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1.『150LD-BINO』を求めるに至った理由 2.観望しての印象 推奨の32mm接眼レンズを装着して観望開始。初めに向けたの は、ペルセウス座の二重星団でした。既に使用されている方々 からのレポートにある「奥行きが・・・」という表現が、実際 に見て「ホントだ〜」と実感しました。色の違う明るめの星と 星との間に小さく見える星たちが遠近感を与えてくれているよ うです。友人も「何故か奥行きがあるように感じる」と言って いました。 次はスバル。視野が広いので余裕で入っています。星が明る すぎる位に見えます。ガスの広がりは有る様な、ハレーション の様な、さて・・・自分には見分けがつきません。 ギョシャ座のM37・36・38はそれぞれに特徴が良くわかって 楽しめました。特に37は極細の針先で突いたような星の集団が 楽しめました。 M27は7インチ屈折以上のコントラストがついた見え方でし た。 オリオンは一番期待していた対象です。東の空の高度30度 ほどで観ました。WV32mmでは倍率的に足りないのでショートバ ーローを併用しました。更にクラベの10mmも使用しました。星 雲の様子は倍率を高くしたほうが良く見えました。トラペジウ ムも美しく見えました。更に5個目の星が見えたような気がし ましたが、次回再確認してみます。 天頂付近にはM31・33が見えました。12.5cm双眼鏡で見慣れ たM31でしたが150LDBINOは大きく広く見せてくれます。傍の銀 河もしっかり見えます。M33は今回の観望の中で収穫NO.1でし た。いつもは「淡い広がりのある天体」という印象でしたが、 今回見ると、コントラストがよく、中心部に光の塊の存在が良 く分かりました。「わ〜こんなに見えるんだ」と、暫く見とれ ていました。 南天ではNGC253を探しているとNGC288が雲のように見えてい ました。253は30cmを超える望遠鏡には太刀打ち出来ませんが コントラスト良く見えていました。 数日後、月齢4.7の細い月を観望しました。32mm使用で月の 明るい部分は目の位置によって青色又は黄色の収差が見えまし た。しかし、ショートバーロー(マツモト短縮改造×1.75)や10mm アイピースを使用すると、色収差の感覚が少なくなりました。 (当日は月が黄色っぽく見えていました。) 月齢9.7の月を見ました。透明度が高い日で、ほぼ南中でし た。寒気の影響で32mm使用時からシンチレーションが大きい状 態で見えていました。もちろん色収差が有っても良く見えてい ました。ショートバーローをプラスして使ったり、10mm、5mm を使用してみました。青系の色収差が残っていても結構見えま す。5mm+ショートバーローの無謀組み合わせまで試してみま した。像は収差によって高倍率では色味がやや紫っぽくなりま す。シンチレーションの合間ではピントが合いそうなときがあ りましたが、すぐに視野の外へ逃げていきます。250倍程度で の使用は無意味でした。 月齢12.8の月を見たときはシンチレーションが少ない日でし た。白っぽく光るクレーターの横にくねった谷が印象的でした 。欠け際の山やクレーターの重なりも良く見えていました。南 の方には周りに比べ一つだけ底が浅いように見えるクレーター が有りました。 3.気付いた事・シマッタと思ったことなどランダムに。 4.くどいですが双眼望遠鏡使用の印象をまとめると これまで大小様々な望遠鏡(双眼装置も含め)や双眼鏡を使 う機会がありましたが、やっとこのシステムにたどり着いたと いう思いです。これからの星仲間の集まりには、150LDBINOだ けを持参することになりそうです。このBINOを自分だけでなく 周りの人々にも使って頂いて、星空ファンが増えると嬉しいで す。 九州から鳥取まで受け取りに行き、お店では丁寧なご指導を 頂きました。その説明のとき、製作していただいた松本さんの 、双眼望遠鏡に対する愛着・誇りのようなものが伝わってきま した。松本さんにはこちらの都合に合わせて製作していただき 、感謝しています。有難うございました。約束の1日前に突然 お伺いしても気持ちよく迎えていただき、更にショートバーロ ーを夜の間に短縮・ネジカット作業をしていただき、引渡しに 間に合わせてくださいました。感激しています。これからも長 いお付き合いをお願いいたします。 長文・駄文ですみません。 〜〜双眼望遠鏡を製作して頂き本当に良かったです。〜〜 |
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富山良兼 |
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富山さんに150LD-BINOを納品させていただいて半月も経っていないのですが、詳細なリポートをいただき、大変 感謝しています。 ユーザーの方それぞれにご事情や技量の差があるのは当然であり、その序列に言及するのは 慎むべきだと思いながら、自動車便で発送したBINOの梱包を1か月も開梱されなかったこととか、対極の例が 比較対照として、どうしても思い出されます。 当方まで引き取りにお見えくださる方は、一般的に当方のサイトも よく勉強してくださっており、こちらでの初期説明も速やかに理解され、調整方法を直ぐにマスターされる方が多いと感じます。 こちらに受け取りに見えてくださる方は、恐らくBINOを自動車便でお送りしたとしても最初から使いこなしてお られただろうと思います。 一方、発送させていただいた方で、最初の使いこなしに少し難航される方については、やはり当方まで受け取りに見えて欲しかった、と思います。^^; 前置きが長くなってしまいましたが、 @ 射出瞳が小さくなりますと、眼球内の異物の影が邪魔になることがありますが、悲しいかな、加齢と
共にその傾向が顕著になります。 A アイピースを交換された時の光軸調整はEMSのX-Y調整だけで済みますので、すでに慣れていらっしゃると思います。 ”調整”と捉えるのではなくて、体操選手が演技を始める前に炭酸マグネシウムの白い粉を手に付けるような ものとお考えください。 B BINOを街中で見ることが多かった私はあまり結露対策に苦労したことが無かったのですが、たまに遠征すると、確かにこれは大切 なことだと分かります。 C 昼間に見る鉄塔やアンテナは、明るい空を背景にして対象をシルエットに近い状態で見ることが多く、
その条件では、確かに色収差が目立ちやすいものです。逆光を避け、対象に日が当たっているような条件でご覧になると、非常に
綺麗に見えて、見直されることと思います。 D EWV32oは、85度の広角で、抜群の抜けの良さと、鏡胴径の小ささ、軽さ、巨大なアイレンズと長大なアイレリーフ、 等から、BINO用には最適な物だと確信しています。 確かに、ナグラー等の超高級アイピースと比較しますと、 視野の極周辺まで完全な点像というわけには行きませんが、従来型の広角アイピースと比較すれば、周辺像もかなり 良いものです。 E 対象ごとに適性倍率があるようですね。短期間の間にいろいろと検証されていますね。 F 富山さんは長身に恵まれておられるので、特にHAL130がマッチされるようですね。 G 取っ手については、以前に赤澤さんに良いご提案をいただき、それに被せる格好のスポンジパイプ(長尺)を仕入れたのですが、
それにたまたまメーカー名が黄色いペイントで全長に渡って印刷してあり、綺麗に落とせないことも分かって
気持ちが萎えてしまいました。^^; H BINO本体のねじれ調整は滅多に必要ないとは思いますが、理解しておいていただくと安心ですね。 I 真鍮耳軸にしてから、高倍率時の架台の操作性が飛躍的に向上しました。それでも、自動追尾機構が ないので、高倍率を使用する時はイーソスのような超広角アイピースが欲しくなりますね。 もっとも、双眼ですと、単眼より2割〜3割倍率が低くても 同等の倍率に感じますね。眼の視力が増すためであり、シーイングの影響もその分、排除できます。 J 小口径(8cm〜10cm)の高性能アポの見え味の基準で15cmクラスを評価すると、一般的に厳しいものがありますね。 シーイングの影響や温度順応等のハンデも斟酌してください。^^; アポBINOとなると、どうしても 予算的に口径を13cm〜12.5cmくらいに妥協することが多くなりますので、この150LDの口径を12cm(F7.5)くらいに絞った時の 高倍性能についても、次回に検証してみてください。 最後に、全体を通して、非常に客観的に150LD-BINOをリポートしてくださったと思いました。 季節が巡りましたら、ぜひ再度ご投稿いただけましたら幸いです。 ありがとうございました。 (追記:限定的に確保した白鏡筒でしたが、今日現在で残りが2本(BINO1台分)となっています。) |



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