蔵の内でかー・・待ちかねた

momosanのホームページ一周年記念です。
記念にかわいいくまのmomosanのGIFアニメを作ったのですが、うまく表示できず、皆様にはお見苦しいところをお見せしています。どうぞご勘弁ください。ローカルではちゃんと動いているのですけどね。

さて、今回は芝居の話しをしようと思います。
といってもmomosanもあまり芝居に詳しいわけではありません。
落語を聞いたおかげで、芝居にも少し詳しくなった・・という口です。

とみに、落語は、いろいろな古今の知識をmomosanに与えてくれます。けっして大げさではありません。芝居や浄瑠璃、はては昔のお茶屋遊びまで、momosanはいろいろな事を落語から学びました。

同じようにいろんな事を学んだものに、「マンガ」があります。
手塚治虫しかり、石ノ森章太郎しかり、momosanにとっては神様のような人たちです。

その人たちが、故人になり、本当の意味で神様になってしまった現在、子供時代の気分をずっと引きずってきたmomosanは、糸の切れた凧のような状態になっています。

さて、「蔵丁稚」(くらでっち)という落語から、今回のコトバは持って参りました。
芝居狂いの丁稚が、仕事をさぼって、芝居を見ているのを主人にとがめられ、お仕置きとして、蔵に入れられてしまいます。

暗ーい蔵の中で、だんだんお腹も減ってきます。お腹が減ったと叫んでも、だれも来てくれません。

そこで、空腹を紛らわすために、好きな芝居のまねを始めます。

演目は、「仮名手本忠臣蔵」(かなてほんちゅうしんぐら)の四段目、判官切腹の場。
解説しますと、江戸城中で、吉良上野介に刃傷に及んだ浅野内匠守が切腹する場面です。ただし、 芝居では、みんな名前を変えてあります。

この丁稚の芝居が、実にうまかったのであります。

ほんとに切腹しちゃったと勘違いした女中が、主人にあわてて伝えます。

すると主人も大慌てで、台所のおひつをかかえて、蔵の前まで、ずずずーっと、かけ込んで・・ひとこと

「御前ー」(ごぜんー)

すると丁稚どん、

「蔵の内でかー・・・待ちかねた」

これで、下げとなります。

もちろん、忠臣蔵の話しを知らないと、この下げの意味はわかりません。
浅野内匠守が切腹したところへ大石内蔵之助が「御前ー」と、走り込んでくる・・すると、浅野内匠守が、息も絶え絶えに、「内蔵之助か、待ちかねた」というのを下地にしてあるのです。

かくいうmomosanも、kumasanに聞いたのでした(笑)

ごめん


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