ゆりばら精神科の病気について

 

神科の病気というと、身体の病気のようにはわからないことが多いのではないかと思います。どんな病気があるのかということさえあまり知られていないのではないでしょうか。最近ようやく、鬱病や分裂病、思春期痩せ症などがマスコミをはじめいろいろなところで取り上げられるようになったので病気の名前だけは知られるようになってきたと思います。しかし、それらの病気がどういうものなのかということはなかなかわからないと言うのが実際の所ではないでしょうか。それに、身体の病気には誰でもなることがあると思っていますが、精神の病気には誰がなるのか、身体の病気のように誰でもなるのかなどのことはよくわからない人がほとんどではないでしょうか。しかし身体の病気に誰でもがなる可能性があるように、精神の病気にも誰でもなる可能性があります。身体の病気に風邪のような軽いものから癌のような重いものがあるように精神の病気にも軽いものから重いものがあります。それに身体の病気と精神の病気を簡単に分けることもできません。身体の病気に続いて精神の病気が起こることもあるし、精神の病気から身体の病気が起こることもあります。人は身体も心も一つになって生きているわけですから切り離すことができないし、どちらも大事なものです。できるだけ自分を大事にし、また周りの人も大事にできるように心も身体も不調だと感じたら早く信頼できる医療を受けることが大事です。 文責 M.Nakano

 

精神科の主な病気

メモ神経症  

不安が症状の中心にあるもの。たとえば、狭いところが怖い、逆に広いところが怖いなど(不安神経症)。繰り返し同じ事を考えたり行動してしまうもの。たとえば、ガスの火を消し忘れたと心配して何回も見直しても気が済まない、汚れていないのに手を何十回も洗わないと安心できないなど(強迫神経症)。身体のいろんな部分が調子が悪いと感じるが身体には異常が見つからないもの(心気神経症)。いくつもの種類があります。治療には、精神療法、カウンセリングが中心になります。それに精神安定剤という薬も補助的に使います。気持ちを和らげることができ中心の精神療法に向かいやすくなります。

精神分裂病  

 現実にないものが聞こえたり見えたりする幻覚、実際にいない人につけられたり、悪口を言われたりすると思いこむ妄想が症状の中心です。そのために家に閉じこもって家族とさえ話をしなくなってしまいます。病気になって時間が過ぎればすぎるほど閉じこもって現実の生活から離れてしまうので病気も進んでしまいます。できるだけ早く治療を受ける必要があります。この病気にはいろいろな問題点が指摘されています。まず分裂病という名称がおかしいのではないか。精神が分裂するようにとられて誤解を招くのではないかなどの問題点が言われます。また、精神分裂病と現在言われているものが1つの病気をあらわしているのかについても疑問が言われています。現在でもこのように専門医師の間でも様々な意見が言われています。しかし、まだ未解決な問題が多くあるにしても、治療の方は確実に進歩していると言っても良いと思います。この病気の治療法には薬物療法は現在の所欠かせませんが、精神的なサポート、精神療法が大事なことにもかわりはありません。また精神的なサポートが様々に工夫されて治療に役立っています。精神科の治療を受けることに躊躇せず一時も早く受診して欲しいものです。

 メモ躁病、鬱病、躁鬱病  

 これらの内で最近よく知られてきたのは鬱病でしょう。主に気分が憂鬱になり、意欲がなくなり仕事ができなくなってしまうものです。しかし、中には気分はあまり憂鬱というのが自分自身でわからず、身体の不調が中心になるものもあって、よく内科の病気と間違えられる場合もあります。躁病は普段に比べて格段に元気になり周囲が止めてもお金使いが荒くなったり行動が荒くなり多大な浪費をする心配が起こります。その場限りの考えで軽率な行動をしてしまうので、早く治療を受けさせてあげないと本人も周囲も大きな損害を被ってしまいます。躁鬱病は躁と鬱の状態が交互に現れる病気です。治療には鬱病と躁病はどちらもそれに見合った薬を使用します。それは感情調整剤といわれるものです。気持ちが安定することで治療を受ける人の苦しみをできるだけ和らげます。それと同時に精神療法を行います。薬だけでも回復する人はいますが、その病気になった背景をその人自身が理解するには精神療法が欠かせません。それにより病気の再発を防ぐことも可能になると思われます。そのためにはできるだけ専門医師の治療を受けて欲しいです。

 メモその他の精神科の病気  
摂食障害

 最近多いのは、食事の取り方が極端に少なくて身体に障害が出るくらい食事を制限して痩せる痩せ症や、反対に食べ過ぎと嘔吐とを繰り返す過食症という若い女性が中心の摂食障害という病気があります。現代の女性の生き方の変化、価値観の変化などと関係しながら起こってきている病気のように考えられます。治療が遅れると身体の衰弱がすすんで生命の危険な場合も起こりますから専門の医師の診察を早く受けることが必要です。

 それ以外にも精神科の病気はたくさんありますが、早く適切な治療を受けることができたなら回復することができる病気がほとんどといって良いと思います。
また児童や、前思春期の子供が精神的な危機から登校できなかったりする問題も多くなってきています。

 

身体の病気と同じように精神の病気についても新しいことがこれからも次々とわかってくると思います。精神科の病気について、私ももっと勉強しながら更に新しいものを付け加えてゆきたいと思っています。

 

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