前田さーん、なにニャアニャア言ってるの?

桂枝雀師匠の本名は、「前田達」(まえだとおる)といいます。
いたって、普通の名前であります。
しかし、あの風貌には、やはり桂枝雀という名前がぴったりだと思います。

超B型人間の枝雀師匠は、高座に上がったとたんに、ハイテンションのまま、大ネタを演じきってしまうのです。
聞いている私たちは、始めの枕の部分からゲラゲラ笑い通しで、しまいには、ぜんぜん笑えなくなってしまい(笑いのタネが尽きてしまうのですね)最後は仁王さんのようなこわばった顔(笑)で聞いていたりします。

きっと、高座から下がったあとの師匠は、その反動で、頭の中真っ白になってしまうにちがいありません。

師匠には、高座が待っていますよ。
早く目を覚まして、一緒に上がりましょう。

一緒にうどんを食べたり、大店の引き戸をガラガラガラガラと閉めたり、履歴書を書いたり、愛宕山からかわらけを投げましょう。

今回のコトバは、「猫」(ねこ)という小品からもってまいりました。

ある日突然、飼い猫と話ができるようになった男の話です。

下げがとてもおもしろい話です。
感のいい方はもうおわかりでしょう。

このタイトルが、ずばり下げのコトバであります。




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