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EMSのニュートン反射への応用(2008年9月21日)

  
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EMSのニュートン反射への応用


 φ13センチF6の自作鏡筒にEMSを装着してみました。 勿論、眼視では正立正像が得られ、カメラでは倒立正像となります。 考えられるメリットとしては;

@見る方向と見える方向が一致し、狭いベランダなどで取りまわす場合,屈折やカセグレンと同様の快適さが得ら れるはずで,また

A鏡筒長は焦点距離が短い場合、約4割程度短縮されます。

 一方、斜鏡が大きく分解能が劣るなどの不安が残ります(眼視に限ってはそれほど悪くない印象ですが)。

 接眼部を通常の反射鏡の位置のままにすると,どうしても鏡筒の左側が重くなりますが,全体をやや右向きに回転 させ、重めのファインダーと組み合わせて左右のバランスをとれば,重いカメラを付けて赤道儀に乗せても殆んど クランプフリーの状態にできます。

 また、松本さんのご指摘(2002年)のように、EMSを回転させれば、覗ける方向にも自由度が生まれます。この場合、 同じものを二つ組み合わせれば、一寸変わったビノも作れるかも知れません(対象天体の高度によって鏡筒と接眼部 の相対角度を変える必要がありそうですが??)。

 

立川 四郎
Shiro Tachikawa
E-Mail
HP:ベランダで星空散歩







管理者のコメント;

 BORG101ED-BINOを自作された立川さんが、そのBINOのEMSセットをニュートン反射に試された結果をリポート してくださいました。その度に、立川さんの旺盛な研究心には感心しきりです。

 「ニュートン反射を、屈折式のように目標に正対して見たい。」というご要望はたまにあり、今までも何度かご提供したこと がありました。同様の目的が通常の天頂ミラー(プリズム)2個でも(もちろんアミチP1個でも)果たせますが、鏡筒本体と 観察者の顔とのクリアランス確保、外観の美観等からEMSをお選びくださったものと理解しています。

 また、今回立川さんが使用されたBINO用のEMSはアングルが固定タイプですが、FMSのようにユニット間を回転装置で繋いだ物は、 鏡筒回転装置が無いか、あっても不完全なニュートン式を赤道儀に 搭載している場合に、見口の向きに広い自由度を与えることが期待できます。

 まずは、実際にEMSをニュートンで試された立川さんの研究心と実行力に、敬意を表したいと思います。
 立川さん、今回も楽しいリポートをありがとうございました。




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