どたまをばーんと胴体ににえこまして、へその穴から世間のぞかしたろか、おい、

世の中には、人を罵る言葉というのがあります。
「あほ」「バカ」「まぬけ」「おたんこなす」などです。
あまり使いたくはないし、言われたくもないことばです。

でもね。上方落語では、非常にユニークで、すかーっとする罵りコトバがたくさん存在します。
今日はそれを少し紹介しましょう。
毎日を悶々と過ごしている方、ぜひ、これを空で暗記して、ばーんと相手にあびせてみてはいかがでしょう?
しっかり暗記しなくちゃいけませんよ。途中でつっかえたら、笑い物です。

今回は 「住吉駕篭」(すみよしかご)からもってまいりました。「住吉駕篭」は2度目の引用になります。それだけ、momosanのお気に入りなんです。米朝師匠が、かっこよくたんかをきって、こう言い放ちます。

どたまをばーんと胴体ににえこまして、へその穴から世間のぞかしたろか、おい
自分のへその穴からのぞいた世界って、いったいどう見えるんでしょう・・
あたまと足をもって、くそ結びに結ぶぞ!
きゃあ、シュールですね。
口からケツまでぴょーっと青竹通して、うらおもてこんがり火にあぶったろか!
いや、もう、なんともいえない。ここだけの話ですが、momosanはこういう世界がけっこう好きです。

歌舞伎町かどこかの衆人の面前で、その筋のお兄さんが、ばーんとこんなコトバを相手にあびせたら、momosanは拍手喝采してしまうでしょう。ぜひ、暗記して、ボキャブラリを豊富にしていただきたいものです。


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