つまらん奴(やっこ)は
坊主になれ


「八五郎坊主」(はちごろうぼうず)に出てくる言葉です。
親はなし、兄弟はなし、嫁はんはなし、子どもはなし、家はなし、商売はなし、さりとて知恵もない、八五郎さんが、その言葉の通りに坊主になるお話です。
甚平はんのところで、ちょいちょいと紹介状を書いてもらって、それを持ってお寺へ行って、頭まるめて、法名を付けてもらってあっと言う間に坊主になってしまうのです。

昔は良かったですね。
なにもなくても、とりあえず坊さんになる道があったのですね。
今でいうと、フリーターみたいなものでしょうか。

momosanは坊主頭にあこがれた時期がありました。
といっても、自分が坊主頭になりたいというわけではなくて、つるつるの坊主頭にさわりたい、というものでした。
しかし、これはともすると、とてもアブノーマルなことですから、momosanはじっとそんな気持ちを隠していました。
昔、一度だけ、その本能を発揮したことがあります。
お酒を飲み過ぎて、かなり酔っぱらったmomosanの隣に、みごとな、ぴかぴかの坊主頭があったのです。
思わずmomosanは、その頭をなでまわし、ぺんぺん叩き、また、なでまわし・・・今でもその感触が、ずっと手に残っています。
見ず知らずの女性に頭をなでられた方、ごめんなさい。でも、その方もそうとう酔っていて、意識がなかったようです。

この「八五郎坊主」には、ちょんこ節というおもしろい歌も出てきますので、最後に紹介します。
「坊主抱いて寝りゃかわゆてならぬ、どこが尻やら頭やら、ちょんこちょんこ」


戻りまっか?(演題別索引に)

戻りまっか?(落語のコトバに)