タバがのぉてコーばっかり

9月13日(木)、札幌道新ホールでの「桂米朝・小米朝親子会」に行ってきました。
前日にアメリカでいっぺんに4機も飛行機が墜ちましたでしょ、momosanも非常に飛行機に乗りたくない気持ちでしたが、こればっかりは仕方ないので、乗りました。
荷物チェックが少し厳しくなってました。
それから、人の航空券取り上げておいて、「名前を言ってください」て言うのです。
さっきまで自分で持ってた航空券の名前を言えない人なんて、はたしているんでしょうかね?
しかもmomosanが名字を言い終わるのを待たずに、「はい、どうも」と航空券を返してくれました。
これでは甘いな、momosanが本名「クマオカ モモエ」と名乗らなくても、「クマオカ モンゴメリー」とか、「クマオカ モンシェリー」とか言ってもきっと通してくれたろうな・・甘いなあ、日本は。

さて、「桂米朝・小米朝親子会」は予定通り行われました。
「アメリカでは大変なことになってますが、ここはとりあえずお笑いを」って前座の桂しん吉さんが言いました。
momosanもそれでいいと思います。関係ないから知らんぷりしろっていう訳ではなくて、とりあえず、普通に生活していく事しか、わたしたちにはできませんもの。
そういえば、1995年の阪神大震災の2日後に大宮ソニックホールで「桂枝雀独演会」がありました。momosanも行きましたが、そこで、枝雀師匠は、地震の話はいっさいせずに、いつも通りに演じていました。
ただ、話の枕に、枝雀師匠が育った神戸の話を非常に印象深く話していたのを覚えています。

今回の演目は、桂しん吉「眼鏡屋盗人」、桂小米朝「かけとり」「愛宕山」、桂米朝「ぬけ雀」「算段の平兵衛」でした。
その「算段の平兵衛」(さんだんのへえべえ)から今回のコトバは持って参りました。

「算段の平兵衛」ってとても面白い落語なんですが、運悪く死んでしまった庄屋さんを、みんなでどついたり、蹴ったり、崖から落としたりするんで、ちょっと縁起でもない話なんです。
その庄屋さんを最初に死なせてしまうのが、算段の平兵衛なんです。

算段の平兵衛ってのは定職にもつかず、今でいうとブローカーみたいな仕事をしてたんです。
それでも入ったお金はすぐにバクチですってしまうので、いよいよ明日の食べる物もなくなってしまうのです。
そんな状況になった平兵衛とおかみさんのお花さんの会話です。

平「味噌は?」
花「ない」
平「しょうゆは?」
花「ない」 
平「砂糖は?」
花「ない」
平「なんか切れてないもんはないのんか?」
花「包丁が切れてない」(笑、うちの包丁も同じでーす)
平「まったく・・拍子の悪い時はタバコまで切れてる・・タバがのぉてコーばっかり
この葉っぱが無くなって、粉だけになってしまったタバコを苦労してキセルに詰めて、吸ってみせるところが面白いんですよ。
さすが人間国宝、米朝師匠です。
ちょっと声に元気がなくなってきたように思えますが、まだまだがんばって欲しいものです。


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