ユーザーリポート




BORG60N-BINO 続報 (2009年1月13日)

  
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「トラベルBINOユーザーレポート、”続”」


改良によりトラベルBINOが完全な形になりましたので、ご報告します。

 昨秋、トラベルBINOが不完全な形ながらできあがったので、それを持ってメガネ のマツモトに伺いました。その時困っていた点を三つご相談しました。

@私の眼幅が58mmしかないので、EWV32などの2インチアイピースが使用できない。
ABORGの接眼部はスリーブ差し込み長が20mmしかなく、EMSスリーブが余る。
BWO UWAN16はスリーブが長く、EMSの保護フィルターに干渉する。

 松本氏はなんとその場ですべて解決してくださいました。特にEWV32を削って眼 幅58mm対応にしてくださったのには、驚きました。松本氏のクラフトマンシップ に感謝します。トラベルBINOにEWV32mmをつけると倍率10倍+実視界8.4度、その 迫力には圧倒されました。

 ただシステムが軽量なので、アイピース交換によるバランスの崩れが問題になり ます。バランスを調整するため、対物側に小さなバランスウェイトをつけました。 またアイピース側に二本ハンドルをつけたおかげで、取り回しがとても楽になり ました。

 その後、LMガイドを利用して眼幅調整装置をつけました。加工は知り合いの業者 に依頼しました。これで眼幅58-70mmに対応可能となり、トラベルBINOは完全な 形になりました。EWV32や三脚を含めた総重量は6.8kgです。カーボン三脚にす ればさらに軽量化できるでしょう。

 超軽量コンパクトを生かして、地方出張に何度か連れていきました。仕事の道具 と一緒でも、アタッシュケースの中に楽々収まります。また飛行機機内へ持ち込 みできるのも安心です。精密機械を預けるのは心配ですから。

 最後に松本氏ほか皆様、自作を助けて頂いて本当にありがとうございました。

 

杉本





管理者のコメント;

 杉本さん、トラベルBINOの完成、おめでとうございます。
 前回の鏡筒固定式から、高級なスライドガイドにリミッターまで装備された、本格的なBINOに 生まれ変わっておられるのが写真から分かりました。

 杉本さんのように、自作されたBINOをご持参いただき、実際に見せていただくのは、EMSの製作者としても大変 嬉しいことです。その節には遠路をお越しくださって、本当にありがとうございました。

 杉本さんが当方を訪問された際の3つの課題について、コメントします。

 @の、EWV32oと目幅58oの関係ですが、実際には、無改造でも結構観察に耐えるものです。ですから、オウナーの 目幅が62oで、たまたま見せる友人等の目幅が58oだったような場合、ほとんど問題ないと言えます。同アイピースは 視軸のずれに寛大だということです。 ただ、オウナー自身の目幅が58oの場合は話が別で、やはり完璧に対応 出来るようにしておくのに越したことはありません。

 AのEMSの2インチバレル長の問題についてご説明します。 標準のバレルの挿入長=30mm ですが、眼側の EMSユニットの防塵フィルター取り付け、及び2インチスリーブ接続用のリング(バレル)も、長さが12mmと短い だけで、ほぼ同じ2インチ仕様なのです。ということで、挿入制限が極端に短い場合、通常のバレルの代わりに、 この MATSUMOTO-EMS の刻印がある、フィルターリングを使用するわけです。もちろん、通常の2インチバレルを切断しても良いですが、その場合は、 切り口にまた遮光絞り取り付け用のネジ切りが必要になるので、少し加工が面倒です。

 Bもよくあるご要望で、日常的に対処しています。 EMSは最初から接眼部の汎用性を重視して設計していますので、 応用は変幻自在です。このケースでは、単純に2インチスリーブを使用することで解決すると同時に、2インチ アイピースの受け入れ態勢も整えました。つまり、@の対応とBが関連しているわけです。

 このトラベルBINOが杉本さんのお供をしていろんな所を旅することを想像しながら、このBINOがずっとお役に立てることを願っています。 続報、ありがとうございました。




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