に初めてかも分かりません。 FS102や12cmF5-BINOでは、フード外形が上記より大きいので、 EMSはUL標準より長いスペーシングが必要でしたし、標準のEMS-ULで良かったのは、FC76とか SKY90でしたから。 最小Dの時に、運搬用ハンドルの支柱が鏡筒と干渉しないようにするのに苦労しました。





C5-BINO project launched!
 C5-BINO計画始動!  (2011,11月6日)




After elaborating the plan for a long time, I have just ordered the materials for the C5-BINO. It will be a herald model of the next generation EMS-BINO, rather than one of the new binoscopes. It will be a sample model of the ultimate mechanism of fixed OTAs with a focus compensator.

 このモデルは、単なる新型のシュミカセBINOではなく、次世代型のEMS-BINOの先駆となるものです。 時間がかかった理由はそこにありますので、何とぞご理解くださいますよう、よろしくお願いします。

 メガネ型のフレーム構造自体は、すでに最近のモデル(たとえばTV85-BINO)で検証済みですが、 今回は、左右同時タイプのピント補償機構への挑戦となります。 単に、このモデルだけでなく、今後のEMS-BINOの可能性への挑戦ですので、それなりの周到な準備が必要なわけで、推敲を重ね、材料の発注間際で何度も 設計を変更して来たわけです。
 ようやく、最終的な設計が決まり、数日前に材料を発注しました。





Innovative oval 31.7mm sleeve hole(Finder Binoscope)
 楕円穴接続で初期調整が楽に・・・(
45度ファインダーBINO)  (2011,11月5日)



Innovative oval 31.7mm sleeves made the collimation far easier. Each OTA is shifted in one demension, and the collimation is easier and rigidity is enhanced.

 31.7φ接続穴を楕円(数学的楕円ではなく、長丸(小判型))にし、左右それぞれの鏡筒が一方向のみに一次元的に調整できるようにしました。 これで初期調整や不慮の再調整が飛躍的に楽に なりました。 副産物として、固定強度も増したようです。 ( 最初は、主に左の鏡筒の接続穴径を単純に大きくゆとりを持たせて調整していました。)





Friction drive system of the Slide Mount
 スライドマウントのフリクション-ドライブ機構  (2011,11月2日)




This is the reverse side of the sliding mount.
The left OTA-base will slide smoothly by rotating the rubber knob. It works under the same principle of the Crayford Focuser.

 写真は、昨日に引き続き、スライドマウントを裏側から見たところです。
 目幅調整は、左の鏡筒ベースをフリクションで微動送りすることによって行います。 原理は、クレイフォードフォーカサーと全く同じです。 ラバー被覆されたノブを回転させると、ベアリングユニットがドライブシャフトと共に平行に移動 しますが、そのベアリングユニットに左鏡筒のベースプレートが乗っかって固定されています。 ドライブシャフトを押してフリクションを調整するネジには、頭がありません(ホローセットビス(イモネジ))が、画像の位置ですので、ご認識ください。 極めて滑らかに正確に平行移動します。

 左右の鏡筒の初期の平行調整は、相対的な平行が出れば良いので、右の鏡筒の台座プレートのみを調整します。 方法は、昨日ご説明した通りです。 (昨日の一番右の写真に)上下調整の押しネジが見当たらないというご指摘がありましたが、ホローセット(イモネジ)なので、頭が無いためで、注意して写真をご覧になれば、ちゃんと穴の中にイモネジが入っているのが見えるはずです。

 (C5-BINOは、メガネフレーム部の材料を発注する直前で不安要素に気付き、設計を洗い直しました。 軌道に乗れば2週間少々で完成しますので、ご理解くださいませ。)





Slide Mount almost completed
 スライドマウントほぼ完成  (2011,11月1日)




The client who are waiting for the slide mount to be finished should carefully study this corner in advance of receiving the product. Especilally when you receive this mount itself you will have to adjust the pair of OTAs by yourself.

 スライドマウント単体をお求めの方は、特にこの説明をお読みください。 右鏡筒の台座プレートは、調整ネジによって、上下左右に振ることが出来ます。 水平方向の振りは、一般的な赤道儀の極軸の方向調整と同じ方法です。 垂直方向は、プレートの前部のM6の引きネジ1本と両脇の押しネジ2本(頭の無いイモネジ)で調整します。 ネジは互いに関連していますので、調整時には遠くのネジも やや緩めておく等、常識的にご判断ください。 最後には全てのネジを強く締めておくことは言うまでもありません。(最終的には、右のプレートは、3本のM6キャップボルト(2枚目の写真の青い矢印)でしっかりと固定されます。)

 (左から)2枚目の写真は、構造を理解していただくために、わざと目一杯に鏡筒(筒先のこと)を左に振っていますが、 実際にはこれほど振ることはあり得ません。(もしあれば、左鏡筒のプレートが狂っているので、そちらを修正しないといけません。)

 目幅調整の方法は、後日ご説明します。





Slide Mount near completion
 スライドマウント完成間近  (2011,10月31日)




A slide mount and a pair of EMS-UL set are near completion. It is a request from the U.S.

 長くお待たせして、のっぴきならない、EMS-ULセットとスライドマウントがようやく完成間近になりました。 首が長くなっている方も多いとは存じますが、決して割り込みではありませんので、よろしくお願いたします。 フル回転で作業しています。

 ファインダーBINO用のアリミゾプレート、10台分も今日、アルマイトに出しました。 また、他の件も 並行して進めております。





Slide guide in the making -2
 スライドガイド製作中、その後  (2011,10月26日)




This hexagonal column will make a core part of the slide guide unit that will be used for the sliding mount of the binoscope.

 スライドガイドの工程(10月20日)の続きです。 この手の直動系のリニアパーツは例外なく高価なので、自前で作る意義が深いのです。

(28日~29日まで、双望会に行って来ます。)





Debut of the Finder Binoscope!!
 ファインダーBINOのデビューです!!  (2011,10月21日)




The most simple and smallest 45deg. binoscope is completed. It consists of a pair of customized 50mm finderscope and a single holder plate.

 ファインダーBINOのデビューです。 予想以上の結果が出ましたので、定番としてデビューすることになりました。

 完成品(アイピース別)で¥33,600、ファインダー2本お持込の場合は¥16,800で製作します。  寝室の窓から気楽に観望されたり、また、EMS-BINO未体験の方には、好適な体験版になるでしょう。

 シンプルで低コストに徹したら、この形になりました。

(有効径50mmで焦点距離≒174mm(F3.5)、写真のPL25mmでほぼ7倍です。 目幅調整範囲= 58mm~78mm。)





New Eye-Focusers completed!!
 新型アイフォーカサーの完成です!!  (2011,10月20日-2)




This is the New Eye-Focuser I am going to release with my utmost confidence. This is the ultimate model that I have reached as a result of many improvements through the developments of many older models.

 新型アイフォーカサーを始め、双望会でデビューするパーツ類のアルマイトが全て完了しました。 写真は、完成したアイフォーカサー(左右)です。 (45度ファインダーBINOの写真は明日掲載しますね。^^)  このサイトを良く見てくださっている方は、(マツモト製)アイフォーカサーの変遷を覚えてくださっていると思います。 18日にも少し触れましたが、紆余曲折の末、これに到達しました。

① 通常の2インチスリーブ同様、ワンタッチでEMSへ着脱できること(フィルター交換やミラーのメンテのために必須)。
② プロファイル(最短長)が出来たら2インチスリーブと同じ58mm、無理であれば、出来るだけそれに近い寸法で納まること。
③ 精度、剛性が高く、耐久性にも配慮すること。
④ 軸のアライメントが出しやすい構造にし、、総合的加工性が良いこと。
⑤ 軽量であること。
⑥ ストロークが25mm以上あること。
⑦ 最小目幅≒57mmを達成すること。

 ざっと、上の7項目を条件にしてスタートしましたが、全ての項目に於いて、目標を達成しました。

 このアイフォーカサー、去年の双望会の直後に相談を受けたのですが、一つのアイデアが出ると、材料を確保して加工に着手する頃には、より良いアイデアが出たり、また、「まだ究極でない・・」と言う、もう一人の私がいたりして、結局ほぼ1年もお待たせすることになりました。 仕様は当方に100%お任せで、その間、 依頼者の方からは一度の催促もなく、お陰で思い通りのフォーカサーが実現しました。

 




Slide guide in the making
 スライドガイド製作中  (2011,10月20日)




The core parts of the slide mount are in the making.

 製作中の鏡筒スライド機構の主要パーツです。 工作テックニックの核心に迫る画像ですが、私の頭の中に までは入り込めないので、このサイトをいくら真似ても、1~2年の後追いに過ぎません。^^;





C5-BINO in the planning
 C5-BINO検討中  (2011,10月18日)




C5-BINO is in the planning. It takes some time for the ideas to reach a maturity. Even when I was dealing with other tasks, I was thinking of this project in parallel.

 今回の eye-focuser も、設計が煮詰まって(たかに見えて)、材料も全て確保し、いざ着手しようとした時点で、新しいアイデアに至り、出来上がったのは全く別物でした。 一般に、良いアイデアは切羽詰まった土壇場で出るものです。 C5-BINOのことも、他の仕事をこなしながら、ずっと頭の片隅で考え続けていました。 首長竜^^;になっておられるご様子ですが、ご理解くださいますよう、お願いいたします。





Sealing plate, the last part of the EYE-FOCUSER
   これよりアルマイト加工です。(EYE-FOCUSER)  (2011,10月17日)




The last part of the eye-focuser, sealing plate, is completed, and it will be sent to the anodizing.

 たかが蓋ですが、むしろ、薄物の加工は結構難物なのです。 外注で正確な既定寸法のプレートを10枚確保するのに、何日も待ちました。 自作派であればご存知でしょうが、ネジ穴とプレートの穴が合うには周到な準備が必要であり、横着をしたのでは、まず合いません。^^; この薄いプレートは、一部を割いたパイプの微視的な変形を防ぐのに貢献するはずです。( プレートなしでの実験でも有害な変形の兆候は見られませんが。)
 これで、アルマイト工程に進めます。 





A great success at the New Miniature Binoscope!!
  新型45度ファインダーBINOが完成しました!!  (2011,10月16日)




This is the most simple binoscope I have ever made. The structure of this miniature binoscope is represented by a single aluminum plate shown in the right end photo.
The key groove on the plate holds two 45deg. erecting prisms very rigidly and offers the IPD range from 58mm to 78mm.

 狙い通り、プリズムのハウジングに倣った構造は、所定の光軸精度を満たしていました。 全厚の薄い(小規模な)光学系ならではの、すばらしくハイコントラストな像です。 目幅調整は右鏡筒のスライドのフリーストップですが、これは妥協の結果ではなく、このサイズ規模の市販双眼鏡と同じです。(回転とスライドの違いのみ)

 リミッターの対策は見えない所に施していますので、目幅を広げ過ぎて鏡筒が抜け落ちる心配はありません。^^; 最大目幅には元来制限はありませんが、58mm~78mmにしておきました。(写真はほぼ最小目幅で撮影しています。) アリミゾ保持の剛性は十分で、むしろ、非常に頑丈です。

 プレート1枚(右の写真)だけで構成されたBINO、信じられますか? 昨日のEYE-FOCUSERと合わせて、どうしても双望会に間に合わせたかった2件の仕事のメドが付き、安堵しました。





New Eye-Focuser near completion !
新型 Eye-Focuser ほぼ完成!  (2011,10月15日-2)




Left Photo is the inner tube fully contracted, and the right one is that extended at the maximum, 30mm.

Note the left photo which shows the zero profiled contraction. The total height of the contracted profile is 68mm, which is only 10mm longer than the standard 2-inch sleeve of the EMS. Full stroke is 30mm, and a thin plate will seal the hole at the bottom side of the right photo.

Stainless rails are set at the bearing path for the durability and the smooth operation, and band clamps are set at both ends, one for the eye-pieces and the other for the EMS. I think I made it light for its rigidity, 296g.

The outer diameter of the inner tube, 2-inch sleeve, is 59mm, and that of the outer tube is 70mm. But, the exquisite trimming at one side achieved the minimum IPD down to about 57mm. None of the other current commercial focusers for 2-inch eye-pieces will meet the minimum IPD condition.

  新型アイフォーカサー(左眼用)の仮組み立てです。 この瞬間で、やっとこの project の成功が 確信できました。 左の写真が内筒(兼2インチスリーブ)を最も縮めた状態で、右が最も伸ばした状態(最大ストローク30mm)です。 下の穴は薄いプレートで閉じますが、それも 剛性アップにいくらか寄与する予定です。 また、ベアリングの軌道にはステンレスプレートを埋め込みました。

 内筒は、最退縮時には外筒に対してゼロプロファイル(追加光路なし)になります(左の写真)。 その時の全高も68mmで、標準の2インチスリーブ(58mm)より10mm高いだけです。 標準2インチスリーブのEMS-BINOでバックフォーカスの余裕が25mm以上あれば、快適に使用可能です。 

 前回もご説明しましたが、内筒(2インチスリーブ)の外径が59mmφで、それを包む外筒の最大径は、構造上の要求から70mmφあります。 しかし、片側を巧妙にトリミングすることで、最小目幅=ほぼ57mmを達成しています。 市販の2インチフォーカサーでこの条件を満たす物はありません。 写真に見える、トリミングによる穴は、 これより厚さ1mmのプレートで塞ぎます。





Outer tubes of the New Eye-Focuser
新型 Eye-Focuser の外筒  (2011,10月15日)




Outer tubes of the new eye-focuser are almost completed. Those tubes are connected with each other by a stabilizer that enhances the rigidity. The theory of this mechanism is the same as the one I made two years ago, but it has evolved to the solid structure by 4 axes CNC milling and the band clamp is newly equipped. And one more, the stabilizer can also be added if you like.

 外付けメカのフォーカサーや目幅クレイフォード等が、特にドイツ辺りの目の越えたマニアには、貧弱な印象を 与えるようで不評だったため^^;、よりソリッドで安定性の高い構造を模索していました。 2年前に試作しながら、加工性が良くなかった(つまり製作困難^^;)ために、一旦は 定番候補から外していた機構(2009年3月18日の日記)でしたが、4軸CNC加工が可能になったために、生産性の問題の クリヤーと共に、外筒の一体構造化が実現し、精度剛性も高まって復活しました。 当例では、スタビライザーもセット しますが、これはアイフォーカサーのメカとは関係ありません。(Option; しかし、目幅クランプをしない状態でも、 スタビライザーをセットしただけで、接眼部の剛性が飛躍的に増すことが、感触で分かります。 重量化が進む高級 アイピースへの対策として、頼れるメカです。)

 外径59mmφの内筒を包む外筒の外径は70mmφありますが、目幅干渉部のトリミングにより、最小目幅=約57mmを確保しています。(写真は最小目幅の状態; 比較的接写をしたせいか、外筒の大きさが強調されて写ってしまったのがちょっと残念です。 外筒の外径は、2009年の日記の物と全く同じです。))





The Newest version of 115EDT-BINO completed -2.
115EDT-BINO(新型)が完成しました。(2)  (2011,10月12日)




I am adding the photos of the bottom view. The new front band joint enables the front band pair to be adjusted horizontally, and the rear pair vertically.

前(対物寄り)の鏡筒バンドの組は、中央のジョイント部で左右の間隔が調整できるようになっています。 手前(接眼側)の 鏡筒バンドの組は、中央のジョイント部で相対的な上下(ねじれ)の調整が出来るようになっています。 鏡筒を分解しながらシムを挿入することでも初期調整は出来ますが、これだと組み立てたまま最後まで追い込めるので、初期調整の能率が飛躍的に向上しました。 ユーザーの方には、さほど関係がないかも分かりませんが、不幸にして 何らかの原因で鏡筒のアライメントが狂った際には非常に便利な機能です。 このBINOとも、明日でお別れなので、追加の写真を撮影しておきました。

 BINOとしては、バンドクランプ式スリーブ採用の一号機となりました。  昨日は15cmF5-BINOのリフォームでスリーブをバンド式に改造しましたし、すでに単体のEMSの方より、新型スリーブ(バンド式)をご注文いただきました。  先日はブラック仕様のEMS-ULセットが新型スリーブ仕様で納品しましたし、すでに相当数の新型スリーブをご使用いだたき、それぞれに好評をいただいています。

 新型2インチスリーブ





The Newest version of 115EDT-BINO completed.
115EDT-BINO(新型)が完成しました。  (2011,10月11日)




The newest version of 115eEDT-BINO is completed.

 魔の連休が明け、ようやく最後のアルマイト部品が届き、組み立てが完了しました。 最初のモデルは、最終的には 現場主義で組み立てて行きますので、どうしても時間がかかってしまいます。 予定より完成が遅れましたこと、お詫びします。

 10月10日~11日にかけて、山口県のN様が旧15cmF5(Schwarz)-BINOのEMSの銀ミラー化リフォームのために 当方を訪問され、目的を果たしてお帰りになりました。(数日前にEMSのみお送りいただき、当日にお持ち込みいただいたBINOに組み込み、再調整させていただきました。)





The simplest structure for a miniature binoscope-2
たった1枚のプレートがミニBINOに!!-2  (2011,10月9日)




 取り敢えず、片方の鏡筒を仕上げてみました。 今回はファインダー脚にセットしないため、鏡筒部の 形状に制約が少なく、より理想的な短縮改造が出来ました。 剛性がより高く、(必要があれば)バックフォーカスの追加調整にも 対応しやすい構造になりました。

 この実験用のアリミゾプレートはあり合わせの材料で作った、(横幅が)所定の半分以下の長さのものですが、この倍幅+αのアリミゾ状プレートに左右の鏡筒(プリズム)をセットすればBINOになります。(プレートの中央に三脚固定用のカメラネジを 切っておくことは言うまでもありません。) 低倍とは言え、プリズムのハウジングに倣った構造のままで 初期の光軸精度がどの程度出るかは未知数ですが、修正量はごくわずかなのは明白で、片方のユニットの 鏡筒とプリズムバレルの接続部(径に少し余裕を持たせておく)で調整可能なはずです。

 実験では、現物合わせの精密加工により、アリミゾとプリズムは絶妙なフリクションで摺動機構を構成していますが、 今後、生産性が悪いようであれば、プリズム底部を下から(ジュラコン板等で)押し上げる調整機構をアリミゾプレート側に付加すれば良いと思っています。(その加工と、現物合わせの精密加工との手間の天秤勘定次第です。^^;)

 プリズムのハウジングが樹脂製であることは、初期の計画には不都合でしたが、本案では、樹脂製であることを 逆に利用しています。 アリガタとして使うプリズムのハウジングが金属製であったなら、アリミゾ側に樹脂製のプレートを挿入してフリクション機構を構成しないといけないので、かなり厄介な加工になっていました。





The simplest structure for a miniature binoscope
たった1枚のプレートがミニBINOに!!  (2011,10月8日)




Just a glance at the right photo, a genuin binoscope thinker whould exclaim for joy. At the success of the bssic experiment, the simplest structure of "only a single plate" is very promising to be realized.

 6月11日にこのコーナーでご紹介しました、45度ファインダーBINOの可能性について、ご記憶でしょうか。  その後、忙しさに紛れて試せませんでしたが、今年の双望会に向けてのご依頼があったため、今までの焼き直しにならない、画期的な発想を模索してみました。

 やはり、どたんばになると良いアイデアが出るものです。   右の写真でお分かりのように、たった1枚のプレートだけで、最もシンプルな構造のmini-BINOが構成できそうです。





A simple Stabilizer for eye-piece sleeves
接眼部のスタビライザー  (2011,10月7日)




EMS-Binoscopes have evolved to the stage that nothing more would be wanted to be added to the comfortable observation for the use of experienced manias.
But, you cannot expect your guests also to be as careful as you in operating your binoscope. So I have been searching for the good solution for a simple mechanism that will stabilize and reinforce the eye part and the vicinity of the binoscope.
Here are the core parts of a simple stabilizer for the eye-piece sleeves I have just made for the first time. This simple device will keep the pair of sleeves' perfect parallel and the level of their top surfaces, and tightly lock the IPD with a fingertip clamping. It will keep the binoscope in good condition even when it is treated so roughly by some stupid laymen.

This device can be used on every scopes in combination with a pair of eye-focuser, or directly used on the scopes with inner focuser such as Shumidt Cassegrain or the smaller scopes that have focusing device at the objectives. Of course, it is also usable on even the normal refractive telescopes with some appropriate customizings.

 これが接眼部のスタビライザーの主要パーツです。 これを適用するには、BINOの仕様に一定の条件が必要ですが、これにより、左右のアイピーススリーブの平行と、同天面のレベルを常に 完璧にキープします。 さらに、スリ割りクランプは指先の極めて小さい力で目幅を完全にロックしますので、少々乱暴にアイピースにしがみ付かれても安心です。 また、6mmφのステンレスシャフト とポリアセタール(工業用樹脂)のガイドの滑性は極めて良好です。(グリス不要)

 ガイドパーツ(黒い部品)を左右のスリーブ(またはアイフォーカサー)にそれぞれ固定し、左右のスリーブ(またはアイフォーカサー)にブリッジをかけます。 これにより、左右のアイピーススリーブが1本の共通軸で連結されるわけで、左右のスリーブの平行度天面のレベルが常に担保されるわけです。
 この機構を適用するには、鏡筒の一般的なフォーカサーによって、左右のEMSが 前後するとまずいのですが、シュミカセのように、完璧にインナーフォーカスであれば、 そのまま適用できますし、通常の屈折鏡筒の場合は、対物ユニット側でのフォーカシング(小口径の場合)や、eye-focuserや視度差補正装置の付加等により適用可能です。 構造がシンプルなところがミソです。

 これは、左右のEMSのヘリコイドの等量(対称的)同時操作を前提とした機構ですが、実験では、意外に抵抗なく操作できることが分かっています。(不均等な操作をすると手に抵抗としてフィードバック があるので、手が反射的に自分の動作を制御してくれるようです。 抵抗が最も少なくなるように 左右のヘリコイド(もしくはクレイフォード)を同時対称的に操作するのは、意外に簡単にマスターできる・・・と言うよりも、水が低い所を流れるように、自然にそのように手が動くようです。)

 この機構は、並行して進行中のセンターフォーカス連動タイプのピント補償機構の一部も 構成する、応用の広い物です。 現在仕上がりをお待ちいただいているBINOとは直接の関係がないとしても、いずれは何らかの形でご縁があるはずですので、ご理解くださいますよう、お願いいたします。(寄り道をしているのではありません。 アルマイトの仕上がり待ち等の時間を利用して研究しています。)

基礎実験中の写真 (もちろん、 実際には機構が視界を遮ることはありません。^^;)





Band Clamp on the sleeve
今日からバンド式クランプになります。  (2011,10月5日-2)




EMS has taken another step forward again. The band clamps will be added to both ends of the 2-inch sleeve from today.

 今日より、EMSの2インチスリーブがバンドクランプ式となります。 (アイピース側とEMS側の双方)

 (当面は、旧仕様の在庫分の2インチスリーブに私が溝加工を施しますので、溝部のアルマイトが 剥げますが、実用上問題ありませんので、ご理解ください。 次期ロットの外注分より、最初から内溝付きの最終形状での仕上がりとなります。(それ以後はマツモトが楽になるだけですが^^;。 それまでは、ちょっとだけ余分に苦労します。^^;))





Cross joint of the rod and the handle
ハンドルとロッドの交差ジョイント(150LD&115EDT)  (2011,10月5日)




Frame of the 150LD is perfectly completed, and that of 115EDT is just waiting for the last parts to be anodized.

 150LD-BINO(リフォーム from Spain)のフレームは完成し、115EDTの方も、最後のアルマイトの 上がりを待っています。 今しばらくお待ちくださいませ。

 写真は、アルマイトが完了した、T字状のロッドとハンドルの交差ジョイントです。(2台用) ロッドはウェイトシャフトを兼ね、ウェイトは左右の鏡筒の間に隠れるようになります。 ロッドの挿入場所は、9/30の写真を見ていただけば自明です。 スリ割クランプ なので、固定は強固で、ロッドの長さ調整も自由です。

 これらとは別に、並行して進めていた、左右の接眼部の【スタビライザー兼目幅ロック機構】も基礎実験に 成功し、これから製作する新型の eye-focuser に組み込むことになっています。(この機構は双望会でご披露できる予定です。)
 (連休や土日に仕事が阻まれて閉口していますが、作業は順調に進めておりますので、よろしくお願いいたします。)





Two frames almost completed
2台分のフレームほぼ完成(150LD&115EDT)  (2011,9月30日)




The left is for 150LD-BINO, and the right for the 115EDT-BINO. These frames are made user friendly so that you can adjust the collimation easily.

 どちらのフレームも、鏡筒を組み立てたままで初期の平行調整が出来るようになっています。





Bands being processed for 115EDT-BINO
加工中の鏡筒バンドとジョイントパーツ (115EDT-BINO)  (2011,9月27日)




It is an exciting fact that relatively smaller aperture such as 115mm will have some spacing that can be utilized for some wise devices for the adjustment and etc. The joint part can be also used for the base of the handle rod and the carriage handle.

 今回のBLANCA115EDT-BINOは、全く新しいフレーム構造を採用する予定です。 手前の2つの鏡筒バンドが上下方向、対物寄りの2つの鏡筒バンドが水平方向の調整(つまりバンドの スペーシング調整)を、それぞれ受け持ちます。 115は口径が小さめなので、左右の鏡筒バンドの間に 好都合なスペーシングが生まれ、あらゆる応用が可能です。 今回は、ジョイントパーツに、左右鏡筒の (平行度の)初期調整以外にも、ハンドルロッドや運搬用取っ手のベースも兼ねさせます。.





EMS-ULS set with larger helicoid for 115EDT-BINO
115EDT-BINO用のEMS-ULSセット(大型ヘリコイド仕様)  (2011,9月26日)




 115EDT-BINO用のEMSセットが完成しました。 大型ハウジングは、普通は90φ(89.9)のテーパバレルを使用するのですが、今回は望遠鏡側(フォーカサー)の事情により、エンドアダプター(回転装置)を活かすことにしました。(本来であればもうBINOが完成 しているはずですが、相次ぐ連休攻めで、部材の入荷が遅れました。もうすぐ完成です。)

 大型のヘリコイドは、最短長=27㎜の low-profile 設計により、より小口径のBINOに用いてもよくマッチしています。 シフト量が小さく、胴が詰んで短いので格好良いと思いますが、皆さんはどう見られるでしょうか。

(以前にもここで書きましたが、当方オリジナルのヘリコイドは、この大型と標準(小型)タイプの両方 につき、左右で逆ネジのペアを用意し、人間工学的に自然な動作で操作できるようになっています。 以前は、同じヘリコイドでその動作を実現するために、片方のヘリコイドを天地逆にして取り付けて いましたので、外見的にシンメトリーを欠いていました。 左右で逆ネジ仕様の物を準備することで、 この大型バージョンでは、同じ場所に矛盾なく(逆さ字にならずに)ロゴを刻むことが出来ました。)(9月27日追記)





Warning on the operation of the Helicoid!
ヘリコイドご使用上の注意!!  (2011,9月24日)




Operate the helicoids simultateously with both hands so that the helicoids turns symmetrically with each other. Never turn the helicoid too strongly beyond the both end limit. I recommend you to keep away from the stroke limit area for the gentle care of the helicoids.

 新型ヘリコイドは、初回ロットだけにいろいろと改善目標が生じており、日々改善しておりますが、 ユーザー様サイドでもご協力いただく必要を感じましたので、ご使用上の注意点をまとめてみました。

 まず、ヘリコイドは左右を同時に、鏡対称的に操作していただくのを前提にしていますので、 必ず、それに従って操作してください。 また、ストロークのリミット(最短、または最長)を越えて、 強い力でねじるのは、ヘリコイドのメカに負担をかけますので、これも極力避けていただくのが良いと思います。(間違って負荷をかけても問題が生じないように改善を検討していますが、現状ではそのように願います。 左右同時に対称回転させる限り、ヘリコイドは小目幅側(つまり最長)でリミットに達する前に左右のアイピーススリーブが互いに干渉しますので、上記問題を防ぐことにもなります。)

 ただし、間違った操作によって、メカ的に復元できないダメージを受けるということはなく、内部のネジの 緩みにつながる場合があるということですので、必要以上に神経質になる必要はありません。 (ヘリコイド内部のネジが緩んだ場合は、ヘリコイド自体を分解しないとそこにアクセスできませんので、 問題が生じたヘリコイド付きのEMSを当方までお送りいただく必要がございます。)

 




A tiny driver for the maintenance of the Helicoid
超小型ドライバー(ヘリコイドのメンテナンス用)  (2011,9月22日)




When my website is unrenewed for several days, I am often devoted in very important thing more than that in the normal working process. The plan of the focus-compensator is completed, and I am very happy that the final plan of the eye-focuser is also completed, for which some clients have been impatiently waiting.

Another time was consumed for making of a tiny screw driver for the maintenance of the smaller helicoid. I think it my responsibility to have the full command of the mechanical maintenance of my helicoid being delivered to my clients. I am very happy that I have mastered the total disassemble and repair of my helicoid tubes.

Yes, the "Binoscope Making Progress Reports" opened to the public here are only the tip of the inceberg above sea, and the more important and interesting study results with full of secrets, that will be represented by the special jig or the CNC program, are hiding below the sea level. So, some guy would think "I can also do the same, or better, things in the market." But such a guy must have never had the eye for the important things below the sea level.

 サイトの更新が少し滞りましたが、仕事をさぼっているのではありません。 更新が出来ないほど没頭しているのは、重要なジグ(jig)の製作とか、新たな製品の設計が佳境に入ったとか、そういう時です。^^;  上の写真は、その内のほんの一つ、今日私が作った、ヘリコイドのメンテナンス用のミニドライバー(製造者用)です。





The New frame of 150LD-BINO
150LD-BINOの新方式フレーム(リフォーム)  (2011,9月17日)




Another reform of 150LD-BINO that was made by my agent in Europe. Now, the user placed an order of reform of his 15cm binoscope directly with me this time, because he was not happy with the one made by the foreign agent. I have a confidence of satisfying him this time.

 私が製作したEMS-LSセットを用いて外国の業者さんが製作したBINO(150LD-BINO同等品)を、さらに第三国のマニアの方が求められたのですが、不幸にも満足できない点が多かったそうで、今度は直接当方に新型EMS-ULSセット(新型大型ヘリコイド仕様)とフレーム構造の抜本的な作り直しを依頼して来られました。

 危惧していた事態が発生したわけですが、諦めないで当方に直接コンタクトを取られたこの方は幸いでした。^^;  ガレージメーカーのほとんどは、鏡筒をバンドを介してベースプレートに平置きする安直な発想からはみ出せないようですが、当方ではすでに定番化しているメガネバンド方式にした方が、未熟なユーザーによる 齟齬(や違反行為^^;)が介入する心配がありません。

 さらに、今回は海外であることも考慮し、BINOを組み立てた状態で、 右の手前の鏡筒バンドが上下方向に±1㎜ほど調整できるようにしておきました。 光軸調整について、 十分な理解と技量があれば、この機構は省けますが、初期調整が格段に楽になることは確実です。  この方式ですと、初期調整は極めて簡単であり、完成後に光軸を狂わせるには、相当の技量が必要でしょう。^^;

 バンドの接合部分に見える突起物は、運搬用ハンドルの固定ベースで、15cmF5-BINO等に用いていた 物と同じです。

 これより、この方の EMS-ULSセット → BLANCA115EDT-BINO → C5-BINO の順で着手する予定ですので、なにとぞご理解くださいますよう、お願いいたします。





Findr bases are added
ファインダー台座セット(Televue85-BINO)  (2011,9月14日)




 ファインダー台座をセットしました。 アイピースの死角になって見えませんが、右側対称位置にも、もう一つ同じ台座をセットしています。 必要性が無ければ、取り外してご使用ください。 ファインダー脚の着脱で塗装が剥げて醜く なることを予想し、台座の内面は黒塗装をしていません。 (鏡筒がコンパクトなので、ファインダー台座が大きく見えます。 これも別作すればさらに良いですが、とりあえず納品させてください。)





Televue85-BINO completed
Televue85-BINO完成!  (2011,9月13日)




 これより、ファインダー台座を取り付けます。 地上風景を見ましたが、同クラスのBINOを見て来た記憶からも、コントラストが非常に良い印象を持ちました。 これが記念すべき節目のモデルとなりました。





EMS housings ready to be sent to the painter
EMSハウジング、塗装工程へ  (2011,9月12日)




140 pieces of EMS housings are ready to sent to the painter.

 140個分のEMSハウジング(小)の加工が完了し、塗装工程(外注)に送る準備が整いました。 (あと1週間ほどで、単体EMSの即納態勢に復帰できる予定です。) (袋に小分けしているのは、ブラックバージョンで、BINOで3台分しかないので、早い者勝ちです。^^;、白バージョンも大量に確保する予定でしたが、白はまだ少し残っているので、今回は標準色をしっかり確保しておくことにしました。)

 EMSハウジング(大)も残り少なくなったので、追って追加仕込みをしないといけません。

TV85-BINOは、依頼しているパーツのアルマイトが完了次第(多分今日か明日)に完成です。





Experiment of the band clamp quite successful !
EMSの2インチスリーブのバンドクランプ化  (2011,9月10日)




Experiment of the band clamp on 2-inch sleeve of the EMS with a great success!!

 現行のEMSのスリーブ類の接続は、テーパー形状の相手部品にかぶせて、先端プラスチックチップの止めネジで固定する方法を採っていますが、テーパー部にポリアセタールチップのネジを締めこむことで、分力による与圧も与えるもので、現状で何らの問題もありません。 しかし、常に改善を目指すのが開発者のサガ(性)でございまして、より強固な接続を模索しておりました。(時間がないのに、自ら墓穴を掘っているようです。^^;) この度、真鍮バンド式クランプ機構を試作し、成功を納めましたので、ご報告します。

 バンド式クランプは、簡単な構造で、強い把握力を行使でき、かつ相手部品を痛めないため、昨今は普及が進んでいるようです。 ただ、円筒面をいくら締め込んでも、接続方向の分力(与圧)は発生しません。 挿入部品側の 形状を適当になだらかなテーパにし、その形状に合わせて、バンドの位置、幅、厚みを綿密に吟味しますと、かなり理想的なクランプになることが分かりました。中央の写真は、佐川の送り状の控え(非常に薄い紙)を、2インチスリーブとフィルターリング(EMSの眼側の末端フランジのこと)の間に挟んでぶら下げたところです。 クランプによる与圧がうまく働いていることを示しています。 接続部は、単に強力なだけではダメで、与圧を与えながら密着させることで、より精度の良い光軸をキープしたいわけです。

 在庫切れになってしまったEMSハウジングの新たな仕込みの工程も山場を越えましたので、ご安心ください。 昨日、電話でのお問い合わせに慌てて、「2か月かかります。」と暴言を吐いてしまいましたが^^;、2週間に訂正します。 目先の仕事と、中長期的な開発の仕事を同時にこなしていますので、電話で即答を求められると混乱するわけです。^^; このバンド式クランプを始め、(ピント補償機構等)かなりコアな部分の研究が佳境に入っており、時間のなさに焦っています。





A special joint for the rod and the handle bar
ロッドとハンドルの特殊なジョイント(TV85-BINO)  (2011,9月7日)




This time, the rod holder is located a bit higher than the right place for the "T" shaped handle rod simply to be set. It is O.K. if you extend the rod enough so that the handle comes rear the EMS set. But otherwise, the handle bar will come too close to the bottom of the EMS or collide with it. This thumb sized piece is a solution for it skewly jointing the rod and the handle bar.

 ハンドルロッド・ホルダーの位置が構造上少し高いため、ロッドとハンドルバーの 接続に一工夫しました。通常であれば、ロッドとハンドルバーは直交するのですが、 この親指大のジョイントパーツにより、両者をねじれの関係で連結し、ハンドルバーがEMSと干渉しないようにしました。(うんと長いロッドを用意すれば、これは不要ですが、コンパクトが売りのBINOですので・・・)





Grip and the handle rod holder
運搬用取っ手と、ハンドルロッド・ホルダー  (2011,9月5日)




Carrying grip and the handle rod holder are added to the frame-work.

 運搬用ハンドル(もち手)は初期の計画通りです。 下の操作ハンドルのロッドホルダーは、推敲を重ねた結果の選択です。 今回は鏡筒をしっかり固定するため、最初は、フォーカサー付近の鏡筒に操作ハンドルを直接取り付けるつもりでしたが、やはり 規模の小さいBINOですので、今回はフレームからロッドを延ばすのが一番現実的であると悟りました。

 海外遠征等も(勝手に^^;)想定し、出っ張りは極力排除し、観測現場でのハンドルの着脱が容易になるように配慮しました。 (下の長く太い方の丸棒がハンドルロッドを固定するベースです。)





Frame-work of Televue85-BINO completed
TV85-BINOのフレーム完成  (2011,9月3日-2)








Trunnions finished
耳軸(TV85-BINO)完成  (2011,9月3日)




Adjustable trunnions completed.

 移動式耳軸が完成しました。





Trunnions in the processing
加工中の耳軸  (2011,9月2日)




These adjustable trunnions will eliminate the counter weight system. Here is the experimenting prototype that explains theory.

 加工中の(TV85-BINO用)可動耳軸です。 以前にご紹介した原理の物です。 これで鏡筒の前後方向の カウンターウェイトが不要になるはずです。 鏡筒の天地方向のバランスについては、 耳軸高を敢えて鏡筒の中心より少し高い位置にセットすることで、実用上の最適位置を カバーするはずです。





Televue85-BINO coming into sight
Televue85-BINOの基本構造  (2011,9月1日)




The new way of the frame-work has proved to be a great success! You shall never be annoyed with the colimation trouble with this structure.

 新方式のフレーム構造は期待以上の大成功でした。 もう「光軸が狂った・・・」などとは言わせません。 振り返れば長い道のりでしたが、一つのゴールに辿り着きました。 これを含めて、BINOの 規模に応じて、数種類の基礎構造が基本になると思います。

 月が変わり、猛烈に焦っておりますが、まだここに掲載していない件も含めまして、並行して 進めておりますので、なにとぞご理解くださいますよう、お願いいたします。(C5-BINOの構想も煮詰まっています。)





Spectacle plates for the Televue85-BINO
Televue85-BINO用のメガネフレーム  (2011,8月31日)




Frame P.D. is 158mm. So the giant who can wear it must be 4 meters' tall.

 このメガネのフレームPD=158mmなので、これが合う巨人の身長は4m以上でしょう。^^; 鼻幅が広過ぎ、レンズが小さ過ぎますが。

 この2枚のメガネフレームが、BINOのフレーム構造と鏡筒バンド等の基礎構造をほぼ担います。 非常にシンプルなBINOが実現しそうです。 今回は、たまたま素材鏡筒の基礎重量が 重いですが、軽い鏡筒と組み合わせれば、さらに軽量化が著しいでしょう。

 今回は、メガネの智の部分(両サイド、メガネフレームであればテンプル(つる)がつながる部分) にスリ割を設けたくない(耳軸用アリガタプレート接続のため)ので、ブリッジの中心にスリット 加工を施し、上からボルトで締め付けます。





BORG50-BINO finished
BORG50-BINO完成  (2011,8月30日)




 EMSハウジングを白にしました。 (少量ですが、White versionのEMSハウジングも確保していました。 ただ、黄色だ赤だと、言われると収集が付かなくなるため、公開しませんでした。 リピーター特典とお考えください。^^;) やはりBORGには白が似合いますね。(ご承知のように、最初は標準カラーで組み立てていましたが、欲が出て、私の一存で白ハウジングに交換しました。 新しいハウジングへのミラーの再組み込み、光軸調整のやり直しは大変でしたが、意義はありました。

 




Another preparations of the EMS housings
EMSケースの仕込み  (2011,8月29日)




Honestly speaking it is a donkey work to make a good deal of stock of EMS housings once in a while. But, it is an inevitalble task I can never evade. While, it is also true that I have cultivated a CNC program that will deal with most of the monotonous tasks automatically.

 EMSの標準ハウジングの塗装済み在庫が枯渇したので、また仕込まないといけません。 単調でつらい仕事ですが、避けるわけには行きません。 もっとも、大半の仕事はCNCプログラムと特殊治具の開発により、 以前よりは楽になっています。 気付けば、数千個のハウジングを消化していました。





Example of the BORG71FL system
BORG71FLセット例  (2011,8月26日)




This is one of the example of the Borg 71FL system with EMS-UM(US) with 2-inch sleeve. I chose the end adapter to make by myself because the close meaure was not clear. In the case of the normal EMS-UM(US), 36mm end tube is good.

 メーカーのシステムチャートを見ても、詳細な合焦データ(バックフォーカス)は分かり難いものです。 そこで、末端の2インチアダプターは自前で最適な長さの物を作る前提で、多くの組み合わせの選択肢の中から、このセットを選びました。 写真は80φ鏡筒を使用した例ですが、miniーBorg鏡筒(60φ)使用の場合は、 上のフランジを使用します。(今回はお客さまの都合で80φ鏡筒を使用)

 ノーマルなEMS-UM(US) (31.7AD)を使用する場合は、36㎜の末端AD(2インチAD)が適当で、EMSに2インチスリーブ(58㎜)を使用する場合は、22㎜のADが適当でした。 純正パーツだと、7505と7504がこれに近いようです。

 摺動筒を省いているので、ヘリコイドは7835では、ストロークが20㎜で短過ぎ、少し高価ですが、7830(ストローク36㎜)にしました。 7860は、回転止めピンが2ピン式で、精度、剛性が高く、しかも非常に軽量(320g)です。





BORG71FL, amazingly light!
BORG71FL、驚異的軽さ!!  (2011,8月25日-2)




I doubted if the BORG71FL lens unit had the lens in it. It was so amazingly light.

 メーカーのスペック表は見ていたかも知れませんが、実際に手に持ってみて、 その軽さにショックを受けました。 対物ユニットの見た目の体積に対して、想定外に軽い、つまりは比重が小さいということだと思いますが、ちょっと驚きました。 思わず、レンズが空ではないかと疑いました。

 Mini-Binoならともかく、通常のEMS-BINOで口径80mmを割る意義を私自身は見つけられなかったのですが、これで自分の考えの修正を迫られそうです。 ドイツのリピーター さんに逆に教えられた思いです。 すでに所有しておられる複数のEMSセットのどれかが、この対物とマッチを組むのを待っています。





BORG50-BINO completed
BORG50-BINOがほぼ完成 (これよりアルマイト)  (2011,8月25日)




BORG50-BINO before anodizing. I have made it very rigid and simple structure.

 アルマイト加工を残して完成しました。 三脚取り付け部は、追加した六角棒が担っていて、下端に1/4 インチネジが切ってあります。 四角棒でなく、六角棒にしたのは、旋盤加工が可能だからです。

 前回ここでお約束した通り、垂直板は大きく刳り貫き、取っ手を兼ねましたが、実際、軽量化だけでなく、非常に便利です。

 摺動筒は、結局7mm短縮しました。 最大引き出し時は二重筒のだぶり部分が非常に短くなるので、スタビライザーは必須でした。(正解だったということ。^^;) 摺動筒の最終的なストロークは30mmとなりました。 摺動筒の最短=43mmなので、70%ものストロークはスタビライザーのお陰と言えます。

 小さなBINOですが、全く新規な構造にトライしたので、結構難産でした。 依頼者の方が、当方を全面的に信頼してお任せくださったために実現したBINOでした。 長くお待たせしてしまいましたが、アルマイトが完了したらお送りします。





Feather-Touch Focuser on TV85
TV85にフェザータッチフォーカサーを換装  (2011,8月24日)




Feather-Touch Focuser is far sperior to the traditional types of rack and pinion, just like the modern rifle and the firelock. The low-profile feature offers enough back-focus and the shorter drawtube will gather far more skew rays.

 画像をご覧になれば、説明は不要でしょう。 古典的なラックピニオンでは、精度確保のために一定の摺動長が必要であり、 総長も長くなります。 Feather-Touchはバックフォーカスの追加確保を達成し、さらに本体のprofile以上に余裕を残しています。 短いドローチューブは、より多くの周辺光束を捕捉し、対物の有効径も確実に安堵します。 軽量化も甚だしく、純正のフォーカサーは1000gまでの計量器で測定不能でしたが、Feather-Touchの方はフランジを含めても714gでした。(純正は2倍はありそう。Feather-Touch単体は540gしかありません。)

 総合的に見て、両フォーカサーは、火縄銃と最新鋭のライフルくらいの差があります。
   鏡筒の切断ではなく、フォーカサー換装のご提案を受け入れてくださって、正解と言えます。^^





EMS-ULS set for TOA130-BINO for Chile
EMS-ULS セットが南米チリに・・  (2011,8月22日)




EMS-ULS set for TOA130-BINO is completed. It will fly for Chile for the first time.

 南米チリに初めて旅立つ、EMS-ULSセット(TOA130-BINO用)です。 フォーカサーを3.5インチFeather-Touch等と交換すればベストですが、純正のSタイプのフォーカサーですと、一番 右の写真のようなアダプターが必要になります。(ただし、鏡筒フランジとフォーカサーの間の延長筒を 撤去することで、必要なバックフォーカスは確保できます。)





Great success on the Stabilizer in BORG50-BINO
スタビライザーの成功!(BORG50-BINO)  (2011,8月21日)




Now, here is the mechanism of the Stabilizer in BORG50-BINO. This success means a historical feat because it will have so many versatility on any kind of binoscopic mechanism.

 BORG50-BINO用のスタビライザーは、意図した通りに機能し、大成功でした。
   CNC加工により、前後のメガネ型プレートの穴間隔を0.01mm程度以下の誤差内で仕上げており、かつスタビライザーの メガネ穴の内径も、事前にサンプルリングを仕上げながらフェルトを貼って、最適なフリクションを得る内径を把握し、絶妙な内径を決定しているからです。 つまり、メカ的には、光軸が完璧となる要件を全て満たしているわけですから、光学系を組み込んだ段階で、万一、さらに光軸を追い込む必要が生じれば、(光学系の責任ですから)謙虚にメカの基準に光学系が倣えば良いのです。(実際、その作業は全く不要でした。) マニアの方々から、 「どこで光軸の初期調整をするのですか?」という質問が海外を含めて多く来ましたが、愚問^^;であったことに気付かれたことと思います。

 写真、左は、対物(+摺動)ユニットを最大限後退させた状態で、隣は、最大限引き出した状態です。 写真でお解かりのように、スタビライザーは垂直板を介して手前のメガネ型プレートと合体固定されて構造部を構成するもので、動きません。 スタビライザーのスリ割りとフェルト(遮光シートを利用)の効果で、公算通り、クランプなしで強めのフリクション を与え、自重でずり落ちることもないようです。(一応クランプネジは設置しますが。)

 垂直板は、まだ肉抜きや角のトリミング加工を残しています。 垂直板の下部に三脚取り付け用の1/4インチネジ穴を設ける予定でしたが、実際にEWV32をセットしてみたら、重心は手前のメガネプレートよりもさらに手前に来て、これは誤算でした。 手前のメガネプレートの手前側に、三脚用ネジ穴ベース用の(小さい)部材を追加します。 垂直板は大きく刳り貫き、運搬用取っ手を兼ねます。(重量級のアイピースを付けたままですと、スタビライザーを持ってぶら下げる方が自然ですが。) また、当然ながらネジの頭は隠しますし、アルマイト(黒)も施します。

 メガネ装用で正視状態の私がEWV32を使用して観察する限りは摺動パイプの設定は丁度良いのですが、無限遠で 再後退位置まで5mm程度の余裕なので、強度近視の方や、ピント位置が厳しい(不利な)アイピースの使用を想定して、後5mmほど摺動パイプを短縮し、ストロークを(無限遠側に)さらに5mmほど延長する予定です。

 それにしても、どこを触っても遠慮、気兼ねの要らない、超頑丈な、まさにミリタリー仕様の対空双眼鏡と なりました。





BLANCA115EDT-OTA arrived
BLANCA115EDT鏡筒入荷  (2011,8月20日)


This is the genuin BLANCA115EDT-OTA by Kasai Trading. There are many dealers in the world dealing the similar OEM scope, but this OTA is very well made with great care. One of the example is the stainless rails for the barings that are filled in the draw tube. (red arrows) The par of the OTAs are carefully tested for the materials of a binoscope by Mr. Kasai before shipping. Note the reversed dual focuser for the left OTA.(blue arrow)

 BLANCA115EDT-BINO用の鏡筒ペアが入荷しました。 並行輸入物と違い、非常に丁寧な作りです。 一例は、クレイフォードのベアリングの軌道にステンレスのプレートが埋め込んであること(赤い矢印)です。 笠井さんにより、BINO用のセットとして 入念にチェックし、マイクロフォーカサーノブも左右で対称配置(青い矢印、写真は左鏡筒)にして送っていただいています。





BORG50-BINO preliminerily assembled
仮組み立てのBORG50-BINO  (2011,8月19日-2)




BORG50-BINO is near completion. Now, you will understand the mechanism.

 ここまで来て、「まだ理解できない。」とは言わせませんよ。^^; 左の写真の段階で、BINOとしては機能しています。 左右の摺動(二重)筒は、予想通り、テフロンテープが功を奏し、 非常に滑らかにガタなく伸縮します。(左の2枚の写真は最短の状態、右の写真は10mmほど延ばした状態)
 スタビライザーは対物ユニットの抜け(脱落)落ち止めと、補強、光軸精度維持と、クランプを受け持ちます。

 まだ置いただけですが、中央の写真では、スタビライザープレートを写しておきました。 実際は、ストローク分だけ浮いた位置に中央板を介してしっかりと横H型(工)に固定されます。 対物ユニット(白い塗装部)との摺動はスタビライザーのメガネ穴の内面に貼る フェルト(遮光シート)が受け持ちます。 クランプは写真を見てお分かりの通り、メガネ型プレート(スタビライザー)の両サイドのスリ割の部分に設けます。(中央の写真を拡大してください。)

 摺動筒の代わりに、(BORGの)7860ヘリコイド(M57ヘリコイドLⅡ)を使用しますと、スタビライザーは省けますが、 コストは約4万円ほどアップします。 (設計当初は、同ヘリコイドを挿入するスペースが微妙に足りないように 思え、選択肢から除外していましたが、パーツ類の(メガネ型)プレートへの接続を徹底して low-profile 化して光路長を節約したところ、製作の終盤で、むしろベストマッチで挿入できることが分かりました。ご検討ください。)

 EWV32mmでほぼ8X50(正確には7.8倍、瞳径6.4mm)の対空双眼鏡となります。 光軸の初期精度は、機械的な組み付け精度に依存すれば十分で、問題があれば EMSのミラーの調整で追い込みます。 使用中の微調整はEMSのX-Y調整機構が使えることは言うまでもありません。

 実視界10度超は、短焦点アクロマートの設計の想定外の使い方ですが、遠くの建物のアンテナ付近の空間に、雲を背景に舞うとんぼの群れを見て、むしろ、正立光学系を含めて極めてシンプルな光学系のヌケの良さが活かされており、視野周辺の像のシャープさにも 特に問題ないことを確認しました。





Large Helicoid ready to be sent to Germany
大型ヘリコイドがドイツに  (2011,8月19日)




These larger helidoids are ready for the use of reform replacing the IPD Crayford. The span of two axes is 199mm, and 16mm extension tubes are added to the top of the helicoids.

 さっそく、ドイツの方より、旧目幅クレイフォードの、新型(大型)ヘリコイドへの交換をご依頼いただきました。 鏡筒間隔が199mmですので、16mmの延長筒をトップにセットしています。 標準ヘリコイドでの経験を活かし、 さらなる剛性と軽量(150g)を達成しています。

 海外で地理的、言語的な障害がありながら、当方の開発状況を常に見守ってくださり、当方が目指す所と視線を共有してくださるのは、非常に嬉しいものです。

 当方オリジナルの、標準と大型の2種類のヘリコイドは、左右で逆ネジの仕様がようやく整いました。 左右対称動作のために逆付けの必要がなく、ロゴも矛盾なく読めるようになりました。 右のヘリコイドのロゴの 下にある細い線(パーツの分離線ではなく、単なる溝です。)は、2種類のネジ仕様を区別するための、工程上、かつ 在庫管理上の目印です。

 




Feather-touch foucuser for the TELEVUE85-BINO
TELEVUE85-BINO用のフェザータッチフォーカサー  (2011,8月17日)




 待望の feather-touch focuser が今日届きましたので、これより TELEVUE85-BINO の工程も再開いたします。 それにしても、見事な精密機械というか、工芸品です。 これに負けないBINOを作らないといけません。 ノブの配置を左右対称にしてもらいました。(極めて重要なポイント)





Experiment of focus adjuster
視度(差)補正装置の実験  (2011,8月16日)




There are too many merits in connecting a pair of drawtubes at the ends.  In such a system, the drive shafts of the two OTAs can also be connected in line with each other so that the two drawtubes will move together abreast. But what shall we do with the difference of the diopter scales of left and right eyes? I hit on an idea of s short stroke helicoid on the bottom of the right 2" sleeve. Note that trimming on the other sleeve at the inerference will achieve the minimum IPD down to 59mm.

 本業、副業共にお盆の期間中は例年、外注先や材料の調達先と全く連絡が取れず、仕事が停滞してしまうのは、困ったものです。 それでも可能な仕事を続けていたわけですが、以前より試してみたかった、左右の視度(差)補正装置を試作してみました。

 左右のドローチューブの末端同士を完全に固定し、さらにメインフォーカサーのドライブシャフトを同軸結合すると、光軸の安定性(とBINO全体の剛性)が飛躍的に向上することが分かっていました。 また、センターフォーカスとなり、フォーカシングの能率も向上します。(特に大勢の観望客をアシストする際に便利です。)  ただ、その場合は、左右の視度(差)補正の手段も必要になるのは、市販の双眼鏡と同じです。

 実は、(センターフォーカスの)メリットは他にもあり、今回の実験は上記よりも、もう一つの別の目的のためにやったと言った方が正解です。

 それは、目幅調整時のピント補償機構です。 ここで何度もご説明して来た通り、EMS-BINOの目幅調整には、片方の鏡筒全体を平行移動する方法と、左右の鏡筒を完全に固定し、EMSの構成ユニットの間隔を 調節する2種類の方右方があります。 両者には得失があり、規模によって使い分けて来たことはご承知の通りです。
 シンプルで剛性が高く、生産性も良いピント補償機構が開発されれば、当然ながら左右の鏡筒は固定、または一体構造がベストなわけです。 

 この度、センターフォーカス機構と連動するピント補償機構であれば、シンプルかつ剛性の高いシステムが実現するとの 確信により、付随して必要になる視度補正の方法の一つを先に試してみた次第です。 外見上、シンメトリーを欠くのが玉に瑕ですが、最軽量で光路長の追加がない、という意味では優れた方法だと思います。 写真でお解かりのように、相手の2インチスリーブのヘリコイドと干渉する部分をトリミングすることで、最小目幅59mmを確保 しました。 (アイピースのバレルが長い場合には対策が必要になりますが。)

(*注: 上記は比較的中長期的な研究課題であり、現在製作中のBINOに関したことではありません。(ただし、そう遠い 将来の構想ではありません。))





Preliminary assembly of BORG50-BINO (1)
BORG50-BINOの(主要部)仮組み立て  (2011,8月13日)




Here is the preliminery assembly of the main part of BORG50-BINO. Now, some portion of your big misunderstandings must have benn cleared!

I want to arouse your another attention. Look at the IPD Helidoids carefully. The helicoid for the right unit has the reverse screw that it enables you to operate them ergonomically and naturally. (At the former version, we had to set the helicoid reversely on the left and right EMS.)

 主要部の仮組み立てです。 これで誤解が少しは解けたでしょうか。^^; 総質量の大半は2インチアイピースとEMSで、対物はそれに毛が生えたようなものですから、従来の 通常サイズのBINOの発想ではダメなのです。 一つの基準面で左右の光学系の光軸の基準が取れることもご理解いただけると思います。 これで光軸が完全でなければ、EMSの責任ですので、初期調整 を追い込むだけの話です。

 もう一点、左右の(目幅調整用)ヘリコイドにご注目ください。 このヘリコイドは、当方のオリジナルであることは以前より ご説明していますが、この度、逆ネジ仕様をさらに開発し、左右のセットといたいました。 それにより、左右のヘリコイドを全く同じ向きにセットしても、左右のヘリコイドの回転動作を鏡対称で行うことが可能になりました。 (目幅調整は、左右のヘリコイドを同時に持って、同時に対称的に回せば良いのです。)

 左右同一設計のヘリコイドであっても、左右のヘリコイドの天地を逆に接続しておけば、鏡対称の操作は可能であり、今までは そうして来ました。 しかし、ヘリコイドを伸ばした時の形状が左右で対称にならないため、外見上の違和感があったことは否めません。 逆ネジ仕様の開発には大きな代償を支払っていますので、「それがどうしたの?」というような反響では、実に寂しいものがございます。^^;





Two plates for the BORG50-BINO
BORG50-BINOの2枚のプレート  (2011,8月12日)




The fundamental structure of the BORG50-BINO's frame-work consists of two plates connected by a vertical plate at the centers, forming a lying "H" shape in the top view. The rear plate that has smaller holes will hold EMS and the front plate will stabilize and clamp the objective lens unit that moves throuth the larger holes freely.

 まだこの機構がうまく行くかどうかは、仮組み立てが完了するまでは分かりませんが、イメージは出来上がっています。 物としてお示し出来るまでのタイムラグが歯痒くてなりません。^^;

 従来の双眼望遠鏡の構造の固定観念から著しく外れた発想であるため、恐らくまだ全くご理解いただけないのではないかと思います。 海外を含めて、多くの方に感心を持っていただいているようですが、なかなかご理解いただけません。 今日の更新が、少しはヒントになるかも分かりません。

 下のメガネプレートにEMSが固定されます。 EMSには、フォーカサーもバレルもなく、極短いテーパフランジを介して、直接、メガネの穴に挿入固定されます。 つまり、EMSのハウジングの端面が(フランジのツバを介して)プレートに密着するわけです。

 同じプレートの裏面(写真の面が裏面ですが)に、独自の摺動ユニット+対物レンズが固定されるわけですが、そのままでは剛性とクランプ時の光軸安定性に不安があるため、上の大きなメガネプレートの穴(フェルトを貼る)を対物ユニットがくぐるようにして、スタビライザーとクランプ機構を兼ねさせるという目算です。 この方法がうまく 行かない場合は、上のプレートは廃止し、ヘリコイドを介した対物ユニットを直接下のメガネプレートに 固定すれば良いだけのことです。 ただ、今回挑戦している方法は、応用が広く、何とか成功させたいと思っています。(2枚のメガネプレートは、中心で1枚の垂直プレートで連結され、上から見ると 横に倒れた H の形状(工)になります。)





The core part of BORG50-BINO
BORG50-BINOの基礎構造部の主要部品  (2011,8月10日)




To think of a binoscope, you would imagine two long tubes set parallely with each other. No, this binoscope is so short that it can be aligned by a plane that is set vertically to the optical axes.

 双眼望遠鏡と言えば、長い2本の筒を束ねた形状を想像されることでしょう。 しかし、これから製作するBINOは、その発想とはほど遠い構造をしています。

 このプレートの面を基準とすれば、左右の光軸はほぼ完璧に出る構造となります。接眼側(←この言葉の 概念もここでは不適切ですが) 、つまりEMS+アイピースはこのプレートの手前に完全固定されますので、一定の長さの筒を振って調整するという方法は使いません。プレートの反対側には対物ユニットが来るわけですが、250mmという焦点距離から、”鏡筒”という概念の長い筒が来るのではないことはお察しと思います。 極軽い対物が出入りすることで、合焦をすることになります。

 対物レンズユニットの伸縮にもヘリコイドを使用すれば簡単に見えますが、目幅調整ですでに2個の 高級ヘリコイドを使用しますので、合計4個のヘリコイドの使用は、コストも嵩みますが、ストロークと最短長の 要求にぴったりのヘリコイドが見付かりません。 そこで、対物ユニットは自由伸縮とし、クランプ時には、BINO 全体が一つの剛体となる仕組みを考えました。(今回は、特にEMS-ULの使用を希望され、さらに ヘリコイドによる目幅調整を採用しましたので、固定タイプのEMS-UMを使用した前モデルよりも光路長が30㎜強長くなったためでもあります。(しかし、対物レンズがEMSのごく近くまで来るため、EMS-ULを選択されたのは 正解と言えます。)

 このプレートと相似(少し大きい、穴間隔は同じ)なプレートをもう1枚、対物よりに配置(2枚のプレートは、垂直板を介して横H状に固定)し、対物寄りのメガネプレートの両端はスリ割りクランプにし、フェルトを介して対物ユニットがメガネ穴をくぐって、摺動し、クランプを締めれば対物ユニットはBINO本体とがっちりと固定されます。  つまり、前方のメガネプレートは必須ではありませんが、対物ユニットのスタビライザーとクランプを 兼ねるわけです。 また、実際に使用してみて、必要があれば、左右の2インチスリーブにもスタビライザーを 設ける発案をしています。(同スタビライザーは、EMSの第一ユニットが完全固定出来るために可能になります。)

  




The core parts of TOA130-BINO for Chile
南米チリに初めてTOA130-BINOが・・・  (2011,8月9日)




Another TOA130-BINO will be born in Chile for the first time. I am dealing with other three project in parallel. 150LD-BINO in Spain, Tlevue85-BINO and BORG50-BINO in Japan.

 南米チリに初めて誕生するTOA130-BINO用のコアパーツです。 この他に、150LD(同等鏡筒)BINO用のフレームとEMSセット(スペイン)、Televue85-BINOとBORG50-BINO(日本)を並行して進めています。 (佳境に入ったところで、EMSのハウジングの塗装済みパーツが少なくなって来たので、そろそろ仕込まないといけません。)

 (Televue85鏡筒は、依頼者の方との相談の結果、鏡筒を切断せず、フォーカサーを Feather Touch (low-profile) focuser と交換することになりました。 良い決断をなさったと思います。 フォーカサーの入荷待ちで工程が停滞しましたが、もうすぐ入る予定です。)





BORG50-BINO in the making
BORG50-BINO製作中  (2011,8月6日)




 Totally new structire will be introduced into this BORG50-BINO.

 大変お待たせしましたが、ようやくBORG50mm対物が入荷し、これよりBINO製作に着手いたします。 ただ対物の入荷を待っていたのではなく、その間に十分に設計を練ることが出来ました。

 対物レンズが非常に軽量、コンパクトなため、左右のEMSの第一ハウジングは完全に固定 することが可能で、よりシンプルで剛性の高い構造が実現します。 関連してピント補償機構も組み込む 予定で最後まで検討しましたが、今回は、コストの点と、よりシンプルに仕上げることを重視して、それは見送ることにしました。

 最初は、もっとBORGの純正部品を利用する予定でしたが、詳細に検討した結果、同純正部品は写真のみで、後は当方のパーツと加工で賄うことになりました。





Multi purpose plates for the binoscope mount
汎用プレートで通常の架台に  (2011,8月1日)




BINO用マウントを通常マウントにするためのプレートを取り付けてみました。




Experiment of the adjustable trunnion successful !
チャック式耳軸の実験、成功!  (2011,7月26日)




Relatively larger binoscopes will keep the good balance with weight systems. But in the case of smaller binoscopes such as 85mm or more compact version, weight system should be eliminated becasue "light and compact" is its worth. So, I thought I should develop the adjustable trunnion that can chack the base plate set on the side of the binoscope. The photo is experimented sample.

 80mmクラスの小型BINOは、軽量、コンパクトが命です。 大型BINOを縮小コピーしたように、ウェイトシステムをセットするのでは、面白くありません。 耳軸にチャック機能を持たせ、アジャスタブルに出来ないか?、実験してみました。 写真の実験パーツの形状素材は最終的な物ではなく、本番は真鍮製になります。 ひとまず、このチャッキング方式が 可能であることが分かりました。(この機構は、今後あらゆる事に応用できそうです。)





Tlevue85-BINO in the making
Tlevue85-BINO製作中  (2011,7月24日)




The EMS-M on one of the OTAs is set to measure the back-focus. The back-focus of this OTA was about 135mm and proved to be 45mm lacking for using the helicoid connected EMS-UL that requies the back-focus of 180mm. This OTA should be cut short by 45mm, or the focuser should be repladed by the the low-profiled feather touch focuser.

EMS-Mで鏡筒のバックフォーカスを確認したところ、約135mmで、これは単体のEMS-S及びMには十分で、単体のEMS-Lには足りない数値です。 双眼用のEMS-UL(ヘリコイド仕様)では、余裕を見て180㎜のバックフォーカスが欲しいので、45㎜だけバックフォーカスを延長する必要があります。

 それには、45㎜鏡筒をカットするか、フォーカサーをフェザータッチ等の極短い物と交換しないといけません。 今回は必要に応じて鏡筒を切断することにご了解いただいていますが、もう一度依頼者の方に確認をしてから切断作業に取り掛かることにします。

 この2本の鏡筒はお客さまよりのお持込で、今日宅配で届きました。 鏡筒バンドが同梱されてませんでしたが、実はこのクラスでは、今後は鏡筒バンドは永久に使わないと思います。 お客様には お伝えしていませんでしたが、以心伝心でしょうか。^^; 左右の鏡筒は、初期精度が十分に出ている メガネ型の一体フレーム(前後2枚使用)でがっしりと保持(スリ割クランプ)する予定で、これで、鏡筒の保持に起因する光軸ずれからは永久に開放されることになります。 つまり、鏡筒を初期組み立て、 調整後はほぼ一体構造のBINOになるわけです。 





Muti-purpose plates for other use of the mount.
汎用プレート  (2011,7月23日)




 150LD-BINOのマウント用の汎用プレートです。 中軸架台にBINO鏡筒以外の望遠鏡等をセットするための物です。片方のプレートにはVIXENのプレートホルダーを、反対側のプレートにはウェイト軸を取り付けるというご 希望です。 プレートの着脱方法は、BINO用の鏡筒(150LD鏡筒)と全く同じです。

(並行して、BORG50mm-BINOとTELEVUE85-BINOの、それぞれ新型をプランニング中です。 追ってここに進捗状況をUPいたします。 どちらも全く新規な基本構造を目指しており、特にBORG50mm-BINOには、 ピント移動がなく、かつ鏡筒が横にスライドしない目幅調整機構を予定しています。)





Another weight shaft added at the front
ウェイト軸追加  (2011,7月22日)




Another weight shaft is added at the front.

 手前がやや重くなる傾向が危惧されるので、前方にもウェイト軸を追加しました。 想定外の加工となりましたので、リフォームで生じた不要パーツを利用してブラケットとし、 軸の着脱はネジ込み式としました。

 スペース(フードとの干渉)を考慮し、真鍮製ウェイトは少し細い28φの丸棒を発注しました。(手前のウェイトは35φ)





Weight system preliminerily assembled
ウェイトシステム 仮組み立て  (2011,7月21日)




Quite successful in hiding the weight system between two OTAs.

 ウェイトシステムを鏡筒の間に隠したいというご希望の通りになりました。
ただ、後のご報告で、いろいろとアクセサリーを同架されるとのことなので、前方にもウェイトシステムを設ける必要がありそうです。





Weight shaft holder
ウェイト軸ホルダー  (2011,7月20日)




I am going to make the weight shaft for the New 150LD-BINO in such a way that it can be easily put on and taken off, because I hate to spoil the compactness of the Central Axis Mount.

 ウェイト軸を完全に固定しまっては、せっかくのコンパクトな中軸式架台が台なしです。 クランプレバーにより、ワンタッチでウェイトシステムが着脱出来るようにします。 写真はウェイト軸ホルダーです。 前回の物と同じ考え方です。





Reform of 150LD-BINO almost completed
150LD-BINOのアリガタ着脱リフォーム  (2011,7月17日; 18日、写真追加)




Eliminaing the bands, 150LD-BINO has come to look unbelievably simple. I also carved my logo on the mount in memory of this innovation.

 アルマイト加工が完了し、本組み立てをしました。 鏡筒バンドが一切排除でき、非常にシンプルな外観になりました。 今後は鏡筒が前後に移動できないため、ウェイトシステムをこれから加工、設置します。

 曖昧なフェルトを介した鏡筒バンドを排除し、アリガタを鏡筒に直接固定したことで、外見的な効果とは別に、 光軸の再現性も飛躍的に向上するはずです。 この節目を記念してロゴを彫りました。(中央の写真)





50mm finder by EMS-L
EMS-Lで50㎜ファインダー  (2011,7月13日-2)




As I have expected, the objective lens should come directly at the entrance of the EMS.

 F3強(50mm)のファインダー対物は、予想通り、バレルを撤去したEMS-Lの第一ハウジングぎりぎりで 無限遠に合焦しました。 通常のファインダー脚の使用は論外のようです。 さあ、これから知恵を搾らないといけません。 銀ミラー化で余った旧アルミミラーを使用し、EMS-Lのペアを作って2つのファインダーと小型BINOを往復使用するという野心的なご要望なので、結構難題です。 なかなか本来の仕事に集中できません。^^;





The parts being sent to anodizing
アルマイトに出すパーツ(150LD-BINOリフォーム)  (2011,7月13日)




Polished parts to be anodized. A lot of energy and concentration is exerted on these several parts.

 アルマイトに出すパーツです。 並べてみると、さほどの部品点数ではありませんが、ハードルの高い仕事でした。(150LD-BINOのリフォーム)





Preliminery assemble quite successful!
仮組み立て成功!(150LD-BINOリフォーム)  (2011,7月12日)




Today will be the historicl day for my binoscope making career. The specioal dovetails set directly on the OTA will give unprecedentedly rigid connection to the mount and perfect repeatablility of the alignment.

 アリガタの仮セットをしてみました。 危惧していた剛性も再現性も完璧で、大成功でした。 今回の成功は、当方のBINO作りで一つの節目と言うべき意義あるものでした。

 鏡筒の着脱は極めて安全かつ容易に行えます。

 それにしても、鏡筒バンドすら無い、鏡筒が空中に浮かぶイメージのBINOとなります。 今年の 双望会で3度目の再会ができるかも・・・。





Dove-tails to be attached to the OTA
アリガタ(150LD鏡筒)  (2011,7月11日)




Dove-tails for the reforming 150LD-BINO are completed. The next point is how precisely I can set these dovetails on the 15cm OTA.

リフォーム中の150LD鏡筒に直接固定するアリガタです。 R加工部は当然ながら、R=89mmです(鏡筒径=178mm)。 ここはCNC加工ならではです。(X軸とY軸が連動して所定のRを加工するCNCマシンの動きは、今でも新鮮に見えます。 同じ加工技術で、両側面Rの(地図の銀行マーク)パーツ を用意すれば、極めてシンプルに光軸ずれが無縁のBINOが構成出来ます。)

 次は、これらのパーツをいかに正確に鏡筒に固定するかです。 失敗は許されないので、ここはじっくりと腰を据えてやらないといけません。





Reform of the central axis Mount, preliminarily assembled
中軸式架台のリフォーム(仮組み立て)  (2011,7月10日)




 架台部の改造はアルマイトを残して完成です。(当然ながら、アルミ合金の地金が見えている 部分が追加加工部です。) これから、いよいよ難関のアリガタの製作と鏡筒へのセッティングに 着手します。 アリガタは、1本の鏡筒につき2本、左右合計で4本必要です。

 画像をご覧いただくと、各所の干渉の回避等も含めて、この手の加工が一筋縄では行かないことがお分かりになると思います。また、通常の横に通しのアリガタが使用できないこともお分かりになると思います。(鏡筒間隔が開きすぎる。)





The main part of the dove-tail holder
アリミゾの主要部  (2011,7月8日)




Additional milling is waiting, but this is the main part of the dove-tail holder.

 まだ追加加工を多く残していますが、これがアリミゾ部分の主要パーツです。 中軸式架台の 垂直回転プレートの両端にぞれぞれ取り付けます。





BINOSCOPE on the Equatorial mount
BINOを赤道儀に搭載する方法  (2011,7月6日)




For the binoscope to be loaded on the equatorial mount, the rotative device is the necessity. Just rotatable is not enough. The OTAs should be alined on the rotative axis along with achieving the parallel of the two OTAs.

links of the binoscopes mounted on the equatorial mount.

Mr.Naka(125ED ,Borg)
Mr.suda-j.htm(125ED ,Borg)

 まだ着手してはいませんが、最近になって、海外を含めて、赤道儀仕様についての問い合わせが増えて来ましたので、少しずつ情報をUPしておきます。

 以前より触れておりますが、16年前頃に少しの間、続けて製作した赤道儀仕様でしたが、当時の水準を越えていたためか、その後はそれ以上に広まることなく、今日まで製作を休止しておりました。.

 赤道儀用の回転装置は、ただガタなく滑らかに回れば良いのではなく、左右の鏡筒のそれぞれを回転装置の軸と合致させないといけません。 また、当然ながら回転クランプも必要です。 それらをいかに合理的に、シンプルに作るかが問題です。 写真は、少なくとも16年以上前に自分用に作った物で、今でも店に展示していますが、まだまともな機械加工手段を持たなかった頃に良く作ったものだ、と我ながら思います。^^; (当時の”若さ”ですね^^;。今、当時の加工手段に戻ったら、とても作れません。).

  BINO作りは、最初の数年で写真の赤道儀仕様まで到達後、敢えてハードルを下げ、(納期の関係もあり)経緯台仕様に徹して今日に至っています。 「まずは、双眼視の意義や醍醐味を手軽に知っていただこう。赤道儀等による自動追尾はその延長線上・・・。」と考え、また 2軸制御の汎用経緯台が光学メーカーより発売されることも予想していました。 しかしながら、光学各メーカーは、ドイツ式 赤道儀の呪縛から一向に逃れる気配はなく、そのような製品は出現していません。.

 一回り大きな赤道儀を新たに購入してまでの挑戦は勧めませんが、すでにEM200クラス(もしくは上)の赤道儀を お持ちで、10cmクラスのBINOを搭載されたいのであれば、ご要望に応えて行かないといけないのかな?と考え始めた次第です。
(いろんなお問い合わせが来るのはありがたいのですが、いつになったらBINOの即納態勢が整うやら??^^;).





The reforming plan of the 150LD-BINO
150LD-BINO用架台のリフォームプラン  (2011,7月6日)




The two end parts will be replaced for the new dove-tail holders.

 中軸式架台の初期のモデルで、現行のモデルとは大きく異なっています。 ただ、久しぶり(2年ぶり)に見てみますと、我ながら要所はうまく押さえており、機能的にはよく出来ていると改めて思いました。 エンコーダのセットを諦めていたため、構造がシンプルで剛性も十分です。 またCNC加工の手段を持たなかった頃の製品であり、デザイン的に現在の仕様には及ばないのは仕方ありません。

 全面的な作り直しでなく、最短路でご希望に添うため、垂直回転プレートの両サイドのパーツ(黄色の×)をアリミゾ仕様(黄色の□)に変更することにしました。 設計も完了し、材料を発注しています。 鏡筒側には、両サイドのアリミゾの位置に合うように、鏡筒に2本の縦型のアリガタを直接固定する予定です。

 鏡筒の横腹に固定ネジ用の穴を開けるわけで、失敗が許されないので、気の重い仕事です。^^; アリガタは通常の、鏡筒の軸方向に長い物をセットしたのでは、鏡筒間隔が広くなり過ぎてアウトなので、 中軸式架台の垂直回転部に干渉しないように、2本のアリガタを前後に縦向きに配置します。 リンク画像は鏡筒バンド式ですが、この写真の向きで使用するアリガタです。





15cm-Semi-Apochromatic Bino waiting for the reform
リフォーム待ちの150LD-BINO  (2011,7月4日)




This binoscope is made in September ,2009. At that time, I could not attach the dove-tail on the OTA because of the OTA being too fat. The diameter was 178mm and putting the dove-tail on the base of the band meant the OTA span too long. So, I had to use four bands for putting on and taking off the mount. This time, the client requested me to put the dovetails directlly on the OTA eliminating the bands.

 一昨年の秋に完成した150LD-BINO(銀ミラー仕様)です。このBINOは、2009年と2010年に続けて双望会に参加されました。 今回当方に里帰りした理由は、リフォームです。 この鏡筒は、鏡筒径が異例に太く(178mmφ)、鏡筒バンドベースにさらにアリガタをセットすると、鏡筒間隔が非現実的に広くなり過ぎたため、アリガタによる着脱を諦め、鏡筒バンドの開閉によって鏡筒を着脱する方式を採用していました。

 この度、鏡筒バンドを廃して、アリガタによる着脱方式に変更するリフォームを承りました。 今度は鏡筒の横腹に穴を開けてアリガタを直接固定することになるので、慎重に進めないといけません。 当然、架台もアリミゾ仕様にするために、かなりの追加加工が必要になります。 まずはオリジナルの状態に組み立てて、十分に検討することから始めます。





Handle and weight unit for the Central Axis Mount, anodized
中軸架台用のウェイトシステム兼ハンドル(アルマイト完了)  (2011,6月30日)








Handle and weight unit for the Central Axis Mount
中軸架台用のウェイトシステム兼ハンドル  (2011,6月26日)




Removable weight and handle system for the Central Axis Mount. The brass weight will be added to the handle rod.

 決して放置していたわけではありませんが、鏡筒平置きタイプの中軸式架台がやっと完成間近になりました。 納期は度外視でのご依頼であったこともあり、ほぼ1年をかけて、各所の機構を練りました。

  今回は長丁場の製作で、終盤では少々精神的に疲弊し^^;、十分に剛性が高く、さらに再現性の良いアリミゾを設置したので、 ハンドルとウェイトシステムは割愛して良いとも判断していました。  しかし、依頼者の方はハンドルもウェイトシステムも希望されたため、曲折を経て、写真のようなウェイトシステム兼ハンドルをスリ割りクランプで着脱できるようにしました。 ハンドルのロッドは10mmφのステンレス製で、真鍮ウェイトのスライドシャフトを兼ねます。(シャフトホルダーはこれからアルマイトに出します。)

 鏡筒をお預かりしていないので、長めに作っておいて、納品後にユーザーさんの方で最適な長さに切断していただくことにしました。  6/23掲載のEMS-UXLと併せて、とてつもないBINOが完成しそうです。

  




EMS-UXL with the New-Helicoid
EMS-UXLセット、新型ヘリコイド仕様  (2011,6月23日-2)




Preliminerily assembled EMS-UXL with the New-Helicoid for superb apochromatic binoscope.

 第一号の新型ヘリコイド(大型で左右、逆ネジ仕様)をEMS-UXLに仮組み立てしてみました。 今日より、この大型ヘリコイドが大型ハウジング用の目幅伸縮機構の標準となります。(IPDクレイフォードは発展的に中止します。) 写真は、鏡筒(中心)間隔=207mmのBINO用なので、ヘリコイドと第2ユニットの間に延長筒をセットしています。





The 115ED-BINO well tuned
対面待ちの115ED-BINO  (2011,6月23日)




The 115ED-BINO is well tuned and ready for the first meeting with the client.

 細部に渡るチューニングアップも完了し、29日の(依頼者の方との)初対面を待つ115ED-BINO です。 依頼者の方には、宮城県より当BINOとの対面にお見えいただき、BINOは後日発送させていただく予定です。

 当サイトを読んでいただけば問題ないとは言うものの、やはり百聞は一件に如かずで、初めてEMS-BINOのオウナーになられる方は、出来たら一度はこちらをご訪問いただくのが理想です。 もっとも、こちらをご訪問いただいた方のほとんどは、当サイトをしっかり学習しておられたので、必ずしもご訪問いただかなくても、BINOを十分に使いこなせた方ばかりだと実感しています。 むしろ、 こちらまで足を延ばそうとしない方の中には、当サイトも十分に消化しておられない方も多く、そんな方こそ、ご 訪問いただくべきだと、いつも思っていました。

 しかし、東日本大震災の直後より、BINOのご依頼数の(地理的)東高西低の傾向が変わらないどころか、助長していることに驚きを禁じ得ません。 被災地、準被災地の方々の方が、果敢に新しい物に挑戦されます。 むしろ、日本全般、非被災地の方々のモーティベーションが震災以降、下がっているように感じます。

 当方も目下、いろいろと新機構を温めているところで、これから順次発表させていただく予定ですが、それで皆さんの モーティベーションが上がれば良いと思っています。^^;





Black version of the EMS-UL set
EMS-ULセット、最後のブラックバージョン  (2011,6月22日)




It is the last stock of the black version of EMS housing. Not many but I will make the black version once in a while.

 前回12個まとめて作っておいたEMSハウジングの黒バージョンが、これで完売です。 黒バージョンは、今後も 時々作るつもりですので、ご安心ください。





Comparison of the reflectivities between silver and aluminum mirrors
アルミと銀の反射率比較  (2011,6月19日)




I am very happy that the more and more clients are discarding the aluminum morrrs for the silver one. They have never missed to be amazed by the ultrahigh reflectivity and the superb fidelity of the color reproductions of the silver mirrors.

The oval mirros at the left are the aluminum mirrors and the rectangle ones are the silver mirror samples. All the four mirrors are nearly 4 years old or older, and note that all of the mirrors are totally free from any sign of degradation.

Compare the milti reflected images made by the silver mirror pair and the aluminum pair by the two photos at the right. You will never miss to tell which one is by the silver mirrors. Once, again the silver mirror samples in the photo are almost 4 years old.

 最近は、より多くのEMSユーザーの方々が銀ミラー化をご用命くださるようになり、大変喜んでいます。  今日は、久しぶりにアルミと銀の反射率の比較をお示ししてみようと思います。 銀ミラー採用時にもご紹介しましたが、あれからほぼ2年が経過した銀サンプルミラーでの比較写真は、また別の意義を持つものと思います。

 楕円のミラーがアルミ、四角形のが銀ミラーサンプルで、どれも蒸着後約4年前後以上経過したものです。 ミラーとしての劣化は、アルミも銀もどちらも全く生じていません。

 右の2枚の写真が、銀とアルミのそれぞれの2枚組ペアによる多重反射像です。 どちらが銀かは説明不要で、銀の圧倒的な反射率の高さと色の再現性の良さがお分かりになるでしょう。 もう一度言いますが、四角形の銀ミラーサンプルは蒸着後4年近くが経過していますが、検知できる劣化は全く生じていません。





Debut of the Larger Helicoid
大型ヘリコイドの完成!!  (2011,6月17日)




Today is the commemorative day of the larger helicoid to be finished. It is not only larger in size, but perfectly designed to perform the ergonomic IPD adjustment with the helicoid. The left handed helicoid and the right handed one are provided. The bottom end is 65mm tapered male flange and the top end is 65mm female sleeve. The shortest hight without flange is 27mm and the longest 43mm. (stroke is 16mm)

 EMS-BINO用に特化した大型ヘリコイドが完成しました。 標準ヘリコイドの経験を活かし、さらなる精度剛性アップとデザインにもこだわりました。(左の写真で標準ヘリコイドとのサイズ比較が出来ます。)

 左右で逆ネジを用意しましたので、左右で天地を逆に取り付けなくても、左右対称の操作が可能になります。(そのため、ロゴも入れられました。) 末端形状は、65φテーパーボスと、65φメス(差込)で、実効最短長=27mmで、ストローク=16mmです。 余裕で想定される最大の目幅領域をカバーします。





Reform of the finder
ファインダーの45度正立化  (2011,6月12日)




The holder also should be cut short to be used on the reformed finder.

 45度正立化で短縮したファインダーは、元の脚(ホルダー)にはセット出来ません。 右の写真のように短縮加工が必要です。(前端部内径にゴムのOリングの仕込みもあります。)

 正立化と、31.7サイズのアイピースの使用が可能になります。





New miniature BINOSCOPE???
新型ミニBINO??  (2011,6月11日-2)




The new miniature binoscope?? NO, I just put a pair of finders I have just reformed from the standard finders.

I just had a play with the pair of finders and found it perfectly working as a binoscope just by putting them parallely on the show-case of my shop. I saw the splendid 3-dimensional view with them.

 新型BINOではありません。^^; ファインダー2本の正立化加工を同時に承ったので、ちょっと遊ばせていただきました。 店のショーカウンターの上に45度正立化加工が完了したばかりのファインダーを2本ただ並べただけですが、 倍率が低い(PL25mmで約7倍)ので、予想通り、あっさりと光軸は合い、店の外の風景の何とハイコントラストなこと!  これでも一応天体望遠鏡、一般的な双眼鏡とは視野のヌケがまるで違います。





Counter weight system is added.
ウェイトシステム設置(option)  (2011,6月11日)




Counter weight system is added. The retractable dew-shield can be a substitute of adjusting the balance to some extent, but such counter weight system is very convenient when you use oculars far different in weight.

 対物フードの伸縮もバランス調整にある程度利用できますが、外付けのカウンターウェイトシステムがあると、 重量がかけ離れた複数のアイピースを使用する際に非常に便利です。 このウェイトシステムは、HF経緯台他、耳軸のセンターにM6のメスネジが切ってあれば、どの架台にも使えます。





115ED-BINO completed
115ED-BINO本体完成!  (2011,6月10日)








Anodizing is finished(115ED-BINO)
アルマイト完了(115ED-BINO)  (2011,6月9日-2)




 アルマイトが完了すると、全く別物に見えます。 明日はBINO本体が完成する予定です。





Shortening of HAL130 tripod by VIXEN
HAL130三脚の短縮  (2011,6月9日)




久しぶりにHAL130三脚の短縮加工を承りました。 

写真、左から、HAL130三脚を分解したところ→15cm(お客さんの希望)切断したところ→短縮した パイプの端部の加工→短縮後のHAL130とHAL110の比較。

 15cm切断すると、HAL110より少し低くなります。 90度対空のBINO用等では、脚はこの前後の最短長が望ましいのですが、現状では改造するしかないとは、嘆かわしいことです。

 三脚の短縮加工と言っても、3本のパイプを切って終わりではありません。伸縮脚ですので、内、外筒で合計6本あり、それぞれ、切断後に板バネの仕込み等の加工(写真、左から3枚目)が必要です。 切断する箇所は元より、加工手順を間違うと、とんでもない苦労をすることになります。





EMS-ULS set with New-Helicoid, preliminerily assembled
EMS-ULSセット、新型ヘリコイド仕様  (2011,6月8日)




The EMS-ULS set with New-Helicoid for 115ED-BINO is preliminerily assembled.

 115ED-BINOのEMSセットを仮組み立てしてみました。 ざっとこんな外観になります。 ヘリコイド(市販のカメラ部品)→自前のクレイフォード→EMSに特化したヘリコイドと、 長い間に変遷を経ましたが、その時期時期で最善を尽くした結果ですので、ご理解ください。

 自前のクレイフォードも、一応目標点に達しており、今でも捨てがたい部分が多いですが、BINO用に特化したヘリコイドを常に一定数確保しておくことで、BINO用のEMSセットも、EMS単体同様、ほぼ1週間以内の即納体勢を目指したいと思っています。





The Handle preliminerily assembled
ハンドルを仮設置しました。  (2011,6月7日)








Handle rod base bar
ハンドルロッドのベースバー  (2011,6月6日)




The rear side of the band base is one good place to set the rod base of the handle. But there are times we want to make that more compact. Now I have developed the way to set a base bar of the handle rods at the focuser.

 手前の鏡筒バンドにロッドベースを固定して、そこからU字型のハンドルを延ばす手法は良く用いて来ましたが、BINOのタイプや規模によっては、もっとコンパクトに納めたいと思うことがあります。 しっかりしたフォーカサー外筒に直接ハンドルを設置する のは初めてではありませんが、取り付け方法に決め手を欠き、もっとシンプルな方法を模索していました。 写真はアルマイト(黒)処理前なので、取り付けたパーツが目立っていますが、アルマイト後はもっとフォーカサーに馴染むはずです。 この位置だと、ごく短い延長ロッドでハンドルが設置できます。 100mm間隔のU字ハンドルが、まさかの時に合焦ノブとEMSを守り、かつ合焦動作やEMSのX-Y調整の動作と干渉しない絶妙な配置としたつもりです。





115ED-BINO near completion
115ED-BINO完成間近  (2011,6月3日)




鏡筒を載せてみました。 まだEMSが取り付いていないので、鏡筒を手前に引いています。




Extensinon of HF fork mount
HF経緯台の幅広改造  (2011,6月2日-2)








Warning!!
警告!!  (2011,6月2日)




This is a photo of the base shaft of HF fork mount by VIXEN, sent by the client. At the extension reform of it, I have to remove the base shaft to processing. But, this time I had a hard time to remove the shaft because the center of it was awfully damaged by the wrong doing with the setting screw to make the fork angle.

The original settings are provided by the two blue arrowed cone shaped hollows for the uprigit and 45 deg's angle of the fork settings. But there were so many ugly scars between the two of the original hollows. If you want the medial fork angle, such as 60 deg, you should make another hollow between the original ones.

 写真は、幅広改造のために(お客さんが)送って来られたHF経緯台のベースシャフトです。 良い機会なので、この際、皆さんに警鐘を鳴らしておきます。
 幅広改造は、このシャフトを抜いてから、中心で切断し、パイプ(内径が六角形状)に内径と同じ六角棒を通して必要量拡張して固定するのですが、今回はこのシャフトがなかなか抜けなくて、エライ苦労しました。^^;

 VIXENのHF経緯台は、フォーク角度が垂直と45度傾斜の2種類が選べるように、2箇所にすり鉢状の 穴(くぼみ、青い矢印)が設けてあるのです。 無加工で用いる場合は、この鉄則を守らないといけません。
 中間の角度(例えば60度)でフォークを固定したい場合は、その位置に新たに”くぼみ”を加工し、セットビスの先端が確実にそれにはまるように組み立てないといけません。

 ところが、このユーザーさんは、かなりランダムに固定しておられたようで、おびただしい数の掘れ傷(赤い矢印)が本来のくぼみ(青い矢印)の間に付いており、その盛り上がりでシャフトが抜き出せませんでした。 (垂直ベースの覗き穴からヤスリを入れて、何とか解決しましたが)

  重いBINOでは、このような考え方ですと、大惨事につながります。 どうか製作者の意を汲んでいただき、完成したBINOは正しく使っていただきたいと思います。
 改造後の設定角度は60度のみです。 セットビスを最初に完全に撤去し、穴を覗いて、ちゃんとビス用の穴にセットビスがはまるように固定してください。(改造後は、中心の六角棒に設けた深穴にセットビスを入れることになります。)





Framework of the 115ED-BINO in the making
115ED-BINOのフレーム、製作中  (2011,6月1日)




Here is the simple arrangement for the bands to form a rigid framework that is also very easy to adjust.

 鏡筒固定(伸縮管目幅調整方式)で良く用いて来た手法ですが、今回はバンドの連結をM6ネジ2本(合計4本)にして剛性を さらに向上させました。(鏡筒バンドの構造にも左右されます。)





Reform of EMS-UL Helicoid Set
EMS-UL(BINO用セット)、ヘリコイド目幅調整タイプのリフォーム  (2011,5月30日-2)




Matsumoto is parting from the old technics with which I had been assossiated by the time of one or two years ago. This EMS-ULS set with the Silver Mirrors is reformed from the EMS-L set. The helicoids are also replaced for the new one that is far sperior to the older one in many respects. The larger helicoid is also under development, and the prototype will be finished soon.

 北米在住の方(日本人)からのEMSセットのリフォームのご依頼です。 銀ミラー化の他、脆弱さが懸案だったBORGの7757ヘリコイドも、BINO用に特化した新型ヘリコイドと交換しました。 7757は、大きな内径(50.8㎜)と徹底したLOW-PROFILE(単体最短長19㎜)が特長なのですが、重加重のBINOに 用いた私の判断が間違っていたようで、大いに反省しています。(当時は代替手段がなく、仕方がなかったのですが^^;)コスト的な制約とも思われますが、回転止めピンが1本だけで、しかも極薄い肉壁に圧入された固定が弱く、抜けやすいのも問題でした。

 当方で開発したBINO用のヘリコイドは、全く異なった構造で高剛性を達成しています。 一見、当方のヘリコイドが最短長が 長く見えますが、末端形状をテーパーボスとしたため、接続リング類が一切不要で、EMSのハウジングにそのまま嵌入することが出来ます。 一方7757は、両端にジョイント金具が必要になるため、使用状態での最短長はどちらも22㎜と、全く同じなのです。 さらにストロークは7757が10mmに対し、当方オリジナルのヘリコイドは16㎜の長ストロークを達成しています。 16㎜のストロークは、左右で22.6㎜の目幅ストロークに相当します。(たとえば、最小目幅を57㎜に設定すると、最大目幅=79.6㎜となります。)(同コーナーの1月17日にも、この新型ヘリコイドを紹介しています。)

 追って、逆ネジ仕様も仕上がる予定で、左右で逆付け(左の写真をご覧ください)しなくても、左右のヘリコイドを鏡対称的に 操作することが可能になります。(この動きの方が、同方向よりも人間工学的に動作しやすいのです。)

 さらに、外径85㎜内径60mmの大型のヘリコイドも開発中で、近日中に試作品が仕上がる予定です。 大型ヘリコイドは、最初から左右逆ネジ仕様で、MATSUMOTOのロゴも入ります。 大型ヘリコイドが成功した段階で、目幅クレイフォードは発展的に中止する予定です。 目幅クレイフォードは、ピント補償機構との連動上必須と考えていましたが、 その後、ヘリコイドを併用した内部メカのみでピント補償が達成できることが分かりましたので、ドイツ方面からの要望が 強いヘリコイドを標準とする方針に転換した次第です。





115ED OTA cut short
お持込鏡筒(115ED)の短縮とマイクロフォーカサー反転  (2011,5月30日)




The OTA tubes are cut short by 45mm to get enough back focus. The micro focuser (dual focuser) of the left OTA is reversed for the sake of the esthetic and ergonomic view point.

 鏡筒パイプは余裕を見て45mm切断しました。(両脇に切断したパイプを置きました。) 当然、末端はネジの切り直しが必要です。 双眼なので、左用に用いる鏡筒のマイクロフォーカサーを鏡対称になるように配置換えしました。  鏡筒固定方式(ヘリコイド目幅調整)を考えているので、これでほぼBINOが完成したようなものです。

 VIXENのファインダー台座をフォーカサーの所定の位置にセットした状態で鏡筒を送って来られましたが、 90度対空のBINOでは、一般的に接眼部に近過ぎます。(頭がぶつかる。 邪魔^^;) もう少し前(対物寄り)の方が覗きやすいです。(ファインダーも90度対空の場合は、接眼部の近くでも良いですが、ファインダーがあまり手前だと、着脱による重心移動が著しいという問題もあります。)

 28日~29日にかけて、新潟県のTさんが15cmF5-BINOを受け取りに(片道9時間をかけて)お見えくださいました。  片眼の乱視をご指摘したところ、メガネまでご用命いただきました。 これで完璧な双眼視をしていただけます。^^





115ED OTA sent by the client
お持込鏡筒の115ED by KENKO  (2011,5月27日)




It is often seen that seemingly same products made by the same sub-contractor in China are sold by two or more dealers in one country. But we must know that they are not necessarily the same things.

The client said "I am sending the 115ED OTA by KENKO that must be the equivelent of BLANCA 115EDT by KASAI." But, when I checked the arrived OTAs, I found that they are different in many places. The most serious problem was the shortness of the back focus"L"of KENKO's, only 140mm or so, while KASAI's 180mm. The draw-tube of KASAI's is reinforced by stainless plates at the baring road, but the KENKO's had none.

 写真はお客さまがお持込のKENKOの115ED鏡筒です。 KASAIさんのBLANCA115EDT と同等品とのことでBINOの製作を お見積もりしたのでしたが、当方にお送りいただいた鏡筒を開梱、チェックしてみましたところ、別物でした。

 対物のスペックや、鏡筒の全体的な作りは、確かにBLANCA115EDTと酷似していて、同じOEM元であろうことは 想像できるのですが、まず、バックフォーカス(L)が全く足りません。 ざっと見た感じでもせいぜい140㎜弱しかなく、 鏡筒の切断を免れません。 KENKO鏡筒のフード縮退時の2インチAD端面までの総長=690㎜で、KASAIさんのBLANCA115EDTの フード縮退時の総長=640㎜ですので、同社表記のバックフォーカスとの差と大体合致します。

 また、BLANCA115EDTのフォーカサーのドローチューブには、ベアリングの軌道上にステンレスのプレートが2条埋め込んであるのですが、KENKOの製品にはその配慮は施してありません。

 ということで、一見同じ製品のように見えても、(メカ部分に限定しても)全く別物であることも多いので注意が必要です。





Counter weight system for the 15cmF5-BINO
カウンターウェイトシステム設置(15cmF5-BINO)  (2011,5月24日)




 今回の15cmF5-BINOのoptionのカウンターウェイトシステムを製作しました。 これで、optionを含めて全て完了かと思います。 まだ足りない物がございましたらご指摘くださいませ。





Shortening of the "SHORT BARLOW"
”ショートバロー”の短縮^^;  (2011,5月22日-2)




KASAI's ED 2X BARLOW is very high cost performanced one that can be recommended to have mate with the EWV32mm. But, some reforms are required to use on the EMS-BINO. One of the problem is the barrel being too long and the 2 inch sleeve is a bit too shallow. So, I cut short the parts so that they make the appropriate length, 40mm, of the barrel.

 笠井さんの2インチマルチショートバローは、EWV32mmともマッチングが良く、お勧めです。 ただ、EMS-BINOに使用するに当たっては、改造を施す必要があります。

 まず、名前は”ショート”ながら、EMSに挿入するには、挿入長が少し長過ぎます。 写真のように、2箇所(赤と黄色の矢印)を短縮して、EMSの防塵フィルターに当たらない最大限の40mmの挿入長に改造しました。

(EMSの2インチスリーブの長さは58㎜で、嵌入しているフィルターリング+ フィルター枠の高さ=17㎜で、2インチスリーブトップからフィルター枠までの深さ=41㎜、フィルター面までの深さ≒45㎜です。 純粋な2インチバレルであれば、長過ぎても防塵フィルターに当たるのではなく、フィルター枠に当たり、余りが スリーブの上に出ることになります。 特に注意が必要なのは、31.7φ兼用の段付きバレル等です。)

 もう一つの問題は、EMSに限らないのですが、2インチスリーブが浅く、たとえばEWV32mmでもバレルが奥まで挿入し切れません。 そこで、該当部を旋盤で削り、深さを+5mm深くしました。(水色の矢印)

 この改造により、バローレンズとアイピースの距離が短縮しますので、倍率は表示の2Xより低くなります。 アイピースによって異なり、また厳密に測定したわけではありませんが、目算では1.75倍くらいはありそうです。 15cmF5BINOでこのバローとEWV32㎜を併用するとしますと、約41倍が得られることになります。 合成焦点距離が約18㎜のアイピースを構成するわけです。





Trunnion adapters for another mount
耳軸アダプターの製作  (2011,5月22日)




The client of the last 12cmF5-BINO had also requested me the 12cm binoscope be fit to another fork mount he had along with VIXEN's HF fork mount.. He said the width is wider by about 10mm than that of VIXEN's HF fork mount and the trunnion was larger. He just asked me to make another trunnions, but I have thought up a fine idea so that he can quickly load the binoscope on either of the mount.

 この度の12cmF5-BINOの方のリクエストです。 この方はHF経緯台の他にもう一つフォーク式の架台をお持ちで、それ用の耳軸も作って欲しい、というようなご依頼だったかと思います。 写真を見ることもなく、メールのやり取りだけで気安くお見積もりしたのでしたが、実際に物が届いてみると、予想とはかけ離れて、結構難物でした。^^; (こうしたことは、織り込み済みです。 逆のこともあるので、仕方ありません。^^;)

 まず、フォーク幅の違いも、耳軸径の違いも大した問題ではありません。 しかし、依頼者の方のお求めに応じて、単純に新たな耳軸だけを提供して、果たして能率的に運用されるのでしょうか?と、思ったわけです。 どういう使い分けをされるのかは分かりませんが、架台を代える度に耳軸を付け替える、という作業は、いずれ面倒になるに決まっています。

  そこで、何とかワンタッチで両方の架台を渡り歩くことは出来ないか?と考えてみました。 その答えは、写真の通り。 スリ割の入った耳軸アダプターで、これは見方によれば、耳軸ではなく、軸受けのアダプターと見ることも出来ます。 大きなアルミ合金からの削り出しで苦労しましたが、多分喜んでいただけるものと思います。 (単純なパイプ状のアダプターを真鍮耳軸にセットビスで固定する方法もありましたが、ネジで耳軸に傷を付けるので却下しました。)





Counter weight system
カウンターウェイト設置  (2011,5月21日)




Counter weight system is added on top of the handle rod.

 操作ハンドルの延長ロッドの延長上にカウンターウェイトシステムを設けました。

 ずっと以前のモデル(当サイト中の)と比較されますと、ハンドルの延長ロッドが四角柱から六角棒 に変わっているのに気付かれたかと思います。 ロッドと同軸でウェイトシステムを連結する際に、加工上六角棒の方が好都合なわけです。 

 ウェイトの径ですが、この位置ですと、小目幅時に対物フードと干渉しないために径に制限があり、細めにしています。 ウェイト軸の長さも、運搬ケースとの兼ね合いを考える必要があります。

 EWV32mmがウェイト最長でバランスするようにセットしましたが、さらに重いアイピースを多用される場合はご連絡いただけば対応いたします。 しかし、同時に極端に重軽のアイピースを併用される場合は、このウェイトシステムだけでは対応し切れない場合もありますので、そこはユーザーさんで工夫してください。(トレーニング用の、腕に巻くウェイト等をうまく活用されていた方もありました。)

 鏡筒の方向調整のコツがつかめない段階で、いきなり鏡筒バンドを緩めて鏡筒を前後に動かすのは禁止です。 取りあえずは、お送りした状態でBINOが正常に使えることを確認いただき、構造等について一定の理解をされ、ご使用環境(アイピース等)が煮詰まった段階で必要があれば、鏡筒を好みの位置にずらしてください。 ということで、初期の鏡筒の前後位置につきましては、ユーザーさんとの事前のコミュニケーションが重要です。 先にも書きましたが、ご指摘が無い場合は、当方推奨のEWV32mmでバランスを調整して発送します。

 5月22日追記:
 私の書き方が誤解を招いたようで、納品待ちの方々に要らぬご心配をおかけしたようです。 情報は少しでも多くご提供したいと思い、HPの更新にはかなりの時間とエネルギーを割いており、「更新が無ければ、作業は2~3割くらい先に進められるのにな・・・」と思いながら日々の更新をしていますが、この度は、情報の発信の難しさを改めて考えさせられました。

 使い道具は、どこにリミットを設けようと、必ずどこかでtrade-offの一線が必要になります。 たとえば、運搬用のトランクケースを同時にご提供いただいて、「これに完成したBINOが入るようにして下さい。」と言われれば、操作ハンドルやウェイト軸の長さは、それに納まるようにしないといけません。 しかし、私自身が天文マニアですから、ユーザーの方が困られるような判断はいたしません。

情報発信の難しさ(2003年3月11日)




12cmF5-BINO completed
12cmF5-BINO本体 完成  (2011,5月20日)




12cmF5-BINO is almost completed. Finder base and the counter weight system will be added.

 12cmF5-BINO本体が完成しました。 これより、ファインダー台座、カウンターウェイト等を取り付けます。(ファインダーのタイプにもよりますが、フォーカサー部のファインダー台座は90度対空BINOには接眼部に 近過ぎます。 もっと対物寄りが望ましいのです。)





Changing the trunnion clamp knobs
耳軸クランプノブの交換  (2011,5月19日)




The trunnion clamp knobs should be changed for the smaller one to evade collision with other binoscope parts.

 耳軸クランプノブがBINO本体や"cradle"と干渉する場合は、小さいノブ(当方で加工)と交換しないといけません。地味な作業ですが、結構手間がかかります。

 




Dovetail set on ZEISS blc-12X60 military binoculars
ZEISS blc-12X60にアリガタをセットしました。  (2011,5月18日)




A client sent it to me for making the adapter of the camera tripod. At a glance of the bottom of this binocuars, it looked rather hard to deal with. After a while of thinking, I hit on an idea of setting a VIXEN standard dovetail on the bottom, that can also be set on a tripod. The dovetail is partly CNC milled to evade collision with the bottom hook.

 旧ドイツ軍の基長4mの距離計にセットされていた双眼鏡(blc-12X60)です。 カメラ三脚に取り付けたいとのご希望で持ち込まれました。 底面は、特殊なフックが付いており、明らかに上記距離計側に相手のチャック機構があるはずですが、資料がなく、類似の機構を作ろうにも構造が浮かびません。 もう初期の目的で使うことはなく、天体用にするわけですから、VIXEN規格のアリガタをセットすることにしました。 もちろん、カメラ三脚にも取り付きます。(双眼鏡底部のフックが 干渉する部分はCNCフライスで掘り込みました。)

同日追記→(問題のフックは双眼鏡天部のノブを回すことで引っ込むことが、依頼者の方からのご報告によって分かりましたが、周囲の出っ張りも干渉するため、どっち道掘り込みは必要でした。)

 地上風景を見てみましたが、コントラストが高く、随分古い物であることを考慮すると、当時の光学系としては群を抜く優秀さだったに違いありません。 右の2枚の写真は、右側、幅の狭い方が対物側です。実にユニークなスタイルです。 軍用だけあり、ここまでやるか?と思うほど頑丈に出来ています。 その割には、比較的軽量です。 有効径は60mmの表記ですが、後に修理が施されたのかどうか?、ノギスで対物レンズ枠の内径を測ると59mmでした。

 簡易的にはカメラ三脚にも載りますが、アリミゾ付きのcradleを介してHF経緯台等のフォーク架台を使用されれば、より快適に観察できるでしょう。

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12cmF5-BINOもEMSのミラーの仮組み込みが完了しましたので、24時間ほどシリコンの半硬化を 待った後に、いよいよBINO本体の完成です。 (他の記事を掲載しましても、決っして放っているわけではありませんので、悪しからず・・^^;。)





Handles installed
ハンドル設置  (2011,5月17日)




Carrying grip and operation handle are set. In such a case, collision of each parts should be taken into consideration.

 操作ハンドルと運搬用のグリップを設置しました。 各所の干渉に気を使います。 これより、耳軸クランプノブも小さい物を作って交換しないと、天頂付近で右の鏡筒バンドのヒンジと干渉します。  鏡筒バンドのクランプ部は大きく切除し、ヒンジ側を外側に配置することで、小目幅時の互いの干渉を回避しました。 (自作例では、バンドを交互にずらして干渉を回避していることが多いですね。)





Which part is this?
これはどの部分でしょう?  (2011,5月16日)




Those who watches this corner constantly would know which part this photo is. This is the rod end to which the horisontal handle bar will be connected.

 当コーナーを以前よりお読みくださっていれば、これがどの部分の写真かはお分かりになると思います。 これは、ハンドルの延長ロッドで、これと直角に水平ハンドルバーが連結されます





12cmF5-BINO near completion
12cmF5-BINO完成間近。  (2011,5月15日)








12cmF5-BINO in the making
12cmF5-BINOに着手しました。  (2011,5月14日)




OTA pipe is shortened by 40mm, and the end of the drawtube is also customized and cut short by 20mm so that unwelcome vignetting will not occur.

 鏡筒パイプは40mm切断、ドローチューブは末端を最短に改造して20mm短縮、十二分なバックフォーカスの確保とケラレ(口径食)防止の対策としました。(合計で60mmの追加バックフォーカスを確保しました:(当システムのEMSの最低必要光路長=160mm)
(因みに、単純に鏡筒パイプのみを切断した自作BINO等では、細くて長いドローチューブで口径が10㎝以下に ケラレている場合もあるようです。)





15cmF5-BINO completed
15cmF5-BINO本体完成  (2011,5月13日)




15cmF5-BINO itself is completed. I will do with the options from now on.

 連休のために大変お待たせしてしまいましたが、15cmF5-BINO本体が完成し、これより ウェイトシステム等のOPTIONの加工に取り掛かります。

  各所の操作方法は、当サイトをお読みいただいていればすでに理解されているとは存じますが、改めてご説明します。 黄色い矢印がメインフォーカサーノブで、水色が目幅クレイフォードです。

 目幅クレイフォードのノブは、左右で同時に鏡対称的に操作してください。

 (このノブをフォーカサーと間違えておられた方がおられました。「目幅調整はどうやっておられましたか?」とその方に質問しましたら、「EMSを倒していました。」とのご返事でした。^^; 最終的にはご理解いただき、今では正しく使っておられます。^^;) 





Handles are set.
ハンドルをセット(15cmF5-BINO)  (2011,5月12日)




I have to bite a bullet when I set the handle, because I am always tired after doing with the series of nerve-consuming tasks. But it is very important because the handle is the interface of the binoscope and the user, and it protects the critical part of the EMS set at the fall down accident.

 ハンドルの設置は、BINO製作の終盤で、神経をすり減らして来ただけに、いつも辛い仕事です。 ただ、ここはBINOとユーザーのインターフェイスで大切な部分であり、また転倒時等に大切なEMSを保護してくれる大切な役割を担っています。





15cmF5-BINO almost completed
15cmF5-BINOほぼ完成(15cmF5-BINO)  (2011,5月11日)




Anodizing of the last parts are completed, and I could assemble the parts into the binocular shape. I processed the flange into a silky touch 3.5 inch Crayford focuser, and it also offers more than enough back focus as the byproduct of eliminating the original focuser.

 長い連休が明け、やっと最後のアルマイト部品が上がり、BINO本体を組み立てました。

 左の写真はフォーカサー単体の組み込み前。 写真の右側のフォーカサーは、左眼 用のフォーカサーを逆さまにして裏側をお見せしたところです。鏡筒フランジをフォーカサーの外筒メカに取り込み、十二分なバックフォーカスを確保しました。 これで、いかなるアイピースでも合焦する余裕ができました。





Framework of the 15cmF5-BINO completed
フレーム完成(15cmF5-BINO)  (2011,5月7日)




Framework of the 15cmF5-BINO is completed. The tripod is customized to a bit wider span.

 15cmF5-BINOのフレームの完成です。 この方式のフレームは、もう数えきれないほどの数を作りました。  三脚の開きも少し大きく開くように改造しましたが、5月1日の写真と比較して、違いがお分かりになるでしょうか。

 今日は岡山の方が、15cmF5-BINO(旧タイプ)の銀ミラー化のためにお見えになる予定です。





Customizing the normal finder into the 45 deg. ereclt image one
ファインダーの45度正立化(15cmF5-BINO)  (2011,5月3日)




 同正立化加工は¥8,000で承っていますが、十字線入りアイピースや暗視野照明はoptionです。 (写真は、笠井さんのCH-PL23mmと暗視野照明装置です。 正立プリズムの光路長のため、鏡筒は写真の通り、半分以下まで短縮しています。 当然ながら、元のファインダー 脚には納まらないため、脚も改造です。(写真右) 実に無駄な努力に見えますが、天体望遠鏡用のアイピースが使えるところがミソで、通常のファインダーとは一線を画する見え味になります。(既製のファインダーのアイピースは粗末なものです。)





Central Alti-axis mount completed
中軸式架台完成  (2011,5月2日)




Through a lot of diffuculies, the central axis mount is completed at last.

 特別仕様の中軸式架台がようやく完成しました。





Customize of the adapter for the smaller IPD
EMS-USのアダプターの小目幅加工  (2011,5月1日-3)




Only a bit of trimming of the adapter will make the minimum IPD from 60mm to 57.5mm. アダプターのほんの少しのトリミングで最小目幅が60mmから57.5mmに短縮します。(EMS-UM)




VIXEN's HF-Fork mount extended by 57mm for the 15cmF5-BINO
HF経緯台の幅広改造(15cmF5-BINO)  (2011,5月1日-2)




 HF経緯台を15cmF5-BINO用に幅広改造しました。 三脚はお持込のフランス製で、検討を依頼されましたが、 使い込んであるものの、しっかりしたエレベーター付きで便利そうでしたので採用を決めました。 水準器も付いています。 脚の開きも段階的に調節できますが、2段目ですでに開き過ぎなので、1段目の開きをほんの少し余分に開くように改造中です。(安定性のため)

(連休がなければもう完成している頃ですが、完成は連休明けになりそうです。)





EMS-UM Helicoid Set
EMS-UMヘリコイドセット  (2011,5月1日)








Dovetail holders anodized
アルマイトが完了したアリミゾ  (2011,4月30日)




また魔の大型連休に突入しました。 今後のアルマイト加工等、外注がストップしてしまいます。(当方には土日も祭日もありません。^^;)





EMS-UM in black with IPD-Helicoid Set
EMS-UM(黒)、ヘリコイド仕様  (2011,4月29日)




EMS-UM with IPD helicoid allows to install the material diagonal mirror without trimming to the normal EMS-UM shape outlined in magenta in the diagram above. So, you can expect some more extra light than the normal EMS-UM.

 同じEMS-UMであっても、BINO用で構成ハウジング間(目側と望遠鏡側の連結部)をヘリコイド等で 連結する場合は、ミラー同士の干渉の心配が無いため、素材ミラーはトリミングせず、元のフルサイズで使用できる(邪魔なエッジは削りますが)ので、より大きい周辺光量が期待できます。

 新型ヘリコイドの初期ロットの仕上がりの遅れで大変ご迷惑をおかけしましたが、明日一定数が 入荷しますので、しばらくは即納が可能です。(大型のヘリコイドも開発中ですので、ご期待ください。)





Preliminarily assembled main focuser of the 15cmF5-BINO
フォーカサーを仮組み立てしました。(15cmF5-BINO)  (2011,4月27日)




Silky touch is attained by very simple structure with four barings and a dovetail shaped guide rail.

 非常にシンプルな構造で操作時のシルキータッチを達成しています。

 元々の鏡筒フランジ(鏡筒パイプと純正フォーカサーを繋ぐジョイントリング)を加工してフォーカサー外筒とし、 最大限(内径90mm)のドローチューブを確保しました。 バックフォーカスの大幅な追加確保と軽量化に 貢献していることは言うまでもありません。





Outer tubes of the IPD Crayford
目幅クレイフォード外筒(15cmF5-BINO)  (2011,4月26日)




Outer tubes of the IPD Crayford in the making.

 製作中の目幅クレイフォード外筒です。





15cmF5-BINO in the making
15cmF5-BINOに着手しています。  (2011,4月25日-2)




The new original 3.5 inch focuser is being made by processing the flange.

 フランジを合焦メカに取り込むことで、バックフォーカスの追加確保と軽量化を実現します。





Super-low-profiled focuser-2
超ロープロファイルフォーカサー(2)  (2011,4月25日)




The photos above shows the gimic of the super low profile connection of the helicoid to the OTA. You can see how long it will save the back-focus by replacing the original foucser for the helicoid in the right photo.

 望遠鏡接続側のからくりです。 この方法で接続ロスを最小限に出来ます。 テーパフランジを鏡筒側にねじ込み、ヘリコイド側の末端リングを被せて適当なアングルで固定すれば、次回からはバヨネットでEMSを再現可能な状態で着脱できます。

 これで、去年からかかりきりの困難なプロジェクトの懸案が全て解決しました。 後は目幅調整用のヘリコイドが完成したら仕上がりです。(依頼者の方のご希望により、使用鏡筒についての情報が公開できませんが、完成後にはお見せいただけると思います。鏡筒は、最後まで当方ではお預かりせず、仕上がったEMSと中軸式架台のみを依頼者の方にお送りすることになっています。)





Super-low-profiled focuser
超ロープロファイルフォーカサー  (2011,4月23日)




207mm OTA span (center to center) with the original-focuser-eliminated-back-focus of only 285mm was the critical condition to make an EMS-BINO without cutting short of the OTA.
After many twist and turns, I hit on a great idea to connect a commercial helicoid extension tube to the larger EMS housing with the minus profiled joint.

 鏡筒を切断しない条件で、鏡筒(中心)間隔=207mmに対し、純正フォーカサーを撤去した鏡筒のバックフォーカスが285mmしかありません。 low-profileな代替フォーカサーの長さは接続リングの厚みを含めて45mm以下である必要がありました。 依頼者の方の好みも合わせて、PENTAXの67ヘリコイド接写リングを使用することは決まっていたものの、接続箇所は望遠鏡側とEMSの第一ハウジング側の2箇所あり、それぞれを常識的な方法で接続したのでは、(使用状態での)最短長39㎜のヘリコイドを接続リング類の厚み込みで45㎜以内に納めるのは、ほぼ不可能に見えました。

 数ヶ月間考え、どたんばで考え付いた方法が写真の通りです。 分解した接写リングのメスのバヨネット側をEMSの第一ハウジングに嵌合させることで、5㎜ほどマイナスプロファイルでヘリコイドを接続することに成功しました。 つまり、EMSとメインフォーカサーが合体したようなものです。 EMSはバヨネッで着脱し、分解時のヘリコイドは、オスのバヨネット部が望遠鏡側に残り、メスの バヨネット部がEMS側に残ることになります。 これは、EMSの取り付け角度に再現性を持たせられるという大きな副産物も得られることになります。

 これで、同ヘリコイドが39-5=34㎜のプロファイルとなったので、望遠鏡側の接続リングの7㎜(予定)を合わせてもフォーカサーの厚み=41㎜となり、さらに4㎜の余裕が追加確保できたわけです。





Logo carved on the Mount
中軸架台にロゴを彫りました。  (2011,4月22日)




Logo is carved on the anodized mount.

 アルマイト後の中軸マウント(垂直回転軸受けプレート)にロゴを彫りました。 アルマイトの黒地に 地金のアルミが際立つので、象嵌や塗料埋めが不要なのがありがたい。

 何度でも同じプログラムで再現できるのが、CNC加工の良いところです。(マニュアル加工に限定されていた頃には考えらないことでした。)





EMS-ULS with new helicoid completed
EMS-ULS 新型ヘリコイドセット完成  (2011,4月21日)




EMS-ULS helicoid set for Germany is completed.
(Each unit (left or right) weighs only 794g.)

 EMS-ULSヘリコイド仕様(ドイツ向け)が完成しました。 EMSは元来軽量ですが、このEMS-ULSヘリコイド仕様は片側(右または左ユニット)794g(31.7ADは外して計測) の軽さです。(重いアイピース1個分程度ですね。)

(15cmF5-BINO等、他の仕事も並行して作業していますので、ご理解くださいますよう、お願いいたします。)

 ここ数セット分の目幅調整用ヘリコイドは、当初の試作分をバックオーダー分に充てたものです。 外注初期ロット分も相次いで仕上がる予定でしたが、納期が遅れて大変ご迷惑をおかけしております。5月末頃までには仕上がる予定ですので、なにとぞよろしくお願いいたします。  BINO用に特化した優秀なヘリコイドで、追って、左右逆ネジ仕様や大型のヘリコイドの開発も 並行して進めています。4/24 追記)

明日は、岡山県の方がEMS-L→UL(銀ミラー化)のリフォームで当方を訪問される予定です。)





New mount's parts to be anodized
これよりアルマイト加工に・・  (2011,4月19日)




I found it quite successful in the preliminary assembly test, and the parts will be sent to be anodized.

 仮組み立てでの機能テストに合格しましたので、いよいよアルマイトに出します。(水平 回転軸と延長ピラーはすでにアルマイト済み)





Azimuth encorder built in
方位エンコーダ内蔵  (2011,4月17日)




This is how I had the azimuth encoder built in the azimith drum.

 方位エンコーダを内蔵しました。





EMS-ULS of the larger housing with new helicoid
EMS-ULS 新型ヘリコイドセット  (2011,4月16 日)




EMS-ULS near completion and waiting to be sent to Germany. (The adapter rings will be anodized in black. The OTA's span is 202mm.)

 完成間近のEMS-ULS大型ハウジング、ヘリコイド仕様。 近日中にドイツに旅立ちます。





Preliminarily assembled Mount
中軸架台の仮組  (2011,4月14 日)




Tuning up and debug, such as solving the interference of parts, are done at this stage.

 上手に設計したつもりでも、仰角により微妙に干渉する部分が生じたりするもので、仮組み立ての段階でそれを修正します。 垂直回転軸用のジュラコン製のワッシャーが在庫切れと分かり、手配しています。 三脚を預かっていないので、仮組み立てをするために、手持ちの三脚に延長 ピラーを固定するためのアダプターを作らないといけませんでした。(なぜ仕上がりがこうも遅いのかと思われるでしょうが、物作りには、一々説明しきれない裏の仕事が山ほどあるのです。)





Misusing the EMS; Bad Sample
EMSの再調整依頼  (2011,4月13 日)




I will show you the bad example of misusing the colimation devices on the EMS. This EMS was sent back to me from a user who got it second hand from someone. As soon as I opened the package of the EMS, I checked the alignment by the colimation tool. As you can see in the left photo, it was miserably out of the mark. Even after restoreing the centering by turning the X-Y knobs, I found odd at the scaring test by a mirror that turns the beam back to the laser. Surprisingly, I found the Phillips screws being wrongly turned to the awful position..

I corrected every error and put the direction seals on the X-Y knobs. You will have no trouble as long as you obey the rules of how to keep the EMS in the good shape..

 EMSの再調整依頼は時々承っていますが、今回のは想定外^^;に光軸がずれていましたので、警鐘を鳴らさせていただきます。 まず、送られて来たEMSをすぐにチェックしたところ、左の写真の通りで、まずはセンタリング(複合的ですが)が著しく狂っていました。(左の写真).

  通常であれば、X-Yノブでビームを同心円のセンターに持って行けば調整完了となるはずですが、本件は違っていました。^^; 光軸について一通りの理解がある方であれば、センタリングが合っていることと、スケアリングが合っていることは、互いに別物であることはご存知かと思います。.

 X-Yノブでビームをセンターに戻した後、同心円スクリーンを(直角が完璧に出た)平面鏡に置き換えてビームを折り返したところ、ビームはとんでもない方向に帰って来ました。^^; そうです。眼側のミラーの固定(調整)ネジをも大きくいじっていたのです。(右の写真) X-Yのローレットネジを回し過ぎるのでも、すでに十分な違反ですが、あのプラスネジを回すとは、恐れ入りました。^^;

  全てを調整し、X-Yノブには原点矢印シールを貼っておきましたので、もう迷宮に入られることはないでしょう。^^(中央の写真).

(自分で光軸をチェックされる際には、レーザーコリメーターやジグの初期調整にご注意ください。 それら、物差しのエラーが見抜けない方は、誤った調整に陥る危険性が大です。市販のレーザーコリメーターを鵜呑みにするのは(特に安物は)危険で、その精度の見極めや調整(時には改造)が出来る技量が必要です。)





EMS-ULS for a single telescope
単体鏡筒用EMS-ULS大型第1ハウジング仕様  (2011,4月10日)




An EMS-ULS for a sinlgle telescope is completed. The merit of the single type is the minimum length of the connecting tube. The tolat light path is 168mm, only 18mm + EMS-UL.

 単体鏡筒用のEMS-ULS(大型ハウジング仕様)です。 BINOと違い、目幅寄せが不要なため、最小限の接続管(延長筒)で済みますので、光路長は168mm、標準の単体鏡筒用のEMS-ULに対し、光路長はたった18㎜の延長で済んでいます。 バレル径は90(89.9)㎜φ。





Vertical plate trimmed in the shape
垂直回転プレートのトリミング  (2011,4月8日-2)




The trimming of the center plate is not only for cutting off of the needless part, but also for allowing some part to be attached without interventions.

 垂直プレートのトリミングは単にデザインと軽量化のためだけでなく、機構的な意味もあります。耳軸受けの上半分(の右側)はクランプを兼ねていますが、左右に渡すブリッジ(ボルト)が垂直プレートに干渉しないためでもあります。





EMS-ULS for a single telescope
EMS-ULS、単体鏡筒用  (2011,4月8日)




This is the EMS-ULS for a single telescope. It is designed to meet the purpose of using it with a bino-viewer on the single OTA of APM130F9 which is customized to the shorter tube version by 100mm.

 100mm短縮したAPM130F9単体鏡筒に、双眼装置と共に使用するための特製EMS-ULS(大型第一ハウジング仕様)です。(100mm短い鏡筒をメーカーに依頼)
(光路長≒168mm)





Vertical plate and the OTA bases
垂直回転ユニット(垂直プレート&回転軸、ブラケット、鏡筒ベース、アリミゾ)  (2011,4月7日)




Now, you know how the numerous parts will come together.

 今まで製作中のパーツをご紹介して来ましたが、各パーツはこのようにBINOの基礎構造を構成します。





Main parts of the new mount
新型中軸架台の主要パーツが揃いました。  (2011,4月6日)




The enormous project which is requested by the client not to expose the detail here is near completion.

 詳細の非公開を条件でお受けしたプロジェクトが完成間近になりました。 (依頼者の元で最終組み立てが完了したらご披露いただけるはずですので、詳細はそれまで待ちましょう。^^; 今回は鏡筒をお預かりしていません。)





Azimuth drum processed by CNC milling-2
水平回転ドラムのCNC加工-2  (2011,4月5日)




A lot of energy is exerted on the aesthetic considerations rather than on the mechanical function itself. The photo shows how the cable connecter will be built in.

 製作のエネルギーの大半は美観を考慮することに向けられていると、最近は強く感じます。 もし機能の達成だけで良ければ加工も楽なものです。
 コネクターがどう組み込まれるかをお示ししました。(当然ながら、エンコーダの外部ケースは使用しません。(一部のみ加工して使用))





Azimuth drum processed by CNC milling
水平回転ドラムのCNC加工  (2011,4月4日)




To have the encoder and the connecter built in the azimuth drum, high-tech milling is necessary.

 エンコーダとコネクターを水平回転ドラムに内蔵するには、CNC加工が必須となります。





EMS-UL set with IPD Crayford
EMS-ULセットIPDクレイフォード仕様  (2011,4月3日)




This EMS set will set out for the US tomorrow.

 これが小型のEMSセットでは、最後の目幅クレイフォード仕様になるかも分かりません。 次の構想が進んでいるからです。





IPD Crayford
目幅クレイフォード  (2011,4月2日)




IPD Crayfords for the order of the EMS set only. I do not leave your orders undone. Please understand I have been dealing with several oreders parallely.

 唐突にいろんなパーツが登場しますが、複数の仕事を並行してこなしておりますので、ご理解くださいますよう、お願いいたします。





Azimuth Axis
水平回転軸  (2011,4月1日)








Pillar on top of the tripod
ピラーの接続(三脚の上)  (2011,3月30日)




The top plate of the tripod the client had sent to me was so thin that I had to beat my brains to think up how to connect the pillar on top of it. The tapered post is the answer. In the photo, the top plate seems to have some thickness, but it is just the edge and it is a lenten structure. I have lathed the adapter for the VIXEN mount into the tapered post in the photo.

 持ち込まれた三脚架頭プレートに延長ピラーをどう接続するかで、随分と迷いました。 アイデアが二転三転している間に日数が過ぎ、熟慮して材料を発注し、入荷してもまた考え、結局は、土壇場でまたプランを変更し、写真の方法に落ち着きました。(よくあることです。^^;)

 方法に迷った最大の理由は、このダイカスト製のトッププレートの肉が薄い(3mm程度)ことでした。 写真で厚く(10mmくらい)見えるのは、エッジのみで、大幅に肉抜きされていて、エッジ以外は薄いのです。

 VIXEN用のアダプターも送って来ておられたので、ご了解のもと、それをテーパーボス形状に加工し、赤道儀の方向調整用の支柱も切除し、写真の形にしました。 後は、ピラーを被せて3方からのセットビス(芋ネジ)で締めれば組み立て(分解)は極めて簡単です。 「プレートの肉が薄いので、ピラーはプレートに常時固定します。」と依頼者の方にお伝えしていましたが、土壇場で良い方向にプラン変更できました。





EMS-UL New Helicoid Set
EMS-UL新型ヘリコイド仕様  (2011,3月26日)




The IPD range is from 60(57.5)mm to 76mm at the OTA span "D" being 158mm.

The required light path ranges from 156mm(at IPD 76mm) to 167mm(at IPD 60mm)

 鏡筒(中心)間隔"D"=158mmに設定すると、目幅調整域=60(57.5)mm~ 76mm。

 ( )内の数字は、2インチスリーブの一部をトリミングした時。(ただし、アイピースの外径が上記最小値より大きい場合は、その最大径が最小目幅。)

 要求光路長=156mm(目幅76mmのとき)~167mm(目幅60mmのとき)。(目幅が L 小さくなると、光路長は L/√2 だけ長くなる。)





black version of the EMS
黒いEMS  (2011,3月25日)




I make it a rule not to accept the order of different colors becausse I hate to consume extra time and cost that should affect the delivery times of other orders. But it is up to the relationship with me to persuade me to do. Only this time I decided to make a small number of black versions to meet the request of the loyal foreign agent. (The painting cost of 10 pieces of the special color was equivalent to 100 pieces of the normal color. I farmed it out for the professional painting.)

「手が回らないので、特別色はお断り。」が原則ではありますが、何とかして差し上げたい、と思うこともあります。^^; 普通は、どうしても黒等の特別色を求められる場合は、了解の下、標準色で塗装済みのEMSの上から、市販の1液スプレーを吹くのですが、剥げやすく、推奨しません。

 市販の2液スプレーは、高価なのは別としても、液を混合したらその場で使いきらないといけず、作業中の塗料の毒性はより強く、使い残しのスプレーの廃棄方法等を考えると、気が重いものがあります。

 今回は海外の代理業者の日頃のご愛顧に応え^^;、別個に仕上げたEMSケースに本格的な黒の焼付け塗装を外注しました。  当然ながら、10個ほどの塗装ですが、通常色の100個の塗装よりも高くつきました。(数は少なくても手間は同じなのです。) (お客さんのニーズは極めて多様で、その大半は単なるこだわりにしか過ぎませんが、それにお応えするのが私の存在意義だと思い、極力対応させていただいています。)





Brackets preliminary assembled
鏡筒平置き用ブラケットの仮組み立て  (2011,3月23日)




These brackets are made in answer to the request of the client who wishes the OTAs to be set horizontally rather than vertically.

 通常であれば、中軸架台では、鏡筒は垂直回転プレートに直接セットするのですが、今回は鏡筒の 水平置きを強く希望されたため、このようなブラケットが必要になりました。 私が目指す究極にシンプルな架台からは少し外れますが、鏡筒を水平にセット出来ることのメリットも確かに大きいものがありますので、この度は良い研究の機会をいただいたと思っています。

 新規開発のアリミゾと、このブラケットの発案製作のために、かなりの時間を費やしてしまいましたが、ここに来て、やっと出口の明かりが見えて来て、ほっとしています。

 




The new central axis mount in the making (1)
新型中軸マウント製作中(1)  (2011,3月22日)




120mm in diameter is the altitude axis of the new mount.

新型中軸架台の垂直回転軸は120mm径です。(径は直前モデルと同じですが・・)





Al-106 OTAs cut short by 20mm
20mm短縮したAl-106(KOKUSAI-KOHKI)鏡筒  (2011,3月13日)




I checked the back-focus of this scope being about 172mm, while the speck talbe of the dealer reads 160mm. So, cutting the OTAs is not required in the case of the slide mount. But, this time, the client wanted to fix the OTAs to use the Helicoid tubes for IPD adjustment and OTAs should be cut by 20mm.

 販売店のバックフォーカス表記は160mmとなっていましたが、どうやらこれは31.7ADの端面からの測定のようで、2インチ挿入部端面を基準にすると、約172mmのバックフォーカスがありました。 これは、鏡筒平行移動方式の目幅調整ですと、鏡筒を切断しなくても良い数字でしたが、今回は鏡筒固定で当方オリジナルのヘリコイド(1月17日記)を使用するため、余裕も見て、 20mmほど鏡筒を短縮することにしました。

 右の写真の手前に置いている、両側の短いパイプ片が切断した鏡筒です。 ついでに左鏡筒のマイクロフォーカサーが対称位置に来るように、ノブユニットを反転させておきました。 ここはもうちょっとのところで互換仕様になっていなかった(ノブホルダー金具を 反転させると、穴位置が合わない)ので、少しだけ穴を加工しました。(加工手段を持たないマニア(多分販売店も?^^;)はお手上げなので、メーカーさんには配慮して欲しいものです。 BINOを想定しないにしても、左利きの人も多いですから。)

 フードを縮めると、フードと鏡筒パイプ部が同じ長さで、冗談のように超コンパクトで、これが106mmとは、驚きです。 機動性抜群のBINOになりそうです。 各所の作りも見事です。





Altitude barings of the new central mount
垂直回転軸受け(新型中軸架台)  (2011,3月12日)




Altitude bearings of the new mount in the making.

製作中の垂直回転軸受けです。





Brackets of the New Central Mount
平置き用ブラケット(新型中軸架台)  (2011,3月5日)




The brackets enables the OTAs to be set horizontally rather than vertically such as the photo link.

The right photo is just a play I put four brackets to form some shape, that is no relation with the mount structure. Putting them at another angle makes them look totally different shapes. Hence, there were many ways to mill this shape out from the material metal block. It was just a puzzle. Of courese I chose the most reasonable way.

 現在製作中の架台は、中軸架台ですが、今回は鏡筒を横からセットするのではなく、水平にセットすることを希望されたので、どうしてもこのようなブラケットが必要になりました。

 今回の新型架台の最大の難関が、前回まで数回に渡ってご紹介したアリミゾ部分で、このブラケットは二番目の難関でした。 両者がクリヤー出来たので、今回のプロジェクトはほぼ成功したと言えます。 このブラケット、無垢のアルミ合金材からの削り出しで、CNCフライスを駆使して丸一日かかりました。

 右の写真は、ただ遊びでブラケットを4個並べたもので、今回の架台の構造とは 無関係ですが、置き方によって全く別物に見えますね。 これから推察されるように、無垢材からの削り出しの方法はいくらでもありますが、最も合理的と思える方法で削り出しました。





Knobs of the Dovotail holder
ノブが出来ました。  (2011,2月26日)




Knobs are completed. Waiting for the left screw tap for the clamping head to come.

 ノブが出来ました。 依頼者の方ご指定のサイズ、形状です。 このくらい(外径40mm)あると、 指先だけで軽く締まるのだそうです。
   もう全体が完成しているはずでしたが、届いた左タップ(のはず^^;)が、実は右タップと分かり、急遽再手配中です。(こういう間違いは珍しくありません。 機材屋さんも正しく発注したそうなので、メーカーの管理(出荷)ミスでした。)





Dovotail holder near completion
アリミゾ、大分形になりました。  (2011,2月24日)




Dovetail holder is near to be completed.

 アリミゾの形が見えて来ました。 もうすぐ完成です。

 




The main part of the dovotail holder
アリミゾのメインパーツです。  (2011,2月23日)




This is the main part of the dovetail holder. It will make a finished holder in combination with the clamping parts I introduced below.

 これがアリミゾの主要部です。 昨日のクランプパーツと合体して完成します。 いや、まだ依頼者の方ご指定の 特製ノブを製作しないといけません。^^;





The core parts of the dovotail holder clamp
アリミゾクランプの心臓部です。  (2011,2月22日)




The shape of every corner of the brass tip has its own meaning. The dove-tailed side shape is for the straight movement, and the step of the bottom is for the limiter of the stroke.

 今日の写真で昨日のパーツの意味がお分かりになったと思います。

 真鍮パーツのアリガタ形状はまさしく、アリミゾ状のガイドに従うためであり、下部の段差は、アリミゾが空の状態で無用に締め 込んで行った際のリミッター(パーツの脱落防止)の役割を担います。真鍮製のクランプヘッドは、M6の左ネジにより、時計回りにクランプノブをねじることで前進します。 これが右ネジだと逆になるので、クランプヘッドが直感に反した動きをしてしまいます。





Clamping Head Guide
小さくても重要なパーツ(-2)  (2011,2月21日)




It looks too small for the dovetail holder for an OTA of 130mm doesn't it? It is not the dovetail holder itself,. but the guide of the clamping head.

 鏡筒保持用のアリミゾ本体にしては小さ過ぎますね。 これは面押しクランプ用のヘッドが正確に、しかも強力にアリガタをキャッチするようにするためのガイドの部分です。 前回ご紹介したネジ部分と併せて、重要かつ、初めての加工なので、真っ先にクリヤーしておかないといけません。 加工が不可能な場合は、設計変更となるからです。

 CNC加工としてはシンプルな方ですが、それでも初めて 加工する時は、長時間を費やして組んだプログラムが意図した通りに動くかどうか、目が離せません。





A small but important part
小さくても重要なパーツ  (2011,2月16日)




Not yet finished, but this is an important part of the new central axis Alti-Azi mount I am making now. This is the clamp screw of the dovetail holder. The left handed screw will take an important role of pushing the cramping piece to the dovetail.

 今製作中の中軸式架台のアリミゾクランプに用いるネジです。 計画中のクランプ機構の実現には、左ネジがどうしても必要になる(アリガタをネジで直接押すのではなく、面押しクランピングピースを介す)のですが、ノブメーカーに特注のネジ部を見積もってもらったら@¥15,000くらいかかるようで、結局自分で製作することになりました。 まだ完成形ではありませんが、もうこれで、私にはアリミゾ機構全体の完成図が見えています。 結局、ノブも私が作ることになりました。.

 設計の推敲と特殊工具の注文で、随分と時間がかかってしまいましたが、これより工程が目に 見える予定です。(経験不足と工具をいたわる気持ちから、今まではステンレスの加工を難削材として敬遠して来ましたが、本経験により、克服できたようです。)





Graduated Ring, Analogue Setting Circle, on the HF mount
HF経緯台に目盛り環を付けてみました。  (2011,2月11日)




Now that local real time coordinates, Azimth and Altitude, are always accessable by a smart phone such as "iPhone4", I thought that simpler devices on the mount would give us enough navigaition to the designated celestial object. There must be more simple way than be annoyed by complicated cables from the encoders connected to the controller.

It is a pitty that any of the star watching applications for iPhone has never reached the level of using as a digital setting circles on the scopes. Instead of that, I found a digital inclinometer would give enough precision for the Altitude display for the rich-field binoscopes.

And then, which device for the Azimith measurement will give the good solution? I got a cheap digital compass at first and tried it, but found it too slow to show the number before judging its unstability. After thinking of some other devices in vain, I reached the idea that traditional analogue setting circle will be better than the unstable digital compass or others. I have carved the scale lines and numbers on the pillar top ring of the VIXEN's HF Alti-Azi Mount by the 4-axis CNC milling machine.

 導入支援システムはすでにあらゆる製品が成熟した形で供給されていますが、スマートフォンの進化と 関連アプリの充実により、天体ごとのリアルタイムの正確な位置情報(方位と高度角)に簡単に アクセス出来るようになった今日、よりシンプルな導入手段も構築出来るのではないか?と模索中です。 当然のことと受け入れておられると思いますが、2つのエンコーダと表示器やコントローラーもしくは電源等を繋ぐケーブルを鬱陶しく思われたことは、誰しも一度や二度はあるのではないでしょうか。

 また、BINO用の中軸式架台では、左右の鏡筒の隙間に垂直回転軸とエンコーダを挿入 しないといけません。 これもこのコーナーで解決例をお示ししているわけですが、仮に中軸式架台の垂直回転軸にエンコーダを仕込まなくても良いとすると、極めてシンプルで剛性の高い新規な構造が実現します。 その意味でも、上記のシンプルな導入手段を検討してみる意義は大きいわけです。

 今日ご紹介する目盛り環は、中軸式架台とは直接関係ありませんが、店頭に置いている 10cmF5-BINO(初期の試作品)のHF経緯台の水平回転軸に目盛りを入れてみたものです。 当然ながら、目盛り環は径が大きいほど良いのですが、天頂時に鏡筒等と干渉するというジレンマもあり、今回はごくシンプルに、追加部品を持ち込まずに、架台の該当部に直接加工してみました。(焦点距離500mm、EWV32㎜で15.6倍、5.4度の実視界ですので充分に実用になるでしょう。)

 高度角の方は、ケーブルフリーのコンパクトなデジタル傾斜計が充分に役に立つことをweb上の情報から確信しており(誤差±0.1度以下)、現在注文中です。入手しましたら、またご紹介します。





FC76-BINO completed
FC76-BINO完成!  (2011,2月1日)




The new version of FC76-BINO is completed at last.

やっと新型のFC76-BINOが完成しました。





FC76-BINO almost completed-2
FC76-BINOほぼ完成!-(操作ハンドルをセット)  (2011,1月30日)




Panning handle and the carrying handle are set. Brass weight will be added on the shaft attached to top of the handle rod.

あと、ウェイトを残すのみです。 今回は、ハンドルロッドの延長上にウェイトシャフトをセットします。(在庫の35φの真鍮丸棒がスペース的に納まらなかったので、28φを注文中)





FC76-BINO almost completed
FC76-BINOほぼ完成!  (2011,1月28日)




FC76-BINO is almost completed. Note the new slide mount that promises smooth and precise IPD adjustment by 8 barings on the stainless hexagonal rails. The principle of parallel driving is same as that of Crayford focusers.

 ほぼ完成しました。 この新型台座は、スペインの方に先月送ったのに続いて2台目ですが、 完成品BINOにこちらで組み込むのは初めてです。

 作動原理は以前と同じですが、この 新型では、リニアシステムから自前製作した点が新しいところです。 以前の台座は、 産業部品のリニアパーツを転用したのですが、今回は、BINO用に特化して設計しましたので、 よりシンプルかつ、極めてコンパクト(全厚が薄く、より低重心で鏡筒を台座に保持する)に納まっています。

 また、ステンレス(SUS304)の六角棒をガイドレール としたので、4つのベアリングを受ける上の2面と、ステンレス製のドライブシャフトが押圧する下の1面の 合計3面を六角棒の一つ置き3側面がうまく担っています(耐久性の向上)。(前後のリニアユニットで合計8個のベアリングを使用しています。)

 氷を滑るように滑らかな平行移動を達成しています。 (クレイフォードの原理なので、ガタやバックラッシュは原理上皆無で、高倍率まで使用する APO仕様BINOには最適な方式です。)





FC76-BINO near completion-2
FC76-BINO完成間近-2  (2011,1月27日)








FC76-BINO near completion
FC76-BINO完成間近  (2011,1月26日)








EMS-UL set for the FC76-BINO is completed.
FC76-BINOのEMS-ULセットが完成しました。  (2011,1月25日)




EMS-UL set for the FC76-BINO is completed. The arrow on the adjusting knob has proved to be very effective for the users to know the oroginal collimation point and avoid the wrong adjustments.

 EMSのX-Y調整ノブに原点矢印を貼ることで、ユーザーさんによるノブの回し過ぎが随分と減ったはずだと確信 いたしますが、中には気軽に^^;ノブを盛大に回している方もあるのでは?との危惧から、再度ここでご説明 することにしました。 確かに、このX-Yノブは、BINOの光軸調整に非常に便利なツールではありますが、 鏡筒組み立て時の初期調整や、使用中の不慮の鏡筒ずれ等の補正のために、このノブを盛大に回してはいけません。

 鏡筒の初期平行調整を完璧にやっていれば、無限遠観察時には、ノブの矢印は両方とも原点方向を示しているはずです。  昨今の高級アイピースであれば、アイピースを交換してもノブを45度以上も回転させることはあり得ません。 ただし、至近距離を観察する時だけは、一時的にXノブ(銀色)を反時計周りに90度を越えて回すこともあり得ますが、 観察が終わったら常に矢印を原点方向(写真の方向)に戻しておく習慣を身に付けてください。 ノブを誤って1回転以上させた場合は、 アイピースを外したBINOを覗いただけでも、右の対物レンズが異常な方向に逃げていますので、簡単に分かります。

 ただ、真面目な方は、過度に神経質になってしまわれる傾向があるし、その逆の方もあって、警鐘を鳴らすのにも 注意が必要で、悩むところです。^^; (万人に向く一つの処方箋はあり得ないようです。)





What is the "light path" of EMS?
EMSの光路長とは?  (2011,1月23日)




For the benefit of the EMS-BINO planners, I will show the anatomy of the "light path" of the EMS-UL. The total light path of the EMS consists of three parts.

Path "A" is the distance from the bottom of the barrel to the first reflection point, that is 2 + 18 = 20mm.
Path "B" is the distance from the first reflection point to the second one, that is 18+2+12+2+18 =52mm.
Path "C" is the distance form the second relfection point to the top surface of the 2-inch sleeve, that is 18 + 2 + 58 = 78mm. So, the total light path is A + B + C = 20 + 52 + 78 =150mm.

 EMS-BINOを計画される方のために、EMSの光路長について、標準仕様のEMS-ULに則してご説明します。

総光路長は、図のA,B,Cに別れます。
 Aはバレルの根元(ツバの前面)から第1反射点までの 距離で、ツバの厚みとハウジング内の半光路長の和で、2+18=20㎜となります。
は、第1~第2反射点間の距離で、18+2+12+2+18 =52mm、
は、第2反射点から、2インチスリーブの天面までの距離で、18 + 2 + 58 = 78mmとなります。 総光路長= A + B + C = 20 + 52 + 78 =150mm となるわけです。

 ここで、BINOの規模(鏡筒中心間隔)によって、Bが異なるということがポイントです。 まず、標準寸法のままの接続管で、目幅=60mmの時の鏡筒中心間隔”D”を計算してみましょう。 Bは空間的に傾斜しているので、Bの目幅方向への射影Sを把握しないといけません。 S=B/√2=52/√2≒36.8㎜ となります。 従って、その時の鏡筒間隔=36.8X2+60 =133.6㎜ ということになります。

 この算出のメカニズムさえ理解できれば、鏡筒最大径がそれを越える場合に、どれだけBを延長すべきかが分かります。





FC76-BINO in the making
FC76-BINO製作中  (2011,1月21日)


photo1 photo2 photo3 photo4


Phpoto 1: Before and After of the OTA shortning to get enough back-focus for a binoscope.
Photo 2: EMS sample connected to the shortened OTA.
Photo 3: It shows how I dealt with the narrower drawtube than 50.8mm of the standard barrel of the EMS.
Photo 4: OTA shortenings done on both. 43mm sortening made the OTAs very compact.

写真1: 下の鏡筒が短縮加工+接眼部の2インチ化加工後。
写真2: EMSサンプル(写真は-Mですが、実際は-L使用)を短縮鏡筒にセットしたところ。
写真3: 内径<2インチの細いドローチューブへの解決策。
写真4: 短筒化が(2本とも)完了。 43mmの短縮で随分コンパクトになりました。

  説明不要かと思いますが、 EMSはあらゆる応用を想定して、各パーツ類の互換性を最大限に考慮しています。 通常のEMSの接眼側のフィルターリング(フィルターをセットするアダプターで、EMS-MATSUMOTOの彫刻が彫ってあるリング)は2インチバレルを兼ねることが出来ます。 テーパ形状なので、短くても接続強度に問題はありません。 こうすることで、LOW-PROFILEのまま、EMSをセットすることが可能になります。





EMS-ULS-BINO-SET with the NEW HELICOID
新型BINO用ヘリコイド仕様のEMS-ULS完成!!  (2011,1月18日)




The lucky guy is an Italian client who is gong to build a FS102-BINO by himself. This is the first EMS-ULS set with the New Helicoid. The span of the OTA centers of the frame-work he has already completed is 158mm. So, the IPD range is from 60mm to 76mm. If he trim the part of the 2-inch sleeve and the filter holder, the minimum IPD can be 57mm to the limit. The diameter of the oculars should be smaller than the IPD of the user, of course.

 新型ヘリコイド仕様のEMS-ULSセットの第一号が完成しました。 このラッキーな依頼者は、イタリアの方です。 ご注文を受けた際には、クレイフォード式の目幅調整を前提としていましたが、すでに158㎜スパンでBINOのフレーム を作っておられたことが終盤になって判明し、折りしも完成した新型ヘリコイドに変更となった次第です。 先方も事情をすぐに理解され、すんなりと方針転換が出来ました。

 FS102鏡筒で、鏡筒中心間隔158mm固定ですので、同ヘリコイド仕様で、目幅調整範囲=60mm~76mmということになります。 ヘリコイドのストロークが片方で16mmありますので、それを最大限に活かすとしますと、目幅方向の換算ストローク=32÷√2=22.6mmですので、鏡筒スパンの取り方次第で、たとえば、57.5~79.6mmとか、60~82.6mmという設定も可能です。





New Helicoid Optimized for Binoscopes!
BINO用ヘリコイド開発!!  (2011,1月17日)




Helicoid tubes and IPD-Crayford tubes, each has its merit and I have chosen one of them in the cases.

The main problems of the commercial helicoid tubes for camera parts are the lack of enough rididity and the end shape that needs to be processed to connect to other telescopic parts.

Now, I have successfully developed this new helicoid perfectly speciallized for binoscopic use. I can definitly say that it is more rigid than any other commercial helicoid tubes planned for camera parts. This is designed for the heavy use of binoscope back that will hold EMS and heavy oculars at a time. Both ends are tapered boss that will fit into the 50.8mm standard sleeves. This means it is easily used reversible on left or right EMS for the ergonomical hand operations.

 目幅調整用の伸縮管としては、ヘリコイドとクレイフォードがあり、それぞれに長所があります。 小型のBINOで伸縮管の最短長を特に短くしたい場合や、気密性を重視する場合はヘリコイドが適しますし、またユーザーさんの好みによっては、大きなBINOでもヘリコイドを使用することもあります。  つまり、ヘリコイドにも捨てがたい長所があるのですが、残念なことに市販の短いヘリコイドは主としてカメラ関係のパーツ 用を前提としているので、BINO用のような大きなモーメント加重は想定してなく、つねに剛性に不安がありました。 さらに末端形状も不都合なことが多く、その都度接続リング等を加工しないといけませんでした。(最近は主にクレイフォード式を採用して来た理由。)

 この度試作に成功したヘリコイドは、最短長=わずか22mm(ストローク16mm)で、両端が2インチのテーパーボス(末端だけに該当リングを取り付けているのではなく、構造部のエンドがその形状になってる。)で、リバーシブルに2インチ挿入部に取り付くように出来ています。外径72mmで無理のない壁厚を確保しており、剛性も万全です。 (2インチのテーパーボスはEMSハウジングに嵌入するため、実質最短長=22mm)

(左右のヘリコイドを上下逆に使用する(リバーシブル)意義は、以前にもここでご紹介しましたが、 左右のヘリコイドを両手で同時にねじる際に、自然な左右対称的な動きで行えることにあります。 仮に左右の ヘリコイドを同向きにセットしますと、左右のヘリコイドを左右の手で同方向に回転させないといけないので、 よく間違えますし、動作に違和感を覚えるものです。製作者の作業性として、ヘリコイドの両端が 共通形状になっていることは大きなメリットがあるわけです。)

 最短長=22mmということで、今後はより小型のBINOにまで、鏡筒固定方式が適用できることになりました。





EMS-US Binocular set made its debut!
EMS-US双眼セットが仲間入りしました。  (2011,1月16日)




EMS-US set made its formal debut answering to the constant requests.

 以前より個別に対応させていただいていました、EMS-US双眼セットを正式に 定番品としてWebカタログに追加いたしました。(税込み¥102,900(税抜き本体¥98,000))

 目幅60mmでの鏡筒の許容最大径(許容最大鏡筒中心間隔)≒114mmです。

(HPの契約容量の制約から、画像の追加の度に苦労しておりましたが、今年より外部に画像倉庫を契約しましたので、 今後はより豊富な画像情報をお届け出来る見込みです。)





Linear parts for IPD adjustment for smaller OTAs in the making
目幅調整用のリニアパーツ製作中  (2011,1月15日)




Linear parts for IPD adjustment are in the making.

 FC76-BINO, EMS-ULSセット、13cmクラスのBINO他、並行して着手しておりますので、 よろしくお願いいたします。





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