まんじゅう食い

今回は、「まんじゅう食い」(まんじゅうくい)という名前の人形のいわれを説明いたしましょう。
「三十石」(さんじゅっこく) からもってまいりました。

京都から大阪に下る三十石船に乗りこむ大阪の男二人の話です。 
京都の土産を買い忘れたので、船に乗る前に伏見人形を買っていこうと、人形屋に入りました。

人形屋には、いろいろな人形がずらーっと並んでいます。

店員が人形ひとつひとつのいわれを説明しはじめます。

まず、目に付いたのが、子供がまんじゅうを二つに割って、両手で差し出している人形です。
「まんじゅう食い」という名前の人形です。

店員がこの人形のいわれを説明します。

大変賢い子供で、お父さんとお母さんのどちらが大事か?と、聞かれた時、このようにまんじゅうを二つに割って見せたのだそうです。
大きさも甘さも均等に割れたまんじゅうのように、お父さんと、お母さん、どちらも大事だと、答えたのだそうです。
店員がちょっと、胸を張って、これを説明いたします。
普通の旅人ならば、「なるほど賢い子供だ」と、感心するところですが…

この男は違いました。
すかさず、店員に男が尋ねます。

「おまえ、それ、現場で見とったんかい?」

うーん、すごいツッコミ。これだから大阪の人って…

これを言われたら、なにもかもパーになっちゃいますよね。
日本のいや世界の歴史なんて、古い文献や石碑なんかをせっせと調べて、今日まであきらかになってきたんでしょうけど、一言、大阪の人が…

「おまえ、それ、現場で見とったんかい?」

って言ったら、ほんとかうそかわからなくなってしまいます。

でも、momosanは、こういうツッコミが好きです。

もしかしたら、このページを研究室で読んでくださっているかもしれないT教授、す、すんまへん。


戻りまっか?(演題別索引に)

戻りまっか?(落語のコトバに)