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3月4日は福岡県糸島市は透明度抜群の夜でした。私的な事 ですが、心臓の手術後1年が経過し、体調がこれまで以上に良 くなり、寒い夜の行動もOKになったので、海の近くの暗い場 所まで出かけました。 黄金色の夕空に浮かぶ雲の底がピンクに染められています。 そのような夕空を見ながら15分で目的地に着きました。 「150LD(銀ミラー)」を組み立て、EWV32oアイピー スを装着して、まだ明るい青い夕空の大犬座を観望すると、視 野には沢山の星が見えています。M41もばらけた姿を見る事 が出来ます。 次に、夕空の青みが十分に残っている午後6時50分頃、オリ オンに双眼望遠鏡を向けたときのことです。何とオリオンの散 光星雲が微かにではなくはっきりと赤みがかって見えたのです 。一瞬わが目を疑いました。 「ウソだろう。散光星雲が夕日に映えてピンク色になってい る。(有り得ない)」と思うほどでした。一度目を離して再度見ましたが、やはり赤みがかって見えま す。見えていた範囲は散光星雲の比較的明るい部分でした。イ ーソス13oに替えてみましたが、この時は赤みは感じませんで した。再度32oに替えてみました。やはり赤みを帯びています 。ずっと見続けていましたが、空の青みが減少して暗い空にな るにつれて、その赤みは感じられなくなり、白っぽい、いつも のもの散光星雲になりました。 何故、赤みを帯びて見えたのでしょうか。 このような経験をお持ちの方はいらっしゃるのでしょうか。 その後は、北の空から東の春の天体を楽しみました。町の近 くとしては比較的暗い空(アルニタク横のNGC2024は見えませ んでした。)でした。二重星団からスタートして、天の川を流 し、M37,36,38と、お決まりのコースをたどりました。 アイピースを13oに交換して、M1からスタートして、M51,108,97,81,82
と、メジャーな天体めぐりです。東の空は福岡市の明かりが有
るので、獅子座の銀河は40度以上の高度になって見え始めま
した。MGC2903から始まってM96付近には5つの銀河が見えてい
ました。手持ちの星図がポケット版だったので、同定が出来な
い天体が有りました。M65,66,それに微かにNGC3628が見えてい
ました。
銀河はその特徴的な形が良く見えていました。 手術後、短い時間ですが何度か心臓が止まった事が有りまし
た。止まった時は視野が真っ暗になり頭がジーンとしました。 そんな幸せなひと時を「150LD」は提供してくれます。 |
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富山良兼 |
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まずは手術後も順調に回復され、以前以上にご健康を取り戻されたことにつきまして、心よりお慶び申し上げます。 この度は、銀ミラー化で再生した150LD−BINOを、再起されたお体でしっかりと観測された、意義深いリポートをいただきました。 一時的でも生命の危機を体験されたことで、より感性も研ぎ澄まされたのでしょうね。 非常に象徴的なご体験で、良いお話を聞かせていただきました。 M42の赤みは、去年の双望会の会場でも、銀ミラー化したEMS−BINO等で、複数の方々が異口同音に指摘しておられましたが、今回は、夕方の薄明時に赤みが見えたというご報告です。 以前にも、月がある夜にM42がピンクに見えた(複数の方と一緒に観察:20cm−BINO)というご報告がありましたので、何か関連があるかも分かりませんね。 気候はこれから良くなる方向ですので、どんどん観測されて、また続報をお願いいたします。 久しぶりのご投稿、誠にありがとうございました。 |



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