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あとりえみじんこ
わが立体造型創作の世界
[穴學]展
ANALOGY
1994.10.5〜10.17
大阪市阿倍野区 GALLERY i-chi
[穴學]ANALOGYとは、心象に潜む不安や悦楽、さらにそれらから無限に増殖する深遠を「穴」にanalogy(相似、類似の意)化する学問。みじんこが命名した造語である。
穴學 穴学 ANALOGY
当個展のための製作期間は一ヵ月足らず。突貫作業で以下の作品を完成させた。会場は天王寺駅徒歩10分のところにあるGALLERY i-chi。招待作家として、会場は無料で貸していただいた。この葉書の作品は黄土色であるが、開催直前に青色に塗り替えた。
「穴學展」最大の作品。人体の各部を連想させる9つのパネルで構成されている。作品名は特に定めていないが、異様な雰囲気を漂わせている。ミクストメディアで、素材はフォルモ、高密度スチレン、紙、木、石膏、など。この作品はこの後、阪神大震災で大破。
内臓を思わせる作品。腰痛用天然ゴムチューブに綿を詰め、木の箱に納める。さらにクラインブルーの粉末などで汚し入れ。2つ見える穴の部分はフォルモで造形。 DNA或いはRNAを思わせる作品。一部は二重螺旋構造になっている。スチロールビーズを4色に着色し、それを針金に突き刺して線形にして、さらに絡ませて立体化。
「顔〜眼力〜」みじんこの顔型を石膏で取り、目の部分を横に切断。さびカラーとプラモデル用ラッカー塗料メタルコートで着色。目の空白部分は隙間充填用シリコンコーティングで造形。見えにくいが顔を取り付けてある基盤の四隅にはDNAとRNAを構成するヌクレオチドの記号「A」「T」「U」「G」「C」を刻んである。 「したたる液体」穴學を喚起させた作品。みじんこは当事、道路っ端のコンクリート壁に設けられている廃水パイプから染み出る水を見て、その美しさ、侘びしさにいたく感動。それを具現化したのがこの作品。銅板に銅パイプを接着、木工ボンドでしたたる液体を表現。真鍮の小釘でリベット打ち。銅は硝酸で腐食し、風合いを出した。
「傘をさす人」針金で造形、傘は医療用薄ゴムに着色。ひょうひょうとした風貌。 「柱〜要素〜」木枠にコンクリートをコーティング。鉄板を5枚設置。
今回唯一の抽象画。4号キャンバスにアクリル絵の具、パステルで描写。みじんこが当事、好んだミクロな世界である。手と頭が自動筆記で現出させた。みじんこはこのような抽象画を幾枚か描いている。 内臓を思わせる作品。管の基礎部分はフレキシブルパイプ、フォルモで成型、アクリルで着色。クリアーラッカーで艶を出している。赤色の部分はスチロールビーズをアクリルで着色。木工ボンドで固めてある。
「沈静〜固化した意識〜」銅パイプを切断し、アクリル樹脂で固めてある。台座は肉厚な硬化ゴム。 「干渉〜うごめくもの〜」銅線をねじって丸め、アクリル樹脂で固めてある。台座は左の作品と同じ。
「沈静〜固化した意識〜」「干渉〜うごめくもの〜」連作。台座の一辺は7センチほどと、今回の個展で最も小さな作品である。二つの作品の間には静と動が共存する。 男根を模した作品。男根部は高密度スチレンを削り出し、フォルモで成型。クラインブルーで着色して磨き上げた。手ではじくと男根は回転する。
絵の具箱に入った関節人形。右側蓋部分にはヒトゲノムDNA塩基配列を列挙した紙をはめ込んでいる。みじんこは理系の大学院生だったので、この手の資料は豊富に入手可能だ。人形は石粘土製。この作品から漂う妖気は、死と命の連鎖を視覚的に訴求。 ギャラリー「01」の階段。壁にはみじんこの作品が貼付けてある。見えにくいが精子である。精子一匹一匹には文字が刻まれており、続けて読むと「welcome to the mother holl」となる。つまり会場を子宮に見立てているのだ。
会場左。
会場右。
会場風景。作者のみじんことともに。
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