実に46年ぶりとなった日本での皆既日食、当地長野でもかつてないほどの
深い部分食を観望する絶好のチャンス、EMS−Binoの双眼の
うち左側を眼視、右側を写真用に仕立てて臨みました。
鏡筒はFC-76、
減光方法は対物フード前面にソーラーフィルタ、眼視側のアイピースは
30mmで丁度良いサイズの太陽が視界に入ります。写真側の方は一眼レフ
のフランジバック長が影響し、手持ちの2インチ天頂プリズムよりも
遥かに光路長消費の少ないEMSと言えどもさすがに合焦が難しかったため、
止むを得ず小型の天頂プリズムを使用しました。
(もちろん光路長を短縮する工夫をすればEMSでの写真撮影が可能ですが、
準備時間が無く今回は見送りました)
さて、2時間半におよぶ観望ですが、疲れというものを全く感じず操作が
可能でした。赤道儀ではないため、手動による定期的な追尾は必要ですが、
飛行する航空機をも追いかけられるEMS−Binoの秀逸な操作性により、
視界を通過する雲の状態などを観察しながら同時に隣では次々とシャッタを切っ
ていくことができました。
以上今回の日食のレポートでした。
私のシステムは銘鏡SCHWARZ D120mm F8.3がオリジナル
でしたが、腰を痛めたことから軽量化のためにFC−76の加工をお願いして
載せ換えたものですが、目の肥えたアポユーザをもうならせる
(と確信している)SCHWARZF8.3双眼をいつかまた復活させたいと
考えています。(SCHWARZ2本は、発掘された埋蔵文化財のよう
に手厚く保護して大切に保管してあります)