しびとにカンカン踊り

「らくだ」という大ネタから紹介しましょう。
この「らくだ」という名前の男、職業はといえば、博打場に通うこと。
入居して3年目の長屋には家賃を払ったことがない。
毎日のおかずに漬け物屋で漬け物を買っても、お金を払ったことがない。
そんな長屋の鼻つまみものでしたが、ある日、ふぐの毒にあたって死んでしまいます。

そんな「らくだ」にも、葬式をあげてやろうとする友人がいました。
名付けて、「脳天の熊五郎」(のうてんのくまごろう)といいます。
脳天は、もちろん脳天気のこと、すごい名前ですね。

この熊五郎さん、もちろんお金は一銭ももっていません。でも、なんとか知恵をめぐらせてただで葬式の準備をする計画をたてます。

まず、たまたま通りかかった、紙屑屋を仲間に引き入れます。

そして、長屋の家主のところへ行かせて、葬式のための酒や肴の準備を頼みます。

ところが、家主はん、「らくだ」が死んでくれて大喜び。もちろん葬式なんて誰が出してやるかと、言う態度です。

もちろん、そう言われることは予想してましたから、こちらも待ってましたと脅し文句を言います。

「しびとにカンカン踊りを踊らすぞ」

そんな脅しに鼻で笑った家主はん、その何分か後に、あわれな紙屑屋がかついだ「らくだ」のカンカン踊りを見て、逃げまどうことになります。

さて、このカンカン踊りで歌う歌。「カンカンのきゅうれんすー…」は、謎の歌詞として、未だに解明されていないと、米朝師匠が言っています。

momosanは、カンカン踊りというと、高ーく足を上げて踊るフレンチカンカンを想像してしまうので、死人がこれやったら恐いだろうなーと、考えてしまいます。

どうも、お彼岸が近いというのに、縁起でもない話ですんまへん。




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