みーんな桃太郎

momosanの本名は「桃江」(ももえ)と言います。

今でこそ「かわいい名前ね」なんて言われますが、小学校の頃は、「桃太郎」とか、「モモンガ」とか、「モスラ」とか呼ばれていじめられていたんです。

もちろん、「山口百恵」がデビューする前の話です。

そこで、momosanには「桃太郎」って良いイメージではありません。

しかし、幼稚園や小学校の学芸会などでは、鬼ヶ島に鬼退治に行く「桃太郎」は花形主役ですよね。

え?今どき「桃太郎」なんてやらない?・・・最近の幼稚園や小学校のことは知りませんので、勘弁してくださいね。

しかし、どんな会にしろ、お父さんやお母さんが、ビデオカメラ片手に我が子の姿を撮影しまくる光景は、momosanにも想像できます。

せっかく撮影するのですから、なにがなんでも我が子が主役でなくてはなりません。

もし、我が子が脇役で、隣の家の子が主役なんてことがあったら、これは大変なことになるでしょうね。

今回のコトバは「猫の忠信」(ねこのただのぶ)で枝雀師匠が枕で話したことなんです。

「桃太郎」を出し物にした学芸会があったとしましょう。

「なぜ、○○さんちの息子さんが桃太郎で、うちの息子が鬼なんですの」と、学校に抗議に来る親がいるそうです。

しかも1人や2人ではないんです。

そこで担任の先生も、ノイローゼ気味になってきて、

「はいはい、わかりました!」って最後にこう宣言したんです。

「みーんな桃太郎です!」

「桃太郎が3人の桃太郎をお供に連れて、桃太郎ケ島に桃太郎退治に行きましょう!」

枝雀師匠はね、きっとこう言いたかったんです。

学芸会では脇役でも、運動会ではかけっこが速くて一等賞を取る子がいますよね。

みんなそれぞれの分野で鼻高々・・・「それでよろしいねん」


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