詰めにくうおます

落語を聞いていて、変なところで大笑いしてしまうmomosanです。

今回は、「不動坊」(ふどうぼう)からもってまいりました。

講釈師の不動坊火焔さんが、突然死んでしまいます。
きれいな奥さん「お滝さん」が、未亡人になってしまいます。
そこで、そのお滝さんを、同じ長屋の住人の「金貸しの利吉」さんが後妻に迎えることになりました。

おもしろくないのは、長屋の独身男性軍団です。
うらやましいのと、くやしいのと、感情が一気に高まって、利吉さんたちの初夜をじゃましてやろうと、計略をめぐらしました。

参加するのは、「スキ直し屋の徳さん」と、「かもじ鹿子活け洗い(かもじかのこいけあらい )のゆうさん」、「東西屋の新さん」です。

さて、不動坊の幽霊をしたてて、利吉を脅かしてやろうという計略なのですが、なにしろアホな3人なので、 計略は失敗続きになります。

まず、幽霊には火の玉が必要ですから、徳さんが、瓶をゆうさんに渡して、これにアルコールを買ってこいと、命じます。

アルコールです。

火の玉ならなんてったって、アルコールです。

ところが、ゆうさんは、間違って、アンコロを買ってきてしまうのです。
アンコロとは、もちろん、こしあん、つぶあん、うぐいすあんのアンコロです。

なにしろ、持っていった入れ物が、瓶(びん)です。
瓶とは、どびん、ちゃびん、ぎゅうにゅうびんのびんちゃんです(しまった、30年前のおはよう子供ショーのギャグを出してしまった)

ゆうさんが餅屋に行き、先のほそーい瓶を差し出し、「これにアンコロを詰めてくれ」と、言ったんです。

かわいそうな餅屋の主人。

苦労してアンコロを瓶に詰めながら、ひとこと。

「詰めにくうおます」


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