Finder Binoscope, 45deg. version



ファインダーBINO、45度version 新発売


October 23, 2011






I have developed this tiny binoscope for the request of an EMS binoscope user saying "Is it possible to make a tiny binoscope by combining a pair of your 45deg. finderscopes?".

「御社の45度ファインダー2本で、小さいBINOが作れませんか?」 という、EMS−BINOユーザーの方からのご提案により、このBINOが誕生しました。  これまでの高級路線を180度転換した発想から、極めてシンプルに仕上がりました。

対物有効口径50mm、焦点距離=174mm、目幅調整範囲=58〜78mmです。
(写真のPL25mmで約7倍)

完成品価格(アイピース別)=¥33,600、
ファインダー2本お持込での製作費=¥16,800です。

 

その他、詳細につきましては、お気軽にメールでお問い合わせください。



                メガネのマツモト代表
                       松本龍郎
                     Tatsuro Matsumoto
                         E-Mail






Instruction






 目幅調整は、右の鏡筒(プリズム)の自由スライドで行います。
光軸精度保持のため、アリミゾは渋めの調整になっていますので、プリズムを直接持って慎重に行ってください。

 目幅を広げる時は、写真のように、人差し指で右のプリズムを手前に引くようにしてください。







       目幅を縮める時は、右のプリズムを親指で押すようにしてください。







 このBINOは、従来の発想と異なり、左右のプリズムハウジングを同一のアリミゾプレートに(半)固定していますので、シンプルな構造の割には光軸は狂いにくく、また 仮に狂ったとしても、やっかいなプリズムのアライメント調整は一切不要なので、復元は至って簡単です。

 特に、プリズムから手前、アイピース側は、相当ラフに扱っていただいても問題ありません。 ただし、鏡筒部とプリズムの連結は、少しだけ遊びを設けた接続部に3本の セットビスで初期調整後に固定していますので、目幅調整時に鏡筒部だけを強く握ってスライドさせるのはお避けください。 また、対物キャップの着脱も、フードをしっかり持って行ってください。

 このミニBINOは、「ファインダーBINO」の名称通り、高倍率使用は想定していません。 従って、本格的なEMS−BINOのように、常用のX−Y式イメージシフターは備えていませんが、20倍程度 以下のご使用では問題ないと思います。 光軸が狂いにくいための配慮はしておりますが、 もし光軸が狂いましても、復元は簡単ですので、このマニュアルに従って調整してください。

 (調整ネジが1本だけM4なのは、このパーツが31.7ADを転用した物だからです。ネジが 目立ちますが、全部M4にした方が良かったかも分かりません。 今後検討します。)

 光軸調整は、左の鏡筒の微妙なセンタリングのみで行います。 鏡筒の向きを振るイメージではなく、3方のセットビスによって、鏡筒を改善方向に平行にシフトさせるイメージで行ってください。

【合焦(ピント調整)について】

 このBINOはファインダーをベースに製作しており、コストダウンのため、ピントはファインダー元来の半固定方式をそのまま継承しています。(一般的な天体望遠鏡のような繰り出し装置や合焦ヘリコイドを備えてないということです。)
 対物フード兼セルを鏡筒パイプにねじ込む程度でピントを調整します。 対物フード根元の黒いローレット付きリングは ロックナットの役割です。 この合焦操作くらいでは光軸は狂わないと思いますが、ロックナットを強く締め過ぎますと、 次回に調整する際に鏡筒に大きな力を加えることになり、望ましくありません。 ロックナットは、ほとんど利かせないくらいが良いと思います。 また、174mmという超短焦点なので、目標の距離によるピント移動はごくわずかです。 ご自分の眼の無限遠を探して、そこで固定しておかれるのも良いでしょう。

  以上、やや警鐘を鳴らし過ぎたかも分かりません。 実際には、そう神経質に操作される必要はないはずですが、 器械に対する 『いたわり』 のレベルの個人差は甚だしく、万人に共通な処方箋が無いのが苦しいところです。  可能な限り、当サイトの関連事項もご参照になり、製作者の真意をお汲み取りいただけましたら幸いです。

 






(11月5日、追記)
 鏡筒部とプリズム部の接続方法を変更しました。 従いまして、今後は光軸の初期調整の方法も全く変わります。 ただ、すでに納品した旧タイプBINO がありますので、しばらく2種類の調整方法を併記しますが、いずれ後者の説明に 統一いたします。 今しばらく、紛らわしいですが、これからお求めいただく方のBINOは、全て この新しい方法での調整となりますので、よろしくお願いいたします。
 左右の鏡筒は、どちらも一方向にしかシフトしませんので、初期調整が飛躍的に楽になり、 また接続強度も高まりました。
(ユーザーさんには、普段は関係ありませんが、光軸が狂ってしまった場合には、必要な作業となります。)







 六角レンチ等のメンテ工具は附属しません。(これはEMS−BINOでも同じです。) 天文マニアであれば一般的な六角レンチはお持ちかと 思いますが、無い方は事前にご準備ください。





(11月11日、追記)

使用可能なアイピースについて

 当ファインダーBINOは、31.7φアイピース限定であることはご承知と思いますが、合焦しないアイピースもありますので、ご注意くださいませ。 上記にもご説明しています通り、鏡筒部の構造はファインダーをそのまま継承していますので、フォーカスは対物セルのねじ込みの深さの調整による半固定式です。 従いまして、ピントは標準位置に対して±4mm程度までの調整幅しかありません。 ご指定がない場合は、PLアイピースのような31.7バレルの根元(つまり31.7スリーブ天面)に標準位置を設定しますので、ピント位置が大きく標準からずれたアイピースは合焦しない場合がございます。

 ご希望のアイピースがある場合は、それをお送りいただけばそれに合わせて鏡筒長を設定いたします。  ただし、F3.5という超短焦点の50mm対物との相性により、良い結果が出ない場合もありますので、ご注意ください。 最近の例では、ハイペリオン24mmが相性が非常に悪く、使用に耐えませんでした。 現在、確実に良いマッチングが確認できているアイピースは、PL25mmとPENTAX旧XL28oです。(どちらも標準のピント位置) (ハイペリオン24mmは 標準鏡筒長では合焦しません。)

 今回のファインダーBINOは、ファインダーをそのままシンプル(&低コスト)にBINOにする、というのが趣旨でございますので、より本格的なご使用を目指される場合は、たとえば対物レンズをBORG50mmにするとか、あるいは 合焦用ヘリコイドを付加する等、より高級なプランニングをご提案いたします。





(11月13日、追記)

白鏡筒はあと1台で完売です。

 ファインダーBINOは、お陰さまで、今まで天体望遠鏡を覗いたことがない一般の 方にもお求めいただき、より多くの方にBINOの良さを体験いただいています。 

 一定数確保しておりましたファインダーですが、いよいよ白鏡筒の在庫がBINO1組分となりました。 白鏡筒完売後は黒鏡筒となりますこと、ご了承くださいませ。(ご注文時にはご説明するつもりです。) 

 また、黒鏡筒完売(BINO約10台分)後は、よりマニア向けの少し高級なモデルを開発 する予定です。





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