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秋は何をするにもいい季節です。 天体観察もその一つに入ると思います。 松本さんにBinoを制作して頂いてからこの時期が来るのを心待ちにしていました。 星雲星団を美しく観る為に月明りが消えた快晴天の夜が来るのを楽しみにしていました。(月が嫌いな訳じゃないですよ) 9/27の晩と特に10/3の晩が良かったのでまとめてレポート致します。 街灯りから離れて天文快晴天=DeepSkyを求めるべく自動車を西方30km、時間で1時間程走らせます。標高800mの遠征ポイントに着きました。 当日は日中から風が有りましたが、それが効を奏してとても透明度の良い空に仕上がっていました。恒星もほとんど瞬かず、変な表現ですが天然のプラネタリウムなのです。 初め天頂の天の川に横たわる、こと座と白鳥座からこぎつね座にあるM 27亜鈴星雲を導き出しました。眼幅調整と鏡筒左右のピントをそれぞれ合わせると漆黒の視野いっぱいに天の川の微光星が散りばめられていて、その片隅に銀行マークと呼ばれるM 27が浮かんでいました。 次に自分では初導入となる網状星雲NGC6992-5に向けてみました。人からフィルターを着けないと見えないと聞いていましたが、天の川微光星を背景に溶け込む様に弧を描いた姿がわかり、星雲の形に添って幾つかの明るめの星が有りました。ノーフィルターで観れました。 ペルセウス座の二重星団h・χは明るい星と暗い星の減り張り(コントラスト)がハッキリして実に沢山の星ぼしで構成されているのが解り、もう宇宙船の窓から覗く星屑の世界といった感じです。この辺りは天の川の真っ只中なので他にもあちこちの散開星団が飛び込んできました。 天頂付近のアンドロメダ銀河M 31はこのBino で見たい最たるもので、観測の度に必ず向けます。透明度が全開でレンズが曇ってなければ、M 32やM 110も合わせて230万光年の絶景が観れます。。 さんかく座の銀河M33も光芒の中心ほど明るいのや渦を巻いているのが何となくわかります。双眼で観れるというのは素晴らしい事で対象をハッキリ、クッキリとしかも光量を単眼より増幅して観る事が出来、宇宙空間に居るような臨場感に襲われます。 アンドロメダ銀河が天頂にいる頃、その子午線上、南には彫刻室座のNGC253が南中していました。木の葉型の光芒に恒星が2つくっついて見えます。 それから、水瓶座のNGC7293はM27を大きく淡くしたようなボンヤリした姿が見えます。 東の空には冬の天体も顔を出しています。オリオン座が南中した頃にM42を観ますと鳥の羽の背付近以外にもコオモリがマントを広げた様に星雲の下辺まで結構見えました。 三ツ星の一番左の星。この辺は馬頭星雲や燃える木星雲が有るところです。 馬頭はこれといってハッキリ認識出来ませんでしたが燃える木星雲の方はボンヤリ光芒の中に暗黒星雲の黒い木の形が抜けているのが解りました。 以上印象に残った天体を記述しましたが眼視は天体写真とは違って星空(宇宙空間)のライブ中継に直に臨んでいると云う処がたまらないと思います。 |
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いわき市 佐藤正巳 |
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佐藤さんが約束通り、秋から冬の天体を実際に観察されたホットなリポートをくださいました。 長年のマニアの読者の方には、日常的な体験かとも思いますが、観察場所や条件により、その日の天体は一期一会で常に新鮮なものです。 リアルな臨場感を分けていただきました。 M27の銀行マークが最初でしたか。 ”銀行マーク”というのは、私たち天文マニアの優れた共通語ですね。 この言葉で、大方のマニアは共通のイメージを思い出します。 話はそれますが、この銀行マークのパーツで左右の鏡筒を 連結すれば、一体構造のBINOが極めてシンプルに構成できますね。 網状星雲は、短焦点のEMS−BINOの真骨頂と言えますね。 10cmクラスでも、私のショボ目でも、ノーフィルターで楽勝で見えます。 まさに”天の羽衣”と言えますね。 二重星団は、私が1980年頃に初めて口径8cmのEMS−BINOを自作(Sky & Telescope誌の1982年11月号掲載)した時、一番のお気に入りでした。 宝石箱を二箱ぶち返したような眺めは、口径を問わず感動させられますね。 その8cmBINOを自作して数年後に私は3mドームを自宅屋上に自作し、15cm短焦点反射を中心に設置して、その回りで キャスター付きの8cmBINOを転がしていましたが、ほぼ100%、8cm−BINOばかり見ていました。 ごく大雑把に言って、 観察の楽しさを含めた総合的な魅力で、EMS−BINOは倍の口径の単体の反射鏡筒を凌駕すると言えますね。 M33は、光害がある都市部では結構難物ですが、暗い空に行くと、逆に自宅付近の空の悪さに気付かされます。 馬頭は口径が物を言うようですが、観察者の眼の(暗さへの)感度も大きく左右するようです。 鋭眼の方が最高の空の下に行けば、8cmでも見えると聞いたことがあります。 私は残念ながら、暗さに対する目の感度が低いようで、去年の 双望会で50cmクラスの反射を覗かせていただき、オウナーの懇切なご指導でやっと確認出来ました。 佐藤さん、この度はまた新鮮な感動をお分けくださり、ありがとうございました。 また何度でも続報を期待しておりますので、よろしくお願いします。 (もう少し大きな写真がありましたら、ご提供いただけますと幸いです。) |



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